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2003年03月29日(土)
シンプルであること
■ 自転車が壊れた。新しく買う場合の料金とこの自転車の修理代との間には、4,000円しか差がない。

■ 午後、母校の卓球部に顔を出して、4人の後輩と試合をする。1年生との試合での1セット目、調子に乗った1年生に手が着けられずに、1点も取れずにやられる。しかし、2セット目以降も同じテンションで試合に臨んでいたら、相手が勝手に自滅してくれた。結果はセットカウント3-1。この後も、後輩との全ての試合に勝った。

■ 現役の卓球部員は、色々と多くの技術を持っているけれど、どれも使いこなせていない印象がある。僕が大学生だった頃は、とても単純な卓球しかしていなかった。まずはネット際に短くカット系のサーブを出して、それがカット系で返ってきたら、角度を合わせてフォアハンドでスマッシュする。この一つのパターンが大切な試合で高い精度を発揮されるよう、繰り返し繰り返し練習してきたつもりだ。そして、現役時代の最も大事な試合であるリーグ戦で体現することができた。さらに、大学を卒業してから丸5年経つ今でも現役生に勝つことが出来るのは、その継続の成果でもあると思う。現役生がリーグ戦で勝つためにも、また卒業後にも勝てる卓球ができるようになるためにも、もっと「単純さ」を追求してほしい。

■ けれど、卓球の単純さは練習の単純さをも時に意味する。僕がそれに耐えてこれたのは体育会的な風土によるところが大きい一方で、サークル化した今の卓球部に、どこまで期待して良いのだろうか。

■ 卓球の後は、大学近くのお店で一人で飲んだり食べたりした。店員の動きにめりはりがあって、この店はいつ入っても居心地が良い。生ビールを2杯、カクテルを2杯飲んでレジを済ませようとしたら、店員に「ずっと昔から思ってたんですけど、NUMBER GIRL(のボーカル)に似てるって言われませんか?」と話しかけられる。向井さんに似てるって、すごい褒め言葉だと僕は思ったけれど、大抵の言葉は話し手と受け手とで意味が食い違うものだ。 //


2003年03月28日(金)
幸福の定義
■ 近所でチェーン店系の居酒屋が一つ開店した。その開店記念として「飲み物1杯100円」フェアを実施していたので、迷わず飲みに行く。僕が座った席の近くで、汚れの目立つジャンバーを着たおじさんが独り言を喋ったり、時に女性の店員に喋りかけたりしながら一人で飲んでいた。「俺はこれからキャバクラに行くんだ。キャバクラは5時半までやってるからな。そこで姉ちゃんたちと色々するんだ。お金なんていくらでもあるんだ」と繰り返し繰り返し、彼は豪語していた。店員はリアクションに困りながら、逃げるように調理場へと戻っていった。僕はそのおじさんを一瞬「かわいそうだ」と思ってしまったけれど、それは誤りであった。何故ならば、おじさんはそれで幸せなのかもしれないからだ。だとすれば、僕にとっての幸せとは間違いなく異なるけれど、だからこそ人の幸福を否定する権利はない。

■ 先日、会社のテニス部に入部した。しかし、ラケットを買うお金がない。これはちょっとした不幸だ。 //


2003年03月27日(木)
整理すべきこと
■ 朝は少し寒かったのでコートを着て出かけたら、日中にはすっかり春めいている。昨日暖かかったのはまぐれではなかった。夜も暖かさがだいぶ残っていたので、帰りはコートを着ずに持ち帰った。

■ どこから手をつけたらいいのか。いまだに整理できていない。 //


2003年03月26日(水)
貫徹すること
■ 昨日。午後7時半に仕事を終えて、大学卓球部の後輩が催している飲み会に合流する。卒業式を終えたばかりの4年生が主役の飲み会だった。飲みの席では、この4年生とあまり話さずに3年生以下と下らない話題で盛り上がっていた。アイスブレーキング。相手を少しでも理解しようとする場合、他愛のない話題こそが切り口になることが多い。3次会のカラオケが終わったのは翌朝5時。後先に無頓着な自分に大分呆れた。

■ 今日。とはいえ眠っていないので日付の区切りを自覚できない。カラオケの後、一旦家に帰ってシャワーを浴び、まもなくまた出かけた。始業時間までは大分余裕があるので、走る電車の中で1時間ほど眠り、乗り過ごした駅へとうつらうつらと引き返した。仕事は、眠すぎて全く手に着かなかった。学生のように遊ぶことはもう出来ないと、身を以って実感した。帰宅してから、レンタルビデオ屋にDVDを返した。そして洗濯をしつつ、購入書籍のリストを整理した。もう眠さ限界。 //


2003年03月24日(月)
関数関係
■ 派遣としての期間も含めると、この会社に入ってから半年以上が経つ。明後日で丸7ヶ月だ。仕事の性格上、殆ど社内の人とばかり接していて、次第に社員の名前や性格を少しずつ知る。最近僕は、このデータを基に彼らを「好き嫌い」で分類するようになってきている。これは問題だ。他人の性格や行動様式はあくまでデータとして蓄積して、仕事に役立てるためだけに使わなければならず、自分の感情との間に関数関係を構築してはいけない。

■ 定時で仕事を切り上げて、下北沢でライブを見る。注目バンドのパフォーマンスに触れることができて、しかも期待を超えていたのが嬉しかった。

■ ここ数日新聞を読まなかったおかげで、イラク情勢が全く分からなくなってしまった。でももしも新聞を毎日読んでいたら、数字の好きな僕はまるで株価でも把握するかのように、死亡者数を追いかけているのかもしれない。「なんだ、あまり増えてないな」とか「この数字はどこまで信憑性があるのか」とかばかり考えて、その数字が本来示す命について、思いを巡らせることはないような気がする。家族や恋人のことさえろくに心配できない僕に、未見の国に住む人たちの惨状を憂うことはできない。僕が戦争を忌避する理由は、単に軍事費を自分の財布から拠出したくないからだ。己を慮ることだけしか今のところ自分に課していないし、今後も変わらないと思う。 //


2003年03月17日(月)
ピングポング
■ 朝から謎のトラブルと新しい仕事の対応をしているうちに昼になっては夕方になり、定時が訪れた。今月は、入社してから最も時間外勤務を長くやっているので、規定時間の超過を少しでも避ける為に今日はあっさりと帰る。いや、早く帰る本来の理由は、単に卓球をしたかったからだ。嘘は良くない。午後7時半頃に近所の体育館に着いて、1時間強だけ卓球をすることができた。

■ 日常歩く時、僕は左足から踏み出すことが出来ない。それは卓球においても例外ではなくて、フォアからバックに移動するのが困難だ。ここ数日ほど、意識的に左足から歩みを進めるように気をつけて生活している。次第に意識が無意識になって、卓球でも活かされるといいと思う。
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2003年03月16日(日)
飲めば分かるということ
 昨日、仕事帰りにプラリと歩いていたら東京駅に着いた。駅構内のレストランでピザを食べてビールを飲む。ビールは、ハートランドの香りが気に入っている。一人で飲んだくれているうちに大学時代の卓球部の後輩から電話がかかってきて、埼玉で飲みませんかと誘われて乗る。最終的には5人が集まって、チェーン系の居酒屋と後輩の自宅とで飲んだ。活発な後輩が2人来るとその二人だけで話が勝手に弾んでしまうので、僕が言うことはあまり無くなる。僕は、沈静している場を一定の度合いまで盛り上げることなら率先するけれど、それを超えたら用済みと自覚して、随分と大人しくなる。良し悪しは別として、己のポジション取りのようなものを認識した。

 今日。後輩の家にあるコタツの中で目覚めた。風邪を引くには絶好の環境だったけど、大丈夫そうだ。帰宅してからシャワーを浴びて洗濯し、部屋掃除を始める。紙袋と文庫本の整理をして、床を水拭きしたら部屋が奇麗になった。コンビニでライブのチケットを予約しようと試みたけれど、うまくいかない。大宮に出かけて髪を切ってもらい、本を2冊買った。家でパソコンを開いて、Excelで購入書籍リストを作ってみる。今はまだ2冊。小説でも勉強の本でも、ざっくりここに載せていくことにしようと思う。

 来週は、ネットワークについて勉強することにした。 //


2003年03月14日(金)
戦士がこぼれ落ちるさま
 ホワイトデーなので、社内の女性達に義理を返した。けれど、義理とは言え、プレゼントをその場で開けられると妙に緊張する。

 仕事は、15人ほどに説明する機会があった。会社に入ってから半年以上経って慣れてきたのか、特に慌てることもなく話すことができて、時にジョークを織り交ぜる余裕もできた。帰りに中島義道の文庫本を一冊買って、電車の中で読んだ。車内の座席に座ってからしばらくすると眠くなったので、うとうとと寝る。最近、電車に乗るたびに眠っている。たとえ立っているとしてもだ。どうして眠くなるのか。

 帰宅してから、およそ3週間ぶりにランニングをした。左脚の筋力が極端に弱いことに気付いた。

 テレビを点けたら、映画「天空の城ラピュタ」の終盤が流れていた。多くの戦士が空からポロポロとこぼれ落ちてゆく様を見て、テレビ局がこの映画を放映したのは、戦争の愚かさを訴えるためだろうかと想像した。

 アメリカによるイラク攻撃はまだなされていないが、今も世界のどこかで既に戦争は起こっている。本当に戦争そのものを世界から根絶させたいのならば今「反戦」を口にしても遅いし、イラク攻撃を反対するだけの正義は、あまりに形式的だと思う。 //


2003年03月13日(木)
恐れている場合では
 試用期間を終了した同期の一人が、期間中の就業を良しと思われず、採用を取り止められることになりそうだ。あと2ヶ月の猶予を与えられたのは、その間に新しい職場を見つけてくださいね、という人事側の一定の配慮なのだろう。僕のほかには同期が3人しかいないので、この結果をとても残念に思う。ただ、この結果を全く予期できないわけではなかった。1週間強に渡った新人研修の中で彼は殆ど毎回ウトウトと眠っていたし、一緒に飲みに行っても愚痴しか言わなかった。それでも、2ヶ月の猶予期間で成果を上げて、残ってほしいと思う。

 一方僕の仕事は、分からないことだらけだけど順調だ。
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