A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年08月31日(火) TOKYO−FMの「TOSHIBA BEATS PER MINUTE」は二度と聞かないぞ!

仕事帰りにFMラジオを聴いていてムカついてしまった。
番組名はTOKYO−FMの「TOSHIBA BEATS PER MINUTE」
ムカつかせたパーソナリティは、森泉アリと堀内尚子。
およそ深みのない音楽話に終始するのだが、まだそれは許せる。
どうにもガマンならないのが、日本人のリスナー相手にスカした発音の
英語でアーチスト名と曲名の紹介をすることだ。
いい音楽だと思うから番組で紹介するんでしょ?
聞いてる僕らが誰の曲か分からんでどうするの?
誰のための番組なの?そう、ようするに森泉アリと堀内尚子のための
番組なのだ。
やつらだけが気持ちイイ番組なんだと思う。
そういう、何ていうのかな、英語が一番カッコイイと思う低俗さとでもいうのかな、おそらく高学歴のお二人なのだろう、
「すっごい英語うまーい!」なんてみんなから言われてきたんだろうな。


「まぁ〜しる〜あらっくのちぁ〜だらっぷでした。」
って誰なんだ?!
すごくいい曲で一発で気に入ったのに、全くヒアリングが出来なかった。
ムカつきながら、家に帰ってきて東京FMのサイトを覗いてみた。
いやぁ〜これまた調子ぶっこいたサイトですわ。
みなさんも一回覗いてみて。
いちいちLOADINGに時間がかかりやがって、
いつまでたっても番組のページにたどり着かないよ。
どういう奴らがこういうサイトを作っているんだろう。
少しでも早く情報が欲しい人たちをここまで待たせる神経は
相当なもんだ。頭、悪いのかな?
きっと学校の成績はトップクラスなんだろうな。
やだやだ・・・。

でもって、アーチストと曲名がやっと分かった。
マッシブ・アタックの“ティア・ドロップ”。
「マッ」「シ」「ブ」「ア」「タッ」「ク」の「ティ」「アー」「ド」「ロッ」「プ」。
これが日本語よ。


追加情報

堀内尚子とは、、、

ラジオDJとして、
InterFM『SURF'S UP』
(ウヘェ〜!↑このタイトルはマジ使って欲しくねー!)
TokyoFM『Beats Per Minute』
bayfm78『EVER BLUE〜SEA OF LOVE〜』
などのレギュラー番組を持つ他、TVナレーション、
雑誌などでも活躍中!
「英語力を活かしたトーク」と趣味のサーフィンから伝わる感性が
魅力のひとつ。

だとさ、ケッ!




最後っ屁


ある若手音楽評論家(なのかな?)がラジオで言っていた。
「ブルーハーツが日本のパンクのはしりでしょう!」と。
こういうお間抜けが堂々と大手を振って歩けるのが日本の
音楽業界の致命的な部分。
何でもいいけど、勉強してこいや。若造。


2004年08月25日(水) BRIAN WILSON PRESENTS 「SMILE」

決して嫌いじゃなかった石井恒だけど、
ミュージックマガジン9月号168ページの
チャンコロ(中国人の蔑称)発言で嫌いになった。
石原慎太郎と同じ単細胞のバカ。
ずっと昔、親父が「このチャンコロめ!」とテレビを観ていて怒鳴った。
その時、おふくろは親父をひどく軽蔑する表情を見せた。
そのことをよく覚えている。
人間が使う言葉の中でもほとんど最低ランクの言葉である。
こういう言葉を平気で使える神経が理解できない。
日本人に対する中国人の発言を受けてのチャンコロ発言だろうが、
いくら言論の自由だからと言って、
こういう最低の言語を中国人を「侮蔑する目的」で載せる事にOKした
高橋修編集長は反省すべし。(知らなかった、では済まない)
ミュージックマガジンの信用を落とすことになるぞ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「BRIAN WILSON/GOOD ELABORATION」
Royal Festival Hall,London Feb.24,2004
ジャケットには『BRIAN WILSON PRESENTS SMILE』と
書かれている!2枚組CD。

最高音質で有名なMOONRAKER RECORDSから発売された
ブートレッグだ。
僕もいろいろなブートを聴いてきたが、会場録音でありながら
ここまで「素晴らしくいい音」のブートに出会った事はほとんどない。
コーサート会場の最も音がいい席に座って聴いているような錯覚に
陥ってしまう。何というふくよかな音なんだろう!
CD1は58分、CD2は76分。計2時間14分。天国である。

さて、ビーチボーイズに興味がある人ならもうお分かりだろう。
これは今年行なわれた例のSMILEツアーのライブ録音である。
(「SMILE」の完全演奏はCD2の中の49分間)
萩原健太氏が狂喜していたあのツアーだ。


二度と正式な形では発表されないと思われていた「SMILE」が
ブライアン自身によって再プロデュースされて陽の目を見ることになった。
40年近く前にお蔵入りした作品だが、今回のツアー(スタジオ録音も
進行中!)で演奏された形が果たしてオリジナルのそれであったかどうかは
定かではないが、少なくとも僕らが音質最低のブートで聴き親しんできた
様々なメロディやリズム、擬音などはそのまま使われている。
つまり、組み合わせの変化はあったとしても、
ブライアンとヴァン・ダイク・パークスが作り出した全くもって斬新で
プログレッシブなサウンドはきちんと再現されているのだ。
そして驚かされるのは、21世紀の現在でも、
SMILEのサウンドが多種多様な音楽の中にあって、
孤高の先鋭性において他より圧倒的に抜きん出ているという点である!
まるで冷凍保存されていた前衛が今まさに蘇って輝き始めたかの
ように。。。。
このライブを聴いていて、そう思わずにはいられなかった。

もしも当時この作品が発表されていたら、
どういう風に位置付けされたのだろうか?
少なくとも「ペットサウンズ」との共通性はほとんど感じられない。
ノンジャンル、無国籍、前衛、フリーミュージック(ジャズ的な意味のフリーミュージックとはちょっと異なる)・・・・・。上手い呼び名が無い。
あえて言えば、「考え込んでしまうポップス」か?意味が分からんが。(笑)
あの時代にこういう音楽は無かったはずだ。
唯一、似ているのはフランク・ザッパ&ザ・マザーズかもしれない。(冗談ではなく、本気でそう思う)


それにしてもブライアンの作曲能力って物凄かったんだなぁ・・
だから、、、僕はこの曲たちを当時のブライアンの声で聴きたかった。
最近のブライアンの声がどうしても苦手な僕だが、
このライブを聴いてもその考えは変わらない。
あまりにも老いてしまったブライアンの声。
メンバーがかなりサポートしているが、それでも
“サーフス・アップ” “ウィンドチャイムス” “ワンダフル”といった曲では
ブライアンの音程のふらつきが非常に気になる。(僕だけ?)
多分、スタジオ録音では多少は解消されるだろうが、
でも、でも・・・・やっぱ・・あの頃のブライアンではないんだよな・・。
こういうネガティブな考えはいけないのだろうか?

ま、それはそれとして、「SMILE」が完成品として聴けて僕は幸せだ。
会場にいたポール・マッカートニーも作品の比類なき個性と
圧倒的な完成度に驚いたことだろう。
たぶん、ポールはブライアンに白旗を揚げたと、思う。


『SMILE』


1st MOVEMENT


1 PRAYER
2 HEROES & VILLAINS
3 DO YOU LIKE WORMS
4 BARNYARD
5 THE OLD MASTER PAINTER
6 YOU ARE MY SUNSHINE
7 CABINESSENCE
8 WONDERFUL 


2nd MOVEMENT


1 WONDERFUL
2 A CHILDREN’S SONG
3 CHILD IS THE FATHER OF THE MAN
4 SURF’S UP


3rd MOVEMENT


1 I’M IN GREAT SHAPE
2 I WANNA BE AROUND
3 VEGETABLES
4 HOLIDAY
5 WIND CHIMES
6 Mrs.O’LEARY’S COW
7 I LOVE TO SAY DA DA
8 PRAYER
9 GOOD VIBRATIONS




追加日記



堂本剛のソングライティング能力を少し過大評価しすぎたようだ。
“ORIGINAL COLOR”と“ココロノブラインド”級の名曲が
アルバム「si:」には収録されていないという事実。
メロディのカラーが同傾向になりがちであり、
聴いていると何だか同じ町内を堂々めぐりしているかのような
錯覚に陥る。何度も同じ景色に出会ってしまう。
ミスチルの桜井に心酔する堂本だが、師匠との差は歴然だ。
アルバムを一枚通して飽きさせることなく聴かせてしまうちからというのは、
やはり天与の才と年季が合体して初めて生まれてくるものなのだろう。
堂本はまだ始まったばかりだ。
僕は、ついそのことを忘れていた。
もうひとつ、過剰なアレンジには少々鼻白んだ。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜

アテネオリンピック、シンクロ・デュエットの決勝を観た。
すごいけど、感動しないのがロシアのシンクロ・デュエット。
一方、個性的で面白さが尽きないのが日本。
完璧さではロシアがはるかに日本の上をいっているが、
さて、どうなんだろう?それってクラシックとポピュラーミュージックの
違いに似ている気がするが。
オリンピックは完璧さを競う戦いなのだからロシアの1位は
当然だが、観客は絶対に日本の演技に面白さを感じたと思う。
実は、音楽もそういう部分、つまり面白さを追求していく事で
新たな方向性が見出されるのではないだろうか。
楽譜を再現するだけの行為(もちろん指揮者や演奏家の意思は
反映されてはいるだろうが)に果たして未来の音楽を
生みだす可能性があるのか、、、疑問である。
僕がクラシックの熱烈なファンであることをやめた理由は
実はそんなところにあるのだ。


2004年08月19日(木) 岩井宏「30才」

暑い。昨日もかなり暑かったが、今日も暑い。
おいおい、明日から仕事だぜい。夏休みの終わりは儚いな・・・。

愛ちゃん、負けてもうた。
しかし、第四セットのジュース、ジュースの戦いはすごかったっす。
あのセットをとっていればなぁ・・・。
試合を終えた瞬間、相手が精神的疲労からへたり込んだ姿は印象的だった。愛ちゃんは、普通だった。
ま、15歳ですからね、まだあと3回はオリンピックに出られるし。
小っちゃな頃からテレビで観ていた愛ちゃんがオリンピックの舞台で
堂々とプレイしている姿を観るのは感慨深い。
娘は成長したのね。


起きて間もなく、HMVからCDが届く。

「ART ENSEMBLE OF CHICAGO/AMERICANS 
 SWINGING IN PARIS」
1969・1970年に録音。
1〜6まではソウルシンガーのフォンテラ・バスが参加した超カッコいい
ファンキー・ソウル・ジャズ・セッション。
7〜8は“PEOPLE IN SORROW(邦題・苦悩の人々)”。


朝からMASADAのライブを聴いていきなりぶっ飛ぶ。
ドラムスのジョーイ・バローンの物凄いスィング感と推進力に
驚く。
こいつ、マジ、スッゲ〜〜!!!って感じだ。
上手いドラマーであることは知っていたが、
僕の中ではもっとシニカルな印象のドラマーだったんだよね。
それがもう猪突猛進しちゃうんだから、それは爽快でしょー。
もちろん細かいニュアンスにこだわった彼ならではのプレイも
随所で聴かれる。
MASADAっていうとジョン・ゾーンにどうしても興味が集中しがち(僕だけかも?)だったが、デイブ・ダグラス(tp)とジョーイ・バローンという才能が支えているのね、と考えを新たにした。
MASADAを全部聴きたくなった。・・・・・金は無い。



岩井宏は2〜3年前に交通事故で亡くなっている。
酔っ払って自転車で帰る途中、転倒し車にはねられたそうである。
日本の音楽ファンの99・9%が知らなかった(僕も知らなかった)出来事だ。
というより岩井宏を知っている、あるいは実際に彼の音楽を聴いたことのある音楽ファンってどれくらいいるんだろう?
ほとんどいない、といってもいいだろうな。
僕らの世代(つまり昭和30年代前半)よりあとの世代には馴染みのない
名前だと思う。

岩井宏。バンジョー奏者でシンガーソングライター。
“かみしばい”という名曲で中津川フォークジャンボリーを沸かす。
彼の周辺には加川良(岩井の親友)、中川イサト、高田渡などがいる。
何となく彼の位置がご理解いただけると思う。
超絶テクニックのバンジョー奏者はブルーグラスの世界にはいくらでも
いるが、いわゆるホーボーソング的な歌の伴奏として味わい深く聴かせる
バンジョーとしては岩井の演奏の右に出るものはいないであろう。
彼のバンジョーのプレイは常に歌と共にあったのだ。

1973年に発表された1stソロアルバム「30才」がようやくCD化された。
これは、大変な名作である。
日本のフォークシーンの中でも特に優れたアルバムとして
語り継がれてきたものだ。
1曲目、高田渡作詞の“小さな歯車に油をさそう”が特に素晴らしい。
岩井の声の柔らかさ、バンジョーの音色の温かさ、中川イサトのアコギの
絶妙なバッキング。。。
冒頭の一曲で僕は感動する。
今のプロのフォークシンガー(気取り)が見過ごしている世界がそこには
あるように思う。
派手にギターをかき鳴らして、2人でハモればいいというものではない。
大切なのは、歌の心を聴き手に語りかける真摯な姿勢なのだ。
30才で1stソロアルバム(2ndソロは作ったのだろうか?僕は知らない)
発表というのはかなり遅い。
でも30才という年齢になって初めて見えたものもあったのだろう。

このアルバムは息子のさとし君(ジャケットの赤ちゃん)に捧げられている。


2004年08月18日(水) 麻田浩「GREETINGS FROM NASHVILLE」

1963年、マイク・真木とMFQを結成しフォークシンガーとして活動し始めた
麻田浩は13年後の1976年にトムス・キャビン・プロダクションを設立。
数々の外タレを招聘しコンサートをプロデュースする。
その後、麻田事務所を経て1999年にセブンゴッド・プロダクションを設立。
現在に至っている。

そんな麻田浩が1972年に発表した傑作カントリー・ロックアルバム
「GREETINGS FROM NASHVILLE」がすごいボーナストラック付の
2枚組でCD化された。こういうのを快挙というのだろう。SONYよ偉いぞ。
ディスク1がオリジナル盤で、ディスク2がシングル盤+レアトラックス集。
チャーリー・マッコイ、ケネス・バトゥレイ、デヴィッド・ブリッグス、ピート・ドレイク等超一流のナッシュビルのミュージシャンをバックに従えてレコーディングされた「GREETINGS〜」はとにかく素晴らしい。
麻田浩というシンガーの知名度は極めて低いと思う。
たとえばかなり音楽に詳しい人でも麻田浩と聞けば
ピチカート・ファイブのマネージャーとして認識しているのでは
ないだろうか?
いや、すごい人なんですよ、これが。
当時も今もここまで徹底的にアメリカナイズされたシンガーは
ジャズの世界以外ではいないのではないかな。
とにかくいい声。この手の音楽に最も向いている声だ。
伸びやかで明るく、しかし時として翳りのある表情も見せる。
決して上手いシンガーではないが、何度でも聞いてみたくなる
声であり歌い方である。

ディスク2に収録されているキャラメル・ママ・セッション(4曲)と
ラストショー+はちみつぱい・セッション(7曲)はすごいお宝音源だ。
さてこの2枚組のベストトラックは、
ディスク2の“風に吹かれてみたいから”(シングルヴァージョン)。
同曲はナッシュビルセッションにも収録されているが、
石川鷹彦がアコギで大活躍するシングルヴァージョンの方が好きだ。
(なお、ナッシュビルセッションもアコギは石川鷹彦が担当している。)
ナッシュビルヴァージョンがカントリーロック風だとすると、
シングルヴァージョンは(ライナーにもあるが)ゴードン・ライトフット風の
爽やかなフォークソングになっている。
それにしても石川鷹彦のギターの音色は素晴らしすぎる。
マーチンのギターだろう。若い頃、この音色に惹かれて
マーチンのギターを買うのが一生の夢だったなぁ・・・・。
しかし、このアルバムを聴いていて、
自分の中にあるカントリーへの愛着度合いが結構低くないことを
再認識した。
アメリカは嫌いだけどね(笑)



・’゜☆。.:*:・’゜★゜



夏休みも明日で終わり。
CDを聴きまくるぞ。

鑑賞予定ディスクは、

「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/ライブ・イン・ジャパン」
「ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ/ライブ・イン・ジャパン」
「あがた森魚/ギネオベルデ」
「オマール・ソーサ/ムラートス」
「MASADA/LIVE AT TONIC 2001」
「岩井宏/30才」


2004年08月17日(火) 谷本歩実、南正人、あがた森魚。次回は岩井宏。

柔道の金メダリストの谷亮子や谷本歩実、あるいはバレーボールの
大山加奈の勝負に挑む時の「男らしい」目と引き締まった口元が好きだ。
ほとんど惚れていると言ってもよい。
彼女達に共通しているのは勝負を終えたときの極めて女性的な表情だ。
3人とも笑顔が実にかわいらしい。
いまどきの女性にほとんど失望している僕は、
自然と彼女らアスリートへと嗜好が変わりつつある。
キーワードは禁欲的ということなのだろう。
中でも、表彰台上の谷本歩実の美しさは際立っていたように思う。



日本のスワンプロックの金字塔である南正人の「ファーストアルバム」
(ベルウッド)がCD化された。
実際には2ndアルバムにあたるのだが、何故かタイトルはファーストアルバムとなっている。(ちなみに本当の1stアルバムのタイトルは「回帰線」)
リリースは1973年。バックの演奏はキャラメルママである。
おそらくキャラメルママ史上最高の演奏であろう。
特に林立夫のドラムスは驚くべき演奏で、いつもの彼のプレイとは明らかに
違っている。アーシーな感覚を全面に出すために、絶妙なタイム感覚で
リズムを微妙にずらしている。
そこに全く同じ考えの細野晴臣のベースがからみつく。
このリズムセクションの魅力は一言では語り尽くせない。
吉野金次のミキシングがまた素晴らしく、録音された音の
生々しさは尋常ではない。
もちろん主人公、南正人の実力はあえて語る必要もないであろう。
このアルバムは山奥にある南の自宅(わらぶき屋根の農家)で録音されたが、その後マリファナの不始末で全焼した。同時に南も逮捕された。




あがた森魚の新作「ギネオベルデ」を買ってきた。
友人の影響であがたの世界にハマってしまった僕だが、
今回のアルバムはカリブ海の島国、ドミニカ共和国で録音された。
あがたの片腕となってサウンドプロデュースをしたのは、
元リトルクリーチャーズの才人、青柳拓次だ。
あがた〜青柳〜ドミニカ。
これだけでもう買わずにはいられない。
ラテンをやっているんです、というような単純なものではなく、
音作りの隅々にあがたと青柳のマニアックなこだわりが感じられて
面白い。
それにしても青柳の弾く生ギターとエレキギターは本当に良い!
あがた森魚のソングライターとしての才能はずっと上昇線を描いている。
今の彼なら何でも作れそうな気がする。
裏ジャケが素敵!買ってよかった!



次回は1973年発表の岩井宏の名盤「30才」(祝・初CD化!)
と麻田浩の傑作「グリーティング・フロム・ナッシュビル」(祝・初CD化!)
について書こうと思う。書かないかもしれないが(笑)


2004年08月11日(水) 水とリズム

1985年8月12日午後7時過ぎ、日航機123便は群馬県の御巣鷹山
(実際には御巣鷹山ではなかったようだ)に墜落した。
乗員乗客520人が死亡。(4人だけが奇跡的に助かった)
死亡者の中には、歌手の坂本九ちゃん、阪神球団社長、伊勢ケ浜親方
の妻子、甲子園に息子を応援にいく途中の父親、タカラジェンヌらもいた。
その年、阪神は奇跡の優勝をすることになる。(何か霊的なものを
感じずにはいられない)
機長の優れた操縦技術が、結果的には不幸にも30分に渡る
ダッチロールの地獄の恐怖を乗客たちに体験させることとなった。
つまり30分もの間、乗客たちは数秒先に訪れるかもしれない
死の恐怖に苛まれ続けていたのだ。
機体はほぼ真っ逆さまに墜落、それもかなりのスピードであったらしい。
遺体の損傷は激しく、ほとんどバラバラの状態だった。

墜落の原因は納得のできる形では解明されていない。
真実は何だったのか?


1985年は、女優の夏目雅子が白血病で亡くなった年でもあった。




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風呂上がりに冷蔵庫でキンキンに冷えた水道水を飲み干す。
至福の瞬間。
酒を完全に断ったので、もちろん風呂上がりのビール!というのも
無くなった。
しかし、考えてみれば酒を断った理由がいまいち判然としない(笑)
う〜〜〜む。
おお!そうだ!このまま行ったらアルコール依存症になると
思ったんだった。
明らかに寂しいであろう晩年に僕は必ずアルコールに頼る生活を
する、と確信していたんだ。
肝硬変になって苦しんで死ぬのは嫌だなー。

ということで、酒は一滴も口にしていない。
最近では飲みたいとも思わなくなった。
一日60本吸っていたタバコを33歳のある日を境にピッタリとやめ、
48歳で酒を断った。なかなか出来ないことを僕はやってのけた。
これは偉業だ。えらいぞ、墨田。
つまりは、僕がかなり頑固な人間である事の証明でもあるのだが。

話は戻るが、現在の僕の主なる飲料は水道水である。
外に出たときはポカリスエットだが。
冷蔵庫に毎日飲む分だけの水道水が入ったコップを
入れておく。日本の水は美味いと思う。(外国の水を飲んだ事は
ないが)
こんなに美味い水が飲めるという事は実はとてつもなく
すごいことなのでは?と考える。
水道水はまずい、六甲のおいしい水でなくちゃ!
という贅沢を僕は許さない。
世界にいくらでもいる泥水を飲む子供たちのことを考えれば
できる発言ではない。

水を飲み干したら急にセロニアス・モンクのライブ・イン・ジャパンが
聴きたくなってきた。
うへぇ〜!我が家にはセロニアス・モンクが一枚も残っていない!
な、なんということ・・・・。
親分面してCDラックのJAZZのコーナーを占領していた数十枚の
モンク達がすべて消えてた。
僕の人生って・・・・なに?

気を取り直してボブ・マーリーを聴く。
「オフ・ザ・ピッチ」と「オン・ザ・ピッチ」の2枚。
1969年に異才リー・ペリーのプロデュースで録音された
最初期のボブ・マーリーの楽曲集である。
外国盤では違うアルバムタイトルでずっと以前から入手はできた。
リー・ペリーといえばダブであるが、こういう「普通の」録音物でも
彼のミキサーとしての手法はかなり異常だ。
音の遠近感も手触りもバランス感覚も常識を逸脱している。
音楽に精通していない人が聴くと、まるで素人が適当に
録音したかのように思うだろう。
一言で言えば、「綺麗な音」ではないのだ。
というより「汚い音」かもしれない。
あえて濁らせた意味をそこに見つけられなければ、
この音楽は、特にクラシック愛好家には雑音にしか
聴こえないだろう。
アンバランスなバランス感覚を偏愛する僕や僕の友人などは
こういう音世界にいとも簡単にのめり込める。
そう、キャプテン・ビーフハートの「あの音」「あの録音」に
共感できる人なら、リー・ペリーの世界はもう我が家の庭みたいなものだ。
ベスト・トラックは、ボブ・マーリー作の“MY CUP”(驚愕の演奏!)と
リー・ペリー作の“RAINBOW COUNTRY”(完璧な作品。音創りの魔法)。
アストン&カールトン・バレット兄弟のリズムセクションは
もうすごすぎて言葉にならない。
リズムが全てを支配していくのだ。
多くの音楽ファンに聴いてもらいたい。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜・’゜☆。.:*:・’゜★゜



アジアの子供たちを撮った写真集「アジアの瞳」がいま欲しい。
日本の小さな子供たちの瞳も美しいと思う。
でもなぁ・・・日本の子供は成長するとあんなに傍若無人で無責任な、
ワガママなしょーもないガキになってしまうんだよな。
大人の責任は重大だ。


2004年08月10日(火) あちゃ!ナオタロで貴重な時間を無駄にしちゃった・・。

恒例のナオタロ〜〜チェ〜〜ック!!

これ、フジテレビのアテネオリンピック特番のテーマソングだそう。
やはりフジテレビは頭が悪い(笑)
ナオタロは完全に発狂しているのだよ。
もはや、安っぽい新興宗教の教祖様状態。
一言で言えば、陳腐・チンケ・馬のクソ(三言になった)。
ここまで「何もない詞」を書ける神経が理解できない。
先日、森山良子のドキュメンタリーをNHKで放送していた。
その中で自慢の息子が歌っているビデオをひとに見せる
シーンがあったが、かなり嬉しそうだった。
おーーーーい、良子さーーーん、
あなたのム・ス・コは変ですよ〜〜〜〜!


「今が人生」ナオタロ作詞・作曲

晴れ後曇り 時々雨 風また晴れ
そんな風にして今日も日は
翳っていく 移ろっていく
水を打ったような東京の空
擦れ違い思いやる心とは?
群衆の中 立ち止まったまま
人知れず思いに耽る

君をまだ抱きしめていたいよ
この夜に幕が下りないよう
月明かりはまるでオカリナのよう
若かりし有り触れた愛よ 闇雲に掲げた誓いよ
僕を 彼方へ さあ解き放て

何もないこの世界に 僕たちは何処から来たのだろう
風に舞う埃みたいな運命を纏う 蜉蝣のように

果てなき思い 将又、元い はて?悩んで
なんだかんだあって 僕は今 眩く燻っている
目も眩むような過去現在未来
有りも無しも結果気構え次第
のんべんだらり 風の吹くまま
意味のある無重力遊泳

地平線に転がる太陽
悩める子羊の胃潰瘍
星空に微睡む色模様
幸せの鐘のなる方へ 健やかなる僕らの日々よ
もっと もっと さあ舞い上がれ

来るべき遥か未来 この惑星が消えてしまう前に
恙無く衒いもなく 腹で笑い合えたならいいな

今こそが人生の刻 満ち満ちる限りある喜び
風立ちぬ不穏な日々の只中で 僕は何か思う

何もないこの世界は 時を経て何処へと行くのだろう
風薫る儚き現の向こうに燃ゆる 陽炎のように
蜃気楼のように 走馬灯のように



す、すみません・・・・長々とくっだらないもんを読ませちゃって・・・
お口直しに「音楽」の話を。。


・'゜☆。.:*:・'゜★゜・'゜☆。.:*:・'゜★゜


アストン・バレット(ベース)とカールトン・バレット(ドラムス)
の兄弟は、アップセッターズの強力なリズムセクションとして
活躍し、その後ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズに参加し
絶対的な地位を確立する。
ま、そんなことはどうでもいいのですが、
とにかくアストンのベースはすごいぞ!というお話。
レゲエ・サウンドの要になっているのは言うまでもなく
ベースなのですが、特にアストン・バレットのグルーヴ感覚
は並外れているんですよ。
ロビー・シェイクスピアが一番という見方もあるようですが、
ちょっとクールすぎるかな?と思ったりします。
アーチストと職人の違い、、とでも言ったらいいかな。
昨日も同じような事を書いた気がする。(笑)

デジタル・リマスターシリーズのボブ・マーリーLIVEを
買って来ました。
いや〜驚いた。ライナーで大鷹さんも触れていますが、
あまりにも(!)音がリアルになっていてマジすご×100!
もうまったくの別物といった感じ。
ベースとドラムスの細かいニュアンスの「全て」が聞き取れるんですよ。
彼らがどれほど超絶的な演奏をしていたかが、これでやっと
皆さんにご理解いただける。
「ノー・ウーマン・ノー・クライ」の感極まったギター!
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」のリズムセクションの爆発!
「ゲラップ・スタンダップ」のすべて!
これは、このシリーズでオリジナルアルバムを全部そろえなきゃ!
今月中に。生きていく目標が出来たぞ。



・'゜☆。.:*:・'゜★゜


友人と電話で話していて、
友人の何気ない一言にハっとしてGOOD(死語)。

「〇〇の正体は、、EXILEでしょ?」
「おお〜〜!そうじゃ!そうじゃ!」
「ですよね!」
「うんうん!完璧まちがいないっす!」
「いやぁ〜共感しちゃいましたね!2人が同じ意見に
 なったという事はこれはもう世界の真実です。」
「んだ、んだ!」

『正体』の前には純正不良中年音楽愛好者にしか分からない
意味深い言葉がくっつくのだが、教えない。
でも、ヒント。
EXILEを浜崎あゆみに置き換えても、通じなくはない。
でもやはりEXILEのほうがリアリティがあるなー。
やっぱ、EXILEですわな。うんうん♪


・'゜☆。.:*:・'゜★゜


ハルカリって何?



・'゜☆。.:*:・'゜★゜



今日は70年代ロック回想録を書こうと思っていたが、
すでに眠い。
気が向いたら明日、書く。


おねむのBGMは、
「FERNANDO SAUNDERS/アイ・ウィル・ブレイク・ユア・フォール」


2004年08月09日(月) 岩井さんが懐かしい

今の若手のお笑いで面白いのは、「笑い飯」だけ。
他には強いてあげれば、秋山竜ニのキャラクターがちょっと面白いかな?
(ロバートが面白いわけではない)
お笑い番組は結構見ているが、どいつもこいつも練り上げた「芸」といったものが感じられない。
聴衆のお笑いの沸点が低すぎるために、
「あの程度」でも笑ってもらえる、
言い換えれば飯が食えてしまう。
芸へと昇華しようとする不断の努力をする前にすでに聴衆に受け入れられているという現実は、芸で生きていくことを「目指した」連中にとっては
或る意味不幸な事かもしれない。
って、違うか?
不幸じゃないか。結構、満足しちゃってるのかもね。
苦節〇〇年なんていう言葉は、死語(みたい)だし、
「笑っていいとも」に出演できれば、なんだか、ゴールインみたいだし。
君たちはテレビにでることを目標としてやってきたの?
テレビで通用する毒はすでに毒であるはずがないし、
笑わない聴衆(つまり僕のような人間)の前でネタを披露して
たたき上げて行く過程を端折ってしまえば、当然芸人としての
寿命も短くなるわけで。
でもいいのか、それまでにしっかり稼いでしまえば。
爆笑問題がまったく(!)つまらなくなったのは、
テレビに出すぎて、自らの芸を磨こうとする時間と意思を
失ってしまったのが原因だろう。
「笑い飯」の右側の話術はかなり訓練されていると思う。
彼らがテレビの世界から少しでも早く抜け出す事を祈って止まないのだが、
見通しはちょっぴり暗い。関東でも売れ始めているから。




松永孝義さんを聴きたくて、朝からMUTE BEATです。
本当に、いいグループでしたねー。
基本的には小玉さんのグループですが、僕の耳はいつも松永さん
のフレーズを追いかけています。
完璧理想的なベーシストだわ。
特に好きな曲は次の3曲。もちろん松永さん大活躍!

1 STILL ECHO 
2 WISKY BAR
3 BLUE BEAT MELODY



茂木欣一(もてぎきんいち)といえばフィッシュマンズの名ドラマーだったのだが、今では東京スカパラダイスオーケストラのドラマーとして世間に
名を知られている。ちょっと不満だす、ブ〜ブ〜。
だって、芸風が全然変わっちゃったんだもんね。
まあ、それは言い換えれば茂木の適応能力の高さを
証明しているのだが。だから、すごいすごいで済ませればいいとは
思う。
ジャズファンにしか分からない喩えだが、
マイルスと仕事をしていた頃のジャック・ディジョネットと
キース・ジャレットのトリオに参加したジャック・ディジョネットの
芸風の違いに似ている。
茂木にしてもディジョネットにしても昔の方が個性的だったということを
言いたい訳で。
スカパラの基本リズムは2拍子だが、そもそもそれこそが
茂木のゴムが伸び縮みするような独特なリズム感覚を
生かせない原因のように思う。
ぜひ、フィッシュマンズの諸作を聴いて欲しい。
アーチストと職人の違いが分かってもらえると思う。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



イーグルスの“呪われた夜”って、唐突ですが、
完璧無駄がない演奏ですよねー?
J−WAVEでかかっていましたが、
かなり見直しちゃいました。よかったー、4枚組ベスト手放していなかった。
ほッ。

明日購入予定のCDは
「岩井宏/30歳」と「南正人/ファーストアルバム」。
岩井さんは数年前に交通事故で亡くなっていたそうだ。
知らなかった。あのバンジョーのあたたかい音色は
忘れがたい。


2004年08月08日(日) アーチスト

今日は“心の瞳”で起きた。
坂本九ちゃんは、43歳で亡くなった。
僕の友人と同い年だ。
それを考えるとどれくらい若かったかが実感として
分かる。
そういえば、、僕の友人よー、
元気ですかぁ?!
僕は、生きているのが嫌になる一週間でしたよー。(涙)

 
自らを「アーチスト」と呼ぶ浜崎あゆみ。
あら、こっぱずかしい事を堂々と言ってのける女だわー。
「俺は鉄の芸術家だ!」と調子ぶっこくクマとかいう奴と
同じ神経だ。
生まれた時代がよかっただけ、宝くじに当たったようなもん。
浜崎あゆみが、浜崎あゆみを支持する連中にいくら「天才!」とか言われても何の説得力もないからねー。あいつらは、駄目。駄目っす。全く。
浜崎あゆみのあの自信に満ちた表情が嫌いだ。
金儲かりました、いい家住んでます、いいもん食ってます、
そういう満足感や充足感が露骨に表れていて、オジサンは白ける。
上昇志向剥き出しの浜崎あゆみに今の若い子が
あこがれるのが、実は、理解できないのだった。
大塚愛にあこがれるというのなら分かるのだが。

大塚愛のハッピィ〜ディズ♪ハッピィ〜デイズ♪が
ウッドペッカ〜ウッドペッカ〜♪クククククククゥ〜♪に聴こえる午後。
いかがお過ごしでしょうか?
俺、吐いてます。夏負けからくる胃の乱調。
そうめんと三ツ矢サイダーしか胃が受け付けない。
そういえば三ツ矢サイダーって一番炭酸がきついかもね。
アサヒスーパードライよりも喉がチクチクして気持ちがいい。
それでも駅からの20分間炎天下歩行で心臓が停止しないように、
うめぼしを食べながらポカリスエットを飲み、ジクジクと歩く。
会社に着くと汗だくで、「ひぇ〜いい汗かいたぁ〜一風呂浴びようっと!」
って、これから仕事じゃわい!
すでに疲れきっていて、とにかく眠い。
今年の夏はなーーーーーんにもいい事、なし・・・・。

寝る。


2004年08月07日(土) 心の瞳

坂本九ちゃんは、ラストシングル“心の瞳”を発表してまもなく
日航機の墜落事故で世を去った。
あの恐ろしく暑かった1985年8月12日を鮮明に記憶している。
本当の墜落原因は今も判然としない。
どこかに真実を知っている人間は間違いなく存在するのだろうが。
あの旅客機には夏休みという事もあって、子供が多く乗っていた。
空調設備のない体育館に収用された遺体を腐敗させないようにと、
クーラー車からホースを通して冷風が送り込まれた。
それでも体育館の中は耐えられない臭気が充満していた。
遺体の一部が入れられたいくつもの棺の中から、
特徴のある我が子のちぎれた腕を見つけて、
ずっと何も言わずに抱きしめていた母親がいたという。



“心の瞳” 作詞・荒木とよひさ  作曲・三木たかし


心の瞳で 君を見つめれば
愛すること それが どんなことだか
分かりかけてきた
言葉で言えない 胸のあたたかさ
遠回りをしてた 人生だけど
君だけが今では
愛のすべて 時の歩み
いつもそばで 分かちあえる

たとえ明日が 少しずつ 見えてきても
それは 生きてきた 足跡があるからさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる

夢のまた夢を 人は見てるけど
愛すること だけは いつの時代も
永遠(とわ)のものだから
ながい年月を 歩き疲れたら
微笑み投げかけて 手をさしのべて
いたわりあえたら
愛の深さ 時の重さ
何も言わず 分かりあえる

たとえ過去(きのう)を 懐かしみ 振り向いても
それは 歩いてた 人生があるだけさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる

愛すること それが どんなことだか
分かりかけてきた
愛のすべて 時の歩み
いつもそばで 分かちあえる

心の瞳で 君を見つめれば


2004年08月06日(金) 霍乱

暑い。倒れた。霍乱。
ドーパミンもアセチルコリンも決定的に不足している、らしい。
午前中に医者へ行く。典型的な夏バテの症状と言われた。
昨日も書いたが、吐気・眩暈・下半身のダルさ・発熱に襲われている。
ひどい風邪のような決定的な調子悪さでないだけに
会社を休むのがちょっと後ろめたいが、しかし出勤すれば
明日は今日よりさらに悪化するのは目に見えているので、
とりあえず、休む。
アイスノンをおでこに乗せて、4時間眠る。
で、今、起きたところだが、吐気は治まらず・・・。



サッカー、アジア杯での大ブーイング。
「中国人は民度が低いんだから仕方がないね」と石原“低脳”慎太郎。
おそらく石原が目指す「理想の日本人」こそが世界でも
最も民度の低い人種であることは間違いないのだが、
あのバカはそれにも気付かない。だって、本物のバカだから。
大政翼賛会的愚劣発想の典型だ。
頼む!石原慎太郎よ、ナベツネと心中してくれ!ついでに小林よしのりも。
お前がいたら日本は困る。余談だが、息子の無能役者で無能気象予報士の良純は顔つきも話し方も親父に似てきたな。
厚顔無恥のDNAは確実に息子へと受け継がれていくのか。
あら、怖い。


ベトナム戦争もイラク戦争も共に侵略戦争なのだから、
その根本的な部分に触れないで、いくら強いアメリカを主張してみても
ブッシュと何にも変わらない気がするのですよ。ケリー候補。
強いアメリカの未来が一番大切なのだそうだから、
結局そんなアメリカの被害をこうむっている遠い国の人々の
ことなどどうでもいいのでしょう。
ブッシュとケリーの違いは、小泉と岡田の違い程度のもんでは?



坂本九は日本のポップス史における決定的な名曲を
3曲残した。
“上を向いて歩こう” “見あげてごらん夜の星を” “心の瞳”
生涯最後のシングルになってしまった“心の瞳”は、
三木たかし作曲のまさに稀代の名曲なのだが、
今まではどのベストにも収録されず、全集ボックスを購入するしか
手がなかった。
しかし、やっとこのたび新しいベストアルバム「坂本九 メモリアル・ベスト」
に収録される事になった。これは快挙。
明日、買いに行く。
“心の瞳”の圧倒的な素晴らしさについてあちこちで力説してきたが、
これでお聞かせできる。嬉しい!
おそらく三木たかしにとっても最重要曲になるのではないだろうか。
混声合唱版に編曲された“心の瞳”は中学や高校で歌い継がれている。



くるりのPV集はカッコイイなー。
購入はしていないが、CDショップの店頭のテレビに釘付けになった。
正式なライブDVDの発売を願う。


ヘンリー・マンシーニBOXを手放したのは痛恨事。
好きな曲は順番に
1 ナタリーの朝
2 酒とバラの日々
3 いつも2人で
4 刑事コロンボ
5 ムーン・リバー



「アトミック・スクール・デイズ/ニュークリアー・アッセンブリー・ホール」
「リー・ペリー/スーパー・エイプ」
「デニス・ボーヴェル/デシベル」
「石川晶とカウントバッファローズ/GET UP!」
「ヘンリー・マンシーニ/ベスト」
「ザ・レッド・クレイオラ/シングルズ」
「サニーデイ・サービス/FUTURE KISS」
「リトル・クリーチャー/RADIO COLLECTIVE」
「MUTE BEAT /14 ECHOES+1」
「松永孝義/THE MAIN MAN」
「シカラムータ/ゴースト・サーカス」
「ブラック・ウフルー/アイランド・アンソロジー」

この一週間のお気に入りです。



明日の夜は、坂本九の“心の瞳”と
ゴーイング・アンダーグラウンドの“トワイライト”と
サッカーの「日本vs中国」だな。


2004年08月05日(木) 妄想

カリスマ主婦(意味不明)・黒田知永子は40歳をとうに超えているのに、
あんなにカワイイ。性格は知らんが。
「どうしたぁ?妖ちゃん?調子悪いん?」
「悪いんよ・・・・」

強烈な吐気と眩暈と下半身のだるさ。
熱も37度を超えた。
お!これが世に言う熱中症というやつか?
たぶん、そうでしょ。


♂♀kiss ・’゜☆。.:*:・’゜★゜


「サニーデイ・サービス LIVE AT 宝陽幼稚園」は5曲入り20分の
ミニライブアルバムだ。
5曲目の“NOW”が終わると保母さんの魅力的な声が聴こえてくる。
「それではーもうひとつのお楽しみー。橋本先生が夏になると
一番楽しみにしていることをやろうかなぁ〜?」
って、、、せ、せっくす、ですか?


♂♀kiss ・’゜☆。.:*:・’゜★゜


ここ数年で一番気に入っているテレビドラマは、
「TRICK」だ。
何となく見始めたら、ハマった。
ふざけた展開の一見しょーもないドラマなのだが、
主役の仲間由紀恵と阿部寛で見せきってしまう。
荒唐無稽も甚だしいが、この二人のやりとりを見られるだけで
かなりの満足を得られる。不思議なドラマだ。
レンタルビデオ店の処分品で劇場版の「TRICK」を購入。
くっだらね〜〜!と思いながら、一気に120分観てしまった。
仲間由紀恵はかなりカワイイ。願いが叶うなら、
黒田知永子を正室に、仲間由紀恵を側室に迎えたい。
でもって時々国仲涼子の部屋を訪れて飯を食って寝る。


ko−kokokokokokokekko−♪


NHK教育「平成若者仕事図鑑」のテーマ・ソング
ゴーイング・アンダーグラウンドの“トワイライト”を明日買う。
ゴーイング・アンダーグラウンドはカーネーションの直枝か
サニーデイ・サービスの曽我部のどちらかが
入れ込んでいたグループだったと記憶する。
ごく初期に聴いた事があったが、随分成長したようだ。
たしか太ったメンバーがいたように思うのだが。
彼はさらに太ったのだろうか?
それにしても「平成若者仕事図鑑」に登場する若者は気持ちがいい。
一生懸命だ。ただ、ひたすら愚直。あるべき姿だと思うな。
やり直しが何度でもできる若者が、羨ましい。
オジサンは、もう、やり直しがきかないところまで来てしまっただよ。
あとは晩年超特急だな。おいおいって感じだ。


fool in care,cow was to be come me is note!
oh!my son near her gay girl!

BANG!・・・・・・・・〜@〜@〜@ @ @〜@〜 


2004年08月03日(火) 脳破裂。

ハロー・エブリワン。
実は、精神的にかなりドワァ〜〜ンな状態なのだった。
埼玉県内の某駅で降り、20数分歩くと会社に着く。
真夏の炎天下だ。
すでに疲労困憊している。で、僕にまだ仕事をしろってか?
売り場(おっと!はじめて売り場が登場したぞ!墨田君、君の仕事は
販売か?)に立つと、見るからに頭の悪そうなアベック(あえて死語で)
の片割れが「おれ、マジ、シャネラーかもよ」とヘラヘラ笑う。
横にいる女は腐りかけたイチジクみたいなツラで、
「ケケケケ」とこれまた笑う。
こういうのが一日だいたい30組くらいやってくる。
思うんだよな。
日本にも徴兵制は必要だ。
18歳になったら男女を問わず徴兵される。とりあえず、一般常識テストと
正しい敬語の使い方テストとレコードのブラインドホールドテストをやって、80点以上は街角ボランティアということで実質的な
兵役免除となる。
79点以下50点以上には一年間の兵役が課せられ、
とりあえず国内での軍事訓練に参加してもらう。
もちろん全員丸坊主だ。クリクリ頭で男も女も泥まみれウンコまみれ
になって、毎日同じほふく前進のみ行なう。365日休みなし。
さて、49点以下は、即戦力として海外の戦闘地域へ赴いてもらい、
とりあえず戦っていただく。もちろん帰ってこなくても良い。
というより、帰ってこないほうが良い。大人たちはみなそれを望んでいる。
帰ってきたら承知しない。
日本の未来にとって49点以下は必要ない。
想像だが、おそらく今の若者の80%くらいが49点以下に
なるのではないかと、思う。
うへ〜、これは考えれば考えるほど嬉しいじゃありませんか!
みなさん、若者がいなくなるのですよ!
あの何にも頼りにならない国家のお荷物が
消えてなくなるのです。快挙です!
ああ・・僕は若者に生まれなくて本当によかった!
バカな若者がいない世の中をみなさん、想像しましょう。
中年と年寄りとマトモで従順な若者しかいない世の中を想像しましょう。
クラブも茶髪もタトゥーも見せパンも万引きもヤマンバもあゆも
ウンコ座りもドラッグも夜の渋谷も新宿も池袋もなぁ〜〜んにも無い
世界を想像しましょう。
まさにそれは天国。ああ、楽し。

疲れた。寝る。

おやすみBGMは、
レッド・クレイオラの「シングルズ」。
ここ、ブラインド・ホールド・テストに出ますよ〜!


2004年08月02日(月) レゲエ。藤沢周平。ナベツネ。野球。サニーデイ・サービスの幼稚園ライブ。

レゲエだぞー。
キング・タビーでECHOって、リー・ペリーでネジくれる。
デニス・ボーヴェル(マトゥンビ)はやはり天才で、スライ&ロビーは
鉄壁だった。
おっと、サードワールドってこんなにソウルフルだったっけ?
給料が入ったら、リー・ペリーの3枚組とボブ・マーリーの4枚組を
買おーっと!落ち込んだ気分を癒してくれるのは、今は、レゲエだ。
部屋にはジャズとJ−POPとレゲエしかない、というのもいいかも。
何か、潔い感じが。(する?)
しかし1968年にダブを発明したキング・タビーってすごい。
彼やリー・ペリーがいなければ、現在のREMIXの概念は生まれていなかっただろう。
そういえば、キング・タビーは殺されたんだよなぁ・・・。
ダブといえば、XTCのアンディー・パートリッジがかつて発表した
ソロアルバムのダブもよかった。おっと、これも買わねば!
ダブではないが、ボブ・マーリーの“ジョニー・ウォズ”が超聴きてー!!
かつて、パパ・ブッシュの湾岸戦争のドキュメンタリーでこの曲が
使われていて落涙した覚えがある。
しかし、どうしてレゲエシンガーの声って、みんないいんだろう?
マリファナ吸ってるから?知らんが。



藤沢周平に完全にハマり、すでに5冊目に入った。
昨日「用心棒日月抄」を読み終え、今日から「孤剣」に着手。
そのあとには「刺客」と「凶刀」が控えている。
これすべて、用心棒日月抄シリーズで、全4巻である。
時代小説を読み始めたら、もう当分現代小説は読めない気がする。
時代小説の「あの世界」が僕を魅了してやまない。
登場人物の名前がそれぞれに男らしくて素晴らしい。
明らかに僕は現実からの逃避として時代小説を読んでいるのだが、
そういう逃げ道があることに感謝をせねばならない。
逃げ道のない人生には破滅しかないのだから。
藤沢周平。やはり一生の作家に出会えたのだろう。



野球の話。
まずは日本の野球。ナベツネの「共産主義者発言」には失笑したな。
「高橋君(巨人の選手会長)はまだ若いな。僕も若い頃は共産主義者だったが、高橋君の歳にはもうやめていたよ」だとさ。
自分の意見を述べただけで、高橋君は共産主義者になってしまったぞ。
ナベツネの中では自分の意見に反論する奴はすべて「アカ」なのだろう。
ナベツネの腐った頭のなかでは、反体制=共産主義者なのかー。
オイオイ〜!ナベツネ〜死ねや。
しかしだ、いつからナベツネが体制になったんだ?
阪神以外はナベツネに寝返りやがってさ。クソ面白くもない。
ジャーナリストとしてはたいした奴ではなかったらしいナベツネ。
頭も相当悪いのだろう。世の中を見る目も濁っているらしい。
要するにだ、クソ俗物の死にぞこない野郎に何故みんなオドオドしているのか。
読売というのもくだらない会社だね。そう思われても仕方がないだろう?
我が家では読売新聞は絶対に読まない。
内容云々ではなく、新聞の体裁が実に安っぽいからだ。
どんなにかつての鋭さを失ったとしても、少なくとも朝日新聞の
体裁は安っぽくない。ただし、名物記者はいなくなった。
朝日も単なる「フツウの」新聞に成り下がってはいるが。
本多勝一が退社して終わったな。

おっと、野球の話だった。
中日が今は首位だが、キョジンがジワジワと上がってきた。
今は2・5ゲーム差。直接対決でひっくり返されるゲーム差だ。
これでオリンピックで貴重な戦力が奪われれば、もしもということも
ありうる。
ということは、勝ちの波に乗りつつあるキョジンに負けないためには、
中日は連勝ペースで行かねばならない。
おそらく行けるとは思う。
できれば、この10日間で4・5ゲーム差まで広げておきたい。
キョジンに引導を渡すのは6ゲーム差くらいかな。
最終的にはそこらへんを狙っている。(選手でもないのに、僕)
落合の現役時代からの熱烈なファンである僕は、
何としても優勝して彼が胴上げされるところを見たい。
もちろん最終目標は日本一だ。
おそらく相手はダイエー。望むところよ。ウッフッフ・・。

メジャーではイチローがすごすぎ!
月間50安打自体が異常なのに、それを今シーズンはすでに2回達成。
これは、ちょっと考えられないことだ。
現在160安打弱だから、仮に小さなスランプがやってきたとしても
200安打はクリアーするだろう。
このまま行けば、僕の予想では、210〜220安打。
もちろん首位打者。現時点では首位とは3厘差の第2位!
しかしよくここまでのぼってきたなー!すげ〜〜。
現在の首位打者がキャッチャーである点もイチローに有利だ。
最多安打はほぼ決まり。
最終的にはイチローはメジャーで2度めの首位打者をとり
最多安打を記録するだろう。これは、とんでもないことなのだよー。

高津もすごいね。彼の投球リズムは独特なので、
メジャーといえども打ちにくいのは確か。
さらに彼には完璧なコントロールがある。
コーナーコーナーを攻めまくる。
仮にバットに当たったとしても芯でとらえるのは困難だ。
ストレートとシンカーの落差に戸惑うのも頷ける。
高津は佐々木以上の活躍をすると思う。
もちろん日本でのセーブ記録を持っているのは高津だ。

何も考えない長嶋監督の意思を引き継いで中畑コーチも
「フォア・ザ・フラッグ」といっている。
日の丸のために頑張ろうという意味。
何故、「フォアー・ザ・ジャパニーズ・ベースボール・ファン」じゃないの?
僕はかなり興ざめしている。
仮にオリンピックで金メダルを取ったとしても
それがなんなの?って感じだ。
アメリカも出場しないし。
アメリカがメジャーリーガーで構成されたチームで
出場すればそれなりに面白いとは思うが。
たとえプロ選手で構成された日本チームが金メダルをとっても
世界で一番すごい!というわけではないのだから。
そんなオリンピックよりも僕はアメリカで頑張っている日本人の
活躍の方に興味がある。


レゲエの合間に今日はサニーデイ・サービスの名ライブアルバム
「FUTURE KISS〜ライブレコーディング・アット・宝陽幼稚園
2000.7.12.wed.AM9:40」を聴こう!!
その名の通り、幼稚園でのライブっす。
こういうの好きです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



おまけ。こんな記事が載っていた。↓


「ハッスルポーズ」といえば、球界では今や清原の代名詞。
巨人ファンの間でもすっかり定着し、
予選真っ盛りの高校球児の間でも見られるようになった。
が、高等学校野球連盟(高野連)関係者からは「待った」の声がかかった。
「ガッツポーズについての規制はないですが、本塁打を打ったときに、
グラウンドを1周する間、ずっと拳を上げたままだとか、
応援席に手を振り続けるなど、目に余る行為には、
さすがに注意をするようにしています」(高野連広報)
教育の一環でプレーする高校球児たちにとって派手なパフォーマンスは不必要。
本塁打を放って戻ってきたベンチ前で、
「ハッスル、ハッスル」はもってのほかというわけだ。
「プロの影響? それは大きいですよ。皮手袋の使用。
ヒジ当て、スネ当てといったプロテクターは昔はなかったもの。
髪の毛にしたって、今は、ロン毛に茶髪なんて普通に見られるようになった。
これまでは球児といえば、丸刈りが当たり前だったのに」
今でも巨人は、高校球児が最もあこがれる球団。
球界の番長として、Gナインのみならず、
他球団の選手からも絶大な支持を受ける清原は、
高校球児にとって神のような存在。影響を受けない方がおかしい。
「清原? 茶髪やら、番長やら、今の子はすぐにマネをする。
でもあれはあくまでプロの世界でのこと。
球児たちはアマということをしっかり認識して
スポーツマンシップに則ったプレーをしてもらいたい。
(ハッスルポーズには)こちらとしては、注意をするぐらいで、規制はない。
甲子園に出てくるようなチームにはそんな選手はいないと思いますけど…」。
高野連の心配は尽きない。
どうしても、ハッスルポーズがしたければ、
グラウンドではなく、宿舎でするしかない。


くだらね〜〜〜〜!!(汗)


響 一朗

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