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しもさんの「気になる一言」
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2020年10月03日(土)
奇跡の1枚は意外と相性が良い場所で

大学時代のゼミ仲間に、プロの写真家がいる。
写真集「砂の大陸」(写真家・相原正明)を出版し、
オーストラリアの魅力をたっぷり伝えてくれた。
その彼が、YouTubeなどを通じて、
「カメラの上達方法」について話していたのでメモをした。
(1)毎日撮ること
(2)楽しいと言う気持ちで撮る
(3)相性の良い場所を見つける
(4)カメラを常に持ち歩く
毎日撮ることにより、(被写体は何でもいいみたいだが・・)
カメラが体の一部になるようにしておく感覚を身につくし、
毎日撮ると自分の好みの光がわかってくるらしい。
この「自分の好みの光」ってかっこいいなぁ、と思った。
また「楽しいという気持ちで撮る」というアドバイスも、
「カメラという機械を通して撮っている人の気持ちが出てしまうから、
最後心に残るのは気持ちが入ってる写真」と言い、
「お母さんが撮るお子さんの写真には絶対かなわないよ、と纏めた。
さらに「相性の良い場所を見つける」という説明には頷いてしまった。
そして「奇跡の1枚は意外と相性が良い場所で」というフレーズが、
心に残ったのは言うまでもない。(私の場合、柿田川公園なのだが)
そして、最後のアドバイスは「カメラを常に持ち歩く」。
彼にとって神様のような存在の写真家から、
「いつでも、どこでも、どんな時でも」シャッターチャンスを逃さない、
「トイレに行く時もカメラを持っていく」ことを教わったと振り返る。
彼のSNSの投稿を見ていると、本当に実践していることがわかる。
「どうして、プロの写真家がこんなものまで撮るんだろう?」
そんな私の疑問を一掃してくれた「カメラの上達方法」だったなぁ。



2020年10月02日(金)
こちらは呼び出しボタンです!!

洋式トイレに入った途端、目に飛び込んできた
真っ赤なマジックで描かれた文字「注意!!
その下に「こちらは呼び出しボタンです!!
具合が悪い時に押してください
流す際は、タンク横にレバーがあります。」
どうやら、この文から推察すると
非常用のボタンを押してしまう人が多いようだ。
しかし、利用者からすると無理もない。
「流す」際も「大」「小」のボタンを押すタイプが増え、
タンク横のレバータイプの方が少ないのだから。
意識しなければ、何気なく、近くにある「ボタン」を押す。
トイレのように、老若男女が使う器具の場合、
基本の機能は同じにしないと、誤操作されても仕方がない。
最近では、流さなくても、勝手にトイレが感知し、
水を流してくれるタイプもあるので、流さずに出ていく人が多い、
そんな話をトイレを清掃してくれている人に聞いたことがある。
便利になるのはいいけれど、小便、大便くらい、用が済んだら、
紙で拭き、水を流すくらいしようよ、と訴えたい。
そこまで「便利」にしなくても・・が本音かな。



2020年10月01日(木)
人に嫌われるのはいい、でも家族への脅迫は・・

映画「黒い司法 0%からの奇跡」
(デスティン・ダニエル・クレットン監督)から。
映画「グリーンブック」(ピーター・ファレリー監督)では、
「才能だけでは十分じゃないんだ。勇気が人の心を変える」を
ピックアップしたが、アメリカ南部の黒人差別は、
昔はこんなにすごかったのか・・と考えながら観ていたが、
メモの年代を見て驚いた。
ずっと昔の話ではなく、ほんのちょっと前の話だったから。
映画「グリーンブック」でも私は既に生まれているし、
今回の作品では、私はなんと成人として働いていた。(汗)
そんな年代に、こんなことが起きているとは・・愕然とした。
さらに、差別撤廃のために立ち上がった主人公だけでなく、
それを応援しようとした、白人にまで火の粉が降りかかる。
非難覚悟で活動している自分は何されようと諦めているが、
「人に嫌われるのはいい、でも家族への脅迫は・・」
と訴えた白人女性の気持ちが心に刺さった。
現代でも変わらない、匿名での誹謗中傷や脅迫は、
自宅に爆弾を仕掛けたなどの家族まで巻き込んだ脅迫だったから、
その卑劣さが際立った。
最後に残った感想は、主人公に卑劣な態度をとった警察官たちは、
何も処分されないのだろうか・・という疑問。
弁護士が身体検査だと言われ、全裸にさせられたシーン、
理由もなく車を止めて降りろ、と銃口を向けたシーンなど、
この屈辱こそが、主人公の絶対に諦めない、という
執念に繋がった気がする。白人たちは自業自得だな。



2020年09月30日(水)
アユだけ通れて、カワウが通れないように

もうしばらくすると、アユが柿田川を遡上し、公園内の舟付場で
産卵するシーンを目にすることができると思うと、ワクワク感とともに、
今年はどれくらい遡上するかな?という心配も重なる。
先日の「柿田川外来種駆除作業」では、その舟付場周辺の外来種、
「ノハカタカラクサ」を袋いっぱいに詰めこみ、
さらに、アユが遡上しやすいように、川の流れを確保しようとしたら、
そんなに広く開けなくていいよ、とアドバイスを頂いた。
理由は「アユだけ通れて、カワウが通れないように」。
アユが水中を泳げる深ささえあればよくて、アユを狙って集まるカワウは、
通れないような草が茂っている方がいいらしい。
毎年、目にする光景なのに、そんな仕組みも知らず恥ずかしかった。
カーチェイスで、追ってくるパトカーを振り切るために、
自分の車やバイクは通れて、パトカーは通れない狭い路地に逃げ込む、
そんな映画シーンを思い出した。
そんな例え話を思い出していたら、オチとなる一言があった。
「サギは上からくるけどね」
確かに、ヘリコプターのように、上から狙われたら、
逃げようがないものなぁ。(汗)



2020年09月29日(火)
ありがとう 君の笑顔は居心地がよかったです

先日、女優・竹内結子さんが自殺し、他界した。
私が真っ先に浮かんだのは、映画作品のワンシーン。
映画「いま、会いにゆきます」(監督・土井裕泰)は、
妻・澪役の竹内結子さんと、夫・巧役の中村獅童さんが、
リアルな世界でも、夫婦になるきっかけとなった作品、
と記憶している。
この主人公2人が、まだ高校生の頃の卒業式シーン、
彼女が彼に「書いて」とよせがき帳を渡し、
受け取った彼は、こんなフレーズを書いた。
「ありがとう 君の隣りは居心地がよかったです」
作品名もストーリーも、うる覚えだったのに、
なぜこの一言がふっと浮かんだのか、自分でもわからない。
けれど、私にとって印象に残る一言だったに違いない。
誰かと別れることになった時、こんな台詞を言われたい、
そんな想いが頭のどこかに残っていたのかも。
テレビで何度も拝見した彼女の笑顔は、白い歯がこぼれ、
ホッコリさせられる居心地の良さが感じられた。
だから、彼女の他界に対して、
「ありがとう 君の笑顔は居心地がよかったです」を
残しておきたいと思う。ご冥福をお祈りします、合掌。



2020年09月28日(月)
授かり婚

入籍はしたけど、コロナ禍の影響で、結婚式を延期した。
そして近々出産・・そんなケースを想定できず、
結婚式の後、すぐ出産と知って「できちゃった結婚?」と訊いたら、
今は「授かり婚」というらしいことを知った。
冒頭のケースは、ごく普通の結婚と変わりがないが、
ネットで調べたら「できちゃった結婚」とは、
「妊娠したことをきっかけとして結婚すること」
話題の「授かり婚」は、
妊娠が判明したことをきっかけとした結婚を意味する俗語。
いわゆる「できちゃった結婚」という言葉の持つ
マイナスイメージを避けるために、
言い換えとして用いられる言葉の一つである。
「授かり婚」の他に、
おめでた婚、ダブルハッピーなどの語もある、という。
へぇ、そんな言い方をするんだ・・とメモをした。
要は「妊娠しちゃったから、結婚する」というよりも、
「(コウノトリから)授かったので、結婚する」
ということなのかな。(汗)
結婚する前に一度、同棲生活をしてみてから決める、ってのは
とてもいいことだと思う。
毎日一緒にいたいから結婚するんだろうけれど、
いつも一緒にいるってことは、どういうことなのか、を知り、
相手との相性を確かめた後、結婚する方が、理にかなっている。
また、無責任な・・と言われるかもしれないけれど、
「成田離婚」「コロナ離婚」なんて騒ぐよりも、
いいんじゃないかな。
でも「授かり婚」は、認めたくないなぁ、父親としては。(汗)



2020年09月27日(日)
いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府

先日、歴史の番組を観ていて、驚いたこと。
最新の教科書では、鎌倉幕府成立は
「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」ではないらしい。
そう覚えているのは、昭和の教科書で習った人らしい。
今は「いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府」
鎌倉幕府の成立は、源頼朝が征夷大将軍になったとされる
1192年ではなく、武家政権になった1185年ということだ。
説明を聞くと、なるほど・・と思ったが、
歴史の教科書を開く機会のない私にとって、
この番組を見なければ「1192作ろう鎌倉幕府」派だった。
歴史の教科書は、どんどん新しい史実、証拠が見つかり、
学校の指導要領が変わるたびに、歴史の教科書は内容が変わる。
言い換えれば、私たちの覚えていた記憶は、
間違いだったと言われたような気がする。
新しいことが見つかり、歴史が変わるのは仕方がない。
けれど、その変化を周知してくれないとなぁ、と思う。
今では、田沼意次もいい人、で紹介されているらしい。(汗)



2020年09月26日(土)
可能性は生み出すもの

テレビで「体操の内村航平選手」の特集を組んでいた。
全盛期は過ぎだとは言え、やはり私の感覚では、
「体操界の絶対王者」ってイメージだったけれど、
自分の思い描いたように体が動かなく焦り、
さらに想像を絶する怪我の痛さに耐えた、
弱気な一面を見せてもらった。
人生の一番の夢である「東京オリンピック」での活躍も、
メダルどころか、出場すら危ぶまれている状態らしい。
若手の台頭と、自分の体力の限界が重なり、
その心中は、私たちの察するところではない。
それでも諦めずに、黙々と練習を重ねている彼の姿に、
私は心が揺さぶられた。
彼の口から発せられた「可能性は生み出すもの」は、
私が今までずっと大切にしてきた考え方、
「可能性は試みる人だけのもの」と通ずるものがあり、
最後の最後まで、彼を応援していこう、と決めた。
オリンピック開催が一年伸びたこと、
これが彼にとって、どう影響するのかはわからない。
けれど、オリンピック出場の「可能性」はまだ残っている。
なければ、自分で生み出せばいいんだ・・
そう言いたいんだろうなぁ、かっこいいな。



2020年09月25日(金)
公園は、いろいろなものが成長することを感じられる

隣接町の長泉町・クレマチスの丘(ヴァンジ彫刻庭園美術館)で、
「センス・オブ・ワンダー」(もうひとつの庭へ)展が開催されている。
書籍「沈黙の春」の著者、環境問題の危機を訴え続けた、
レイチャル・カーソンに刺激を受けた作家たちの表現がそこにあった。
現代の変わりゆく環境や生態系への関心から、日々繰り返される
ささやかな自然の変化であったり、
身近な自然を豊かに、かけがえのない風景として表現されていて、
久しぶりの美術館に、ゆったりとした時間を感じることができた。
ショップでは、書籍「センス・オブ・ワンダー」「沈黙の春」2冊を、
再読するために購入したが、その他に買ったものは「虫メガネ」。
実は長い間、柿田川公園を撮り続けていると、気付くことが多い。
1日の間の光の変化や、四季折々の景色の変化をはじめ、
樹木も含めた動植物の成長なども気になりだしたから、
タイミングの良い企画展に、刺激を受けた。
私のリュックの持ち物に、虫メガネが増えたことにより、
しばらくは、秋の虫や植物を調べる楽しみが増えたことになる。
公園は、いろいろなものが成長することを感じられる。
また面白いものが見つかったら、皆にお裾分けしたい。



2020年09月24日(木)
意味を探れば体験は違う姿で戻ってくる

映画「キャッツ」(トム・フーパー監督)から。
個人的に「猫より犬が好き」だからではないが、
世界的ミュージカル「キャッツ」を観たことがない。
猫って、何を考えているかわからないから、怖い。(笑)
しかしこの作品を見て、少しだけ「猫」が好きになった。
当然だけど、猫にもいろいろな境遇に置かれた猫がいて、
猫にもいろいろな人生というか、猫生を経験してきている。
そんな視点で、観ることができた気がする。
どんな生き方をしても、新しい人生を生きることを許される、
たった一匹の猫を選ぶ長老の猫がこう呟く。
「幸せの瞬間を体験したのに意味を見失っていた。
意味を探れば体験は違う姿で戻ってくる。
どんな幸せの意味もこの体験には及ばない。
意味の蘇った過去の体験は既にもう1人の体験でなく、
続く何世代にもわたって忘れ得ぬ、
何か言葉では言い難い(イネファブル)ものとして」
辛い体験も、その体験の意味をしっかり捉えれば、
今の幸せがあるのは、その辛い体験があったから・・、
そんな投げかけにも取れた。
字幕をメモしていて「イネファブル」という単語が
2回も登場してきた。
「ineffable」とは「言葉では言い尽くせない、
言葉で言い表せない、言語に絶する、 言いようのない」
という意味。
作品のキーワードかもしれないなぁ。