Movin'on without you
mako



 変化。

ひさびさに、情緒が乱れた。
胸が、痛い。

あの、締め付けられるようなもどかしさを、
手に入らない切なさを、
突然こみあげてくる、涙の衝動を、

弱い人間だ、とつぶやくことで、
バランスをとってみたり。


春から、また、
あたしは、別の街に、住む。

あなたの居る街から、
電車で2時間もかかる、
あたしには、とてもとても遠い街に。

それは、すなわち、
あなたとの分かれを、意味するのだろうか。

あたしが会いに行くことで、成り立ってた、
あたしたちの、いままで。

この関係は、変化するのだろうか。

環境の変化に合わせて、変われなかったいきものには、
死、という終着点が、待っているように。

あたしたちの関係は、
ちゃんと、変化に適応できるんだろうか。


ここで終わるふたりじゃない、と
信じてるんだけどな。
心のどこかでは。

じゃなかったら、最初から、始めてない。


2008年03月09日(日)



 失敗。

どうしてあたしは

触れられると、好きになってしまうんだろう。


もう
恋はしないって決めたのにな。

近くにいない会社の上司なんて
いちばん辛い、対象だと思うんだけどな。


バイバイってした夜に
メールのひとつも来ない相手を

あたしはまた、愛してしまうんだろうか。


もう、やだな。

抱かれても、抱かれなくても辛くなる。




2007年12月03日(月)



 裏切り。

好きって言おう。
ちゃんと伝えよう。

そう、決意して、あなたに会いに行った、その日に、
もう止めよう、
そう、決意させられた。

こんなのって、無い。
流石に、虚しかったよ、あたし。

待たされるのも、
冷たくあしらわれるのも、
全部慣れてる。
それは、昔好きだった人のせいで。

そんなことなら、どんだけでも平気。

でも。
あたしは、あなたと恋愛がしたかった。
まこだから、って言って欲しかった。

セフレになんて
なりたいわけ、ないでしょう?

だから、そうならないように
細心の注意を払ってきたのに。

ここにきて、あたしきっと
気が弛んだんだと想う。
阿呆だなあって、そう、自分のこと
第三者が見るみたいに見たときに
もう、止めようって、思った。

あたし、自分に甘いから
自分で決めた約束も、すぐ、破るけど
自分のために、守るよ。

このタイミングで気付くなんて
切ないなあ。

秋なのに。
すきなのにな。



2007年10月10日(水)



 大切なあなたへ。


とても尊敬していた人が
突然に、亡くなって。

あなたに、
ちゃんと、好きだと伝えようと思った。

怖くて、言えなかった。
好きと、口に出してしまったら
離れてしまうんじゃないかと。

でも、
そんなことは、
「明日」があるからこその考えだと
よく、わかった。

目の前にいてくれる人のことを
大切にできるのは
その瞬間、だけ、だ。

それは、
2人の関係がどうであろうと
関係ない。

今度、伝えよう。
いつか、言おう。

いつかが来る保証なんて
ほんとうは、どこにもなくて。

なのに人は
無条件に、明日が来ると、信じてる。

他人の明日も、
自分の、あしたも。


次に会ったとき、
ちゃんと、伝えよう。

だいすきだよ。
たいせつに想ってるよ。
って。

ありがとう。って。
幸せだよ。って。


尊敬していた人は、最期まで
たくさんのことを、あたしに
教え続けてくれました。

あたしもそんな、
人間で在りたい。





2007年10月08日(月)



 こころの壁。

誰しもが、心の中に
バリアを張っていて、

それは、
自分が傷つかないようにだったり
他人を傷つけないようにだったり
存在意義は様々なんだけれど

すなわち
絶対に踏み込まれたくない
境界線みたいなものが
必ずあって

高さも形も厚さも
人によって異なる、
その、大きな、壁。

人と人との関係って
要するに、この壁を時に開けたり
開けられなくて苦しかったり
そのあたりがいわゆる悩みとなって
顕在化するんだろうな、とか
解ったようなことを思ってみたり。



あたしはたぶん。
見た目には、壁の高さは低いんだろう。

でもそれは実は違って
ほんとうは、とても、壁が厚い。
そして、高い、

ほとんどの人が
そこからの進入を拒まれて
あたしとの関係に挫折してく。

だからあたしは、
他人と「きちんと」向き合えない。

でも、それでいいんだ。
ほんの一握りの人と
ちゃんと信頼しあえていれば
あたしは、それで、幸せ。


その話をあなたにしたら
「多分、俺のが高いよ。その壁。」
あなたは、言った。

うん、知ってるよ。
ずっと、知ってたよ、

だって、わかるもん。
たぶん、同じだから。

笑顔を作るのが上手で
一見とても、人当たりがよくて
だけど、絶対に本心を見せない。

作られた笑顔の裏にある
あなたの本当の気持ちには
誰も、入ってけない。

出逢ったときから、知ってた。


だから、あたしは
あなたの壁の中に
無理矢理入ろうだなんて
ぜったい思えない。

怖くて。

拒絶されることを知ってたから。

だけど、本音を言うと
その中に、入りたいんだ。
あたし。
入れて欲しい。

ほんとうは
あたしの望んでることは
それだけなんだよね。

かけがえのない、存在になりたい。


高い壁をあたしたちは
お互い崩せないまま
偽りの中でこうやって
関係を続けていくんだろうか。

そんなのは、寂しすぎるから。

だから、信じてる。
いつの日か、お互いが
お互いにとってかけがえのない存在に
なれる日が、絶対にくるって。

信じてる、よ。





2007年10月04日(木)



 我儘と本音の境界線。

女の子は、
ちょっとくらい、わがままでいいんだよ。

あなたが、言った。

それは、あなたが、過去に
わがままを許してきた女の子たちが
沢山いたからなんだろう。

でも、
あたしが、本当に言いたいわがままは
多分あなたには、
一生言えないんだ。

「あたしと一緒にいて」
っていう、わがまま。

だからあたしは、
なるべくなるべく、あなたが、
可愛いなぁ、と思えるようなわがままを
好きだと思えるようなわがままを、

言葉を必死に選んでから、
話す。

そうやっている限り
あなたはきっと
女の子は少しくらい
ワガママな方が可愛いから、って
あたしに言ってくれるだろう。

あたしのホントの気持ちなんて
なにひとつ、知らないままに。


好きだ、とも素直に言えないこの関係には
いつか終わりが、来るんだろう。

それでも今は
終止符を打つ事なんて
ほんのすこしも、考えないんだけれど。



2007年10月03日(水)



 秋の雨の夜。


だめだね。
足りないところばかりを
数えるようになってしまう。

帰り際、
あなたがちゃんと、キスしてくれる、
それはとても、幸せなことのはずなのに。

一緒にいる間は
ずっと、手を繋いでいてくれる、
それはとても、幸せなことのはずなのに。

夜ご飯がおいしかった話を、
あたしの前で
そんな無邪気にしないでほしい。

動物園に行った話も
聞きたくなんて無い。

ほんとうは、ね。

でも笑って答える。
顔色ひとつ、変えずに。

いつの間にか、身に付いた。
二十歳の頃とは、
あたしも、変わってしまった。


ほんとは。
独占心だって人並みにはあって
いつもずっと一緒にいたくて

あたしだって休日に
一緒に歩きたいよ。ほんとうは。

そんなことをあたしが思ってるなんて
あなたは知らないだろうし、
あたしも、見せないけど。

時々、苦しくなる。
特にこんな、
雨の日の、別れ際は。


あたしたちの出逢いって
運命じゃないのかなあー。

運命だと信じてるけど。
でも、やっぱり、寂しいね。

この寂しいって感情にだけは
どーにもこーにも
勝てそうにない。




2007年10月02日(火)



 ただ出逢えたことに。


この日記を
初めて綴った日から
今日で、6年が経ちました。

あたしを支えてくれたすべての人。
この文章を読んでくれているすべての人。
あたしが愛したすべての人。
あたしの周りのすべての人、に。

感謝でいっぱいです。
ありがとう。



あたしが、いま、大好きな人との
間柄は、とても細い糸が
すごく儚く結んでいるだけの関係だけど

その細くて儚い色の無い糸を
お互いが、必死で切らないように
結びつけておくために
保とうとしています。きっと。



日記を綴り初めて6年。
たくさんの恋をして、
そのたびに抱える幸せや痛みがあって。

でも、その全てがあたしには宝物で。
何物にも変えられない、人生の思い出です。



そしていま、あたしは、
おそらく、人生最後の
本気の恋、と向き合ってます。


あなたといま、ここで出逢ったことも
定められていたことなのだとしたら

あたしができることは
あなたの、抱えているその何かを、
少しだけでも、一緒に運ぶこと。

あなたの長い人生のその一時期に
荷物を共に運んだ女になりたいのです。


あなたの幸せを
ほんの少し、助けられればいい。
ほんの少し、見守れたらいい。
永遠では決してなくても、
ほんの少し、でも。

そうして、
あなたの記憶のひとかけらになれたら
あたしの、願は、いまはそれだけ。


大切な大切なあなたへ。
大好きな人へ。




2007年09月29日(土)



 甘えと弱さ。


この恋は
お互いの、大切なひとたちへの
甘えの上に、成り立っていて

「巻き込む人が多すぎる」

旅先で出逢った
全然知らない、年下の女の子にも
そう、言われた。正論。


けれど‥
やめられないんだね。あたしは。
きっと、じゃなくて
たぶん、でもなくて
絶対。間違いなく。

あなたに触れてると、落ち着く。
あなたに触れられると、ドキドキする。

そんなひとつひとつの感情が
大切で、愛しくて。
あなたと過ごす時間が、
大切で、愛しくて。

すごく、好きで。


だから、ごめんなさい。神様。
そして、あたしたちの大切な人。

もう少しだけ。甘えさせて。
このままで、いさせて。



2007年09月27日(木)



 いつかの文章。


昔、書いた日記が出てきた。

明日から、少しの間、旅に出ます。


++++++++++++++++++++++++

夜、離れるのが、しんどい。
次会えるまでの時間が、泣きそうになるほど苦しい。

自分で決めたことも守れないくらい、
そう、あたしは、弱いにんげんなんだ。

マイナスの気持ちは、すぐに大きくなる。
何もしなくても、
放っておくだけで膨れ上がる。

だからあたしはそう。
理性という名の理論で
まるで呪文を唱えるかのように
そんな気持ちを打ち消す。必死に。

それでも、君と一緒にいたい気持ちは変わらないよ。
モラルも理性も秩序も全部踏み倒して
ひとつになりたい。それだけでいい。
そんな風に思う夜だって、いくつもある、
今夜がまさにそうなように。

だけど
それ以上に、必要とされたい。
どっからどう見ても、あなたの人生にはあたしが必要だった。
そう想い続けられる、存在になりたい。
それを願う。強く強く強く。


2007年09月21日(金)
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