ATFの戦争映画観戦記



【File020】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・回天編

2001年12月31日(月)

21世紀最初の年も今日で終わりです。当HPも開設より約70余日が過ぎ、アクセス数も1200件を越える事が出来ました。日々アクセスいただいている皆さんには感謝溢れるばかりです。
さて日本映画が世界に誇る(爆)戦争映画�爛船礇鵐丱蕁Ε灰鵐丱奪鉢瓩�、とにかく何本製作されたのか・・・という疑問からスタートした、この企画(オイオイ・・・)ですが、調べてる内にそもそもどれ位の本数の邦画の戦争映画が製作されたのか、という疑問に拡大してして行きました。そしてスタートした�猖�画戦争映画リスト�畉鄒�ですが「邦画検索サイトで調べれば一発じゃん・・・」なんて安直な気分で始めたのが、間違いの素。途方も無く後悔しながら、遅々として進めてきた�狎鏝綫什遏Ω�開された邦画戦争映画のリスト��・・・もひとまず一段落まで漕ぎ着ける事が出来ました。とにかく戦争映画(内容・監督・主演俳優・タイトル・・・という広義の意味)と思える作品は片っ端からピックアップしてみましたが、タイトルのみから判断した作品も多く、実際には戦争映画とは全然関係ない作品も多々含まれているであろう、という全く不完全なものになってしまいましたが・・・。
内容が解っている作品については、【戦争映画】の二大定義�\鐐茵∪鐺�そのものを描いている�∪鐐茲鯢饌翡愀覆箸靴進�語を描いている、からすれば全然当てはまらない作品も取り敢えずはピックアップしています。例えば(a)軍人・軍隊が物語上で重要な役割を果たしている(b)開戦前の状況或いは終戦後まもない時期を舞台としている(c)戦争の後遺症を引き摺っている人物が登場する(c)兵器が登場する、という基準です。前にも述べましたが、所謂ところの�爛潺螢織蝓識撚茘瓩糧�疇と思っていただければ幸いです。ただしドキュメンタリー作品、アニメ作品、特撮の比率が高い作品(怪獣・宇宙人等が登場)は除きました。
タイトルから判断した作品については、�〃鎧�用語を用いている�▲瓮�(船舶・航空機等)をイメージさせる言葉を含んでいる��とにかく私ATFの第六感(おお・・・シックスセンスじゃん・・・爆)による、という荒っぽい選択方法を取りました。

と言う訳で、ピックアップされた作品は400タイトルです。タイトルのみから判断した作品、私ATFの曖昧な記憶から判断した作品が約2割含まれているとしても、約320本の�猖�画戦争映画�瓩�製作されていることになります。
因みに年代別作品本数は以下の通りです。
�―�戦直後から1949年まで・・・ 14作品
�■隠坑毅闇�から1959年まで・・・110作品
��1960年から1969年まで・・・123作品
�ぃ隠坑沓闇�から1979年まで・・・ 49作品
�ィ隠坑牽闇�から1989年まで・・・ 51作品
�Γ隠坑坑闇�から2001年まで・・・ 53作品

このリストを作成しながらも、私ATFの脳裏には・・・50年代、60年代に盛んに製作された邦画戦争映画が70年代以降半数以下の製作数になったのは何故か・・・単純に半分になったと言っていいのか、作品の内容や演出方法、描かれ方はどうなっているのか・・・製作された時代背景や社会状況はどうなのか、同時代に製作された洋画戦争映画の影響は受けていないのか・・・などという疑問が、さらに生まれてきました。さらには邦画自体のパワーダウンの影響は・・・果たして邦画戦争映画は再び燃えることができるのか・・・2002年を目前にして邦画戦争映画ワールドが更なる広がりを見せてきました。カンバック�爛船礇鵐丱蕁Ε灰鵐丱奪鉢疝硫萓鐐莟撚茲魃曚┐觝酩覆�登場するのは何時の日か・・・それでは皆さん、良いお年を・・・あ・はっぴー・にゅー・いあー【続かせるぞ・・・】

★来年早々リストをアップします・・・みなさんの情報を大募集・・・


【File019】男たちの�爛�チンコ対決��

2001年12月23日(日)

�犂從探拌雖瓮轡蝓璽�(オイオイ、シリーズ化かよ・・・)第二部は、戦場という極限の空間の中で�犖覆量祥世扉盪��瓩鯏劼韻神錣い魴�り広げる男達の物語です。
�牴燭鬟各颪靴せ�を・・・�瓩垢鵑泙擦鵝A瓩は辰�、通常集団対集団として描かれる場合が多い戦争映画において、個人対個人、最小ユニット対最小ユニットで行われる戦闘あるいは物語を描いた作品の特集です(エッ、早い話になってないって・・・)
それでは、みなさんを「激突」する男くさい世界へとご招待いたしましょう・・・。

【眼下の敵】
みなさんご存知の通り、戦争映画の名作のひとつにも上げられる作品です。大西洋上で繰り広げられる米駆逐艦対独Uボートのお話です。元商船の一等航海士でUボートの攻撃により妻を失った駆逐艦長(ロバート・ミッチャム)と息子が戦死しているUボート艦長(クルト・ユルゲンス)。お互いの知力と経験を尽くして戦うプロの軍人の世界が、そこにはあります。通常大西洋を舞台にした物語は輸送船団を守る護衛艦と攻撃するUボート戦隊(ウルフパック)のお話が多いのですが、獲物である輸送船と言う第三者を介在させず、狼と猟犬の一対一の物語を構成することにより、対決の物語を一層面白くしています。ラストの駆逐艦長の差し出すタバコを受け取るUボート艦長のシーン。「次はロープを投げないようにしよう」「いや、君はまた投げるさ・・・」う〜ん、海の男のロマンが溢れます。でも原作では水中での両艦の生存者の殴り合いで終わるんですが・・・。

【好敵手】
北アフリカ戦線を舞台に、英軍少佐(デヴィッド・ニーブン)と伊軍大尉(アルベルト・ソルディ)の友情と駆け引きを描いた作品。俗に�燹屮泪�ロニ・コンバット」以外にロクなイタリア兵は登場しない�瓩噺世錣譴訐鐐莟撚茲猟明發鉾燭掘△海虜酩覆謀仂譴垢襯ぅ織螢∧爾老觜修靴辰�り描かれています。お互い知力を尽し(悪知恵を働かせて)捕虜にしたり、されたりを繰り返しながらも、次第に二人の間に友情が芽生えていきます。史実に従い、結局は英軍が勝利するのですが、ラストシーンで捕虜になった伊軍部隊が移動する場面で、英軍将校が敬礼で見送るシーンは結構ジーンとさせてくれます。英軍のブレンガンキャリアーやダイムラー装甲車なんかウジャウジャ登場して、その方面のマニアの方にも喜んでいただけるかと・・・

【スターリングラード−2001−】
大方の予想に反し、名作と呼ばれる「スターリングラード(西独版)」とは違い、賛否両論なジュード・ロウ主演の新作の方です。皆さんご存知なはずなので深くは語りません。この作品でも、お互いの死力を尽して戦うロシア軍狙撃兵と独軍狙撃兵の一対一の戦いが描かれています。独軍の狙撃のプロフェッショナルを演じるエド・ハリスが渋くて好きですが、あのラストシーン・・・呆気なくやられちゃうのには賛否両論。私ATF的には�狡垢だ錣い鉾茲豼瓦討魎冉阿靴伸畭崚戮辰突�解してるつもりですが・・・。実際、もうちょっと狙撃のシーンを描いてほしかったですな。最後の野戦病院での再会のシーン、多くの戦争映画ファンには不評(?)ですが、私は�狢膈畊イ�です・・・(爆)

【戦闘機対戦車】
最初にこのタイトルを見た時の感想は�牴燭犬礇灰螢�・・・�瓩發呂筌�ルト戦争映画部門(?)の堂々上位入賞間違いなしであろう作品。北アフリカ戦線を舞台に、部下を機銃掃射により全滅させられた独軍司令官(ロイド・ブリッジス)が本隊からはぐれた1台の�爛僖鵐張 辞畧鐚�(?)を指揮し、砲撃により離陸できなくなったP40戦闘機を目の敵にして追い掛け回す、という荒唐無稽なお話です。以前にもカキコしましたが、通常では戦闘機の方が断然有利なパターンですが、戦闘機を離陸できなくし、地上を走らせ戦車を有利(でもオットーとハーマン不足)にする、という発想は�犁鎧僚住�章�瓮皀里任后8機好謄譽啀撚茲箸靴得�作されたためメインの出演者はほとんどテレビドラマで有名は俳優ばかり。特に独軍戦車長役のエリック・フレーデン(ラットパトロール)始め、ブレンドン・ブーン、クリストファー・ケリー(以上特攻ギャリソンゴリラ)ボー・ブリッジス(ロイド・ブリッジスの息子、コンバットの常連)など、戦争映画ファンには嬉しい配役ではあります。この作品もラストはジーンとさせてくれます。

【マーフィーの戦い】
いきなりUボート(う〜む?ベネゼエラ海軍の沿岸警備型潜水艦カリーテ(Carite/元米潜SS-307タイルフィッシュ改装))の機銃掃射。漂流する英海軍水兵たちの阿鼻叫喚シーンから始まる作品。たぶん南アメリカ沿岸を哨戒中の英海軍の商船改造仮装巡洋艦(原作による)が、Uボートの奇襲攻撃により撃沈され、ただ一人生き残るのがマーフィー兵曹。地元の女医(演じるはショーン・フィリップス。実際のオトゥール夫人)に助けられ、疵を癒した彼は漂着したグラマン・ダック水上機を修理、手製爆弾を搭載して憎きUボートに戦いを挑みます。マーフィーが修理したダック水上機で離水しようと水上滑走するシーンは迫力満点。フロートが機体と一体になったダック水上機ならではのタフさで、普通のフロートじゃモロ折れちゃいそうです。爆撃によりUボートを損傷させますが、愛機も損傷・・・止めを刺す為、石油会社のクレーン船(好きだなぁ、この船)を徴発し、Uボートの不発魚雷を逆用して最後の攻撃を・・・しかし、その時点で戦争は終わっていたのでした。もはや復讐心に凝り固まったマーフィー役をピーター・オトゥールが熱演・・・。原作で登場するのはソードフィッシュの水上機タイプです。

【太平洋の地獄】
映画史上でも珍しい、登場人物が全編を通じて二人っ切りという凄い映画。主演は�狎こΔ離潺侫有瓩海隼袷ド厦困函△い屬袈笋留薺擦�渋いリー・マービン。戦略的価値も無く、文明社会から忘れさられた南海の孤島に漂着した日米の海軍将校。互いに軍人としての意地を張り合い、捕虜にしたり、されたり、ただ相手を支配することを繰り返す内、そのむなしさ、無意味さに気づき、協力してイカダを作り脱出を図りますが・・・なんでもエンディングシーンは複数あるそうです・・・これまたカルト戦争映画上位入賞間違いなしの作品です。

【ラストウォリアー最後のサムライ】
この作品も南海の孤島が舞台。その島に住む�牘茣澳道覦�?�瓩離▲瓮螢�人と、損害を受けた艦隊の泊地を探す為にその島にやって来た日本海軍の�狷端貮�隊員?�瓩�死闘を繰り広げるカルト作品。主演はアメリカのテレビ俳優ゲイリー・グレアムと同じくテレビ俳優で日本ヤクザ役が良く似合うケリー=ヒロユキ・タガワ(かのパール・ハーバーでの源田大佐?役)。日本軍の特殊部隊員は、もはや忍者以外の何者でもありません。最後は日本刀の火花散る大チャンバラ・アクションシーンが展開されます。共演の修道女(マリア・ホルヴォー)の妙に色っぽい姿が・・・。

【最後の弾丸】
同じタイトルでジョージ・ペパード主演の西部劇がありますが・・・かの柘植久慶氏原作による、日豪の兵士が対決する戦争映画の佳作。原題は「最後の遭遇」戦争末期のボルネオのジャングル。�猖�歳突撃�瓩農犬�残った日本軍狙撃手(元猟師、妻子を米軍機の機銃掃射で失っている:演じるは玉置浩二)とオーストラリア軍の新兵(狙撃兵ではなく普通の歩兵、演じるはジェイソン・ドノバン:豪州の人気歌手)が、互いに最後の一発になるまで闘いを続ける。何処となく�狆硝槊躬劉畧鐓賁_茱錙璽襯匹鰈牌覆気擦觝酩覆任呂△蠅泙后C詫觚兇貌Г濆�んだ現地人の少女を助ける為、最後の弾丸を撃つ日本兵の脳裏には死んだ我が子の姿が・・・。戦後二人が再会するシーンは涙を誘います・・・。

【デュエリスト】
二次戦ものではなくナポレオン戦争を舞台にしたリドリー・スコット監督の傑作。タイトルは「決闘する者」の意。些細な事から生涯を通じて�犒萋��瓩径海韻觧�になった二人の軽騎兵士官(キース・キャラダインとハーベイ・カイテル)ナポレオン戦争の全時期を通じて決闘をし続け(いつも決着がつかず)る二人の姿を通じ、ナポレオン麾下の大陸軍(グランダルメ)の華、軽騎兵の日常や過酷なロシア遠征、ワーテルローまでの百日天下などがしっかりと描かれています。ナポレオニックな方々も一押しの作品。�猝祥世扉盪��瓩鯏劼鵜犒萋��瓩魴�り返す二人の男の人生って、一体何だったんでしょうか・・・。

【対決】
今回のテーマにもっともピッタシの作品ではないかと・・・。舞台は冷戦期、西ドイツとチェコの国境を挟んで対峙するアメリカとソ連の二人の将校。一人はベトナムで、そしてもう一人はアフガニスタンで武勲を立てた英雄なんですが、最初所属する国家や組織、主義や思想により生まれた二人の間の反目が、やがてそれぞれの立場を超えた�犖朕預亳朕有瓩梁亰�・・・悪戯かスポーツ的なものから、お互いの戦闘テクを駆使した本格的なものへと発展していきます・・・将に第三次世界大戦一歩手前の�狢亰茘瓩覆里任垢�、この手の作品にありがちなラストシーンで�狷鷽佑隆屬僕Ь陲�芽生え・・・�瓩辰討里呂△蠅泙擦�・・・。二人を演じるロイ・シャイダーとユルゲン・プロポノフの演技が渋い�狢亰茘瓩覆里任靴拭�

アフガニスタンでは�犹団蠕�権�瓩�発足し、沖縄西方海上では海上保安庁初の巡視艇による不審船の�犒眥�・・・どうやら自沈らしい�畊欧靴だい涼罎任垢��狎こγ罎寮鐐莟撚茲畔刃造魄Δ垢訐鑞Л瓩粒Г気鵑法屮瓮蝓次Ε�リスマス」なのでした・・・2002年まで、あと8日。果たして�狎鏝絽�開邦画戦争映画リスト�瓩牢粟�するのか・・・【続く・・・ぞ】


【File018】�爛薀ぅ鵑亮蕕雖畉鄒鑒�動記念特集「合言葉は�爛淵奪牒瓠�

2001年12月18日(火)

と、いう訳で「あゝ邦画戦争映画は燃えているか」特集の途中ですが�狷�本製戦争映画リスト�瓩話戞垢箸靴得�作進行中の為�犂從探拌雖瓩澗乎里猟未蝪隠坑苅看�12月16日はヒトラー最後の大博打「Wacht am Rhein(ラインの守り)」作戦発動の日です。ドイツ・フランス・ベルギーに挟まれたアルデンヌ地域を舞台に、独軍機甲部隊が折からの悪天候下、連合軍の後方主要兵站であるアントワープまで一挙に進撃しようという大反攻作戦、俗に「バルジ(突出部・出っ張り)の戦い」として有名ですが、戦争映画の題材としても「バルジ大作戦」を始め、多くの作品の舞台背景として登場しております。戦略的要衝バストーニュを守る米101空挺師団の臨時指揮官マッコーリフ准将の、独軍降伏勧告に対する戦史に残る名回答「NUTS(ナッツ)」。それでは皆さんを1944年末のクリスマス近いアルデンヌ地方へご招待しましょう・・・。

【バルジ大作戦】
この作品については、戦争映画ファンだけでなく一般の人の間でも超メジャーな作品(本当かぁ〜?)なので多くは語る必要はないでしょう。この映画で戦争映画の世界に引きづり込まれた方も1人や2人じゃないのでは・・・。昔は年末のテレビ洋画劇場で2週に渡って前・後編で放映され、後編の最初に放映される�狒以圓里△蕕垢賢瓩縫錺�ワクしたもんです。ところで私の手元には「バルジ大作戦完全版」なるビデオテープがあります。そう世界中で数本しか存在しないと言われる幻のテープです。現在「バルジ大作戦」の通常版は約141分、ロングバージョンは15分長く156分ですが、実際には過去のテレビ放映時に放送された幾つかのシーンが収録されていません。例えば「独軍地下司令部でのシューマッハ中尉指揮下の偽MP襲撃訓練シーン」とか、かの有名なパンツァーリートのシーン後「地上にズラリと並んだM47ティーガー?戦車群の車列前を査閲するヘスラー大佐一行」アンブレーブの救援に派遣される「155mm砲輸送列車の高速(早回し)走行シーン(このシーンはロングバージョンには収録)」「ウォレンスキー大隊への死守命令シーン」「ヘスラー大佐の狙撃シーン」「ウォレンスキー少佐のジュネーブ条約確認シーン」がその代表的なものです。LD版やらビデオ版、TV放映シーンの繋ぎ合わせの為、画面がシネスコ版からTV版に、字幕から吹替えへといきなり切り替ったりますが、編集された方の努力が�爛献鵐献鶚甼擦貿�く伝わってくる一品です。因みに、この作品での「NUTS」の邦訳は「ボケナス」でした。おお、それと橋の上で撃破される哀れなM24チャーフィー戦車の愛称は「KRAUT KILLER」号でした・・・。

【パットン大戦車軍団】
言わずと知れた猛将パットン将軍の半生を描いたアカデミー賞受賞の�狎鐐莟撚菎膾遶瓮献隋璽検Γ叩Ε好灰奪箸�感情の起伏が激しいパットンの生涯を華麗に演じてます。アフリカ戦線やシチリア戦などハイライトシーンは幾つもあるのですが、なんと言っても後半のバストーニュ救援に向かう第3軍の進撃シーン。戦車・軍用車両の縦列進撃シーンは「レマゲン鉄橋」とはまた一味違う感動シーンでした。M4ベースの戦車回収車(M32?)やM24(41?)の砲塔上にロケットランチャー装備型などマニアにはうれしい車両も登場。M41の砲身からマズルブレークを外したタイプはM24の長砲身タイプみたいでカッコ良いですな・・・。そうそう、この作品での「NUTS」邦訳は「間抜け」です。

【アイク】
連合軍最高司令官アイゼンハワー元帥の半生を描いたテレビ映画。二次戦時の連合軍最高指導部の人間関係などが良く描かれてます。この作品でも第3部でダレン・マクギャビン演じるパットン将軍率いる第3軍のバストーニュ救援シーンがありますが、戦闘シーンの殆んどは「パットン大戦車軍団」の使い回し・・・オリジナルシーンではM10戦車駆逐車が登場するシーン。101空挺隊員と第3軍先鋒部隊の兵士が合流する場面にパットンが居合わす?ってトコぐらいでしょうか。個人的には、この作品のパットンの方が好きです・・・ジョージ・C・スコットよりもジョージ・ケネディより、ましてやカーク・ダグラスよりもネッ!!「NUTS」の邦訳はちょっとお下品に「金●野郎」って訳になってます。

【戦場】
映画検索サイトで調べると「戦場」って作品は4作品出てきますな。有名なのはバート・ランカスター主演の初期ベトナム戦版「戦場」マイナーだけどビデオにはなってるニック・ノルティ主演の太平洋戦線版「戦場」さらによくわかんないロシア版「戦場」、そしてバストーニュ守備の101空挺師団の将兵を描いたコノ「戦場」です。アメリカ軍空挺部隊員の軍装とかがシッカリ描かれた�猝昇遶瓩任后�しょっちゅう噛み煙草をクチャクチャやってる軍曹、入れ歯してる兵隊、即席栽培の小隊長、南部出身で始めて雪を見てはしゃぐ兵士、米兵に変装した独兵のエピソードなど見所満載です。この映画ではM1ガーランドライフルの発射音が「タンタン」って聞こえます。ちょっとしか登場しませんがM18ヘルキャット戦車駆逐車やルター派の従軍牧師のシーンも印象的です。この作品での「NUTS」の邦訳は、ズバリ「アホ!」でした・・・。でも一番印象に残っているのは隊員たちが行進時に歌う愛称歌・・・不勉強ながらタイトルを知りません・・・ラストシーンで軍曹の掛け声とともにボロボロに成りながらも歩調を取り行進して後退していく分隊・・・「故郷はいいか♪」「ジョディはいたか♪」「彼女はいたか♪」・・・ハリウッド戦争映画の名脇役リチャード・ジャッケルも好演してます。

【スローターハウス5】
SF作家カート・ヴォガネットの原作による、ちゃんとした?SF映画なんですが・・・すみません。何度か観てますが良く主旨を理解しておりません。戦争映画として観ちゃいかんのでしょうか・・・オープニングシーン、主人公が毛布を被って雪の中を逃げ回るシーンから、捕虜となり護送列車に積み込まれるシーンまでが、アルデンヌの戦闘関連シーンです。現在、未来のシーンが交差して編集されているので、戦争映画として観てちゃストーリーについていけないのかもしれません・・・独軍ハノマグもどきの装甲兵員輸送車がカッコ良く登場。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。ドレスデンの無差別爆撃シーンは大迫力です・・・。

【大反撃】
バート・ランカスター主演。バルジ戦時、戦略的要衝?にあるベルギーの古城に立て篭もり独軍大部隊を迎え撃つ米軍分隊のお話。何故彼らがたった10名程度で、しかも少佐が指揮し、部下に大尉(TV版字幕では�狢膂岫瓩辰討覆辰討泙靴拭�悲)までいて・・・あんな作戦を行う羽目になったのか。しかも反対もせず、逃亡もなく・・・。更にたった1台のジープで乗り着けた割りには、爆薬やらバズーカやらM2重機やら、何処に積んでいたのか・・・も不明。バート・ランカスター演じる少佐の眼帯の謎も・・・あんなに綺麗な古城や庭園をぶち壊さなくても・・・何から何まで謎だらけの作品なのでした。そうそうマズルブレーキ付き砲身のT34/85も違和感バリバリですな。元パン屋の米兵役のピーター�爛灰蹈鵐椨瓮侫�ークは「アンツィオ大作戦」の役よりは似合ってますよ・・・。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【攻撃】
バルジ戦時の米軍歩兵中隊内部のドロドロした人間関係を描いた作品。戦争映画に登場する無能士官の中でもトップクラスの中隊長クーニー大尉と上官のクライド大佐(クーニー大尉と同郷州兵出身で、彼の親父(地方判事)の後押しで政界出身を狙っている。演じるはリー・マービン)無能な上官のため多くの部下を死なせてしまう、可哀想な小隊長コスタ中尉。戦争映画ファンの間では、結構人気がある作品ですが、私ATF的には人物表現が全体的に中途半端に感じます。中隊長クーニー大尉は士官としては無能ですが、悪人には感じられません。クライド大佐も同じく悪人度は低いのではないかと・・・。逆にジャック・パランス演じるコスタ中尉は中途半端な善人で、もっと早く怒れよ・・・なんて思ってしまいます。ラストシーンで死ぬシーンも能書きが多すぎる・・・スッキリしない人物設定です。でもあの表情のままで死ぬのも大変だなぁ〜とは思いました(爆)米国内での撮影の為、作りはコンバットに似ています。M3軽戦車改造の独軍戦車は、その容貌が戦争映画ファンの間でも語り草な作品です。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【誇り高き戦場】
タイトルは派手ですが、ワクワクするような戦闘シーンはありません。独軍の侵攻により戦線後方に取り残される米軍慰問の楽団を指揮するチャールトン・ヘストンと、それを捕虜にする独軍部隊の指揮官マクシミリアン・シェル(独軍将官役がハマッっています)との、良く言えば�狠砲慮悗蝓μ祥世鯏劼韻神錣き甍�く言えば�牋嫦呂猟イ蟾腓き瓩辰討箸海任垢�・・・。途中で紛れ込んできた米兵が独将校に疑われトロンボーン?を吹かされるシーンはハラハラ度満点。ラストシーンの小競り合いシーンで、恐らく生まれて初めて撃つであろうチャールトン・ヘストンのシュマイザーは良く当たります・・・残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【真夜中の戦場 クリスマスを贈ります】
独軍侵攻下のアルデンヌ最前線。敵味方の入り乱れる最前線で若き米兵たちが遭遇する悲しいエピソードのお話。イーサン・ホークやケヴィン・ディロンを始めとするハリウッド期待の若手俳優が多数出演のリトル・メジャー作品。戦場の異様な環境の中で序々に精神を病んでいく兵士。最前線で出会った独兵たちとの間の密かな・・・そして束の間の平和。やがて、それらを引き裂く一発の銃声・・・。独軍大部隊に追われ、カチカチに凍った道(アイスバーン)を必死でジープで逃げる米兵たち。迫力満点のシーンです。何処となく作品の雰囲気が「プライベート・ソルジャー」と似てる・・・って思うのは私だけでしょうか。小粒な作品ですが、ジックリ良く作られた作品です。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【パンツァー鋼鉄師団】
遂に御大登場、っていうか、そうなんです。この作品バルジ戦が舞台だったんですね・・・多くは語りません。ヨーロッパで行われた軍装マニアのコンベンションのアトラクション・シーンを使って映画を作ってしまった・・・という戦争映画カルト部門堂々上位入賞作品です。爆発・発火シーンは全てCG加工。セリフのないエキストラ登場人物たちの年齢が高いのが難点ですか・・・ハノマグもどきの装甲兵員輸送車が良く動きます。マーダー対戦車自走砲は良く出来てますな。チョッチだけですが四号駆逐戦車が登場。その後方には、かすかにティーガーの雄姿が・・・?主人公のブラウ少佐?頭がでかいのかヘルメットが小さいのか・・・。果たして続編は制作されるのであろうか・・・?当然のことながら「NUTS」のシーンはありません。

【アルデンヌの戦い】
おっとタイトルの付け間違い・・・正確には「アムステルダムの戦い」です・・・(爆)マカロニコンバット物の歴史に残る�猝足畉遒任后�まったく�爛▲襯妊鵐未寮錣き瓩箸牢愀犬覆ぅ好函璽蝓爾任垢�「バルジ大作戦」の翌年公開のため、映画会社の宣伝担当が、いかにも関係ある作品っぽく勝手に名付けたってのが定説・・・。一応バストーニュ戦の如く米空挺部隊と独軍戦車部隊との�狒埓筬瓩弊鐺�シーンはありますけど・・・それにしても・・・名優クルト・ユルゲンスの出演が可哀想です。オープニングシーンで、クルト・ユルゲンスの乗る乗用車が走る、破壊された独軍車両の車列のシーンは、一体何処のイメージなんでしょうか・・・?戦争映画ファンとして、もっと悲しいのは、この映画の中の�牘寝浪�の独軍司令部から宝石と機密書類を盗み出す�瓮掘璽鵑鮖箸げ鵑靴董崟鐐茲藩Ь陝廚辰萄酩覆裡吋┘團宗璽�(ジョージ・ペパードの作戦シーン)が撮影されている、って事でしょうか・・・(泣)残念ながら「NUTS」のシーンは・・・あったら怒るでしかし・・・。

史実では12月16日に発動された独軍の反攻は19日の時点で最大侵出となり、その後は連合軍の反撃による独軍の後退、防衛戦となり12月24日クリスマスイヴに作戦中止となりました・・・。ただ今鋭意製作中の�狷�本製戦争映画リスト�瓩任垢�、現在約300タイトルをピックアップしました。果たして年内に完成できるのでしょうか・・・【続く・・・か】


【File017】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・激闘編

2001年12月16日(日)

「チャンバラ・コンバット」って名称は決めた(オイオイ)けれど、一体どれくらいの作品が作られたんでしょうか?正確な作品数を調べ様にも、資料が無いんだな〜コレが。ネット上で調度良いサイトがないかと探しては見たけれど、見つからないよ〜ッ。お世話になってる戦争映画No.1サイト「CROSS OF IRON」のコンテンツのひとつにある「戦争映画リスト」も洋画中心に編集されてます。実際どっかの映画サイトとか個人ホームページには有るのかもしれないが見つける事が出来ません。見つけられない以上は自分で作るしかないのか・・・それでは、重い腰を上げて邦画戦争映画のリストをチャッチャと作ってしまおう・・・と、軽い気持ちで思い立ったのは良いのですが、さて何から手をつけてよいものやら・・・う〜む。ともかく、ベースとなるリストを作らねば。ではどっから調べれば良いのか・・・?
ちょっと待てよ。我武者羅に作品を探しても切りがなさそうだ。それじゃあ、まずリストを制作する上での基本スタンスを決めとこう。これによって少しは作業が軽減できるのでは(楽しよう)と思ってたりする訳です(汗)

★邦画戦争映画リスト作成におけるスタンス(言い訳)★
【言い訳� 枩鐐亜γ罎虜酩覆禄�こう!
戦前・中の戦争映画の中には�猝昇遶瓩箸靴謄侫.鵑梁燭ず酩覆眤燭い任垢�、今回のリスト制作は、主に�狡鵬�アクション活劇�疆�作品を調べるのが主たる目的の為、戦前の軍国主義や軍部の影響下で制作された作品は、取り敢えず除く事にしました。戦前・中に制作された作品全てが軍国右側思想に片寄ってるとか、日本帝国万歳主義に固まっているとは言いません。ただ昭和初期の2/26事件等による軍部の台頭以降、自由な思想の下で映画を制作できなかった事は確かなので、この時期に制作した作品は除く事にしただけです。後日、余裕ができたらこの時期に制作された作品のリストも制作してみたいと思っています。
【言い訳�◆枡短��牴�獣・宇宙人�畉酩覆禄�こう!!
当「戦争映画観戦記」の最初の方の記事の中でも述べていますが、戦争映画を考える上で�爛潺螢織蝓識撚茘瓩辰胴佑�方を無視できません。所謂�犒蛎皚甅猜嫉劉甅猜軸鎰瓩�登場する映画です。この考え方からすると「ゴジラ」や「ガメラ」など日本映画界が誇る特撮技術を駆使した作品を無視する訳にはいきません。実際、これらの作品には自衛隊(若しくはそれに準じた組織)が登場し、巨大生命体・怪獣・宇宙人等と戦う訳ですが、これらの作品は、同じく初期の記事の中でも述べた通り日本映画の中でも�狷短�モノ�瓩箸いΕ献礇鵐襪魍領�しているので、今回のリストからは除く事にしました。そうそう「日本沈没」や「首都消失」なんてSF作品はどうしよう・・・「戦国自衛隊」とかは、設定はSFですが特撮色が薄いので「戦争映画」として含む事としました。
【言い訳��】日清戦争以前の出来事を題材とした作品は除こう!!!
前述の如く、以前述べたように戦争映画ファンの間でも�狢莪貅‖臉鎰甍柄阿僚侏荵�を題材とした作品は戦争映画として捉えられるよりも�猯鮖縫皀劉甅犹�代劇�瓩箸靴童�られる場合が多いので、今回のリスト制作においても、明治時代における日清戦争以前の出来事を題材とした作品は除外する事にしました。
【言い訳�ぁ曠疋�ュメンタリー作品・アニメ作品は除こう!!!!
その物ズバリ、実際の戦闘を記録したドキュメンタリー映画も50〜60年代にかけて良く公開されています。ドキュメンタリー映画についても編集者の意図が編集段階で影響しているとは思いますが、今回は創作映画を中心で行かせていただきます。それとアニメーション作品も・・・個人的には「決断」大好きなんですけど・・・

と、いうスタンスを基に以下の手段を駆使して�猖�画戦争映画リスト�瓩寮�作に取り掛かりました・・・。
【先ずは戦争映画本のリストを参考にしよう・・・!!】
とは言うものの前回�狄雰睚圻瓩任盻颪い燭茲Δ法∪鐐莟撚菲椶離丱ぅ屮襪箸盡世┐襭�.K.ワールドフォトプレス社刊の「WAR MOVIES戦争映画大カタログ(いわゆる赤本)」「戦争映画WAR MOVIES(いわゆる白本)」を始め、主要な戦争映画本所収の巻末付録リストは洋画中心。他のヒコーキ映画関連本は、邦画も一部所収はされてはいますが、どうしても航空映画中心。しかも航空機が登場しているだけで戦争映画ではない作品も所収されている点が痛い。タイトルだけでは判断が難しい作品も結構載ってるって訳。まあ、とにかく邦画戦争映画のデータも掲載されている以下の戦争映画本5冊を中心に基本リストを制作することにしました。
�‖舁凌渊餞�(2001)「ミリタリーヒーローズ」新映画宝庫Vol.2
�▲�ネマ旬報社刊(1969)「ヒコーキ!飛行機!華麗なる�猴祗瓩悗両径圈�
�D�書房刊(1992)「保存版 空戦映画&ビデオ」丸別冊
�そ険兌卻幻亡�(1995)「戦争映画名作選 第2次大戦映画ガイド」
�ジ渋絛詰槓幻亡�(1998)「戦争映画館」

【次に映画検索サイトを利用してみよう・・・!!】
ネットの普及によって世の中便利になったモノで、パソコンの前に座ったままで世の中大抵のことは解るようになりました。私の子どもの頃は、どこの家に行っても大抵は居間に書棚があって�猊寛併�典�瓩�鎮座ましていたものでしたが・・・。でもって、映画の世界でも大抵の作品は�犖�開年�甅爛織ぅ肇覘甅犂篤牒甅犲膠蘿侏キ疆�で検索できるようになってます。そんな訳で、今回は主に以下の3サイトを利用して上記の戦争映画本所収の作品リストを基にして制作したリストの補強を図る事としました。ただ作品の内容については不明な点も多いので、今回に関しては私ATFの主観によって�狎鐺�・軍隊・兵士を連想させるタイトル�甅猗羈單�戦争映画を多数製作している制作会社や監督�甅狎鐐莟撚茲紡真�出演している俳優�瓩裡嚇世暴電世鮹屬い童〆�しました。したがって「当然の如く戦争映画ではない作品」が含まれている可能性があります(これらについては追追調査して修正して行きたいと思います)尚��のサイトについは�牘撚茘瓩箸靴討任覆��爛謄譽咼疋薀洵瓩箸靴得�作された作品について調べる際の参考とする為です。
�‘�本映画データベース(http://www.jmdb.ne.jp/)
��allcinema ONLINE(http://www.stingray-jp.com/allcinema/)
��テレビドラマデータベース(http://www.tvdrama-db.com/)

【最後は�犲�分の眼�瓩�頼りです・・・!!】
評価や評論をする際の原則として、その作品を観ている事が最重要事項として上げられます。�猊簡垢楼豸�にしかず�瓩箸砲�く最終的にモノを言うのは私ATFが、その作品を観ているかどうか・・・って事です。観てさえすれば、言論の自由が日本国憲法で許されてる以上は何を言っても許される(本当か〜ッ?)訳ですから・・・。そう言う訳で、最終的な作品選定の判断は私の観ている作品を中心に行う事とします。

最初、気軽な気持ちでおっぱじめたばかりに、とんでもなく大変(爆)な、そして永く苦しい(自滅)戦いの日々が始まったのでした(自爆)・・・【続く】


【File016】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・進撃編

2001年12月13日(木)

先日のことですが、CSの邦画チャンネルで久々に戦争映画が放映されました。CSに加入していない私は、職場の同僚に頼みこんで録画してもらい、なんとか観る事ができました。そのタイトルは「俺は地獄の部隊長」1963年日活制作、主演�爛泪ぅ函Ε�イ小林旭�瓩涼羚饑鐇�を舞台とした�狡鵬�アクション活劇戦争映画�瓩任后�
戦争末期の北支戦線。八路軍に包囲され孤立した前線の守備隊陣地を舞台に、砲撃で神経をやられた守備隊長に代わり指揮を執る桂木少尉(小林旭演じる主人公。通称はロビン・フッド?)と、彼を弟の仇と付け狙う佐々木少尉(演じるは内田良平)の他、部下として配属される全滅部隊の生き残りなど一癖も二癖もある兵隊たちが、八路軍の総攻撃の前に大活躍。そして暗躍する美女スパイ・・・個性波揃いの独立守備隊が奮戦しかしながらも、流石に多勢に無勢、援軍もなく弾薬もなくなり、一人また一人と倒れ、最後に残った桂木少尉と佐々木少尉は軽機(SMG)を手に敵軍の待つ砲煙の中へと姿を消していきます。50年代後半から60年代にかけて日本映画の主流をなしたアクション映画のテイスト満点、岡本喜八監督の「独立愚連隊」等に代表される典型的�狡鵬�アクション活劇戦争映画�瓩里劼箸弔覆鵑任垢�、観終わった後、ちょっと考え込んでしまいました・・・何をかって・・・これって�燹�○○○�瓮灰鵐丱奪箸犬磴�・・・!?

【まずは�爛泪�ロニ・コンバット�瓩△蠅�・・・。】
イタリア映画では、ロッセリーニ監督の「戦火のかなた」や「無防備都市」などに代表される�爛優�・リアリズム�畄呂寮鐐莟撚茲�有名ですが、世の戦争映画ファン、特に日本のファンにとって、それよりもっと有名(?)なのは、俗に�爛泪�ロニ・コンバット�瓩噺討个譴襯献礇鵐襪寮鐐莟撚茲箸い�事は疑う余地がないでしょう。
ハリウッド系ウェスタン映画の世界的大ヒットの人気に肖って多数制作されたのが、イタリア製西部劇いわゆる�爛泪�ロニ・ウエスタン�瓩討里麓�知の事実。最初は�爛好僖殴奪謄�ー・ウエスタン�瓩覆鵑童討个譴討燭修Δ任垢�、やっぱゴロが悪かったのか、やがて�爛泪�ロニ�瓩辰童討嗅召僕遒礎紊�ました。低予算、短時間、アクの強い出演者、濃いいが薄い内容のストーリー、独特のメロディ調テーマ曲、同じシーンの使い回しによって、映画ファンの間でも1ジャンルを形作る程の人気ジャンルですが、それと同様に作られたのが、この�爛泪�ロニ・コンバット�畄論鐐莟撚茲任后�ただでさえお金のかかる戦争映画を、いかに低予算で作るか、という製作者側の苦労が見え・・・ません。イタリア的ラテン系人種の楽観主義からでしょうか。他作品のフィルムの使い回しや、名作映画のストーリーのパクリ、大方の予想を裏切り、タイトルから想像されるストーリーとは全然・・・まったく違う設定・・・等など。でも何故か憎めない、ついつい観てしまう、思わず苦笑いしてしまうマンネリ設定や俳優たち、あっと驚く登場兵器・・・の数々。将に「戦争のはらわた」や「Uボート」「史上最大の作戦」「トラトラトラ」など戦争映画史上に名を残す名作たちと双璧を成すほどの�猝足畉遒凌堯后�コレだけでホームページが作られてしまうほどの奥の深い世界です・・・。

【日本製マカロニ・コンバット・・・いえいえ○○○○・コンバットです】
おっと、ここでマカロニ・コンバットについてお話する気は毛頭ありません。誠に恐れ多いことですが、私よりその方面に精通された方々(俗に�爛泪�ロニ大王�瓩覆匹噺討个譴訶狙發諒�など)はいっぱいいらっしゃいます。ここで話題にするのは前述の如く「独立愚連隊」や「独立愚連隊、西へ」「逃亡列車」や「零戦黒雲一家」に代表される、今の日本映画では、もはや制作されることのなくなった�狡鵬�アクション活劇戦争映画�瓩噺討个譴詭昇遒燭舛任后�ハリウッドウェスタンを彷彿させる舞台設定や勧善懲悪の登場人物たち、ちょっと濃くて、それでいて爽やかなストーリーとラストシーン。戦争や軍隊をテーマにしながらも、そんなもの笑い飛ばすほどのパワーを持った主人公たち。もはや、これらを1ジャンルとして確立せずに何としようか・・・。�爛泪�ロニ・コンバット�瓩望,襪箸睥瑤蕕覆ず酩覆凌堯垢髻△海里泙淤笋發譴気擦椴匹い里任靴腓Δ�?
と、いう訳でネットの世界を徘徊し、これらの作品群を包括的に論じたサイトを探したのですが、満足できるものは見つかりませんでした。個々の監督や俳優、作品を論じたサイトやホームページはあるんですけどねぇ・・・。そんなら自分で作るしかないのか・・・。しかし勇んでコンテンツを立てる程の資料も無いし・・・。取り敢えず、このジャンルの作品を集めて特集でも組んでみるか・・・。そういう事なら、このジャンルの名称を考えねばならんな〜。ん〜ッ。
やっぱイタリアをイメージさせる単語が�爛泪�ロニ�瓩世發鵑福次兵採蕕覆笋辰舛磧�
日本をイメージさせる単語かぁ・・・�犲�司�甅犒歇圻甅爐垢�焼き�甅猊抻了貝甅猜∪抬甅狹敬慷絖�・・・なんじゃこりゃ・・・それじゃ�狷�の丸�甅狄隻��瓠覆�いおい愛国戦隊○日本かい?)
もっと、こうスッキリしたのはないんかい・・・それじゃ�爛曠鵐性甅爛愁法辞�・・・なんかイメージちがうなぁ・・・もっと究極の言葉がないのかな・・・それじゃ�爛櫂吋皀鶚疆椶襪任靴�し・・・。
日本の戦争映画だから日本軍だよなぁ、日本軍かぁ、日本軍、と言えば軍刀・・・日本刀・・・武士の魂・・・武士・・・侍、コレじゃコレ�爛汽爛薀き瓩世茵船叩�
でも・・・ドタバタ・スラップスティックな作品も多いし、任侠・極道一直線の作品も結構有るし〜ッ。ちょっとカッコ良すぎるかなぁ?�爛汽爛薀き瓩噺世┐亅犹造蟾腓き�・・・�爛船礇鵐丱薛瓩�お、やっぱこれかぁ・・・�牾莊爿瓩辰童世┐弌△笋辰僖灰譴世茵繊��爛船礇鵐丱蕁Ε灰鵐丱奪鉢瓮灰譴之茲泙蠅気 船但�♪(マッチ風)

【「チャンバラ・コンバット」誕生す・・・】
「チャンバラ・コンバット」かぁ。なかなか良いじゃん。良し、俄然張り切ってきたぞぉ。さっそくリスト作らにゃ・・・エッ、リスト?そうかぁリストかぁ〜ッ。そう言えば邦画戦争映画だけの作品リストって見た事ないなぁ・・・あの戦争映画ファンのバイブル本であるWPP�狎嵋椨甅倏鯔椨瓩鯢�頭にみんな洋画中心なんだよなぁ、コレが・・・。自分で作らにゃいけんちゅう事かぁ・・・ゲェー。

こうして、永く辛い�猖�画戦争映画�瓩箸寮錣い瞭�々が始まるのであった・・・次回波乱渦巻く�犒稙�編�瓩紡海�・・・か。

【一部修正】20011215「サムライ・コンバット」から「チャンバラ・コンバット」に変更。意思の弱い著者でした・・・(恥


【File015】底抜け底抜け軍艦(おふね)が通る・・・

2001年12月02日(日)

「戦車好き」向けのお話の次は、やはり空戦、戦闘機・・・か、と期待された方々も多い(そんなのいね〜よッ)でしょうが、予想に反して軍艦のお話です。でも軍艦・・・海軍を舞台にした戦争映画は多いんですが、血涌き肉躍る海戦を描いた戦争映画って、実際に観れるのは少ないんですよね、これが。やっぱ海戦といえば戦艦対戦艦。唸る巨砲、たなびく砲煙、巻き上がる水柱、飛び散る装甲・・・が醍醐味でしょ。そう言う観点から観るとビデオやらDVDのソフトになってるのがあんまり無いんです。「トラトラトラ」や「ミッドウェー」は航空機中心だしな〜ッ。強いて言えば「ビスマルク号を撃沈せよ」「戦艦シュペー号の最後」ちょっと時代を遡って「日本海大海戦」なんてのはありますけどね。それ以外・・・?「砲艦サンパブロ」「魚雷艇109」新しいところで「Uボート」「U-571」「パールハーバー」なんてのもありますがね〜ッ。ちょっとイメージ違うよな〜ッ。やめたやめた。
そこで今回のテーマは、開き直って海軍を描いたもう一方のジャンル「海軍コメディ」についてです。軍隊を舞台にしたコメディは結構あるんですが、やっぱ海軍を舞台にしたコメディは、一種独特の雰囲気がありますな。

【底抜け船を見棄てるな】
「底抜け」シリーズと言えば、この人�爛献Д蝓次Ε襯ぅ広瓩粒し灰灰瓮妊�です。タイトルからすると、なんか�爛椒蹈奪船き畫イ�舞台みたいですが、その逆。終戦直後、一隻の新鋭護衛駆逐艦が行方不明になります。その艦の艦長が、いつもの如くちょっと頼りないジェリー・ルイス演じる主人公の少尉です。何故少尉風情が艦長なのか・・・ここが物語の味噌でもあるんですが、終戦で艦長以下先任の士官全員が順次復員(全員が予備役だったらしい)して、指揮権が委譲された挙句、最下位の士官である、少尉殿に指揮権が回って来た、という訳です。まあこれも海軍・・・軍隊の階級社会を風刺したお笑いネタなんですが・・・。で件の少尉、どうしても艦を何処にやったか思い出せない。挙句の果てに査問委員会が開かれて・・・お決まりの通りズッコケがエスカレートして行きます。で結局は・・・って言う訳でオチは、やっぱ海軍のお役所事務社会的な世界を風刺したオチで笑わしてくれます。そうそう、途中で少尉がなぜか日本軍の捕虜になるんですが、ここに登場する�狷�本兵�瓩蓮△�決まりの通り�猜儉瓩任后�

【ペティコート作戦】
潜水艦を舞台にした傑作コメディ。艦長役はケイリー・グラント。ドタバタ喜劇ではありませんが、海軍らしいスマートなギャグを見せてくれます。太平洋戦緒戦のフィリピン、空襲により破損した潜水艦が、あれやこれやの騒動の末に出航。途中、機関の不調や遭難した看護婦一行(みんな美人)を救助した事による大騒動、日本潜水艦に間違えられたりとトラブルの連続に頭を抱える艦長の姿が、また笑わせてくれます。物資調達係の士官役トニー・カーティスが狂言回しとして大活躍。艦の航行に必要な色々な物資を、非常手段を駆使?して集めてくるのは、戦争映画ではよく見られる光景。�狷�本軍のトラック�瓩魑�雷によって�犒眥性瓩垢襪�話も傑作。でもって物語後半では�爛撻謄�コート�瓩�重要なアイテムとして登場します。最後はハッピーエンドで大団円、戦後のエピソードのオマケ付きなとこが、また良いですな。

【南太平洋ボロ船作戦】
原題は「THE WACKIEST SHIP IN THE ARMY」直訳すると�猯Ψ海任發辰箸盍駝�な船�瓩辰討箸海任垢�・・・。�猯Ψ貝�・・・?舞台は武器相互援助法によりニュージーランド海軍より米海軍に貸与されたボロ帆船�爛┘魁執罩疉霑�は50口径機銃一丁。なんでも南太平洋の島々で活動する豪州の沿岸監視員たちとの連絡に使用されるとか。それで前線基地まで回漕を命じられるのが、ヨットの選手権で優勝経験のあるジャック・レモン演じるクランドル大尉。ヘマの連続で閑職ばっかりにブ〜垂れてて、いつも海軍法典を暗記してます。でもって配属される部下はリッキー・マーチン演じる新米少尉以下一癖も二癖もあるオチこぼれ水兵たち。勿論帆船の経験は�爛璽蹲瓩任后�で、お決まりのドタバタです。でも最後は・・・いかにもアメリカ人好み�爐�んばれベアーズ�甅爛蓮璽肇屮譽ぅ�リッジ�當イ蠅劉狢腟嫖哨好函璽蝓辞瓩任垢�。変な日本語を喋る日本軍が登場します。でも指揮官の将校は英語バリバリ。アメリカ留学経験があるとか・・・捕虜になるのも気にしてません。この映画ハリウッド製かと思っていたら、なんとイギリス製の作品でした・・・。前二作とは異なり�狃�性�疝蹐澆離疋織丱燭呂△蠅泙擦鵝�

【狂乱のモンテカルロ】
海軍コメディといって良いかどうか迷いましたが、軍艦上が舞台のシーンが多いので・・・凄いタイトルですが、作りはちゃんとした?作品です。なんと1931年製作のドイツ映画です。架空国家の軍艦。艦長が艦尾で昼寝してたり、はたまた水兵が舷側で釣りしてるような暇な巡洋艦を舞台に、艦長や乗員の他に女王陛下やお付きの女官、カジノのオーナーを巻き込んでストーリーが進行します。二次戦以前の欧州の軍艦が登場するだけでも珍しい(記憶では戦艦ポチョムキンくらいか?)ですな。ストーリーはドタバタと言うよりはハチャメチャで、恐れ多くも女王陛下が変装(と言ってもつけホクロだけ)して艦長を誘惑するだの、艦長が乗員の給料つぎ込んでカジノで博打を打つだの、砲撃すると脅してカジノの負け分を取り戻すだの、最後は艦長が艦の指揮権を放棄して海外に逃げるだの、それを女王陛下が追っかけるだの・・・と凄い話なので、当然の如く戦前の日本ではカットだらけで公開されたそうですが・・・。でも「会議は躍る」と並び評される名?作品だそうです。

【潜望鏡を上げろ】
タイトルは勿論ジェームズ・ガーナー主演の1959年度作品「潜望鏡を上げろ(UP PERISCOPE)」の引っ掛け。こちらの原題は��DOWN PERISCOPE�瓩�いおい�狎�望鏡を下げろ�瓩犬磴覆い�・・・などとお堅いことは仰らずに。舞台は現代。原潜の副長ドッジ少佐は優秀だが問題児のため、中々艦長になれない。そんな彼に降って涌いた艦長職。喜び勇んで着任したのは良いが・・・待っていたのは、なんと二次戦の遺物的ディーゼル潜水艦(ガトー級かパラオ級)なんでもテロリストがディーゼル潜水艦を手に入れて攻撃してくるのに対抗する演習のためだとか・・・。で最新鋭の原潜や艦隊を相手に、ドッジ少佐の奇抜な作戦が開始されます。この作品でもお決まりの如く部下の乗員は落ちこぼれ揃い。神経症の副長、グラマーな女性潜航士官、神の耳を持つソナー手、感電症の電気兵、ディーゼル潜水艦の生き字引の機関兵曹長、艦隊司令長官の息子の超不良マッチョ水兵等々・・・。でも最後は・・・ハッピーエンド。嵐の中、漁船に変装して監視網を突破したり、鯨の鳴き声で原潜の探知をかわしたり、巨大タンカーのスクリュー航跡の中に入って包囲から脱出したり・・・ハラハラドキドキの連続。ある意味「クリムゾン・タイド」や「レッド・オクトーバーを追え」より面白いと思うんですがねぇ〜。エンディング、未公開シーンやNGシーンをバックにビレッジピープルの歌う名曲「IN THE NAVY」が泣かせます・・・。

【ホット・ネイビー】
原題は「McHALE'S NAVY」なんでもアメリカで昔人気だったテレビコメディシリーズ、でもって主演はアーネスト・ボーグナインだった作品のリメイク映画化作品です。元々はカリブ海で海軍払い下げの魚雷艇を駆使して悪徳密輸業者やギャングをやっつける正義の味方的お話だったようですが、映画は、理由あって海軍を退役したマックヘイル元大尉が、テロリストの悪巧みに巻き込まれ、海軍に復帰、愛艇を駆使してテロリストと戦うお話になってます。まあコメディですから血なまぐさい場面はあまりないですが、登場するテロリストの使用する高速攻撃艇は007も真っ青の特殊装備満載。次から次に秘密兵器が登場します。主人公操るボロ魚雷艇(実は高性能だが、配属される部下はお決まりの落ちこぼれ水兵)と激戦?を繰り広げます。またアホな上官と美人の秘書との掛け合いも傑作。なんとアーネスト・ボーグナイン本人が主人公の父親役で登場してるところも見せ場のひとつでげす。

【ミスター・ロバーツ� 曄撻潺好拭次Ε僖襯弌辞◆�
う〜む。この作品をコメディと言ってよいのか・・・。笑わせる場面が多いので、やっぱコメディなんでしょうか?でも二作品とも、ラストシーンはしんみりなのが、ちょっと・・・。太平洋戦争末期の米海軍小型補給輸送船を舞台に悪徳艦長(意地悪・変質狂?)と士官・水兵たちの対立を描いた作品。�,任牢歪耕鬚鬟献А璽爛此Ε�ャグニー、ロバーツ中尉役をヘンリー・フォンダ、パルバー少尉役をジャック・レモンが演じてます。久しぶりの休暇で上陸した水兵たちがハメを外し過ぎ軍港を追い出されるシーンや、ロバーツ中尉の堪忍袋の緒が切れて艦長の大事にしている椰子の木を海に投げ捨て、怒った艦長が非常戦闘配置を呼集するシーンで、水兵たちが椰子の植わっていた缶をみんなで拝むシーン・・・は笑えます。�△廊,茲衞�10年後に製作された続編。前作でジャック・レモンが演じたパルバー少尉(劇中では中尉)が主人公で、演じるはロバート・ウォーカーJr。艦長役は前作とうって変わって丸々肥ったバール・アイブス(こんな肥った艦長いね〜よな〜ッ)。艦医役でウォルター・マッソー、水兵役で若きジャック・ニコルソンが良い味出してますが・・・全体的にパワーダウンしてるのは見逃せません。�△慮�せ場は�,汎瑛揚鷯鐇鐺�配置シーン(こっちは発砲シーンあり)とパルバー中尉と艦長が漂流して流れついた島で、艦医の無線の指示によって�犂歪垢量嫩沖瓩鬟僖襯弌蔀羂咾�手術するシーンってトコですか・・・。

こうやってみると、海軍コメディってやっぱアメリカ海軍に多いですな。日本海軍を舞台にした作品(フランキー堺主演の�爐△�軍艦旗シリーズ��)なんかもありますが、軍艦を舞台にしてるよりも、陸上の海兵団なんかを舞台にしてるので、ちょっと趣きが違うんだよね。まして海軍国たるイギリスじゃ、海軍を舞台にしたコメディって難しそうだし・・・やっぱアメリカ海軍なんですかねぇ〜。【続く】


 転進【前ページ】  作戦履歴【TOPページ】  前進【次ページ】


観戦武官視察数【 】
【感想等お気軽に書き込み下さい】

My追加

皆さまにご投票いただいた結果は→【こちら】