白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年12月30日(火) この1年を振り返って

今年1年も明日でオシマイ。今日は自分自身の1年を振り返ってみての感想など。

今年は子育てにはじまり子育てに終わった1年だった。昨年は「私に専業主婦なんて務まるのだろうか?」と、心配していたものだけど今ではすっかり専業主婦って立場に馴染んでしまっている。そして「私に子育てなんて出来るのだろうか?」と、不安でいっぱいだった子育ても、良い母親とは言えないまでも、なんとか頑張れている。

娘を産み、育てるようになってから自分の中に根付いている「本能」というものを強く感じるようになった。

私は娘を愛していて、可愛らしいと思うのだけど「可愛いから育てる」と言うのではなくて「我が子は自分の手で育てていくのが当たり前」と言うか、そうするのが1番自然なことのように感じている。テレビの動物番組で、子育てしている動物が子供にちょかいを出されると「ガルルッ」っと牙を剥いて威嚇する場面ばあったりするが、私の中にもそういう感覚があって「私って、こんなに野性的だったっけか?」と自分で吃驚することがある。

今までの人生で、私はどちらかと言うと本能のまま突っ走ることが少ないタイプだった。たとえば、すごく好きな人がいたとする。その人との恋に突っ走りたいと思っても、状況的に無理(当時私は家庭の事情があって、何かと自由に出来ないことが多かった)だったりすると、たとえ好きな相手でもあっさり諦めてしまうようなところがあった。しかし、娘に一大事が起こったら、私は本能のままに突っ走るのだろうという予感がある。

上手く説明するのは難しいのだけど、何を捨てても子供は捨てられない…ってところだろうか。本能のままに突っ走れない自分がコンプレックスに思っていたので、私にもこういう一面があったのだ…ってことは、嬉しい発見だった。

そんなこんなで今年は子育てメインの日々を送っていた訳だが、自分が想像していた以上に、たくさん本を読んだ年でもあった。諸先輩からは「子育て中は本なんて読む暇ないよ」と聞いていたが、人間ってのはどんな状況でも本当に好きなものは手放せないものらしい。その変わりと言ってはなんだけど、テレビはほとんど観なかった。今年の1番の心残りは「M1グランプリ」を見逃したことだ。

今年の除夜の鐘は家族に大きな病気や怪我が無く無事に1年が過ごせたことを感謝しながら聞きたいと思う。来年も良い年でありますように……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

2008年の日記の更新は今日でオシマイです。今年もお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!


2008年12月29日(月) 独特な空気

今年も残すところ今日を含めて、あと3日。実質2日。本当なら新年に向けて、大掃除等あれこれ準備をするべきなのだと思うのだけど、我が家は「ほんの少し年末っぽいけれど普通っぽい日々」を過ごしている。

昨日はちょこっと掃除をした。カーテンを洗って窓拭き、台所周りなど。あちこち掃除しないといけないと思うのだけど、悪戯盛りの1歳児をかかえていると、なかなか用事が進まないのだ。小さい子供を抱えて、ちゃんと家事をこなしている主婦って偉大だと思う。

夫は今日も出勤。夜は送別会。なので私は娘を連れて孤軍奮闘買出しなど。1度ではとても運びきれないので朝イチと夕方の2回に分けてお買い物。午前中は生協の個別宅配を受け取った。今日は生協の最終配達日だったので、注文していたお正月用の切り花が入っていた。

本当は今年も若松を活けたかったのだけど、私は若松を「ちょいちょい」と活けるほどの腕前がないので、今年は簡単に活けられる盛花にした。980円のお正月花セットは華やかさに欠ける感があるものの、娘が生まれてからは日常的に花を活ける習慣が無くなっているので「家に花がある」というだけでも、お正月っぽい雰囲気になるように思う。

明日からは夫が休みに入るので、拙いながらもおせち料理を作る予定。正直なところおせち料理を作るのは面倒だ。外注もアリかなぁ…って気がしなくもないけれど、娘に日本のお正月を伝えたいので夫と話し合った上で、我が家ではおせち料理は家で作ろうってことにした。もっとも、何もかもがキッチリ詰まったおせち料理では無いけれど、形だけでも……って事で。

年末年始の独特な空気って不思議だなぁ…と思う。年が明けたところで実質的には何も変わらないのに、何かが確実に変わるのだ。1年を通じて「今だけ」なのだから、この不思議な空気、しかと満喫しておかねばなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

左が盛花。真ん中と左は残りのお花で。それぞれトイレと窓辺にちょこっと飾ってみた。拙いながらも、それなりな感じ。









2008年12月26日(金) ちいさなおかあさん

娘は最近、私の真似ばかりしている。

毎朝ハタキをかけ終えると娘がハタキを欲しがるので、ハタキを渡すのが日課になっているのだけど、今まではハタキの柄を齧ったり、闇雲に振り回したりしていたのが、数日前からハタキのひらひらを上にして、あちこち叩くようになった。

ハンカチやガーゼを渡すと、色々な場所を拭きはじめる。食事をするとスプーンを私の口に持ってきて「食べろ」と言う。畳んだ洗濯物を片付けるのが大好きで、洗濯物を片付ける時は娘に畳んだ洗濯物を箪笥の引出しに入れてもらうのに、わざわざ娘を抱き上げなければならない。風呂上がりには娘がパジャマを持ってきてくれるので、私は娘が「どうぞ」と渡してくれるのを待たねばならない。

娘はまだ1歳2ヶ月。自分の身の回りのことさえ出来ないのに、人の世話を焼きたがったり、お手伝いをしたがるのだ。娘にとって、それは単なる遊びの一環だと言うことは承知しているけれど、娘の「ちいさなおかあさん」っぷりは、可愛くてたまらない。

「お手伝いしたい」なんて言ってくれるのも、ある程度の年齢までだと思うので、かえって面倒ではあるけれど、出来る限り娘にやってもらおうと思っている。いつか娘も「ちょっと手伝って」と頼んでもブーブー言うようになるのだろうなぁ。今のうちに、しっかり娘のお手伝いっぷりを堪能しておかねば。

それにしても、娘にお手伝いしてもらうと何かにつけて時間がかかるのは困ったことだ。私の真似をするのもブームが去ったら落ち着くかも知れないし、しばらくは好きにさせておこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月25日(木) サンタクロース志願

昨夜、夫のところにサンタクロースが来たそうな。

今朝、夫が目覚めると目覚まし時計の横にプレゼントが置いてあったらしい。プレゼントの中身はのど飴2袋。朝食を食べながら「いったい、サンタクロースはどうやって、プレゼントを置いて行ったんだろう。ぜんぜん気付かなかった」と夫。「さあねぇ。サンタさんは煙突が無い家でも平気で入れるくらいだから、そんなの簡単なんじゃないかな」と言っておいた。夫はサンタクロースから貰ったのど飴を嬉しそうに通勤鞄に入れていた。

サンタクロースって、子供のところに来るものだけど、頑張っている大人のところにこそ行ってあげて欲しいなぁ……と思う。

もし、今から自由に職業を選べるのならサンタクロースになりたいと思う。サンタクロースは「おじいさん」と相場が決まっているので、女性の私は応募したところで門前払いかも知れないけれど。私がサンタクロースになったら、子供じゃなくて、くたびれた大人のところにプレゼントを届けてあげたいと思う。

たとえ豪勢な物じゃなくても、クリスマスの朝、自分の枕元にプレゼントが置いてあったら大人だって嬉しいんじゃないなかぁ。大人専門にプレゼントを配るサンタクロースがいたっていいようなものだ。

もしかしたら、大人にはサンタクロースが来ないからクリスマスカードを贈り合ったりするのかも知れないなぁ……なんて事を思った。私がサンタクロースなら、赤鼻のトナカイのひくソリに乗って行きたいところがあるのだけれど、一介のおばちゃんに過ぎないので静かにクリスマスを過ごそうと思う。

クリスマスがすんだら、次はお正月。うかうかしている場合じゃない。明日からはお正月に向けて頑張らなくちゃね……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月24日(水) Merry Christmas!

Merry Christmas!

クリスマス的には今日が本番なのだけど、我が家は一足早く、昨日クリスマス会を済ませてしまった。実家の家族を招いて鉄板ステーキパーティなど。ステーキ肉は友人からのクリスマスプレゼント。友人は実家がお肉屋さんで、毎年この時期に立派なお肉を贈ってくれる。

安物のシャンペンを開け、上等なお肉と、美味しいケーキを食べた。

娘も楽しい雰囲気が嬉しかったのか始終ご機嫌だった。娘が生まれるまでクリスマスには素敵なレストランで食事をして、イルミネーションを見て…なんて事もあったけれど、こういう小市民的クリスマスもまた楽しいものだ。一緒にいてくれる家族に感謝。

そして今日、クリスマスイブの本番、朝から普通に家事をこなし、娘を公園へ連れて行った。クリスマスイブの公園はびっくりするほど人がいなかった。いつも子供を遊ばせに来ている母親達は、きっとクリスマスのケーキを焼いたり、ご馳走を仕込んだりしているのだろうなぁ…なんてことを思ったりした。

公園から帰宅したら、クリスマスカードやプレゼントが届いていた。

全く、何も無し…ってのも寂しいように思うので、夕食のメインは鶏肉にしてみた。と言っても、照り焼きだけど。2日連続でご馳走だと胃が草臥れてしまうので、本日は野菜が多めの和食にした。

地味ながらも幸せなクリスマスイブ。今日は夫と夕食後に昨日の残りのケーキを食べるつもりでいる。紅茶など飲みながら、ゆっくり過ごせたらいいのだけどなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

良いクリスマスを!


2008年12月22日(月) クリスマスのお出かけと冬至

この土曜日は夫がクリスマスのプレゼントを買ってくれるというので家族で街に出掛けた。

久し振りに都会でお買い物。嬉しくないはずは無いのだけれど1歳の娘には退屈なイベント。なので午前中は天王寺公園へ行って娘を遊ばせた。娘は階段を昇り降りするのがマイブーム。段差の低い公園の階段は娘が遊ぶにはうってつけ。娘はひたすらに階段を昇ったり降りたりしていた。大人からすると「そんなの楽しいの?」って感じだけれど、娘にとっては楽しいらしい。

公園でたっぷり遊んだ後で昼食。無印良品のカフェでランチ。本当はお洒落なお店に入りたかったのだけど、娘連れだとナイフとフォークのお店は難しいので断念。無印良品のカフェを選んだのはテーブルが広く、子供用の椅子があるから。もっとも、外食と言うともっぱらショッピングセンターのフードコートを利用している私達にとっては、無印良品のカフェでも十分に特別な感じだった。

食事の後は娘のクリスマスプレゼント(絵本とCD)を買い、ケーキ屋さんでおやつタイム。娘はその後、ベビーカーでお昼寝。いよいよお楽しみのショッピング……なのだけど、もうこの時点でくたびれていた上に、欲しい物が思いつかず「クリスマスプレゼントっぽくないし、私の…って言うより夫婦で使うものだけど…」と、お揃いのごはん茶碗を買ってもらった。お茶碗のフチが欠けていたのだけど「いつか気に入ったのを買おう」と思いつつ、ほったらかしにしていたのだ。ひねりのない、あっさりしたデザインのご飯茶碗を買ってもらった。毎日使うものは飽きのこない感じがいいと思う。

日曜日は日用品等の買い物をした以外は娘を公園で遊ばせたり、一緒にお昼寝をしたりて自宅でのんびり過ごす。夜は柚子湯。娘は湯船に浮かべた柚子が大そう気に入ったらしく、ずっと遊んでいた。風邪をひくことなく家族がこの冬を越せるといいなぁ。

そんなこんなで土日は充実していたのだけど、個人的にショックだったのは「クリスマスプレゼントにこれと言って欲しいものが無い」って事だった。欲しい物って、いっぱいあると言えばあるのだけど「どうしても欲しい物」となると、何も思いつかなかったのだ。本は図書館で借りているし、子育て中なのでお洒落をすると言っても限られてくるし。専業主婦としては正しい姿なのかも知れないけれど、1人の女性として自分を見ると「女性として、それはいかがな物か?」と思わずにはいられない。母親となっても女性らしい可愛らしさとか、魅力とか、そういうものを失わずにいたいと思うのだけど、最近レベルが下がっているような気がしてならない。

今年は育児メインで頑張ってきたのだけど、来年はそれだけでなく、もう少し気持ちに余裕をもって過ごしたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月19日(金) 嬉しいことの多い1日。

今日は実家の母の片方の目の手術だった。もう片方は火曜日に済んでいて、経過は良好とのこと。「上手くいくかどうかは五分五分」と言う手術だったのだけど、医師が思っていた以上に良い効果を発揮したらしく「もう安心していいですよ」とのこと。私もひと安心。

今日は家事をしたり、娘を公園へ連れて行ったりと至って普通っぽい滑り出しだったが、お昼過ぎに宅配便が届いた。贈り主はなにくれとなく私を気にかけてくれている友人で中身は「干し芋」だった。私は干し芋って、嫌いではないが取り立てて好きな食べ物ではないのだけれど、友人が送ってくれた干し芋は吃驚するほど美味しかった。その干し芋が特別美味しいのか、それとも私が今まで食べていた干し芋が美味しくなかったのかは分からないけれど、干し芋があんなに美味しいものだとは知らなかった。年末年始のおやつとして、ありがたく戴こうと思う。友人に感謝。

そして贈り物がもう1つ。夕方に遠くの友人から宅配便が届いた。包みを開けてみるとテディベアが入っていた。クリスマスプレゼントとのこと。クマのぬいぐるみを見た時の娘の喜びっぷりったら無かった。「目の色が変わる」って言葉があるけれど、まさにそんな感じ。ムギュッっと抱きしめて「好き・好き」と頬ずりの嵐。クマのぬいぐるみを抱いて転がっている娘の可愛らしさに、1人ニマニマ。思いがけないクリスマスプレゼントに感謝。

そして、今日はクリスマスカードをポストに投函してきた。今年は例年になくクリスマスカードを書くのに手こずってしまった。娘は寝かしつけてからも、朝までに何度か泣くので、夜にカードを書いても中断することが多かったのだ。ポストにカードの束を入れた瞬間の達成感はなんとも言い難いものだった。たかがクリスマスカード。されどクリスマスカードってところだ。

振り返ってみると、今日は嬉しいことの多い1日だった。実家の母の手術の経過が良好だったことが1番だけど、友人から贈り物が2つも届いたのも嬉しかった。「物を貰えて嬉しい」ってのも本当だけど「贈ってもらえる」ってこと自体が嬉しいと言うか。受け取ることで気持ち的な部分が満たされるに思う。

おかげで良い週末を迎えられそうだ。母の手術をしてくれて医師と、2人の友人に感謝しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月18日(木) 行ったり来たり

今週はいつになく自宅と実家を行ったり来たりしている。火曜日に実家の母が目の手術をしたのだ。手術と言ってもレーザー治療で日帰りだった。明日はもう片方の目を手術する。

実家の母は20年ほど眼科にかかっていて、自分の病気については理解していたのだけど、今回は症状がすすんでいたのがショックだったらしく激しく落ち込んでいる。簡単といっても手術なので予後に不自由はあるものの、それ以上に気持ちがやられている感じ。昨日も昼過ぎに電話をしたら「今日は天気が悪いから夕方Y(娘)を外に出せないでしょ? なんだったらYの気分転換に遊びに来てくれてもいいよ」ときたもんだ。素直に「遊びに来て」と言えばいいのに「来てくれてもいいよ」って、あたりが、意地っ張りと言うかなんと言うか。

今日は実家でお昼を食べた。娘の食事は持参。大人の食事は実家の母のリクエストでパン屋さんのサンドウィッチと総菜パン。朝、大急ぎで家事を済ませ、娘を外で遊ばせてから実家へ。実家に娘を置いてパン屋で買い物。実家で食事をして帰宅後すぐに娘をお昼寝させて……と、1日が慌ただしい事この上無い。

そう言えば昨年の今頃は実家の母が転んで腰の骨を痛めたため、実家通いをしていた。あの時は娘がまだ生後3ヶ月で、初めての子を育てるだけで精一杯なのに実家のことまでしなければならず大変だった。今も大変と言えば大変だけど、育児も随分と楽になったなぁ……なんて事を思った。

「昨年を思えば楽だ」とは言うものの、娘を寝かしつけて「1日が終わったなぁ」と思うと放心してしまう今日この頃。明日、反対の目の手術が済んで状態が安定したら、実家の母の気持ちも落ち着いてくれるだろうし、もうちょっと頑張らねば。

昨年も大掃除めいた事をしていないのだけど、このままでは今年も大掃除をしないまま年を越してしまいそう。ちょっと気になるところだけれど、とりあえず元気に年越しすることが第一目標……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月16日(火) クリスマス会

今日は育児サークルのクリスマス会だった。

この日記にはあまり書いていないのだけれど、秋の初め頃から図書館の一室で活動している育児サークルに参加している。娘を産むまでは「ママ友とか、サークルとか面倒臭い」と思っていたのだが、実際に子育てをしてみると、娘を同じ年頃の子供と遊ばせるためには、そういった場所に積極的に参加しなければならないという現実に直面したため、娘のために頑張ってみることにしたのだ。

育児サークルは月2回。ママ友付き合いは面倒臭いと思っていたが、サークル活動以外はあっさりしたもので、私が恐れていたようなことは何も無かった。こじんまりしたサークルで10組ほどの親子が参加しているとのことだが、多くて5組ほどしか集まらないことが多く「そりゃあ、子育てしてたら子の病気とか他の用事とか色々あるよね」と思っていたのだけれど、今日のクリスマス会は全員参加していて驚いた。

「行事には参加したいけれど面倒な準備はしたくない」という母親が多かったのだろう。ここ数回の活動内容は「クリスマス会の準備」だったのだ。ひと口に母親と言っても色々な人がいるものだ。

しかしながらクリスマス会のような行事は人数が多い方が楽しい。賑やかで楽しい集まりとなった。娘はサンタクロースが怖かったらしく、サンタクロースからプレゼントを貰う時に少し泣いた。娘の目にサンタさんは「怪しい格好をした変な人」としか映らなかったのだろう。サンタクロースを怖がった娘だが、しかしプレゼントは気に入ったらしく、首にかけてもらった紙製のメダルを寝るまで首に下げていた。

準備は面倒だったけれど娘の笑顔を見て「頑張って良かったなぁ」と思った。私にとって何よりのご褒美だ。今年はサンタクロースを怖がった娘だが、いつしかサンタクロースにプレゼントをお願いする日もくるだろう。それもまた楽しみなことだ。

私も子供の頃、サンタクロース(両親)からプレゼントを貰ったり、学校などであるクリスマス会を楽しんだりした覚えがある。娘にもクリスマスの楽しい思い出をたくさん作ってもらいたいと思う。もちろん、その為に私も元気で頑張らないと……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月15日(月) 年賀状

今日から年賀状の受付が始まったので、早速投函してきた。

今年の年賀状は一部の人達からは大変評判の悪い「子供の写真入り」だ。私も以前は年賀状以外付き合いのない人から子供の写真入り年賀状をもらうと「知らない子の写真を見せられてもなぁ」と思っていた。もちろん、何らかの形で交流のある人の子供の写真となると話は変わってくるのだけれど。

昨年は出産報告を兼ねた年賀状だったので、子供の写真の入った年賀状を出すのに迷いは無かったけれど、今年は「親馬鹿全開としか言いようのない年賀状ってのもなぁ…」といささか躊躇した。しかし、結局のところ「白蓮さんPCとか好きだし、もちろん写真入りで年賀状を作るんでしょう?」なんて言われたりすることもあり、迷った末に写真入り。流石に「子供の写真だけ」というのは躊躇われたので、自分と夫が映っている写真も入れたけれど。

本当は身内用に子供の写真入りを、それ以外にはシンプルな物を作れば良いのだろうけれど、そこまでの情熱はどこを探しても見当たらなかった。

そんなこんなで、こっ恥ずかしくも子供の写真入り年賀状を作成した訳だが、作ってみると「やっぱり可愛いなぁ」と思ってしまうのは親馬鹿クオリティ。娘は私や夫にとっては宝物のような存在だが、他人から見れば「どこにでもいる1歳児」に過ぎない。親馬鹿って業が深いなぁ…と我ながら、しみじみ思った。

年賀状はとりあえず済ませたけれど、クリスマスカードをまだ書き上げていないので、急ピッチで書いていかねば。年賀状は裏も表もPC印刷で、ひとこと手書きで添えるだけなので時間はかからないけれど、クリスマスカードは1枚1枚手書きであれこれメッセージを書くので、けっこう時間がかかるのだ。クリスマスまであと10日。急ピッチで頑張らねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月12日(金) お友達…って。

1歳2ヶ月になった娘は少しずつではあるが社会と関わりを持つ機会が増えてきた。娘はこれから生きていくために人と関わっていく術を身につけなければならない。なので出来るだけ人と関わりが持てる場所に連れ出すようにしている。公園や保育園の園庭解放、育児サークルの集まりなど。

子供がたくさん集まる場所では「業界用語」では無いけれど、それに近しい独特の言葉使いが存在する。子育て1年生の私でも、それらは案外すんなり受け入れることが出来たのだけど「お友達」と言う表現だけは、いまだに慣れることが出来ないでいる。

たとえば公園で遊具の順番を教える時、母親達は「駄目駄目。順番よ。お友達の後ろに並ぼうね」などと自分の子に言い聞かせる訳だが、私にはどうしても不自然な言い回しに思えてならないのだ。

見ず知らずの相手なのに「お友達」とは、これいかに?

私とて、いい歳をした大人なので「お友達」と言っても、本当の意味での友達ではなくて、同じ年頃の子供を指すのだ…ってことは分かっている。まさか人様の子をつえまえて「あの子」と言う訳にもいかないし、だからって「あの方」って言うのもオカシイし。幼児番組のお兄さんも視聴している子供に向かって「テレビの前のお友達」なんて言い方をするくらいだから「お友達」が適切なのだと思う。

もしかすると私は「友達」神聖視し過ぎているのかも知れない。

何某かでお悩み相談(友達間でのトラブル)を見聞きして「それって、そもそも貴方達は友達じゃないのでは?」と思うことが多々ある。私の中で「友達」は「仲間」でも無ければ「知人」でもない。もっともっと大切な、信頼出来る温かな存在だ。しかし、一般的な使われ方で言うなら私基準の「仲間」レベルでも友達と表現しているように思う。

ちなみに私は友達の数は決して多くはない。だけど私が「友達」だと思っている人達は暖かい心を持った魅力的な人間揃いだ。私は財産ってものを持っていないけれど、友達だけは自慢出来る。

娘にはいい友達を持ってもらいたいと思う。軽々しく使う「お友達」ではなくて、本当の友達を。きっと彼らは娘の人生を助けてくれるだろう。そして娘にも彼らの良き友達と思ってもらえる人間になって欲しい。

私もいつしか子育て上で使う「お友達」って言い回しに慣れるのだろうか。しばらくは「なんだかなぁ」と思いながら使っていくような気がするなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

育児サークルのクリスマス会で使う飾り物。今日は夫が忘年会で帰宅が遅いので、せっせと内職で作成した。けっこう大きいので、どうやって折らずに持って行こうかと思案中。










2008年12月11日(木) ついてない日

ごくまれな事だけど「どうしようもなくついていない日」ってのが訪れる。今日がその日だった。

ずいぶん髪が伸びてきたし、年末の込み合う前にカットに行こうと、娘を2時間ばかり実家の母にお願いして美容院に行ってきたのだけれど、泣きたくなるほど変な髪型になってしまった。いつも通りで良かったのに、なんだか違う。女性にとって髪型がパッっとしないのは一大事なのだ。「髪なんて2ヶ月もすれば伸びるさ」と自分に言い聞かせてみたものの、鏡やガラスに映る姿を見て憂鬱になることしきり。

娘とお風呂に入っていて、やけに指が痛いと思っていたら、右手の中指がパックリとひび割れて血が出ていた。ひび割れが出来ていたのは知っていたけれど、突然悪化するなんて。痛いといっても日々使う場所なので、そう簡単には治らないだろうなぁ……とまたまた軽く憂鬱に陥る。

入浴後、娘を寝かしつけてホッっとひといき。夫が帰ってくるまでネットでもしながら休憩しよう…なんて思いつつ階段を降りていたら、足を踏み外して7段ばかり落下した。あっちこっち打撲して痛かったなんてものじゃなかった。寝かしつけたばかりの娘が、大きな音で起きなかったのは不幸中の幸い……とは言うものの、ついてない事続きで、なんだか色々と嫌になっちゃったのは言うまでもない。

どれもこれも、よくよく考えてみれば些細なことだ。「ついてない」って言えるのは、ある意味幸せなことなのかも知れない。ものすごく不幸だったり、大変なことが襲ってきた時、人は決して「ついてない」なんて言葉を使わないのだから。

……なんて殊勝なことを思ってみたりしたものの、イマイチ感は最高潮。せめて夕食を美味しく食べたいものだなぁ…と思う。今日のおかずは上手く味付け出来ていたから、それだけは大丈夫のはず。今日はついていない日だったけれど、1日のしめくくりをキチッっとして気持ち良く眠りたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月10日(水) ふと我にかえって…

ふと我にかえって「あっ、私はどうしてここにいるんだろう?」と思うことがある。

たとえば夫とテレビを見ていて「どうして、この人と一緒に暮らしているんだろう?」と思ったり、娘の寝顔を見ていて「そうだ。私はこの子のお母さんだったんだっけか?」と思ったり。

今の状況に不満があるとか、逃げ出したいと思っているとか、そういう訳ではない。夫との生活に感謝しているし、娘のことだって愛している。なんと説明したら良いのかなぁ。「妻」である自分や「母」である自分に、いまだ慣れていないのだと思う。

夫にそんな話をすると「ちょっと分かるような気がするなぁ」と夫。夫は「白蓮さんは一生1人で生きるって本気で思ってた人だから、ふと今の状況が不思議に思えたりするんじゃないかな」とも言った。そうかも知れないなぁ…とも思う。

「妻」あるいは「母」の立場にある世の中の女性達は、自分の立場をどんな風に受け止めているのだろうか。巷で見かける彼女達は、みな立派に自分のことをこなしているように見えるけれど、もしかしたら私のように「どうしてここにいるんだろう?」なんてことを、ふと思っちゃったりする人もいるのだろうか。

いつか私にも「妻」とか「母」という立場がしっくりくるようになる日が来るかも知れないけれど、妻になって3年弱。母になって1年ちょっと。お尻の青いひよっこでは、まだまだ無理なのだろうか。

今日は友人から1番乗りのクリスマスカードが届いた。ここ数年は、その友人のクリスマスカードを追いかけるようにして、自分もクリスマスカード書きの追い込みに入る。そう言えば私は友人を追いかけてばかりいる。HPはその友人を追いかけるようにして作ったのだ。何年も経つのに進歩が無いなぁ…と思ったり。これはこれで良いのかも知れないと思ったり。

今日はHPのTOPをクリスマス仕様に変えてみた。期間限定。実生活でもクリスマスや年末に向けて準備をはじめなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月08日(月) 夫、受難。

悪意のひとかけらもなく、寒空の下、夫をベランダに締め出してしまった。土曜日の朝のことだ。

土曜日の朝、急に寒くなったせいか腰痛が酷くて、朝イチで整骨院へ行かせてもらうことになった。私が出掛る時、娘は2階の寝室で遊んでいて、夫がベランダで洗濯物を干していた。ベランダの夫に娘のことをお願いしたりして出掛けたのだけど、その時私はいつもの癖でベランダの扉に鍵をかけてしまったのだ。夫がベランダで洗濯物を干していたにも関わらず。

夫が吃驚したのは言うまでもない。寒い中、洗濯物を干し終えて、部屋に戻ろうとしたら鍵がかかっているのだもの。娘は寝室で1人ご機嫌。部屋着で外に出ていたので携帯を持っているはずもなく、娘は中から開けられないようにした寝室で1人遊んでいる。

夫。絶体絶命。

「娘を1人で家に放っておく訳にはいかない」と、夫は意を決してベランダから脱出。悪いことをして家を締め出された男子中学生のように、ベランダの作を乗り越え、壁伝いに地上へ降りたらしい。その際、足場代わりにした電気メーターのカバーを破壊した。

夫はなんとか無事に地上へ降り、壊れた電気メーターのカバーを見ていたら、タイミングの悪いことに、実家の母が通りかかったそうな。締め出されたことを話すと「あらあら。白蓮と喧嘩でもしたの?」と笑われたのだとか。夫は締め出されたこともショックだったが、義母に「喧嘩して締め出された」と思われたこともショックだったそうな。

夫曰く。「結婚して1、2を争うくらいのピンチだった」

いやはや。妻を整骨院に送り出し、洗濯物を干してくれる優しい夫を寒空の下に締め出すだなんて、本当に申し訳ない限り。お詫びのしようもない話だが、夫は怒っている風でもなく、むしろ「面白くなっちゃってねぇ」と笑っていた。

壊れた電気メーターのカバーは、けっこう修理費がかかってしまいそうだが、夫に怪我が無くて良かった。私が海よりも深く反省したのは言うまでもない。もう少し慎重に行動しなければ。ちなみに、無意識にベランダの鍵を閉めてしまった私だが、玄関の鍵は開けたままだった。

色々と駄目過ぎる。夫には申し訳ないことをしてしまったなぁ…と思うと同時に、自分のうっかりさ加減を反省しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月05日(金) 冷たい雨と子供プリン

今朝はやけに暖かいなぁ…と思っていたら冷たい雨が降ってきた。季節的には当たり前とは言うものの、なんとなく気が滅入る。春先に降るあたたかい雨は家の中にいて雨音を聞いていても、ほんのり幸せな気分になれるけれど、冬場の雨の冷たさはどうしても好きになれない。

娘と2人、自宅に引き籠り。

何か楽しいことでもしなければなぁ……とは思うものの、咳がおさまらず体調はいまひとつ。あまり大がかりなことはしたくなかったので、簡単なおやつを作ることに。家にある物で作れて、娘も食べられる物を…ってことでプリンを作ることに。

娘はもうすぐ1歳2ヶ月。市販品のプリンを食べさせる気にはなれないけれど、家で作るプリンならお砂糖も控え目に出来るし大丈夫だろう。卵・お砂糖は控えめで、やわらかいプリンを作った。大人には少し物足りないが優しい味の子供プリン。3時のおやつまで冷蔵庫で冷やす。

張り切ってプリンを作ってみたものの、娘は納豆と味噌汁をこよなく愛する硬派な女。カボチャやサツマイモと言った甘い食べ物は好きじゃないし、果物も食べなくはないけれどイマイチお気に召さないらしい。要するに娘は辛党なのだ。そんな彼女がプリンを食べてくれるのか? そんなことを心配していたのだけれど、以外にも娘は喜んでプリンを食べてくれた。子供の味覚って分からないものだ。「つるん」とした口触りが気に入ったのだろうか。それにしても嬉しい。

咳がちっともおさまらないので、夕方、雨が上がっていたので娘を抱いて近所の病院へ。おじいちゃん先生が診療している個人病院。風邪薬と一緒に濃い小豆色をした咳止めシロップを出してくれた。咳止めシロップは子供が飲むものだと思っていたのだけど、大人が飲んでもいいんだ…なんてことを思ったりする。ちょっと懐かしい。

取り立てて事件もなければ、大したこともしなかった1日だった。しかし、それはそれで良かったのかも。今日も無事に過ごせて良かったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2008年12月04日(木) 枯葉の寝床

本格的に喉が痛いので押入れから加湿器を出してきた。昨年は加湿器を床に置いて、今年も同じようにしたら娘がパーツを取り外して運んでしまうので整理棚の上に置くことにした。効果を考えると床に置いた方がいいのだけれど、つけないよりもマシだろう。実際、加湿器を置いて、喉の痛みが少しマシになった気がする。

今日は保育園の園庭開放の日だったので、娘を連れて行こうと思っていたのだけれど、喉は痛むし身体はダルイし…って事で断念。娘には筋向こうの公園で我慢してもらった。

公園の木々はすっかり葉を落として寒々しいことになっている。ここ数日、落ち葉が凄いことになっているのだけれど、昨日と今日の晴天で落ち葉が乾燥してきたらしく「落ち葉」が「枯葉」に変化していた。娘は風の吹きだまりに集まった枯葉を踏んで、枯葉がカサカサ言うのを楽しんでいた。

ふと森茉莉の『枯葉の寝床』という作品を思い出してしまった。作品の内容云々よりも題名がとても気に入っている。大量の枯葉を見て「枯葉でベッドを作ったらどうなるだろう」と夢想したことのある人は多いんじゃないかと思う。確か『ちびまる子ちゃん』にもそういう話があったと思う。枯葉の寝床は『アルプスの少女ハイジ』に出てきた干し草のベッドと肩を並べることが出来るロマンだと思う。

落ち葉が枯葉になると流石に秋も終わりだなぁ…と思う。秋の終わりどころか、そろそろ1年の終わりだって近づいている訳だけど。暢気に風邪なんて引いている場合じゃないなぁ…って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

枯葉の寝床。携帯で撮影してみたもののイマイチ。「うわぁ」って感じをお届できないのが残念です。









2008年12月03日(水) クリスマスリース

今日は夢見が悪かった。

明け方、縁起でもない夢を見た。そんな夢を見た理由は自分でもなんとなくわかるような気がする。要するに私は娘のことに関しては心配症なのだ。心配が形になって表れたのだろう。嫌な夢ではあったけれど、滅多に夢に出てこない亡父が登場していて懐しかった。元気だった頃の父だった。あの頃の状態で長生きしてくれるなら嬉しかったんだけどなぁ……などと、自分勝手な事を思ったりした。

喉がいがらっぽくて体調がいまひとつな感じ。先週、熱を出したばかりだし「またしても」なんて事にならないように自重しようと、娘を連れて公園へ行く際も、暖かかったにも関わらずガッツリ着こんで出掛けた。素晴らしいお天気で娘はご機嫌だったが、イマイチ感がぬぐい切れずに帰宅した。

どうにもこうにも、パッっとしないので玄関先にクリスマスリースを飾ることにした。クリスマスリースは2年前のクリスマスの際、手作りしたもの。たしか400円くらいで作ったように記憶している。いつか、しっかり手をかけて、ちゃんとした物を作りたいなぁ…と思いつつ、3回目のクリスマスを迎えてしまった。

体調の方は相変わらずだけど、クリスマスリースを飾って少し気持ちが晴れたように思う。

娘もクリスマスリースを指さして、はしゃいでいた。娘はまだクリスマスをよく分かっていないし、喜ぶって感じではないけれどキラキラした物は好きみたいだ。何某かを「飾る」って事は人を楽しませる力があるのだなぁ。大人も子供も、なんとなく浮足立つ感じ。

クリスマスリースを飾って少し浮足立っているのだけれど、今夜は早めに休もうと思う。風邪を寄せ付けないよう気をつけねば……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

3年目のクリスマスリース。飾っているのが「扉」ではなく和風の「引き戸」なのはご愛敬。煙突の無い日本家屋にもサンタさんは来てくれる…はずです。






2008年12月02日(火) 選ばれし勇者

先の日曜日は義祖母の百寿のお祝へ行ったのだけど、その時に「100歳まで生きられる人って、ドラクエとかFFで言うなら選ばれし勇者のような存在だなぁ」ってことを思った。

義祖母は息子の世話になっているとは言うものの、母屋とは別の建物で暮らしているので半1人暮らし状態。足腰が弱ってきているとの事だけど、いまだに畑に出ているし、自分の食べる物は自分で作るらしい。お肉が好きとのこと。義祖母が望めば、3食昼寝付きの生活が可能な訳だが「自分の好きな物を、自分の好きなように作って食べる」のが良いらしい。

自分1人のためだけに食事を作るって素晴らしいことだと思う。

私は現在専業主婦なので毎日夫や娘の食事の世話を一手に引き受けているのだけれど、自分1人のためだったら作れないなぁ…と思う。実際、独身時代は経済的な理由から毎日お弁当を作ってはいたもものの、味よりも「とりあえず体裁が整っていてお腹が膨れたらいいや」という低レベルな意識で作っていて「自分の好きな物を作って食べる」と言えるような状態では無かった。

実家の母や、義母は2人とも夫に先立たれていて「自分のために食事の支度なんて真っ平」というタイプ。まったく台所に立たない訳では無いけれど、お惣菜をガンガン利用していて、食事に招待したり、私が作った物を持っていくと「自分で作るのは面倒でねぇ」と喜んでくれる。

義祖母は、実家の母や義母と比べててみても、食べること、生きることに貪欲だ。独立独歩と言うのだろうか。人が生きるためにしなければならないことを、ちゃんとこなしている印象がある。

生きるって当たり前のことだけど「ちゃんと生きる」って案外難しい。当たり前のことを、当たり前に出来るのが100歳まで生きることを許された選ばれし勇者なのだと思う。

義祖母を見ていると見習わなければならないことがとても多い。人生の良き先輩として学ばせてもらいたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

日記の内容とは何ら関係はないけれど公園の楠。秋と言えば紅葉だけど常緑樹もいいなぁ…と思う。いつも、そこにある緑にホッっとしたりして。今日は晴天で余計にそう思った。










2008年12月01日(月) 100年の軌跡

昨日は夫の祖母の百寿のお祝いに行ってきた。

和歌山に住む祖母は来年の年明け早々に100歳を迎える。年末年始は何かとばたばたするので、100歳のお誕生日には少し早いけれど…と百寿のお祝い会が開かれた。参加したのは30余名の子、孫、曾孫。祖母の家は田舎の農家で豪邸って訳ではないのだけれど、続き和室の襖を外すと広い空間が出来る。3つ続きの和室の襖を取り払うと、30余名分のお膳を並べるのには十分だった。

私の方親戚は、みな大阪に住んでいて、私は「田舎の集まり」というものを結婚するまで知らなかった。それだけに、こういう集まりに参加できるのはとても嬉しい。

みなで用意してもらったお膳を食べて、ハッピーパースデーの歌を歌って、大きなケーキを食べた。1歳の娘は一族最年少だった。お祝いに合わせて特訓(?)した「万歳!」をご披露したりして、すっかりモテモテだった。何かあると主役のである曾お婆ちゃんの横に陣取って、主役の次にチヤホヤ構ってもらっていたので、娘はすっかりご満悦だった。

お祝会に参加できたのは30余名だったけれど、遠くに住んでいたりして駆けつけられなかった人も多くいる。祖母と亡き祖父の2人から、たくさんの子供が生まれ、その子供からまた子供が生まれ……100年のうちに人が増えていった様を目の当たりにして「100年生きる」ってことの凄さを実感させられた。

100年生きるって、どんな感じがするのだろう。36年しか生きていない私には想像もつかない世界だ。祖母の命はその子や孫達に脈々と繋がっている。祖母の血を受けた夫と娘が、祖母にあやかって元気で長生きしてくれたらなぁ……と思う。

用意してくれたお膳もケーキも美味しく、賑やかで楽しい集まりだった。祖母にはこれからも元気で長生きしてもらいたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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