A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2005年12月30日(金) お正月に聴く2枚組編集CD-R 【Snow!Snow!Snow!】 & 【 sign 2006】

「競争社会」って言葉が嫌いでねー。もう、なんていうかさ、みんなてきとーに
そこそこの生活が出来て、仲良く、ニコニコして、趣味の時間を大切にして
ぬるま湯チックな社会生活を営めれば最高なんだけど。僕は真面目な人間ですが、
決して働き者ではないから。50歳を過ぎると、人生の残り時間が気になってきます。
たとえばあと20年くらいだとすると、一生懸命労働しているのが
もったいなくなってきます。
どんなに労働しても、老後の蓄えになるほどの収入は得られない訳だから、
だったら、死なない程度の収入を得て、音楽とか映画とか本とか、そういうものから
脳に快楽と栄養を送ってやりたい気がします。
一日の休日を挟んでの16日間労働をしなければ機能しない
今の職場。それだけ働いても、大卒の初任給には遠く及ばない現実。
やはり、この局面を打開するには、宝くじ当選しかないな、という
いつもの結論に達しましたとさ。おやおや。



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30日の再放送「女王の教室」第6話を観て、涙ぽろりの不良中年。約一名。
2005年が終わります。新しい職場、新しい上司、新しい同僚、新しい自分。
ミスをしないように、ミスをしないこと、ミスをしてはいけない。
ストレスを笑顔で乗り切るタフな筋肉がちょっとだけついたかな。
出会う人すべてと友人になれたら、幸せだな、なんて青白き中学生みたいなことを
考えてたりして。だから、第6話に泣けちゃうわけでね。ま、そういうもんですよ。
人生ってのは。なんちって。

みなさん、良いお年を。。。ワンワン♪





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Happy New Year! 2006 2枚組編集CD-R




DISC−1


【 Snow!Snow!Snow!】


1 大滝詠一/Rock’n Roll お年玉 (1977年)
2 青山陽一/最後はヌード (1998年)
3 青山陽一/難破船のセイラー (2001年Live)
4 スティーヴイー・ワンダー/シェルター・イン・ザ・レイン (2005年)
5 スティーヴィー・ワンダー/ソー・ホワット・ザ・ファス (2005年)
6 キャブ・キャロウェイ/セントルイス・ブルース (1930年)
7 スリム・ゲイラード/ダーク・タウン・ストラターズ・ボール (1958年)
8 ミルス・ブラザーズ/タイガー・ラグ (1931年)
9 ルイ・ジョーダン/カルドニア (1945年)
10 勝 新太郎/想い出のサンフランシスコ (1969年)
11 勝 新太郎/イエスタデイ (1969年)
12 アルセニオ・ロドリゲス/ジンビラ (1963年)
13 アルセニオ・ロドリゲス/コンパイ・シマローン (1963年)
14 古内東子/コートを買って (2005年)
15 RCサクセション/いい事ばかりはありゃしない (1980年Live)
16 Kinki Kids/Snow!Snow!Snow! (2005年)





DISC−2


【 SIGN 2006 】


1 カニエ・ウェスト/ダイアモンドは永遠に (2005年)
2 カエターノ・ヴェローゾ/スターダスト (2004年)
3 カエターノ・ヴェローゾ/ラブ・ミー・テンダー (2004年)
4 水原弘/マイ・ウェイ 
5 ファイルーズ/偉大なる市長よ (1965年〜1970年頃)
6 ファイルーズ/フルートをください (1965年〜1970年頃)
7 ブルース・コバーン/ライズ・アンド・フォール (1999年)
8 ブルース・コバーン/ディープ・レイク (1999年)
9 ムタンチス/Ando Meio Desligato (1970年)
10 ムタンチス/Panis Et Circences (1968年)
11 マイルス・デイビス/シヴァード (1970年Live)
12 ミスター・チルドレン/SIGN (2004年)



2005年12月21日(水) 墨田妖児が2005年に聴いた最低最悪の歌



ほんと、B’zファンには申し訳ないですが、
うっかりラジオで聴いてしまったので、もう書かずにはいられません。

B’zファンが選ぶ「B’zバラードソングベスト1」に選ばれた曲です。
(何年前の曲かは知りません。知る気もないけど)
その事実だけで、B’zファンの頭の中身が容易に想像できちゃいました。
言葉をぞんざいに扱う連中なんでしょうね。きっと。
それにしても、いい年をした大人が、どうすればこれほど未熟な歌詞を書けるのでしょうかね?
稲葉氏がどういう本を読み、誰とどういう会話をし、何を学んできたのか(あるいは
何も学んでこなかったのか)が分かってしまいます。つまり、お里が知れる、
っていうやつです。

何十億も稼ぐのも結構ですが、何だか頭の悪いどこかのナンバー1ホストとイメージが
ダブります。見た目はカッコいいが、話すとほとんどアホ(笑)っていう、あれです。

僕の周りの若い連中にもB’zファンはいっぱいいます。
彼らが、出来の悪い中学生が便所に書いた落書きみたいなこんな歌詞に
ときめいている光景を想像するだけで、あらおぞましい〜。
日本の未来はありませんね。痛感しましたよ。

で、B’zとミスチルが好き!っていうファンも多くいるわけでね。
だから、僕はファンなんていうものは信用できないし、もっと信用できないのは
売上げね。売れれば売れるほど、作品は聴き手の質の低さに目線を下げて合わせて
いっているわけでね、もちろんB’zとか幸田のように最初から聴き手と同レベルの
幼稚なおにいちゃんおねえちゃんも多いですけど。


ほとんど添削不能なくらい、ぶっ壊れた、ゴミみたいな歌詞です。






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かつてはテレビドラママニアだった僕も最近は年に10本(連続物を含めて)見る程度です。
山田太一の連続ドラマが毎年放映されていた頃がピークでしたね。
そんな感じで、現在のテレビドラマを語る資格も語る気もない僕が選んだ
今年のベストテレビドラマ。(どこかに矛盾があります?)

第1位 「クライマーズ・ハイ」 【98点】
     原作・横山秀夫 脚本・大森寿美男(映画「黒い家」「星になった少年」etc)
第2位 「終わりに見た街」(リメイク版) 【97点】
     原作、脚本・山田太一
第3位 「救命病棟24時〜第3シリーズ」 【90点】
     脚本・福田靖

以上・・・・・です。さびし。

連続物では「野ブタ。をプロデュース」「1リットルの涙」「女王の教室」「ごくせん」を見ました。
「野ブタ。」と「1リットル」は最終回でぶち壊し。「女王」は楽しく見させてもらいましたが
脚本に違和感を感じない訳ではありません。「ごくせん」のバカバカしさを笑えないほど
仲間由紀江が好きです・・・・。仲間由紀江といえば、スペシャル版「TRICΚ」は
あまりにもひどい脚本で興ざめでした。視聴者をなめているんでしょうね。


年間10本(だけ)鑑賞男が選ぶ、信頼できる各部門賞。(事のついでに)

最優秀主演男優賞  佐藤浩市 「クライマーズ・ハイ」
最優秀主演女優賞  堀北真希 「野ブタ。をプロデュース」
最優秀助演男優賞  柳沢慎吾 「終わりに見た街」
最優秀助演女優賞  薬師丸ひろ子 「1リットルの涙」

めんどうくさくなったので、以上で終了(笑)


ついでに。2005年度最悪最低ドラマ大賞  「電車男」






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昨夜、amazonにjojo広重のライブDVDを注文する。
弾き語りアシッドフォーク・ライブがメインだそうで、三上寛、山本精一との興味深い共演も
収録されています。名曲“オレトオマエ”のPVも。
『こころの歌、最後の歌』2800円。120分。




2005年12月20日(火) ほんとのほんとに今年最後の編集CD-R 【 La La La・・・・】

思い込みと決め付けと勘違いと誤解と耳の疲労、あるいは耳の一時的機能低下により
いくつかの音楽を聞き逃していました。でも、そのことに気づいてしまうのは
やはり才能というべきか(笑) 最終的には、音楽が発する電波はすべて受け止める
男です。僕は。←妄想というべきか

今日、近所のCDショップで『Bank Band with Great Artists&Mr.Children』
の3枚組DVDを購入しました。詳しい感想は面倒くさいので書きません(笑)
時間がないので通しての鑑賞はせず、重要な部分だけをまずチェック。

「bank band/ストレンジ・カメレオン」「井上陽水/氷の世界」
「中島美嘉/Find The Way」「浜田省吾/家路」「bank band/Hero」
「出演者一同/to U」

つまり純粋にパフォーマンスとして興味がある部分から見たわけで。
井上陽水の単独ライブDVDを即購入せねば!と思いましたね。
以上。 って、おいおい(笑) でも実際に見てきた友人が言ったとおり。
井上陽水は別格ですね。ものすごい磁力で観客を惹きつけていましたよ。
何だか分かりませんが、ミスチルの演奏は、、、いまいちだった気が。
新味がないからかな?何度も他のDVDで見た演奏風景って感じでね。
それより、僕はbank bandの山木秀夫さんに目も耳も釘付けでした。

ついでにCD屋で、復刻エレックレコード盤を4枚購入。
「よしだたくろう/ともだち」「オムニバスLive/唄の市第一集」
「オムニバスLive/野音唄の市」「古井戸/ライブ」







2005年、本当にラストの編集CD-Rです。

sumita’s selection  2005・12・20


【 La La La・・・・ 】 


1 岡本真夜/La La La・・・・ (2005年)
※ 新曲“いつかきっと”のカップリング曲。ちなみに“いつかきっと”はつまんない曲。
“La La La・・・”のブラジル風アレンジは1970年代の歌謡曲〜ニューミュージックを
徹底的に学習した結果です。お見事。アルバム全曲がこんな風にウィスパリング・ヴォイス
だったら買ってもいいな。

2 ルイ・ジョーダン/チュー・チュー・チ・ブギ (1946年)
3 三木鶏郎・丹下キヨ子・森繁久弥/僕は特急の機関士で (1951年)
4 細野晴臣/Pom Pom蒸気 (1976年)
※ 3曲続けて、ブギウギをどうぞ。

5 カエターノ・ヴェローゾ/ペカード (1994年)
6 カエターノ・ヴェローゾ/オス・パシスタス (1997年)
7 カエターノ・ヴェローゾ/ザ・マン・アイ・ラブ (2004年)
※ 3曲続けて、洗練の極致をどうぞ。ここまで、これ以上やるとスケベ音楽になります(笑)

8 hitomi/Bird (1999年)
※ やっぱ、“体温”と“Bird”が群を抜いてすばらしい。(ということに先日気づいたばかり)

9 ガル・コスタ/sebastiana (1969年)
10 ガル・コスタ/vou recomecar (1969年)
※ 若き日のガル・コスタ。間違いなく前衛です。当時のブラジルのニューミュージックは
サイケでファンキー。そして、ネジれています。日本の裏側ではこんなことやってました。

11 キリンジ/雨を見くびるな (1998年)
※ キリンジを見くびるな、ですね(笑)小田和正に声が似ている、堀込弟。でも、小田より
ずっと下手(笑) 堀込兄の曲づくりのセンスは、もう最高です。いろんな音楽を聴いているんでしょうね。
本当に、いい曲です!

12 フランク・シナトラ/センド・イン・ザ・クラウンズ (1973年)
13 フランク・シナトラ/イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ・オブ・ザ・モーニング(1963年)
14 フランク・シナトラ/ナイト・アンド・デイ (1961年)
※ シナトラゆかりのアレンジャーの編曲作品を一曲ずつ。
上から、ゴードン・ジェンキンス、ネルソン・リドル、ドン・コスタ。
おっと!アーニー・フリーマンを入れ忘れちまったぜい。

15 ドクター・ジョン/アイコ・アイコ (1972年)
16 ドクター・ジョン/ブロウ・ウィンド・ブロウ (1972年)
17 ドクター・ジョン/ビッグ・チーフ (1972年)
※ 細野晴臣の本にも書いてありましたが、当時はみんなドクタージョンの『ガンボ』から
ニューオリンズ音楽にハマっていったんですね。僕が最初に「不思議なリズムの音楽だな」
と思ったのがこれです。

18 奥田民生/恋のかけら (1997年)
19 奥田民生/イージュー・ライダー (1996年)
※ 僕にとっての奥田民生はこの2曲です。


2005年12月13日(火) 編集CD-R 【 クリスマス音頭 】 & 【 Goodbye 】  ほんとに今年最後のCD-Rです。

なぬ?このあいだ、今年最後のCD-Rって言ったじゃん?

こんどは、ほんとに最後です。

で、2枚組です。トータルで140分。長いな・・・・。
ただ、思いつくままの選曲です。特に意味なし。
しかし、ライブヴァージョンはフェイドアウトできないから、プツっと切れて
後味がよくないですな(笑)

一部、差し替えを考えた曲がありましたが、ま、いいかー。このままでいきましょ。



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編集CD-R sumita’s selection  2005.12.13




【 クリスマス音頭 】“ハッピー・クリスマス”の10倍楽しい“クリスマス音頭”!


1 TVサントラ/ジャングル大帝 (1965年)
※ 富田勲との劇的な出会いです。墨田妖児、10歳。

2 akiko/アイ・ウォント・ユー・トゥー・ビー・マイ・ベイビー (2005年)
※ プロデュース&アレンジは小西康陽。アイコではなく、アキコです。

3 ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター/アンダーカヴァー・マン (1975年)
※ 30年前、リアルタイムで購入。ガブリエル派?それともハミル派?なんて
言われた時代だったぞ。

4 チボ・マット/ワーキング・フォー・ヴァケイション (1999年)
5 チボ・マット/スプーン (1999年)
※ ハルカリの先輩。本田ゆかの才能よりも羽鳥美保の声に魅せられていました。

6 シュガー・ベイブ/雨は手のひらにいっぱい (1975年)
※ 2005年、大滝詠一リマスター盤より。“Show” “Downtown”と合わせて
山下達郎の3大名曲だと思いますが。フィル・スペクターへのオマージュ
としても超一級品。

7 佐藤允彦&SAIFA/The Song (2005年)
※ 富樫雅彦トリビュートライブ盤。メールス・ジャズ・フェスティバル。

8 大滝詠一/指切り (1971年)
9 大滝詠一/ブルー・ヴァレンタイン・デイ (1977年)
10 大滝詠一/五月雨〜ナイアガラ・カレンダー・ヴァージョン (1977年)
11 大滝詠一/スピーチ・バルーン (1981年)
12 大滝詠一/クリスマス音頭〜お正月 (1977年)
※ 先日御紹介した大滝詠一読本に倣って、私的大滝詠一ベスト5を。
ちなみにクリスマス音頭が渋谷の街に流れたことは一度もありません。


13 ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター/ピルグリムス (1976年)
※ 実は、大好きなこの曲を納める場所が見つかりませんでした(笑)
そのため、あえてここに。やはり、クリスマス音頭からaikoへ流れる方が
自然かしら?

14 aiko/スター (2005年)
※ うぉ!大嫌いなaikoがトリをとってるぞ!
反則わざのサビ前からサビへと繋がる部分。
だんだん快感を覚えてきたのは事実です。うーーむ。







【 Goodbye 】


1 ウィルコ/ヴィア・シカゴ (2005年)
※ オルタナカントリーの残党の中でもピカ一の変態性を持ってます。

2 aiko/蝶の羽飾り (2005年)
※ ぬぉ!またしてもaikoが!aikoは詞を聴かないようにすれば、食える。
しかし、何度もくどいようですが、人気曲“三国駅”は詞・曲共に駄作ですよ。(笑)

3 木村カエラ/BEAT (2005年)
※ こういう曲を何のてらいもなく書けるのは奥田民生くらいでしょ?

4 大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ/ハット・アンド・ベアード (2005年)
※ あいかわらずのジャケ買いです。でも、特別かっこいいジャケでも
ないんだけどね(笑)

5 エルモア・ジェイムス/プリーズ・ファインド・マイ・ベイビー (1952年)
6 エルモア・ジェイムス/ワイルド・アバウト・ユー (1956年)
7 エルモア・ジェイムス/スカイ・イズ・クライング (1959年)
※ ボトルネックをハメると誰でも一度はエルモア・ジェイムスになりたくなります。
どの曲も同じジャン、とおっしゃる方には不向きな音楽です。

8 シュガー・ベイブ/Show (1975年)
※ 日本のポップス史に燦然と輝く超有名イントロです。僕がドラムスを叩きたくなった理由。
だったかな?

9 ケレティギ・ジャバテ/マンカイラ (2005年)
※ アフリカはマリの国宝。バラフォン購入を真剣に考え始めている僕です。

10 アメリカ/名前のない馬 (1971年)
※ 当時の年間私的ベスト1ナンバーがこれ。

11 中山美穂/ただ泣きたくなるの (1994年)
※ 当時ある女性に求婚したとき、そして砕け散ったとき、
僕の耳の中で流れつづけていた曲。いい曲です。ほんと。
うわー、また、ジーンとしてしまったー。

12 Niagara Fallin’Stars/337秒間世界一周 (1978年)
※ 大滝詠一の特異な才能を面白く思える自分が嬉しいのです。

13 弘田三枝子/レオの歌 (1965年)
※ テレビ画面のレオと一緒にアフリカの大平原を走ったとき、僕の耳の中で
流れつづけていた曲。富田勲の曲ですが、何かに似てます。いや、筒美京平が
これを真似したのかな?思い出せない。

14 ボボ・ステンソン・トリオ/グッドバイ (2005年)
※ ポール・モーシャン(なんかモチアンの方がしっくりきますが)の後継者が
見つかりません。

15 ブレッド/イフ (1972年)
※ イントロ2秒で決まりでしょ。当時の年間私的ベスト1ナンバーです。


2005年12月07日(水) 大滝詠一・内田樹の対談。 aikoの“スター”が・・・突然

11月に刊行されたばっかりの『大瀧詠一〜大瀧詠一と大滝詠一のナイアガラ30年史〜』
(河出書房新社)





207ページ一切無駄なしの超破格値1143円!!(安すぎだ〜!!)
大滝マニアも大滝初心者もみーんな楽しめる極楽娯楽本です。
冒頭41ページに渡る大滝詠一・内田樹対談の内容の面白さ。
続いて22ページに渡る、大滝詠一・相倉久人対談「大滝ポップス講座〜分母分子論」
にうなずきマーチ状態の僕であります。
さらには、大滝詠一が選ぶポップスアルバム100(!)にのけぞってしまいましたぜい。
ブライアンなんか完全無視なんですねー、大滝さんは(笑)
ま、そりゃそうだわ、山下達郎とは違うんだから。
本というのは書き手の面子で決まるという典型ですね。
ちなみにこの素晴らしい本に文章(既出のものもあります)を提供しているのは、
小林旭、高田文夫、安田謙一、橋本徹、湯浅学、サエキけんぞう、岸野雄一
大和田俊之、和田ラジヲ、相倉久人(対談)、内田樹(対談)、星セント(対談)
青山陽一、サンボマスター、山本精一、他


細野晴臣のインタビュー集『the endless talking』
(平凡社ライブラリー文庫本)1400円と共に座右の書にしましょ。






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共産党から自民党へ鞍替えか?(笑)
んな、大袈裟なもんじゃないけどさー、大嫌いなaikoの“スター”が
急に良くなりだしちゃった。テヘ。
きっかけは、あるフレーズ。
aikoが「泣いてばかりだったけど♪」と歌う箇所。
あれって、まんまミスチルの“君が好き”の
「月も濁る東京の夜だ♪」のメロディなんですよ。
“君が好き”でも特に好きな部分。
で、“スター”の後半のギターカッティングはミスチルの“終わりなき旅”
になっていくのです。
これは明らかに桜井を意識してのものでしょうね。つまりオマージュだと。
しかも相当レベルの高い引用。印象的な「き〜みが〜すき〜♪」のメロを
持ってこない所がいい。あいかわらずaikoの出だしの部分には?マークが
ついてしまいますが、たとえば、あれほど気になっていたサビの入り方
(宙ぶらりんになるような感覚の転調)にさえ必然性を感じるようになってきました。
つまりです、あそこで一旦宙ぶらりんにすることで、着地の快感が増すと。
やば。疲れてるのかしら?いや、疲れてはいるけど、耳は元気だしな。
桜井はaikoを評価しているらしいけど、もしかしたらaikoって桜井命なの?
それって、僕が知らないだけ?(笑) 
でもでも、“三国駅”は駄作ですよ。やっぱ(笑)
職場にaikoそっくりの女性がいるけど、aikoよりずっと鼻が高い。
だからかわいくない。うーーむ、いかんぞ、墨田。右へ寄り過ぎだぞ〜(意味不明)


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aikoじゃなくてakikoのニューアルバム収録のジャンピンジャイブナンバー
“アイ・ウォント・ユー・トゥー・ビーマイ・ベイビー”(オリジナルはジョン・ヘンドリクス)
をラジオで聴きました。かなりゴキゲンな出来。
プロデュースは小西康陽。どうしよう〜。アルバム買っちゃおうかな。アマゾンで。







さ、サリフ・ケイタのニューアルバム「ムベンバ」の2曲目“ラバン”(至福の7分28秒!)
を聴いて寝ようっと。風邪で熱が出ちゃったし。ゴホン。


2005年12月06日(火) 発表!2005年度墨田レコード大賞受賞作品

マイルスの『Cellar Door Sessions 1970』(6枚組)という超目玉の発売を目前に控えていますが、
おそらく仕事の関係上、今年中の入手が不可能と思われますので
本日をもって2005年度を締めさせていただきます。
って、誰に断わっているのか?俺。

ということで、恒例の【墨田レコード大賞】を発表しましょう。
以下に並んだ顔ぶれが今年の僕の趣味です。
ミスチルが含まれていないのは意外でしょ?ま、そういうこともありますよ(笑)
創作意欲とか創作衝動といったものがどれくらい桜井君にあったのか?という点を
検証していく必要は確かにあるでしょうね。
TVCMで視聴者に曲を刷り込ませてからアルバムを発売するといったやりかたに
僕らは飽きはじめています。ポカリスエットとカップヌードルが目玉です、なんて
言われたら情けないですよね?
桜井和寿は一度ひとりになって、引きこもったらどうでしょ?
はっきりいえば、ミスチルを無期限活動停止させてはどうでしょうか?
サザンのようになりたいのなら別ですが、でも今のサザンが面白いとは思えません。
面白くする必要がないから、特別彼らも面白くしないだけで
つまり、ファンは桑田が活動しつづけることのみに意味を見出しているのです。
作品の質よりもキャリアにですね。
ミスチルは、ちょっとそっちの路線に行きそうな気配。やば。
くるりのようなスタンスって、ビッグにならない(なれない)から可能なんですよねー。

で、最優秀アルバムは最初はくるり、つぎに堀込と変わり
最終的には、サリフ・ケイタに落ち着きました。
個人的ディスカヴァー大賞のスブラクシュミと合わせて、今は、どっぷり浸かっています。

DVDではモンタレー・ポップ・フェスティバルの未発表映像集が本当にすごかったです。
アソシエイション、アル・クーパー、バターフィールド・ブルースバンド、
クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス、バーズ、ローラ・ニーロ、
ブルース・プロジェクト、バッファロー・スプリングフィールド、タイニー・ティム
の映像(ほとんどがクリアーな音質と画質!)を見れるとは思いませんでした!






発表!『2005年度墨田レコード大賞』





【 最優秀アルバム 】


● サリフ・ケイタ/ムベンバ






【 優秀アルバム10作品 】


★ 堀込高樹/Home Ground
★ くるり/NIKKI
★ 羽鳥美保/ecdysis
★ 安室奈美恵/Queen of Hip−Hop
★ さがゆきwith大友良英etc/see you in a dream
★ キース・ジャレット/レイディアンス
★ アトミック/ビキニ・テープス
★ 藤井郷子4/ライブ・イン・ジャパン2004
★ リチャード・ボナ/ティキ
★ ポール・マッカートニー/裏庭の混沌と創造






【 最優秀シングル 】


● Singer Songer /初花凛々






【 優秀シングル5作品】

★ 植村花菜/キセキ
★ サンボマスター/全ての夜と朝にタンバリンを鳴らすのだ
★ くるり/Baby I Love You
★ 安室奈美恵/White Light
★ 中島美嘉/桜色舞うころ






【 最優秀個人的ディスカバー作品 】


● M・S・スブラクシュミ/ライブ・アット・カーネギーホール







【 個人的ディスカヴァー優秀5作品 】


★ マイルス・デイビス/ザ・コンプリート・ジャック・ジョンソン・セッションズ(5cd)
★ ジャック・ニッチェ・ストーリー1962〜1979
★ ジャニス・ジョプリン/パール〜レガシー・エディション〜
★ ロバート・ワイアット/1974年9月8日 日曜日 ドゥールーリィ・レイン劇場
★ 林立夫セレクション/NON VINTAGE





【 最優秀DVD作品 】


● ブライアン・ウィルソン/スマイルDVD






【 優秀DVD5作品 】


★ フランク・ザッパ/ベイビー・スネイクス
★ キース・ジャレット/東京ソロ2002
★ Kinki Kids/Dome Tour 2004〜2005 Font De Anniversary
★ ザ・コンプリート・モンタレー・ポップ・フェスティバル(3DVD)
★ ザ・ゴールデン・カップス/ワンモアタイム(3DVD)




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はい。今年最後の編集CD-Rです。



sumita’s selection 2005.12.06


【 A Song For Kids 】


1 安室奈美恵/White Light
2 サリフ・ケイタ/ラバン
3 サリフ・ケイタ/ムベンバ
4 安室奈美恵/WoWa
5 安室奈美恵/I Wanna Show You My Love
6 ロバート・ワイアット/シー・ソング(1974年ライブ)
7 リチャード・ボナ/ティキ
8 リチャード・ボナ/ディパマ
9 ジャニス・ジョプリン/クライ・ベイビー(1970年ライブ)
10 ジャニス・ジョプリン/ボール・アンド・チェイン(1970年ライブ)
11 羽鳥美保/Ecdysis
12 羽鳥美保/A Song For Kids


2005年12月03日(土) 5%の耳

ポップスのポの字のとばくちも理解出来ていない音大シンガー平原綾香
のニューアルバムは日本のポップスのカヴァーだそうで。
ま、そんなことはどーでもいいことなんすが(笑)
彼女を過大評価し、せっせとCDを買ってあげる信者さんたちが
「ぜひ!綾香さんにあの曲を歌って欲しい!」という主旨で選曲したとのこと。
どういう風にやったのかは、知りませんが。知りたくもないですが。
まず第一に、ファンが選んだ曲をホイホイ歌ってしまうその尻軽ぶりがすでに大きな
マイナス点。そんなもん、ファンクラブで信者に配ればいいことで、
それで商売しちゃうのはあまりに低俗。
第二に、ファンの耳を簡単に信用してしまうのは、自分の耳に自信がない証拠。
第三に、そんなファンが選んだ曲だから、「秋桜」だとか「いとしのエリー」だとか
「なごり雪」だとか「翼をください」だとか「桜坂」だとか「言葉にできない」
なんていうのが入っていたりするわけです。
平原のファンって、そんなもんなんですよ。
と、いうのは嘘で、本当はどんなアーチストのファンもみーんなそんなもんなんですよ。
ミスチルのファンが同じ理由で選曲すれば、絶対に「世界にひとつだけの花」あたりが
入ってくるはず。それは誰のファンでも同じ。
つまり高性能超小型音楽再生機のイアホーンを耳につっこんで
自分だけの世界に浸っている自称音楽中毒患者の(極論ではなく)95%くらいは、
たいした耳を持っていないのが事実。
誤解されると困るのですが、僕はこういう連中が嫌いとは言ってませんからね(笑)
人格を否定してるのではなくて、耳を否定してるだけすから。
人生の残り時間が少ないので、こういう連中の相手をしている暇がありません。
幸い僕の周りには残りの5%に含まれる友人が数人いますので
彼らとの交流だけで満足なのですが、
しかし5%を見つけるのにかなり苦労しましたね。

あ、言っときますけど、この5%って、別に僕の好みの問題じゃないですよ。
極めて論理的にはじきだした数字です。

3分間、お話すれば、あなたが5%に含まれるのか、それとも95%に含まれるのか
わかります。

くだらないことをダラダラと書き連ねてごめんなさい。
今、僕は、南インド古典声楽の最高女性歌手(帯に書いてあるそのまんま(笑))
M・S・スブラクシュミの「ライブ・アット・カーネギーホール」(1977年)
の2枚組CDに夢中です。
もちろん彼女のことは知っていましたが、このライブを聴いたのは初めて。
とてつもないショック。
毎日毎日、聴きつづけています。聴けば聴くほど、奥の深さのその深さ具合が
尋常ではないことに気づかされます。
今年の「墨田大賞〜個人的ディスカヴァー部門〜」に今、決定しました。
5%に含まれる人たちが聴くべき音楽。
おいおい、僕がエリート意識むき出しだって?(笑)
僕に一番欠けているのが、そのエリート意識ってやつです。
誤解無きように、よろぴくね。


響 一朗

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