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2002年04月30日(火) 主夫論

 「おやじの世直し」嶋中労さんという方の本を読んだ。

 いや、おかしいのなんのって、私が言いたいことを全部さらっとエッセイに書いている。最近の若者の傍若無人振りに腹を立てているとこといい、理不尽なことに対してすぐ逆上するところなんかよく似ている。

 ホントに最近の世情はおかしい。おかしすぎる。バブル崩壊のころ、僕達が会社員になったころからおかしくなってきている。お父さんは地域に全く見向きもせず、母子一体化した教育がとんでもない子供達を生み出している。父性の復権が言われて久しいが、一向に学級崩壊はなくならず、教師も無能なら、母親も無能で、父親は会社の事だけで手一杯で地域や教育にはとんと無関心。ついでに政治にも無関心で、もう日本はめちゃくちゃである。

 近所の小学校の子供会の役員をやっているが、この前、教頭と歩いていると子供がよってきて、「どこいくのん?」と教頭に聞いている?なんじゃこのガキ、教頭先生に向かってなにタメ口きいてるんだと思ったが、その教頭は「体育館の鍵あけに行ってるんだよ」と普通に受け答えしている。この光景には唖然とした。なんじゃこの教頭。ともだちと違うんだから、そんなバカなガキ無視しろと思ったが、そんな関係が今はいいんだろうな。だからなめられるんだ。

 子供会で馬頭琴の演奏会を企画したことがあるが、そのときの子供の態度など信じられないを通り越して、怒鳴り散らしたかったが、我慢した。今度あんなことがあったら、怒鳴り散らして殴りまくってやるところだ。

 馬頭琴の演奏だというのに、体育館では、そこここで車座になって喋りまくり、バスケットボールを持ち出して遊んでる子供も入れば、おにごっこよろしくドタバタ駆け回っているのもいる。それが音楽を聞く態度か?うちの子供は耳が聞こえないにも関わらず、その演奏を体で受け止めようとしていたにもかかわらずだ。なぜ怒鳴り散らさなかったか?と言われると、その子供達の親がいたからだ。本来親が叱るべきなのだ。なのに親は叱らない。それがふつうだといわんばかりだ。もういい加減にしてほしい。まず、親から説教しなくちゃいけない。異常としかいいようがない。
 
 父親はまず、会社から離れるべきだ。会社など、自分がいなくても結構回っていく。ハッキリ言ってどうでもいいところだと早く気付くべきだ。病気になったところで心配してくれるわけでもなく、単に残業させて、本来持っている能力を潰してしまうところと早く気付くべきなのだ。

 それより、もっと家庭に戻って子供の教育を考えるべきだと思うのだ。


2002年04月29日(月) 笑顔が大事

 新幹線の中で読む本がないかなあと、本屋で物色していたところ、「幸せな気持ちになる不思議な本」というのが目にとまった。著者の福田純子さんという方は笑顔共和国の大統領だそうである。

 笑顔が一番大事ということが書かれてある。確かにニコニコしてる人に会うと、なんだかホッとするものな。

 でも、いつでも笑顔でいるというのは難しいことだ。ヘラヘラ笑ってるんじゃなくて、いつも微笑んでいるというのは結構難しいことだと思う。

 そういう観点で、今一度周りを見回すと、そんな笑顔で生きてる人なんてほとんどいないことに気がつく。新幹線の中で周りを見渡したって、ニコニコしてるというか、自然に微笑んでる人なんてホントに数少ない。車窓にうつる自分の顔をみても、やっぱりむずかしそうな顔をしている。

 笑顔も意識して、毎朝鏡をみてチェックしないといけないのだろう。漫画「浮浪雲」の中でも主人公の妻「カメさん」がいつも元気に笑っているのも結婚した当時笑う練習をさせられたからというくだりがある。型から入るのに異論をはさむ向きもあるが、やはり何ごとも型から入るのが大事。武道なんかも型を覚えなければ上達しない

 意識して笑顔で過ごすうちに、だんだんとそれがふつうになってくる。そこまで毎日意識してにこやかに過ごす必要があるのだろう。

 だけど、日々の暮らしの中ではいろんなことがおこる。どうしても許せないことや許せない人に出会うことだってある。そんなときも、いつも笑顔でいられるのだろうか、仏教の教えでも自分自身のすべて、全部を捨て切れば、執着することがなくなるから、腹もたたないようになるようなことが書いてあるが、なかなか難しい。

 意識的に毎日笑顔ですごすようにしたいけれど、なかなか難しいことですな。


2002年04月21日(日) 大阪市立科学館にて

 こどものカブスカウト隊集会で、大阪市立科学館へ。ホントは山登りだったから、体にいいもんねと思ってついて行ったのだが、雨で予定変更になってしまった。ああ残念。システム監査試験パスして来たのに。

 ま、とはいうものの、子供と一日中一緒に過ごせて大変有意義。この大阪市立科学館は結構おもしろい。

 「磁石のひみつ」という実験コーナーがあったのだけど、すごく面白い。通常の何倍もの磁力のある磁石を使った実験などをしてくれる。磁石を粉々にして粘土状にすると磁力がなくなる話とか、その粘土状のものを強力磁石に近付けるとニョキっと針葉樹みたいに尖ったりとか、鉄の棒を磁石にしてみたりとか、すごく面白い。磁石ももともとは鉄なので、がんがんたたきまくったりすると、鉄に戻るらしい??うううんん。お父さん子供の時にこんな面白い授業うけたことないよ。子供より大人の方が楽しめるとこかも。学校でこんな面白い授業やってないだろうなあ。

 他にもニュートリノの実験とか、原子力発電の廃棄処理方法とか、とても子供じゃあついてこれないような内容ばかり、たまには子供と一緒に何か実験するとかって面白そうだなあ。


2002年04月12日(金) 狭い・狭い・狭い

 けさ雨が降っていたのでひさしぶりに電車で会社に行ったが、朝7時半前というのに猛烈に混んでいる。

 大手町まで8分ぐらいだから、いったいみんなどこに向かっているのだろうか?新宿の方かなあ。大阪御堂筋線の難波駅の7時半といえばがらがらだ。新聞が読めるくらい。東京はほんとに人が多い。

 人が多いからか、地価が高いからなのかレストランのテーブルもとっても狭い。2人用のテーブルなんて、大阪の喫茶店のテーブルより狭い。こんなところで定食を食べさせるもんだから、トレーが机からはみ出たりする。はみ出たトレーを机のヘリにあわせようとすると、置いてあるソース類とか最初に出た水が入ったコップが落っこちるのだ。けっして僕が悪いのではない。テーブルが狭すぎるのだ。隣のテーブルが開いてればソース類をそっちに移すということも考えられるが、すぐに満席になるのでどっちみち、こっちのテーブルに戻さなければならなくなる。トレーの中にソースを置くスペースもなく、地べたに置いてやろうかと思ったこともあるが、しかたないので、トレーを手前にはみ出しながら食べることが多い。これをやると、何かの拍子に体重が手前にかかって、食べ物とかがドンガラガッシャンと落っことさないかとても不安だ。こういうのは関西人の感性が許さない。定食のトレーがはみでるようなテーブルで食べさせるという事自体お客をバカにしていると感じてしまう。

 とにかく狭くて窮屈なのよ。


2002年04月10日(水) 赤信号、誰もいないのに待っている

 東京の人は信号を守る人が多くてびっくりする。
 
 朝晩、会社と寮を往復しているが、車なんかどこにも見えないのに、しかも道路幅が5メートル程度でもじーーーーーと待っている人が多い。バカと思ってしまうのは大阪人だけだろうか?でも、こんなの自己責任で判断すればいいのではないか?車の方は免許の関係で仕方無しに待つだろうが、歩行者は免許がいらないのだから。。

 外国を旅行していて思うのは、車が来てても信号無視する人が多いことだ。イギリスなんかひどくてしょっちゅう交通事故が起きている。これはやり過ぎだけどね。ドイツは日本人とよく似ていて、待っている人も多いけど、さすがに全く車の気配のない狭い道路の横断は臨機応変にやっている。

 そうそう、臨機応変という言葉がいいな。これが少ないんだな東京の人は。マニュアル通り、決められた通りにやる人が多い。もともとの江戸っ子はそんなことないと思うんだけどね。

 どういうわけかエスカレーターも左側につかまって動かない人が多い。待つんだったら右側がふつうだと思うんだけどな。それよりさっさと歩いて欲しいのだけど。。しかもそのエスカレーターどこのやつも大阪より幅が狭い気がする。もしくは右側を歩くのになれていないからかもしれないけど、とにかくもっと歩いてほしいと思うのも大阪人だけなのかな。

 ああいらいらすることが多い。


2002年04月08日(月) 熱帯夜?

 今日の東京は初夏を思わせる暖かさ。

 夜、日本橋から永代橋をわたっててくてく帰ってきたが、なんともなまぬるい感じで気持ち悪かった。

 深夜11時に会社を出たのだが、飲んで帰る人がそこここにいて、もう大変。道ばたで泣いてる女の人をなだめるのも気恥ずかしい同僚やら、上機嫌で暴力的な上司を押さえるのに必死な部下とか、大声で歌ってる人とか、なんかやけくそみたいな感じの人とか、ま、いろいろなんだけど、みんななんかもの悲しい感じがした。

 夜中に酒を飲んでうさをはらさなくちゃやっていけない。飲んで泣かなきゃどうしようもない。という感じがするのだ。

 そこまでみんなを追い詰めているのは何なんだろう。

 でも、みんなとわいわい飲めるというのはいいことだなあとも思う。僕など今の職場でも前の職場でもそうだけど、ふつうの人が飲み終わる時間まで働いていたらどうしようもない。

 ましてや独立して、ひとりで商売を始めたら、そうそう簡単に飲みにいく暇もなくなるだろう。

 飲んでぐだを巻けるぐらいの方が幸せなのかもしれない。


2002年04月06日(土) なんかいい仕事ないかなあ

 今日は江東区の図書館でお勉強。

 まわりを見渡すと、後ろが税理士の勉強をしてる人、横が社会保険労務士の勉強をしている人、右前が弁理士の勉強をしてる人だった。みんな勉強して独立しようと思ってるんだろうなあ。かくいう私はシステム監査の勉強をしようとしながら、結局図書館の本を読んだだけ。あかんわ、集中力なくて。

 考えてみれば今までやってきたシステムの仕事なんてこつを覚えたら誰でもできる仕事で、ハッキリ言って、スペシャリストとは到底言い難い。営業店で全然使い物にならない連中がシステム部にくると立派に管理職になったりしているもの。笑ってしまうよ。考えてみればみるほど本当にいんちきな商売だ。

 プログラマの人はすごいと思うのだけど、SEなんてバカでもできる。かっこつけて仕事してるふりしているけど、システム設計なんていいかげんでもなんとか動くもの。プログラマが勘違いさえしなければ、ちゃんと動く。あとは、ベンダーがマシンをちゃんとチューニングしてくれれば、立派にシステムは動くものだ。要は「期日をしっかり守ってるか」ということと、「仕様を勘違いしてないよね」という2点さえおさえていればオッケーなんだよ。この2点だけおさえていれば給料がもらえる。そんな簡単な仕事だ。

 それでもトラブルがおこるのは、その2点でさえきっちりおさえてないということだ。ほんとに大バカだ。(自分のことやけど。。)なんといってもスケジュールの管理が大切。無理なスケジュールでぶっつけ本番をやると大概失敗する。結局システムづくりも人間のやってることなので、ミスはつきもの。事前にしっかりテストをしておけば、大概はうまくいく。そんなもんだ。そんなものに一生懸命になっているのが馬鹿らしくなってきた。誰でもできることになんでこんなに時間を費やさないといけないのか?こんなことをあと10年以上も続けるのかと思うとめまいがしてくる。

 で、転職しようかなあと思って、自分のスキルを振り返ってみると、何もないことに愕然となった。確かに情報処理試験はいくつか合格しているけど、これってスキルなのかかなりあやしい。たしかにコンピュータのことをちょっと知ってるくらいの意味はあるかも知れないけど、それでどうやねんという感じ。結局は誰でもできることにちょっとだけ箔がついてるだけ。司法書士や税理士みたいにすぐに食っていける仕事ではない。英語もからっきしだめだし、何をとりえにやっていけばいいのか。。

 転職雑誌などをみると、自分より年下の人たちが取締役とか社長とかで写真にのっている。ま、確かにそういう連中はひとにぎりなんだろうけど、それでも、いままで自分は何をやってきたんだろうと振り返るとかなり心許ない。過去をいっさい捨てて、新たにできることは何かなあとかんがなくちゃいけない。今晩からあしたにかけてよく考えてみよう。弁護士という選択肢も考えてるけど、子供を育てるのにたちまちお金が必要だ。司法試験に合格しても研修期間から独立までの数年間の生活資金がない。ある程度の資金確保をしていきながら、ステップアップする必要がある。

 結局はお金だ。自分ではこんなことをしたいと思っても手許に余裕資金がないうえに住宅ローンを払っていかなくちゃいけない。こんな状態で転職も何もないでしょとかみさんに言われるのがおちだ。でもあと10年もたてば、用済みになってしまう業界だけに、ちゃんとその後のことを考えておかねばならない。もともと集団主義の中でやっていけないタイプなのに,
どうしてサラリーマンなんかになっちゃんたんだろう。ホントにバカだ。

 子供のためにも父親が楽しく働いている姿を見せたいものだ。


2002年04月02日(火) 安産ビジネス

 この前かみさんの安産を願って、安産祈願で有名なお寺に行った。

 このお寺は古くからあるとても由緒正しいお寺のはずなのだが、安産祈願の価格がなんと2万円!!もするのだ。お寺は銀行などと同じく公共性があるのだから、いくらなんでももっと常識的な線で価格設定をして欲しい。
 腹帯とお守りの原価は一体いくらだろう?いいとこ500円じゃないか?500円のものを2万円で売ったら1万9500円も儲かるじゃん。むちゃくちゃだ。利益率97.5パーセント!!!

 そもそも祈祷と言っても、うじゃうじゃお経を唱えているうちの一瞬に名前が入るくらいじゃないか?気持ちも何にもなく、お寺は過去の権威のみを傘に、ぼろ儲け主義、拝金主義に走っているのではないか?

 だいたいお参りにくる人もよくそんな大金をそんなところに払おうと思うものだ。弁護士への法律相談30分に1万円払う時は、高いなあと思って躊躇するくせに、全然親身に考えてもくれないところに、ポンと2万円もどうして払えちゃうのだろうか?2万円もだせば、温泉一泊できるよ。その方がよっぽど胎教によろしいのではないだろうか。
 
 ということで、僕らは賽銭50円のみを賽銭箱に入れて安産祈願して、早々に退散いたしましたよ。ハイ。


Succhii |MAIL

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