自作自受
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2002年10月31日(木) 連続(26)

聴こえたの君の声か
それとも俺の中のもう一人が答えたのか?

瞬間は一瞬と衝突して
刹那の間を滑り落ちていく

俺はもう一度お前の声を聴いたよ


2002年10月30日(水) 連続(25)

頭の中空っぽ
誰か埋めて
埋めて
埋めて
吐き出すまで
毒全部吐き出して
空っぽにして
空っぽ
頭の中空っぽにして


2002年10月29日(火) 連続(24)

昨日の嘘

先の見えない暗い道

ああ
ただあなたの成功を心から願ってる


2002年10月28日(月) 連続(23)

音は耳に届かない
光は目に届かない
言葉は形を伴わない

ミザルイワザルキカザル


2002年10月27日(日) 連続(22)

何処へも続かない道。
明日へ。
歩く。
歩く道は、
何処へも行かない。
行かない。
行かない。
行けナインジャなクて?


2002年10月26日(土) 連続(21)

何も起こらなければそれはただの夢かもしれない。

普通だ。
普通だ。
普通だね。

何か起こればそれは奇跡かもしれないね。
夢かもしれないね。
だけど一人じゃないないない。

違うんだよ。

静かな水面に石を落とすようなもの。

分からない?
大丈夫だよ。

それはなんだっていいんだから。
それは全てなんだから。
あなたが手に入れられる全てのものなんだから。


2002年10月25日(金) 連続(20)

夜聴こえる音
君の寝息
君の鼓動
夜の闇を指で割く音


2002年10月24日(木) 連続(19)

さよなら真実

嘘はいらない

未来は自分で作るものだから


2002年10月23日(水) 連続(18)

自分が下手くそなこと気にしてるのかい?
だったら舞台に立たなきゃいいのに。

声が聴こえない。
上手く歌えないこと気にして、
声も気持ちも前に出ない。

そんなんじゃ魂さえも届かない。


2002年10月22日(火) 連続(17)

わからないわからない
別にどっちだっていいよ
もともとそんなに重要な問題でもないし
だいたい君が

ああ屍色した僕の指が
君のことを欲しがっている

少しだけ目を瞑っていてくれたら
僕は満足できるのに


2002年10月21日(月) 連続(16)

何かを語り始めたら言葉は尽きない


2002年10月20日(日) 連続(15)

たった一言言えたらいいな


2002年10月19日(土) 連続(14)

何かを期待して感じるのはきっと幼少の頃からの悪い癖でまるでナメクジはカタツムリに成れないことを知っているのに浜で拾ってきた貝殻にナメクジを無理やり押し込んで大きくなったらヤドカリになるのかなってずっと意味不明な夢を抱いたり見栄えのいい安物の買い物をしてやっぱりちょっと高くても長く使える本物を買っとけば良かったなって後悔したり聞こえのいい自由人とかいう言葉に憧れて実はただのふりーたーって格好付かないよなって気障に笑ってみても金の無い現実は何処にでもあるありふれた言い訳だしそんなものでまだ諦めたくないし誰かを騙してまで幸せになろうとも思わないしただただ時間に縛られたくないだけで頭をぺこぺこ下げたくないだけできっと俺にはサラリーマンは向いてないよって何処かで読んだか見たかしたセリフを頭の中で回転させながらこれ以上値上がったら絶対に止めてやると心に誓いながらもたぶん止められないんだろうなと自嘲気味に笑ってズボンの後ろポケットからぺしゃんこになったセブンスターのソフトケースを取り出して恨めしそうに最後の一本であることを確認するとこれ吸い終わったらまた新しいの買わなきゃいけない250円あればコンビニでパンが二つも買えるのに上手いこと選べば缶コーヒーだって買えるだろうってでもやっぱり250円あればタバコを買うんだろうなって自分で自分に確認しながらどっから拾ってきた見覚えの無いピンク色の100円ライターでまるでルパン三世に出てくる次元が吸っているようなひしゃげた一本に火を点けようとしてやっぱりもう少し我慢しようかと思い直すもぺしゃんこになったソフトケースに戻すのも面倒だからもうちょっと本気で吸いたくなるまでこのまま口にくわえてればいいかってどうして俺はこう優柔不断なんだろう?どうしてもう少し格好良く生きられないんだろうと自問自答しながら段々自分自身に腹が立ってきて気付いたら口にくわえてた最後の一本に火を点けてしまって深く息を吸い込んでふぅぅぅーと息が続くまで吐き続けてこんな煙の何が旨いんだろうこんなもんに金使って去年数少ない友達に借りた5千円もまだ返してないのに俺はほんとうに馬鹿だな自由は金で買えない自由は金を生まない自由に生きてくなんて所詮無理だろうと悟ったような顔してしかたなく用も無く入ったコンビニの本棚の横に並べてあるフリーペーパーを手にとって楽して短時間で大金の稼げる仕事はないかなってそんな仕事があるなら誰も汗水たらして一生懸命働きゃしないよって分かってはいるけど一応探して結局こんなただで配ってる薄っぺらい冊子が俺の夢を叶えてくれるわけがないから俺はいま上手い事いってないけどいつか必ず自分の力で自分の実力で必ず大成してやるからなってそんな漫画みたいな話はありもしない妄想だと分かっていながらも非現実的な日常を期待して一人6畳一間に横になりこのまま死んだら誰か悲しんでくれる奴がいるのかな中学のとき仲良かったアイツとか高校のとき初めて付き合ったあの娘とか懐かしい思い出を引っ張り出してきてそういえば最近知り合った連中はどいつもこいつも胡散臭い奴ばっかりなことに気が付いて昔は良かったな俺もあんときゃ幸せだったかもしれない思い起こせばどうして今こんな現状を生きてるのか分からないただ一つハッキリしてるのは俺はここにいて日本人の平均寿命で考えるならまだあと60年くらいは生きられるはずで六十年後に俺はどうなっているんだろう六十年経った時俺は笑って死ねるのかなんて現実味の無い話だけどそんなことを考えながらいま俺はどうしたいんだ今何がしたいんだそんな事は分かってるそなの簡単なこと自分が気持ちよくなりたいんだ気持ちよく生きたいんだカンタンナコトカンタンナコト俺はいつものシャツにいつものズボンいつもの靴を履いて今度こそはと最初の一歩を踏み出した。


2002年10月18日(金) 連続(13)

魂削りだし

耳の奥で金切り声がする

最後の夜に相応しく
月はクレイジーに跳ね回り
盲腸のあたりがずきずき痛む

袋の中で小動物が騒ぐ
今夜のメインディッシュはお前じゃない

頭蓋骨にドリルで穴を開け
ストロー突っ込んで脳みそを飲んだ

可笑しな夜だ
笑っちまう

少しでも世の中をキレイにしてやろうと
犬のクソ拾って歩く
新しいものほどよく匂う
ひょっとしたら食えるかもしれない

気付いたら衣服はぼろぼろ
生きて行くのにそんなもの必要ない
息をするのにそんなもの必要ない
服を脱ぐのも面倒くさい
靴を履くのも面倒くさい

ホームセンターで包丁を買う
レジのババアが店長を呼んできた
そいつが代わりにお釣りをくれた
簡単だよカンタン
刃渡り20センチの出刃包丁
これからお前を殺しに行くよ

理不尽な暴力
死ぬのには十分な理由
不条理な結末

俺の静寂を叩き潰す屁をひねる
クソ食って糞を出す
こんなに可笑しいのは何十年ぶりだろう?
可笑しい
腹が痛い
盲腸のあたりがずきずきする

可笑しな夜だ
俺はまだ生き足りない?
こんなにたくさん詰め込んできたのに?

月光に照らされ俺が光る
闇を切り裂く光が走る
鉄の塊が俺の中に入ってくる

仰向けで見上げる空
藍色だ
月は鈍く黄色に光ってる

おうこれが最後の夜だ
おうこれが最高の最後だ
何もいらねぇ
犬のクソ抱えて笑った
可笑しな夜だ
笑いがとまらねぇ
ナミダがとまらねぇ
最高の夜だ


2002年10月17日(木) 連続(12)

繋がる

切れない輪

切断...

はっきりしたことなんていえない!

そう手を出して

まだ幻

胸の熱



どこかで繋がっていないと寂しいのかしら?


2002年10月16日(水) 連続(11)

泣いたのはほんの一瞬

頭の中にある映像

ひょっとしたら煙が充満しているのかもしれない

ぼんやり

それは想像以上に大きなものかもしれない

息を吸って
吐くということ

思い出すのは
あの騎楼

まだぼんやりしてる


2002年10月15日(火) 連続(10)

こんなんでいいのか?

ぞろぞろぞろぞろ

懐かしいよ
思い出したよ
全部手に入れたよ

誰かの投げた石
水面に落ちる
広がる波紋

ああこれは昨日のニュースだ
いや、一昨日だったかな?
ひょっとしたら一週間前かもしれない


抱きしめたら涙
溢れてくるかもしれない


2002年10月14日(月) 連続(9)

今がその時期だと思うんだよね。

ただそれをどうするか?
出来るなら最高の形で実現したいじゃん。
最高は無理にしても、
なるべくいいカタチで。

誰でもみんな同じかな?
頭下げなきゃいけないところたくさんだな。(笑)

強さとか弱さとか。
正直だとか嘘つきだとか。

目に見えているものを

ああ青い空の色だよ。


2002年10月13日(日) 連続(8)

またしても
毎日を埋める作業
目に見える形で
過去を清算する作業

最速で。

これは警告だよ。
終わりじゃないんだよ。

これは取引だよ。
メッセージだよ。

流れる血液の色の違いを見てくれ
ほらあんなにも黒いだろう?
金の匂いがするだろう?

お前もどうせ同じなんだろ?


2002年10月12日(土) 連続(7)

命は。
あなたの見た一瞬に。

流れる血液に。
ここにありって。

あなたが笑っていてくれれば。

それは愛だよ。
ほら。
愛だよ。

あなたが泣いてくれるのなら。
それは喜びだよ。永遠だよ。
愛だよ。
ありがとう。

聴こえたよ、痛かったよ。
でも幸せだったよ。
嬉しかったよ。
苦しかったよ。
ありがとう。

流れる血液に。感謝。
あなたの血液に感謝。


2002年10月11日(金) 連続(6)

一秒。一秒。
音。

無限に連なる瞬間の間(はざま)

声が聞こえる。

命がけ。

夢。

遥か彼方。

連続。


2002年10月10日(木) 連続(5)

君は今何してる?

背後。
白い手。
もう一度。

僕がほら、まだ覚えてる?
そうそう14歳のとき。
CDラジカセのおまけで付いてきたシングルCD
ハーモニカの音がさ。

僕が貸してあげたCD。
君は僕を騙そうとしたね?
嘘だよって笑ってごまかした。


そうこれは鎮魂歌だ。


2002年10月09日(水) 連続(4)

嘘ばっかりじゃないか?

ううん。絶対にばれない嘘だから、嘘じゃないよ。
ただ真実じゃないだけ。

はん。

楽しい?
愉快犯だから?

でもね言葉がどれだけ美しくても。
心がなきゃ駄目さ。

もしも万が一の時のために考えておいた言い訳。言い訳。
完璧だね。
でも。
自分と同じ考え方をしてる人間が居るなんて想像も出来ない?

何を守っているの?
愉快犯だから?

迷惑だから二度と僕の前に現れないでください。


2002年10月08日(火) 連続(3)

ここにいます
わたしここにいます


2002年10月07日(月) 連続(2)

なんとなく歩いてく方向が見えてきた


それは繋がっているわけじゃなくて
断片的なこころの集合体なのかもしれない


2002年10月06日(日) 連続(1)

目に見える
浴びて
結局...

何かを

なんだろう毎日?
こうして生きていくことが

突き破ることの出来ない薄い膜

空を仰ぐ

壁の向こう側

自分の足を自分で持って前に進めていく
一歩一歩
それでも前に進んでいけるだけましか


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