doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 トップページに掲載した作品 Vol. 43

毎年11月の2日間、自衛隊の各音楽隊が日本武道館に一堂に会し、総力を挙げて取り組む無料の音楽フェスティヴァル、自衛隊音楽まつり。単なるPRイベントとは一線を画し、グレードの高い演奏と魅せるパフォーマンスによって、幅広い年代の方々を楽しませてくれる本格的な演奏会である。
今年の開催日は11/20(金)と21(土)(各2回、計4公演)、応募期間は9/7(月)〜10/7(水)とのこと。応募方法などはこちら

ちなみに、自衛隊音楽まつりの入場チケットはプレミア物で、何十倍という競争率らしい。そんなこと知らずに2006年に初めて応募した時は運よく当選したが、一昨年、去年と落選。今年もダメだろうか。
YouTube:「平成21年度自衛隊音楽まつりCM」「Ifukube ゴジラのテーマ 自衛隊演奏」(伊福部 昭作曲「SF交響ファンタジー第1番」, 平成17年度自衛隊音楽まつり)

ジョー・ヘンリー(Joe Henry)の約2年ぶりの新作『Blood From Stars』(8/18発売のUS盤, ANTI-, 試聴
アイヌ民族の女性4人組ウポポ(アイヌ語で歌の意)ユニット、マレウレウのデビュー作となるミニ・アルバム『Marewrew(アイヌ語で「蝶」)』(8月にChikar Studioから発売, CD-R, 約16分収録:全6曲+隠しトラック1曲, ライヴ会場&ウェブショップ限定販売, MySpace
Medeski Martin&Wood「実験的アルバム・シリーズ」3連作の第3弾『Radiolarians 3』7/27発売US盤, Indirecto Records, MySpace, YouTube
Mike Kelley、Jim Shaw、元モデルの女性Niagara、Cary Lorenが1973年に結成したデトロイトの実験的サイケ・バンドで、一般的にはThe StoogesのRon Asheton(g)やMC5のMichael Davis(b)が在籍したデトロイト・ガレージ・パンク・バンドとして知られるデストロイ・オール・モンスターズDestroy All Monsters)の1974年から1976年録音の初期音源集3CDボックス・セットの新装再発盤『74 76』(8/11にCompound Annex/The End Is Hereから発売のUS盤, 3面折り畳み紙ジャケット仕様, 試聴, MySpace, YouTube:12
サン・ラ(1914-1993)の1971年10月14日のフィンランド・ヘルシンキ公演を1st&2ndの両セット収録した2CD+同公演の模様とサン・ラへのインタビューで構成されたTV映像を約9分収録したボーナスDVDからなる、Sun Ra And His Intergalactic Solar Research Arkestraの『Helsinki 1971 - The Complete Concert And Interview』(8/4発売のUS盤, Transparency, DVD:NTSC Region Free, 試聴
米国ミシガン州出身のジャズ・ファンク/レア・グルーヴ系の白人オルガニスト、ライマン・ウッダード(Lyman Woodard, 1942-2009)が1975年にデトロイトのインディ・レーベルStrataから発表した初リーダー作、The Lyman Woodard Organizationの世界初CD化となる『Saturday Night Special』(8/2発売の日本盤, BBQ/Wax Poetics, リマスター盤, 試聴

MoodymannことKenny Dixon Jr.、Theo Parrish、Rick Wilhiteによるデトロイト・ハウス・ユニット、3 Chairsが1997年に発表した12インチ2枚組『Three Chairs』全6曲+翌年発表の12インチ・シングル『Three Chairs 2』全3曲+Malik Pittman加入後の3曲を収録した『Spectrum』(8/15発売のUS盤, 3 Chairs, 試聴, YouTube
ミニマル・テクノ/ダブのBasic ChannelのMoritz Von Oswald、アンビエント・テクノのSun ElectricやNSIのMax Loderbauer、北欧のプロデューサーでLuomo a.k.a. Vladislav DelayのSasu Ripattiによるプロジェクト、Moritz Von Oswald Trioの1stアルバム『Vertical Ascent』(7/25発売のUK盤, Honest Jon's, 試聴, YouTube
クルド人であると最近正式にカミングアウトした、トルコの「アラベスク(演歌風の大衆歌謡)の帝王」イブラヒム・タトルセス(Ibrahim Tatlises)の『ヤームルラ・ゲレン・カドゥン Yagmurla Gelen Kadin』(7/19?発売の直輸入盤, Office Sambinha, 試聴, 動画:Tr.2のPV)
カメル・エル・ハラシ(Kamel El Harrachi)の実質的な1stアルバムで、アルジェリアの大衆歌謡シャアビを代表する歌手であった父、ダフマン・エル・ハラシ(1925-1980)へのトリビュート盤『偉大な詩人に祝福あれ 〜 ダフマンに捧ぐ〜 Ghana Fenou』(8/16発売の直輸入盤, ビーンズ・レコード, 動画, 1990年代発表作『Nas Herma』の試聴
ザ・ビートルズの2009年リマスター盤を収納したボックス・セット2種、16CD+DVD『The Beatles (Remastered Stereo Boxset)』(9/9発売のEU盤, ディスク1〜4:初のステレオCD化, DVD:ミニ・ドキュメンタリー映像を約49分収録、NTSC Region 0)と13CD『The Beatles In Mono』[9/9発売のEU盤, 『Help!』&『Rubber Soul』の1987年版CD(リミックス by ジョージ・マーティン)とは異なるオリジナル1965年ステレオ・ミックス追加収録(オリジナルLPと同じ定位・バランス), 日本製紙ジャケット仕様, 限定盤]

キューバの歌手、エル・グラン・フェジョーベ(El Gran Fellove)ことFrancisco Fellove Valdes(1923-)がメキシコで録音した1st&2nd LP(1958年と翌年発売)の2 in 1CDで、El Surレーベル第2弾となる独自編集盤『マンゴ・マングェー Mango Mangue』(8/30発売の日本盤, El Sur Recordsほか一部の店のみ全7曲収録の非売品CD-R付き, YouTube
西アフリカのグリオ(世襲制の職業音楽家, 口承伝承人)に伝わる弦楽器であるンゴーニの奏者、Bassekou Kouyate率いるバセク・クヤーテ&ンゴーニ・バ(Bassekou Kouyate & Ngoni Ba)の『I Speak Fula』(9/6発売の直輸入盤, ライス・レコード/Out Here, MySpace, YouTube
イスラム神秘主義の宗教歌謡カッワーリーの巨人、ヌスラット・ファテ・アリー・ハーン(Nusrat Fateh Ali Khan, 1948-1997)が、パキスタンEMI(現Serengeti Sirocco)に遺した地元録音の編集盤で、1988年の録音とされる『Supreme Collection』(8/23発売の直輸入盤, ライス・レコード, 海外盤はドイツJaroから1990年発売)
アルジェリアのベルベル系カビール人のプロテスト・シンガーで、1998年に暗殺されたルネース・マトゥーブ(Lounes Matoub)の編集盤『軌跡 1983-1998 Une Vie』(8/23発売の直輸入盤, ライス・レコード/Aztec Musique, 海外盤は2008年発売, Tr.7、10、12、16の歌詞の日本語大意付き, MySpace
「The Lion Of Egypt」ことエジプトの大衆ダンス歌謡シャアビの歌手、ハキム(Hakim)が2007年に地元のレーベルから発表した『ティギ・ティギ Tigi Tigi』(8/16発売の直輸入盤, ライス・レコード, MySpace, YouTube

デヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)の約6年4か月ぶりの新作ソロ・アルバムで、2004年から2007年にウィーン、東京、ロンドンで録音された『Manafon』(9/14にSamadhi Soundから発売, 参加:Christian Fennesz、Evan Parker、John Tilbury、大友良英、中村としまる、Sachiko M、秋山徹次など, 試聴, 動画:Track 1のPV)
廃物のドラム缶から作られた音階のある打楽器で、1940年代初頭にカリブ海のトリニダード・トバゴで考案されたスティールパンの23人編成バンド、エッソ・トリニダード・スティール・バンドの1971年発表作+ボーナス・ディスクとして初登場となる1973年USツアーのドキュメンタリー映像収録のDVDをカップリングした『Van Dyke Parks Presents The Esso Trinidad Steel Band』(8/25発売のUS盤, Bananastan/Minky Records, DVD:約28分、NTSC Region 1, 試聴, YouTube:DVDの視聴)
サザン・ソウル・シンガー、Lattimore Brown(1931-)の1965年から1970年作を全21曲収録した編集盤『Nobody Has To Tell Me』[5/25発売のEU盤, Soulscape, 収録:ナッシュヴィルのSound Stage 7レーベルに遺した全シングル+Sound Stage 7での既発曲を中心にまとめたLP『This Is Lattimore's World』(1977年にSeventy-Seven&翌年日本のVivid Soundから発売)で初めて発表されたSound Stage 7時代のお蔵入り4曲+Renegadeでのシングル音源4曲, リマスター盤, 日本盤は8/20発売, YouTube:Tr.3のTV映像]
デレク・ベイリー(g, 1930-2005)の「final public performance」となったアウグスティ・フェルナンデス(p)とのデュオ・ライヴ盤で、2005年5月12日のバルセロナ公演を収録したDerek Bailey & Agusti Fernandezの『A Silent Dance』(8/5?発売のUK盤, Incus, 試聴
エヴァン・パーカー(ss, 1944-)率いる総勢14名のEvan Parker Electro-Acoustic EnsembleのECM5作目となる『The Moment's Energy』(5/26発売のドイツ盤, 笙演奏家の石川 高参加, 試聴

2009年09月30日(水)
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