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しもさんの「気になる一言」
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2018年12月07日(金)
値段を見極めるために人は苦労するんだ

映画「ゲティ家の身代金」(リドリー・スコット監督)から。
冒頭「実話に基づく物語」と表示されて、ドキュメントに近いのかと
思っていたら、けっこう脚色されている気がした。
(まぁ、それは映画だから、それはそれで良しとして・・)
まだ事件が起きるだいぶ前、アメリカの大富豪ジャン・ポール・ゲティと、
その孫が、初めて出会うシーン。
さりげなく、そしていて事件のキーワードどもいえる、
「モノの価値」について、語る台詞があった。
「どんな物にも値がある。値段を見極めるために人は苦労するんだ」
このフレーズは、孫の命の価値ともいえる、誘拐犯の身代金でも同じ。
それが「高いのか、安いのか」の判断は、その人の考え方次第だ。
特に「人の命」(それも孫)となると、その見極めは難しい。
だからこそ、この2人のはじめての会話が、のちに輝いてくる。
冒頭のナレーションで、誘拐された本人(孫)がこう呟く。
「ゲティ家の者は一般人とは違う、祖父が僕にそう言ってた」と。
だから僕が誘拐され身代金を要求しても、祖父は応じないかも知れない、
そんな思いがあったのかもしれない。
人の命だけでなく、絵画などの美術品、彫刻等の芸術作品でも同じこと。
「本当にそれ相当の価値があるのか」は、常に念頭に置いているはずだ。
言い換えれば「値段を見極めなければ、人は苦労しない」とも言える。
さて、どんな生き方がいいものやら・・。



2018年12月06日(木)
いつまで続くんだろうね、アユの産卵。(汗)

11月1日に確認した、アユの産卵シーンは、
誰もが予想できなかった大量の数とともに、この産卵シーンを
目の前で見られる期間にも驚かされている。
例年なら、11月下旬から目にする光景が、
なんと今年は11月上旬から12月上旬まで、衰えることなく、
いや、かえって、増え続けている気さえする。
始まりが1ケ月ほど早かったから、終息も1ヶ月ほど早い?と
予想したが、見事に裏切ってくれた。
お陰で、毎日の定点観測の写真や動画も増え続け、
PCの容量オーバーにならないか、そんなことが気にかかるほど。
ほんの短い間だけしか見られないんですよ、と説明していたのに、
今年は、1ヶ月を超える期間で目にすることが出来ている。
気温が15度以下になり、水面には「毛嵐(けあらし)」と呼ばれる
川霧も発生し始めた。
毎日、柿田川から目が離せなくなってきたから、
私の嬉しい悲鳴を、気になる一言に残すことにした。
「いつまで続くんだろうね、アユの産卵。(汗)」



2018年12月05日(水)
みんな、手を挙げなくちゃダメですよ

もう一つ、先日の地域防災訓練の1コマから。
地震を知らせるサイレンの後、ご近所で集まり、
指定された避難所へ集まる訓練だったろうか。
小さい子から高齢者まで、老若男女が一緒に歩く様子を
久しぶりに見て、微笑ましい光景だな、と思っていたら、
幼い子どもの声が響き渡った。
「みんな、手を挙げなくちゃダメですよ」
それは、信号機のない横断歩道を渡ろうとしているシーン。
一番小さな女の子に言われて、その場に居たメンバーは
照れくさそうに、手を挙げて道路を渡った。
「そうだよね。ごめん、ごめん」と謝る若い夫婦、
「手を挙げて横断歩道を渡るなんて、何十年ぶりだろう」と
ちょっぴり戸惑いながらも、みんな嬉しそうだった。
一番、交通ルールは知っているのは、幼い子どもたちかもなぁ。
ここに、交通安全のヒントが隠されているかも・・。



2018年12月04日(火)
でかい声を出す人がいないとまとまらない

12月の最初の日曜日は、地域防災訓練だった。
基本的には、突発型の地震を想定しての訓練だが、
訓練方法も、地域によって工夫を凝らしていて興味深い。
行政の災害対策本部の運営訓練も、以前とだいぶ変わってきた。
災害情報を逐次判断し、支援の優先順位を決めたり、
的確な判断をし、他の係に速やかに指示を出す訓練など、
緊張した雰囲気の中で行なわれている。
最近では、避難所や災害現地からの状況報告を無線だけでなく、
LINE電話を活用して、現地の様子を映像で知ることもできる。
近い将来、南海トラフをはじめ、大地震が想定される中、
「防災訓練」で一番大切なことはなにかな?と考えていたら、
ある方が、こう呟いた。
「防災訓練は、でかい声を出す人がいないとまとまらない」。
もちろん、最新技術を駆使するのも大切だけれど、
パニックになっている住民を落ち着かせるには、
「でかい声を出す人」の存在が必要のようだ。
まちづくりでは「でかい声を出す人」は煙たがられるけれど、
こういう時は「でかい声を出す人」、必要だな。



2018年12月03日(月)
「不要になった社員に退場してもらう」ための制度

先日紹介した書籍「定年前後の『やってはいけない』
(郡山史郎著・青春出版社刊・189頁)から。
最近、書店でもどうしても「定年」に関する書籍に目がいきがちで
「定年」対する定義も増えてきたけれど、どれも優しく書かれ、
グサッと来る定義がなかったが、この著者はバッサリと言い切った。
さすが、人材派遣、就職相談に対応してきただけあるな、とメモ。
「定年とは要するに」と前置きをしたあと、
「『不要になった社員に退場してもらう』ための制度である」と。
さらに「別のいい方をするなら『これまでと同じ給料を払ってまで、
会社にいてもらいたい人材ではない』と判断されたということ」と。
もちろん、そこまで言わなくても・・という思いはあるが、
それが現果なんだと、認識するところから始まる気もする。
それを、単刀直入に表現してくれたので、腑に落ちた。
「計算力や暗記力のピークは18歳〜25歳で40代以降は低下していく」
そんなデータ紹介にも納得してしまう自分がいた。



2018年12月02日(日)
人は3つのことから学ぶ

ある講演会で講師から紹介された、人間の学び。
(情報源は、ライフネット生命保険の創業者、出口治明氏らしい)
今まで、生涯学習の分野での仕事が多かったので、
いろいろなことで「学び」について書いてきたが、
どれも、すぐに思い出せるか?と言われたら自信がない。
今回の「学び」は、短くてわかり易かったので、ご紹介したい。
「人は3つのことから学ぶ」
人は「本」から学ぶ。人は「旅」から学ぶ。人は「人」から学ぶ。
なるほど、とメモをしたのは、私だったら何から学ぶだろうか、と
考える機会を与えてくれたからだ。
人それぞれの学びの場があってもいい。
「人」を「私」に置き換えて考えてみることにより、
自分にあった学びのスタイルが浮かび上がってくる。
「私は3つのことから学ぶ」
私は「本(映画)」から学ぶ。私は「自然」から学ぶ。
私は「人」から学ぶ。かな。



2018年12月01日(土)
祝!! 準優勝 「準」←そのうち取れる

第19回を迎えた「しずおか市町対抗駅伝」が開催された。
わが町は、レース前の予想をよい意味で覆す結果に沸いた。
町の部「2位」という結果は、19回では「初」の快挙。
あの佐藤悠基さんが中学生の頃、出場したときでも「3位」、
何度も何度も、この壁に押し戻されては、悔しい思いをした。
だからこそ悲願の成績が「2位・準優勝」だった気がする。
地元では、例年通りの「慰労会」が準備されたが、
今年は、正面のホワイトボードに「祝!! 準優勝」の文字。
その「準」の文字の下には矢印で「そのうち取れる」と表示、
私は思わず、メモしてしまった。(笑)
「2位・準優勝」の成績で喜ぶのではなく、
やはり「1位・優勝」が現実に手の届く成績として、
選手それぞれにの胸に刻まれたに違いない。
欲を言えば「そのうち」ではなく「来年」としたいところだが、
その謙虚さが妙に嬉しかった。
19年掛けて「2位」という成績を掴み取った選手の口からは、
「お疲れ様」よりも「来年こそ」という単語が溢れていた。
来年は20回大会かぁ、また楽しみが増えたなぁ。



2018年11月30日(金)
悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える

映画「劇場版 ポケットモンスター
水の都の護神ラティアスとラティオス」(湯山邦彦監督)から。
「水の都・アルトマーレの護神で、
秘密の庭に隠された『心のしずく』と呼ばれる宝石」を題材に、
その使い方によっては、街が崩壊する可能性もある、という設定で、
「水の都」という単語に妙に反応してしまった。
言い伝えられている「心のしずく」は、
「悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える、
このまちとともに」というもの。
水自体の良い悪いではなく、それを使う人の性格の良し悪しで、
街が栄えたり、滅んだりするという例えが、妙に引っかかった。
地球(自然)から与えられた「水」をどう護り、どう活用していくか、
それを考え、判断し、指示する人の「水に対する姿勢」が、
街を発展させるか、衰退(滅ぼす)させることになるということ。
全国には「水」(清流・湧水)をまちづくりの資源としている自治体は、
多いけれど、そのまちの行政、教育、産業、観光などの分野で、
「水」(清流・湧水)に対し、どんな考え方をしているか、
確認しておく必要があるかもしれない、そんなことを思った。
ポケモンの映画でそこまで推察するのは、考えすぎかな。(笑)



2018年11月29日(木)
まだ必要とされ、活かせる場を与えていただけるだけで嬉しい

書籍「定年前後の『やってはいけない』
(郡山史郎著・青春出版社刊・189頁)から。
仕事の帰り、寄り道した書店で見つけた、書籍タイトルに
思わず手を出してしまったが、面白くて一気に読み切った。
冒頭、再就職先がすぐ決まる人と、決まらない人の違いを
2人の例を挙げて説明している。
なかなか決まらない人は、収入や労働条件に拘っている人。
決まる人は、働かせてもらえるだけで嬉しい、と考えられる人。
そんなことかな、とメモを取った。
決まった人との会話はこんな感じで紹介されている。
「いままでの収入からかなり減りますが大丈夫ですか?」
「何より自分の経験や技術がまだ必要とされていること、
そしてそれを活かせる場を与えていただけることが嬉しいのです」
わかる、わかる、その感じ、とメモも増えた。
定年退職する1年って、今まで考えたこともないくらい、
残りの人生を考える機会を与えられる。
特に、定年イコール年金支給開始、とならない時代だからこそ、
その数年の生き方を考えることになるのも現実。
だからこそ、この考え方は、妙に腑に落ちた。
60年重ねてきた経験や技術が、若い世代に必要とされること、
そして、その場を与えてもらえること。
再就職って、収入じゃないんだよなぁ。(たぶん・・)



2018年11月28日(水)
課長、思い出に「駅伝」でましょうよ

話の発端は今週末の「静岡県市町対抗駅伝大会」だった。
わが課のスタッフは、さらっと言い放った。
「課長、思い出に『駅伝』でましょうよ」
(新年1月20日に開催される、町の駅伝大会のことだけど・・)
えっ?と耳を疑ったが、そう言えば4年前に走ったなぁ、と
ちょっとだけ判断に迷っていたら、
さっそく「エントリー方法」を電話して訊ねていた。(汗)
恐るべし、わが課のスタッフ、
私が「思い出に」というフレーズに弱いことを知っている。
「ということは、アンカーだろ? ということは、3.3キロか?」
この話を前向きに検討している自分が、たまらなく可笑しい。
でも「思い出だから・・」だけで、参加できるものじゃないし、
「年末年始の暴飲暴食」も、控えなければならない。
「う〜ん、もう60歳だからなぁ」と言えば、
「まだ、60歳じゃないですか」って言われちゃうし。
「出る、出ない」は別として、少し体重を落とそうかなぁ。