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re-invention



 待てないということなのか

二乗に比例する関数の授業もそろそろ大詰め。
進んでいるクラスでは,変化の割合が見せる不思議な世界。

一点を中心に範囲を等間隔で狭めていくと,
変化の割合が変らないことを確認。
ここから予測されることや気が付いたことを待つ。
なかなか出てこない中,顔つきから2人を指名。
出されたことは,
・χの範囲となる両端の数の和が,変化の割合に等しい
・グラフにしたら,平行線が表れること
まずまずの内容。
本当はもっといろいろ出てくるといいのだけれど,
ここで積極的な意見が出せないのは,授業者の腕か。
さらに,待てなかったのは,
「どうしたらこれを確かめられる?」という発問。
これぞ,数学的な見方考え方というよりも,
科学的な思考力を問う絶好の問題ったと,後から気が付く。
ゴールが多様化していくときどう収束させていくのか,
その場のアレンジ力の未熟さも感じる。
いつもなら,振り返りカードで授業を切って,
生徒の反応を見るところにしているから,
生徒も教師も,こういう積み上げに弱いのか。
とはいえ,今後の反応は楽しみ。

送れているクラスは,またまた授業CUTにはまる。
宿題に対する姿勢を改めて問い,
その後は変化の割合について。

ここで分かってくれると嬉しいのだけれど。

午後は娘の保護者会。
知り合いの先生も何人か。
立場が変ると,いろいろなことが見えてくるもの。
自分の過去も,見えてきて困ったもの。

2007年10月14日(日) 市民大会
2006年10月14日(土) 大会前の練習試合
2005年10月14日(金) 人を動かす難しさ
2004年10月14日(木) 魔法の杖


2009年10月14日(水)



 学ぶ者だけが

3校での合同練習。
10年ほど前の教え子が正式に教員になり,
今日の練習の式を一任。

500本の素振りをしているところでT先生が見え,
素振り談義が始まる。
目指しているものは同じはずなのに,
気が付くと,何を目指しているのかを見失っている。
振りかぶりの位置にしても,
「それはどこに書いてありました?」と出典を問うところは,
本物を求めて日々研鑽しているから出てくる言葉。
指導者の姿勢が,実は問題なのだということ。

肩・肘・手首まではよく聞く言葉だが,
そこから,さらに,手の内・指先までというところが,
なるほど納得。
昨年見た燕中の打ち込みを彷彿さながら,T先生の動きを見る。

学ぶとは変化すること,動くこと。
だとしたら,指導者の意識も動きが必要。
分かったような気持ちになっていてはいけない。
学ぶ者だけが,指導の場に立てるということを
改めて感じた1日。

2007年10月10日(水) 本当の強さを
2006年10月10日(火) グラフで示す
2005年10月10日(月) 連休最終日
2004年10月10日(日) 検索サイトから


2009年10月10日(土)
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