空虚。
しずく。



 苦痛。

向けられる視線も嫌いならば、共に過ごす事も苦痛だ。
ただ、選んだのは私なのだし、我慢出来る事では、ある。
だから別に、大丈夫、では、ある。…時々は、苦しいけれど。
ありがちな言葉で片付けてはしまえる。
何を馬鹿なことを、と思われるかもしれない。
自意識過剰だと、思われるかもしれないけれど。
…やっぱり、嫌は嫌だ。怖い、とかそう言う問題じゃない。
とにかく、生理的に、嫌で仕方がない。
少しなら、我慢できる。仕事中も、別に平気だ。
でも、それが長時間に及ぶと、かなりきつい。

言葉を吐くのは怖い。
相手のことなど何もわからないのに、
「一般常識」に当て嵌めただけの言葉だけが投げられる。
だから、私も「一般常識」に乗っ取った言葉しか吐けない。
本当は、違うし、相手だって、違うかもしれないのに。

そんなことを考えていると、だんだん苦しくなってくる。

「自分の事」は…踏み込まれたくない領域にしかない。
悪戯に「常識」を振りかざさないで欲しい。何も知らないくせに。

笑って流せる範囲は狭い。それでも、笑っているけれど。

でも、それはただ、私が大人になりきれていないだけなのかもしれない。

2006年03月18日(土)



 BIRD'S ISLAND。

閉じ込めていられれば、どれだけ安堵するだろう。
殺してしまえれば、どれだけ笑っていられるだろう。

だれどそれは、私が求めるあなたでなくなってしまうと言うこと。


何より痛いのは、偽る事じゃないよ。
あなたが言う、言葉のひとつだけ。
私は考えた事もなければ、想像する事でさえ、
おぞましさが蘇えるだけな事を、あなたはまだ知らないから。

あなたが、してる、事だって、嫌になるのにね。
…考えた事も、ないのに。ただ、怖いだけなのに。

身勝手な言い分など、聞いていたくもない。

自然な形など、たかが大多数の意見なのに。
それをどうして、気持ち悪い、などと言える。
私の事情など、何も知らない癖に無責任な言葉を吐かないで。

滑稽すぎて、何も浮かびやしない。だから私も、笑って流す。

何も共有し合わない。だから、笑っていられる。

…他の何も必要はない。理解など、されるはずもない。
ただ、それを失うのだけが怖い。

2006年03月12日(日)
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