空虚。
しずく。



 都合により。



「さっさと死ねよ」

「しつこいっつってんだろうが」

「生ゴミのくせに」

「豚に食わす価値もねえよ」

「クソガキが…うざってえんだよ」

「邪魔すんじゃねえよじじい、殺すぞ」



…黒い、言葉がとまらない。




2003年03月31日(月)



 動揺。

告白、をされました。

あんなまっすぐに見られたのは、初めてでした。

…あの人と同じ年の男性で、すごく優しい人です。

今まで出会ったどんな男とも違う人だと感じました。

…だけど、私の心はあの人以外を受け入れられない。

心変わりもしない、と断言出来るのに。


初めて触れた、

「男性」の優しさに、

少しだけ身を委ねそうになった、

卑怯な自分がそこに居ました。


「好き、だけど…そういう、すき、じゃないんです…」

…きっと、すぐに他の人を見つけますよね?…

断ったも、同然なんですから。


…あなたと私は、似てるから。


私みたいに、叶わないと知って、

いつまでも追い続けちゃダメですよ…

2003年03月30日(日)



 …。

ひどく、落ち着かない。

口調もちっとも安定しない。

物にあたる悪い癖も、なおさないといけないのに。

「クソが!」

壁を殴って、そう吐き捨てた。



2003年03月29日(土)



 犬コロ。

私にとってあなたは絶対で。

私にとってあなたがすべてで。

あなたの言う事は、すべて正しかった。


けれど…

その、時だけは、違ってた。

私は尻尾を振り、ご機嫌をとる犬から、

あなたを、「壊」そうとする、ヒトに変わった。

中に渦巻く、歪んだ欲をぶつけるたび、

私は笑い、あなたは乞うた。

それでも私は止めなかった。

どれだけの哀願を引き出そうと、決して止めなかった。

満たされていた。けれど、空っぽだった。


…自分が堕ちた事を、実感した。

いつか、僅かな迷いもなくなる時が来る。

狂う、時が、来る。

それでも…抜け出せない。

私に、これ程の感情を与えてくれた、あなたからは。

2003年03月28日(金)



 悪いのは。

線路が誘っているように見えた。

耳元に響く「STILL IN THE DARK」

ふらふらと、足を出す。

黄色の点字ブロック、消えかけた白線。

電車の到来を告げるアナウンス。

「…逝ける」

ちょっとだけ笑って、歩き出そうとして。

我にかえって、身体を押し止めた。


あまりにも死の感触が優しかった。

楽になれる、とおもった。

腕を切るのが、どれだけ辛かったのか知った。

何の準備も要らない。遺書も必要ない。

ただ踏みはずすだけで、よかったのに。

2003年03月27日(木)



 おちる。

朝から異常に眠かった。

行き帰りの電車の中では完全に深い眠りに落ちてた。

記憶が飛んだときに、似た、感覚。

仕事の間も、ずっと上の空だった。

目を閉じたら、閃光にも似た白さが瞳を射抜いて。

端から紅い、見慣れた液体がつたってくる。

…真っ昼間から、幻覚とは。

握り締めた拳に、力がこもる。

右手を首にあてがって、軽く息を吐いて落ち着ける。

服の上から、まだ治ってない傷を、撫でた。


異変の原因を、さっきやっと突き止めた。

満月だった。…つくづく、影響されやすい身体だと思う。

それがわかったところで、どうしようもないのだけれど。


血が見たいとか、内臓が見たいとか、

そういうのなら、多少は解放できるのに。

今回は…どう頑張っても、"人"がいる。

味わいたいのは、苦悶の表情と、死への絶望。

光を失う瞳、冷たくなっていく身体。死への過程、すべて。



最初は違ったはずなのに、

いつからかそれが楽しくなっていた。

無表情だった顔に、笑顔が浮かびだした。

それは、本当の笑顔じゃ、なかったけど。


…染み付いた感覚が、離れない。

「真っ赤に染まった、夢を見る。
 感触も、味もあの時みたいにリアルで、
 また繰り返したくてたまらない。
 …私は、何の為に"コレ"を抑えてるんだろう。」

2003年03月17日(月)



 しましま。

涙がいっぱい出て、心もすごく痛くて。

壊れそうで、壊れたくて、出来なくて。

自分の肌が、人形のように真っ白くなったから、

生きてないみたいで嫌になったから、あかくした。

寂しくて、言いたくて、どうしようもできなくて、

誰もいないのが、嫌で、あかくした。


あかくなったのをみて、ほっとした。

生きてたけど、寂しくなくなったけど、

なんだか、ものすごく虚しい。


もう、機械になってもいい…いたいのは、もう、やだ…

2003年03月14日(金)



 翡翠。

"何を疑わず何を信じきれずにいるのか"
"この流れぬ悩み、からは"
"一度さえも出られず。"

(翡翠/一青窈)


…なんて嫌な、夜なんだろう。と。
不安しかない。嫌だ怖い、辛い、苦しい。
「…何も出来ないよ…」
ぎゅ、と身体を抱きしめて、寝る。
はやく、醒めて、明けて…夜は、やだよ…

ずっと、仕事してられたらいいのに。
…残業が苦どころか、楽になってて。
嫌な人はいるけど、それでも、遥かに、マシで。
作り笑いも嫌じゃない。
ここで泣く方がよっぽど痛い。

逢いたいよ…でも、何も言えないよ…

そんな怯えが足を竦ませて、私はまた嫌な人間になる。


…ずっと、笑っていたい。
誰も本当の私を知らないところで。

2003年03月13日(木)



 記憶。

落ち着くためには、何かを払わなければいけない。

それは、感情、だったり、傷、だったり、する…

…そしてまた、「記憶」が遠のいていくんだね。


不思議だ。…考える事も出来なかったのに。

甘い期待などしても、何も変わりはしないのに。

それでもやめないこの頭を、ぶち壊したくて。


…絶望がそんなに怖いのか。

…まだ希望にしがみついていたいのか。

泣けてくるよ、…自分の弱さに。


「傷つけ合いの、癒し合い?…あり得ないことを」

そう吐き捨てる声は震えてて、涙は止まらなくて。

悲しいのか痛いのか苦しいのかもわからなくなって。

お酒も無くて、薬も無くて。

逃げる手段は、何もない―――


孤独の中で目覚めるくらいなら。

虚無に押しつぶされるくらいなら。


また、死がちらついてしまう。


思えば思うほど、醜い思いに捕われる。

こんな風にしか考えられないなら、もう誰にも触れない。

2003年03月10日(月)



 底。

人間なんだから、

落ち込む時も、泣く時もあるけど。

…ただでさえ、鬱になりやすいのに。


誰かに助けを求めたくなって、気付いた。

あの人しかいなかったことに。

…ここにも、もう吐き出せない。


声殺して、泣いた。

2003年03月09日(日)



 STILL IN THE DARK。

…落ち込むような音楽ばかり。

もっと明るくて楽しい曲、聴きなよ。

…嫌だよ。…余計に、虚しい、だけだから。


自嘲、確実に増えてた。

もうしない、と思ってたのに。

お酒、また飲み始めた。

そうしないと、寝れない。

嫌な夢ばかり見る。

…もっと何かで、縛ってて欲しいよ。


そんな欲だけが、増すばかり。

毎日酒に「酔わされて」

滅多にあげない、声あげて。

だけど、なんだか虚しいよ…

楽なのは、その一時だけだから。

誰か、…私を、ずっと…抱いて…


「拒むのをやめたら、受け入れてしまった」

「誰にされようが、別に構わなくなった」


『したいようにすれば、いいじゃないですか』

『どうせ気持ちいいのは、あなただけですから』


…私は、何も…感じない。

奥底の冷たい自分を、見た気が、した。

あの頃には、戻りたくないのに。

…引き寄せられてく私がいる。


今は誰も、求められない。

愛してくれれば、誰でもいいと思ってしまうから。


「壊して…もう、やだよ…」

2003年03月07日(金)



 嫌だったのに。

外で泣くなんて、絶対ごめんだった。

なのに涙は自然に出てきて、止まらなかった。

どうしようもない自分に腹が立って、

あの人に八つ当たりしてた。

家に帰って少し落ち着いたか、と思っていたけど。

…自分の弱さに、また負けた。

自棄酒しました。

自傷しました。

泣きました。

…泣き言も、言いました。


なのに、誰にも謝れない。

ただこの苦しみを、何とかして欲しかった。

2003年03月04日(火)
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