あたしとユウコは、 中学からの友達で、 学部も一緒だし、 同じ授業ばっかだからいっつも一緒にいるようなかんじ。 トミタは、 あたしとトミタが2人で入った学園祭実行委員会で出会った人で。
そして昨日、 その学園祭がフィナーレを迎えました。
あたしにとって、 トミタとの唯一のつながりであるその委員会が、 終わりました。 2回生になっても続けたい、 って思っても。 全員が上に上がれるわけではなくって。 16名くらいのところから、 5名の選出です。 で、 あたしは多分、 その選出に選ばれることは、 ない。
あたしはそのことにかなりヘコんでいて、 何も考えられないくらいになっていて、 何日か前にトミタつながりで友達になったやつと夕飯食ってるときに、 やけくそで「あたしは上がらない」って言った。 ほんとのとこは「上がりたいけど上がれない」が正解。 その時は、そう言ってしまってからスッキリした。 上がりたくて仕方なくて、 だけど上がれないだろうって事実は、 あたしをずっと痛めつけてたから。
んで、 今。 あたしはとりあえず「上がりたい」って思ってた。 補佐になるかどうかが決まるまでは、 みんなと同じ気持ちでいられるから、ね。
今日、 学園祭の後片付け日。 あたしとユウコは仕事が終わって、 さあ帰ろうかって時に、 まだ仕事中だったトミタに会った。 あたしとユウコはなんだか帰るのがもったいなくて、 バスもまだきてなかったし、 バスの時間まで、だらだら作業中のトミタのそばにいた。 簡単な力仕事を、仲のいいじょーしんさんとやってるトミタと、 普通に、話してた。
トミタ「これで終わりやなぁ〜(-.-)」
あたし「え?トミタは二回に上がるんじゃないん?(・o・)」
あたしはユウコから、 トミタは多分二回になっても委員会を続けるって、 続けられるだろうって言ってた、て聞いてたから。 驚いてた。 ユウコが、 トミタが上がるのを知って自分も上がりたいと思っていたのを知っていたし、 あたしも、 それを聞いてかなりヘコんだから。
トミタ「ん〜多分上がれないと思う…(^_^;) てか自分はあがらんのやろ?(・_・)」
あたし「いやあたしは、 上がれたら上がりたいと思ってるけど、 多分無理ってのがわかってるって感じ(-_-;)」
トミタ「ふぅん(・・;)」
…あたし、 トミタに委員会やめるかもって、 話したことなかったと思う。 なんでやめると思われてたのか、 よくわかんなかった。 てか、あたしが「上がらない!!」って言ったときにそばにいたのは、 男2人と女1人。 男のほうのどっちかから漏れてんだろうな、ってのは確実。
ユウコはそれを聞いて、 今まで、 「めっちゃ2回に上がりたい!!(>_<)」 って言ってたのに、 「え〜どうしよう(-_-;)」 って顔をした。
…。 なんかよくわかんない。 なんか、 …色々と、書きたいことがあるんだけど。 毒女的には。 なんだかユウコに腹が立って、 だけどそれは汚い感情なので。 心の中に沈殿させる努力をしようとしました。 ユウコの気持ちがよくわかる。 よくわかるんだけど、 ユウコの中に女の汚さを見て、 女の単純さを見て、 あたしはそれを嫌悪したのでした。 …それだけのハナシよ。
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