≪今日のシルモノ≫
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去年末の入院中に読んでいた新聞の生活欄で 枝元なほみさんが紹介していたのがコレ。
絶食中だった私は、日々思いつくままに <退院したら絶対食べたい物リスト>を ノートに書き綴っていたのだが、 このチャウダーは特に作りたくて食べたくて、 記した横に花マルをつけておいた。
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チャウダーは子どもの頃、ずっと飲んでみたいと 思っていた憧れのスープだった。 私の父が貝類を好まず、また、母が胃の悪い人で バターを使った濃厚な料理を好まなかったため、 チャウダーが我が家の食卓にのぼることはなかった。 でも、時々テレビで見たりする、 白いとろりとした貝のスープを私は飲んでみたくて 飲んでみたくて仕方がなかった。
私のチャウダー初体験は、学食で食べたクラムチャウダーだ。 学食で出すスープだから、特別おいしい物ではなかったハズだが 当時は念願叶っての初体験でえらく嬉しかった。 クラッカーと一緒に飲んでいると なんだかとってもアメリカ〜ンな気分がした・・・ような気がする(疑)
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退院はしたが、実はまだ動物性脂肪の摂取は要注意なので、 バターを使うこのスープを飲むのは結構ドキドキした。 でもこれを飲んだことで明日からまた腹痛が始まったとしても あたしゃ後悔はしないよ。
やっぱり冬はチャウダーでしょ? 「心まで温まるような、とろんとしたおいしさ(by枝元なほみ)」 は今の季節じゃないと楽しめないんだもの。
昆布と削り節で出汁を取るのだが、 削り節を入れたらグラグラと煮立てて 濃〜い濃〜い出汁にする。 一番出汁みたく上品にしちゃうとダメ。
出汁に味噌を溶いて、先に具無しの味噌汁を作っておく。 ヤマイモをすり鉢ですって、 卵を割り入れてさらにすり合わせたモノを その出汁の中へ混ぜ合わせて、よーくよーく馴染ませる。
麦飯にかけるとろろとは似て非なるモノ。 味噌の風味が香り立つ温かいとろろ汁は、 胃袋が許す限りおかわりをしたくなる一品だ。
今日はズルをして途中から卸し金でおろしちゃったから キメの粗いとろろ汁になってしまった。 ちょっと根気が要るけれど、 最後まですり鉢ですって丁寧にとろろを作れば もっともっと濃厚でとろりとした 美味しいとろろ汁になっただろうなぁ。
なんて安直なネーミングなんだろうか。
チキンスープと牛乳を適当にミックスした中で 「北海道と言えば○○」な食材を好きに煮込んで出来上がり。 ジャガイモや野菜を先にスープで煮ておいて、 牛乳はあとから。 改めて煮立てたところで魚介類を入れて塩こしょう。
「北海道と言えば○○」だから、その時の気分次第で 入っている具材が微妙に違ったりして。
最初にバターで炒めたりはしないので とてもあっさりしたスープ。 なハズ。
夢吉
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