自作自受
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逆さに吊られた?
目に見えない夜を何度過ごしたことか
ごめんね。 ごめんね。 ごめんね、 ごめんなさい。
でも彼は最後にありがとうと言った。
ただそこで繋がっていたいと思う
無いよ 次の機会なんて
それは厳しい寒さではなく 透明な温もりだった
世界地図用意して 自分の家がどこか? なんて探してる
勘違い
話を聞くのはもううんざり
夢見がち
そんなところが精一杯だ
晴れ たら日傘を差すし 雨 なら雨傘を差す
誰かの足跡 誰かの足音 誰かの足と 僕の足
つまり此処は下界とは関係ない世界なんだ。 つまり存在すること自体に意味があって、 結果だとか効果だとか意義だとか因果だとか、 そういうものとは関係ないんだ。
だからみてごらん こんなにも自由だ。
なんにも引きずってないからね どこにも向かってないからね
光の無い午後 打ち上げられた静寂
歪な四角い箱
ずっと前
輪郭の無い影 穴の開いた目玉
歪な四角の空間に 張り詰めた緊張感
逆さに吊るした思い出の 手に余る重量感
滑稽な冬の昼下がり 降り注ぐ沈黙
歪(いびつ)
そうコレは過去へと続く歌
昨日のために歌う歌
垂直落下で突き刺さる 希望現実はたまた絶望か?
あれほど遠くに居たはずの現実面した隣人が いつの間にか俺の隣で飯食ってやがる。
「やあ!」 なんて白々しい顔して 着払いの請求書を振りかざし 明日ではもう間に合わないから早くしろと トマトみたいな目で催促してくる
24時間で終わる一日を ほんの少しだけごまかして
あと五分だけ この布団から出たくない
引き裂いた 車道 震える 一本の白い毛
緑のコートを着てな 今日もまたここで眠るんだ
一人ぼっちは寂しいか? 疲れた顔してないか?
大丈夫。
明日はきっとうまいこといく
無様でも 転がっていける
それを写真に収めてな 遠い未来に笑おうな
つまり余分なこと考えずに黙々とただ只管(ひたすら)に
遠くへ 何かを求めるわけでもなく
開いた扉
目的も無く行く
ぶかぶかの靴 足に引っ掛け ひざ小僧 前に出す
日の当たる坂道を口笛吹きながら 大草原を手を叩きながら 薄暗い森の中を歌歌いながら 真っ暗な洞穴の中を昨日のこと思い出しながら
あの扉開けたら 海が見えるかもしれない
ときどき 笑って ときどき泣く
それだけでいいじゃん
ざざ
そんなときは古い日記めくったりする
とりあえずそうやって頭の中を掃除する
そんなときはとりあえず伸びをする
とりあえず
一息ついて考える
ほら。
ざざざ
さてどうしてやろうか
離れ離れなんてカッコイイな
愛し合ってるなんてステキじゃないか
ドラマみたいじゃないか
いまを生きるって
そう感じてることなのかもしれない
ん?
脇役にはなれない 途中で死ぬわけにはいかない 主人公が死んだところが すべての終わり
首掻っ切って 喉の奥にある
自由と平和と
取り出して 風通しを良くしよう
だからそんな俺が嫌いだ
明日はいらない たいした価値もない
ミミズの尻尾をちょいとつまんでクチビルの色を思い出す
この赤だ
温かい手
冷たい指
時雨
鼓膜の音 振動
激動 感動 後悔 反省 終了
魂炙り出し
空っぽの頭がガンガンする
真っ白の世界 地上から1メートルほど上空に浮かんでる 真っ白な天使が俺の身体を撫で回す 気持ちいいやら恥かしいやら 久しぶりにペニスが元気に立ち上がる
壊れた声がする 盲腸のあたりがずきずき痛む 誰かが俺の手を握ってる
良く見りゃ死んだ女房にそっくりだ 腐ったミカンみたいにひしゃげた顔で 俺の横に立っている そういやこんな顔した娘がいたかもしれん
てるてるぼうずみたいにブラブラぶら下がってるのを思い出した ゲロ吐いてな 糞尿を垂れ流してな 醜い顔で恨めしそうに壁をみていた
女も続けて死んだ 引力に惹かれて砕け散った ネチョとした赤い液体が排水溝に吸い込まれていった 俺はそいつを舐めてみたが 女房の味はしなかった
俺はアイツが憎くて憎くて殺したくて殺したくて ここと同じ真っ白い壁を突き抜けた
あとはただひたすらゴミを漁った ゴミにまみれて歩き続けた 俺はゴミか? ゴミみたいなもんか? いや、俺こそゴミか? 可笑しいな? 可笑しい! 盲腸のあたりがずきずき痛む
思い出した! 俺は腕に刺さった棘を飲み込んで したたる液を飲み干して 12号室を探して歩き出した
「ああ」だって ああ
ああ ああ
誰も知らない穴の中から声だけが聞こえる
それで満足しているわけではないのだけれど
今一歩踏み出すことの重要さ
ああ たとえここが大地の果てでも
なんとなく心が穏やか
事実? 現実とはまたちょっと違うところで動いてる
だって結果こうだよ 上手くいって無いじゃん
それでもまだ
前進してるようには見えない
なんだろ?
でもこんなにも心穏やかで 安心してて
他に何にもないのかなぁ?
手を広げることはカンタンナコト
時どき不安になる
晴れたらまた曇り 曇天
高い金払って飲む高級なコーヒー 大しておいしいとも思わない
価値は?
目に見えない こころ からだ たましい
一歩踏み出してからまた考えよう
腐りかけているんだよキミは ほらここまで良くやったなんて思っているんだろう? なんとかカタチになったし それは個人の自由だし 自分で自分を褒めてやりたいだなんて 白々しい文句も頭に浮かんでいるんだろう?
ちっとも満足してないのに? 本来望んだ姿ではないのに?
いつだって言い訳を考えてる 立派な言い訳が思いついたらしめたもの 適当にその場しのぎで誤魔化して 後でそれらしい言い訳付け加えときゃいいんだ
いやだね時間に追われるなんて いやだね金に苦労するのなんて
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