TOHGA嬢の生活



学園祭 その3

2002年11月24日(日)

 学園祭、最終日。

 今日の弟子も、これといった失敗もなく終了した。

 道具スタッフの「投げ花」が両方ともしけてたけど、弟子が失敗してなければ私は満足だ。

 流石に最終日なので、OBが沢山見物に来てくれた。

 その中に、一年以上前から絶縁状態だった人物の姿を発見。

 自分の中で少し動揺しているのが分かったが、特に気にしない事にする。

 舞台終了後の演目別のファミリー写真を取る時、カメラの前に来ようとしなかったので、手招きで誘う。

 何故か、声に出して呼ぶのは躊躇われた。

 目が合ったので、気付いてはいたと思うのだがこちら側にはやって来なかった。

 ま、避けられているのだろう。

 写真撮影くらい、何食わぬ顔で出てくれば良いのに。


 弟子二人と道具の後始末をしている時に、その人が顔を出した。

 とりあえず、弟子に紹介する。

 後片付けを手伝ってもらいながら、しばしの雑談。

 私としては別にピリピリとしてもいなければ、特に気まずいと感じる事もなかった。

 そりゃあそうだろう、私の中では既にリセット済みなんだから。


 彼が去り、片付けもひと段落したのをみて、私は早々に帰る事にした。

 打ち上げは、財布が淋しいのでパス。

 駅付近のお店で鯛焼きを買って、電車に乗った。


学園祭 その2

2002年11月23日(土)

 学園祭の屋台って、高くない?

 一杯250円のおしるこを買った直後に、100円のおしるこを見つけてゲンナリしてしてしまった。

 でも、後で聞いたところでは、100円のおしるこはかなり不味かったらしい。

 私が買った方は、そうでもなかったけど。

 でも、やっぱり高くない?


 私の弟子のステ−ジは恙無く終わった。

 プログラム終了後、観客のはけた会場に今日の主役たちが舞台裏から出てきた。

 舞台に並び、記念撮影。

 撮影が終わって、三日目の準備に取り掛かろうとしたその時。

「注目!!」

 と、一年生のお調子者の声。

「ありがとうございました!!!」

 彼の音頭に合わせて、舞台にいた全員が声を揃える。

 シンプルで簡単、だけど多分とても大事な事。

 こういう青春モノのノリは専門外なんだけど、ちょっとだけ感動してみたりする、今日この頃だ。


学園祭 その1

2002年11月22日(金)

 いや、私はただの助手だったんです。

 しかも、一番簡単なやつ。

 だから、ステージが終わっても、全然泣けない。

 まぁ、いつもの事か。

 何故か演者本人より花束を多く貰ってしまったので、ちょっと戸惑ってみたり。

 ベージュピンクのダリアと、薄紅色の小さな薔薇。

 花束を貰って嬉しいと思えるようになったのは、ごく最近、大学に入ってからだ。


あの鼻息が可愛いの

2002年11月21日(木)

 授業もサークルのリハーサルも学友との約束もほっぽり出して、渋谷のエッシャー展に行ってきた。

 その価値は、あったと思う。

 久しぶりにユリカ嬢とも会えたし。

 版画の癖にあそこまで細やかな線をいれるエッシャ−の作品には、素直に驚かされる。


 芸術関係に造詣の深いユリカ嬢と一緒にこういう処へ行くのは、すごく楽しい。

 私が見落としていたものを見つけ、新しい知識を教えてくれる。

 悔しいからその場では、知ったかぶりをしてしまうのだけど。


 私が気に入ったのは、ありがちだけど、あの鰐しか見えない蜥蜴の絵。

 ユリカ嬢のお気に入りと云う、天使と悪魔の絵は今回出展されてなかったので、彼女は少し残念そうだった。


 外へ出た後、NHKの近くでドーナッツを食べた。

 店内が込んでいる上に煙草臭かったので、やむなくテイクアウト。

 適当な木の下で食べるのも、それはそれで良い感じだった。


いつも、ぎりぎり

2002年11月20日(水)

 明日、つーかもう今日なんですけど、ゼミで発表をせにゃなりません。
 で、レジュメを作ってるのですが、まだ終わりません。
 やってらんねっす。
 てゆーかレジュメを作り始めたの、昨日の23時からだって時点で終わってます。
 も〜ね〜、なんでこんなに資料が長いの?
 資料→約400円のアニメ絵本のくせに!
 正当な伝承文学を脚色しまくってるくせに!!
 「三匹の子ブタ」のくせに!!!

 ……ふぅ。

 疲れました。

 でも、

 もうちょこっとがんばります。。。

 ………多分。


はふ〜

2002年11月17日(日)

 ホットカーペットがヌクいです。

 ……今日はそんだけ。


我が心、此処に在らず

2002年11月16日(土)

 映画見た後って、結構、放心してしまいがち。

 コメディであれ、推理モノであれ、ホラーであれ。
 ジャンルは関係なく、暫くぽーっと、その映画の雰囲気に酔うのが好きだ。

 あぁ、でもこれは映画に限らず、小説や音楽、絵画なんかを見たときにもこんな感じになるかな。

 酒を呑んで酩酊するように、私はそういうモノに触れて、夢見心地を味わうのが好きだ。

 別に私は「ソムリエ」でも何でもない、ただの「酒飲み」に過ぎないので、実際の処、「酒の味」を味わっているかどうかには怪しいところがある。

 要は、酔えれば良いのだ。

 私は、それで充分。

 時たま、「酒の味」について何か謂うとしても、それは酔っ払いの戯言に過ぎない。

 まぁ、つまり何を言いたいのかと言うと、……別に何がある訳でもなく。


 いい気分で酔っ払ってる時に「酒の味」についてとやかく質問されるのは、少し苦手だ。

 「酔っ払い」は「おいしかったよ」と謂うだけで、全てが足りてしまうのだ。


いついつまでも、末永く… (珍しく時事ネタ?)

2002年11月12日(火)

 最近、マスメディアでは「旧正田邸問題」が大きく取り扱われている様だ。

 加えて、今日見たニュースでは滋賀県の「豊郷小校舎改築問題」についても短い特集が組まれていた。

 何でもこの豊郷小学校、明治学院大学の建築なども手がけた『ヴォーリズ』と云う有名な建築家の作品らしい。

 テレビに写されたその小学校の姿に、私はときめいてしまった。
 だって、階段の手摺りには無意味に兎と亀の飾りがついてるし、私の出身校の英和を彷彿とさせるような講堂なんかもあるし、回廊にある柵も普通の縦一線じゃない、飾り付きのタイプだしで、そのアール・デコ調の造りにすっかり参ってしまったのだ。

 こんな小学校があって良いのか? いやむしろ私は此処に通いたかった!!

 ……そんな感じなのである。


 「旧正田邸」にしろ「豊郷小学校」にしろ、現在両者は存在の危機に面している。

 賛成派・反対派がゴチャゴチャと揉めている姿が、報道されている。

 私の私見としては、勿論、遺して欲しい。

 実際に建物を訪れて、その姿を自分の目で干渉して見たい。


 私は、惜しみ屋だ。

 いつか使うかも知れないとか、綺麗だから、思い出があるから、と謂って色々な物を棄てずに保存している。

 だから、私の部屋は未整理の、使わない物でゴチャゴチャとしている。

 まぁ、私の部屋が汚くても大して被害はないだろう。

 せいぜい遊びに来た某氏に文句を謂われる程度だ。


 しかし、「旧正田邸」や「豊郷小学校」はそうもいかないだろう。

 よくは知らないが、現実、「取り壊さなければならない理由」があるのだから。

 私の部屋の様に、見て見ぬ振りは通用しないだろう。

 だから、私はこれらが取り壊されても、仕方がないと考える。

 本当は遺しておいて欲しいけど。出来れば、鑑賞させて欲しいのだけど。


 ただ、出来る事なら写真なりビデオ映像なり絵画なり、何らかの手段で記録しておいて欲しいな。

 ミニチュア模型とか、出来ないかな?(そしてそんなの手に入れたら、間違いなく私の部屋は悪化するのだが…)

 けれども、本当に大事なのは、そんな「古き良き物」に無理にしがみついていないで、新しい、「現代が誇れる良き物」を造り出す事なんじゃないのかな?(私は今の現代美術とか、あんまり好きじゃないんだけど…)

 消費社会的でない、温故知新な物を創造する力。と謂うかなんと謂うか?

 取りあえず、現在に負けない、新しい「豊郷小学校」が建てられる事を、他人事ながら切実に願ってみたりして。

 そんな事を想う、今日この頃。


☆☆☆参考文献☆☆☆

☆旧正田邸問題☆
 http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/koushitsu/tennou/1109-1.html
☆豊郷小校舎改築問題☆
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021108-00000101-kyt-kin
☆ヴォーリズ建築案内☆
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~lucid/vories.htm


DIVE INTO EYE!!!

2002年11月05日(火)

 昼食時、オリーブオイルで豚肉を炒めていたら油がバチッとはねた。

 あろう事か、目にそれが入った。

 冗談じゃない。私は失明なんてしたくないぞ。

 微量とはいえ、熱さでズキズキと痛む右目。

 急いで流水で洗う。かなりしみる。

 瞬きをする。一応見える。

 でも、まだ痛い。

 冷凍庫から保冷剤を出し、まぶたの上から冷やす。冷たい。

 時々まだ目が見える事を確認しつつ、30分程冷やし続ける。

 医者に行くべきかな〜? 面倒だなぁ〜

 そんな事を考えているうちに眠ってしまった。

 我ながら、この緊張感の無さはどうなのだろう?

 起きた時には痛みも引き、視力にも支障が無いようだったので、シャワーを浴びてバイトに行った。

 
 大変な事にならなくて、良かった、良かった♪
 が、しかし。こんなんで本当に良いのだろうか?


多機能性に目がくらんで。。。

2002年11月03日(日)

 電化製品を買う事にした。

 近所の電気屋で購入しようとした処、

「ヨドバシとかビックカメラで買った方が安いよ」

 と、某氏に助言されたので新宿まで遠出する事にした。


 しかしその前に、先月オープンしたばかりの英国風紅茶喫茶に無理やり某氏も誘って入って見る事にした。
 前々から行ってみたいと思っていたので、私の階段を登る足どりは軽い。

 休日な所為か、意外に中年カップルやら、子連れの嫁・姑グループやらが多くて、私たちと同世代の客はそれほど多くなかった。
 以前、若い女性ばかりのケーキ屋に行った時は某氏がかなり居心地悪そうにしていたので、今回はそんな事にはなるまいと高をくくっていた。

 壁際の席に案内され、ウェイトレスがやってきた。

「あれ、TOHGAちゃん?」

 なんと、そのウェイトレスは私が以前居酒屋でバイトしていた時の仕事仲間だった。

 私も、「わ〜、久しぶり〜」なんて、ニッコリしてみたりして。

 ……結局、某氏は今回も居心地が悪そうだった。


 さて、場所は変わって新宿のヨドバシカメラ。

 今回購入するのは、オーブンレンジと、ビデオデッキ。

 ビデオデッキの方は、一番安いのを買ったので、あっさりと決まった。

 しかし、オーブンレンジを3候補まで絞ったところで、私の優柔不断癖が出てしまった。

 うろうろ歩きまわりながらそれぞれの商品を見比べる。

 ターンテーブル無しか、クッキーとケーキで焼き方を変えられるタイプか。

 私はどちらかと言うと20種類の調理タイプを選べると云う後者のタイプに惹かれていたのだが、某氏の

「そんなに機能があっても、使わないじゃん」

 と云う、もっともな意見に諭されて、結局前者のタイプを購入する事にした。

 買い物を終えて店外へ出ると、外は既に真っ暗だった。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!