自作自受
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2011年12月12日(月) 連続(434)

忘れてしまいなよそんなことは

帰っておいで


2011年12月11日(日) 連続(433)

近づくにつれて
ニヤついたり
ビビッたり


誰も居ない谷底で
コホンと咳払い
胸張って偉そうに

用意した嘘を棒読みで
震える足で苦笑い
財布の中身が心細い

用意された特等席は居心地が良くて
でもずっとここに居たら
朝が来ても外に出れない

グラグラ揺れるやじろべえの上で右往左往

ギリギリで回避

最終的に安心

最終的に後悔

最終的に安心

最終的に満足

最終的に


2011年12月10日(土) 連続(432)

落ちてくる雨を上手く避けることが出来ずに泣いていたら
空から傘を持った天使が降りてきて
「コレ使いなよ」って僕にソーセージをくれた
さっぱり意味が分らない

会いたいよって言ったら会えそうで怖い

バナナの皮を剥くのが好きで
スーパーの果物売り場で片っ端から剥いてやった
黄色の厚い皮の下から
ミルク色のバナナが顔を出す
素敵だ
食べてしまいたい
食べたら駄目だ僕にはまだ早すぎる

白い服のオジサンは僕の腕をグッと掴み
恐ろしい顔で僕を見て
「セニョリータ!」って叫びながら僕に鼻血の止め方を教えてくれた

自分を責めてるつもりはないよ

ただ覚悟しているだけ


2011年12月09日(金) 連続(431)

卑しくも怯えて。

強烈に押し寄せてくる現実。

目にする麗しの世界。
優と劣の無数の交差。

あるいは、過去の残骸。
それの増殖はありえない。

これは保身だ。
思考の回路が壊れないように。

耳にする強烈なウタ。
口にする呪文もまだ見つからない。


2011年12月08日(木) 連続(430)

なんか急に遠くに思える。
気が付いてみたら、そこに僕がいない。

あれ?
苦笑いしてみる。
なんでもない振りをする。
置いていかれたみたい。
心臓のあたりがキュッとなる。
なんでもない振りをする。
気が付いてみたら、其処に僕がいない。

自業自得とは、よく言ったもんだ。回る地球が其処にあるのだ。
回りつづける時計があるのだ。
置いてけ堀じゃない。
自分が走っていなかった。
そこに僕がいない。
ここに僕がいる。


2011年12月07日(水) 連続(429)

帰ってくるわけではないのに
腹が立ちます
変わらないでください

もしも指先が
いや
止めておこう

それだけだってもしもの話
きちんと分かるように話してくれなきゃ

つまりここに書いてあることが全てで
やっぱり
コイツ
何が言いいたいのか分からねぇ?

結局
「結局」って言葉を最後に使う

存在はトテモあやふやで

カゲロウ

言葉ではとても

気付いたことを
少しずつ形にしていけば

成長

人並みにうまくやれないから
自分のペースで
一言ずつ

笑う
切り取って
伝えて
伝わらなくてもいい

これまでだってずっとそうだった
マトモなフリすんな
僕はオカシクない!
でもフツーじゃないもんな


2011年12月06日(火) 連続(428)

キズツケルノハナントキモチ
ノイイコトカアワレナカオデ
ホホエンデチキチキチキチキ
ナガレルチヲミテクチモトガ
ユルムチキチキチキチキアナ
タノチガミテミタイカオヲモ
ットヨクミセテチキチキキズ
ツケテアゲルアゲルチキチキ
キズツケテチヲミセテチイサ
ナヒトミデボクヲミテユルシ
ヲコウヨウニヒザマズイテユ
ルサレナイコトヲサトッテワ
タシニキズツケラレテワラッ
テナイテコウカイヲシテシネ


2011年12月05日(月) 連続(427)

もう少しで手が届きそうな
金網の向こう側

手の届かない所で揺れる風船
僕の心をドキドキさせる

針金と絹糸でDNA螺旋階段

立体的に広がる世界

壁の向こう側の壁

耳の裏側に届いた声

思い出して歌う歌

何故か涙


2011年12月04日(日) 連続(426)

彼女が言ったあの言葉を繰り返すのか?
あの瞬間をスローモーションで思い出すのか?

僕はなんて答えたんだっけ?
僕はどうやって逃げたんだっけ?
どうやって誤魔化したんだっけ?

心の内見透かされないように
「大したことないよ」って作り笑顔で
落ち着いて考えようなんて
できる筈もないのに

大切なものを守るときには
格好を気にしてちゃ駄目だ
大切なものを手に入れたなら
覚悟を決めなくちゃ駄目だ

決して割り切れないけど
足したり引いたりできるもんじゃないけど
答えはいつも一つ

正直に
怒りはストレートに
悲しみは言葉に出さず
小さな後悔を積み重ねて
うずくまって
時が過ぎるのを

待つだけだ


2011年12月03日(土) 連続(425)


それは独りよがりだって分かってた。


2011年12月02日(金) 連続(424)

打ち上げたのは
引き出しの奥に眠っていた花火

色あせた花びらを精一杯広げて
煙の先っぽだけでもあなたの目に留まればと


ぶちまけたのは
獲れたての生温かいミルク

捨てられた夢みたいに
アスファルトに溶けて消えればいいやと


打ち明けたのは
内緒にするべきだった碧石の隠し場所

見つけ出してポケットに仕舞い込んで欲しかった


2011年12月01日(木) 連続(423)

そんな足音もたまにはいいかな

もう足跡さえ残ってないけど

耳の奥には君の足音

限りなくシロに近いけど

落とした音も拾うべきかな


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