地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
今年の締めは冬のお祭りでした。えらい体調でしたが行って良かったです!周囲の方々には風邪菌をばらまいてしまって大変ご迷惑だったと思うのですが(反省)すごい楽しかったです。いっぱいいっぱいお礼とか楽しかったことを言いたいのですが何せ時間がありません。なぜってフラフラになって帰宅したところ旦那(じごさん)が立ち上がらずおおいに焦ってみたからです。いえ、コンセント抜いて立ち上げなおしたらなんてことなかったんですけどね、慌ててバックアップとかなんやあかんややってましたらね、まだ戦利品も鑑賞してないのに……!! 何はともあれ、皆様ありがとうございました!! ということで最後まで駆け足の2003年でした。最後までこんな日記ですみません(汗)20004年もまた構って頂けるとうれしいですv それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
せめて殴り書きしてから行きたいですが飛行機の時間が、時間がーーーーっっ去年も同じ事やってたなとちょっぴり遠い目をしつつ行って参ります。せめて頂き物をどうにかして行きたかった……ごめんなさい、お礼は年明けに成人おめでとういん37階で!>私信
明日からお出かけしてきます。そのためにもだいっきらいな点滴もしましたとも!血も抜かれてみましたとも!……ところでなし崩し的に薬の量を増やすのは医者としてどうかと思われるのですが(苦笑) 年賀状も大掃除も更新も(おい)かっとばして行って参ります。いっぱい萌を仕入れてきます!!
なんといってよいのやら。書きたかった内容は題にそっていたのですが中身は全く別もになってみました話(説明の割に短い)↓
*** 雪遊ぶ ***
子供とは雪が好きだ。 そう思いつつも、カカシはため息を禁じ得なかった。窓の外、サンの上に新たに雪ウサギが並べられた。 「…ナルト、その辺にしときさい」 窓を開けてカカシが言えば、ナルトは不思議そうに首を傾げる。 すでに三時間、ナルトは雪をこねくりっぱなしである。おまけに、色んな知人宅に出かけては雪ウサギをプレゼントして回っていた。ナルトはカカシに気配を隠すことはしなかったから行き先は昜と知れたが、風邪を引かれては困る。 ので、カカシはナルトを手招いた。 「とりあえずこっちおいで」 カカシの呼びかけに、素直にナルトが窓辺による。小さな手には作りたての雪ウサギが一匹、ちょこんと鎮座していた。カカシの努力の甲斐あって、最近のナルトは手袋を着けている。 カカシはナルトの手から雪ウサギを取ると壊さないように窓枠に置いた。 「はい、お前はこっち」 「うわっっ」 突如持ち上げられ、ナルトが悲鳴を上げる。脇下に手を差し込んでナルトを持ち上げたまま、カカシは顔をしかめた。 「お前どろどろ」 ナルトの膝下は雪の所為で汚れている。むうとナルトがほおを膨らませた。 「これくらいどうってことないってば」 気持ちよく遊んでいたところを邪魔されて、ナルトは些か不満げだ。カカシはため息をつくと、ナルトを腕の中に抱きかかえなおした。 「寒い」 一頃呟き、そのまま窓を閉める。ナルトは慌てた。 「センセー、服汚れるってば!」 ナルトのズボンも靴も泥だらけで、抱き上げたカカシの上着を容赦なく汚す。カカシはもう一度ため息をついた。 「そう思うなら大人しくしなさいって。…あーあ、冷えちゃって」 きゅ、と抱きしめる腕に力を込められ、ナルトが黙り込む。触れた頬からカカシの熱が伝わってきておかしな感じだった。 普段はカカシよりもナルトの方が体温が高い。 「センセーあったかい」 「そりゃあれだけ外に居た人と比べたらねぇ。さすがに部屋に居たオレの方が暖かいでしょ」 零される吐息もいつもと温度差を逆にしていて、ナルトはくすぐったそうに肩をすくめた。 互いの熱が逆転する瞬間を知っているのだ。 「汚れちゃったし、ナルト冷たいし、お風呂はいろっか」 「まだ早いってばよ」 「だーめ。オレにとっては一大事なの」 「一大事ってオレの風邪?」 「そー。一大事」 ちゅ、とカカシの唇がナルトに触れた。火がついたかのように、ナルトの体温が上がる。 「だってお前、風邪引いたらキスさせてくれないでしょ?」 それじゃ困るんだよねー。 何が困るんだってば、と言う呟きは互いの中に消えていった。
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甘く!ひたすら甘く!こうだけやると書いている方も些か飽食気味です(苦笑)シリアスだったんですよ、当初の予定は……どこかネタごと飛んでいきましたけど……
さー明日の用意するです!
姫のDVD見てご機嫌な小此木です。だから宰輔からいただいたお見舞いにゃんたが会社の壁越える間に消されたとしても我慢です!!(必死に己に言い聞かせ)
今からお仕事の調べ物しなくちゃいけないのでですが、今夜を逃すと寂しいのでこれだけ書かせてください(その前に年賀状は…?)
ありえないほど甘い偽物浩陽クリスマス同ネタありそうですが見逃してください↓
*** くりすます ***
それは本当に他愛のない呟きだった。 「そういえばもうすぐクリスマスなんだな」 だから、言った本人ですら忘れていたのだ。
「どうしたんだ、これは」 夜、仕事も終わり自室に戻った陽子は、目の前にあった菓子に吃驚した。重厚な黒檀の卓の上には、しばらくお目にかかっていなかった西洋菓子がここぞとばかりに鎮座している。 真っ白いクリームにそれを覆い隠すかのように並べられた色とりどりの果物。この時期に、これほどの種類の果物が手にはいるとは思えないくらいそれは豊富だった。 「今宵は『クリスマス』とのことでしたから」 さらりと告げられ、陽子は目を丸くして背後の浩翰を振り返った。言われて確かに今日が『クリスマス』に当たるのだということを思いだす。 「…よく知っていたな」 本当に浩翰は物知りだな。陽子が心底感心していると浩翰はにっこりと微笑んだ。 「主上がお歓びになられることでしたら、いかようなことでも」 きれいな笑みと言われた言葉に、陽子が真っ赤になる。そんな陽子の背中を押して、浩翰は椅子に座らせた。 「今年は朝も落ち着いておりますし、これくらいやってもバチは当たらないでしょう」 「……いや、まぁそうだが…大丈夫なのか?浩翰」 下手をすると王より多忙な冢宰を見上げ、恐る恐る陽子が問う。浩翰が微笑んだ。 「幸い強力な助力がございましたので、私の分は終わっております。後は宰輔の決裁をいただくのみです」 非の打ち所のない笑みから陽子は思わず目を反らした。今頃書類に埋まっているであろう、己の半身にそっとわびを入れる。 まぁ、景麒には悪いが息抜きは必要だ。陽子はちらりと涼しい顔をしている男を見上げた。 「では今宵は浩翰が私の相手をしてくれるわけだな?」 「はい、主上のお許しさえいただけましたならば」 「許す」 間髪入れず陽子が即答する。早すぎる回答に小さく浩翰が吹き出した。 「………笑わなくてもいいじゃないか」 ぷう、と陽子が頬を膨らませて抗議する。幼子のような仕草に、浩翰の頬が緩んだ。 「申し訳ありません。主上があまりにもかわいらしすぎるからいけないのですよ?」 「いーや、浩翰が悪い。私は怒ったぞ」 「それは困りました」 陽子が本気で怒っていないことは浩翰もわかっている。悪戯っぽい笑みを浮かべながら浩瀚が陽子の顔をのぞき込んだ。 「では、私はどうすればお許しいただけるのでしょう?」 目の前に広がる秀麗な顔立ちに、陽子が一瞬惚ける。己の全てを包み込んでくれるような優しい瞳に心が引き寄せられた。 「…私を主扱いしてはならない」 やっとで口から零れた言葉に、浩翰が笑みを深くする。心からうれしそうに。 「喜んで。ーーーーー陽子」 望んでいた呼び声に陽子が満面の笑みを浮かべた。
今宵はあなたと共に
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以上、ケーキが食べれなかった小此木がお送り致しました景麒クリスマスの夜物語でした(間違い)。二人にしては甘すぎますが小此木のやることなのでお許し下さい。駆け足で書けなかったエピソードがあるのですが今日は諦めます。十二国は言葉使いと役職が難しくて。
ではおやすみなさいませ。がんばります。
昨日ほけーとしていたら会社のロッカーの取っ手を壊してみました…。何やってるんでしょう、小此木さん。負け負けです。 とりあえず体温は平熱に戻りました。もうちょっとと己に言い聞かせております。どうでもよくないことに鼻が詰まっているとご飯が食べにくいのですよ。週末のためにも早くなおします!
誠に申し訳ありませんが、サイトの方はもうしばしご容赦下さい。ちょっと今書くゆとりがないのです(泣)
なにやら日記すらご無沙汰の気がするのはきっと気のせいじゃないですよね。申し訳ありません(汗) えー、何してたかといえば火曜から風邪引いてました。まだ引き中です。なのに吹きすさぶ雪の中病院に行くって言うのは何かが間違っていると思われます……。とりあえず薬多いです、先生。早くなおれ〜〜せめて咳止まれ〜〜(その前に寝ろ)
もうすぐクリスマスなのに負けるものか!↓
*** サンタさんへの贈り物 ***
ボーナスだよ、と言って予想外の臨時収入があった。ナルトは知らなかったが、世の中には年に二回、「ボーナス」というおまけがあるらしい。 「半年頑張りました、ってご褒美なんだから、遠慮なくもらいなさい」 任務もしてないのにもらえない、と困惑するナルトに、いかにもそれらしくサクラが蘊蓄をたれる。細かいことを説明するのが面倒だったらしい。訂正してやるかどうか迷うサスケには気付かず、きらきらとナルトが目を輝かせた。 「すげぇ………」 これだけあれば何杯一楽のラーメンが食べられるのか。計算の結果によだれが出そうになる。 そこまで考えて、ナルトは唐突に良いことを思いついた。 「そうだってば!」 突然の大声にサクラとサスケが驚くが眼中にない。 「いーこと思いついたってばよ」 これだけあれば、大好きな人にプレゼントを買ってあげられる。 想像した未来に、ナルトは満足そうに笑った。
その日大好きな人の笑顔を思い浮かべてご機嫌だったナルトは、返ってきた返事に驚愕した。 「ないって、なんでだってば!?」 愕然としてナルトがカカシを見つめるが、年上の恋人は困ったように頭をかくだけである。 欲しい物はないか、というナルトの問いに対するカカシの答えはたった一言だった。 「ない」 簡潔で間違えようのない答えに、ナルトが狼狽える。 「なんで?なんでだってば!?」 「………じゃぁイチャパラの新刊」 「それじゃ意味ないってばよぅ!!」 だんだん、とナルトが地団駄を踏む。イチャパラシリーズは作者から刷り上がりが送られてくるから買う必要はないではないか。 (それにそんなものプレゼントしたらせんせー構ってくれなくなるってば!) いや、そんな事を考えている場合ではない。今はカカシの欲しい物を聞き出す方が先だ。 「何かないってば!?ラーメンとかカップ麺とか!!」 ラーメンとカップ麺は同一のものではないのか、とカカシはちょっとだけ思った。あまりにも必死なナルトの形相にため息をつく。 「あるよ、欲しいもの」 「ほんと!?」 カカシの言葉にナルトが飛び上がって喜ぶ。手招きされ、素直にナルトはカカシに近寄った。誘われるまま、カカシの膝の上にちょこんと座り込む。 「でもどうしよっかな。言ったらナルト困るしな」 「へーきだってば!ぼーなすもらったし、何でも好きな物言えってばよ!」 「んー、でもお金じゃ買えないものなんだよね」 自信満々だったナルトは、カカシの言葉に首を傾げた。目の前で楽しそうにカカシが微笑んでいる。妙にご機嫌だ。 ちゅ、と音をたててナルトの唇がカカシのそれに塞がれる。 「〜〜〜〜〜〜っっ」 一気にナルトが真っ赤になった。かわいらしく睨み付けてくるナルトに、カカシの目尻は下がりっぱなしだ。 「ね、オレもボーナス欲しいなぁ」 同じ高さになった視線の先で、カカシが微笑む。 くぅ、とナルトは言葉を飲み込んだ。その笑顔は卑怯だ、と言ってやりたいが言えば言ったで余計に喜ぶのはわかっている。 「なーると」 甘えた声が耳たぶをなでた。心の中で形ばかりの悪態を付きながら、ナルトがカカシの首に腕を巻き付ける。 「…ごほーび、だってばよ?」 ちゅ、と口づけを返せば、カカシが破顔した。
ナルトは悩んでいた。結局カカシの欲しい物は聞けず終いだ。 (なんなんだってばよ…) 欲しいものはある、とカカシは言う。だが、それが何かを教えてはくれないのだ。 「で、どうしろってのよ」 そして毎度毎度バカップルの騒動に巻き込まれるサクラは、けんもほろろに問い返した。 ナルトがお空に向かってガッツポーズを作る。 「どうすればいいのか教えて欲しいってば」 予想していた答えに、春野サクラ彼氏居ない歴13年は視線をそらした。 (教えてっていってもねぇ…) ふぅ、とサクラがため息をつく。カカシが言う気があるのならもう言っているだろうし、言う気がないのならどう聞いても無駄だろう。やりとりを聞いていると、話す気がないわけではなさそうなのだが。 視界の隅に針葉樹林の葉先をとらえたとき、サクラの脳裏に昔聞いたことのある伝承が浮かんだ。あまりにも突拍子のないその伝承は、しかしナルトがカカシに対して使うのであれば使えるかもしれない。 「あのね、ナルト……」 サクラの提案に、ナルトが瞳を輝かせた。
今のテーブルの上にこれでもかとばかりに置かれた赤と緑の便せんに、カカシは一瞬固まった。脇にはご丁寧に鉛筆も置いてある。 「ナルト、これ何?」 思わずカカシは問うた。台所からナルトが顔を出す。 「あー、せんせーおかえりなさいってっばよ」 「ただいま、ナルト。これ何?」 うれしそうに駆け寄ってきたナルトを抱き留め、ちゃんとただいまのキスも交わしてカカシが再び問う。ナルトがにぃ、と笑った。 「サンタさんへの手紙だってばよ!」 自信満々で返ってきた答えに、カカシは我が耳を疑った。サンタと言うとあれだろうか、どこぞの国にいるというあの真っ赤な服を着て夜中に人の家に物を置いていく老人だろうか。 「サンタさんは良い子にプレゼントをくれるんだってば!でもみんなの欲しい物聞いて回ってたら大変だから、オレが代わりに調査してやってるんだってばよ!」 えっへん、と胸を張ってナルトは言い切った。良い子という時点でカカシは対象からはずれていると思われるが、ナルトにとってはそうではないらしい。 (サクラの仕業だな…) どうせ面倒になって適当にはしょって説明したのだろう。頭を抱えるカカシに向かってナルトはひどくうれしそうに詰め寄った。 「だからそれちゃんと書いてってば!な?」 その期待をどうして裏切れよう。もう一度、カカシはため息をついた。
カカシは鉛筆を置くと、派手な色彩の便せんを同じ柄の封筒に入れ、封をした。 「ナルト、お風呂入らない?」 「オレっってばこれ読んでから入る」 素っ気ない態度を装いながら、ナルトがちらりとその封筒に視線を向ける。ふうん、とカカシが小さく呟いた。 「じゃ、先に入るからな」 ぽす、とナルトの頭に手を置き、カカシが立ち上がる。いつもなら一緒に入ろうと言うのに、今日はまたあっさりと引き下がった物だ。 (まいいってば) 今はそれどころではない。ナルトはいそいそと先ほどカカシが封をした封筒を手に取った。慎重に封を開け、中の便せんを取り出す。 (何が書いてあるってばよ〜) がさり、と音を立てて二つ折りになっていた便せんが開かれた。そこに書かれたものに、ナルトの思考が吹き飛び。 一瞬目を丸くし、それからナルトは口元を押さえた。自分の顔が真っ赤になっていることを自覚して、精一杯顔をしかめてみせる。 (………ものじゃないじゃん) こんなことを書かれても困るのだ。困ると言っているのに。 「ちぇ…」 ナルトは悔し紛れに呟くと、急いで便せんに書き足しをして封筒にしまった。 風呂場のドアを開け中に居る人物に声をかける。 「せんせー、やっぱりオレも一緒にはいるってば」 「おー」 中から返された返事はやはり楽しそうだったので、ナルトも楽しくなった。
ね、良い子にしてたらオレにもプレゼントくれる?
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ばかっぷる〜いえ〜〜〜っっ!!(壊れ) ………熱で脳みそ溶けている人間の戯言なんで無視してやってください………。最後の締で力尽きました。もうこれ以上頭が動きません。寝ます。おやすみなさいませ〜。皆様もお体にはお気をつけ下さい〜〜(涙)
最後の締めがきれいにいった時はあんなに気持ちよいのになぁ……(泣)
家でも仕事でも締め切りに追われてみます。仕事は泣いても笑っても後二種間なのでなんとか乗り切らねば…!
元ネタ提供カカナルシム↓
*** 渦巻き的成長論 ***
「せんせー好きだってば!」 「そりゃどーも」 そっけなく返された言葉に、ナルトは大きく頬を膨らませた。 (むかつくってばよ!!) 本を読み始めたカカシの隣に座り込み、ナルトは壁を睨み付ける。本を読み始めるとカカシは相手をしてくれなくなるから、終わるまで待たなければならない。 (少しはこっち見てくれてもいいのに) ちらり、と横目で盗み見ればやはりその横顔はきれいで、思わずにやけそうになった。 カカシを好きだと自覚してどれくらい立つだろう。毎日のように好きだと言い、やっとで答えてもらったのにカカシの態度は相変わらずそっけない。 ナルトとて男の子、あんなことやこんなことにも興味がある。 (………そろそろかな) ちらちらと盗み見れば、本をめくるカカシのスピードが落ちてきていた。小さなため息と共にカカシが本を閉じる。 (今だってばよ!) カカシが本を閉じたのを見逃さず、ナルトは腕を伸ばすとカカシの首を引き寄せた。力一杯引き寄せて唇を押しつける。 「へへー」 唇を放して満足そうにナルトが笑った。ふーとカカシがため息をつく。 「……お子様」 「なにおう!?」 カカシの言葉にナルトの頭に血がのぼった。カカシの首に両腕を巻き付け詰め寄る。 「せんせーが思ってるほどオレってば子供じゃないってば!」 言うが早いか、再びカカシの唇に噛みつくように口づける。がち、と音がして歯がぶつかった。 「〜〜〜〜〜」 「………お前ねぇ」 口を押さえて蹲るナルトに、呆れたようにカカシが言う。涙目になりながらも、ナルトがカカシを睨み付けた。 「オレってば大人だからさ、ちゅーより先も知ってるってばよ!」 悔し紛れで言った言葉に、カカシが一瞬つまらなそうに眉をひそめた。長い腕が伸びてナルトをとらえる。 「せん…」 なに、と問おうとしてナルトは目を丸くした。後頭部を捕まれ向かされた先には、深い灰蒼があった。 (あ………) せんせーの、目だ。 そう思ったときには唇を塞がれていた。 「ん……っ」 同時にぬるりと咥内に何かが入り込んできて、ナルトは思わず目を閉じる。追い出そうと反射的に伸ばした舌は簡単に絡め取られた。 「ん、んんっ」 首を振ろうにも後頭部を捕まれているので動かせない。その間も口の中を全部、なめ回される。背筋を走る衝撃に、体が震えた。崩れ落ちそうになる体を支えようと、無意識に手がカカシの服を握りしめる。 「……はっ……」 息が苦しくなって意識が朦朧とし始めた頃、やっとで解放された。荒く肩で息をつくナルトとは対照的に、カカシは平然としている。 「お子様」 どこか腹立たしそうに言うと、カカシはナルトにもう一度口づけた。去り際に唇を舐められ、ナルトがびくりと体を震わせる。 「これ以上オレを煽るようならどうなっても知らないよ」 ふーと大きくため息をつくと、カカシはナルトをおいて立ち上がった。ドアの向こうに消えた後ろ姿を見送って、ナルトの体から力が抜ける。体中が火照って熱かった。 「……な、なんだってばよ………」 両手で頬を押さえて考え込む。 「…………あれもちゅーだってば?」 口の中を全部、カカシに舐められた。一瞬だけ見えたカカシの瞳はなにやらいつも以上に艶めいていて。 「……良いかも」 子供だからと言ってその恋を侮ってはいけない。
はたけカカシ、彼はこの日人生最大の選択をした。
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最近押せ押せナルトと負けてるカカシブームなのです。どうにもここしばらくの話でナルトが女の子くさかったので(が、小此木が書くと女の子の方が漢前だったりするのですが)男の子目指してみましたが…ううむ。
ではおやすみなさいませ。いつもの二人ネタもあるので忘れない内に書ければ良いなと。明日は飲み会なので厳しいです。あう〜。
バテン○イトスやりたいがために買ったゲームキューブでFFCCやってる小此木ですが、なかなか良いです。アクションRPGなので指が痛いですが…アクション苦手なのに……一人でプレイしているので時折発狂しそうになります。
昨日の馬鹿話は予告通り削除しました。近々シム日記も更新したい(希望)と。だってまじめにナルシムったらキス魔になっちゃったんですよ!!カカシムったらキスされっぱなし(笑)そしてパパシムの前でキスされてその後パパシムにくどくど言われるカカシム(笑)ナルシムには何も言わないのですね、パパシム……この辺り、小此木がなんにも指示出してないのがみそです。
うー、ではいい加減原稿します。 二月は新刊二冊の予定です。一冊は飴なので純粋に新刊というわけではないかもですが。というか飴頁足りてるのかしら。ドキドキ。
金曜は自社の忘年会でした。その後(この時点で夜の二時)、銘酒を揃え持っているS氏の家に移動したのですが、肝心要のS氏が速攻で熟睡したためそのまま全員で寝て終わりました。二分持たなかったね、Sよ…やはりテキーラはきましたか…しかし朝の愛環ホームは寒かったです。酒臭い身で愛環乗って帰ってきた小此木さんは、風呂入って病院行ってなるティメットヒーローとサモナイ3どっち買うか迷ったあげくゲームキューブを買って帰ったのでした。まる。 久々に頑張ってコントローラー握ったら二時間が限界でした。
そして日立のCM見逃しました(泣)。HPで閲覧できるようにしてくれてありがとうございます、HITAC○I。
すみません、今日はもう眠っても良いですか…?(誰に聞いている)
なるしむがキス魔になりました記念ちゅー話。ちまっこいのパパ付き↓
*** きっすは瞳にして ***
12/14削除 ところで未だに林檎マークからテキスト立ち上げようとしてます…
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明日には消します馬鹿話。脳みそ動いてくれません。あああああ日本語どこにおいてきました小此木さん!某三河地方の居酒屋ですか!! あ、男のナルトが結婚する相手だからお嫁さんなのです。
右手の荒れ具合がどんどんひどく…再びひび割れに…薬前のに戻してもらいます(泣)冬はこれがいやです。右手だけばきばきに割れていくので困ります。
日曜の爺孫話、どうにもテンポが悪いですね(汗)書き加えない方が良かったなぁ…。ひとまず気になったところをちょこっとだけ削除してみました。
まだ何にもしてないのにこんな時間……相も変わらず書類作りに負われている小此木でした。おやすみなさいませ。 今日の脳内BGMはミンキーモモとデリケートに好きして。気を抜くと歌っていたので同じ部屋に居た人はさぞかし怖かったことでしょう。
後ちょっとですが、休憩中の看板出してみました。何が変わると言ったわけではないのですが(苦笑) 体調は山場を越えました。健康診断も視力だけだったので何とかなりそうです。血抜かれないですんでほっとしました。後は胃だけです。27日までには何が何でもなおすんです!
冬、松山の祖母宅にて餅つきのお手伝い予定なのですが、そこで両親とも合流するんですよ。で、私はそのまま名古屋に戻るつもりだったので呑気に構えていたのですが、母が 「福岡に帰ってこないって言うの!?」 …お怒りでございました…。だってよく考えてください、母上。松山行って福岡行ったら一日しかいられませんよ?さすがにしんどいですよ?そんな理屈の通じないのが母親です。四日、飛行機全部埋まってたんですよねー。取れると良いなぁ(遠い目)ってなことで冬のお休みは西日本大横断でございます。 ってかということは正月来てもすぐには動けませんね…嘘にしないようがんばります!
人様の修羅場に押しつけたもの。携帯だったので字数が足りず焼き直しです。クリスマスについては目をつぶってやってください↓
*** ぷれぜんと ***
三代目火影は決断を迫られていた。同じ部屋の隅では秘書官がいつになく険しい顔の里長の顔を盗み見ていたが、それにも気付かないくらいにせっぱ詰まっていた。 「どうするかのぅ…」 机の上には赤と緑に彩られたファンシーな便箋と封筒が置かれている。 封筒の宛名はーー『さんた』 むろん、冬に行われる異国の行事を火影も知ってはいたが、己には縁遠いものだったはずだ。というか己の年齢を思えばとうの昔に縁遠くなったはずである。 (誰じゃ、こんなことを吹き込みおったのは) 大方春野サクラ辺りであろう。それともどこかの馬鹿上忍がナルトの欲しい物を聞き出すために話したのかもしれない。どちらにしても、ナルトは『さんた』なるものの活用法を知ってしまったらしい。 これを持ってきた時のナルトの表情を思い出し、火影の眉間の皺が2mmほど深くなった。 「オレがさんたに届けてやるってばよ!」 それはもう意気揚々とこの紙をおいていった子供の笑顔を思い、火影の口からため息が漏れた。 うれしい、とてつもなくうれしいのだが、どうしても下忍の給料リストが脳裏に浮かんでしまう。ついでにボーナス額まで出てきてしまうので、ますます何かをねだるのは気が引けた。 ナルトががんばって稼いだお金だ、無駄にならぬよう、負担にならぬよう、選択には細心の注意を払わなければならない。本当は気持ちだけで十分すぎるほどうれしいのだが、かといって辞退すれば、ナルトが落胆するのは目に見えている。火影の眉間の皺が更に3ミリ、深くなった。 執務室に重い空気がたれ込める。 (そんなに難しい問題が持ち上がっているのだろうか) そしてその部屋にいるしかない秘書官は、相談役を呼ぶべきかどうかの決断を迫られていた。
「へいらっしゃい!」 火影へのクリスマスプレゼント、『一楽のラーメン』なり。
*****
オチがよめる話ですねー。でも楽しかったです。爺様はお金持ちなので欲しい物を言ったらナルトの給料なんてかっとびます。カカナルバージョンも思いついてみたのでこっそりやってみようかと。そして元にしたのが己の周囲におけるクリスマスだったので宗教行事とかけなかった小此木……。いや、だって(汗) ああ、もっと爺孫増えませんかねぇ。爺孫万歳!!ということでこれは今頃修羅場って居るであろう信州在住の方に。がんばってくださいね〜。
そして二月のオンリーの原稿がそろそろやばいと言う事実に怯えている小此木でした。が、がんばります。次こそ入り婿2を!!12月で今のプロジェクトが終了するので(また引っ越しが来ますが・苦笑)正月過ぎればサイトの方ももう少し何とかできるかと。とりあえず書きかけの100題終わらせたいです。
それではおやすみなさいませ。
朝ご飯が15時という一日になってしまったのに今現在眠いです(おかしい)よりによって明日会社の健康診断です。引っかからないでくれよ〜(汗)
せめて〜〜「天遠」設定です↓
*** 氷遊び ***
「おお」 子供達の口から感嘆が漏れる。白くなる吐息の先で湖が陽光を反射していた。 「はい、それじゃ落ちないように。以上」 湖には一面に白い氷が張っているが、それは人が上で遊ぶのに十分な厚さではない。体重移動には細心の注意を払わないとすぐに氷は割れてしまうだろう。 「あ、沈んだらがんばって浮かんできてね」 ここ、藻が生えてるから大変だよ〜? 呑気なカカシの声に、サクラが青ざめる。どこに持っていたのか、折りたたみ式の椅子を取り出すとカカシは座り込んで本を取り出した。サクラが恨めしそうに睨むが効果があるはずもない。 「サクラちゃん、はやくーーーっっ」 一足先に氷の上に移動していたナルトが楽しそうに呼びかける。サスケもすでにその隣にいて、サクラは深々とため息をついた。 「はいはい、行くわよ」 本日の修行。氷の上での組み手。 氷は滑るし下手すれば落ちるしあまり楽しくはなさそうである。しかも今日は昨日までの天気とはうってかわってとても良い天気だ。氷はどんどん薄くなるだろう。 (落ちたら一生呪ってやる!) そう決意すると、サクラは足を踏み出した。
日が落ちかける頃、やっとで集合の合図がかかった。 「帰ったらよく暖まるように」 にこにこと相変わらず意味のない笑みを浮かべてカカシが言う。ニシィとナルトが笑った。 「楽しかったってばよ!」 全くもって邪気のない笑顔に、サクラとサスケがため息をつく。 「単純でいいわよね…」 どうせ今日の修行の難しさなど気付いていないのだろう。サクラの呟きにサスケが頷いた。 「ま!ぎりぎり合格点かな」 「そりゃどうも」 カカシの言葉に投げやりにサクラが答える。湖に突き落としてやろうかと考えたサクラは、カカシの行為に口の端を引きつらせた。 「……なに、してるんですか」 「んー?」 ナルトを抱き上げてカカシが首を傾げる。同じく首を傾げたナルトをカカシはますます強く抱きしめた。 「だって寒かったし」 「わーーーせんせっ顔いてえってば!」 頬擦りされる度に額当てが当たってナルトが悲鳴を上げる。ひくり、とサクラの頬が引きつった。 「……付き合ってられん。帰るぞ」 こめかみに青筋を立ててサスケが吐き捨てる。慌ててその後をサクラが追った。 「はーい。先生、ナルトまたね」 「じゃーね、サクラちゃん、馬鹿サスケ」 カカシの手を握ってナルトも手を振る。二人の後ろ姿を見ながら感慨深げにカカシが呟いた。 「あれだよね、サスケはむっつりだよね」 「…センセー、そんな真剣にいうことだってば?」 カカシの言葉に些か呆れてナルトが答える。ナルトを抱えなおしてカカシも歩き出した。 「サクラが付いてくること、疑ってないあたりがすごいよね」 「せんせーは信じられないってば」 「だからこうやって捕まえてるでしょ」 唯一覗いている右目が糸のように細くなる。ナルトはんーと唸るとカカシの頭に腕を回した。わしゃわしゃと銀の髪をかき乱す。 「センセーもさ、一緒にやれば良かったのに」 「じょーだん。オレじゃ落ちちゃうでしょ」 「落ちないってばよ」 カカシの言葉にナルトが確信を持って笑った。 「オレがいるのに、せんせーに悪ささせるわけないじゃん」 自信満々の笑みに、カカシの瞳が一瞬凍り付く。だが次の瞬間には笑みに取って変えた。 「そりゃ助かる」 当たり前だってばよ、とナルトが笑う。 それもそうだ、とカカシは思う。 ナルトの意に染まらぬ事を、あそこの連中ができるはずもない。
時折、カカシにはこの腕の中の子供がひどく恐ろしく感じられた。 火影を超す、とは何になるということなのだろうか。 (そーいう意味じゃないってわかっているつもりだけど、ね) 火影の名を冠したあの老人でさえ、『神』と呼ばれることがあったと言うのに。 この子が名実共に『神』になり得ると、カカシは知っている。知っていて腕に抱いている。 いったい、どこまで知ってどこまでわかっているのか。 「せんせー」 カカシの髪をかき乱しながら楽しそうにナルトが声をかける。 「帰ったら風呂入りたいってば」 ニシシと笑った顔は、カカシの知っているナルトだった。 「ーーーそうだな」 どちらにしてもどうあがいても、カカシが手放せるはずもない。 捕まえていようと捕まっていようと、どちらでも同じ事だ。 「隅々まで丁寧に洗ってやるよ」 「げ!のーさんきゅ!」 ナルトの悲鳴にカカシが楽しそうに笑う。 帰ったら風呂の準備をして、二人して温もろう。ついでにほんの少し、おいしい思いもさせていただければカカシには満足だ。 「さ、帰ろうね」 今は、まだ。帰る先は一緒だから。
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なんだか微妙な出来になってみました。うーん(汗)言い訳しても仕方ないので止めます。すごく長くなったので(苦笑)
ではおやすみなさいませ?
シムに心の癒しを求めている小此木です。逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ…!(言い聞かせ)とうとう月より使者様も来られたのでさらにがくんと。仕事中に会社の案内地図のビットマップいじってる場合じゃないですよ、小此木さん!!
そんなこんなでシム日記はインデックスのアドレスにkanasim.htmlを付けたものになります。アスマ班の名字八班とかしたいましたよ…!何してるんですか私!!(泣)画像が大きい上に数が多いのでやたら重いです…申し訳ありません(汗)中身も中身なので心の広い時だけどうぞ。そして行生さんの使い方がやはりよくわからない私。ヘルプでの検索がへたくそな模様。
申し訳ありません、通販処理遅れております(滝汗)来週には必ず…!
もはや全ては週末までどうにもできそうにないです。まずは明日会社に行くことを考えます。おやすみなさいませ。
私信>生みのお母様へ。でこちゅー載せましたよ!!△はいやですよね??(涙) 私信に>義母様へ。ダンシングゲージはどう見ても野生に帰っているようにしか見えないのですが…。くるくるかわいかったですよ!でも写真とろうと待ちかまえていた時はカカシムがくるくるしてもらってました……くぅ!!
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