A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2005年11月29日(火) 2枚組編集CD-R 【 太陽と土と水を 】  【 どこかで 】

新しい仕事。初めての給料。
低収入だけど、充足感はありますね。こんなに飯が美味い日々を送ったのも久しぶり。
立ち仕事なんですが、おそらく腹が異常に減る原因は、一日中声を出しつづける
ことにあるのかもしれません。喉を痛めないように腹式呼吸でやや高めの発声を心がけて
いるので、いわゆる有酸素運動になっています。
神経を使う事は多いのですが(特に事故を起こさないように)
少しづつ健康体になっていく予感がします。


先日の小学生が殺された事件のことが、女の子の写真を新聞で見てしまってから
頭から離れません。突然、わずか7歳で命を奪われてしまう理不尽さを
家族はどのように受け止めていけばいいのでしょうか。
殺された女の子は、殺される瞬間、何を思っていたのでしょうか。
犯人が仮に未成年だとしても、死刑にすべきでしょう。死刑にしたからと言って
女の子が家族の元に戻ってくるわけではありませんが、それでも死刑しか罪を償い方法は
ないと思います。もちろん精神鑑定の必要性は一切認めてはいけません。
以前は死刑制度に反対だった僕ですが、最近はちょっと考えが変わってきましたね。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜







編集CD-R  sumita’s selection  2005.11.29


今回は2枚組ですぜい!



DISC−1 【 太陽と土と水を 】


1 M・S・スブラクシュミ/偉大なるガナバティ 「ライブ・アット・カーネギー・ホール」より
2 堀込高樹/絶交  「Home Ground」より

3 さがゆきwith渋谷毅/一人ぼっちの二人  作曲・中村八大 
4 さがゆきwith大友良英etc/太陽と土と水を  作曲・中村八大 
5 さがゆきwith渋谷毅/遠くへ行きたい  作曲・中村八大
6 さがゆきwith大友良英etc/宇宙へとびこめ  作曲・中村八大
7 さがゆきwith大友良英etc/生きているということは  作曲・中村八大
8 さがゆきwith渋谷毅/目を閉じて  作曲・中村八大
  ※以上「see you in a dream」より

9 スコーチ・トリオ/角のような 「ルッグムト」より ※ドラムスはポール・ニルセン・ラブ
10 堀込高樹/冬来たりなば 「Home Ground」より






DISC−2 【 どこかで 】

1 由紀さおり/夜明けのスキャット 作曲・いずみたく 編曲・渋谷毅
2 フォー・セインツ/希望  作曲・いずみたく 編曲・渋谷毅
3 由紀さおり/天使のスキャット  作曲・いずみたく 編曲・渋谷毅
4 坂本九/見上げてごらん夜の星を  作曲・いずみたく 編曲・渋谷毅

5 ロバート・ワイアット/リトル・レッド・ライディング・フッド・ヒット・ザ・ロード
6 ロバート・ワイアット/アイム・ア・ビリーヴァー
  ※以上 「1974年9月8日 日曜日 ドゥルーリィ・レイン劇場のロバート・ワイアット」より

7 コーラス/ワ・ワ・ワ・輪が三つ  作曲・三木鶏郎
8 三木鶏郎合唱団/明るいナショナル 作曲・三木鶏郎
9 千秋恵子/ポポンの歌  作曲・三木鶏郎
10 ダーク・ダックス/キリン・キリン  作曲・三木鶏郎
11 楠トシ江/マルキン自転車の歌  作曲・三木鶏郎
12 伴くみ子/ルルの歌  作曲・三木鶏郎
13 デューク・エイセス/グリコ・アーモンドチョコレートの歌  作曲・三木鶏郎
14 スリーグレイセス/キリンレモン  作曲・三木鶏郎
15 楠トシ江/船橋ヘルスセンター  作曲・三木鶏郎
16 弘田三枝子/アスパラで生き抜こう  作曲・三木鶏郎
   ※以上 CMソング

17 デューク・エイセス/鉄人28号  作曲・三木鶏郎
18 梅木マリ&フォー・コインズ/トムとジェリー  作曲・三木鶏郎
19 中山千夏/宇宙へとびこめ  作・編曲 中村八大
20 堺正章/なんでなんで  作・編曲 中村八大
21 北島三郎/帰ろかな  作・編曲 中村八大
22 坂本九/上を向いて歩こう  作・編曲 中村八大
23 さがゆきwith大友良英etc/どこかで  作曲・中村八大 
24 中村八大クインテット/夢であいましょう  作・編曲 中村八大




2005年11月26日(土) 堀込兄

予想通りの傑作と予想外の傑作。
それぞれ、今年の「墨田妖児が選ぶベストアルバム」の最有力候補です。
今のところは全くの同点。今後、どちらがヘビーローテーションになるかで決まります。

前者がくるりの新作「NIKKI」
後者がキリンジのお兄さんの方の初ソロアルバム「Home Ground」
音楽の咀嚼回数では、岸田繁も堀込高樹もほぼ同格でしょう。
方向性が違うだけです。

キリンジ弟の堀込泰行も「馬の骨」という変名でソロアルバムを出したばかりですが
僕は好きではありません。というか、僕がキリンジに夢中になれない原因は弟の歌い方
にあったりするのですが。
二人のソロアルバムを聴いて、お兄さんの声のほうが弟よりずっと良いと思いましたね。
むしろ弟いらないじゃん、って思ったりしました。
曲を書く才能は圧倒的にお兄さんの方がすごい。

アルバム「Home Ground」に収録された10曲全て良い!捨て曲なし!
しかも凝りに凝った、マニアックな曲作り。
ブライアンだのジミー・ウエッブだのバカラックだのスティーリー・ダンだの、
その他のありとあらゆるポップ職人からの影響がうかがえますが
決して、物真似に終始してるわけではありません。
どこか日本的な湿度の高さを感じさせるウェットな音づくりは
彼の志向するジャンルが洋楽ではなくて邦楽であることを
再確認させてくれます。つまり、かつてのニューミュージックってやつです。

それにしても、このアルバムはとにかく楽しい!それに尽きます。
奇異なコード進行は、一緒にCDにあわせてギターを弾くときに
初めて気づくもので、曲を聴いている時はほとんど意識することもないです。
この辺を、aikoは学んで欲しいですね。才能の差、ってやつなんでしょうが。

今、決めました。OK。今年のベストアルバム邦楽篇は
堀込高樹の「Home Ground」にした、っと!




2005年11月22日(火) 編集CD-R 【 ORION 〜冬のメロディ〜】

くるりの最新アルバム「NIKKI」の成功の最大の要因は、録音だと思います。
もちろん楽曲・演奏・歌唱の全てが過去の作品を超えているのは事実ですが
彼らが「やってみたかったこと」をやらせてあげたエンジニアのちからは
評価されるべきでしょう。
岸田君はあからさまに自分のルーツをさらけ出していますが
たとえ彼の作品が誰のどの作品に似ていようとも
それを僕らは微笑みながら受け取ればいいのです。
キンクスのあのギターの音が欲しかった岸田君は
ヴィンテージ物の機材使用へと向かわざるを得なかったのでしょう。
幸せな人です。羨ましい。

何度か登場した曲も含まれる今回の編集CD-Rですが
流れの中でどうしても必要な曲ですので、またか・・と思われるのは承知で
収録しました。
2曲目の植村花菜ですが、曲作りの進化のスピードがすごい。
録音レベルの高さもすごい(笑)いきなりデカイ音で驚かないでね。
BUMPの新曲にはしみじみとしてしまいました。素敵な曲ですよ。



編集CD-R  sumita’s selection  2005.11.22


【 ORION〜冬のメロディ〜 】 


1 山本千夏/トライフル  作曲・菅野よう子





2 植村花菜/キセキ  作曲・植村花菜 





3 くるり/雨上がり  作曲・岸田繁





4 小泉今日子/赤い金魚  作曲・菅野よう子
5 小泉今日子/for my life  作曲・菅野よう子





6 □□□(クチロロ)/朝の光  作曲・三浦康嗣





7 くるり/Bus To Finsbury  作曲・岸田繁





8 梶谷美由紀/Kiss The Sunlight  作曲・鈴木智文
9 梶谷美由紀/ルージュになりたい  作曲・朝本浩文





10 □□□(クチロロ)/パーティ  作曲・三浦康嗣





11 BUMP OF CHICKEN/supernova  作曲・藤原基央





12 BUMP OF CHICKEN/スノースマイル  作曲・藤原基央





13 ともさかりえ/愛しい時  作曲・上田知華





14 菅野よう子/skimsky  作曲・菅野よう子





15 羅針盤/ちから  作曲・山本精一





羅針盤、DMBQのドラマー、CHINAこと西浦真奈さんが
11月4日、ツアー中のアメリカで交通事故に巻き込まれて亡くなりました。
羅針盤ではリズムアレンジも担当していた彼女ですが、
山本精一が羅針盤の解散を発表しました。僕も彼女のドラムスが好きでしたので
ショックです。冥福を祈ります。。。


2005年11月19日(土) たとえば

死ぬほど眠い。

最近、テレビなどで「喩え」・「喩える」を「例え」・「例える」という風に
表記していますが、これって間違いじゃないすか?
「例えば」はもちろん正しい表記ですが、
「例えば」の「たとえ」と「喩え」の「たとえ」は意味が違う気がします。
僕の間違いならメールください。

おやすみなさい。



2005年11月15日(火) □□□

さーや、嫁ぐ、かぁ。 さーや、36歳、かぁ。
僕の大好物の年齢だけど、さーやは、いいや(笑)
民間に嫁ぐことで皇室が身近に感じられる、って、あんまり身近に感じられてもなぁ。
とりあえず、なんというか、こっちには来ないでくれよ、というのが正直な気持ちです。
でも、都庁の職員だという旦那さんは、どういう教育を受けてきたんだろう。
いや、これはバカにしてるんじゃなくて、職場での上司への口のききかたを見ていると
あれは敬語というよりむしろ皇室言葉じゃないか?などと思ってしまいます。
あ、ってことは、旦那さんの精神はやっぱ皇室的だったのね。
みんな、心配するなー、こっちには来てないようだぞ。
マスター!マディ・ウォーターズ1954年のヒット曲
“I Just Want To Make Love To You”
をリクエストするぜい。

・’゜☆。.:*:・’゜★゜

進化していく植村花菜の新曲“キセキ”(11月23日発売)、レミオロメンの“粉雪”
修二と彰の“青春アミーゴ”、スネオヘアーの“悲しみロックフェスティバル”が
FMでかかると、思わず聴き入ってしまいます。

aikoの新曲“スター”は冒頭5秒で、例のこねくり回したメロディに
頭痛が・・・・。サビへのメロディの持っていき方もあまりにも作為的。
aiko、もう俺、全然受け付けないっす。はっきりいって、大嫌い!
彼女、100%奇抜なコード進行から曲を作り始めているよね。
納豆の糸が引くような、ダラダラした歌い方も何とかならないものか?
おまい、一度でいいから、C−Am−F−G7−Cの基礎的循環コードで
極上のメロディ書いてみそ。

□□□(クチロロと読む)の新作「FANFARE」をAmazonにオーダーする。
オザケンに声が似ているらしいぞー。すっげー、ポップらしいぞー。楽しみ。




モンタレー・ポップ・フェスティヴァル1967の3枚組DVD(遂に出た!)もオーダー。
DISC3はマジでお宝すぎる!しかし、ちと値段が高すぎ。13000円ちょい。

で、すげー、眠い。寝ます。明日また日記書きます。たぶん。


2005年11月09日(水) 編集CD-R 【 快盗ルビイ 】

AIの“Story”って、そんなに名曲すかー?
ライオネル・リッチーが作る手癖ポップスそっくりに聴こえるんですが。
“Story”のライブヴァージョンを聴きましたが、音程のふらつきがすごく気になりました。
いや、ふらついてもいいんですが、あまりにも教科書的な歌唱法なので
かえって目立ったりするんですよー。テキトーにフェイクかませばいいのに。
AIってこんなにお行儀のいいシンガーでしたっけ?この歌詞を書いたのもAI?
つまんねー、歌詞・・・。作詞の才能・・・ないすね。

日本から、アレサ・フランクリンは出ないのねー。

さて、今日はお休みでした。あいかわらずの超疲労。
でもCD-Rを作って、あとの時間はずっとビリー・ホリデイと
ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を聴いてました。

ビリー・ホリデイ。やっぱり、好きです。
初期のバックメンバーも本当に素晴らしい。演奏だけ聴いていても満足できるほど。
ベニー・グッドマン、ロイ・エルドリッジ、ベン・ウェブスター、テディ・ウィルソン
コージー・コール、ジョニー・ホッジス、ハリー・カーネイ、アーティ・ショー
ジーン・クルーパ、バック・クレイトン、レスター・ヤング、ヘンリー・アレン
クーティ・ウィリアムス、クロード・ソーンヒル

すげぇ〜




・'゜☆。.:*:・'゜★゜





スポンサー至上主義なんでしょうね。
スポンサーのご機嫌を損ねないためなら視聴者などどーでもいい、という考え方。
でも実際には視聴者に見向きもされなくなったら、スポンサーも逃げるんですけどね。
全てのテレビ番組、ニュース・バラエティ・ドラマ・歌番組etc、に共通する
唐突なテレビCMの割り込み。(僕には割り込みに映ります)
沈鬱なドラマがコンマ1秒後には、陽気なファーストフードのCMに変わっていたりする。
かと思えば、CM前のシーンを再び繰り返すバラエティの常套手段のあざとさ。
つまりこれは水増しに他ならない訳でね。企画・内容の希薄さをごまかしているだけ。
結論、インチキってことです。
どのチャンネルを廻しても同じタレントばかりで、おそらく現在の最多出演回数を
誇っているのは、柴田理恵じゃないかな?
彼女は大嫌い・生理的に嫌い。別に彼女が信仰する宗教団体が
どうこういうわけじゃなくて、涙を売り物にする奴にロクなのはいないというのが
僕の考えです。
どうせ楽屋で水でもいっぱい飲んでいるのでは?(笑)安っぽいんですよ、
彼女にしても久本にしても、涙の価値を暴落させていることにご本人は気づいていらっしゃらない。
たぶん、あまり賢くないのでしょう。知らんけど。

僕は結構テレビを見るほうですが、
もうそろそろ、そういう習慣はやめないとな。
とりあえず、「相棒」「1リットルの涙」「バースデイ」「野ぶたをプロデュース」だけ見ようっと。




・'゜☆。.:*:・'゜★゜







編集CD-R  sumita’s selection

2005.11.09



【 快盗ルビイ 】

1 瞳がほほえむから/今井美樹
2 Piece of My Wish/今井美樹
ポップス職人・上田知華の傑作!ともさかりえの“愛しい時”も合わせてお聞きください。

3 ベイズン・ストリート・ブルース/ルイ・アームストロング
4 ウエスト・エンド・ブルース/ルイ・アームストロング
5 ストラッティン・ウィズ・サム・バーベキュー/ルイ・アームストロング
サッチモとして世間に認知されるずっと以前、気難しい即興音楽家だったルイ。
彼の超モダンなアドリブはこの時代(1926年〜1928年)が最高。

6 全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ/サンボマスター
7 あの鐘を鳴らすのはあなた/サンボマスター
サンボマスターの新たな展開への分岐点になるかもしれない2曲。
もちろん、ならない可能性もあります。

8 映画「ラス・メニナス」 /作曲・松村禎三
9 映画「息子」 /作曲・松村禎三
10 映画「月山」 /作曲・松村禎三
武満徹・黛敏郎・松村禎三でしょ。映画音楽なら。
「息子」のピアノが、味わい深いです。映画を見るとさらに深さが増しますよ。

11 映画「ゴジラ対ヘドラ」 /唄・麻里圭子 作曲・眞鍋理一郎
12 映画「日本開放戦線・三里塚」 /作曲・眞鍋理一郎
ゴジラ対ヘドラ挿入歌の歌詞が素晴らしいのです。
何気にバックのリズムセクションが、いかしてます。三里塚は悲しい。

13 映画「ゴジラ」 /作曲・伊福部昭
14 映画「地球防衛軍」 /作曲・伊福部昭
15 映画「空の大怪獣ラドン」 /作曲・伊福部昭
16 映画「キングコング対ゴジラ」 /作曲・伊福部昭
伊福部ワールド全開。「ゴジラ」のメロディに何故か、子供の頃から
“ゴジラ〜♪ゴジラ〜♪ゴジラとメカゴジラ〜♪”という歌詞をつけていた僕。
もちろんメカゴジラが登場するのは、ずっとあと。
「地球防衛軍」のマーチって、ストラヴィンスキーとスーザとブギウギの合体だったのね。
「ラドン」の音楽は、もう、ものすごいことになってます!

17 映画「わが闘争」 /作曲・八木正生
数多い八木正生の映画音楽の中から、これを真っ先に選ぶ人は少ないのでは?

18 Baby I Love You/くるり
2度めのサビ前の転調をじっと待つのです。そして、ベースギターが超素敵です!!

19 映画「快盗ルビイ」 /作曲・八木正生
八木正生の遺作。メロディー・メーカーですね。
ムーンリヴァーをイメージしたのかな?泣きそうになります。

20 快盗ルビイ/小泉今日子
最後は大滝詠一の傑作で締めましょう!キョンキョンの声がとにかく素敵!



2005年11月06日(日) 若者に相応しい音楽

倖田来未のドキュメンタリーを途中まで見る。
この娘はやっぱり、駄目だ。
前にも指摘したが、自身の歌詞の稚拙さは致命的だし、
何よりもこの娘の存在自体が、今の日本のポップス界の
売れれば勝ち!的な音楽二の次主義の象徴に思える。
何度でも言うが、この程度の歌唱力とこの程度の楽曲とこの程度のルックスで
満足できちゃう若者って、ちょっと音楽的民度が低くねー??
でも音楽って正直に聴き手の音楽的民度に合わせて流行するように出来ているよね。
つまり、今の若者には倖田は相応しいってことか。
こういう娘が調子ぶっこいているとき、
本田美奈子はひっそりと亡くなっていた。彼女がどれくらい歌唱法に
磨きをかけたか(あまり好きな歌唱法ではないが、努力と結果は賞賛に値する)
倖田には一生分からないだろうな。まあ、分かって欲しくもないが。


2005年11月02日(水) ひたすら聴く一日

完全休養日。
CDを聴きつづける。
とにかく思いつくまま曲を選んで耳に流し込む。かなり快感。
職場のさまざまな音から開放された喜びに浸る。


大貫妙子/緑の風
井上陽水/帰れない二人
ディーリアス/ソング・オブ・サマー
マイク・ブルームフィールド/59番街橋の歌
坂本真綾/マメシバ
ベロフ(pf)ドビュッシー/2つのアラベスク(1995年録音盤)
    〃        /ベルガマスク組曲(  〃   )
ジョン・デンバー/緑の風のアニー
デューク・エリントン楽団/ザ・ムーチ
ポール・マッカートニー/モンクベリー・ムーン・デライト
くるり/baby i love you
グレン・グールド(pf)ベートーヴェン/ピアノソナタ第13番
サンボマスター/全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ
菅野よう子/破片〜時速12キロのフリンジ〜彼女の温度〜ウイークエンド
ポール・マッカートニー/ハウ・カインド・オブ・ユー
遠藤賢司/雨あがりのビル街
遠藤賢司/遠い汽笛
小沢健二/痛快ウキウキ通り
小沢健二/夜と日時計
GARO/地球はメリーゴーランド
GARO/美しすぎて
GARO/涙はいらない
オフコース/眠れぬ夜
オフコース/こころは気紛れ
オフコース/やさしさにさようなら
オフコース/秋の気配


1972年に戻りたいなぁ。。。。17歳の俺。



2005年11月01日(火) くるり“baby i love you” サンボマスター“全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ” 吉田美奈子「FLAPPER」




「くるり/Baby I Love You」

2曲目の“the veranda”は、
岸田繁の肩越しに友部正人の照れくさそうな顔がのぞいてる、そんな曲。
今月末に発売されるニューアルバムへの期待を膨らませてくれる佳曲ですね。

一曲目の2分26秒後、転調して始まる2度目のBaby I Love Youのコーラスは空高く
上昇していく思いの翼のようにしなやかで力強い。ポップスでもロックでもフォークでもない
くるりだけの世界にさらに磨きがかかっています。これは見事としか言いようがないです。
フォトアルバム(つまり動かない映像)だけの初回限定DVDがついて1400円は少し高いかと思いましたが、実際に音楽をバックに見ると、このフォトアルバムは想像以上に
趣があります。これもやっぱり、くるりらしい考え方かなベリーグッドですよ。







「サンボマスター/全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ」

演奏が荒くても(しかし、確実に進歩しているのが素晴らしい!)歌の音程がふらついても
歌詞に多少稚拙な部分があっても、僕はこれは許しちゃう。
だって、彼ら、志が低くないもんね。ゼニカネの世界ではなく、音楽の世界で上昇していこうとする意思は
作品を発表するごとに強くなっています。
それがあれば大丈夫。2曲目の和田アキ子のカヴァー曲“あの鐘を鳴らすのはあなた”も
一部だけ(つまづいて〜傷ついて〜♪の“傷ついて〜”の部分)メロディを変えて歌っていますが、
非常に効果的で感心しました。この方が、説得力があります。作曲者の森田公一に
聞かせたいですね。他にもドラムスのシンコベーションを効かせた部分とか、メリハリのある
アイデアが素晴らしい。
彼らがこれからやるべき事は、リズムセクションの強化と声の出し方のバリエーションを
増やすことかな。でも、今はこれでも僕は満足してます。超ベリーグッドです!









いつからか好きではなくなって、すっかり聴かなくなった吉田美奈子の「フラッパー」
を再購入。もちろん先日の林立夫セレクションで“かたおもい”を聴いたからで。
うーん、当時もこのアルバムには感動していたんだなー。全部思い出しました。
もちろん吉田美奈子の向こう側にはローラ・ニーロが見えているわけですが
むしろローラ・ニーロを志向したことで、日本語の発音や歌詞のアクセントのつけかた
に独特な個性が生れたのかもしれません。問題は、彼女がそれを途中で捨ててしまった(?)ことなのですが、ま、それは今はいいや(笑)
アレンジの矢野誠と佐藤博がもうすごくて、ドラムスは林立夫と村上秀一が叩き分けてて、
林立夫のロスっぽさに対して村上秀一のニューヨークっぽさ、その違いが面白い。
細野と高水の両巨匠のベースプレイはグルーヴしまくり、
松木恒秀と鈴木茂は共に味わい深いギターを聴かせ、矢野顕子のピアノは今話題の
上原ひろみなど足元にも及ばないほどの即興性とスイング感に溢れています。
聴きどころがあまりにも多くて書ききれませんが、ベストプレイは8曲目“”忘れかけてた季節へ”
での矢野誠のストリングアレンジと吉田美奈子自身によるピアノ。うわー、こんな演奏を
僕は10数年間忘れてたんだー・・・。ほんと再発見できてよかったー。
今なら僕が選ぶ日本のポップス&ロックアルバムベスト50に確実に入りますね。


仕事がとにかく忙しくて、ちょっと戸惑い気味ですが
何とか音楽を聴いて生きてます。うそ、死んでます・・・。
ただし、先日も書いたように疲労で休みの日以外は更新が難しい。
書き留めたい事は山ほどあるし、作りたい編集CD-Rの選曲もしたいし、
友人と話もしたいし、新譜もいろいろ出るし、旧譜も買いたい。
あー、本当に時間がありません。あー、神様、僕に強靭な肉体と有り余るほどの時間を
下さい。


響 一朗

My追加