TOHGA嬢の生活



葡萄を取れない狐

2002年09月11日(水)

 『望まなければ、落胆する事も無い』

 消極的な考え方ではあるが、アタシの思考回路は得てしてこの考え方に順ずるモノが多いと言える。

 例えばアタシは、理解者と云う存在は存在しないと考えている。

 理解者、なんて。所詮は見せかけか思いこみでしかない。


 人が人を理解出来る?

 アタシが誰かを理解する? 身近な人物を全て頭に浮かべてみても、それが可能だと思える人物は一人としていない。

 そもそも、そんな事が出来る訳がないのだ。

 それが、当たり前なのだと思っている。

 故に、自分の言葉が理解されない事があったとしても、アタシはたいしてショックを感じない。

 アタシが人を理解出来ないのに、人がアタシを理解(共感ならまだしもだ)出来るとは到底思えない。


 しかし、世の中には色々な人がいるので、当然アタシと同じ様には考えない人がいる。

 それだって、別に問題では無い。

 アタシにとって絶対でも、他人にとって絶対だとは思っていない。

 けれど、万人に対して絶対の解があるとも思わない。


 アタシ達は理解は出来ずとも、似たような感覚を持つ者達の側にいる事で、共感と云う、理解に近い感覚を味わっている。

 そして、そんな共感者達からも理解されなかった時に、ひどく動揺を覚える。


   望まなければ、落胆しないのにね。


 後ろ向きな思考ではあるが、アタシは満足している。

 否定するならすれば良い。

 単に、アタシとアナタとは縁が無かっただけなのでしょう。



 『自分の手に入らないモノは、きっと悪いモノだったから』

 紀元前の寓話だってそんな事は知っている。



 どうでも良いけど、

『この道で転んでしまったけど、もしあの道を通っていたら死んでいた』

 って考え方はポジティブな考え方だ。と、本で読んだ事がある。

 私にはネガティブな考え方に思えた、今日この頃。。。


ちいちゃい子とキツネの指人形

2002年09月10日(火)

 クラスメイト数人と、○ヶ○児童館を訪れた。

 説明が面倒臭いのだが、要はちょっと大きな目標を持っている人の活動に誘われたのだ。

 活動の立案者である彼女の目標はとても実現しそうに無いように思えたけど、そういう発想が出来る彼女に、羨望を覚えた。

 アタシ達の学科は子どもを対象とした物事を学んでいるのに、その割りには生の子どもと触れ合う機会があまりにも少ない。
 昨今話題になっている学校開放も、うちの学校は遅れている方らしい。
 そういう問題を、学生側から(出来る範囲内で)解消してみようと云うのが彼女の意見。

 何にせよ、児童館訪問はアタシにとって魅力的な企画である。

 しばらく、この活動に関わってみようと思う。


 9時半に学校に集まって殆ど初対面(クラスは一緒だけど話した事も無い様な)人達と顔合わせをした後、今日の予定を話し合い、11時頃、児童館に向かった。

 この時間は丁度、ゼロ歳時から三歳くらいまでの赤ちゃん達が母親と一緒に教室と云うか、フリーランドと云う時間を過ごしていた。

 普段は体育館として使用していそうな場所に、ゴザを敷いて、沢山の玩具を並べて、十数組の母子がゆったりとくつろいでいた。
 今回が初めての「活動」だったので、皆、どぎまぎしながらその母子達の群れに紛れ込んで行く。

母親 「あら、こんにちわ?」
アタシ「どーも、こんにちわ。○○○女子大から来た○○(本名)です」
母親 「まぁ、そうなの。今日は何かするの?」
アタシ「はい。後で少し、皆さんと一緒にわらべ歌をやる事になっています」
母親 「ふぅん?」
アタシ「お子さん、可愛いですね。いくつになるんですか?」
母親 「もう2歳になるの。普通の子よりちょっと成長が早いみたい。結構大きいでしょ?」
アタシ「そう、ですねぇ?」

 そんな事よりアタシはその子(リサちゃんと云う女の子だった)の頭に注目した。

 オデコが頭のてっぺんまで続いていて、髪がない。

 他の場所は普通に生えてるのに。。。

 ……将来が心配だ。(余計なお世話とも云う)


 子ども達はみんな、背中に名札を着けていた。(遊びの邪魔にならず、危険が無いようにと、その場所につけているらしい)

 大抵は、母親の半径2メートルから離れずに遊んでいる子が殆どだったが、母親同士で話しこんでいる好きに児童館の外へ出てしまうような強者もいた。

 小さな車に乗って走り回る子、ボールのプールの中を泳いでいる子、母親と一緒にパズルで遊ぶ子。。。

 それから三十分後、担当者のオバさんが出欠カードに貼るシールを配り、アタシ達はわらべ歌をした。(何故わらべ歌なのかと云うと、そういう授業を受けていたから。実際に子どもとやるのは、これまた初めてなのだが…)

 結果的には、少々滑り気味。

 まぁ、これは予想済みだ。

 12時になって母子が帰るのを機にアタシ達も児童館から出て行った。

 また来週も同じ時間に児童館へ行く事になっていたので、早速駅前のフリードリンクのあるレストランに入って反省会のようなお喋りのようなミーティングを開いた。

 三時間以上もそこに居座って、色々な何かが決められた。

 その中には少し突飛な物もあったけど、そのくらいの方が張り合いがあると、アタシは思う。

 来週が楽しみだ。

 何処まで実現するのかは分からないけれど、今週よりは良い結果が出せると思う。 


紅茶の気持ち

2002年09月09日(月)

 とある紅茶専門店で、マニアックな紅茶をオーダーしたら、物凄く不味かった。

 ホットだった所為もあり、匂いが物凄く、液体を飲み下した後の後味が笑える程にキツイ。

 その飲み物を曲に喩えるなら、まさに「ダースベーダ−のテーマ」である。

 口に含む度に、喉から鼻へ昇ってゆくこの感覚。

 だーだーだだー♪だーだだー♪だーだだー♪

 うん、ぴったり。


 多分、この不味さの犯人は「アニス」(ハーブの一種。中華料理にも使われる、独特な風味があるやつ)だと思われる。

 前に飲んだアニスとラム酒の入った、グロッグって名前の紅茶も、こんな匂いだったからだ。

 だったら学習しろよ、と謂うなかれ。

 既に後悔済みである。(やっぱりあの時、入っている八種類のスパイスの名前を、全て店員に聞き出すべきだったのだ)


 しかし、そんな事を言っても後の祭り。

 仕方が無いので薬のつもりで全部飲む事にする。(残せば良いのに、それが出来ない貧乏性…)

 飲み終わるまで、頭の中をグルグルと駆け巡っていたのは、もちろんこの曲。

 だーだーだだー♪だーだだー♪だーだだー♪

 だーだーだだー♪だーだだー♪だーだだー♪


今の気持ち (ほんの少しだけ少しだけデカダンス)

2002年09月08日(日)

 今日の日記を、間違えて次の日(9月9日)の日付でアップしてしまった。

 修正するのも面倒なので、此処には雑感を散りばめておこう。


 いまの気持ちを喩えるなら、密室の中の煙草の煙。

 息苦しくて、よく見えない。

 そこにあるのに掴めない、取り払えない。

 軽いのに、重苦しい。

 ………そんな感じ。


 第三者がどう見ようとも、“アタシは違う”


 何をしたい? と問われれば、

 何かがしたい と答え、

 けれどもやりたくないことはしたくないの。


 足元が傾いている感じ。

 でもそれを他人(と書いてヒトと読むのが好き)に言えば、角が立つのを知っている。


 つまり、アタシが学んだのは、

 本当に感じていることは他人に漏らすなって事


便利は不自由

2002年09月07日(土)

 アタシが携帯を持つようになったのは、大学に入ってからだ。

 もう少し正確に謂うと、高校の卒業式に間に合わせて購入した。

 学友達と別れる前に、連絡先を交換して置きたかったからだ。(当時はまだ上京後の住所が決まっていなかった)

 もともと人付き合いに積極的ではなかったので、携帯が無くても、然したる不便を感じる事はなかった。

 だから携帯を持っても、コレが殆ど活用される事は無いだろうと思っていたし、事実それは当たっていたと思う。

 アタシの電話は鳴らない電話だ。


 けれど最近、その携帯をよくのぞくようになった。

 少し目を放していた間に、メールは来なかったろうか? 着信はなかったろうか?

 暇な時ほど、それが顕著になった。

 まるで、ニュース等で騒がれている、携帯依存症みたいだ。


 だから、ある時気まぐれに携帯の電源をオフにしてみた。

 電車の中でさえ、マナーモードにしかしなかったのに。

 そうしたら、某人物から「浮気してるの?」なんて馬鹿馬鹿しい、下らない反応が帰ってきた。


 いっそのこと、携帯もつのを止めようかと思った。

 でも、それはそれで不便を感じてしまうようになった、堕落気味な自分が居る。


え゛っ、マジで?

2002年09月06日(金)


 宇多田ヒカル、結婚したらしいね。

 もうびっくり。

 アタシはいつ結婚するのかな?

 出来れば二十代前半のうちに子供が欲しいんだけど、結婚といわれるとなんかピンと来ない。

 親になるのと、妻になるのでは、アタシは後者の方に強く戸惑いを感じる。

 こんなアタシの行く末はやはり、シングルマザー?

 いやぁ、それは流石に無理だろう。


10円でも嬉しいの♪

2002年09月02日(月)

 バイトを始めて早二ヶ月。今日は雇用契約書の更新日だった。

「みんな持ってこないから、印鑑の処はサインで良いよ。どうせ何処かに出すってモンでもないし」

 と、店長。

 アタシのバックには半年前から印鑑が入れっ放しにしなっているのだが、こんな感じで殆ど使った事が無い。

「あ、君の接客態度が良かったから、時給十円上げといたよ」

 大学に入って二年近くバイト生活を続けて来たが、時給アップしたのは今回が初めてだった。

 だから、素直に嬉しかったの。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!