TOHGA嬢の生活



卵の中のような世界

2004年05月30日(日)

 学園祭二日目。

 私の学年のサークルメンバーは、他学年に対してあまり社交的ではない。

 今日は珍しく、ひとつ上の学年の人達や一年生の子と井戸端会議的な会話をした。

 ちょっとお話を聞きたい人がいたのだけれど、席の関係で全然話せなかった。

 今日は後輩に影響されて中華っぽい服装をして行った。

 別の後輩に「それ、普段着ですか?」と聞かれた。

 どうやら「ひかれ」たらしい。


 飲み会は同期だけで行った。

 人数が多かったので二つのテーブルに分かれ、案の定会話も二つのグループに分かれた。


ネバーランド

2004年05月29日(土)

 学園祭に行ってきた。

 私はお祭や行事を楽しむのが下手なので、自分のサークルの出し物しか楽しめなかった。

 もうちょっと色々見れば良かったと思いつつ、パンフレットを見ても行きたいと思える場所がなかった。

 森博嗣の登場人物の事でとある発見をし、喋りたかったのだが、その本を読んでいる人が誰もいなかった。

 代わりに「ベルセルク」や「マリア様が見てる」などの話をした。

 久し振りに好きな本の話をしたのでとても楽しかった。

 アラビアンなお店に行って、そこでも楽しんだ。


希望なんて言葉一つで作り出せる

2004年05月25日(火)

 イケタニ氏とチャットをした。

 中高時代の友人達を数名集めて「中華街食べ歩き散策ツアー」をする事を企画した。

 楽しい事の計画を立てる事の楽しさを久し振りに思い出した。


三人三様

2004年05月18日(火)

 約束通り妹と映画を見に行った。

 あまりにも三人のファッションセンスが違うので、並んで歩く姿はとても異様だったと思う。

 映画は面白かった。

 


眠るつもりが目が冴えた

2004年05月09日(日)

 妹の家に遊びに行った。

 楽しかった。

 映画を見に行く約束をした。


状況は良くも悪くもならず

2004年05月08日(土)

 昨日に引き続き、理不尽な状況継続中。

 まあ、昨日よりはだいぶマシ。

 財布は持ってるし、上司が「大丈夫?」と定期的に声をかけて気を使ってくれるし、昨日のデリカシーの無い奴はいないし、昨日よりは仕事量多くないし。

 しかし、サービス残業はやっぱり逃れられない。


 ちなみに昨日は人数ギリギリなのに病欠で一人かけてしまい、その穴を私が埋める事になり、私はAという本来は2人でやるの作業を一人でし、Bの作業しているノンデリカシーに「Aが遅れてるからこっちも仕事遅れて迷惑なんだよね」と文句言われ、新人でやっと一人分の仕事が出来る様になった私が時間内に全部出切る訳ないじゃん、てか本来は2時間半前に帰ってる予定なんですけど? サービス残業して厭味まで言われるなら帰るよ? あー、でもそんな無責任な事出来ねーよ。くそう、終電までにおわんねーよ、財布持ってねーのにどーやって帰るんだよ。漫喫とかで時間潰すことすら出来やしねえ。このままじゃ、ホームレスと一緒に仲良く野宿か? なんで私がそんな目に遭わなきゃいけねーんだよ。マジやってらんない。

 って感じだったのです。


 てか病気で倒れたの店長なんだよね!

 新人に尻拭いさせないでよ。

 てゆーかせめて、自分の穴を埋める代わりの準社員を用意してくれ。

 コンビニだってそのくらい常識ですぜ?

 店長は元気なら人の2倍仕事する、とても尊敬できる人物なのですが。

 その店長のやるはずだった仕事をそのまま押し付けられた方はたまったもんじゃありません。

 まあ、昨日も今日も例の上司が0.5人分はサポートしてくれたんですけどね。


 てか、最近のシフトは私のサービス残業をめちゃくちゃ当てにしてるように思えて眩暈がします。

 いくら何でも9時以降のA作業は店長でも一人では無茶だと思うの。

 いや、店長ならギリギリなんとかなったとしても、私一人は明らかに無理です。

 もう一人下さい。

「もともと一人で大丈夫なんだから、君一人残れば良いんじゃないの?」

 経験値差を考えてください!

 思わず心の中で絶叫。

 まあ、いいよ。

 店長に恩を売ったと思えば。

 まだ研修生だから、週イチで本部に現在の状況を報告書にして出してるし、今日は事業部長も様子を見に来ていて、私が健気に店長の穴を埋めてるの、しーっかり見せつけられたし。



 ただ難を言えば。

 住居が同じ地域にある事業部長が「車で送ってあげるよ」とか言ってくれちゃって。

 本来なら終電を理由にさっさと帰れたトコロを零時半まで仕事するハメになってしまった。

 一瞬、心配したようなアクシデントもなく、大好きな助手席で悠々と座って帰れたし、残業費は出なくても、上司にはしっかり好印象を与えられたと思うので、プラスマイナスはゼロ、という事にしておこうと思う。

 明日から二日間休日。

 取り敢えず溶けるほど眠りたい。


号泣する準備は出来ていなかった

2004年05月07日(金)

 仕事先で理不尽な想いをした。

 前々日に、

「接客業なんだから、少しはメイクしろよ」

 と直属ではない上司に言われ、1ヶ月振りにメイクしたというのに、いきなりパンダ目だ。

 もう、研修中は二度と化粧などするものか。


 そんな事を思いながら、作業を続けていると、私の様子に気がついた上司の一人が

「もう、終電でしょ? 帰って良いよ」

 と、声をかけてくれた。

 終電などとうに諦めていたから、拍子抜けした。

 でも泣きながら作業されても周りも迷惑だろう。

 素直に好意に甘える事にした。



 更衣室で私の涙腺を刺激した奴と会う。

 こいつは自分が原因だと気づいてないはずだ。

 デリカシーの無い奴に何を言っても無駄。

 私はそいつに極力顔を見せないようにして、一番低い声で「さよなら」と言った。


 終電を諦めていた私は、山手線の駅周辺に住んでいる女友達にSOSを送るつもりでいた。

 この日は運悪く財布を忘れ、スイカとパスネットしか持ってなかったからだ。

 しかし終電前に解放され、私は途方にくれてしまった。


 誰もいない自宅に帰る気分ではなかったが、財布は無いし、パンダ目だし、明日も仕事なのだ。

 そういうもろもろの不都合と、自分の傷心を天秤にかける。

 私は終電に乗った。


 淋しい女だな、と思う。

 凹んでも、疲れても、安心して一時的に羽を休める場所すら思い浮かばない。

 いや、私の知人達は気の良い奴ばかりだから、求めれば快く窓を開けてくれるのだろう。

 求める事を拒んでいるのは、私自身。

 優しさを乞うくらいなら、我慢してしまう。


 それはなんだか、消毒薬無しで傷を治すのに似ている。

 人はそんなに弱くない。

 放っておいても、この程度の傷は治るんだ。


 でも・・・


 なんだか膿んでしまいそう。










 まあ膿んでも治るからね!

 時間とか効率とか悪いだけって問題。

 そんなのは些細な事でしょ?













 ちょっと前にやった性格判断で

「どんな人生だったかはわかりませんが、かなりすれている印象があります」

 ってコメントがあった。

 人並みな人生だったと思うけど、多分、こういう処が関係しているのかなって

 ふと思った。



 
 そういえば、終電の中でも私はめそめそ泣いていたのだけれど、

 周りの人は、みんな見てみぬフリをしていた。

 私の目の前に座っているホステスのお姉さんとか、席くらい譲ってくれるんじゃないかとちょっぴり期待してたんだけど、余裕綽々でメールしてた。

「世の中、世知辛いなー」

 と、ココロの隅で思ったけど

 私が彼女と同じ立場に立って、席を譲るかと言えば微妙だ。

 好意への期待は雪の様にあっさり解けて、私は本題にのみに集中してめそめそした。


 誰もお節介を焼かない

 干渉されない

 ある意味、それはとても自由で

 下手に慰められるよりずっと良いんじゃないだろか


 京王線に乗り換える為に電車を待っている時に、自動販売機が気になった。

 予定外に水分を浪費したから喉が乾いたのだ。

 財布を持っていない私は、誰かに話しかけられたら、どう言ってジュースを奢ってもらおうかと馬鹿な思索に耽っていた。

 幸か不幸か、やっぱり誰にも話しかけられずに自分の駅まで辿りついた。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!