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しもさんの「気になる一言」
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2018年11月27日(火)
勉強では人生は学べない

映画「ゴーギャン タヒチ・楽園の旅」(エドゥアルド・デルック監督)から。
物語は、タヒチに渡ってからの、画家・ゴーギャンを綴るが
私の気になったところは、フランスを去る前の
ゴーギャンの嘆きにも似た呟き。
「いつの世も画家は生活に追われ、時間とエネルギーを奪われる」
いつの世も、画家という職業だけで生活するのは難しく、
独身でも大変なのに、妻子持ちのゴーギャンは、
それ相当の苦労があったことが推察される。
また、一緒に移住すると思われていた家族に拒絶され、
子どもの将来を悲観する妻に、こう言い返す。
「勉強では人生は学べない」
いろいろな体験、経験することが「人生」を学ぶということ、
それには「タヒチ」という場所で生活するのも、
誰もが経験できることではないのだから、子どものためになる、
そんな意味なのだろうが、結局、妻には伝わらなかった。
「人生を学ぶ」って発想、なかなか難しいなぁ。



2018年11月26日(月)
温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること

先日、ネットで知り合った方々と、近況報告をしていたら、
東北地方に住む女性から「温暖化の影響が心配」とのコメントに、
私は単純に「ゲリラ豪雨」に匹敵するような「ゲリラ積雪」、
そんなものが発生する可能性があるのですか?と訊ねたら、
温暖化により、空気が湿ったり、中途半端に空気が下がらないと、
「重たい雪」が続き、雪かき、雪下ろしが重労働で腰が痛くなる、
そんな話だった。
以前にも、この気になる一言で書いたが、積雪地方では、
雪の量ではなく、雪の重さが生活に直結するようだ。
だから「温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること」。
この夏、私達が経験した、局地的な突然の猛烈な雨(ゲリラ豪雨)は、
外出しなければ、ある程度の難を逃れるけど「雪」だとそうはいかない。
重たい雪が降り積もれば、家が潰れるかもしれないのだから・・。
今年の冬は、そんな視点で東北地方の積雪を考えてみようかな。
天気予報の「雪」だけではわからない、重さを意識して。



2018年11月25日(日)
おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした

週末も、なぜかノコノコ出かけてしまう柿田川公園、
行楽シーズンではあるが、いつも以上に観光客で賑わっている。
残念なのは、せっかく鮎が遡上し、産卵しているのに、
バスガイドは、目印の小旗を掲げたまま、お決まりのコースを
一定時間内にぐるっとまわっている。
(まぁ、観光バスツアーだから仕方ないけれど・・)
この時期しか観られない光景が目の前にあるのに、
それを伝えてあげることが出来ない、モヤモヤ感が残っていたが、
先日、エントランスのベンチで、休憩していたら、
突然「地元の方ですか?」と尋ねられた。
この公園の見どころを教えて欲しい、という質問に、
言葉で説明するのも大変なので、非公認の観光ガイドに変身した。
廻るコースは毎回ほとんど同じだけれど、季節が違うので説明も違う。
それが、観光ガイドの醍醐味といえそうだ。
まずは一声「皆さん、ラッキーですよ」。
続けて「今しか見られないシーンが待ってます」ともったいぶり、
「それも、例年ならまだ見られないんですが」と特別感を伝えた。
この一言で観光客の方々は、ほとんど大満足してくれるようだ。
帰り際に「皆さん、本当にラッキーでしたね」と念を押したら、
「おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした」と返された。
この人たち、私の喜ぶツボ、知ってるな。(汗)



2018年11月24日(土)
人間を作った神様でもわからないと思うよ

映画「空気人形」(是枝裕和監督)から。
「私は空気人形、性欲処理の代用品」・・
このフレーズが何度も流れたが、そんなに違和感はなかった。
その人形が、人間と同じ「心」を持つことにより、
嘘をついたり、いろいろな感情を体験する。
その中で印象に残っているのは「切ない」という気持ち。
ある人を好きになり、その人のことを想うと、切なくなった。
それを「心を持つことは、切ないことでした」と表現したが、
人間には、好むと好まざるに関わらず、生まれつき「心」がある。
(勿論、他の動物にも心はあると思うが・・)
その心が、満たされているのか、空っぽなのか、を考えるのもいいが、
彼女を作った役を演じる、オダギリジョーは、作品の中でこう呟いた。
「なぜ、心を持ったか、なんて、
人間を作った神様でもわからないと思うよ」と。
言い換えれば、それを受け入れるしかないんじゃないか・・と
心を持った「空気人形」を諭しているようだった。
心があるから、辛いけれど、心があるから、幸せな気分にもなる。
人間として生まれたのだから、自分の考え方次第でどうにでもなる。
これからも、その「心」と仲良く付き合っていきたいと思う。



2018年11月23日(金)
飲料水の自動販売機に領収書発行機能を

コピー機に、領収書発行機能をつけたら、利用者が増えた。
そんな話をラジオで耳にして、考えてみた。
昔から、ラジオにカセットテープを付けた「ラジカセ」など、
何かと何かを組み合わせたりするものに興味があった。
単なる製品に思いも寄らない付加価値をつけることで、
利用者が格段に伸びた、なんて話も大好きだったので、
今回の「コピー機に、領収書発行機能をつけた」という発想は、
なるほど・・という他なかった。
そのことにより、小さな会社は「事務機としてのコピー」は不要、
さらにわざわざコピー設置店に、領収書を請求する必要がなくなる。
既に、鉄道切符やパーキング料金などは、領収書発行機能があるし、
経費として計上できるのなら、大歓迎の機能だろう。
あとは、飲料水の自動販売機に領収書機能がついたら、
便利だろうなぁ。(コンビには困るだろうが・・(汗))
要は「時代の流れを上手に読むっていうこと」なんだろうな。



2018年11月22日(木)
俺の故国じゃこう言う

映画「ワンダーラスト」(マドンナ監督)から。
ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。
物語の主人公が、語りのように口にするフレーズ。
それが「俺の故国じゃこう言う」
その諺みたいに台詞がまた面白い。
「ナイフのジャムを舐める者は舌も切る」
「空に届きたけりゃ、とにかく飛べ」
「悪魔が力を失ったら美女をあてがえ」・・
どうやら「ウクライナの諺」らしい。(汗)
「故国」を辞書で調べてみると、
「古くからあった国・昔あった国。 
自分の生まれた国・母国・ふるさと・故郷」の意。
翻訳者が、どうして「俺のふるさとでは・・」とか
「俺の母国では・・」と訳さなかったのか、
ちょっぴりわかるような気がした。
先述した諺、もう一度、読み直して欲しい。
何かの教訓なんだろうか・・なかなか味わいがある。



2018年11月21日(水)
来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく

まだ11月だというのに、気の早い後輩たちが、
私の3月の予定を確認し「予約済」を入れていく。
それも、なぜか「金曜日」が一番人気。(笑)
嬉しいやら、寂しいやら、送別会の予定・・らしい。
私のスケジュールが「先着順」と知ってのことか、
3月議会の日程を外しながらの調整をしてくれている。
「まだ、11月だよ・・」と照れながら言うと、
「いやいや、きっとすぐ埋まっちゃうから」と返された。
一言にすると「来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく」
確かに、3月15日、22日、29日は、予約済。(笑)
なにも「金曜日」に拘らなくても、と思うのだが、
次の日を気にせず飲める日がいいらしい。
まぁ、私の定年退職をネタに、みんなの笑顔が集まり、
楽しいお酒が飲めればいい、としようかな。
このまま予定を入れると、アルコール中毒になりそうだが、
それもまた、思い出かな、なんて呑気に考えている。
4月になったら、飲みに誘われなくなったりしてなぁ。
楽しみな3月まで、あと4ケ月と少し。あっという間だな。



2018年11月20日(火)
いや、見たもんしかわからん

NHK大河ドラマ「西郷どん」から。
残すところ数回にせまった「西郷どん」であるが、
42回「両雄激突」から「西郷VS大久保」の緊迫シーンが続く。
今回は、大久保利通らが欧米視察かなかなか帰国せず、
我慢に我慢を重ね、それでもたまりかねて
彼らの帰国を待たず、政治を動かそうとする西郷。
「何もしないのは、民への裏切りじゃ」という言葉は、
とても説得力があり、私もすぐさまメモをした。
時代の変化を求め、新政府に期待して動いてくれた国民に
その成果として、今までとは違うという動きをみせること、
政治家にとって、とても大切なことだと思う。
しかし、予定よりだいぶ送れて帰国した大久保は、
欧米の近代化を目の当りにし、肌で感じてきたからこそ、
その脅威に対する対応を急ごうとする。
欧米諸国の脅威に理解を示そうとする西郷に大久保は一喝する。
「いや、見たもんしかわからん」
この台詞の方がインパクトがあり、またまた上書きされた。
「百聞は一見にしかず」・・柿田川でも同じことが言える。
アユの産卵って凄さも、見たもんしかわからん」



2018年11月19日(月)
馬の鈴の音「じゃらん、じゃらん」

「草枕」(夏目漱石著)を読んでいて、引っかかった表現。
なんと、馬の鈴の音を「じゃらん、じゃらん」と記している。
以前から、宿泊の宿・ホテルの予約を中心に、
日本で刊行されている旅行専門雑誌「じゃらん」って、
どういう意味なんだろう?と思っていたが、
あっ、もしかしたらこれかも・・と苦笑い。
ネットで調べると「『じゃらん』の由来は「道」「プロセス」を
意味するインドネシア語の「jalan」から。
ちなみに『jalan-jalan』で『散歩する』『ブラブラ出かける』
『旅行する』の意味になる」とあった。
「またJALANの真ん中に『レジャー(leisure)}』の『L』があるという
意味でも名付けられている」という説明も。
なんだか無理やりつけた定義のような気がするな。
夏目漱石の「草枕」に出てくる「馬の鈴の音、じゃらんじゃらん」を
参考に「馬の鈴の音を聴きながら、ゆっくり旅をする」の方が、
面白かったのになぁ・・残念。

P.S
「馬には五、六匹あった」という言葉も、気になった。
だって「馬は一頭、二頭」と数えるものの思っていたから。(汗)



2018年11月18日(日)
「行政」「ビジネス」「NPO」を行き来できる人材

久しぶりに情報源不明ですが・・・
ハーバード大学院に通う、将来を嘱望されている女性が、
どんな人間になりたいか、の問いに答えたコメントだった。
「ハーバード大学院では『政府』『ビジネス』『NPO』、
この3つの分野を行き来できるリーダーの養成を目指している」と
説明した後「政策提言するには」と前置きをして、
「しっかりと現場がわかる人間になりたいと思った」と纏めた。
どれか1つの分野に精通しているのではなく、
3つの分野を経験しながら、バランスよく周りの景色をみる余裕こそ、
これからのリーダー像、と教えていただいた気がする。
私たちの場合「政府」を「行政」と読み替えて、
「『行政』『ビジネス』『NPO』を行き来できる人材」と書いたら
私の目指す人間像と重なった。
「臨機応変」に対応できる能力って、憧れるよなぁ。
「変幻自在」とはちょっと違う「臨機応変」、
来年の書き初めの四字熟語、これにしようかなぁ。