読みとはロジカルに考えて判断を積み上げ、戦略を見つける作業のことだ。 将棋では自分がこう指すと相手はこう指す、そこで自分はこう指すと 次の手、また次の手を、順を追って考えて行くことで結果の可能性を考える。
一方「大局観」とは、具体的な手順を考えるのではなく、文字通り、大局に立って考えることだ。パッとその局面をみて、今の状況はどうか、どうするかを判断する。
「ここは攻めるべきか」「守るべきか」「長い勝負にした方が得か」などの方針は大局観から生まれる。複雑な状況で決断を下すときは、この「大局観」で無駄な「読み」を省略でき、正確性が高まり思考が速くなる。
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