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猛毒。
リョウ
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2001年11月05日(月)
フィナーレ。

あたしとユウコは、
中学からの友達で、
学部も一緒だし、
同じ授業ばっかだからいっつも一緒にいるようなかんじ。
トミタは、
あたしとトミタが2人で入った学園祭実行委員会で出会った人で。


そして昨日、
その学園祭がフィナーレを迎えました。


あたしにとって、
トミタとの唯一のつながりであるその委員会が、
終わりました。
2回生になっても続けたい、
って思っても。
全員が上に上がれるわけではなくって。
16名くらいのところから、
5名の選出です。
で、
あたしは多分、
その選出に選ばれることは、
ない。


あたしはそのことにかなりヘコんでいて、
何も考えられないくらいになっていて、
何日か前にトミタつながりで友達になったやつと夕飯食ってるときに、
やけくそで「あたしは上がらない」って言った。
ほんとのとこは「上がりたいけど上がれない」が正解。
その時は、そう言ってしまってからスッキリした。
上がりたくて仕方なくて、
だけど上がれないだろうって事実は、
あたしをずっと痛めつけてたから。


んで、
今。
あたしはとりあえず「上がりたい」って思ってた。
補佐になるかどうかが決まるまでは、
みんなと同じ気持ちでいられるから、ね。


今日、
学園祭の後片付け日。
あたしとユウコは仕事が終わって、
さあ帰ろうかって時に、
まだ仕事中だったトミタに会った。
あたしとユウコはなんだか帰るのがもったいなくて、
バスもまだきてなかったし、
バスの時間まで、だらだら作業中のトミタのそばにいた。
簡単な力仕事を、仲のいいじょーしんさんとやってるトミタと、
普通に、話してた。


トミタ「これで終わりやなぁ〜(-.-)」

あたし「え?トミタは二回に上がるんじゃないん?(・o・)」


あたしはユウコから、
トミタは多分二回になっても委員会を続けるって、
続けられるだろうって言ってた、て聞いてたから。
驚いてた。
ユウコが、
トミタが上がるのを知って自分も上がりたいと思っていたのを知っていたし、
あたしも、
それを聞いてかなりヘコんだから。


トミタ「ん〜多分上がれないと思う…(^_^;)
    てか自分はあがらんのやろ?(・_・)」

あたし「いやあたしは、
    上がれたら上がりたいと思ってるけど、
    多分無理ってのがわかってるって感じ(-_-;)」

トミタ「ふぅん(・・;)」


…あたし、
トミタに委員会やめるかもって、
話したことなかったと思う。
なんでやめると思われてたのか、
よくわかんなかった。
てか、あたしが「上がらない!!」って言ったときにそばにいたのは、
男2人と女1人。
男のほうのどっちかから漏れてんだろうな、ってのは確実。


ユウコはそれを聞いて、
今まで、
「めっちゃ2回に上がりたい!!(>_<)」
って言ってたのに、
「え〜どうしよう(-_-;)」
って顔をした。


…。
なんかよくわかんない。
なんか、
…色々と、書きたいことがあるんだけど。
毒女的には。
なんだかユウコに腹が立って、
だけどそれは汚い感情なので。
心の中に沈殿させる努力をしようとしました。
ユウコの気持ちがよくわかる。
よくわかるんだけど、
ユウコの中に女の汚さを見て、
女の単純さを見て、
あたしはそれを嫌悪したのでした。
…それだけのハナシよ。





2001年11月06日(火)
百円ライター。

今日、高校の友だちにヒサシブリに会った。
Mちゃんって、いう子。
2人して、
なんだか、
「うまくいかない人生」
ってヤツ、に、ついて。
語り合った。


あたしはガラムを吸っていた元彼のことについて、
Mちゃんにちゃんと話してなかった。
それなりに好きで、
泣いたりもしたけど、
自分の馬鹿さ加減にほんと自分で呆れてて、
付き合ってる最中は誰にもいえなかった。
そんな付き合いだった。


今振り返って、
馬鹿だったなぁ思うし。
遠距離恋愛で、
二股ってのとはちょっと違うけど、
浮気されて。
別れた。
馬鹿みたい。


どういうヤツかなんて、
友達でいるときから、
身にしみてわかってたはずなのに。
わざわざ傷つくために付き合ったみたいな、
そんな感じ。
いい経験になったとは思うけどね。




そんな話をしたせいかどうか、
なんだか落ち着かない一日でした。
トミタに、
「今までおつかれさん♪またみんなで遊ぼうぜっ」
みたいなメールを送って、
しばらく後に返事が来て、
「またとんでもない企画たてるから楽しみにしてて」
みたいな返事が返ってきた。
とりあえず、
その約束がかなえられるまでは、
委員会が終わってもまだ、
つながってられると思うと。


少しだけ、ほっとした。


煙草を吸おうとしたら、
トミタにライターを貸したままで、
煙草が吸えないことに気がついた。
百円ライターだから別にいいんだけど、


もうちょっと高いライターなら、
返してもらうのが口実で、
会えたかもしれないのに、
ってちょっと思った。





2001年11月07日(水)
楽。

本日、
午後の授業をサボッて、
ユウコと2人カラオキにいってまいりましたっ☆
やっぱ学園祭終わってから暇で、
鬱屈のたまってる2人。
3時間大暴走。
残り30分、ってとこで、
あたしの携帯にトミタよりメール。
ライターないから煙草吸えねーぞコラ、っていうメールの返事で、
で、


トミタ『今どこ?学校?』

あたし『いや、ユウコと2人で授業さぼってカラオキッ』

トミタ『飯食う?』

あたし『食う食う食うッ☆  
    なに、オゴリ?』

トミタ『当然!
  じゃあ7時くらいまで適当に時間つぶしといて〜』


ってコトで。
ユウコと2人でテンションあがりまくって、
それから約一時間半後、
トミタが合流。
某和食レストランにてお食事でゴザイっ☆
とりあえず酒を頼んで、
委員会のこととか、
友達のこととか、
これから遊ぶ計画のこととか、
いろいろしゃべった。


で、結構金がいっちゃって(笑)
3人で5600円也とかで。
さすがにトミタ1人におごらせるにはヤバイ金額だけど、
あたしたちが「出すよ」って言ってもきかない子だし。


ってことで、
「財布中身チェーック!!」
つって財布取り上げて、
トミタと2人して千円ずつつめこんでみました。


これから遊ぶ計画とかを、
ごく自然に、
たてられてた。
遊園地とか、
オールカラオケとか、
そんなんだけど。
計画を立ててるときだけは、
ちゃんとなんか、
連絡とっていいんだって言う安心感があるから。


楽。


トミタとは、
ふたりで話しててもみんなで話してても、
楽。
やらかい空間が、
楽。
あたしを決して、
女扱いで甘やかしたりはしないし、
だけどちゃんとそれなりに気配りのできるヤツ。


楽。


…このまま、
こんな風に友達関係が続くってのが、
あたしが一番求めてることなのかもしれない。
何か他の形の関係になってしまうのは、
怖いな。




2001年11月08日(木)
あの人の目線。

今日。
ユウコが時々、暗い目をしていた。
ため息をついてた。
原因が誰なのかは、わかってた。
聞くかどうか迷った。
でも、やっぱり。聞いちゃった。

あたし「どーしたん、ユウコ(・_・)」

ユウコ「…いや、うん。
    ほんま大したことじゃないねん…(-_-;)」

あたし「えええ??(゚-゚)
    ええっと、
    聞いて欲しくなかったら聞かない。
    話してもいいんなら教えてや」

ユウコ「…あのな、
    昨日トミタと夕ご飯、一緒に食べたやん(-.-)」

あたし「うん(・_・)」

ユウコ「その間中な〜、
    トミタ、うちと目ェ合わしてくれなかってん…(ーー;)」 

あたし「目が合わなかった…。
    うちバリバリ合ってたよ?(・・;)」


あたしは元々ひとの目を見て話す癖があって、
これが苦手なひともいるみたいなんだけど、
小さい頃から、
「話してる人の目を見て話を聞きなさい」
って教え込まれてきてたし。
…トミタも別に、それが苦手だと感じたことない。
実際、昨日の晩、あたしはTとちゃんと目を見て話してたし…


ユウコ「避けられてるっぽい…(T_T)」


避けられてるとすれば、
それは、
ユウコの気持ちにトミタが気がついてしまってるってこと、
だよね。


そこで「避ける」のかよ。
自分から食事誘っておいて、
「避ける」のかよ、トミタ…。


中途半端。
馬鹿。



2001年11月09日(金)
ピンポン。とりあえず君との関係を。

本日学校で、ユウコと2人、昼休み。
トミタからお電話。

トミタ「今ローソン前いるから来て!!」

とりあえずあたしローソン前に行くと、
トミタと良ちゃんがベンチでだらだらしてた。
用は、
この前トミタと夕飯食ったときに話題に上ってた、
仲間内オールカラオキのこと。
日にちとメンバーのことについてのお話合いでした。
めったに授業に出ないトミタと、
委員会でもないのに学校出会うのは変な感じで、
委員会が終わったら会えなくなるんだろうなぁ、
とか普通に思ってたのに。


全然、会ってるし…。


嬉しいけど。
いや、嬉しいんだけどね。


とりあえず昼飯食うことにして、
ローソンでお買い物。
トミタのオゴリでカルボナーラ買ってもらったら、
ちょうどそこにジャイが来た。
ジャイ、
あたしのカルボナーラを取り上げようとするし…。
普通に蹴られたし。
ハイ最悪。


んで5人で飯食いつつ、
カラオキについて語り。
話まとまらず。
脱線しまくり。


そのうちジャイが部活のために帰って、
良ちゃんがバイトで帰って、
で。
残された、
あたしとユウコと、トミタ。


トミタは今日友達とバーで飲むとかで、
その待ち合わせ時間までが暇らしくって、
外が暗くなってきてて、
普通に寒かったんだけど。
ほっとけないし。
待ち合わせの時間まで遊ぼうか、って言ったら。
普通に、トミタうなずくし。


結局3人で、
卓球することに…。
トミタは卓球はじめてとかで、
あたしも激ヨワだから、
かなりレベルの低い戦いが繰り広げられました。
だけど、
なんかすげー、楽しかった。
ユウコが、
今日はトミタがちゃんと目線をあわしてくれるって言って、
笑った。
あたしは「よかったね」って言った。


委員会が終わって、
会えなくなるんだって言うプレッシャーが、
あたしの上にけっこーな重量でのしかかってて、
あたしはそれが、
意外にストレスになってたらしくて、
しんどくて、
テンションが、
だだすべりだった。


ユウコとトミタが仲良くしてるのは、
見てて、
ユウコの友達としてのあたしは嬉しくて、
トミタを好きだと思うあたしとしては不安で、
自分でも収拾のつかない感情があるけど。


ま、いーや。
…なんか、今、楽しいし…。
遊び友達でいいから。
会えればいいな、なんて。
馬鹿だと思うけど。
実際それが本心だった。
友達だけど、
用もないのに一緒にダラダラいるようなそんなんじゃないよね、
ってまだ思ってて。
あたしが求めてるのはそういう、
ほんとだらだらな友達なんだけど。
トミタにとってあたしとか、ユウコは、
どれくらいのレベルの友達なんだろう?とか思う。
…馬鹿かな。
馬鹿だな。


とりあえず次の遊びの計画の実行までは、
だいじょーぶ。
連絡取れる、口実ができた。…そんな感じ。



2001年11月12日(月)
ウルフ。

昨日髪の毛を切った。
「軽くウルフにしてください」
と言った、
あたしが馬鹿でした。
あたしのなかでは、
「ちょっとだけウルフっぽくしてください」
ってつもりだったんだけど、
床屋の野郎。
すくすく。
切る切る。
ってかこれ、
「ウルフっぽい」
とちゃうやん?



ウルフやん?



て感じでちょっとヘコんで学校に行った。
とりあえず学校出会う女の友達はみんな、

「リョウ、髪の毛切った?」
「かわいー」

とか言ってくれるんだけど。


あたしが先生の研究棟かに出ようとしたその時、
ドアの向こうを不意に、
学内であまり出会うことのないはずのサボリ魔ジャイが、
通りかかり、
通り過ぎ、
戻ってきた。


「きもちわるっ」


以上。


コラ。
コラコラコラコラコラコラコラコラコラ〜ッ!!!
気持ち悪って!!
一言かい!!
あたし生まれてからけっこーたくさん髪の毛切ってきたし、
いろいろと冒険もしたけど。
きもちわるって言われたのは、
初めてでした…。
ステキな初体験をアリガトウ、ジャイ。
…くそジャイ…。


…トミタは、
この髪形見て、
なんて言うかな…。




2001年11月14日(水)
幸せと呵責。

で。
明日の夜は、
いつものメンバ+αでオールカラオキ大会でゴザイヤスッ☆
総勢13名。
はりきって集合かけすぎ。


委員会の本部に少し寄った後、
ゆうこと2人して、コンビニに飲み物買いに外に出た。
ら。
そこにトミタの姿。
カラオキの話(集合時間と集合場所)をしなくちゃいけなかったし、
ちょうどイイと思ったけど。
髪の毛切ってから初めて会うんで、
ニワカにドキドキしてたんだけど。


…てか。
無反応…。
オウッ!みたいな挨拶はしてんのに…
んであたしがヘコんでコンピニに向かったら、
トミタからメール。


『かわいいよ☆』


…よし、
なんかからかわれてるねっ☆


あたしとトミタはそんな軽い褒めコトバをかわすような、
そんな友達づきあいじゃない。
どっちかってーと、
攻撃しあったりイヤミいい合ったりしてる。
ので。
コレは単なるネタなのでした…
くっそあの男ッ(笑)



この後、
とりあえずトミタと、
あんまり顔合わしたことはないんだけどカラオキに初参加するイディリー兄さんと、
良ちゃんと、
あたしとゆうこで、
この寒空の下、屋外会議。
結局2.3時間は外でガタガタ震えてたって計算になります…。
ま、
楽しかったからいいんだけどね。


委員会が終わって、
意外なほどよく、
会える。


委員会の直前なんかは、
トミタはバイトが忙しくてほんと会えてなくて、
作業があるはずなのに全然会えなくて、
それなりにつらかったので。


なんだか今は、
幸せです。


…という態度のせいか。
あたしの気持ちに気がついてきてるのか、
わからないけど。
最近ゆうこが、
なんか考え込んでるときがある。
あたしも結局単純な女だから。
バレるかもなって、
気はあったけど。
たとえ気がついてても、
ゆうこはそれをあたしに、
告げはしないだろうと、
思う。


微妙な幸せと、
微妙な良心の呵責。


…やっぱ、女って…
男で友達を無くすのかな??