ATFの戦争映画観戦記



【File101】101回目の観戦記・・・海軍騎兵大尉乗馬奮戦記【後篇】

2003年12月28日(日)

さぁ今年もいよいよ後4日余り・・・ありきたりな台詞ですが、アッと言う間の一年でしたなぁ・・・今年はテロと戦争の繰り返しで、多くの尊い生命が失われた一年でもありました(黙祷)。潜伏していたフセイン元大統領も拘束されたと言うのに、未だテロの嵐は収まる気配もなく、更に自衛隊のイラク派遣も決定され、空自先遣隊も出発して行きました。来る年・・・2004年は一体どんな年になるのでしょうか!血の流される事の無い1年となってほしい・・・とは観戦武官諸士共通の願いだとは思いますが、それすら今や無理な願いなのでしょうか・・・。さてさて新年を前にして暗い話になってしまいましたが、今年最後の観戦記、早速逝ってみましょう。ひょんな事から(最早死語?)軍装乗馬ツアーという願っても無い(危ない)企画に参加する事となった私ATF・・・一行を乗せた兵員輸送車は、東京から3時間以上の行程を経て、今やっと目的地に到着しようとしていたのでした・・・。それでは開演《開演ブザー》です。今回も携帯電話の電源はONのままで【いつもながら、この記述には資料的価値は全くありません・・・それと前回に引き続き、ATF以外の登場人物名は仮名とさせていただいております・・・って言うか既にバレバレだろッ×2!】

【秘匿騎兵学校見ユ・・・】
小雨降る東京駅八重洲口を出発して、早三時間余りが経とうとしていた。あたかも(危ない)軍装乗馬ツアー参加者全員の願いが通じたかの様に、秘匿騎兵学校に近づくにつれ天候は好転して行った。その後、行程は思いの外好調に進み、秘匿騎兵学校のある○○○○○の町に到着した時は、当初の作戦立案段階での到着予定時刻よりも、まだ一時間近くも余裕を残していた。そこで教官殿の提案により、秘匿騎兵学校周辺地域の偵察を実施する事になった。関東近郊の保養別荘地ではあるが、観光シーズンでは無い為、人影も疎らであるが、かえって秘匿乗馬訓練には都合が良さそうだ。一通り主要拠点の偵察を完了し、遂に目的地である秘匿騎兵学校に到着した。時刻は午前10時。4時間もの行程を終えた我々を、秘匿騎兵学校のマスコット犬爛茱魯鶚が出迎えた!初めて見た時は、結構大型犬だったので、面識のある教官殿以外の初級騎兵一同ともオッカナビックリだったが、外見に反し人なつっこい犬で、直ぐに擦り寄ってくる。その後、騎兵学校長殿の出迎えを受け、一同乗馬訓練への参加の申告を済ませた。実は今回の(危ない)軍装乗馬ツアー実施に当り、教官殿の機転によって、我々参加者は歴史研究会の会員で、時代装束によって乗馬を体感する人たち・・・という名目で乗馬の申込みがされていたのであった。騎兵学校長殿も「世の中には奇特な方もいるものだ」などと、さぞ思った事であろう。その後一行は、兵舎に装具を降ろし、着替え(軍装装着)を済ませ一息つくと、初級騎兵一同は秘匿騎兵学校の視察を開始した・・・閑静な木林の中に広がる訓練用馬場そして訓練用軍馬厩舎・・・まもなく騎兵学校長殿によって厩舎の柵が開かれた・・・そして我等が騎乗する軍馬たちが曳き出され・・・いやいや驚いたのなんの、馬たちは、騎兵学校長殿に手綱を曳かれるまでもなく自分たちだけで馬場へとやって来たのだ・・・なんと訓練が行き届いている軍馬たちであろうか!この秘匿騎兵学校は只者ではないと一同実感する。更に、馬場に辿り着いた軍馬たちは、あたかも指図を待つ様に直立不動で立ち止まったまま動こうとしないではないか!準備の出来た我々初級騎兵一行はもの珍しげに馬たちを見渡す・・・ところで訓練開始までは、まだ多少時間があると言う事なので、これ幸いまずは軍装で、馬と並んだ写真をあたり構わず撮り始める・・・早くもお気楽観光客気分満杯である。そして米陸軍騎兵少佐の正装で、満面の笑みでご機嫌な教官殿の艶姿。しかしこの後、予想だにしない程のハードな騎乗訓練が待ち受けていようとは・・・我々初級騎兵一同知る由もなかった・・・。

【全員騎乗ッ・・・訓練開始セヨ!!】
やがて騎兵学校長殿の準備が完了し、一同整列の後、訓練が開始される。まずは各々に騎乗訓練担当馬が割り当てられた。ATFには犹蛙畊罩が、分隊士殿には爛轡紂璽謄ング・スター号が、技術大佐殿には爛蹈咼鷙罩が騎兵学校長殿によって割り当てられて行く。そして騎兵学校長殿からの訓練に際しての訓示と諸々の注意事項の説明が行われた後、兎にも角にも、まずは全員騎乗一同緊張の面持ちで馬上の人となる・・・馬と馬の間がちょっと空き過ぎて、まだまだ恰好がつかないのはご愛嬌・・・この時、教官殿はと言うと我々初級騎兵一同の、後の訓練反省時に役立てる?為に、自らの貴重な時間を割いて、記録班として写真と映像の撮影に従事されていたのであった。まずは一同の猴沙儉を見ていただこう。愛馬犹蛙畊罩瓩妨戮襭腺圍導し概格実膂兎にも角にも、馬に騎乗するという第一段階はクリアしたのだ!・・・そして愛馬爛轡紂璽謄ングスター号畩紊諒隊士殿独空軍(ルフトヴァッフェ)少尉の軍装が馬上でやけに栄えている!そして愛馬爛蹈咼鷙罩畩紊竜蚕兮膾甘の雄姿。独山岳歩兵の軍装なのだが、この恰好でモーゼルKar98小銃を担ぎ、馬の両脇にミルク缶を提げれば・・・そう戦争映画の大作「史上最大の作戦」の中でD-DAY当日の早朝、ノルマンディーの海岸をいつもの日課通り、コーヒーを詰めたミルク缶を馬に提げてやって来るカフィー・クラッチュ軍曹(ゲルト・フレーベ)を想像してしまったのは、私だけではないはずである・・・。さて一同騎乗の恰好だけは一丁前ではあるが、実際まだ騎乗したと言うよりは馬に乗せられていると言った方が正解なのだ・・・が(ATFに限っては間違いないが、分隊士殿と技術大佐殿に関しては、その限りではなかったかもしれない・・・あくまでもATFの想像である)因みに教官殿の騎乗姿である(米陸軍騎兵少佐の正装が恰好良い!)こちらは本物の猴沙儉である。さて、いよいよ騎兵学校長殿の号令一下、訓練が開始された。まずはATF騎乗の犹蛙畊(愛称:山ちゃん)を先頭に三頭一列となっての並足行進である。馬の方も慣れたもので、我々初級騎兵が鞭を入れるだけで簡単に前の馬に付いて歩き始めるその頃、天候は我々初級騎兵の訓練を温かく見守るかの様にホカホカと暖かい日差しが心地良かった・・・しかし、時間を経るにつれて、この日差しが逆に恨めしくなって行くのであるが・・・それはまた後の話。馬たちは我々乗り手の技量に全く関係なく、馬場の外周を三頭が仲良く連なってポクポク歩いていくこの間にも我々の鐙の位置や手綱の持ち方、騎乗姿勢について、騎兵学校長殿の厳しい指導号令が、静かな馬場に響き渡る。初級騎兵としては指摘されている点は悉く充分に解っているつもりなのだが、何分にもヤットコさ馬に乗せられている様な状況で、しかも跨って手綱を握っているのが精一杯な状態では、中々思うように直せない・・・。そして最初の余裕と意気込みとは裏腹に、そうは簡単に問屋は卸さず、思うようには行かない乗馬の真髄を、身をもって知らされる事となるのである。こうして訓練時間はアッという間に過ぎて行き、午前中の訓練第一段階は尻と脹脛の痛みを残して終了した・・・。

【早駆ケセヨッ初級騎兵!】
訓練第一段階を終えた初級騎兵一同は、重い足を引きづり兵舎へと戻って行った・・・軍装に付着した泥の汚れを落とし、士官室のソファーにどっかり腰を降ろすと、一挙に疲れが襲ってきた。その所為か一同言葉が少ない・・・秘匿騎兵学校のマスコット犬ヨハンがソファーに近づいて、さも遊んでくれと言わんばかりに擦り寄ってくる・・・何故か私ATFの汗拭きミニタオルと軍手を甚く気に行った様子で、咥えて放さないのには甚だ困ってしまった。さて間もなく騎兵学校長夫人の手作りによる昼食の用意が出来上がり、一同挙って食卓につく。メニューはカレーライス・・・訓練で扱ごかれ、腹ぺこな初級騎兵たちは、アッと言う間に一杯目を平らげ、御代りをした事は外でもない。さて我々初級騎兵一同が、騎兵学校長夫人手作りのカレーに舌鼓を打っていた頃、我々の訓練記録を克明に記録してくれていた教官殿は、我々初級騎兵の訓練時間の合間を縫って、騎兵学校長殿と連れ立ち、秘匿騎兵学校外に校外騎乗へと出発していた。この校外騎乗は、この秘匿騎兵学校独特という訳ではなく、観光シーズンになると他の騎兵学校でも頻繁に行われるそうで、地域一帯あちこちで、場外騎乗の様子を見る事が出来るそうだ・・・調子に乗って三杯目のカレーの御代りを平らげたATF(喰い過ぎ)が、一息吐いていると、教官殿と騎兵学校長殿が、校外騎乗から戻ってこられた。教官殿と騎兵学校長殿が素早く昼食を済ませると、午後の騎乗訓練が開始された。午前中の騎乗訓練によって、どうにか並足程度は簡単に出来る様になっているだろう・・・などと多寡を括っていたのだが、そこはまだまだ初級騎兵の悲しさよ・・・未だ馬に乗せられていると言う状況に全く変りはなかったのであるが・・・。まずは午前中の訓練のおさらいから・・・並足から軽早駆けへと序々に移って行く・・・強めの鞭を入れて、馬に早駆けを促すのだが、これまた思う様には行かない。鞭を入れた時には、それなりに早駆けっぽくはなるのだが、油断すると直ぐに並足に戻ってしまう。完全に馬の方に主導権を握られている。後続する分隊士殿技術大佐殿も同様に苦労されてはいるらしいが、今や他人の事に構っている余裕など全く無く前方を見るのも必死なATF・・・鐙に足を踏ん張り、馬の身体の上下の振動に合わせなんとか恰好をつける・・・しかし内心では振り落とされない様に必死であった。頭の中ではナポレオン戦争の映画や南北戦争の映画の中のシーンで、突撃時に落馬しながら鐙から足を抜く事が出来ず、そのまま引きずられて行く騎兵たちの哀れな姿が目に浮かんでは消える。額から流れ落ちる汗の半分は、冷や汗である事は間違いなかった!が、後に聞いた話ではどうやら後続のお二方もATFと同様な状況であった様である!こうして何時果てるともなく騎乗訓練は続き秘匿騎兵学校の馬場に騎兵学校長殿の号令が響き続けた・・・。次に横一線に並んでの並行行進の訓練に移る・・・全体が横並びとなって一線で行進するのは、騎兵が登場する映画ではお馴染みのシーンだが、これが考えているより難しいのだ・・・中々三頭横一線に並んでくれない。一頭毎に細やかな指導が続き騎兵学校長殿の厳しい号令と鞭により、馬たちがどうにか言う事を聞いてくれた。こうして騎乗訓練の第二段階もアッという間に過ぎ去って行った。最後に三頭横並びになっての記念撮影・・・訓練当初に比べて、馬と馬の間合が詰められる様になって、なんとか恰好はついて来た。そして最後には教官殿にも入ってもらっての記念撮影こうして騎乗訓練は無事終了した・・・。初級騎兵一同の胸中には、それぞれ疲労に勝るとも劣らない満足感に満ち溢れていたのであった!!時間は午後3時を過ぎていた。帰りの道中の状況を鑑み、一同協議の末、撤収を早めに行う事にする。軍装を解き片付け、技術大佐殿手作りの洋菓子で一息吐くと、騎兵学校長ご夫妻に別れを告げ、一同東京へ向け兵員輸送車上の人となった・・・しかし案の定、東京に近づくにつれ、道路上の渋滞度は増す一方で、一行が東京駅に着いたのは、日もどっぷりと暮れ腕時計の針はなんと午後8時を廻っていた・・・予想にもしなかった長時間の運転に従事された教官殿には、全くもって申し訳次第であった。更にこの様な貴重な経験をする事が出来、企画立案調整に尽力いただいた事には初級騎兵一同感謝の念が絶えなかった・・・本当にありがとうございました・・・教官殿に対し敬礼・・・頭ァ〜中ッ!

【軍装トハ、人ニ見セルモノナリッ!】
実は騎乗訓練の終了後、騎兵学校長殿のご好意により個別に馬との撮影を実施する事が出来た。誰かが言っていたが軍装して写真に写る事が快感に感じられる様になったら、もう両足棺桶に突っ込んだも同然だ・・・と。今回は秘匿騎兵学校敷地内で、他に(騎兵学校長ご夫妻を除けば)人目も無く、軍装初心者の私ATFも結構偉そうな態度で写真に収まっていた。で、撮影した写真が以下の写真である。一応雰囲気を出す為に、写真をセピア調に変えてみたところ、こんな風になってしまった・・・自爆。まずは愛馬犹蛙畊罩瓩妨戮蠧本軍支配地域内を視察する特別根拠地隊士官そして特別根拠地隊士官流石に、まだ騎乗しながら軍刀を吊る事は出来なかったので、軍刀・南部十四年式拳銃等軍装一式を身に付けて、下馬状態で写真を撮ってみたのがコレ愛馬犹蛙畊罩瓩硫で写真に写る陸戦隊装備の特別根拠地隊士官さらに各防御陣地視察の途中に休息を取る特別根拠地隊士官と、同じく特別根拠地隊士官と言ったようなキャプションが付けるとカッコは良い・・・大汗。さらに先日行われたCOI主催の上映会場で撮影した写真を付随しておこう・・・海軍士官にあるまじき長髪なのは・・・軍用理髪師が敵の攻撃で爆死したという事で勘弁いただくとして、まずは軍刀を手前に支えてのポーズである。そして軍刀を刀帯に吊るしてのポーズ・・・正規の剣帯ではなく、陸戦用の刀帯(俗に言うところの狆娉霎丱丱鵐畢瓩任△)を上衣の下につけているのだが・・・。最後は我が軍装道の師である分隊士殿(「兵隊やくざ」の大宮一等兵に触発された陸軍一等兵の軍装一式)とのツーショットである。分隊士殿に比較して、全然姿勢に気合が入って無いぞ・・・と、お叱りを受けそうではありますが、平に平にご勘弁を・・・!

2003年最後の観戦記・・・って言うか内容は前回に引き続いて全くの従軍記なのですが、如何でしたでしょうか。実際に馬に乗ってみて、戦争映画に登場する騎兵シーンの大変さが、ちょっとだけ理解出来た様な気がしました!さて今年一年「ATFの戦争映画観戦記」をご贔屓いただき誠にありがとうございました。以前に比べ更新頻度は頓に落ちており、毎度の事ながら日々観戦視察いただいている観戦武官諸士には甚だ申し訳無い次第ではありますが、来る2004年も地道に更新して行くつもりでおりますので、引き続き「ATFの戦争映画観戦記」をご慈愛を持って見守ってやって下さい。それでは観戦武官の皆さま、良いお年を・・・!


【File100】祝連載百回記念・・・海軍騎兵大尉乗馬奮戦記【前篇】

2003年12月15日(月)

今年も後二週間余り・・・寒さも一段と厳しくなっておりますが、観戦武官諸士におかれましては如何お過ごしでしょうか(コレばっかりやなぁ〜)さて我が『ATFの戦争映画観戦記』もお陰様をもちまして、遂に連載百回を迎える事が出来ました。これも偏に毎度観戦いただいております皆さまのお陰と、観戦武官長は感涙に浸っております・・・ヨヨヨッ。今後とも当戦争映画観戦記に対し一層のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げまする〜ッ!さて前置きはこれくらいにして、早速百回目の観戦記を始めましょう!今回は先日・・・と言っても、もう一ヶ月も前になりますが・・・私ATFが生まれて初めて体験した、ちょっと特殊な野外OFFの模様をご報告させていただきます。では早速逝ってみましょう・・・それでは開演《開演ブザー》です。いつものように携帯電話の電源はOFF・・・にせず、今回はONのまま【いつもながら、この記述には資料的価値は全くありません・・・それとATF以外の登場人物名は仮名とさせていただいております・・・って言うかバレバレだろッ!】

【やっぱり倏廊瓩好き!・・・】
一昨年2002年の干支は犖甅瓩任靴燭、それに因んで2002年1月には倏廊に関連した作品を紹介した観戦記を二回連続で書き込まさせていただきました・・・と言えば近世以前の戦争では欠かせない重要な猜軸鎰であった事は、戦史や歴史に興味のある方々なら重々承知の事でしょう。その犁‘偉廊瓩鰺用した兵科犁格辞は犢匐機瓩筬狎水艦瓩療仂譴砲茲辰董∪鐓譴多次元化する事になる第一次大戦以前までは猜睚辞甅猖な辞と並ぶ重要な兵科でした。さて犁格辞と言って思いつく映画作品は|羸さ鎧・十字軍作品中国諸王朝作品F酲明鐐・西部劇騎兵隊作品ぅ淵櫂譽ン戦争作品等ですが、やはり大量の騎兵が登場するド迫力がたまりません。そんな訳で私ATFは以前から犁格辞が登場する作品が大好きだったのです。そして何時の頃からか、実際に馬に乗ってみたいと言う欲望が、心の奥深くでメラメラと燃え続けていたのですが、如何せんその後平凡な人生を送っていた私ATFには、そんなチャンスが簡単に訪れるはずもなく・・・何時しか、そんな儚い望みも次第に薄れて行ったのでした・・・。そんな私ATFに、思わぬ運命の転機が訪れます・・・それは1年間の猩何有甦間を経て、晴れて狢膤慇賢瓩箸い身分を手に入れた、今から○十年近く前の出来事・・・別に大学で乗馬愛好会とかに入部した訳ではありません(大学時代は漫○研究会に在籍)・・・我が母校は北部九州の某政令指定都市にある公立大学なのですが、その立地条件は極めて特殊な環境にありました。まず授業中に狃得辞が聞こえて来る・・・と言っても何の事かはわからないでしょう・・・(防衛大ではありませんよ)実は、我が母校の道一本挟んだ隣は、陸上自衛隊○○駐屯地・・・そう普通科連隊が駐屯していたのです。お陰で演習場に近い校舎で授業を受けていると、空砲を発砲する音が良く聞こえてきました。更に駐屯地祭では、61式戦車が間近で走り廻っていると言う、軍オタ的に涎の出そうな立地なのでした。そしてもうひとつ・・・これが問題なのです・・・が、これまた道(モノレールもあり)を挟んで倏呂林櫃と蹄の音を、夏期と春期の週末には聞く事が出来たのです・・・。

【日本中央競馬会○○競馬場競走馬診療所】
我が母校と道を挟んだ場所、そこには日本中央競馬会(JRA)に属する○○競馬場がありました。そしてこの競馬場の存在が、私ATFに倏廊と接する得がたい機会を与えてくれたのでした!ところで私ATFが幼少の頃までは、北海道の牧場や東北の農耕地帯でなくても、夏休み等に実家・・・田舎に帰省すると、近所には農耕用の牛や馬を飼っている家が点在しておりましたが、普段は犬や猫などの比較的小型(最近は矢鱈でかい犬も散見されますが)の動物にしか接する経験がないのと、あの狃い・・・迂闊に近づく度胸もなく、遠くから眺める程度でした。動物園に行けば大型動物を見る事は出来ますが、多くの場合は柵や堀越しで見るだけで、実際に触れる機会など、そう多くはありません。動物が好き・・・などと言ってはいても、余程慣れてない限り自分の背丈より大きな動物に近づき、触るのには結構度胸がいります。競馬場では一般人もパドックや馬場で、競走馬(サラブレッドやアラブ種)を間近で見る事は出来ますが、触るなんて事は、まず出来ません。精々アトラクションでポニーに乗ったり(殆んど子供だけ)触ったりする程度でしょう。さて大学生になった私ATFですが、自宅からの通学生だった為に生活費に困る事もなく、定期的なアルバイトに従事する事もありませんでした。そんな大学一年の夏休み前、友人たちの間で大学の庶務課前に貼り出された、とあるアルバイト募集の事が話題となっていました。それは・・・競馬場のバイト募集・・・○○競馬場は年間を通じて競馬が行われる訳ではなく、夏と春の土日曜日のみレースが開催され、それ以外の時期は場外馬券が発売されるだけ。その為、競馬の開催業務に携わる全ての従業員が常駐している訳ではなく、競馬開催期間だけ学生やフリーターが大量に臨時採用されていたのです。それも結構な高給で・・・。ところが、この仕事の内容が結構特殊(馬券販売や様々な雑務)従がって経験者が優先される為、同じ人物が長期に渡って何度も採用(または先輩から後輩へ受け継がれる一種縁故採用)される場合が多く、新規採用者は毎年極めて少なかったのです。私ATFは、それ程採用に執着していた訳では無く爐泙 ̄仁匹採用されれば小遣い程度にはなるわい!と言った、下宿生から見れば極めて甘い考えで応募していたのでした。ところが数日後、競馬場の事務所から呼び出しの電話が入り、すんなりと採用が決まってしまったのです。なんと私が採用されたのは、普通の学生アルバイトが配置される一般的な勤務場所ではなく、競馬場の中でも極めて特殊な業務を行う場所・・・そう競走馬診療所という勤務場所なのでした。そこは競馬開催期間中、競走馬の健康管理や怪我(故障と言った)の治療を行う中央競馬会専属の獣医師が常駐する診療所で、なんと獣医さんの助手補(正式な免許を持った診療助手の方は別にいた)・・・まぁ所謂ところ馬の看護師で、診療や処置の補助、診療所の清掃等の雑務を行うのが主な業務でした。私ATFがそんな特殊な業務のバイトに選ばれた理由・・・それは、それまで勤務していた先輩格のバイト学生が就職の為に退職、欠員が発生しており、近隣に在住し、ほぼ毎日勤務できる(帰省しない)自宅学生を競馬場側がちょうど探していたからでした。こうして稀に見る貴重な体験・・・馬に触れるだけでなく競馬場の裏の社会を垣間見る・・・を、大学卒業までの4年間(夏と春だけですが)続ける事になります。この競走馬診療所での特殊な経験だけでも、丸々HPが出来る程たっぷりあるのですが、残念ながら涙を飲んでココでは割愛・・・こうして馬に触れる(馬が怖くなくなった)貴重な体験をする事は出来たのですが、馬に乗る事は、流石に体験出来ず、乗馬への欲望は益々増大していったのですが、やがて大学を卒業し就職・・・転勤・・・親元を離れての初めての一人暮らし・・・と社会人としての慌しい日々の暮らしの中で、そんな馬に乗りたいという欲望も何時しか記憶の彼方へと薄れて行きました・・・。

【危ない?軍装の世界へ・・・!】
さて時は流れ、今年の10月の事。私ATFが周囲の環境?に触発され、遂に犒柿瓩寮こΔ貌Г濆んでしまった事は、過去の爐茲蹐佐兩鐺誌瓩砲盻颪込みましたので、皆さんもご存知でしょう。皆さんもミリタリーな分野(軍装以外)を趣味にしていれば、何らかの形で犒柿瓩剖縮を抱いた経験があると思いますが、流石に本格的に軍服や装備を揃えるには抵抗(金額面や揃え方等)・・・があり、最初から軍装の分野を趣味(コレクション)にしている方に比べれば、中々手が出せないのではないでしょうか。私の場合、縁があって、この道の達人の方々に色々と指導を仰ぐ事が出来、軍装方面には全くのド素人であるにも関わらず、一挙に主要な軍服、装備を揃える事が出来ました。ただ今の段階では、これ以上の装備を揃えるまでには至っておりませんが・・・。私は以前から邦画戦争映画に多々登場する旧日本海軍の三種軍装(末期仕様の簡易型軍服)に興味がありました。で、軍装を揃えるなら、この三種軍装と決めていたのです。だた殆んどの場合、作品中で登場するのは襟部分の長い猯戦隊仕様瓩覆里任垢韻匹・・・。さて機会を得て某有名軍装品店で一挙に三種軍服の上下、階級襟章、略帽、網上靴、南武十四年式ホルスター、そして士官刀帯まで揃えてしまったのですが、流石は奥の深い軍装道・・・軍装は一日にして成らず・・・更に周辺装備の調達が私の前に立ちはだかりました・・・南武十四年式拳銃は東京マルイ製のエアガンを持っていたのでOKなのですが、問題なのは牾し嚇甅・・・ネット上で通信販売されているのを見つけたのですが、受注製作で2ケ月程かかるらしく、更に値段が半端じゃない。その上牾し嚇甅を手に入れる事が出来たとしても、それだけでは完璧ではないのです!海軍だけでなく陸軍にも当てはまるのですが犒嚇甅には狹畚鎰という紐上の必需附属品が必要なのです。これは犒嚇甅を使用する時に手から落とさない様にする為の一種のストラップ(陸軍用は尉官、佐官、将官でデザインが異なるが、海軍は一種のみ)なのですが、これがまた高価な事・・・レプリカでも○万円以上はするのです。さて困った・・・三種軍装を揃えても犒嚇甅が無ければ恰好がつかない・・・この時点で危ない軍装道にどっぷり浸かってしまっている訳ですが(本人は気付いていない)・・・何とか安く犒嚇甅狹畚鎰手に入れる方法はないのか・・・こうして私は危ない軍装道のみならず底なしネットオークションというドロ沼へと踏み込む事になってしまいました・・・。この辺の事情も語りだしたら限が無いので泣く泣く割愛・・・爛筌侫クによって、どうにか牾し嚇甅牾し嚇畚鎰は手に入れる事が出来ました・・・金額は聞かないで下さい・・・泣!さて主要な装備の揃ったところで、着てみたくなる・・・しかも人前で・・・のが犒柿道の第二段階だそうです・・・自爆。今回軍装を揃える上で大変お世話になった、この道の達人・・・○○○さん(以下略称:分隊士)の運営されるサイトの掲示板で、そう言う話題で盛り上がっていた訳です・・・が、これが○十年の時を経て倏呂望茲覘機会を、私ATFに与えてくれる事になろうとは・・・。

【危ない犒柿で馬に乗ろう瓮張◆軸覯茵
分隊士主催のサイトの掲示板で犒柿瓩砲弔い得垢蠑紊っていた時の事、戦争映画道の大先輩であり、また軍装道の先輩でもある○○さん(以下略称:教官殿)が、掲示板に書き込まれた一言が、私ATFの運命の歯車を大きく揺り動かす事になりました「・・・軍装乗馬でもやりましょうか。馬はとても軍装に似合いますので凛々しいこと請け合いです」実は教官殿は以前から乗馬を嗜まれており、以前COIのOFF会で、凛々しい乗馬姿の写真を拝見し、非常に羨ましく思っていたのです。さて掲示板に書き込まれた教官殿の一言が、私の狆菁詫澂瓩忘討啣个鯏世韻燭里聾世Δ泙任發△蠅泙擦鵝O辰魯肇鵐肇麈鏤劼某覆漾幾度とない連絡メールの遣り取りが行われ、日程調整(皆さん忙しいスケジュールな身なので)等試行錯誤の末、遂に犒柿で馬に乗ろうという(危ない)企画ツアーが決行される運びとなりました。大体普通の乗馬クラブ(色々決まり事がうるさい)などでは、とても軍装で乗馬などできないのですが、何と教官殿の尽力のお陰で、関東近郊某所にある秘匿騎兵学校において、軍装乗馬の訓練実施が可能となったのです・・・参加者は教官殿、分隊士そして軍装道・戦争映画道の先輩のお一人○○○○○○さん(以下略称:技術大佐殿)・・・そして私(ATF海軍騎兵大尉)の四名!流石に土日曜日は実施が難しく(また目的地までの道路も混むらしく)実施予定日は11月12日(水)の平日という事になり、日頃平日の休日取得が難しい私ATFではありましたが、土曜出勤により業務スケジュールを調整し、振り替え休日取得により日程を確保しました。また作戦決行を控え、私ATFは更なる装備の充実を図る事になります。それは南武十四年式拳銃のランヤード(拳銃の吊り紐)と海軍士官用の陸戦仕様革脚絆(脛当)・・・購入がてら参加各員の事前打ち合わせOFFも開催・・・こうして末期海軍士官の陸戦仕様装備が一通り揃い(実は図嚢と水筒は未だ揃っていないのだが)後は作戦決行を待つばかりとなったのでした・・・。

【○○○○○(秘匿騎兵学校所在地名)ノボレ一一一二・・・作戦決行】
いよいよ作戦決行が翌日に迫った11月11日・・・是が非でも翌日の休日取得の為、業務の遣り残しを片付け、結局終電で帰る派目になった私ATFが、さいたま駐屯地に帰営したのは、日も改まった作戦決行当日の深夜1時30分・・・ところが作戦出発の為の集合場所・時間はJR東京駅八重洲口前交差点午前6時・・・この為、朝4時30分過ぎには大宮駅を出発しなければならない。今から睡眠を取っていては、万が一にも寝過ごす危険性がある・・・こうなったら不眠で出発時間を待とう!まずは入浴し睡魔を払う・・・その後気分を昂揚させる為、騎兵映画の最高峰・・・「ワーテルロー」を観戦。ネイ元帥指揮による仏軍騎兵1万騎による戦史に残る大突撃は何度観ても素晴らしいの一言に尽きる。こうして出発までの時間はアッと過ぎ、装備を再点検後、遂にさいたま駐屯地を出発する。時に11月12日早朝4時10分・・・ところが駐屯地を一歩踏み出したATFの目の前に暗雲が・・・そう小雨が降っていたのです。これは幸先が悪い・・・しかし教官殿からの作戦中止の連絡は未だ無し。ええいッままよ!こうなりゃ行けるとこまで行くしかないだろう!気分も新たに装備の詰まったスポーツバックと犒嚇甅を忍ばせたゴルフクラブケース(これが丁度良い大きさ)を担ぎ、まだ真っ暗で人気もない道を大宮駅を目指す・・・。普段は東京駅にもひけを取らない程に人通りのある大宮駅のコンコースだが流石に人通りがない駐屯地を出発した時は、まだ小雨だった空模様は、大粒の雨に変わっていました。出足は、雨模様により多少挫かれましたがなんとか始発の次の京浜東北線電車に間に合いました。勇んで電車に乗り込むだのは良いのですが他に乗客は無し・・・列車は定刻通り大宮駅を出発。その後乗客は序々に増え、東京駅に着く頃には通勤時間帯となり、結構な乗客数となっていました。5時40分東京駅着。重たい荷物を担ぎ八重洲口改札を出札。ここで技術大佐殿と合流。技術大佐殿も、私ATFに劣らぬ大きな荷物を携帯されていました。ここで分隊士より無線連絡があり、間もなく出発地点に到着との事(分隊士は教官殿の兵員輸送車に便乗されていた)集合地点の交差点で暫し佇む、異様に大きな荷物を担いだ怪しいニ人の横をパトカーが通り過ぎる・・・一瞬走る緊張感!。やがて教官殿と分隊士が到着し、兵員輸送車後部にいそいそと荷物を積み込み、我々も乗車を完了いよいよ出発です!兵員輸送車は、我々を乗せ一路関東近郊某所の秘匿騎兵学校を目指す。高速に乗った頃には、周囲は明るくなっていましたが、未だ空模様は楽観視できない状態。時たま雨粒がフロントガラスに付着しています。首都高速は、まだ時間が早い所為もあって走行車両数は少ない。前日不眠の身に走行による心地よい振動が眠気を誘って来ます・・・運転中の教官殿には申し訳ないのですが・・・。こうして○○自動車道を快調に進む我々の兵員輸送車ですが、天候の回復の兆しは未だなく、そうこうする中、○○道の周囲の景色は、いよいよ山間部へと様相を変えて行きます。曲がりくねった山間部の道路を高速で進む・・・素晴らしい教官殿の操縦技術です。幾つものトンネルを過ぎ、いよいよ最後のトンネルを通過・・・と、突然我々の目の前に予想にもしなかった景色が広がりました。天佑神助!天は我等を見放さなかった!!山の斜面を照らす明るい朝のひかり。やがて真っ青な青空が我々の頭上に広がって来ました。ホッと一安心した我々は、最寄りのサービスエリアで小休止、糧秣を補給。この一服が将に至福の一服!その後の行程は順調に進み、やがて我々を乗せた兵員輸送車は、某山中の秘匿騎兵学校に続く未舗装道路を突き進んで行きます(手振れではなく車体が揺れている)この時、既に東京駅八重洲口を出発して3時間以上が過ぎようとしていたのでした・・・。

うぉ〜何やらかんやらと書き込んでいたら、当初一回で終わらせる予定だったのに、一回じゃ終わらなくなってしまった!・・・と言う訳で、秘匿騎兵学校での訓練の模様は、次回101回目のプロポ・・・じゃなく観戦記を乞うご期待・・・なのでした!【やっぱり続く】

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