地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
気を抜くとPSに手が伸びそうになります……
とりあえず入り婿でメイド鮫は(脳内で)導入部できました。おっけいです。いけます。後はお義母様と呼ばせるか奥様と呼ばせるかだけです>私信
他人様のしむぴ日記読んで大笑いしている場合ではありませんよ、小此木さん。 と己の理性が突っ込みます。でもおもしろいです、しむぴ日記…林檎版だと拡張データが英語版しかないみたいなので窓版にしようかと悩み中。デートしたいじゃないですか! ひとまず入り婿、爺婆、うちは家(メイド付き)、クラエアでやろうかと。いい衣装が見つかれば十二国記も。ああ、夢は果てなく野望はでかく………(逃避)
さーて原稿に戻ります。つーかまじでもうやばい所まで来てます(震)夏休み明け初日に定時であがって走るつもりなのでしょうか、私。
昨日はお船で花火を見てきました。すごかったです!!きれいです!!川に花火を投げ込むというのがあって、それがまた間近で見れて絶叫ものでしたよ!!しかし柿安はでかかったです。 そして本日はおいでん祭りの花火です。川挟んだお向かいで上げているのでベランダから良く見えるのです。前におうちがあるので低いのは音とアナウンスのみなので、今現在背後で豪快に鳴り響いております(笑)なんでそんな状態で日記打ってるかって、蚊取り線香買い忘れて大変なことになったからですね。くしょう、蚊め……日記書きつつ網戸にへばりついて見てます(笑) ところで桑名は三重県です、小此木さん。岐阜県じゃありません。小此木の中の岐阜県はえらく巨大化していた模様。おかしい…どこで……
ちんまいの↓
*** 花火 ***
わたがし 金魚すくい りんごあめ いかやき くじ当て たこやき 射的 も一回わたがし (……どこに入るんだろう……) ご満悦で綿菓子に食いつく幼子の手を引きながら、カカシは素朴な疑問を持った。自分の半分にも満たない子供の腹には、すでに過剰な糖分が補給されている。 「にーちゃもはい」 カカシに綿菓子を差し出して、にっこりとナルトが笑う。その笑顔に逆らえようか、逆らえるはずもない。 カカシはしゃがみこむとナルトの差し出した綿菓子をかじった。多く食べ過ぎると怒られるし、ちょびっとだとお子様の許しは得られないので、なかなか思案のしどころである。 「おいしー?」 「…うん……」 口の中でじゃりじゃりと音を立てる砂糖に、カカシの眉間に皺がよりそうになる。 「おいしーよ」 だがナルトがくれた物がまずいはすがない。自己暗示の元微笑めば、ナルトの顔に満面の笑みが広がった。 「なぁねぇ、わたーめすきっ。しろくて、ふわふわなの」 「だねぇ。おまけにおいしいし」 「ねー」 同意を得られたのがうれしいのか、何度もナルトが頷く。ふと、その首が傾げられた。 「にーちゃ、おべんとー」 カカシの口元についた綿菓子を指差してナルトが言う。口を拭おうとしたカカシの手より先に、ナルトの顔が近づいた。 「あまーい」 きゃぁ、とナルトが笑う。カカシは凍り付いた。 「な、なると…?」 「おべんとーはね、こうしてとるの。なぁってばおりこうさん!」 カカシの口元についた「お弁当」を舐め取ってナルトは自信満々だ。 (なに教えてるんだ、あんたは!!) ナルトにそれを教えた人物にむかってカカシは心の中で絶叫した。が、仮にも実際にもあの人が上司で恩師だという事実は動かない。 「にーちゃ、どうしたの?」 「んーん、どうもしないよ」 この件でまた八つ当たりをされることもわかっている。どうせ八つ当たりされるなら一緒だ、とカカシは微笑んだ。 「ナルトもお弁当ついてる。とってあげるね」 カカシの言葉に、ナルトがうれしそうに頬を差し出した。
「害虫はどこかなぁ〜?がいちゅうはぁ〜〜」 その後、強力殺虫剤お徳用を背に里を彷徨う四代目の姿が目撃されたが、その結果については定かではない。
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強力殺虫剤くらいですむのでしょうか…。殺虫剤お徳用背負ったパパはお義母様に捧げます>私信。ナース鮫は回復お祝いなので、早く完治してくださいねv
ただいまの野望。とっとと原稿終わらせてガンパレとしむぴーぽうをやる。いつの話でしょう(遠い目)
何か色々負け犬な小此木です。気力を補充するためザリガニ喰ったりガンパレ一時間ばかりやって成果が坂上先生と仲良く帰宅だったり鮫ちゃん書き殴ってて消えたりとなんだか色々負けています。うはー、最後の鮫ちゃんは本当にショックです……後ちょっとってところで………気分が乗って一気に打っていたら………愛の伝道師兄にナース鮫ちゃんを譲ってもらったことがそんなに嫌でしたか、次男坊。最近次男坊と兄の愛の禅問答を書いているとしょっちゅう落ちているような気がするのですが。その辺どういうことですか、次男坊。それとも兄弟の愛の語らいを他人が見るなということですか、兄。兄!! すっかりぐれてしまった小此木にどなたか愛のナース鮫ちゃんを……
もう寝ます……探さないでくださいというのは冗談で明日も仕事なのでこれ以上はねばれないのです(泣)でもそれが終わったら花火を見に行くのです!!楽しみなのです!!そのために一週間耐えましたもの!! それではおやすみなさいませ。
今日書く予定だったものだいじぇすと↓
*** 題なんかないです ***
「我こそは愛の伝道師」 気が付くとサスケの目の前にはかって別れたはずの兄が居た。 「不器用なお前のためにこれを用意した」 兄が差し出したものは「ミニ・ナース鮫ちゃんピンクナース服バージョン」だった。おののくサスケ、ご満悦な兄。 「さぁ、これでお前の恋はばっちりだ」 不敵に微笑んで兄は去った。 「あの……よろしくお願いします」 ぺこりと頭を下げる鮫ちゃん(全長30cm) 血を吐くサスケ どうして良いかわからないナルト どこから突っ込んで良いかわからないサクラ 豪勢なお中元(眉墨セット+ウエディングドレス一式) 「……取りあえず病院行くってばよ」 「そうね、連れて行かないとね」 ひとまず意見の一致をみてナルトとサクラは血反吐を吐いたまま意識を失ったサスケを抱き上げた。
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内容的にはちょっと違うのですがおおむねこんな感じです(なんだそりゃ)どこに行ったのですか、ナース鮫ちゃん……
生きてます生きてます。ただ何故だかわからないくらい眠いです。そして今朝は時計止まってました。良かった、起きれて……
ガンパレの誘惑に耐える日々。くう、誘わないで下さいMさん!!小此木さんは欲望に忠実なんです!!
ひとまず回復したお祝いにはメイド鮫ちゃん(兄付き)とナース鮫ちゃん(弟付き)、どちらを送るべきか迷っています。くう、時間が欲しいです(でも今時間あったらガンパレ始めそうです…)
ここしばらくかーなーりーやさぐれ中ですみません(汗)
金曜から土曜にかけて散財して呑んでカラオケして挙げ句の果てに終電逃して友人宅に泊まった馬鹿小此木です。散財の内容がゲームと本だし。友人と二人して「原稿終わらないねぇ」とか言いつつ呑んでるし。なんとも有意義な土日でした。 アンリミサガ買っちゃいました。しかも二時間で自力クリア諦めて攻略本も買いました。ついにガンパレ買っちゃいました。原稿終わるまで封印です。ダメです。これからの仕事の日程とか考えると洒落になりません。
ってなことで日記の更新もちょっと遅めになるかと。こう書くと連続で書いてたりするんですが(笑)ちなみに仕事と原稿の所為ですよ?爺様と戯れるのもしばし我慢です……(めそめそ)
お腹空いたので先ごはん食べてきます。殴り書きはあとで。 そして満腹になったら眠くなりました(馬鹿)↓
*** すりーぴんぐ ***
「センセー寝た?」 カカシはソファの上で寝息を立てている。お腹の上にはさっきまで読んでいた本が伏せられていた。 (おもしろくなかったのかな) ひょい、とその本をひっくり返したナルトは、目を丸くした。 『新米ママのためのおやつ教室』 取りあえず見なかったことにして本をカカシの上に戻す。そういえば昨日読んでいたのは和食の本だったような気がする。 「どうせなら読むなら作ってってばよ…」 思わずナルトは溜息を漏らした。文字であればなんでも良いのだろうか、この人は。 (にしたって良く寝てるってば) 寝ている、と言ってもカカシの場合熟睡にはほど遠い。いつでも状況に対応できるよう、神経は起きたままだ。ナルトが本を取り上げるのを邪魔しなかったところを見ると、起きる気はないらしい。 「…………」 寝ているカカシは静かだ。口元に手を当てれば規則正しく吐息がかかる。 (ほんとーに起きる気ないってば) ナルトを構う気があれば、今頃ナルトはカカシの腕の中だ。床に膝をついてカカシの顔を覗き込む。 「センセー寝た?」 額にかかる前髪に触れながら再びナルトが問う。指先で柔らかな髪をクルクル回してもカカシは起きない。 カカシの顔を真上から覗き込むようにしてナルトは身を乗り出した。 「寝てるなら起きるなってば」 ここまでして起きないところを見ると、本当にナルトに構う気はないらしい。だが油断は禁物、相手はカカシだ。 「起きたら絶交だかんな。オレが居なくなるまで絶対起きちゃダメだってば」 耳元でこれだけ言えば例え本当に寝ていても起きそうなものだが、カカシの表情は変わらなかった。それを了承と取り、ナルトが拳を握りしめる。 「よし!」 決意を固めるとナルトはそのまま顔を降ろした。静かに呼吸を刻む唇に口付ける。唇が触れ合い、ちゅ、という小さな音がした。 「オレ、ベッドで寝るってば!!」 真っ赤になって叫ぶとナルトは一気に寝室に駆けていった。大きな音を立てて寝室の扉が閉められた後、ゆっくりとカカシの腕が持ち上がった。 「まったく……」 はぁ、とカカシが溜息をつく。唇に触れればまだナルトの感触が残っていた。 これで起きるなとは、さすがはナルト。無茶を言ってくれる。 「ナルトはもう居なくなったし、起きても絶交されないよね」 わざと少し大きめの声で言えば、寝室からは沈黙が帰ってきた。それを了承ととってカカシが起きあがる。 「さーて、おやつでも作ろうかな」 おやつ、の単語に扉の向こうでナルトが動揺したのがわかった。思わず笑みが漏れる。 「でも一人じゃできないしなー。どうしようかな」 だがベッドの上の気配は動かない。逆に警戒したかのように固まってしまう。 いや、違う。誘惑に負けないよう我慢しているのか。 「ナルト、もう寝た?」 ゆっくりと寝室に近づき扉をあける。布団の中で丸くなってナルトは背を向けていた。 「寝ちゃったのかな」 布団から出た金色の髪をカカシがつっつく。 「起きてよ、ナルト。一緒におやつ作ろう」 その耳の辺りに口を寄せてカカシが囁やいた。ただでさえ赤かった耳が益々赤くなる。 「起きてくれないとキスしちゃうよ?」 「〜〜〜!!」 笑いながら告げられた言葉にナルトが体を強ばらせた。 「ねぇ起きないと本当にしちゃうよ?いいんだ」 ナルトの返答はない。カカシはそれを了承と取った。 「じゃそういうことで」 布団に手をかければなんの抵抗もなくそれはめくり上げられた。ぎゅう、と力一杯眉間に皺を寄せてナルトは目を閉じている。寝たふりらしい。 「かーわいい、ナルト」 「かわいいって言うな!!」 目を閉じたままの反論は寝言と言うことで、カカシは眠り姫を起こすための儀式を行った。
眠り姫を起こすもののは王子様の口付けと決まっているのです
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ところで初対面のお姫様にぶちゅーとかます王子様は道徳的に問題はなかろうかと思うのは小此木がそういったものに縁がないせいですか?せめて最初は手の甲とかから行きましょうよ。 このあとちゅーで済んだのか気になります。
ではおやすみなさい〜。明日はお仕事ですっ。ふー頑張ってくるですよ。
すみません、体は元気になっているのですがちょっと今バタバタしてるので色々は明日か明後日に。申し訳ありませんっっ!!
体調崩して会社早退したのはいいものの、昼間ずっと寝てたので眠れなくなってまとりっ○すのオフ会レポ見て笑ってた小此木さん。社会人としての自覚を持ちましょう。そして日記書いてる場合じゃないです(自分突っ込み)。でも眠れないのです……。
自分の読める読めないの基準がカカシにあるという事実にちょっぴり腹が立ったり。という理由もあってメッセで言っていたあのネタは苦手です>私信
狐設定ちまなる↓
*** 待ち人 ***
空の色が変わるのが好きだ。 窓から空を見上げて、ナルトはぼんやりと待ち人を思っていた。 青から赤へ、赤から紫へ、そして紫から蒼へーーーーーあの人の色になる。 (まだかな) 帰りは月が真上に来る頃になると、あの人は言っていた。だから待たずに先に寝てなさい、と。 窓の外、空と大地の真ん中に月はある。 ころり、と手の中で青いビー玉を転がす。 (まってるんじゃないもん) ころころ転がったビー玉は畳の縁で止まった。それを手に取りもう一度転がす。 これは待っているのではない。遊んでいるのだ。だから、あの人との約束は破っていない。 「……………」 祖父も今日はまだ帰ってきていない。夕飯は一緒だったが、すぐに「やくば」に戻って行ってしまった。ころりころりとビー玉が転がる。 窓の外はすでに暗く、大分高くなった月が庭を照らしていた。木々が何も騒いでいないから、今夜は誰もそこにいないのだろう。 もう一度様子をうかがうと、ナルトは窓を開けた。サッシの上にビー玉を並べる。あの人がおみやげにと買ってきてくれた物。ナルトの目の色だね、って笑ってくれた。 まっすぐに並べたそれを伸ばされた指が弾く。 「こーら、夜は窓開けちゃダメって言ったでしょ」 窓から転がり落ちる前にそれは大きな手にすくい上げられた。ナルトが頬を膨らませる。 「へーきだってば」 「だーめ。油断は禁物なんだぞ」 「だって、にいちゃ、きてくれるもん」 だからへいきなの、とナルトが手を伸ばした。カカシが溜息をつく。 「オレは待ってないで寝なさい、って言いませんでしたか?」 「まってないってば。あそんでたの」 最近頓に反論がうまくなった子供に、カカシが再び溜息をついた。窓の外から中に居るナルトの両脇に手を入れて持ち上げる。 「悪い子はさらっちゃうよ」 こつん、と冷たい仮面がナルトの額にあたる。うにゅ、と肩をすくめてナルトは笑った。 「いーってばよ」 それは肯定なのか否定なのか。カカシの仮面を小さな手がはずす。 「おかえりなさいませ、ってば」 「ただいま」 大好きな人の笑顔にナルトはしがみついた。
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頭の中は絵なので長髪・浴衣姿のナルトなのですが書いてみたらそんなことはどうでもよく(笑)狐のナルトは婆様があれなので色々と感覚がするどいです。
さて、無理矢理にでも寝なくてはですね。おやすみなさいませ。
スパーリーチは大当たり確定ということで、交換日記からはじめましょう>私信その二。連ちゃんする度に青春の一ページがつづられていくのです。
ただいま日付が変わりかなりやばやばな状態にも関わらず書いてみましたやっぱり別の話になっちゃいましたよその参↓
*** あなたの星 ***
空の星全部集めてあなたにあげる
「サクラちゃん、星全部集めたら月に勝てる?」 ナルトの質問にサクラは目を瞬かせた。何やら思い詰めた表情でナルトは考え込んでいる。 「どうしたのよ。なにか悩み事?」 おいでおいで、とサクラはナルトを呼び寄せた。サクラの前に座り込んでナルトが大きな溜息をつく。 「満月の夜ってさ、月しかないじゃん。オレ、月に負けないような星が欲しいの」 「取りあえずアンタが馬鹿ってことはわかったわ」 はぁ、とサクラも溜息をついた。一気に膨らんだナルトのほっぺたをつついてへこませる。 「星は月よりもずーーーと明るいのよ?集めたりしないでも、ちょっと近くに持ってくれば月には負けないわ」 納得がいかない、というようなナルトの表情にサクラは苦笑した。 月に負けない星をどうしたいのか、なんて聞くだけ野暮なので聞かないことにする。青い瞳にちらちらと見えるのはヤキモチだ。 「あのね、耳貸してごらんなさい」 ナルトがヤキモチを妬く事柄などただ一人に関してのことで。だからサクラはその耳に策を授けた。
家に帰るなり漂った甘い匂いに、カカシは目を丸くした。 「ナルト、これなに?」 何やら砂糖の匂いがする。台所でごそごそしていたナルトは、カカシに気が付くと急いで飛びついてきた。 「おかえりなさいってば!」 「ただいま。お前までえらく甘い匂いするけど、どうしたの?」 鼻を鳴らすカカシに、ナルトはにんまりと笑う。それが悪戯っ子の本領を思い出させてカカシの警戒心を誘った。 「センセー、目つぶって」 ナルトの言葉に警戒しながらもカカシが素直に従う。甘いのはわかっている。わかっているのだが。 (悪戯が成功したときの笑顔もまたかわいいんだよね〜) ちょっぴり己の体を張っても良いと思えるほどに、それはうれしそうにナルトは笑うのだ。惚れた弱みというヤツだ。 (何が来るかな) 今日はどんな手で自分を驚かせてくれるのか、少し楽しみにしながらカカシはナルトの行動を待った。腰に回されたナルトの手がはずれて温もりが遠ざかる。 それを寂しく思った途端、頭の上から何かが降りかかった。 思わずカカシが目を開ける。 「へへ、センセーに星あげるってば」 目を開けた途端飛び込んできたのは眩しいほどのナルトの笑顔だった。はにかんだように鼻の下を擦ってナルトが手を差し出す。 「これ、全部センセーのだってばよ」 はい、と差し出された手の平に乗っていたのはセロファンに包まれた金平糖。慌てていたのか、セロファンがぐちゃぐちゃなのがいかにもナルトらしかった。 「オレに?」 頭に乗ったものをひとつ手に取りカカシが問い返す。ナルトが大きく頷いた。 「どうだってば!あ、ちゃんと全部包んだから、落ちたのも平気だってばよ?」 頭から肩から床から。カカシを包み込むように降り注いだ偽物の星は、全て優しく包まれている。それらは光を弾いて本物の星のように光っていた。 「………ありがとう」 それしか言葉が思いつかず、カカシが呟く。ナルトが満足げに笑った。 「どーいたしまして、だってば」 例えば。誰かに金平糖をあげるとして、馬鹿みたいに全部セロファンで一個一個包む、なんて面倒なマネをするヤツはいないだろう。だがナルトはそれをしたのだ。 「大変だったでしょ、これ」 「んー、でもセンセー喜んでくれたからそうでもないってば」 なんでもないことのようにナルトが笑う。カカシは手にしたセロファンをあけると、金平糖を口の中に放り込んだ。 「甘いね」 あまり得意ではないはずの砂糖の甘みも、こうすると心地よく感じるから不思議だ。味覚から心地よい、なんて感じるのも変なのかも知れないが。 「ね、この星も欲しいな」 腰を屈めてナルトと視線をあわせれば、甘い香りが一層強くなった。ナルトが慌てて己の頭を触る。 「へ、オレにもついてる?」 「これもオレのでしょ?」 甘い甘い、自分の大切な星。 心からうれしそうに笑って、カカシはナルトに口付けた。
*******
バカップル復活!!どうにも満月の夜のカカシさんは真面目に偽物のようです。ふー。別の話と思っていただければ(汗)何がしたかったのかは聞かないでください。何を書きたかったのかも聞かないであげてください…… 『口寄せアイテム兄』ネタは瞼が下がってきたのでまた明日。爺様と陣取り合戦して遊んでなければ明日。というか今日ですね。 おやすみなさい〜
↑すみません…兄に立ち向かう気力が残ってません…。ごめんね、鮫ちゃん!!(何故) えー、眠いだけなんで無視してやってください。お願いします。
せっかくなので『口寄せアイテム兄』のデータです↓
☆兄☆ 分類:口寄せ 消費マジックポイント:残り全部
サスケがピンチに陥った時に現れる謎の人物。 だが助けてくれるかどうかはその時の気分次第 サスケの態度次第。場合によっては敵になる。 弱い敵にボコにされていた場合、サスケが72時間耐久 愛のでこぴん劇場に連れて行かれることもあり要注意。 いずれにしても口寄せ後はサスケが胃潰瘍で緊急入院 するので、保険証は常備すること。 また兄が連れている鮫ちゃんの衣装で期待度が変わる。 メイド服鮫ちゃんを連れていたらプレミアムリーチ 期待度★★★★★で大当たり間違い無しだ!
使用後ステータス変化(サスケのみ): 急性胃潰瘍、吐血、精神崩壊
☆☆☆☆☆
という馬鹿なことを仕事中にずーーと考えておりました。最後の期待度云々というのはパチンコネタです。わかんない人にはさっぱりわからないネタですみません(汗) 兄データ乗せたらえらく満足しました(笑)
原稿も更新もせずに何をやっているかと言われればゲームです…申し訳ありませっ(偽吐血) ナルト陣取り合戦クリアしました!ラストの孫vs爺で何かそれまでの不満がどこかに消えました。例え十班が口寄せアイテムだとしても!果てはタズナさんまで口寄せアイテムだとしても!ああ、爺と孫の愛に比べれば些細なことです。カカシの写輪眼の回り具合には本気でわらわかせて頂きましたが。
ということで本日も更新なしでおやすみなさいです(爆)
*** 苦手 ***
誰にだって苦手なもののひとつや二つはあるだろう。 カカシの場合、たまたまそれがこの物体だっただけで。 「あれ?どうされたんです?」 にこやかに微笑んでうみのイルカが声をかけてくる。仕方なくカカシも営業スタイルを返した。 「どうもしません」 ただ、無性に世の中が嫌になっただけで。 「そうだ、センセーも一緒に行こうってば!」 保護者に飛びついて本当にうれしそうに笑った小さな恋人に、カカシは綺麗に微笑んで見せた。 「ごめーんね。オレ、今日予定があるのよ」 ウソではない。家で読書という立派な予定がある。 肩を落とすナルトに、カカシはできる限り優しく微笑んでみせた。 「イルカ先生とこでゆっくりしてきな。ね?」 本当はそんなことなど言いたくないが、しょうがない。カカシの言葉にナルトは唇を噛みしめた。 「……飲み過ぎはダメだってばよ?」 「心しておきます」 はは、とカカシが苦笑する。仲良く手をつないで去る親子を見ながら、カカシは頭を掻いた。 「さーてと…」 いつものように片手に本をもって、余った片手はポケットに突っ込む。溜息が漏れるが仕方ない。 「………嫌ってる、となるとナルト泣いちゃうよねー」 だから、やはり苦手、程度で留めておかねばなるまい。好きな人を嫌いと言われて喜ぶ人間はいないだろう。 「あー…」 ひとまず小さく呻いて、カカシはこの感情を「苦手」で片を付けた。
*****
見てのとおり終わってませんがひとまず終了。混乱しちゃって…(汗)
修正効かず全然別の話になってしまいました…↓
*** 苦手 ***
満月の夜が苦手になったのは、いつからだっただろう。 必死で家に向かいながら、ナルトはぼんやりとそのことを考えた。 送っていこうか、というイルカの言葉は断った。まだそんなに遅い時間ではなかったし、なによりも今夜のカカシをイルカに見せたくなかった。 (やっぱり消えてる…) 家の灯りはすでに落とされていて、ナルトは乱れた息を整えた。だけど、カカシは起きているだろう。 (なんでもっと早く気付かなかったんだってば) きゅうと握った拳に力をこめて、ナルトは家のチャイムを鳴らした。ポケットの中で家の鍵が音を立てる。 しばらく待つが応はない。 はぁ、と溜息をついてナルトはドアノブを回した。なんの抵抗もなくドアが開く。靴を脱ぐと、ナルトは急いで寝室へ向かった。 「せんせー」 寝室のドアを開け、ベッドに腰掛けたカカシに声をかける。だが、やはり応はない。 「カカシせんせー」 もう一度名を呼んでナルトはカカシの首に腕を回した。願いをこめて力を入れれば、やっとでカカシが振りかえる。 「ナルト、どうしたの?忘れ物?」 「うん、着替え忘れててさ。もう面倒だから帰ってきたってば」 不思議そうに問うカカシに、ナルトは笑ってみせた。月光の所為か、ナルトを見つめるカカシの眼の色がいつもより少し薄い。 恐怖にナルトの心臓が縮こまった。 満月の夜、カカシはどこかおかしくなる。どこが、とわかるわけではないけど、その存在が薄くなる。 すり、とナルトに頬を寄せてカカシが微笑む。 「そっか」 「うん。それに、センセー一人は寂しかったでしょ?」 「うん」 素直に頷くカカシに、ナルトは苦笑した。本人は気付いているのかわからないが、満月の夜のカカシは甘えん坊だ。素直にナルトに寂しいと言う。 「一人にしないでよ」 どうして満月の夜なのか、とか。どうして一人で月を見上げるのか、とか。聞きたいことはいっぱいあるのだけど。 「わかったってば」 自分が生まれた夜が、目に痛いくらいの満月だったというのは本当なのか、とか。聞きたいことはいっぱいありすぎて聞けやしない。 いったい誰を待っているの、と。 だから、満月の夜は苦手だ。 「約束するってば」 大きな大人を精一杯抱きしめて告げる。だけど、どれほど抱きしめてもカカシを月からは隠せない。 せめてその瞳に自分だけを映すよう口付けた。
*****
カカシが受け臭くて泣けてきます。ていうか泣いてます(はは…)勘弁してください、カカシ先生(書いたのは誰だ)。最近ナルトの性格が悪くなってきている気が……(汗)
く、修行しなおしてきます!!
口寄せアイテムなんですね…術なんですね…イノもそうなんですね…ってことはチョウジはサスケが呼ぶのですか?サスケが呼ぶのは兄であって欲しいのですが。取りあえず作成メーカーを問いつめて見たくなったナルトボードゲームでした。まる。爺様は遠いですよ。
女の子ナルト↓
*** 予定 ***
「きれいな髪なのに」 きっかけはただそれだけ。
乱れた髪を大きな手が優しく解きほぐしていく。 「だいぶ伸びたね。伸ばすの?」 肩までの長さになった金髪を一房、手にすくってカカシは微笑んだ。そっとその髪に口付ければ、ナルトが頬を膨らませて振りかえる。 「センセーが言ったってば」 「あれ?そだっけ」 振り向いた拍子に己の手から抜け出た髪を、残念そうにカカシが見つめる。ナルトは益々頬を膨らませた。 「そうだってば。だからオレ、伸ばそうと思ったのに」 任務でドロドロになって、乱暴に髪を手櫛でなおしていたらカカシに止められたのだ。 「せっかくきれない髪なんだから、もう少し大事にしてあげなさい」 カカシがきれい、と言ってくれたものはそれが初めてだったから、自分にしては珍しく頑張っているというのに。 ぎろりと睨みつければ、困ったようにカカシが頭を掻いた。 「それは悪かった」 「もう!髪伸ばすのって大変なんだってばよ!?」 ぷんぷん怒るナルトにカカシが苦笑する。洗髪からカットまで、ナルトの髪の手入れはカカシの役目である。 「でもさ、オレの言ったこと気にしてるんなら伸ばすのやめていいよ?」 再びナルトの髪に櫛を滑らせながらカカシが言った。鏡の中のその動作を見ながらナルトが唸る。 「うーん、でもオレいい女になる予定なの」 「はい?」 「センセーが、自慢したくなるようなイイ女。んでー、そうしたら髪長い方がいいかな、って」 いい女、って髪の毛長いものなんでしょう? 真顔で問われ、カカシは固まった。次の瞬間思わず吹き出す。 「な、なんだってばよ?」 「わ、わるい。ナルト、お前勘違いしてるよ」 堪えきれず肩を震わせるカカシをナルトが睨みつける。カカシは微笑むと、ナルトの頬を両手で挟んだ。 「あのね、オレ今でも十分お前のこと自慢しまくってるけど?」 カカシの言葉にナルトが目を瞬かせる。カカシはなおも肩を震わせている。 「そっか、これ以上いい女になるのか。それは困ったなぁ」 もう誰も惚気、聞いてくれなくなるかも。 カカシの呟きにナルトが頬を染めた。それから一気に脱力して肩を落とす。 「は、はずかしいってば〜」 「だってオレ、本当にナルトにメロメロなのよ?自慢くらいさせてよ」 にこにことそれは楽しそうに笑われ、それ以上ナルトは怒ることが出来なかった。 「オレも、ナルトに釣り合うようないい男にならなきゃね」 カカシの言葉にナルトが頬を膨らませる。赤く膨れたほっぺたにカカシが唇を寄せた。 「だから覚悟しておきなさいね、ナルト」 お前にもオレにメロメロになってもらうから。 カカシの囁きにナルトが呆れて溜息する。 (これ以上どう覚悟しろってば) もうこんなにメロメロなのに。 でもそれは言うまでもないことなので、ナルトはカカシの首に腕を回すと口付けを交わした。
*******
ふとカカシが方言になっていることに気付きました幸せいっぱいバカップルの巻。このカップルの惚気はあまり聞きたくはありませんね、特に旦那。アスマさんとか苦労しているでしょう。
何故か某様と二人ッきりでメッセやってると最終的に鮫ちゃんと兄の話になっているような気がしてなりません。二人ともカカナラーのはずなのですが。でも鮫ちゃんの話をしているとものすごい勢いで時間が流れていくのです。楽しいです、鮫ちゃん。よもや小此木は鮫ちゃんが好きなんでしょうか(何故に疑問形)
食べ過ぎました(馬鹿)
お見舞い品。浩陽で利広珠晶。浩翰は涼やかな美形で(笑)↓
*** カバの鼻とペンギンのしっぽ ***
「ねぇ、『えっち』ってなに?」 珠晶の問いに、陽子は固まった。
「これはまた…いったいどこでそのような言葉をお耳に?」 フリーズした陽子に代わり、浩翰が問い返す。相変わらず水羊羹のような男だわ、と思いつつも珠晶は浩翰の涼しげな顔を見上げた。 「利広が言っていたのよ。『あの二人えっちしてるんだ』って」 あの二人、の単語に陽子から血の気が失せる。青くなったと思ったら、次は真っ赤になった。 「ね、『えっち』ってなに?あの馬鹿、教えようとしないのよ」 「そうですね、私としてはお教えしてもよろしいのですが…」 ちらり、と浩翰が陽子に視線を流す。赤と青を行き来しながらも、陽子は必死で首を横に振った。 「……少々口で言うのは難しゅうございます」 「なによう、あんたまで教えてくれないの!?」 ぷく、とほっぺたを膨らませて珠晶が怒鳴る。浩翰は少し困ったように微笑んだ。 「そういうわけではないのですが、『えっち』とは蓬莱での子作りの方法でして」 がたん、と大きな音を立てて陽子がこける。恐慌状態に陥って机の下に隠れようとする陽子はそのままに、爽やかに浩翰は言葉を続けた。 「相手が見たこともないものを言葉で伝えるのは誠に難しく、また間違いのもととなりましょう。この場合、やはり実際にお試しになられるのが一番かと」 「そっか…向こうは里木とかないんだっけ」 「はい、大元の理が違いすぎます故、説明は大変むずかしゅうございます」 むーと珠晶が考え込む。ふと、珠晶は気になったことを口走った。 「じゃぁなんであんたは陽子と『えっち』したりしてたわけ?」 今度こそ、陽子は机の下に逃げ込んだ。机の上で墨汁の容器が倒れるがそれどころではない。一瞬視線を机に向けた後、浩翰はやはり涼やかに微笑んだ。 「知らぬということは、興味をかき立てられますので」 一編の曇りもない笑顔だった。そっかぁ、と珠晶が納得する。 「確かに興味はあるわね。里木がないのなら卵は何処になるのかしら」 「その辺りのことも利広殿はご存じですよ。私より遥かに詳しくていらっしゃいますし、きっと手取足取り教えてくださるでしょう」 さりげなく手取足取りを強調して、にこやかに浩翰は告げた。珠晶が気合いを込めて拳を握る。 「さてはあの馬鹿、説明するのがめんどくさかったのね。見てらっしゃい、絶対吐かせてやるんだから!じゃぁね。邪魔して悪かったわ」 そのまま意気揚々と去って行く珠晶を見送りながら、浩翰はぼそりと呟いた。 「ということはこの前のあれはやはり利広殿だったのですね」 「こうかーーーん!!」 顔から火を噴きそうな形相で陽子が叫ぶ。私もまだまだ修行が足りませんね、と浩翰は一人うそぶいた。
その後珍しく狼狽する利広が見られたとか、珠晶に絶交を言い渡されて川縁で落ちこむ利広のふぉとぐらふにプレミアがついたとか、まことしやかな噂が流れたがそれはまた別の話。
*******
小此木アニメ浩翰見たことないのですが、ちょびっと怖くて見れません。すでに顔が浩陽にはまるきっかけになった某サークル様の浩翰で固定されているというのもありますが(もっともそこの浩翰は腹黒くもないし主上に手出したりもしてませんが)。フォトグラフは次男の情けない姿をネタにしようと身内で値がつり上がったと思われます。愛されてますね、利広。 ラブコメが見たいといっていたのにギャグになっちゃいましたが、ハニーへ捧げます。
眠いです(寝ろ)
カカシと婆様↓
*** 懐かしき物 ***
世界を滅ぼしても良いかと問われた。 それは困ると言えば、何故と問われた。 「だってイチャパラの続きまだ出てないんだよ」 ただ、それだけ。深い意味もなにもなく。 「それに」 世界なる物がいったいどれだけの意味を持つかは知らないけど。 「まだ、あの子は頑張ってるから」 そのがんばりを見届けたいから。 本当はまだいっぱいあの子とイチャパラしたいっていうのもあったけど、さすがにこの相手に言うのは憚られた。怒られるならともかく、絶対にそれは楽しそうに根ほり葉ほり聞かれるに決まっているのだ。知っている癖に聞いてくるのだから質が悪い。 「……だから、まだそっちには行けそうもない」 苦笑して言えば、笑われた。 ーーーーー本当は、あの瞬間少し心が動いたけれど。 多分、もうあの子に自分は絶対に必要というわけではなくて。 いなくてもどうにかなるだろうとわかっていたから、あの術を受けた。 拗ねていた、と言われれば反論できない。 「やー…大人げないのはわかってんだけどさぁ」 ただ、時折。遠い昔に失われたあの場所へ帰りたくなるのもまた事実なのだ。 どこへ帰る? 「うん、呼んでる」 行くのか、と問われた。どうだろう、と首を傾げる。 「たぶん、帰るんだよ」 あの場所ではなく、あの子の元へ。
必ず君の元へ帰るから たまに昔を懐かしむことを許してください
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たまには爽やかなカカシを(爽やかなのか?)。ぐーすか昔の夢見て寝ていたらたたき起こされた模様。 うーおやすみなさい。
書いている最中にIEが落ちていきました… 一生懸命思い出して書いた現在のマイブームナル子その1、狼×少女 何だか大幅に間違ってみました「禁断の恋でいこう(FCコミック)」パクリネタ時間がないですよ↓
*** 頑張りましょう ***
「やるっ」 耳を引っ張って叫ばれた一言がそれであった。
「……は?」 涼しい木陰で昼寝をしていたカカシは、唐突なナルトの台詞にたたき起こされた。銀色の尻尾が戸惑うように揺れる。 「やるったらやる!!」 「なにを」 「……!!そんなんひとつに決まってるってば!」 真っ赤になってナルトが怒鳴った。はぁー、とカカシの口から溜息が漏れる。見れば少女はたいそうお怒りだった。 「…お誘いはうれしいんだけどねー…」 獣形態でお昼寝と決め込んでいたが、今日の所は無理そうだ。人形態になろうと立ち上がったカカシを、ナルトが力一杯抱きしめた。太い首に細い手が巻き付く。 「だめ!このまんまやるの!!」 「はぁ?」 今度こそ、カカシは言葉を失った。呆気にとられるカカシの口元にナルトの唇が押しつけられる。だが、人と違って大きく裂けたその口を塞げるはずもない。 「こらこらこら」 大きな尻尾がナルトとカカシの間に割ってはいる。ぐい、と尻尾で鼻先を押され、思わずナルトは後ずさった。 「牙で怪我したらどうするんだ」 はぁ、とカカシが溜息をつく。ペロリ、と唇を舐められナルトが目を丸くした。慰めるようにカカシの舌がナルトの顔を舐める。とすん、とナルトの肩にカカシの顎がおかれた。 「どうした。ん?」 すり、と頬に鼻先を押しつけられ、ナルトが口をきつく結ぶ。大きな青い瞳に見る見る滴がたまっていった。 「だってオレ、おーかみのカカシも大好きなのに!!」 ポロポロと涙がこぼれ落ちる。カカシは慌てて舌でこぼれ落ちる涙を拭った。 「おーかみのときだってちゃんとおあいてできるもん。にんげんのときだけじゃないもん」 悔しそうに泣くナルトに、カカシは目を丸くする。そして次の瞬間、堪えきれず吹き出した。 「ひ、ひどいってば!!」 「いや、だって、お前」 ぱふぱふ、とカカシの尻尾がナルトの顔を叩く。ナルトは意地になってそれを振り払おうとした。とん、と唇に固いモノがあたる。 それがカカシの口先だと気付いて、ナルトは動きを止めた。 「この姿じゃ、キス、出来ないでしょ」 濡れた鼻先があたって、ナルトは目を瞬かせる。 「おまけにこの口じゃどうしたってお前のこと傷つけちゃうし。オレはナルトのことちゃんと気持ちよくしてあげたいなぁ」 くく、とカカシがくぐもった笑い声を上げる。ナルトが真っ赤になって頬を膨らませた。 「ひきょーもの!」 「はいはい」 ぱふり、と尻尾が揺れる。獣形態の時より幾分クリアな声がナルトの耳を打った。 「だからナルトとやるときは人の方がいいなぁ、とオレは思うんだけど」 太い腕に抱きしめられナルトが眉根を寄せる。気を抜くとうっとりとしてしまいそうだった。すり、と頬に乾いた鼻先が押しつけられる。 「それともナルトは人のオレはいや?」 「……うー」 先ほどまでとは違った意味で悔しい、と思いながらもナルトはうめいた。結局、この人には勝てないのだろうか。 「……大好きだってば!」 でもそれではやはり悔しいので、ナルトはその首に飛びつくと強く唇を押し当てた。途端に跳ね上がる耳と尻尾に溜飲を下げる。 人の時でも柔らかい尻尾はナルトのお気に入りで、カカシがナルトのしたことに反応してくれた証で。 「ね、オレいっぱいちゅーしたら尻尾出たまま?」 「…無茶言わないの」 少々呆れ気味で呟くと、カカシはナルトを抱きしめた。こつん、と額を合わせて微笑む。 「そんなこと気にする余裕があるわけないでしょうが」 互いの笑顔を確認して、今度こそ口付けを交わした。
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いつものバカップルとなにがどう違うのかわかりません(泣)わー、狼カカシが明るいですよ。何があったのでしょう。
昨日地震で目が覚めてしまったのでこれ以上は持ちませぬ…すみません、寝ます。おやすみなさい。あああああ最近中途半端な文ばっかり!!(泣)
ナル子フィーバーです。ナル子フィーバー。理由はちょっぴり乙女ではないので言えませんが、ナル子フィーバーです。そして変態な旦那。危険な婦ラットフォームに行ってしまいそうでした……。ああ、でも頑張りましたよ……(何を)
| 2003年07月07日(月) |
千脇肉踊るどどいつ劇場 |
でございます(意味不明) ちょっくら凶暴モードに入っているので日記はおいておいて。 今週号読んで「クリームの入っていないシュークリームが出たらこんな気分だろうか」と思ったのですが、何人の方にこの気持ちをわかっていただけるでしょうか…いや、カカシやっぱり教師なんだ!と思いはしたのですが。むぎゅ。
なんか後ろのテレビで言っていたので(何があってるんだ) 十班と七班。死にネタなのでご注意↓
*** 後少し ***
後24時間以内にその命を終えるとしたら?
「寝る」 きっぱりと即答したのは、シカマルだった。その後ろでチョウジがお菓子袋に手を突っ込む。 「食べる」 「あたしはーえっとぉ」 いのの流し目から逃げるようにサスケが後ずさった。サクラがうーんと唸る。 「私は読書、かな」 意外な答えにいのはおろかサスケも目を丸くした。サクラがにっこり笑う。 「今読んでる本の続きが気になるの」 そう言って叩いたのは「続・クイズで解こう暗号解読」。ファンシーな表紙は子供用クイズの棚に並んでいてもおかしくはないが、その実歴とした上忍向け暗号解読書だ。 「だってサスケ君はどうせお兄さんって言うだろうし」 「さ、サクラ!」 ほほほほほ、と明後日の方向を向いて笑うサクラにサスケが青ざめる。うちはサスケ13歳。病み上がりで喧嘩を始めたことを未だ彼女に許して貰えず。 ちっと舌打ちするいのの真意はおいておいて、ナルトはサスケをなだめにかかった。 「で、本当のところサスケはどうするってば?」 「兄貴を探しに行く」 思わず口を出た答えに、サスケは青ざめた。サクラは微笑んでいる。 「あらあらあら。仲のよろしいことで」 「さくらぁ!!」 「あーあ、尻に引かれちまってるよ…」 「木の葉の男の宿命だよね」 「サクラ、そんな男別れるしかないわよ」 憐れみの視線を向ける男集とは対照的に、勝ち誇った笑みでいのが告げる。密かに本心が出ていることにも気付かない。 「そう言うてめぇはどうなんだよ!」 話の矛先を変えようとサスケがナルトにむかって怒鳴る。ナルトが首を傾げた。 「オレ?」 「他に誰がいる!!」 大声で叫ぶサスケに、ナルトは益々首を傾げた。しばらく宙を見つめた後、しまりのない笑みを浮かべる。 「えへ〜」 今から口にされるであろう答えを予測して、残る全員が興味を失った。そそくさと解散をはじめる。 「あー!自分から聞いたんだろうが!!」 「うっせぇ!聞くまでもねーよ!!」 「春よねー」 「あー腹減った」 「めんどくせー」 「サクラ新しく出来たお店行きましょう」 やれやれ、と他のメンバーが散っていく。一人残され、ナルトは頬を膨らませた。 「なんだってばよ!」 せっかく、特別に宝物も見せようと思ったのに。ちぇ、と呟いてナルトはポケットから小瓶を取り出した。 「せっかくきれいに取り出せたのに…」 不思議な光に包まれたそれにナルトがうっとりと目を細める。瓶を埋めるものは液体ではなく緋色のチャクラ。そして深い蒼と白の球体。 「あの連中」 その瞬間だけナルトが忌々しそうに舌打ちする。 「人の宝物、壊そうとしやがって」 忍びの体は死ねば跡形もなく消される。敵の手に渡るくらいならばそのほうがましだからだ。 特に、特別な能力を持つ忍びは。 でも、とナルトは呟いた。あの人のことを思いだし、自然と優しい笑みが浮かぶ。 「オレが守るからへーき」 全部、この身の中に隠して。守り通してみせる。 それにしても、あの人のいないこの数時間というもの、世界がつまらなくてしょうがなかった。 「困ったせんせー」 クスクスと小瓶の中のものを見つめナルトが笑う。 「そんなにおっきいんじゃ、食べるのに時間かかったってしょうがないってば」 だって、と彼の人が告げる。 一刻も早く来て欲しいんだよ、と。 本当に寂しがりやでどうしようもない人だ。 「これで、最後」 うっとりと微笑み、ナルトは小瓶をあけた。小さな口に球体が転がり落ちる。ナルトの手から小瓶が転がり落ちた。 がさり、とらしくもなく大きな音をたててアスマが現れる。 「!!吐け!うずまき!!」 悲壮なアスマの叫びに、ナルトは微笑んで見せた。 「だーめ。これはオレのなの」 そう言ったのは果たして子供か、大人か。笑えるくらい、その瞳は正気だった。 小瓶が割れて中に詰まったチャクラが放出された。術が完成される。 一瞬の、凍えた蒼。 炎はその温度が高くなるほど冷たい色になるのだ。 閃光の後に残った物は、黒く変わり果てた地面のみ。 「……馬鹿どもが」 苦々しくアスマが呟いた。片手で目を覆い、頭を振る。 「馬鹿が……!」 子供は大人を、大人は子供を。その手を離せるはずもなく。
ずっと一緒にいるのだと。
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………すみません………甘いのにしようとしたのですが無理でした………もうちょい気分が落ち着いたら甘いのにひっそり変えておきます……(泣)
金曜は金山で会社の人の送別会でした。夕方から打ち合わせ予定だったので「いけない」とか思って断っていたら、打ち合わせがなしに。頑張って駅に向かってダッシュ!結局終電で帰ってまいりました。 良い生活です。
書いても書いても色々と終わりません(泣笑)
今日はえらく眠たかったです。ちゃんと寝たはずなのに。これはやはりふと……(震)
馬鹿家族。入り婿と息子とパパの愛↓
*** リボン ***
「……何してんの?」 深い深い溜息と共にカカシが問う。ナルトは首を傾げると、カカシの正面に回ってしみじみと呟いた。 「センセー、リボン似合わないってば」 「……………」 そうだろうね、という呟きをカカシは何とか呑み込んだ。とりあえずここに鏡がなくて良かったと思う。 「あ、青だったらにあうかもー」 ぱ、と顔を輝かせてナルトが足下の箱を漁りだした。その中には種々とりどりのリボン。 かわいい息子のためにと父からの贈り物である。 『カカシへ』 箱の表面にはでかでかと油性インキで書いてあった。心優しい四代目火影は義理の息子への贈り物も忘れない。 「………………………」 どう逃げるべきか。カカシは真剣に考えた。
「きれーに結べたってば!」 えっへん、とナルトが胸を張る。無言でカカシは微笑んだ。 ゆらゆらと白いリボンの端が眼前で揺れる。 「ほら、ちゃんとちょうちょだってばよ」 「そう、それはよかった」 ナルトがわざわざ持ってきてくれた鏡から、カカシは微妙に視線を反らした。あまり見たい物ではない。 「こうなったらとことんやるってばよーっっ」 大きな繻子のリボンを片手にナルトが叫んだ。薄紅色のそれにカカシが凍り付く。 「一番似合うヤツつけていくってば」 にぃ、とうれしそうにナルトが笑う。いただいたものはきちんとつけてみせねばなるまい。カカシは意識が遠のくのを感じた。
父の愛は偉大である。
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こういうカカシ受難は大好きなんですけどね。パパ受難も大好物なのです。
今日も帰る途中で雨に降られました……。
昨日の日記、思いっきり名前間違ってますね。指摘なかったら気付きませんでした。人様の名前間違えるという失礼なマネをしてしまったので羞恥プレイ。反省しなさい、小此木さん。
ガリの詰まったガレの器(ポソリ)
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