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しもさんの「気になる一言」
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2019年05月30日(木)
「地方観光地」VS「2500億円」

先日、東京ディズニーシーが発表した、
大規模拡張プロジェクトは、
「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」
と称して、2500億円を投資し、2022年に開園する、
そんな記事を目にして、ふと、思った。
地方の観光地は、この「2500億円」をライバルとして、
インバウンドも含めた観光客をターゲットとした
その魅力を発揮しなければならない、と。
同じように国内のテーマパークも投資するのだから、
それに負けないようなインパクトのある投資が求められる。
そのためには・・と考えた場合、やはり単独ではムリ。
「伊豆・富士・箱根」くらいの広い範囲を、
観光のテーマパークとして、情報発信していかないと、
共倒れになってしまう可能性さえある気がする。
これは、この地域だけの課題ではなく、
全国どの観光地でも、同じことが言えそうだ。
自然の景色がいい、そこに住む人が温かい、なんて、
そんなことでは対抗できない危機感を持たないとまずい。
だから「地方観光地」VS「2500億円」を残そうと思う。
ちょっと・・辛口コメントだけど、それが現実。
その2022年は突然やってくるわけではない。
今から、少しずつ「観光」の概念を変えていかないとなぁ。

P.S.
「 Springs」って「湧き水」のことかな。(笑)



2019年05月29日(水)
わからなくなる時間ってとても大切

BGMのつもりで聞いていたラジオから流れてきた。
「わからなくなる時間ってとても大切」というフレーズ。
今や、ネットの世界では、驚くほどの情報が溢れ、
正しい情報か、間違った情報か、それは別問題として、
なんでも、わかってしまう環境となっている。
「えっ、これ、わからない・・」と口にすれば、
誰かが、ささっとスマホなどを取り出し、調べてくれる。
そのうち「わからない」と言う言葉は「死語」となるかも、
そんなことを心配している1人であるが、
人間の思考を深めるには「わからなくなる」ことは、
大切な体験であり「知識」から「知恵」に変わる過程で、
どうしても必要となることだと思う。
「わからなくなった」後に続く「あっ、わかった!!」こそ、
本当の意味で、自分の身につく「知恵」になることを、
私はずっと言い続けている。
(県下の東部、中部、西部地域で講義をさせていただいた、
「公民館新任職員研修会」でも、講師の役割を
「聴講者をわからなくさせること」と説明してきた)
「わからなくなること」は恥ずかしいことではないし、
逆にどんどん「わからなくなる」体験をして欲しい。
「あっ、わかった!!」という快感、癖になりますから。(笑)



2019年05月28日(火)
この本を読んでみて下さい、僕の気持ちが伝わるはずです

映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督)から。
夏目漱石と太宰治の作品が随所に紹介され、
ストーリーとは関係ないけれど、本好きには堪らない。
主人公の黒木華さん演じる「ビブリア古書堂の若い女性店主」
篠川栞子さんは、本の魅力をこう語る。
「本は私を知らない世界へ、知らない時代へ、
そして知らない人々と合わせてくれる」と。
さらに、時代の背景があるかもしれないが、
自分の気持ちをストレートに伝えるのではなく、
「この本を読んでみて下さい、僕の気持ちが伝わるはずです」
「じゃあ、今度オススメの本教えてください」
「読んで欲しい本があるんです」など、本を通じて、
自分はここに書かれている想い、考え方と似ている・・
そういう表現の仕方って、よほど深く読み込まないとできないし、
それはそれで憧れるけれど、相手も本好きでないと、通じない。
今の私は、書籍より映画かもなぁ、とメモをした。
「この映画作品の登場人物○○の考え方と似ているので、
この映画を観て下さい、私の気持ちが伝わるはずです」と。

P.S.
エンドロールのテロップまでメモしてしまった。
【撮影協力】
沼津市、東伊豆町観光商工課、下田市観光交流課
【エキストラ協力】
フィルムコミッション伊豆、下田市観光協会、東伊豆町
(この団体が、同じレベルで紹介されることが面白いな)



2019年05月27日(月)
あれっ、変わったね。全然、別人!!

退職2ヶ月ほど前に会った女性と、久しぶりに顔を合わせた。
退職後、ちょうど2ヶ月ほど経ってからのことである。
私の顔を見た途端、彼女は、こう呟いた。
「あれっ、変わったね。全然、別人!!」
「えっ、自分ではあまり変わった気がしないけれど・・」
そう返したけれど、どこが変わったのか知りたくなり、
「どこが、変わった?」と訊き直したら
「何か付いていたものが、全部取れたって感じ」だった。
(「きれいさっぱり取れた」って言ったかもしれない(笑))
何が取れた、と具体的に言えるものではなく、
全体の雰囲気なのだというけれど、ちょっぴり嬉しかった。
たぶん、仕事量の多い、少ない、の話ではなく、
管理職のプレッシャーや、年4回開催されるの議会対応の難しさ、
そして、公務員として誹謗中傷を受けなければならない、
私を包む負のエネルギーが消えた、ということに違いない。
情報交換会と称する「飲み会」が減ったことにより、
体内に「アルコール」が蓄積されなくなったこと、
早朝の朝風呂での「半身浴」で、そうした「毒」を、
少しずつ溶かしながら、体の外に出しているのかもしれない。
早寝早起きが、習慣化されたからかもなぁ。



2019年05月26日(日)
スマートフォンのチェックはしないのかな?

米国・トランプ大統領夫妻の「大相撲観戦」をテレビ観戦した。
入場してたきただけで、十両の取り組みから、時間をかけて
結びの一番まで作り上げてくる独特の雰囲気が、一気に崩れた。
私は、誰が観戦しようと、観客は動揺もせず、浮き足立たず、
いつもと同じ雰囲気でお迎えするのが、日本流のおもてなし、
そんなことが出来たら良かったなぁ、と感じた。
意外だったのは「スマートフォン撮影」の規制がなかったこと。
猫も杓子も、大統領に向けて、間近でシャッターを押し続けたが、
スパイ映画「007」のジェイムス・ポンドや
「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントなら、
間違いなく「スマフォ」や「カメラ」に武器を仕込み、
吹き矢のように、一瞬にして仕留めるのに・・とヒヤヒヤしていた。
また、しもさんの妄想癖か・・と思うかもしれないが、
それが、危機管理だと私は思う。
だからこそ「スマートフォンのチェックはしないのかな?」と
久しぶりに私の呟きを「気になる一言」に残すことにした。

P.S. (その他の私のボヤキ)
「神聖な土俵に上がるための階段とかいるの?」
「スマフォで撮影して、そのあとどうするの?」
「すみません、早く座って、取り組み再開しようよ」
「そうか、朝乃山は、横綱と対戦しないまま優勝したのか」



2019年05月25日(土)
「新生」「世代交代」が似合う1日

5月としては、記録的な暑さ「猛暑日」を記録した各地あり、
今までの既成概念を超えた「季節感」を感じた。
「新生・日本の歳時記」と言うべきだろうか。
(俳句の世界の「季語」も、見直さなくてはなぁ。(汗))
大相撲では、平幕の「朝乃山」(25歳)が優勝し、
三役経験のない力士が優勝したのは、なんと58年ぶり。
世代交代を意識させる若い世代の活躍、
これまた「新生・大相撲」と言えるかもしれない。
(なぜか「栃ノ心」の大関復活に、心が震えた私。)
そして、米国・トランプ大統領の来日。
訪日中に予定されている「天皇陛下との会見」は、
国民に「新生・皇室」の素晴らしさを伝える機会。
(特に「皇后陛下」通訳なしの会話が見られるかも・・)
とにかく、いろいろな場面で「世代交代」が進む。
大切なのは「古い世代」が「新しい世代」の活躍を
陰ながら支援すること。
メンバーの高齢化が進んで解散、とならないために、
組織として、業界として、上手く「世代交代」をしたい。
その結果は、すぐに出ないかもしれないけれど、
5年後、10年後に花開くことを、私は知っている。
「継続」も大事たけど「新陳代謝」しないとね。



2019年05月24日(金)
鳩の天敵は、ちっちゃな子供たち

公園管理で一番困るのは、鳥の餌付けをしてしまう人がいること。
本人は、可愛いから・・とか、寂しいから・・かもしれないが、
その後のことを考えていないから、始末が悪い。
お昼の時間帯、お弁当を広げようとする人の近くに、
大量の鳩が近づいてきて、餌をねだる。
食べ始めた人も、鬱陶しいのと、大量の鳩が集まり怖くなり、
食べてるお弁当の一部を遠くに投げて、鳩たちの気をそらそうとする。
その気持ち、わからなくもない。
だけど、鳩はますます集まり、始末に負えなくなるのが現実。
これは、負のスパイラルとも言えそうだ。
まず始めに、何気なく、集まってきた鳩にエサを与える人に対して、
なぜいけないか、それがどのようなことに発展するのか、
しっかりと教える必要がある。
面白いことに、この鳩の天敵は、ちっちゃな子供たち。
何もわからず、追いかけ回すので、見ていて面白い。
幼児たちは「どこへいくの?」「待ってぇ」と叫びながら、
この鳩たちを追っ払ってくれる。
餌付けされた鳩たちの天敵が、ちっちゃな子供たちって、
この関係がたまらなく楽しかったなぁ。



2019年05月23日(木)
不確かな手がかりで勝手に行動しないで

映画「search サーチ」(アニーシュ・チャガンティ監督)から。
作品を思い出すには、解説文の一行で充分であるくらい、
「物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していく」
インパクトの強い作品だった。
というよりも、自分の行動がリアルに映像化されているみたいで、
ちょっびり怖いものを感じた。
マックの起動画面で笑いながらも、えっ、こんなこともできるのか、と
試してみたくなるテクニックが満載で、サスペンススリラーのはずが、
「PC(Mac)の上級編」って感じで観終わってしまった気さえする。
さっそく試して観たのは「Google」の「画像検索」(笑)
(恥ずかしい話、こんなことができるなんて知らなかった・・)
さて、話を映画に戻すが、作品の中で頷きながらメモした台詞が、
最後の大どんでん返しによって、意味が変わってくるから面白い。
「誰かを疑ってもいい。でも動くのは警察よ。
不確かな手がかりで勝手に行動しないで」
「僕が間違ってた、どうすればいい」「何もしないで」
勝手に行動されると捜査が混乱するのかと思いきや・・(汗)
今までの映画のイメージを、良い意味で崩された作品であり、
監督の次の作品が楽しみになってきたなぁ。

P.S.
英語のスペル「haha」が、字幕では「 (笑)」と訳された時は、
思わず、メモしてしまいました、へぇ〜って感じで。



2019年05月22日(水)
日本三名泉

インターネットで見つけた「日本三名泉」。
柿田川大好きの私は、てっきり「泉=湧き間」と思い込み、
「日本三大清流」よりも「日本三名泉」の方が相応しいな、
当然、柿田川湧水群は入っているに違いない、と調べたら、
「有馬温泉(兵庫)・草津温泉(群馬)・下呂温泉(岐阜)」
「あれ「泉」って、温泉のこと?」と、1人で苦笑いした。
「日本三大温泉」なら間違わなかったのに、と思いながらも、
日本って、本当に「三大○○」が好きだよなぁ、と感じた。
この「気になる一言」にも、たぶん何度も書いたが、
人でも観光地でも「勲章は1つでいい」と考えているし、
その1つで情報発信できなければ、数多く勲章をもらっても、
きっとどれもが中途半端な勲章として、輝かない。
ちょっと辛口のコメントかもしれないが、
38年間、行政の最前線でまちづくりをしてきた私は、そう思う。
1つの勲章で脚光を浴び、その後、人気に陰りが見えてくると、
また違う「勲章」を求めようとする。
その繰り返しで、どんどん勲章は増えるけれど、
その肩書き、勲章が重たくて、身動きできなくなるのも常。
もっと身軽に、臨機応変に動ける方がいいのになぁ。



2019年05月21日(火)
「質疑応答」の時間が、一番楽しい

県教育委員会の依頼で「公民館新任職員研修会」の講師を頼まれた。
浜松、静岡、沼津の3会場で、講義(1時間)、ワークショップ(1時間半)。
私でよければ・・とお受けしたものの、より実践的な研修にしたい、と
昨年まで実施していた研修とは、大きくかけ離れた内容になったようだ。
1日目は、浜松市を中心にした「西部地域」。
公民館職員の心得(手帳活用術)、企画書( concept-map)の書き方、
アンケートから作る公民館チラシなど、今までの38年間の経験と
9年間の「生涯学習課」(社会教育課)で体験した「あっ!! わかった」を
伝えたかったのだが・・久しぶりの講師でちょっと緊張した。(汗)
事前の計画で一番迷ったのは、時間配分だったが、
聴講者が知りたいのは、実践的なノウハウもいいけれど、
一番訊きたいのは、私の経験談だってことを気付かせてもらった。
冒頭、聴講者の役割として「寝てもいいけど、イビキはかかない」
「講師を困らせるような質問はしない」と説明したからか、(笑)
最後の質疑応答の時間は、私にとって「楽しい」ものだった。
そして彼らにとって、普段聴くことがないリアルな回答が、
欲しかったのかもしれないな。
現役中は、あれほど嫌だった議会の「質疑」だったのに、
今は「質問」に答えるのが、楽しくて仕方がない。