夏はやっぱり＜瓜＞を食べなきゃね。
ということで、冬瓜。
葛でとろみをつけて、生姜汁でアクセント。

ミニ冬瓜ってのを注文したら、
どこが「ミニ」やねん。な、大きな冬瓜が到着した。
まだまだ沢山残ってるんだ。
次は、どんなシルモノにしようかな。

この間、ＮＨＫの＜今日の料理＞で
≪グッチ裕三のハッピー晩ごはん≫が再放送されていたのだ。
その中で紹介されていた簡単スープ。

グッチさんの料理は簡単で美味しくて好き。
本は買ったことないんだけど。

チキンスープに、戻したキクラゲを入れて火を通し、
溶き卵を入れるだけ。仕上げに生姜汁。
塩コショウとか、そんな事をしたかもしれないけど忘れちゃったし、適当。

夫に出したら「生姜入れすぎ。口の中がシビレる（泣）」
というクレームがついたのだけど、
私が飲んだ時は、とってもイイお味。
かすかに生姜の風味が感じられて、とってもイイ感じ。

仕上げに生姜のおろし汁を入れる時、
ボソっとおろしカスが入ってしまったような気がしたんだ。
気のせいかな？と思ってたんだけど、きっと気のせいじゃなかったんだな。
夫の器に全部入っちゃったんだわ、きっと。

ごめんね、アータ。

エジプトでは≪王様のスープ≫と呼ぶんだって。
昔、王様が夏バテで痩せ衰えてしまった時に、
このスープを飲んでみるみる元気を回復したから、らしい。
へー、そうなんだ。

こってりさせようと思って、
ニンニクのバター炒めの他に、カリカリベーコンも入れてみたよ。
ベースがチキンスープだから、めちゃ旨よ。ぐふふふ。

カルダモンやコリアンダーを入れる、というレシピもあったけど
今日は入れず。

本場では鶏肉を入れて
カレーみたいに白飯かバターライスにかけて食べるんだとか。
あら、ちょっとそれも美味しそう（涎）
今度やってみようっと。

豚汁じゃないんだ。なので＜豚のお味噌汁＞。

この間、人間ドックの帰りに入ったトンカツ屋で
やる気のない豚汁が出てきた。

ま、定食に付いてるシルモノだからね。

やる気のない豆腐に、テグスみたいな白ネギ、
脂身が９割の豚肉。
味噌がオーロラみたいに揺らいでる汁の中に、
その３種類の具が情けなーく沈んでいた。

この情けなさが、私のハートを鷲掴みにした。
大好きなんだ、こういう味噌汁。

たまたま家の冷蔵庫にあった豚バラ肉を使って、
そんな味噌汁を再現してみた。
味噌は心持ち濃い目にして、七味をバンバン振って。

旨ーーーっ！

宮崎名物の＜冷や汁＞を作る。

１０年くらい前、南九州を旅行した時に初めて食べた。
きゅうりの輪切りが入った冷たいお味噌汁？！？！？！
って感じで恐る恐る口にしたのだが、いやーウマかった。
炊きたての麦飯にかけて食べてみて、さらにウマかった。
旅行の中の一番忘れられない思い出かもしれない。

去年、延岡出身の人と知り合って、
そのお宅の冷や汁のレシピを教えてもらった。
白身魚を使うと旅行先のお店では聞いたけど、
知人の家では＜いりこ＞を使う。
あとは＜落花生＞＜白ゴマ＞＜豆腐＞。
全部すり合わせて、少しの熱湯で混ぜ合わせた中に＜味噌＞を溶いて、
あとは冷水で味の濃さを調整。

トッピングには＜輪切りの胡瓜＞＜大葉＞＜玉ねぎスライス＞
と教わったけれど、私の好みで玉ねぎは無し。
本当は＜ミョウガ＞も入れたかったなぁ。
向こうが透けて見えるほど薄く切った胡瓜は、
トッピングにするより、あらかじめ汁に漬け込んでおく方が私は好き。

夏バテ中も、これなら食べられる。
むしろ食べ過ぎちゃって困るくらい。

夢吉