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猛毒。
リョウ
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2001年10月31日(水)
君への感謝。

今日、
そこそこ仲のいいカヨちゃんと、
コイバナをした。
カヨちゃんは色々と自分のことを話してくれて、
あたしも我慢できずにトミタとユウコについてのことを話した。


ユウコがトミタのことを好きで、
あたしもトミタのことが好きで…、
そのことをユウコは知らないこと。
あたしはあきらめるつもりでいること。
そんなことを話した。
あきらめるつもりだと、
あたしのトミタに対する想いよりも、
ユウコのトミタに対する想いのほうが重いことを、
話した。


カヨちゃんは静かに聞いてくれた。
感謝。


あたしは、
あたしのためにトミタをあきらめるの。
もちろん「ユウコのため」っていう気持ちがないわけじゃないけど。
だけど、
あたしのため。
あたしのためなんだよね、コレは…。


あたしが苦しみたくないから。


「ユウコのことが大好きだし、
 ユウコに幸せになって欲しいって気持ちがあるのもホントなんだけど、
 だけど、
 トミタとユウコにくっついて欲しくはない…。
 あたしは多分ソレを一緒に喜ぶことはできない…」


喜ぶフリならいくらでも。
するよ。


なんだか苦しくて、
自分の汚さを思い知った。


カヨちゃんは、静かに聞いてくれた。
…感謝。



2001年10月29日(月)
ライン。

今日。
ユウコに、

「あのな、ユウコってトミタのこと好きなん?」

って。
聞いちゃいました。
…なんか複雑でした。
あたしはもう限界が来ていて。
なんでもない顔で気がついてないフリをするのは、
これ以上は無理でした。
しんどかった。


あたしはユウコが大好きで、
トミタをあきらめる決心をして、
だけどソレがちゃんと、
カタチにならなくて、
面倒くさかった。


なので。
自分の中でのケジメ。
一本のライン。
あたしはココから、
今日、あたしが自ら引いた、このラインから。
トミタをちゃんと『あきらめる』んだ。
そうやってちゃんと、
一本、線を引かなきゃ、
あたしは踏ん切りがつかなかったと思う。


大丈夫。
あたしは演技ができる。
できる。


あたしが酔っ払って、
理性と記憶をなくしたあの日のことを、
今日、ちゃんとユウコに聞いた。
あたしは、
あれだけ酔ってたのに、
トミタのことを言ってなかった。
バンザイ、あたしの理性と意地。
そして、馬鹿だね、あたしの理性と意地…。


今日、ラインをひいた。
このラインを、
あたしは守って見せるよ。
『友達』っていう仮面を。
トミタに向かっても、
ユウコに向かっても、
完璧に演じて見せるよ。


2人とも大好きだよ。
ほんとに。



2001年10月27日(土)
涙も出やしねえ。

なんだか、
毎日が物足りない。
満たされてない。
だけど、
何をすれば自分が満たされるかなんて、
ほんとわかんない…。


ほんと、
恋愛感情ってヤツは、
計算できない。
だからおもしろいのかもしれないね。
でも、だからこそ今、あたしにとって。
邪魔なの。
面倒くさい。


自分の深層心理を掘り下げられるだけ掘り下げて、
あたしにとってのアイツの価値、
アイツの利用価値、
アイツの存在によってあたしが得るなにか、
そんなことを腐るほど考えてみて、
汚い自分の考えに溺れてみて、
自分を蔑んでみて、
泣きたくなりながら涙も出ないのを感じてみて、


で。


結局、ヒトを好きになる心なんてもんが、
そんな打算的なので片付けられないんだって、
思い知って、
だけど、
打算的なくらいが、
楽なのに。
この嫉妬心が、
本気で、
わずらわしい。


面倒くさい。
今更こんなにも、
『女』な自分を押し付けられるのは。





2001年10月22日(月)
できちゃった。

準備ができた。
サテ、なんの準備でしょう??


正解
 『トミタをあきらめる準備』


ごめんなさい。
あたし、へっぽこなので。
なんだかトテモ疲れてしまったのでした。


この前の土曜に委員会の飲み会があって、
その委員会があたしたちとトミタの出会いの場でありまして。
ずっとバイトばっかしてて会えてなかったトミタに、
すごく久しぶりに会った。
飲み会の後にバイトがあるって言って、
とっとと帰っちゃったんだけど。


あたしは酔っ払っちゃった友達(ジャイアン。通称ジャイ)の世話をしていて、
もう自宅に戻れる状態じゃないジャイを1人暮らしの友達んちに運んで、
その子がコンビニに行ってる間、
あたしはジャイと2人で残った。
ジャイは布団の上で寝ちゃってて、
意識はあったけどダラダラだった。
男と女2人〜♪とか、
そーゆー雰囲気でもない。まったく。


ジャイ「ユウコってトミタのことすきなの?」

あたし「ああ…、なんでそー思ったの?」

ジャイ「さっきトミタのメールの受信とこみたらさ〜、
    ユウコのスゲー多いの!!
    なんか、
    トミタは自分から送ったりはしないんだってさ。
    俺もだけど、
    トミタもメールとかちょっとめんどくさがるヤツだし。
    なんかユウコ、
    トミタのことを必死でつなぎとめてるって感じ?」

あたし「あたしもわかんないんだけど…(嘘だけど)
    そーかなーとは思った」
 

あたしはその時、
そんな風に傍目から見て判るみたいに、
ユウコは必死なんだなって、
思った。


ユウコはイイヤツ。
ほんとに大好き。
律儀で真面目で付き合いがよくて。
ほんと大好き。


ああ、
ほんとに。
あきらめよう。
あたしは大事なものをふたつ。
てんびんにかけて、
友達をとったんだよね。
そーゆーことだよね。


その後、
ユウコも合流。
バイト後のトミタも合流して、
結局、
いつものメンバで夜をあかしました。


あたしはその夜、
トミタを好きだと、
トミタに近づきたいと、
そう感じてるユウコを、
痛いほど感じた。


あたしは。
そこまで誰かを愛することなんて、
できないな…。



2001年10月19日(金)
夜。

最近めっきり、朝とか夜とか、寒い。
やだな。
人肌恋しくなる。
やだな。
わけもなく泣きたくなる。
やだな。


こんな風に、
弱い自分をさらしたくない。
だけどもうなんか、
…どーでもよくなってきたよ…


明日は委員会の飲み会。
多分トミタもくると思う。
バイトでこれなかったらショックだけど。
でももちろんあたしの隣には、
ユウコがいます。


がんばる気にもなれない。
そーゆー弱い自分を、
ダメだとも思えない。
そのままでいいじゃんって見放してしまう。
そーゆー自分を、
情けなく思うよ。




2001年10月18日(木)
叫びと、嘘と、知らないふり。

今日も今日とて、
トミタとは会えませんでした。


今日はなんだかウサ晴らしに、
カラオケいって騒ぎたくなって、
とりあえずユウコを誘って二人でガッコ帰りにカラオケへ。
ユウコもトミタと会えないことにイライラしてるみたいで、
2人してはテンションあがって、
昔の曲とかどんどん歌ってた。


何の曲を歌ってたときか忘れたけど、
テーブルをはさんだ向こう側に座ってたユウコが、
「○○大好き!!」
って叫んだ。

その○○が、
カラオケの音につぶされてよく聞こえなかった。
「この曲大好き!!」
とか、
「ここ大好き!!」
とか、
そーゆー系かな?
と一瞬思ったけど、

多分アレは、
「トミタ大好き!!」
だったと思う。

あたしはユウコがトミタを好きだっていったことを、
『覚えていない』フリをしていたから、
そんなあたしの前で「トミタ大好き!!」って叫んだユウコの、
鬱屈もだいぶたまってるみたい。


多分ユウコは、
あたしがトミタのことを気にしてるって、
気がついてはいるんだろう。
ただお互い、
自分たちの友情を壊さないために、
言い出せないだけで。


だって、
「がんばってね、応援するから!!」
なんて、
口が裂けてもいえないんだから。


馬鹿な2人。



2001年10月13日(土)
先輩。その名もじょーしんさん。

あたしが敬愛する…、
イヤ、
敬愛はしてないか。


あたしが好きだった…、
イヤ、
なんだかその「好き」は誤解を招くか。


あたしが仲良かった…、
イヤ、
実際仲良かったことなんて一度でもあっただろうか。



あたしの…、
知り合いの、
普通に話せる程度の、
一度遊んだことのある程度の、
だけどなんだか存在の近かった先輩が。
どうも大学を辞めるらしい。
あたしはそれを、
ユウコから聞きました。


あたしはその日ゼミの友達と遊んでいて、
中にはユウコももちろんいた。
ユウコはあたしの大好きな女友達。
ほんとに大好き。なんだけどね。


ユウコがトミタからのメールを見て固まった。
先輩が大学辞めるがどーのって言う話。
2人してショックで、
ぼーぜんとしてた。
なついてたし。
傍若無人なんだけど、イイヒトで。
先輩が。


だから辞めるっての知ってショックだった。
しかも理由が、バイトしてたファミレスに就職…。
…大学卒業してからでもよかったんじゃないでしょうか、先輩…。
で。
しばらくショック隠せずに、
テンションだだすべりになったけど、
なんだかそのうち、


トミタとメールしてるユウコに嫉妬してるらしい自分を感じました。
別に、
あたしがトミタとメールできないとかじゃないけど。
なんか。
妙なショックが。


馬鹿みたいだと、思った。




2001年10月12日(金)
オナマエ。

あの子の名前は、
ユウコといいます。


アイツの名前は、
トミタといいます。


偽名だけどね。
なんだかややこしくなってきたから。
命名です。



2001年10月10日(水)
変化。

あたし今まで、
あの子の前で当然のようにアイツの話題をしてきたの。
お互い隠してたんだけど、
お互いアイツのこと気になってる状態だから、
ムチャクチャ話盛り上がってたんだよね。


だけどさ。


ちょっと状況が変わっちゃって、
だけどあたしは、
あの子がアイツのことを好きなことを、
「知らない」
ことになってんだし。


変化を見せたら、
感づかれるかもしれない。
それはヤバイ。
勘弁。

うまくいかないなあ。
あたしが「オンナ」として、
うまく機能してないヤツだからこそ。

うまくいかない。


うまく、いかない。




2001年10月09日(火)
罪悪感。

あたしがアイツを好きなことを、
あの子は知らない。

心がうずくのは、
罪悪感からかな。


あの子がアイツのことを好きだって聞いたのは、
あたしが酔っ払ってトイレにこもってる時だった。
37度のジンがあたしの意識をクラクラさしてた。
そんな時にあの子が言った。
アイツが好きなんだって。
酔いが回ってくらくらしてたあたしの脳は、
その瞬間にざあっと冷えた。


だけど、
あたし卑怯だから。
すごい卑怯だから。
後日、その事について詳しく聞かないかわりに、
言った。

「も〜うちあの日のこと、酔いすぎてて、全っ然覚えてないんだよね〜!!」

嘘つきです。
強烈過ぎて、
ショックでかすぎて、
そこだけはちゃんと覚えてる。


だけどやばいことに。
あたし、自分がその時なんていったか覚えてないんだ。
「アイツのことが好き」
っていうあの子の告白は、
「リョウに言うつもりはなかったんだけど…」
っていうイイワケつきだった。


あたしはその時なんて言ったんだろ?


「あたしもアイツが好きなの」
か。
「へ〜そうなんだ〜」
か。
…それとも、
「じゃあ応援するね」
か…。


なんだかあたしの言葉、
口から出てくる全部が、
嘘みたい。


 



2001年10月08日(月)
エセ笑い。

頭痛。
考えすぎでしょうか。
ヤバイ。

好きな人ができました。
ひさしぶりに本気なようで、
だけどあたしは適当な人間なので、
というか、
自分のことを適当な人間だと思っていたかったので、
本気なんかじゃないよと、
思っていたかったけど。

無理だったみたい。

写真もプリクラも、
愛しすぎてダメ。

ダメ。

争う気なんかないくせに。
勝つ気も、ないくせに。
勝てるという自信もまったくないので、
応援さえしてしまいそうな勢い。

だけど、
それだけはやめときます。
言わないのは嘘じゃないけど。
「応援するねっ」は嘘だから。

勝つ気はないけど。
あのふたりがくっついたら、
あたしはもう、
エセ笑いしかできなくなるよ。



2001年10月07日(日)
毒の中身。

あたしという人間の中は、
毒と嘘が、
けっこーな割合を占めている。

違和感さえなく、
当然のように。

こういう自分を理解してる。
自分のことをわかってる。
認めている。

だから。

嘘をつきます。
この嘘が、
間違っているかどうかは分からないけど。
あたしは、
あたしが今まで生きてきた人生の中で、
こういう術しか、
学んでこなかったんだ。

まさか、大好きな友達と。
好きな人が同じだとは、
思わなかったよ。



2001年10月06日(土)
オレ。

これは逃げかもしれんよ、と。
自分の中で思ってる。
だけどこの、
自分の中の、
どうしようもない毒を、
吐き出さなきゃ。

やばいんだもん、もう。