地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
ただいまかえりました〜♪ 幸い雨も降らず(曇ってて富士山は見えなかったけど…)おばさま軍団に押されつつも楽しい旅でしたvv むろんスワンも乗りましたよ!しかもシルクハット付き!!遊覧船やジェットボードの波付き!ええと、ボートの船着き場と遊覧船の桟橋がお隣ってのは危険性はないのでしょうか…? 湖でボートは非常に楽しくてよいと思うのですがいかんせん横波には気を付けねばなりません。揺れる揺れる(笑)一回で懲りて「波には垂直に」をテーマに残りをこぎきりましたよ。芦ノ湖でボートに乗るときは波に気をつけましょう、と学んだ旅でございました。 学ぶ……パプリカの寿司はパプリカの味がします……以上!! でも食べましたよ!頑張りましたよ!!貝も我慢して食べましたもの!おみそ汁も!!うむ、好き嫌い人生。お夕飯、最後のお新香以外は全部食べました。珍しく。最後まで食べ終わったら二時間かかっていてびびりましたけど(笑) 美術館行ってシャガールとかピカソとかも見ました。小此木でも名前知ってる人たちの。なんていうか、上記二名の絵は怖かったです。手招きされそうで。モネは密かに畑の絵が好きでした。お気に入りはガリの「骨と犬」、杉山寧の「水」。熊谷守一の「きび畑」が見れなかったのが残念。ポストカードは買ったのですが、犬が凶悪にかわいいです(そこかい)。小此木は到底芸術家にはなれそうにありませんね。 最後の最後で知立駅の次発案内トラップに引っかかったり色々しつつも旅は終了〜♪明日からはまた仕事に同人に頑張ります!
でも二度とパプリカの寿司は食べません。どうやったってパプリカはパプリカですよ!!(泣)嫌いなんですって!!うう……
ところで葉っぱはファンシーなんですか?>私信 最近カカシをかわいいという回数増えてきた気が(笑)
やっとで念願のパーマをかけました♪柄にもなくフェミニンに。が、がです。帰ってきて風でぼさぼさになっちゃったので整えようとしたら……ごめんなさい、美容師のお姉さん。小此木はぶきっちょでした……
今日は色々と新発見が。犬の腹毛とか(え)
更新をせねばと思いつつ明日から旅行行ってきます(爆)帰ってきたらせめてリンクなりとも更新を!!あうー。 殴り書きは後で余裕があればしにきます〜。
スワン〜スワン〜〜♪(何がそんなにうれしいのか不明)
はやー、濡れました。どしゃぶりの中チャリで強行帰宅したらそれはもう濡れました。自分でも馬鹿だと思いましたよ(笑)
結局は同じ答えに行き着くとわかっていながら同じ事ぐだぐだ言うんだから、よほど自分は馬鹿な人間なんだなぁと思うわけです。結局開き直って好きにやるしかないんですよね。わかっているのですが。んー色々と。 今日はへこむこと多すぎたのでぐだぐだしてます。申し訳ありません(汗)ぐだぐだ言うの聞いたっておもしろくないと思うのですが、ちょっくら許してやって下さい。言うと落ち着くので。
気分転換に別のことを考えてみる。 葉っぱ…葉っぱ…きのこ……やっぱりガイ先生かな!ある意味何でも着こなす彼はやはりすごいですね!
葉っぱは想像できなかったので普通にカカナルです(笑)↓
*** 大発見 ***
にこにこにこ。絵に描いたようにご機嫌な仲間に、サクラは嫌な予感を覚えた。 「…なんのなのよ、もう」 関わってはならないとわかってはいても、心配になるくらいナルトの顔にはしまりがない。ふにゃぁ、とさらにナルトの顔が緩んだ。 「すっごい大発見したんだってば!」 「はぁ……」 溜息とも相づちとも付かない声をサクラがもらす。それにも気付かないくらいナルトは興奮していた。 「もう、本当に大発見なんだってばよう!!」 「あー、はいはい。聞いたげるからとっとと言いなさい」 「うん、あのね」 キラキラとナルトの碧眼が輝く。サクラの耳元で、こっそりとナルトは囁いた。 「センセー、塩ラーメンが好きなんだってば」 真剣に、それはもう真剣にナルトが告げる。遠くで雲雀が鳴いていた。 「……そう、良かったわね」 あまりに天気が良すぎてサクラは泣けてきた。興奮冷めやらぬ様子でナルトがばたつく。 「うん!でね、でね、オレ今度一楽でセンセーに塩ラーメン奢ってやるんだってば!一楽は塩ラーメンもうまいんだってばよ!」 「そう……良かったわね……」 「サクラちゃんも一緒に行く?」 くり、と小首を傾げてナルトが聞いた。サクラが優しい笑みを浮かべる。
晴天に雷が落ちるまで残り二秒。
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普通に……?ラーメン食べたのでラーメンネタ(笑)小此木は福岡育ちなのでラーメンは豚骨です。替え玉は当たり前だと思って生きておりました。だってそうじゃないと生徒に奢る先生がかわいそうじゃないですか!!育ち盛りの中学生は平気で四杯とか食べますからねー。
心はスワンです。寿司です。今日頑張って雨の中帰ってきたので、スワンで雨は許してあげてください。
メッセネタ狼×少女不意対追加その二です↓
*** I'm Thinking About You ***
ああ、あの日々のなんと美しいことか。
地上を照らす光に、カカシは目を眇めた。深い深い、黒にさえ見える深い緑が眼下に広がる。 (………右から疾風) 頬を撫でる風を感じながらカカシは目を閉じた。遠くから仲間達の遠吠えが聞こえる。耳を震わす振動は風となりカカシの体を包んだ。 意識を飛ばされそうな浮遊感。 風となり世界にとけ込む感覚。 力強く大地を蹴り走る、走る、走る。 風の示すままに、風のように。 一瞬ごとに離れる足下の大地の感覚まで鮮明に覚えるほどに。 (左から幻真) 遠く、かすかな声からその方向を判断する。疾風の下にはまだ年若い者達。深追いをさせぬよう慎重にコマを進めてゆく。 指示を出さなくてはならない段階になって、カカシは目を開けた。途端に耳の奥にあった仲間の声は消え去っていく。 「……………」 聞こえるはずもない。あれは過去のことなのだから。 ともにこの大地をかけた仲間はもういない。カカシが走らせ、カカシを走らせた者達はもう居ないのだ。 「……カカシ?」 いなくなった仲間の代わりにナルトがカカシの手を掴む。まだ半分夢の中なのか、瞼をあけようと必死だ。カカシが微笑む。 「まだ寝てなさい」 「んー…でもカカシ起きてるもん」 カカシの手は握ったまま、ナルトが膨れる。くあぁ、とその口が大きく開いた。苦笑するカカシにナルトが両手を伸ばす。カカシがその手をとってやれば、幼い顔が幸せそうに緩んだ。 「お日様の下だとね、カカシきらきらしてきれいなんだってば」 きらきらと朝日がその笑顔を輝かせる。まぶしさにカカシは目を眇めた。 「きれい。大好き」 言葉を知らないナルトは知っている限りの言葉でカカシに語りかける。偽りもなにもなく。 「オレもナルトが好きだよ。きらきらしててきれい」 きらきら。きらきら。 どこまでもキラキラと輝いて。 「えへ」 うれしそうにナルトが顔を綻ばせる。目を眇めたまま、カカシはその笑顔を見つめた。 たぶん、もう二度と。 あんな風に風になることはできないけれど。
ああ、それでもこの日々は泣きたいくらい幸せなのです。
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センチメンタルジャーニー(違う)追加一は23日の日記にあります。今頭の中これの設定でぐるぐるです。だって、だって、嫁も旦那もかわいかったんですもの!!
こんばんはです。とりあえずカカシvs木の葉丸といった夢の対決が出来るらしい陣取りゲームは購入の方向です。爺様と対決らしいですよ、ふふふ。爺様色々口寄せできるらしいですよ、ふっふっふ。ところでパーティプレイ、木の葉丸としかくめないってことはないですよね…?
メッセネタくっついた後。カカナル子でパラレル↓
*** 頭隠して ***
街は人でごったがえしていた。色とりどりの衣装に身を包んだ人々が笑いながら大通りを行き交う。 「すごいってば!」 ナルトが歓声を上げた。仮装している人々も多く、街は異次元と化している。 「カーニバルだからね」 ふぅ、とカカシが溜息をついた。その顔が少し青ざめていることに気付き、慌ててナルトはカカシに駈け寄った。心配そうに見上げてくるナルトの頭をカカシが撫でる。 「ちょっと人に酔っただけだよ。ダイジョーブ」 「でも……」 カカシが人を得意としていないことはナルトも知っている。眉を顰めるナルトにカカシは微笑みかけた。 「じゃ、ちょっとこうさせて?」 急に肩にかかった重みに、ナルトが目を丸くする。ナルトの肩に頭を置いてカカシが深く息をついた。 「あーいい匂い」 ナルトの頬をカカシの髪がくすぐる。視界の隅で銀糸が揺れた瞬間カカシの匂いがしてナルトが耳まで赤くなった。慌てて意識を逸らそうと鼻を鳴らす。そうすればカカシが顔色を失っている原因に気付いた。 「…………香水の匂い、とか?」 「そ。さすがにこれくらい多いとしんどいなぁ」 カカシの言葉にナルトは納得してしまった。街にはナルトでさえきつくなるほど香りが充満している。ひとつひとつは良い香りなのだろうが、混ざるとなかなか強烈だ。人間より鼻の利くカカシにはたまったものではないだろう。 (我が儘言って悪かったってば) ナルトはカーニヴァルを見たいと言ったことを後悔した。思わずカカシを抱きしめれば、耳元で安堵したようにカカシが溜息をつく。 「……ナルトの匂いする…」 ぽつりと呟かれた一言にナルトの思考が停止する。考えるまでもなかった。 首を曲げ、すぐそばにあったカカシの耳に口付ける。 カカシが目を丸くした。 「………………」 ひょこり、と銀色の髪をかき分けてそれが姿を現す。 数秒の沈黙の後、ナルトは乱れたカカシの髪を指で直してやった。 「カーニヴァルで良かったってば」 「………うるさいよ」 憮然としながらも大人しくカカシが髪を梳かれる。拗ねたような響きにナルトは満面の笑みを浮かべた。 「かーいぃ、ってば」 幸せそうに笑われ、カカシが口をへの字に曲げる。少しだけその頬が赤くなっていることをナルトは見逃してあげることにした。 「オレってば愛されてるぅ」 「はいはい、その通りですよ。なので今晩は寝かせません」 「えーーー!?」 もう元に戻ってしまったカカシの頭を見ながらナルトが叫ぶ。 (あんなにかわいかったのに) もうカカシはいつも通りだ。せっかく生えたあれも隠れてしまっている。 「ほら」 何となく悔しいから今晩はいっぱいちゅーしてやる、とこっそり思いながらナルトは伸ばされた手を取った。 幸せを噛みしめながら。
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……えーと、小此木書くと結局バカップルにしかならないんですが良いんですか、ネタ提供のお二人方………元は切な系な話でしたよね?おかしい……えー、切な系はお二人にまかせることにします(脱兎) カーニヴァルと書きつつ脳内ナルト絵は浴衣でした。これもおかしいですねー。 ナルトにちゅーされてカカシの頭に生えた物は隠してみました(笑)まぁあれです。他に生えようがありません。ならば隠す必要はどこへ…(汗)隠してもわかるかやってみたかったんです……すみません………
後二日頑張ったらお休みですよ!温泉行くためにも頑張るです!!
私信だったのでなんとなく削除。いくらなんでも他の人が読んでもわけわかんないだろうと反省。境界が難しいです。 でもミニマムは禁句だとわかりました。旦那の呪いにかかります。
不意打ちでメッセネタ追加です(笑)
*** ぶらっしんぐ ***
本当にこれほどきれいな生き物もないと思うのだ。 ゆらゆら揺れる銀の尻尾をナルトはじっと見つめる。 「………なんなの」 さすがに我慢できなくなったのか、カカシが振りかえる。人型の時より表情がわかりにくいものの、困惑していることは一目瞭然だった。 「えへへへへ〜」 にぃ、と大きく口元を歪めてナルトが笑う。非常にご機嫌なその様子に、カカシは嫌な予感を覚えた。 「あのさ、あのさ」 はし!と尻尾が捕まる。思わずカカシは逃げそうになった。ナルトの手には大きめの櫛が握られている。 「毛繕い、したげるってば」 にこぉ。うれしそうに笑われ、カカシは深い深い溜息をついた。
毛繕いは嫌いではない。むしろ好きだ。好きなのだが。 「どなどなどーなぁ」 今少し、選曲がどうにかならないものだろうか。それでも自分以外ナルトに歌って聞かせた相手はいないのだから、選曲のセンスも微妙にずれている音程も全てカカシの所為なのだろう。 ………そう思うことにする。 「うふふ」 にまぁ、とうれしそうにナルトが笑った。笑うというよりにやけたという表情に、カカシが溜息をつく。 「きれいだってば」 うっとりとナルトが呟いた。鼻歌を歌いながらナルトは自分よりも大きい獣の体に櫛を入れていく。 柔らかな手の感覚と楽しそうな声がカカシの緊張を解いていった。ナルトに全てを任せ力を抜く。 ぽてんと前足の上に顎をおけば、視界に空が映った。夏が近い所為か空の青が深い。 (ああ……) ナルトの目の色だ、と思う。きれいだった。 (良い天気だ……) 心地よい手に体を預けて目を閉じる。瞼の隅に金の光と青い空が映った。 それを見届けて、カカシは今度こそ瞳を閉じた。
「カカシ…?」 ピクリとも動かなくなったカカシにナルトが首を傾げる。体を伸ばしてその顔を覗き込めば、気持ちよさそうにカカシは眠っていた。 「もう」 力の抜けた体を撫でてやりながら、ナルトが頬を膨らませる。大きな首に腕を回して頭を押しつければ、規則正しい鼓動が響いた。 「オレまで眠くなるってば」 勝手にひとの所為にしておいて、ナルトは大きく欠伸をする。まだ毛繕いは残っているが、残りは後だ。 「おやすみなさい、ってば」 ころん、とカカシにもたれ掛かり目を閉じる。夏が近くなって一緒にくっついて眠るのは暑かったりするのだけど、そこはそれである。 ナルトの眠る場所はいつだってカカシなのだから。
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楽しいです(笑)
昨夜(というか今朝)は一晩中語り明かしてかなり楽しかったです。しかも今日全然疲れてないのですが…愛の力でしょうか(笑)夜通しカカナル対談…楽しかった……ちょっくら自分事では反省点も多かったですが。あの辺は直さないと〜(汗) でも鬼のように楽しかったです。
買い物行ったら雨が振ってきたので↓
*** 雨降りには傘持って ***
とん、と何かが雨樋を叩く音がした。すぐにそれは重音に変わる。 (うわ) 窓から外を眺め、ナルトは目を丸くした。地面はすでに黒く変色し、道ばたに水たまりが出来ている。 (センセー平気かな) カカシは今日帰還する予定だ。 窓枠に頭をもたれ掛からせ、ナルトは考える。カカシが出ていったのは昨日だから、今日の天気も予測して行っただろう。 (でもセンセー傘持っていってないってば) 上忍なんだからその辺りのことは対処済みなのだろうが、やはり気になった。濡れて帰ってきて風邪でも引いたら大変だ。 (どーしよ……) カカシが共に任務につく人たちは、何故かナルトを敵視しない。だから街に入る前に見つければきっとナルトが迎えに行っても問題ないだろう。 (どーしよ) 雨は規則正しいリズムで世界を叩いている。視界がくすぶるほどではないが、こんな中傘もささずに歩けばずぶぬれになるのは間違いなかった。 カカシの傘は玄関にある。大きな傘は真っ青でカカシにしては珍しい選色だった。 「ーーーの色だったからね」 カカシの言葉を思い出し、思わずナルトは立ち上がった。急いで風呂場に行くとタオルを手に取り、それをビニール袋に突っ込む。 (センセーどっから帰ってくるんだろう) まずは役所にいってそれを確かめねばなるまい。傘を掴むとナルトは玄関から駆けだした。
「ありゃ」 近づいてくる気配に、思わずカカシは目を丸くした。雨が降っているというのに、あの子は何をしているのか。 「報告書は出しておいてやるよ」 同じくその気配に気付いた同僚がクスクス笑う。悪い、とカカシが手を挙げればすぐさまその気配は消え去った。 (さーて、また何しに来てるのかね) 走る速度を下げ地面に降りる。子供の移動速度にあわせてやれば、予想通り子供はカカシの腕の中に飛びこんできた。大きな青い目が益々大きくなる。 「せ、せんせぇ!?」 「なーにやってんの、お前は」 見れば走ってきたせいかナルトの足は泥でぐしゃぐしゃだ。ナルトが顔を真っ赤にして俯いた。 「い、いいじゃん!それよりセンセーこれ!」 怒ったように叫んでナルトが手にした傘を差し出す。目に鮮やかな青い傘はカカシのモノだ。 今度はカカシが目を丸くする番だった。 「……もしかしてわざわざ傘持ってきてくれたの?」 「もしかしてじゃなくてそうだってば!それからこれ!拭いて!」 ぐい、とナルトがビニール袋を押しつける。袋の中には乾いたタオルが入っていた。カカシが頬をかく。 「……いやはや」 柄にもなく感動してしまった。にぃ、と満足そうにナルトが笑う。 「帰ろ、センセー」 ふと、カカシは今ナルトの手に何もないうことに気が付いた。カカシとナルトは身長差があるから相合い傘と言うわけにはいかない。 「お前、自分の傘は?」 カカシの問いにナルトが沈黙する。言葉を失うナルトにカカシは小さく吹き出した。 「取りあえずあそこ借りるか」 カカシが今は閉められた店の軒先を指差す。ナルトもしぶしぶ頷いた。
二人して軒先から空を見上げる。雨は止む気配を見せない。 「やまないってば」 借りてきた猫のようにそわそわとナルトが足を揺らす。店先には長椅子が放置されていたから疲れるということはない。ただ落ち着かないのだ。となりにカカシが居なければ、今すぐ飛び出していただろう。 「ナルト、足拭きな」 ナルトが持ってきたタオルをカカシが投げる。それを受け取り、ナルトは首を傾げながらも指示に従った。 「うへー、泥だらけだってば」 すっかり冷めてしまった指先をナルトが乱暴に拭う。ナルトが脱いだ靴をカカシはタオルの入っていたビニール袋に入れた。 「本当はオレが拭いてやりたいんだけどね。襲っちゃいそうで」 「………ぜってぇのーさんきゅー」 カカシの呟きにあからさまにナルトが顔を顰める。残念、とカカシは笑った。 「はい、これ持って」 ナルトからタオルを受け取り、代わりにカカシが開いた傘を差し出す。素直にそれを受け取りながらナルトは首を傾げた。 「どうするってば?」 「しっかり持ってろよ」 言うが早いか、カカシがナルトを抱き上げる。バランスを崩しそうになってナルトは慌ててカカシの首にしがみついた。 「わ、わわ!センセーなにすんだってば!!」 靴とタオルの入った袋を下げ、片手でナルトを抱き上げてカカシは笑った。 「家に帰るに決まってるでしょ。オレは任務帰りで疲れてるんだよ」 からかうように至近距離でカカシが笑う。にっこりと、それはうれしそうに隻眼が糸になった。 うう、とナルトが口ごもる。これは本当のカカシの笑顔だ。 「……でもさ、オレってばはずかしーってばよ」 赤ちゃんのような状態に、小さくナルトが不平を漏らした。カカシが笑う。 「自分の傘忘れたお前が悪いんでしょ。文句言わないの」 カカシが濡れないようにしっかりと傘を掴んでナルトが頬を膨らませる。カカシがあんな理由でこの傘を選んだのでなければ忘れずに持ってきた、と言い訳がましく思った。 ーーーーーナルトの目の色だったからね ナルトが呼んで欲しいと思うときにカカシは名を呼ぶ。やはりそれがずるいとナルトは思うのだ。 「迎えに来てくれてありがとな、ナルト」 ほら、こんな風に。極上の笑顔と優しい声で。 だからついつい自分の傘も忘れて迎えに来る羽目になるのだ。
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こう、大人でかっこいいカカシを目指したのですが元がうちのじゃ無理でした…。某様のように大人なカカシが目標だったのに…!!
頭の中を昨夜の萌えネタがぐるぐるしてます。はわわわわ。どうしましょう…楽しいです(笑) でも葉っぱは止めましょうよ…>私信
久方ぶりにエンピツ握ったらただでさえ汚い字がさらに汚くなっており、こりゃいかん!と慌ててパソコンで打とうとしたらプリンターが絶不調で立ち上がりもしませんでした……こうなったらにっぺんのみこちゃんを呼ばないとダメでしょうか(泣)
昨日はあまりに眠くて早々に仕事を放り投げて帰ってきて寝てました(爆)来週が地獄ですな…。 本日はまったりと。といもかくにもまったりとしておりました。久々に(笑)カカナルサイト様巡ってみたり〜♪やー、かっこよいカカシ求めて彷徨い中ですよ…忍びとして強いカカシ見つけて安心したり。最近のカカシの弱っぷりに不満たらたらの模様です(笑)
おいしそうでついつい買ってしまったのです…↓
*** わらびもち ***
つんつん、とつまようじの先でつついてみるとかなり柔らかい。さらにつついていると、ふに、と半透明の物体が傾いてナルトは歯を剥いた。 「……おおーい」 思わずカカシが声をかける。あれはそんなに警戒心を誘うようなものだったろうか、と考え、それから軽く頭をふって考えるのを放棄する。 意外性No.1の名は伊達ではないのだ。 「センセー、こいつ根性無しだってば!」 「オレはわらびもちに根性はないと思うけどな」 とんとん、と軽く金色の頭を叩いて大人しく椅子に座らせる。ナルトは警戒心むき出しでわらびもちを睨んでいる。 「結構おいしいよ」 苦笑しながらカカシはきなこをかけた。カカシ自身はあまり掛かっていない方が好みだから、全体の半分くらいにかけたところで手を止める。 「きなこ?」 黄色の粉に、ナルトは首を傾げた。粉をまき散らさないように注意しながらカカシがきなこの袋を閉じる。 「そ、食べてみな」 にっこり笑って促せば、ナルトが恐る恐る手を伸ばした。嫌そうにつまようじを刺せば、ぶるんと一口サイズの団子が揺れて逃げる。 「!!」 途端に負けず嫌いが刺激されたのか、むきになってナルトはつまようじを突き立てた。風圧に負けてきなこがテーブルの上に飛び散る。 「…………」 カカシが無言できなこを見つめた。うう、とナルトが口ごもる。 「……た」 「た?」 「食べにくい、から、ってば」 「そうか」 ふーと溜息をついてカカシはつまようじをわらびもちに刺した。ぷるん、と揺れてそれは難なく持ち上がる。 「はい、あーん」 口元にあわせられ、ナルトは赤くなりながら口を開いた。覚悟を決めたのか、思い切りよく食らいつく。 「…………」 無言でナルトは口を動かした。見つめているカカシの前で、ナルトの眉間のしわがだんだんとれていく。 食べて終わったのか、こくん、と喉を鳴らしてナルトが動きを止めた。 「センセー」 「んー?」 「もう一個」 「はいはい」 大きく開けられた口に、カカシがわらびもちを放り込む。今度はきなこのかかっていない所だ。 「センセー」 もぐもぐとナルトが口を動かす。再び口が大きく開けられた。 「きなこのかかってるところがいーってば」 「はいはい」 苦笑してカカシはわらびもちを取った。きなこをこぼさないよう、そっとナルトの口の中に入れてやる。 満足げにナルトが笑った。 「こいつってばセンセーみてぇ」 「……………」 カカシが沈黙する。その意図するところがなんなのか、後でじっくり問いただそうとカカシは思った。
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わらびもち、好きです。今日は一日ネットしながら食べてました。うわ、また太る〜(涙)でも幸せ〜(笑)
今騒音計にて遊んでいるのですが、皆様決まって「○○さんの声測るの?」と言います。今のところ100発100中。やはり風も吹いていないのに風防用パフ、アフロ一号(上司命名)をつけているせい!?ちなみにアフロ一号をはずすとのっぽ君だそうです。土日はゆっくり休んでください、上司。
インテまだ申しこんでないですよ…(汗)
相変わらず好き放題書いてます↓
*** 小さな恋の物語 ***
「せんせー」 ちょっと目を離すとすぐこれだ。カカシの手には本が握られている。カツジチュウドクなる単語を、このほどナルトは覚えた。 「んー?なに、ナルト」 そうなると本から引き離すにはかなりの労力が必要になる。それでもナルトの声は聞こえているらしく、返事は返ってくる。ーーーかなり、おざなりだったりもするが。 「カカシセンセー」 「なに?ナルト」 「せんせー」 「んー?どうした、ナルト」 「センセー」 「なに?ナルト」 何度も繰り返し名を呼んで、何度も気の抜けた返事を聞いて、それでもカカシの視線は本から離れない。ゆっくりと瞬きをする度に、瞳の上に銀色の影が落ちる。長い指がページをめくると、きゅう、とナルトの胸が詰まった。センセー、と呼べば、必ずナルト、と呼ばれる。そのたびにほんの少し、本をめくる動きが止まって代わりに唇が動くのだ。 その動作の全てにきれい、と思ってしまう。鼓動が早まった。 「…………」 小さく名を呼ぶ。自分でも聞こえるか聞こえないかの大きさで。クスリとカカシが笑った。 「なーに?ナルト」 大きく見開かれたナルトの視界がカカシの瞳に占領される。深い灰蒼が優しく細められた。唇に暖かいものが触れる。 ばっとナルトが飛び退いた。 「……呼んだだけっっ」 真っ赤になって口元を押さえ、ナルトが叫ぶ。カカシは楽しそうに笑うと膝をついたまま一歩ナルトに近づいた。 「構って欲しいんじゃないの?」 ちち、と猫でも呼ぶように指を振る。大好きな指に呼ばれ、素直に従いそうになる足をナルトは意地で踏ん張った。 「違うってば!」 えーとカカシが不満そうに声を上げる。 「オレは、ナルトに構って欲しいなぁ」 にっこり。極上の笑顔ひとつ、目の前にぶら下げてカカシが言った。ナルトが絶句する。 「ナルトが構ってくれないと、オレ、死んじゃうよ」 どんどん上昇する体温に、ナルトは意地で対抗した。本当にもう意地だ。返事をしないでいるのが精一杯のナルトに、じりじりとカカシが詰め寄る。 「ね、名前呼んで?ナルト」 殊更優しく、殊更甘くカカシが囁いた。その唇が振動と共にナルトの耳を掠める。 「〜〜〜〜!!」 とうとうナルトの体温も心臓も限界まで達した。最後の意地で叫ぶ。 「ぜってぇ呼ばない!!」 「え〜。ナルトに名前呼んで貰うのすごく気持ちいいのに」 こんな風に。 す、とカカシの腕がナルトの背に回り、再び唇が小さな耳元を掠めた。 「………」 低い、優しい呼び声。ナルトにしか聞こえないくらい小さく、愛おしげに。 ナルトは悲鳴を呑み込んだ。 「……ずりー……」 頬を膨らませて睨みつければ、カカシはうれしそうに笑っている。 「ほら、オレナルト中毒だから。呼んでくれないと死んじゃうよー?」 「わけわかんねー……」 脱力したようにナルトは肩を落とした。カカシを見上げる瞳は潤んだせいでいつもより深い青に染まっている。上気した頬にカカシの指が触れた。 「………」 聞こえる相手はカカシだけで良いから、小さな声でナルトが名を呼ぶ。ありったけの想いを込めて。 微笑みと共に唇が重なった。
その呼び声も想いも全部オレだけのもの
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おーうバカップルでぇす!(壊れ気味) いえ、今週号のてる×2少年が相変わらずそれはもうかわいらしかったので、触発されてかわいらしく責めてみました。指先ちゅー!?やるな、才蔵!!高尾滋氏の描く少年少女はかわいくってどこかせつなくって良いです。 の割には指先ちゅーないですね…。おかしいな……。
カカシの指先にちゅーするナルトが見たいです。なのに今日はもう時間がないのでおやすみなさいです。うああああああ(涙)
ぬう…ダークナルトめざして失敗……↓
*** だからその手を ***
喰らいついた先が柔らかくて泣きたくなった。蒼天では月が煌々と輝いている。 「せん、せぇ」 掠れた声だ耳を塞ぐ。ひゅうひゅうとどこかで風の音がした。 「どこ…?」 手を伸ばして銀色の光を掴む。だが光を掴むことはできず、それは掌に消えていった。 銀色の光に照らされ、夜が隠していた色を曝している。 どこまでも暗い蒼。暗く暗く、何も通さず何も受け入れず暗く沈んでどこまでも澄んでいて。 きれいすぎて涙が出た。 「……………」 あれが欲しい。他の何もいらない。あれが欲しい。 世界とていつか滅ぶ。それを憂いはしない。世界はただそう言う風にできていると、ただそれだけのことなのだから。 だからあれが欲しい。あれを抱きしめて自分は逝くのだ。 「ダメだよ」 手の届かない場所から月が告げる。 「お前は、幸せになるんだ」 どうして泣くのだろうと思う。どうして、自分は不幸などではないのに。 「せんせぇが、いてくれたらオレってば幸せなのに」 オレが不幸になるとしたら、せんせぇのせい。 違う、と光が震えた。 「お前は日の当たるところに行くんだ」 「なんで?オレはせんせぇと同じがいい。第一、この里に生まれた以上そんなことできるわけないってば」 「ちがう…」 「カカシせんせぇ」 雲が月を覆った。闇が深くなって光が見えない。 「オレじゃせんせぇのこと見えない」 手を、伸ばす。空ではなく闇に向かって。 欲しいのはただひとつ。この人。 「せんせぇが欲しいのに」 欲しい。 これは特別だから。 「ちょーだい、せんせぇ」 ただただ欲しい。この世界で間違いなくきれいなただひとつのもの。暗い暗い夜の結晶。 欲しくてたまらない。 手が重なる。そのまま腕を引かれて強く抱きしめられた。 「……オレじゃお前を救ってやれないんだ」 「せんせぇは、オレのそばに居てくれればいいってば」 救う、などと。いったい何から、どこから救うというのか。 この人に抱きしめられて、震えるくらい幸せだと言うのに。 ここから自分を連れ出そうという人間が居たら、その相手こそひどいやつだ。 「ただ、それだけでいいの」 望みはそれだけ。
この人が居てくれればそれでよいのです。
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…………えー、たまには…………ダークナルトは難しいです………半端におさえたら文にもなってなくてさらに泣きたい気分倍!どん!! 泣くなよ、旦那!!こっちが泣きたいわ!!(逆切れ)
>小此木は逃走しました。探さないでやって下さい。
ドナドナ。何はなくともドナドナ。歌詞が思い出せないナンバーワン。何故にドナドナ……どなどな………
昨日はボーリングで珍しく90越えて景品もあたったので結構ご機嫌でした♪ざんぷ読んでまじへこみしましたけどもう忘れることにします。どなどなど〜な〜
神様を捕まえるため罠を作成中(どんなやねん)小此木はさびしんぼうにつき危険です。気合いはもうないです。蝉は恋するために地上に出てくるのです。じゃぁ恋をしない蝉はなんのために地上に出てくるのか、って考えて。歌うため。人生楽しむため。それはそれでいいんじゃないかと思ってみたり。色々考えて優しくなりたいなぁと思うわけです。うん。そろそろ逃げられないのかもしれない。何からだろう。『何』っていうのがわかりたくなくて逃げているのですが。困りました。自分で言っていて意味不明ですな。 えー、つまりただいま頭ぐるぐるです。おやすみなさい。
メッセでのネタ(笑) ナルトが上忍くらいですかね?↓
*** 口寄せの術 ***
「約束だよ?」 指切りげんまん。 二人もう離れないようにと。
敵から逃げながら、ナルトは周囲の気配を探った。周囲に敵の気配はすれども、味方の気配はない。どうやら仲間達は無事に逃げおおせたようだ。 (良かったってば…) 思わず溜息が漏れる。囮になるというナルトの作戦は成功したらしい。飛んできたクナイを手裏剣で跳ね返す。再び手裏剣ホルダーに手をやり、ナルトは舌打ちした。 もう、武器が残っていない。長い逃走劇の中で巻物もかなり失っていた。 (こうなったら) あまり使いたくない手だが、仕方ない。どのみち、ナルトが死にかければ問答無用で出てくるのである。 ざ、と足の下で砂が鳴る。森の中、比較的開けた場所でナルトは足を止めた。 それを取り囲むように敵の気配が動く。 「……あんまり無茶しないでってばよ」 一応忠告して置いてナルトは深呼吸をした。左手から手甲をはずし地面に手をつく。 「口寄せの術!」 左手に意識を集中し名を呼ぶ。ぶわり、と足下から突風が巻き上がった。 「…だから嫌だったんだってば」 うう、とナルトが内心呟く。仮にもナルトは今や一個部隊長である。一応ビンゴブックに名が載ろうかという所まで来ているのである。 「呼んどいてそれはないでしょう」 ふう、とナルトの耳元で口寄せされた相手が溜息をつく。小柄とはいえ、決して軽くはないナルトを抱き上げカカシは飄々と周囲を見渡した。 「珍しいね。お前が囲まれるなんて」 「……ごめんなさいってば」 カカシの首にしがみついて、しゅんとナルトが肩を落とす。 「んー?なんで謝るの?」 「オレってばセンセーを守れるようになったって思ってたのに…」 それが、逆にカカシを危険にさらしてしまった。カカシが苦笑する。 「奥さんを守るのは、夫の役目でしょ?」 飄々と言って飛んできたクナイをはじき飛ばす。顔を寄せてカカシがにやりと笑った。 「報酬は、体払いで」 そっと口布に包まれた唇がナルトの唇をかすめる。ぼん、と音を立ててナルトが真っ赤になった。 「……帰ったらね!」 「りょーかい」 ナルトの答えに満足そうにカカシが笑う。 じり、と敵の包囲網が縮まった。濃厚な殺気がうずを巻く。 「オレとセンセーなら無敵だってば!」 さっきまでの落ち込みようなどこへやら、ナルトが自信満々に笑った。カカシも楽しそうに笑う。 「さて、ではいそいで帰るとしますか」
二人で暮らす我が家へと。
******
最強バカップルになって欲しいなと…願望です(笑)カカシ忌避アイテムの先祖代々虫除け指輪を書けなかったのがちと残念です。
川に流されて遠く消えていったと思っていた小此木のエロ神ですが、意外な所から舞い戻ってきました。もし舞い戻ってくることがあれば某強気女王様とか某星の姫君だとか思っていたのですが(それはそれで大問題) と言っても完全帰還は果たしていないのでちと悩みどころです。帰ってきてくれないと今書いている100のお題のうちひとつが終わりませぬ…エロは難しいです……
最近の自分の文がどんどん目指すところからはずれていっていてブルーです。速攻書きばかり覚えても、ねぇ。
でも書く(開き直り)↓
*** 呆れるほどに ***
馬鹿みたいに抱き合って口付けた。互いの息をひとつも零したくなくて、このまま死んでもいいとさえ思った。 それほどに餓えていたのだ。 「……夜が明けるね」 糸を引きながら唇が離れる。小さなカカシの呟きに、ナルトの眉間のしわが深くなった。 「そんな顔しないの」 寄せられた眉間にカカシが口付けを落とす。暖かなその感触にナルトの表情が緩んだ。 「せんせーが、変なこと言うからだってば」 「だって本当のことでしょ?ああ、体拭かないとね。他の奴らにお前のそんな格好見せるわけにはいかないし」 言われて、改めてナルトは己の状況を把握した。小さな体は情事の痕が色濃く残っていて、この体でカカシの触れなかったところはないと一発でわかってしまう。 「〜〜〜〜〜」 わかった途端、とんでもなく恥ずかしくなってナルトは布団の中に潜り込んだ。結果としてカカシの腕の中に潜り込む形になり、カカシは笑みを隠せない。 「こらこら。今更隠してどうするの」 つんつん、と布団からはみ出たつむじをつつくがナルトは唸るばかりである。つむじをつついて指が徐々に下に降りていっても、ナルトは布団に潜り込んだままだ。 「なーると」 結局楽しそうにカカシが名を呼ぶ頃には、指はナルトの首筋に辿り着いていた。優しくうなじを撫で上げられ、ナルトが体を強ばらせる。 「そんな風にしがみつかれたらもう一回やりたくなるでしょ?ほら、顔見せて」 楽しそうな囁きに、おずおずとナルトは顔を上げた。カカシを睨みつけるが、真っ赤になったままでは効果があるはずもない。 「うん、かわいい」 おまけにカカシの微笑みを直視してしまい、ナルトは更に赤くなった。朱にそまった拳でカカシの胸を殴りつける。 「こらこら、痛いでしょ」 クスクス笑いながらカカシはナルトの好きなようにさせた。殴るといってもただの照れ隠しなので、ナルトも本気ではない。 「ん……」 やがてカカシを殴っていた腕が捕らえられ、再び吐息が奪われた。逃さないというように互いをきつく抱きしめる。 「……もう一回くらいならへーきだってば」 「じゃあいっそのこと、二人一緒に入院しよっか」 笑いながらカカシの手がナルトの体を滑り落ちる。お返しとばかりにナルトはカカシの肩を舐めた。 「おお、積極的」 からかうようにカカシが言う。ナルトが唇を尖らせた。 「匂いづけだってば」 せんせー、病院の匂いすんだもん。 ナルトの言葉にカカシは苦笑した。 「好きなだけ、マーキングしちゃって下さい」 降参、とばかりにナルトを抱き寄せる。 肌に染みこむ互いの匂いがたまらなく気持ちよかった。
*****
さすがにこれ以上は日記では書けませぬ(笑)直接描写なしでエロい雰囲気を目指そうと思ったのですがどうにもこうにも。はふー。
ではおやすみなさい。明日は会社のボーリング大会です。筋肉痛が……ふ、ふふ………
| 2003年06月14日(土) |
ほろれちゅちゅぱれろ☆ |
昨日の殴り書きのタイトルの由来が某ウサギ耳魔法少女(間違っていないのですが何か間違った気がします)だと言われても誰も納得はしてくださらないでしょうか。ええと、月夜の晩にやもりとばらとろうそくで魔法の粉を作って呪文を唱えるのです。ナルトが魔法をかける予定でもあったのかと言われればないのですが… とりあえずサクラがやると懲りすぎて洒落にならなくなりそうなので乙女ナルトでお願いします(何を)
「ナルト、何してるの?」 「あ、センセー。これ舐めて呪文唱えたら願いが叶うんだってば!」 「ふーん、所でこれ何でできてるの?」 「んーとね、やもりとばらとろうそくだって」 「……使用禁止」 「なんで!?」 「お腹壊したらどうするんだ」 「だめー!オレってばお願い叶えるの!返してってば!」 「あのねー、お願いは自分で叶えないとしょうがないでしょ。どうしたんだ、いったい」 「う……だって自分じゃどうしようもないんだってば」 「?何てお願いなんだ?」 「………ひみつっっ」 「あーもう…オレに出来ることなら手伝ってやるから、こんなものに頼らずに自分でやりなさい」 「!?本当!?」 「?あ、ああ??」 「ぜったいのぜったい!?」 「??わかった、絶対の絶対、な」 「……あのね、センセー耳かして?」
お願いはもちろん歌の通りです。せめてト書きでも入れろって感じですが、ちょっとただいま頭動かないので(汗)。薬の送り主はサクラちゃんです。人体実験☆もっともナルトとカカシじゃ効いたかどうかわからないと思うのですが。
浩陽で利広珠は断念〜また次回挑戦します〜(涙)
昨日は営業さんの送別会でした。んで、切手好きな彼のために昼休み切手を買いに行った小此木と同僚ですが、一言だけ言わせてください。 切手はシート買いで 予算の関係もあったのだけど。だけど〜(泣)ひとまず江戸記念第二集と、専用の冊子(愛知県版)は無事ゲット。相変わらず風邪を引きかけだったので、酒は一杯しか飲めず更に雨に濡れながら帰ってきました。 でも誕生日においしいもの食べれたから一石二鳥でしたv素敵頂き物ももらったしv爺様に愛なのですよ!!土日で飾ります♪
焼豚ラーメンに焼き豚が二枚入っていてご機嫌だったり。ちょっくら明日も仕事なので、今日はおやすみなさいです。
SPM使いつつ最近のナルト傾向を思って「実は上忍並に強い」ナルトやイルカがスレナル、スレイルカなら上忍としてそれなりの実力を持っているという設定のうちのカカシはそのうちスレカカシと呼ばなくてはならなくなるのだろうかと考えてしまいちょっぴりアンニュイだった今日の午後せめてもうちょいプローブへのレーザー合わせを簡単にして下さい島津さん!!と叫びたかったです↓
*** 月夜の晩の ***
守って欲しいわけじゃないんだってば 自分のことは自分でやる覚悟で生きてきたし これからだってそうだし 第一センセーに「守って」もらうなんて変な感じだってば 「なーんかオレって信用ないのね」 先生なセンセーには守って貰うけど それはそれでオレが生徒で部下なうちは仕方ないし でも「センセー」に守ってもらうのはやなの 「や、まで言う?」 だってやだってば センセーが血にまみれてオレの前に立つの? 「オレの恋人を死なせやしないよ」って? そんなの絶対やだってば オレってばセンセーに比べたら全然よわっちいけど 悔しいけどそれは事実だけど でもさ、でもさ、
「オレってばセンセーの隣に立ってたいの」 「お、生意気言うね〜」 「へーんだ、センセーになんかすぐ追いつくもんね。そしたら文句言ったって引きずって行くってば」 「それはそれは」 にこっりセンセーが笑ってうれしくて 「お手並み拝見と行きますか」 いつだってオレ相手に本気でいてくれて だから絶対に手なんて抜けない 全力で走っていかないと
「一緒にいこう」
守られるのではなく守るのではなく共に それは願いではなく誓い
*****
全部に諦めているようで諦めの悪いカカシが好きです。ナルトには本気で居て欲しいです。っていうかこの台詞とこのパターン、過去何回書いたでしょう……。うわー、さすがに飽きます?(汗)気が付くとこのパターンってことはこれが小此木のカカナルのテーマなのでしょうか(聞くな) ナルトは自分で幸せを掴める子だけどカカシは無理そうな気がします。最近あまりにカカシの扱いが不憫で(本編でも同人でも)気がついたらその行く末を真剣に心配している自分に気付いて、いくら縁を切ったと言ってもついつい子供の心配をしてしまう親の気持ちとはこのようなものを言うのだろうかと思ってしまう今日この頃でした。
では今度こそおやすみなさい。
自分がカカシに何を求めているのかわからなくなってきました……とりあえず忍びとしてはそれなりに優秀であって欲しいみたいなのですが。でもツナデ姫のお言葉はちょっとうれしかったです。ちゃんと幸せになるんだよ、カカシ!! 最近気が付くとカカシの心配をしています。何故なのでしょう。
風呂上がりにクーラー入れてたら風邪を引きかけた模様。今日はさっさと寝ます。
だから寝ましょうよ、自分…ちまいの、パパママ付き↓
*** いってきますのちゅー ***
「ちゅー!ちゅーしてくれなきゃやだってば!」 だんだん、と床を踏みならしてナルトが泣き叫ぶ。背中に突き刺さる視線を感じながらも、カカシは何とか笑みを作ることに成功した。 「や、だからね」 背中につきささる視線はすでに『痛い』の域を越している。もはや冷たい感覚しかない。 「後で、ね…」 「だめぇ!!行く前にするの!」 かわいらしい頬をいっぱいいっぱいに膨らませてナルトが首を振る。途方にくれるカカシの肩にぽん、と手が置かれた。 「カカシ」 地の底から沸き上がってきた声に、カカシが強ばる。背中にずっしりと見えないおもりがのし掛かった。 「……百万歩譲って半年で許してあげよう」 血を吐きながら、ナルトの父親である四代目火影はそう言った。
そもそもの原因は、親ばかなこの父親に原因があった。 「ナールト。さ、パパにいってらっしゃいのちゅーして?」 「ん、ちゅー」 語尾にいっぱいハートマークを飛ばしながら、親子がいってきますの挨拶を交わす。毎度毎度の光景にカカシは溜息をついた。 「いいの?あれ」 「あら、今の内だけなんだからそれくらいはいいんじゃない」 まるで新婚夫婦のごとくいちゃつく夫と子供に動じることなく、奥方が答える。そうだけど、と言いつつ、カカシは何か腑に落ちなかった。 「ヤキモチ妬いてないでカカシもして貰えばいいじゃない」 「……ジョーダン」 苦々しくカカシが呟く。そんなことをした日には、あの馬鹿親にどんな目に遭わされるかわからない。 じゃぁ今の間は何なのかしら、とは奥方は問うのを止めた。じぃ、と渋面で息子がこちらを見ている。 (あらあらあら) 思わず吹き出しそうになって奥方は口元を押さえた。慌てる父親をおいてナルトがカカシの元に駈け寄る。 天井を仰いで溜息をつくカカシのすそを、ナルトが引っ張った。 「ん?どうした、ナルト。挨拶は終わったのか?」 カカシが問うがナルトは答えない。睨みつけられ、カカシは困惑した。 つん、とナルトが唇を尖らせる。 「にーちゃもいってきますのちゅー」 それはまさしく不意打ちだった。 「え、えええーーーダメ、ダメだよ、ナルト!!」 父は混乱した。 「あらあら、微笑ましいこと」 母は見守っている。 「……………」 カカシはフリーズした。 「なぁは、にいちゃのことすきだから、ちゅーするの」 にこぉと、ナルトが天使の笑みで追い打ちをかける。思わずカカシの手がナルトの頬に伸びた。 その途端、背後に殺気が突き刺さった。常人ならばそれだけで死んでもおかしくない程の殺気である。一分後、カカシは敗北を認めた。 「……は、パパとね」 「やー!にいちゃとするの!!」 首をふってナルトが駄々をこねる。ああ、そんな姿もかわいいよと思いつつ、カカシは何とか殺気に潰されないよう踏ん張った。 「ええと、人のいないところで、ね」 失言であったらしい。背中の殺気が二倍に膨れあがる。何やら人外のうなり声が聞こえるが、聞こえないことにした。背中を嫌な汗が滑り落ちる。 「やーーーーー!!」 「な、なると」 派手に泣き出したナルトをカカシが慌ててあやそうとするが効果はない。 「にいちゃとするのーーー!!」 ぼろぼろと泣きながら叫ぶ。 ナルトの笑顔か己の命か。 カカシはの悩みは真剣だった。
「あなた、そろそろ出勤の時間ですよ」 泣き叫ぶ息子とそれに翻弄される弟と鬼と化した夫に動じることなく奥方が告げる。だが旦那様は殺気を送るのに懸命だ。 しょうがない、と奥方は小さく溜息をついた。 「じゃぁ、私が代わりに出勤しますね」 今日は大事な大事なお得意さまの接待だ。遅れるわけには行かない。 そして冒頭の結果になったのである。
その後、宣言通り火影に全治半年の目に遭わされたカカシは 「はい、にいちゃ。あーんして?」 「………………」 「あなた、大人げない」 四代目親子に囲まれて、幸せなんだか不幸なんだよくわからない闘病生活を送った。
*******
書くつもりだったのは昨日の続きでナルト誘い受け話だったことをこっそりと白状します……。どこでどう間違えたらこんな話に…? そして四代目の執念ともいえる看病でカカシはそうそうに完治したのでした。まる。
だからカカシに何を求めているのでしょう、私は(汗)
シカマルおめでとう!サクラちゃんおめでとう!サスケおめでとう!!サスサク行けってかい、まさし!!…がんばれ、旦那…泣くな……
自分を慰めるためにもささやかな主張。台詞ちゃんと覚えてません↓
*** ただいま ***
「お前も人の子だったんだね」 ツナデの言葉に反論する気力もなく、カカシは入り口を見つめた。扉の向こうから愛しい気配が遠ざかっていく。 「そんなことより我が弟子を!!」 ガイが何やら騒いでいるがそれすら気にならない。呆然と扉を見つめるカカシに、ツナデは溜息をついた。 「ま、いい傾向だね」 にやりと笑って乱暴に頭を撫でる。何やらうれしそうなツナデを、憮然としてカカシは見つめた。 「でもね、いくら恋人取られて拗ねてたからって二度とこんな真似するんじゃないよ。あんまり心配かけるもんじゃない」 最後に釘をさされ、カカシは頭を掻いた。窓の外に視線を向ければ木の陰に金色のチャクラが見える。 「…こうでもしなけりゃ追いかけて行ってましたよ」 信じて待つと、そう約束したのに。近づいてくる穏やかなチャクラに、溜息が漏れる。 「……あーあ」 布団の中にもぐりこみ、カカシは目を閉じた。
こつん、と足下で小石が音を立て、ナルトは慌てて窓を見上げた。 (どうしよう…) 部屋の電気はもう消えている。ナルトは手を握りしめた。今すぐにでも会いに行きたいのに、足が動かない。 カカシはあの二人組にやられたのだと言う。あの二人が来たのならば、狙いは己だったのだろう。 ず、と腹の底が重くなる。腹の中にいる九尾の狐、この力を狙ってあの二人組は来た。これがなければ、あの二人組は来なかった。 己のせいでカカシはあんな目にあったのだ。 「あ……」 術にかけられたサスケの様子が思い出される。頭の中でその顔がカカシにすり替わった。
カカシが、自分のせいで、あんな目に遭った。
ひゅう、と喉から空気が漏れる。指先が冷えて震えが走った。息が出来ない。 目の前が暗くなった。 「ナルト…!」 不意に名前を呼ばれ、ナルトは我に帰った。その途端、肺に空気が入っていなかったことを思い出す。 「…………!!」 「落ち着いて、ゆっくり吸って、吐いて」 声に促されるまま、深呼吸を繰り返す。やがて涙でかすんだ視界の向こうで銀の光が揺れた。 「よし、落ち着いたな」 はぁ、とカカシが安堵の溜息をもらす。何か言いたいのに、ナルトは言葉が出なかった。 「お前息してないからびっくりしたぞ。どうしたんだ、こんな時間に」 苦笑しながらカカシが問う。答えられなくてカカシを見れば、優しく頭を撫でられた。 「そう言えばまだ言ってなかったな」 久しぶりの感触に涙が出そうになって、ナルトは唇を噛みしめる。 「ありがとう。ナルトのおかげで助かったよ」 優しい、微笑み。以前と何ら変わらない笑顔。優しい声。 我慢できなくなってナルトはカカシに抱きついた。涙で視界がかすむ。 「ごめ、ごめんなさ……っ」 カカシの顔を見ていられなくて、ナルトはその肩に顔を押しつけた。 優しい人、誰よりも大切な人。自分のせいで傷つけた。 「オレ、強くなるから…っ」 傷ついて欲しくなどないのに。そばに居たらダメだってわかっているのに。 「せんせーのこと、もう絶対傷つけさせたりしないから…っ」 それでも、そばに居たい。この人を誰にも渡したくない。 「そばに、居ていい……!?」 何てひどい我が儘。でも、諦めたくなどないのだ、絶対に。何があっても。 背中をカカシの大きな手が撫でてくれる。 「そばに居て貰わないと、オレが困るなぁ」 どこか呆れたようにカカシは呟いた。ふう、とその口から溜息が漏れる。 「もうこんな馬鹿な真似はしません、って誓うから、そばに居てくれる?」 涙で濡れた頬に、カカシの頬が重なった。指先で促され、大人しくナルトは顔を上げる。目の前にカカシの瞳があった。 「心配かけてごめんね」 「な、んでせんせーがあやまるってば」 「だってオレのドジの所為だし。…うん、ちょっとね、オレも強くなるよ。ナルトに情けないところばっかり見せてて嫌われたらやだし」 「き、きらいになんかならないってば」 さっきの人の告白を何だと思っているのだろう、とナルトは腹が立ってきた。そうだね、とカカシが苦笑する。 「やっぱりオレ、お前が居ないとだめみたい。そばに居てくれる?」 「オレ、せんせーのそばに居ていい?」 「ナルトはオレのそばに居てくれる?」 「せんせーのそばに居ていいなら、そばに居てあげてもいいってば」 「ナルトがそばに居てくれるなら、そばに居て良いよ」 だんだんワケがわからなくなってきて、ナルトは笑った。いつの間にか涙は止まっている。 こつん、と額がぶつかった。 「ただいま、せんせー」 「おかえり、ナルト」 互いのぬくもりがすぐそばにある。約束の代わりに触れるだけの口付けを交わした。
*****
…っていうくらいのバカップルぶりをあの集合住宅の前で繰り広げていたと小此木は思うわけです。いいんです、人は夢を見ないと生きられない生物なんですから。でもこのカカシ、よく考えたら最悪ですね……基本的にうちのカカシは馬鹿なのかもしれません。ナルトにとっての自分の価値を過小評価しすぎです。 もう時間ないのでこのまま寝ます。なーんか現時点でかき消したい所が何カ所もあるのですが修正は後日に。す、すみません。(汗)っていうかフォロー、フォローを!!(滝汗)
誰ですか、週末100のお題あげるっていってた人は。はい、私です。すみません!!(汗)ええと、ええと、サクラちゃんとナル子にうつつを抜かしてました(商いは正直に) 気が付けば六月でなんかもう何から手をつけたらいいか。常に混乱している人間としては、予定表を立てて毎日確認しつつことを進めるのが一番の手なのでしょうが、そんなことする人間はこんなにすぐ混乱しません。人生ってうまくできてます(間違い)
なんなんでしょう↓
*** てけてけ ***
好き、って言われた。 好きだよ、って言われた。 それってどれくらいの量?
「難しいこと聞くね、お前」 困り顔のカカシに、ナルトは首を傾げた。本を閉じ、カカシが溜息をつく。 「で、ナルトはどれくらいだと思ってるわけ?」 好き、と言った当本人のくせに、答えを返してくれない。はぐらかされたような気がしてナルトは頬を膨らませた。 「そもそも好きの単位って何だってば。グラム?センチメートル?人?百貫?」 「いや、百貫は単位じゃないから」 一応ツッコミを入れておいて、カカシは頭を掻いた。 「好きの単位、ねぇ。一番好き、じゃダメなわけ?」 好きの単位など、聞いたことがない。そもそも私はあなたを何グラム愛しています、なんて言われたら逆に引くだろう。 呆れるカカシに、ナルトは胸を張って反論した。 「だってそれってソータイヒョウカ、じゃん。ゼッタイヒョウカ、にしたらなんなんだってば」 意味がわかっているのか怪しい発音に、カカシが沈黙する。誰だそんな言葉を教えたヤツは、と思うが、すぐに溜息でごまかした。ナルトの担当教師は自分である。 「ゼッタイの方が良いに決まってるってば!」 ふん、と鼻息荒くナルトが宣言する。やはり言った言葉の意味を理解していないのだとカカシはちょっぴりせつなくなった。 期待に瞳を輝かせてナルトはカカシを見つめている。 「………世界」 ポツリとカカシが呟いた。慌ててナルトが聞き返す。 「なに、何だってば」 「世界と同じ重さ、かな」 溜息とともに吐き出すと、カカシはナルトを抱き寄せた。ナルトが慌てて身をよじって逃れようとするが、カカシの腕はびくともしない。 「こんな重いモノ、他にないでしょ」 どこか疲れたようにカカシが溜息をつく。耳元にかかった吐息に、ナルトが肩を強ばらせた。 「な、世界の重さってどれくらいだってば!」 「さぁな。ギガとかテラじゃ全然足りないだろうし。あーでもあれか。重さだったらやっぱりある意味相対評価になるのか」 「?????」 「じゃぁ質量か。うん、それならあってる。世界の質量。しっくりこないけどまぁいいか。命の分も含めて、世界の質量」 「わけわかんねーってば!」 意味不明の単語を並べられ、ナルトが叫ぶ。叫んだ瞬間カカシと目があって、思わずナルトは口を閉じた。背中に回されたカカシの手がやけに大きく感じられる。 「じゃあさ」 背中に軽い衝撃を受けたと思ったら、カカシの顔の後ろには天井があった。 「ナルトの好き、って気持ちはどれくらいなわけ?」 意地悪に笑ってカカシが問う。意地悪なくせにその笑みはひどくきれいで、ナルトは赤く染まった頬を膨らませた。 悔しい、と思う。 「これくらい!」 半ばよけくそに叫んで、ナルトはカカシの首にしがみついた。予想していなかった行動に、カカシがバランスを崩してナルトの上に倒れ込む。 「オレの上のセンセーの重さだってば!」 恥ずかしいこと言わせんな! 真っ赤になって叫ばれた言葉に、カカシは思わず破顔した。 「なるほど。そういうことか」 「世界なんかよりずーーーと重いってば」 べーとナルトが舌を出す。その舌をカカシは指先で捕らえた。 「そっか。なら大事なナルトを潰すと困るから今日は上になってくれる?」 「?」 「上。この前やったやつ」 忘れた?とわざと耳元で囁かれ、ナルトは飛び上がりそうになった。脳裏に三日前の記憶が蘇る。 「やーーーーっっ」 「あれだとナルトが良く見えていいんだよね〜」 「やーーーーっ!!この変態!!スケベ親父!!」 「あはははは、よくわかってるじゃないか」 ナルトが暴れるのをものともせず、楽しそうにカカシが笑う。必死で逃げようとするナルトの耳元に唇を寄せ、カカシはそっと囁いた。 「オレにも好きの重さを堪能させてよ」
何よりも大切な、君のその重さ
*******
……!!青春ですから!(謎)世は青春ですから!(意味不明)そもそもてけてけって何ですか、小此木さん……何が言いたいのかわかりません…やはり往年コバルトは遠かったです(涙) あ、上っちゅーのは無論ナルカカのことではございませんよ?念のため。皆様わかっておいでとは思いますが。 後、相対評価と絶対評価の概念が少々間違ってますが、ナルトに言っていることなので深く考えないでください。重さと質量の違いもかるーく流していただければ。ついでに内容もかるーーーく流していただければ……(涙)
ではおやすみなさい。ちょっと平日の更新が滞ると思います。申し訳ありませんがお許し下さい。 まぁこれ以上滞りようがないって言われればその通りなのですが……(汗)
自分のサイトなのだから自分が日記書かなきゃ日記が増えているわけがないのですよ。当たり前です。自分でしないと更新がされているわけがないのですよ。当たり前です。………今日も欲望の赴くまま元気に生きています………とりあえずサクラちゃんは胸でかくないほうがいいなぁ…。
ただいま女の子週間につきサスサク↓
*** 千切れ雲 ***
「先生、相談があるんですけど」 生徒からの当たり前と言えば当たり前の言葉に、カカシが目を丸くする。 「すみません、用事があるので」 「文句言わずとっとと来る!」 逃げようとしたカカシは、あっさりとサクラに捕まった。
「告白しようかと思って」 ふう、とサクラが物憂げに溜息をつく。カカシの反応が遅れた。 「いつもしてるでしょ」 「そうじゃなくて!ちゃんとよ、ちゃんと!!」 何を今更、と溜息をつくカカシの頭にサクラの拳骨が落ちる。頭を抱えて蹲るカカシを無視して、サクラはうっとりと宙を見つめた。 「そのためにもリサーチは万全じゃないと。だから、ね。カカシ先生」 ふ、とサクラの目がすわる。空気が変わった。 「ナルトのどこがよくってそこまでふぬけになってのかこと細かく聞かせて貰おうじゃないの」 「……何でそこでオレとナルトなワケ?」 内なるサクラの迫力にカカシは後ずさった。サクラがキョトンと首を傾げる。 「先生とサスケ君、似たもの同士だから参考になるかなぁって」 「……その理由嫌だから辞めてくれない……?」 悪気のないサクラの言葉に、カカシは心の底から懇願した。
「取りあえず相手の目をまっすぐ見つめて言ってごらん」 という、今更ながらのアドバイスにサクラは心の中で文句を言い放しだった。 「ったく、役に立たないんだから」 ブツブツ呟きつつ、今来た道を振り返る。足を踏み出せば、一分もせずにサスケの家の前についた。 「う〜〜〜」 そしてそのまま通り過ぎる。曲がり角一つ分、過ぎたところでサクラは再び元来た道を歩きだした。 すぐにサスケの家の前に着く。重々しい門は閉じられたままだ。 「うう〜〜〜」 またもや渋面で唸ると、サクラはそのまま門の前を通り過ぎた。長い塀が終わったところで振りかえる。 「ううう〜〜〜〜!!」 手にしたプリントを握りしめてサクラは門を睨みつけた。『遠足のお知らせ』なる謎のプリントには、思いっきりファンシーな犬と思いっきり気の抜けるへもへももへじが描いてある。 「口実あげよっか」 それはもう楽しそうに、確実に楽しんでいたに違いないカカシが描いてくれた物である。あの教師のセンスは良くわからない。おそらくは嫌がらせであろうが。 サクラは肩を落とした。 「もうちょっとましな物ちょうだいよ……」 今頃ほくそ笑んでいるに違いない。くそう、と思いながらもサクラは門を睨みつけた。 重々しい門。長い塀。代々のうちはが受け継いできた物。サスケがこれから背負っていく物。 負けてなるものか、と思う。 「今がダメでも、次があるんだから」 ぐっと拳を握りしめ顔を上げる。覚悟ならあの日決めた。強くなる、と。 「このくらいできなくてどうするの!」 自分に言い聞かせると、サクラは門に駈け寄った。チャイムを慣らそうと指を上げる。無様に指先が震えているがそんなことに構っていられなかった。 「サクラ……?」 不意に名を呼ばれ、サクラは飛び上がらんばかりに驚く。ぎぃ、と音を立てて通用口が開いた。 「さ、さすけくん…?」 突然の登場にサクラの心臓が破裂せんばかりに脈打つ。サスケは呆れたように溜息をついた。 「さっきから何をやってるんだ。取りあえず入れ。茶くらい出す」 そう言うと、サスケはサクラの腕を取った。サクラが真っ赤になる。 「あ、あのね、サスケ君!!」 叫び声に近い呼びかけにサスケが眉を顰めた。だがサクラにしてみればそれどころではない。 「あのね、伝えたいことがあるの…!」 相手の目を見て、まっすぐと。 ありったけの力を振り絞ってサクラは顔を上げた。 「わたし、サスケ君のことが……」
千切れた雲の中からお月様一つ。
*****
サクラちゃん告白編。サスケバージョンもございます。近いうちに書けると良いなぁ。どうして希望なんだろう……。書けば良いのにと思いつつこればかりは勢いなもので。ちなみに私の理想型はサスサク←イノです。イノはサスケじゃなくてサクラちゃんのことが好きだと思うんだけどな〜むむ。
カカナル子も書きたいカカシとママも書きたいでも手が動かない〜(泣)精進しかないですね。はい。利広珠晶もまだ残ってるのに……ううーーーーーっっ
って本命のカカナルはどうしたよ(笑)
スーパーに切り売りのすいかがありました。もう結構出ているのですね。小さいヤツが150円だったので購入。今から食します。えへへ〜vv
今月末はすわんです!富士山眺めつつすわんです!それに向けて頑張りますよ!!不具合になんか負けていられません!!
今週末には100のお題開始したいのですが、まだ一個と半分しか書いていません(爆)が、頑張ります。
おーじんじに電話をかけたくて仕方ないだろうメイドと新妻とかしつつある夫と顔と稼ぎだけは良い新妻(多分)の三角関係(なのか)が頭の中回ります〜(泣) 海岸を犬と走るさわやかカカシ(夏使用)では勝てませんでした。もう胡散臭くて良いのでカカシにあいたいです。来週はいい加減起きるんですよね、あの人。これで出てこなかったら本気泣きます…
お買い物した後銀行へ。カードを入れるとあら不思議。「このカードは使えません」またかよこの野郎様vと思いつつお問い合わせ電話をぷっ。 「伝票も出ませんか?」 「出ません」 「多分、カードの磁気がダメになってしまったので、再発行することになると思います」 ………なんですと? 別にしばらくカードが使えないのは良いのです。あんまりよくはないけどまぁなんとかなります。何が困るって会社を休まないと銀行に行けないじゃないですか!!また〆切か、言われる……(言われる時点で間違い) というわけで結局今日も髪は切りにいけませんでした。はぁ〜。
先にサイト更新して気力があまればまた来ます〜
ってことで更新つっても昔書いた物あげただけでしたが…散々悩んだ挙げ句妄想家族繋げました。だって姫が…姫が……(震)原作の姫(笑)が好きなだけに痛いです。大目に見てあげてください。
ナル子〜↓
*** 食す ***
白赤青黄色 様々な色で持ってそれらは媒介者を魅了するのだ
花々は鮮やかな色をしているのは、花粉の媒介役となる虫たちを呼び寄せるためなのだと言う。 自らの繁栄のために、おのが身を武器に虫をおびき寄せる。 (さもありなん) 手にした本を降ろして、カカシは溜息をついた。頭上には目が痛いほど澄みきった青空が近づいている。夏が近いのだ。 陽光にきらきらと金の髪が輝く。 「………」 おいしそうだよなぁ、とか思ってしまう己はやはり少しおかしいのかもしれない。相手はまだ未発達も良いところの少女なのだ。 だが、正直おいしそうだと思う。己の発情の対象がこの年代だったのか、と考え、すぐにそれを否定する。堅いつぼみよりも、美しく咲き誇る華の方がカカシは好きだった。豊満な体は落ち着くし、何よりも後腐れがない。 (……ん?何か間違ったような) 一瞬疑問が脳裏を掠めるが、まぁいいかと再び駆け回る少女に目を向ける。少女の隣にはもう一つ桜色がいた。 (まぁ、確かにかわいいよね) 子供に「かわいい」と思うカカシではなかったが、生徒となった少女達は掛け値なしにかわいく思えた。もう一人黒い少年も、ぎりぎりかわいいと思えないこともない。 だけど、それは。 「センセー」 甲高い声が自分を呼ぶ。カカシは面倒くさそうに首を振った。ぷう、と少女の頬が膨れる。 「もう、返事くらいしろってば」 怒る表情がかわいくて、カカシは口布の下でそっと笑う。 なんて、かわいくておいしそうなのだろう。 (困った) おいしそう、なんて他の二人には感じない。生徒をかわいく思うのと、金色の少女をおいしそう、と感じるのは別の次元であるらしい。 「やられた、かな」 はっきり言って不利な状況だが、認めないわけにはいかないだろう。不利な状況ほど、よくよく把握して対処しなければ。 「センセー!さっきから呼んでるだろっ!?」 カカシの目の前でナルトが怒鳴る。服越しにもその痩せすぎの体がわかって、カカシは溜息をついた。 まずはもう少し太ってもらわないと、これでは蜜も取れそうにない。 「腹ぺこなのになぁ」 「……もう弁当残ってないってば」
生き伸びることだけで精一杯の花 まずはいっぱい栄養あげて水あげて 「生き伸びる」以外のことにも目を向けて貰わねば
「ということで。さっさと任務終わらせてくれたら、一楽な」 「ほんと!?やっりー!」 さっきまでの怒りもどこへやら、ナルトが満面の笑みを浮かべる。急いで残る二人の元へ駆けていく姿を見ながら、カカシは何度目かわからぬ溜息をもらした。 「ま、がんばりましょう」 ガーデニングは得意分野ではない、けど。まぁあれは生命力強そうだし。何とかなるだろう。 「オレも頑張るから、お前もきれいに咲いてね」 いつか来る、その日を楽しみに。
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花一株育てるのもガーデニングなのですか?カカシさん。 夢見勝ちカカナル子〜。どうもナル子は設定が安定しなくて模索中です。取りあえず、カカシには頑張ってナルトを育てて貰いましょう。
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