地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2003年05月30日(金) ぐは

えらく覚悟していた大急ぎのお仕事はあんまり手をかけなくて良いことになってえらく拍子抜けです。まぁ上司が「まだ出来ないね」と背後で呟いて去る現状思えばそうなりますな!どのみち今手元に装置ないので、私じゃできないのですが(笑)どこまでも崖っぷち人生…ああ……残りの面々がきっちり予定立ててきっちりそれをこなす人たちだけに、小此木のダメさ加減が目立って致し方有りません。まぁね、それも人生ですよ!かなり綱渡り人生なので、お勧めは出来ませんが(笑)

初メッセで語った内容です☆鮫ちゃん。兄ファンは見ないで下さい。↓
下にこの話のサスケバージョン(くえすともーど)があります。

*** 制服 ***

気のせいだと鬼鮫は思いたかった。紺色の生地に白が眩しい。
「………なんだ、これは………」
思わず素で問いかえすほどに、それは衝撃だった。嫌そうにイタチが溜息をつく。
「制服だ」
「ざけんな」
間髪入れずクナイで鬼鮫を壁に張り付けて置いて、イタチはぶらぶらと手にしたクナイを揺らす。
「召使いとはそういう衣装を着るものらしい。愚民どもの考えることはわからん」
てめぇ考えてることがわかんねーよ、とはさすがに鬼鮫も口にしなかった。大切にしたい、学習能力。
ぐりん、と写輪眼が回った。
「言っておくが、オレは見苦しいものが嫌いだ。特に醜悪なものなど、叩きつぶすしかないと思っている」
見苦しいもの、が何を指しているのか、鬼鮫は生温い空気を感じた。彼の足下には戦闘服もとい制服。
去り際、忘れていたとイタチが振り返った。
「新聞に人員募集の公告を出しておくように」
そして用は済んだとばかりに出ていく。鬼鮫は足下の制服を見た。
おそらくは膝丈であろう、紺のワンピース。大きなリボン付きの白いエプロンとおそろいのキャップ(暁のマーク入り)。ご丁寧に白い靴下に黒の革靴もセットだ。
人はそれをメイド服と呼ぶ。
(助けてくれ、再不斬……!!)
だが愛しいあの子は、想像の中まで年下のあの野郎と一緒だった。

鬼鮫、再起不能。



********

馬鹿話です。こんな話にのってくれる相手は一人しか居ませんね☆ってことで無理矢理カニミソ好きのお姉さんにプレゼントです。文にしたら全然おもしろくなくってちょっとしょんぼりです。鮫ちゃんネタは漫画がインパクトあって良いですね〜。うう、もっとちゃんと書けるようにならないと。ラスト考えて使わなかった新聞広告はこれ↓

***

秘密組織『暁』では新メンバー随時募集☆
あなたも私たちと一緒に略奪ライフをエンジョイしませんか?
優しい先輩が手取足取り教えます。
入会特典:
今なら里抜けもお手伝い☆追忍処理もばっちし
暁特製制服も無料でプレゼントv
参加資格:
ビンゴブック掲載済であること。
未掲載の場合にも、掲載されるようお手伝いしますので
まずはお電話下さい。


***

さて、結局鮫ちゃんがメイド服着たか気になります。
ということで(は?)くえすともーどサスケバージョン。やはり兄ファンは見ないでください……↓


*** らぶりーちゅちゅ ***

「これが…」
「伝説の防具……」
「……てば?」
それはまさしく、名前の通りラブリーなチュチュだった。

そろそろ旅も終わりにさしかかっていた勇者一行は、最後の闘いに備えるべく、装備を整えていた。
「そうそう、伝説の武具って知ってるか?」
武器屋のオヤジの言葉に、三人の目が輝く。
「何でも最強の剣士が使っていた武具がどこかに眠っているらしい。もっとも、強力な魔物が守っていて取りにいったヤツは一人も帰ってきてないけどな」
最強の剣士の残した武具。その言葉に反応しないわけがない。
そして今、三人の目の前にはその伝説の武具がある。サスケは憤死寸前だった。
「大丈夫…?サスケくん…」
「そんな考えるなってば」
石畳に爪を立てて耐えるサスケに、サクラとナルトがおそるおそる声をかける。ラブリーなパールピンクのチュチュは、デザインも雰囲気もどこまでもラブリーだった。
(誰だ、こんなデザインしたヤツは!!出てこい、今すぐ出てきてオレに土下座して謝れ!!)
声もなく呪ううちはサスケ(剣士レベル62)。嫌なチャクラが具現化されてサスケとナルトは後ずさった。
「……性能……」
「え?」
「性能はどうなんだ?」
地を這うようなサスケの声に、慌ててサクラがチュチュのタグを見る。
「えーと、防御力88、攻撃力+30。耐魔力は95、混乱やスリープみたいな精神攻撃系は完全ガードみたい。ええと、あとは…」
高い。文句無しに今まであったどんな防具よりも能力は高い。我慢して着るか、と覚悟したサスケの耳に、ナルトの声が飛びこんだ。
「特殊能力『兄の愛』呪文は『会いたい兄さんっ』…変なのーーっっ」
ぎゃはは、とナルトが笑う。サクラも思わず吹き出した。ぴきん、とサスケの目が光る。

「まいどあり〜」
伝説の防具『らぶりーちゅちゅ』572948523銭にて売却成立。
兄の愛はどこまでも遠かった。

******

兄は無論兄です。特殊能力を使うときには「会いたい、兄さんっ(レベル1)」の他に「尊敬しています、兄さんっ(レベル2)」「兄さん好きだっ(レベル3)」などの呪文があります。無敵の兄が駆けつけてきてあなたのために戦ってくれる素敵ワザです。兄のハートを射止める台詞でさらにレベルアップ☆
………鮫ちゃんといい何かあったのでしょうか……えーと色々と……色々と……こういうギャグ好きなんです……


2003年05月28日(水) うな

サイトの更新は無理でした…。

手の動きが好きです↓

*** 仕草 ***


箱から一本、タバコを取り出し口に銜える。火をつければ白い煙が細くたなびいた。
その一連の動作に、ナルトは小さく溜息をもらす。
「で、満足?」
そんなナルトの様子に、カカシは苦笑した。タバコをくわえようとして思いとどまる。
タバコに火をつけて、とは言われたが、同時に吸っちゃダメ、とも言われたのだ。
(難しい注文だ…)
その難しい注文をつけた人間は、今は窓辺に腰掛けてカカシを見つめている。うっとりとした眼差しで見つめられるのは悪い気分ではない、が。
「こっちおいで」
カカシの言葉にもナルトは首を振った。カカシとナルトの距離、約2メートル。窓辺からは春の風が入り込み、ナルトの髪を揺らしていた。
「タバコ吸うところ見たい、って言ったのはお前でしょうが」
「吸うところは見たいけど、煙嫌いだってば」
当たり前、と言わんばかりにナルトが言う。思わずタバコを手元に運びかけたカカシは、ナルトの悲鳴に動きを止めた。
「吸っちゃダメだってば!」
すごい剣幕で怒鳴られ、カカシがたじろぐ。ナルトが胸を張った。
「タバコは体に良くないんだってば!吸っちゃダメっ」
ならば、何故吸うところが見たいなどというのだろうか。カカシは溜息を漏らした。
「……もういいってば」
ほう、と吐息を漏らしてナルトが言う。カカシはタバコを灰皿に押しつぶすと火を消した。
「センセーがタバコ吸ってる所は好きなんだけどさ」
近づいてくるカカシから視線を反らさず、ナルトが告げる。
「センセーの匂いが消えるから、吸っちゃダメだってば」
薄いカカシの体臭。強いタバコの煙はそれを消してしまう。
ナルトはカカシの掌に口付けると顔を顰めた。
「タバコの匂いがするってば」
「そりゃ持ってたからね」
「あれだけでダメだってば?」
「手、洗ってこようか」
くんくん、と子犬のように己の掌を嗅ぐナルトに、カカシが笑みをこぼす。ナルトはしばらく考えた後、カカシの首に腕を回した。
「ちゅーはタバコの匂いしない?」
表情は平静を装っていても、頬を赤く染めていてはどうしようもない。カカシは微笑むとナルトを抱き寄せた。
「試してみないとわからないかな」

そのまま床の上に重なった影二つ。


*****

うちのカカシはたまにタバコを吸うという設定だったりします。そのうち100のお題で書かせて頂こうと思ってますが、安定剤代わりに月に2、3本。後はアスマ達の付き合いに、って感じで。ナルトと知り合ってからは吸うと側によってもらえなくなるので滅多に吸いません。忍びである以上吸わないのが基本かなーと思うのですが、小此木がタバコを吸う仕草が好きなので(笑)。あの手の動きが色っぽいと思うのです。


2003年05月27日(火) 頑張った

昨日はえーでいーえすえる繋いで、大喜びでえむえすえむめっせさんとこ行ったら「あんたみたいな古いおーえすはお呼びじゃなくってよ!」と足蹴にされたので、今日は頑張ってあっぷぐれーどして、再びお迎えに行ってきました。小此木にしては頑張りましたよ!!
カタカナ使わないと何が何だかわかりませんね(おい)
ということでMSNメッセつながりました〜。メールアドレスは今のヤツそのまま使っているので、持ってる方はお暇なときにでも構ってやって下さいvv返事のテンポは遅いと思いますが…頑張りますので…!キー打つのはそこそこ早いのですが、いかんせん思考が遅いので(汗)

今日はもう寝ます〜。明日は殴り書きしたいですね〜。サイトの更新も〜。今日から来るはずだった大急ぎの仕事が明後日に伸びてしまいましたし。明日のうちに!!


2003年05月25日(日)

おはよーございます、友人からの電話を目覚ましと間違ってぶちきった朝帰り小此木です。そろそろ起きないと夜寝れないのでおはよーございます。ただいま昼の三時です(笑)
肉食らってまいりました。うまかったですvvただね、ハニートースト。ハニートースト。半斤の蜂蜜たっぷりハニートースト。なんで最後のデザートがあんなにでかいんでしょう。や、おいしかったのですよ?本気蜂蜜たっぷりで。おいしかったんだけど!!
飲み屋でパスタとハニートーストは要注意だと学びました。津軽海峡○景色も熱唱するにはとても良いのだと学びました。案外一晩歌える物ですね♪

今日は色々パソをいじる予定なので、殴り書きは時間余ったら来ます〜。さー、頑張るぞ!

↑とか言ってましたが、肝心要の電○公社の工事が明日じゃん!!ってことに気付きました。仕方ないので色々は明日にしてふて寝します。明日からはついにADSLですよ!……そう言えるよう頑張ります……繋いだらメッセ入れるつもりなので、持ってる方々、遊んでやって下さい〜。
気付いたと言えば上で言ってるハニートースト、半斤と言うより一本の半分でした。パン屋さんでそこで焼いた食パン丸ごと売ってるじゃないですか。あれの半分。普通食事ででもそこまで食べる人はまれだと思われます。(そもそもハニートースト自体、一人で食べるものではないのか…)


2003年05月24日(土) 反省

疲れてる〜だの、もうダメだ〜言ってる時はまだまだ余裕がある今日この頃です。だんだん人生ダイビングがモットーになりつつある己がいやです……

久々〜まだ同棲前です(笑)↓


*** 隠し物 ***

「はい、今日は解散」
カカシの声に三人が一斉に溜息をつく。一日中草むしりをしていたせいで体中泥だらけだ。
「ナルト」
任務が終わったらカカシと帰るのが、ここ最近のナルトの日常だ。近寄ってきたナルトに視線を会わせ、カカシは盛大に溜息をつくと肩を落とした。ナルトが青ざめる。
「な、なんだってばよ?」
今日は特に大きな失敗はしていないはずだ。思わず後ずさるナルトに、カカシは苦笑した。
「あー、違う違う。今日はちょーと飲み会があってね。一緒に帰れないの」
ごめんね、と言われナルトがわずかに眉をひそめる。カカシは更に溜息をついた。
「は〜やだな〜行きたいくない〜でも行かないと〜」
何やらブツブツ言っているカカシに、ナルトが首を傾げる。どうもあまり楽しそうではない。
「センセー?」
「絶対匂いつくよな〜でも呑まないとやってらんないし〜あーどうしよう」
「センセーどうしたってばよ」
あまりにカカシが嫌そうに呟くので、ナルトは心配になってきた。カカシはナルトを見ると困り果てたように呟く。
「ナルトは酒の匂いもタバコの匂いも好きじゃないよね」
鼻の効くナルトには、強烈なあれらの匂いは苦手なものだ。こくんと頷けば、カカシはやはり盛大に肩を落とした。
「だよね〜んー、でもなぁ」
何やら一人考え込むカカシに、ナルトは目を白黒させた。いったいどうしたというのだろう。
カカシは顔を上げると、苦笑した。
「あのね、ナルト。今日飲み会の後、オレそうとう酒臭いと思うんだけど」
だから、今日は来ちゃだめ、と言うことなのだろう。ナルトが拳を握りしめる。その手を取り、カカシは掌を開かせた。
「でもね、我慢して、おかえり、って言ってくれる?」
チャリン、と音を立ててナルトの掌に鍵が落ちる。ナルトは目を丸くした。
「絶対に九時には帰るから。ね?」
申し訳ない、とカカシが手を合わせる。ナルトは己の掌に落とされた鍵を見つめた。
「…遅くなったら鍵閉めて先に寝ちゃうってばよ?」
「わかってます」
しぶしぶ、と言った風にカカシが頷く。ナルトは鍵を握りしめた。
「じゃ、待っててあげるってば」
カカシの、家の鍵。冷たいはずなのに、それは少し暖かかった。そう言えば、今日はずっとカカシが何やらポケットの中をまさぐっていたと思い出す。
「いってくるね」
安心したのか、カカシがうれしそうに微笑んだ。ナルトも笑う。
「うん、いってらっしゃい、だってばよ」
そして、そっと口付けた。


******

別にこの後カカシはSランク任務に行くとかじゃないですよ。本気で飲み会行くだけですよ。なのに何やってるんですかね、このバカップルは(生温)。まぁ、カカシにしてみればSランク任務行く方がまし、って気分なんですが。本当はカカシが行きたくないワケや、カカシの家で待ってるナルトや、でカカシが帰ってきていちゃこらする所で終わりなんですが、到底書き終わらないので本日はここまで〜。続きは気が向いたら(爆)題の意味わかんないですね…題は林明日香の「隠し物」から取りました。ちょうど書いてるときに聞いていたので(笑)

今日は鳥をくらいにいってオールでカラオケでっす!こんなん書く前に行く用意しましょうね、小此木さん。部屋の掃除もしましょうね、小此木さん。あうー(泣)


2003年05月22日(木) せいぎのみかた

あまりのやるきの無さにパンの頭した正義の味方に助けを求めていようかと考えたりそうしたらそうしたで「疲れているんだね。さぁ、これを食べて元気を出すんだ」とか目の前で頭をちぎられた日にはトラウマになってしまうとかわけのわからんことが頭の中ぐるぐるしている辺り疲れているのかも知れません。
肩こりは確実ですね。マウスクリックで右肩に激痛。サロンパスくさいよう(涙)
ネタは出てくるのに書く気力がありませぬ……あかんやん……やる気やる気……どこかに転がってませんかねぇ。それよりどこかに某上忍転がってませんかねぇ。マウス使えないとネットがやりにくくて仕方ないのでなおるまでしばし我慢(泣)日記に辿り着くのでさえ一苦労……


2003年05月21日(水) 不意に

今回の不意に見たくなった物。アスシカ。そして彷徨っていてイノサクいの片思い話を見つけて喜んでみたり(笑)
あーカカシが恋しいです…七班が……
マジでカカシ日照りでございまするよ……何をどうすれば……
ところでカカシの色気ってなんすか!?まだ回線つながらないんですか!?東京在住の娘さん!!(私信)


2003年05月19日(月) 言い忘れ

えと、こんな所でなんですが爺様御誕生日本のご連絡。あれ、受注生産制なので欲しいという奇特な方はお手数ですがメールかBBSでご一報下さい。受付は五月中になります。もっとも無料配布とはいえ、郵送の場合は送料(90円)を負担していただくことになりますので、何かのついでをお勧めします。真面目にただの爺愛され本ですし。
だからこういうことは杏庭に書けよって話ですよね(爆)
と自分ツッコミをしつつおやすみなさい〜。最近異様に眠いですよ……。


2003年05月18日(日) ぬおっ

昨日カウンターが本当に50000越えたのか不安になって(笑)、リロードかけたら700番台ほど下がりました。ありー?もしかして越えてないとか…?それもそれで間抜けで良いなぁ(おい)
そういえば日記の方も2万越えました!うれしいです!ありがとうございますvv

お茶濁し企画、この前下げるの忘れてそのままなのですが(爆)、そろそろ下げて次の行きたいと思います。やりたかった100の御題です♪えへへー、10班とかママ&カカシとか利広珠晶とかです!や、メインはカカナルなんですが。


昨日はナルトだったので↓

*** モーニング ***

「おきろってばーーーーっっ」
ナルトの怒鳴り声が寝室に響く。だが、その程度で起きるような繊細な神経をベッドの主は持ち合わせていなかった。
「くっそー」
何度目かの叫びも無駄に終わり、ナルトは荒く息をついた。すでに着替えも完了し、後はカカシが起きるのを待ってご飯にするだけである。
「センセー、いい加減起きろってば!」
がっしりした肩を掴んでぐらぐら揺らすが、効果はない。カカシはわずかに眉をひそめると、布団の中に潜り込んだ。
「〜〜〜〜〜っっ」
ナルトの眉間に青筋が浮かぶ。カカシは昨夜任務が入っていたので、疲れているのはわかる。わかるが。
「もう!みそ汁冷めるってば!」
疲れているだろうとせっかく好物を作ったのに、これではカカシが目を覚ます頃にはみそ汁も焼き魚も冷めてしまう。怒りをこめて睨みつけるが、カカシが起きる気配はない。
「〜〜〜!」
どうあっても起きないつもりらしい。ナルトは覚悟を決めるとベッドの上に上がった。
「チュウだけ、だかんな」
真っ赤になりながら唇を眠るカカシの顔に近づける。息が触れる距離になってもカカシは動かなかった。
チュッ
小さな音を立てて唇が重なる。
「…………」
カカシに捕まることを想像して、ナルトがきつく目を閉じる。
「……………」
寝起きのカカシに捕まると後が大変なのだ。絶対に、惑わされないようにしないといけない。
「…………?」
いつもなら口付けと共に捕まるのに、今日はそれがない。唇を押しつけたまま、ナルトは頭をフル回転させた。押しつけられた唇はそのままだ。
「……………」
これも罠だろうか、と思いつつそっと目を開ける。視界に眠るカカシの顔が飛び込んできて、ナルトは飛び上がりそうになった。
「……せ、せんせー?」
そっと呼びかけてみる。これはどうしたことだろうか。試しにほっぺたをつついてみると、カカシは眉をひそめて顔を逸らした。
「………」
思わず、もう一度つつく。うーと言う小さなうめきが聞こえてきて、カカシが再び布団の中に潜り込んだ。
「…………ほんとーに寝てるってば………?」
呆然とナルトが呟く。確かにここ最近カカシは忙しかったから、それもあり得るのかもしれないが。
(オレの反応見てんのかも)
いつも寝たふりをしてナルトの反応を楽しんでいるから、今日もその可能性が高い。そう思いつつも、ナルトは興奮を抑えられなかった。
「せんせー」
布団に潜ってしまったカカシの脇に潜り込む。丸まって眠るカカシの頭を抱きしめ、その頭を抱え込む。逸る心臓を押さえ耳元で小さく小さく囁いた。
「……好き」
小さな告白。それでもカカシの反応はない。
「好き」
次ははっきりと囁く。ピクリ、とカカシの睫が震えた。
「!」
その気配に慌てて顔を上げたナルトは、目を瞠った。
「……」
はたけカカシ、まだ寝ています。
まさしくそんな感じの潤んだ眼差しで見つめられ、ナルトが凍り付く。
「…なると?」
どこか舌っ足らずの声で呼ばれた己の名に、ナルトは肩を強ばらせた。一気に上がった心拍数を隠すように叫ぶ。
「な、なんだってば!」
まずい、と本能で悟る。何だかものすごく、まずいような気がする。
焦るナルトに、にっこりとカカシが微笑んだ。
「いた」
うれしそうに、本当にうれしそうに笑う。無邪気なその笑みに、ナルトの思考が停止した。
「ん」
満足したかのように、再びカカシの瞼が閉じる。くーとすこやかな寝息が聞こえてきてもナルトは動けなかった。
「……………」
カカシはナルトを見つけて安堵したように微笑んでいる。
(か………)
寝息にあわせて銀糸が揺れる。大きな手はナルトの服のすそを掴んでいた。
自覚などあるまい。本気で寝ている。
(かわいいいってばよーーーーーーーー)
一生に一度あるかという光景に、ナルトは時が立つのも忘れた。


その日揃って遅刻したバカップルはサクラにこってり叱られた。


*******


かわいいらしいですよ……(遠い目)かっこよいカカシが見たいと騒いでいるのにかわいいカカシ書いてどうするんですが、自分!むしろこれかわいいのですか?あばたもえくぼ、カカシもかわいいですか?どうなんですか、最近カカシが好きだと気付いたインテで後ろに座っていた方!(こんな所で聞くな)
えー、修行しなおして来ます。ナルカカでは断じてござらん。ござらんったらござらん(泣)


おまけ↓

***

「………?」
時間が経過したような気がしてぼんやりとカカシは目を開けた。目の前にオレンジ色の生地が見える。
「……ナルト?」
うまく回らない頭を振ってカカシは体を起こした。ナルトがそばに来ていたことにも気付かなかったことに苦笑が漏れる。
おはよう、と言おうとしたカカシは目を丸くした。
「…どうしたんだ?」
呆然として問う。カカシの横に座り込んで、ナルトはかちこちに固まっていた。見れば指先にいたるまで真っ赤だ。
「…せんせー」
「ん?」
「オレの夢、見てた?」
カカシとは目を合わせずにナルトが問う。戸惑いながらもカカシは夢の内容を思い出そうとした。
「…えーと、見た、な」
ぼんやりとしか覚えていないが、確かに出てきていた。何か、ひどく幸せな夢だった気がする。
「良い夢だったよ」
夢の中で感じた温もりを思い出し、自然と笑みが浮かんだ。ナルトが大きく目を瞠る。
そしてそのまま後ろに倒れ込んだ。
「ナルト!?どうした!?」
目を回してしまったナルトを抱きかかえカカシが叫ぶ。ナルトの額に手をやればいつもより体温が高かった。吐く息も荒い。
「……風邪か」
ナルトを抱きかかえ、カカシは床を蹴った。

「知恵熱じゃな」
パジャマ姿のカカシに、あっさりと火影が告げる。
知恵熱の原因をナルトは決してしゃべろうとしなかった。


********

知恵熱出すほどカカシが好きですか、ナルト。そうですか…(明後日)
そして昨日書いた奴直す時間なくなりました(涙)あうー。


2003年05月17日(土) うは

50000打ありがとうございます!!こんなへっこぽサイトがここまで続けて来れたのは皆様のおかげです。本当にありがとうございますvv
ちなみに小此木は50001でした(笑)

久々にかわいいナルトを目指してみました。よくあるネタ〜↓


*** 甘い唇 ***

ナルトは甘い物が好きだ。以前は好きでもそんなに食べられなかったが、今は違う。
「ほら、ナルト」
ほぼ定位置になりつつあるソファの右側、そこに座ったナルトに向かってカカシがお菓子の包みを投げた。きれいな装丁のそれに、ナルトが目を輝かせる。
「センセー、これってば食ってもいい?」
「いーよ。アスマがくれたヤツだから後で礼いいな」
ナルトが甘い物が好きだとわかって以来、カカシは良くこうやってお菓子をくれる。だから、カカシの家にはナルト専用の歯ブラシもちゃんと用意されていた。
「へへへー」
お菓子はきれいに包装された高そうなものであったり、そこらで売ってあるような小さなチョコレートだったりしたが、今日のは前者であったらしい。ワクワクしながら包装紙を丁寧にはずせば、美しく並べられた六つのチョコレートが鎮座していた。見るからにおいしそうなそれに、ナルトの目がキラキラと輝く。
「いっただきまーす」
満面の笑みで一個、口に放り込む。途端に広がる甘さに、ナルトは頬を押さえた。
「おいしいってばよ〜」
「へーどれどれ」
呟きざま、カカシの唇がナルトの唇をかすめ取る。凍り付くナルトに向かって、カカシは舌を出して見せた。
「ん、甘いね」
言って、もう一度口付ける。ほんの少し深くなった口付けに、ナルトは息も出来ないくらい真っ赤になった。
あははははと笑うカカシの背中を叩くが当然の如くききはしない。
「…う〜!」
せめてもと力一杯睨みつけてやれば、カカシの馬鹿笑いが止まった。
「ね、ナルト、もう一回」
何でもう一個、ではなくもう一回、なのか。
ツッコミを入れてやろうかと思いながらも、ナルトは素直に瞳を閉じた。


ナルトはご機嫌だった。元気良く『人生色々』の扉をあけるが、目的の人はいない。代わりに見つけた大きな人影に、ナルトは急いで近寄った。
「アスマ先生!昨日はチョコありがとうだってばよ!」
「あ、ああ?」
突然のナルトの登場に、アスマが驚いたように振りかえった。
「なんだ、突然」
「チョコ!昨日カカシセンセーからもらったんだってば。あれ、アスマ先生がくれたやつだろ?」
「あー、あれか…」
「うん、おいしかったってば!」
ありがとう、とナルトが頭を下げる。その頭を乱暴になでてやりながら、アスマが溜息をついた。
「いや、こっちも貰い手がいなくて困ってたんだ…でも、そーかそーか、それでか」
「何が?」
何やら考え込んでいるアスマに、ナルトが首を傾げる。アスマはナルトを見おろすと、にやりと笑った。
「あの甘い物嫌いが、わざわざオレに頭下げた理由だよ」
そう言って楽しそうにナルトの髪をかき乱した。アスマの言葉にナルトが目を丸くする。
「え?」
「こーら、何やってんの」
不意に体が浮いて、慌ててナルトは振りかえった。振り返ったすぐそばにカカシの顔があって、真っ赤になる。
「センセー!」
「あんねー、勝手にさわるんじゃないの。こいつはね、オレの大事な恋人なんだから」
ナルトを抱きかかえたまま、犬か何かを追い払うようにカカシは手を振った。恋人、の単語にナルトが益々顔を赤くする。
「あー、わーってるって。聞き飽きたっての」
つまらなそうにアスマは肩をすくめた。ナルトがカカシの袖を引く。
「センセー、甘い物嫌いだってば?」
恐る恐る問うナルトに、カカシは首を傾げた。
「うん、嫌いって言うほどではないけど、得意ではないかな…でもどうしたわけ?」
カカシの答えに、ナルトが泣きそうな顔になった。慌ててカカシの首に手を回すときつくしがみつく。
「…どーしたの?」
急なことにカカシが呆然とする。カカシの問いにナルトは首を振って拒絶の意を示した。
「おーい、ちっこいのどうしたー?」
目の前でいきなりぐずり始めた子供に、恐る恐るアスマも声をかける。原因が己にあった場合、カカシの報復が怖い。
結局、大人二人の問いかけにナルトは首を振り続けた。


その日からナルトの態度が変わった。甘い物を食べなくなったのである。
「どーしたの、いったい」
ぽすん、とカカシの右手がナルトの頭に置かれる。今日で一週間、ナルトは甘い物を口にしていない。
項垂れるナルトのつむじを見ながら、カカシは小さく溜息をついた。
(どーしたんだろね、ほんと)
ナルトには圧倒的に栄養が足りない。『食べる』ということを覚えさせるためにも、喜んで食べるお菓子は格好の道具だったのだが。
(栄養剤混ぜてたのばれちゃったかなー)
思考に沈みそうになったところで袖を引かれ考えを止める。
「あのね、センセー。ちゅうしたいってば」
頬を染めてナルトが囁いた。泣きそうな顔をしているナルトに、カカシが目を丸くする。
「どうした?何かあったのか?」
「ううん。ただちゅうしたいだけだってば」
慌てて問うカカシに、ナルトは首を振った。だめ?と視線で問われ、カカシは大きく溜息をつく。
「後でちゃんとワケ話しなさいね」
言うが早いかナルトの体を抱きしめ唇を重ねる。緊張をほぐすように唇を舐め、舌を甘く噛んだ。
しばらくそうやって堪能した後、ナルトの息が苦しくなった頃を見計らって唇を放した。
「甘い、ね」
こぼれ落ちた唾液を舐めて呟く。思わず零れた呟きに、ナルトの目に涙が浮かんだ。
「え?」
目を丸くするカカシの前で、それは見る間にあふれ出した。
「も、もう一回!」
「ナルト!?どうしたんだ?」
慌ててカカシがナルトを抱きしめる。その腕から脱がれようと闇雲にナルトが暴れた。
「はみがきしてくるからもう一回してってば!」
「こら、落ち付けって!」
暴れる腕を捕らえ、強く腕の中に抱え込む。あやすように背を撫でカカシはナルトが落ち着くのを待った。
「どうした?ワケ、話しな」
トントン、と背中を叩き優しく耳元で囁く。しゃくりあげながら、ナルトが必死で言葉を紡いだ。
「やら…おれ、せんせーにきらわれるってば……」
ナルトの答えにカカシは思わず溜息をついた。
「きらう?オレがお前を?そーんなことあるわけないでしょ」
呆れたようなカカシの声に、ナルトの嗚咽が強くなる。
「だ、だって、せんせーあまいのきらいだって…」
泣きながら漏らされた言葉に、カカシは目を丸くした。
「はい?」
「だから、食べるのがまんしたのに……どーしよう…なんであまいままなんだってば」
そこまで言って、またナルトが泣き出す。その背をあやしながら、カカシは顔を見られないようにナルトの肩に顎を載せた。
「あのね、ナルト」
ちょっと今の顔は見せられないかな、と火照った頭で考える。
「オレは確かに甘い物は得意じゃないけど、『甘い』ナルトは大好きだぞ」
ひく、とナルトがしゃくり上げた。カカシの首に回った腕に力がこもる。
「わか、わかんないってば」
「うん、ゆっくりわかればいいよ」
カカシは苦笑すると顔を上げた。涙でぐしゃぐしゃになったナルトの顔に優しく口付けを落とす。
「まずは、お前とのキスはオレの大好物だってことを覚えなさい」
甘かろうが甘くなかろうが関係無しに。
キョトンとするナルトに、カカシはその身にたたき込むべく顔を近づけた。


*****

……無駄に長く………そして泣く泣く切ったら文が変に……アスマがくれたチョコレートのエピソードとか、ナルトとカカシの気持ちとか、もっとちゃんと書きたかったのに!!つーかカカシのしゃべり方安定してない!!でももう眠くて頭回りません。明日書き直します……

今日は久々のハニーとのお食事でしたv夕飯は宰輔も加わってウハウハでしたのよ!!二時にひつまぶし、六時にわらじとん!食い過ぎだ、自分!!腹が膨れすぎです、自分!!うわぁい、栄養たっぷりですな☆
つーわけで(どういうわけだよ)爺様御誕生日本あがりました。欲しいという方は小此木までメール下さい。サイトに載せていたのと爺婆話が一本。何故か爺婆あんまり甘くないんですが…爺様への愛はいっぱいつまってます。


2003年05月14日(水) フィーバー

サスサク!!気力を振り絞ってアニメ見た甲斐がありました!アニメでは暴走王子ではすまず、デビルマンになってましたね……紫チャクラ怖いですよ……サスケさん……

ちょっぴり逃げたい気分なので逃げます。あうー

前書いた利広珠晶の続き〜↓


*** 狼の牙と少女の角笛 ***

キスを、しようか。
そう言ったときの利広の口の動きを思い出し、珠晶はむっつりと黙り込んだ。


恭国主上の執務室は、緊張感に溢れていた。
(何よ、もったいつけちゃって。結局キスって接吻のことだったわけ?なーんだ)
卓にひじをついたまま、珠晶は眉間に皺を寄せる。丸く整えられた爪が磨き上げられた卓を叩くたびに、控えている臣達が体を強ばらせた。
(うーん、そういえばこれだけ生きてきて接吻したのは初めてだわ。案外どうってことないのね。顔が近くてびっくりしたけど)
爪先で硝子の器を弾けば、高い音が部屋中に響く。恐怖に体を堅くする臣達には気付かず、イライラと珠晶は卓を叩き始めた。
(そもそもあいつは何でああいう真似したわけ?そこがわかんないわよ、そこが。第一いたいけな乙女に接吻するなんて十分いかがわしいじゃない)
しかも嫌じゃなかったらまたしよう、なんて抜かしたのだ、あのぼんくらは。
トントントントンと響く音に、臣達の顔から血の気が失せていく
彼らの主上は可憐で度胸の良い自慢の王だが、手が早いのが玉に傷だ。
「主上、どうかなされたのですか?」
とうとう、見るに見かねて供麒が声をかけた。内心臣達が喝采を送る。
己の臣を振り仰いだ珠晶の眉間の皺は深かった。
「…何が、って何よ?」
少女特有の甲高さを持つ声が今日は深く沈んでいる。供麒が困ったように首を傾げた。
「いえ、あまりにお喜びのようですので。何か良いことがございましたか?」
残りの者達が疑問の声を上げなかったのは褒められるべきだろう。
「ん〜、やっぱりそんなにうれしそうにしてる?」
「はい、とても」
仏頂面の主上とは対照的に笑顔で供麒が答える。残りの者達はもはや声もなかった。
「ちょっとね、あんまり人に言いたいことではないのよ。今日はもう執務も終わっているし、残りは明日でいいかしら?」
青くなったり赤くなったり大急ぎの臣下団には気付かず、重々しく珠晶が溜息をつく。供麒は微笑むと腰を折った。
「では主上。ごゆるりとお休み下さい」
こういう時だけ優我に礼をして見せる半身に、珠晶は何やら悔しくなった。


(キス、キスねぇ)
女御も全て下がらせて珠晶は寝台の上に転がる。別に実際の年は外見ほど若くはないから、その先に何があるかは知っていた。が、どうにも実感がわかない。
(あの馬鹿その先もしたいのかしら?んーでもそれほどの気力もなさそう)
あれには甲斐性が必要なのだ、といつか女御の一人が言っていた。ということは利広には無理だろう。
そっと珠晶は己の唇に触れた。別に唇と唇がくっついただけ。手をつなぐことと意味合い的には変わらないと思うのだが。
ふにゃり、と口元が緩んだ。
(ま、減るもんじゃないし)
嫌ではなかったのだから、またさせて上げても良いかもしれない。それに至近距離で見ると、利広も二割増しくらい格好良く見えた気がしたし。
それに、利広にお願いされるというのも何やら良い気分だ。
自分の返事にどんな顔をするのか、考えると自然に笑みがこぼれる。
「たまになら、ね」
小さく呟いて珠晶は眠りについた。


*****

ということで珠晶はキス嫌じゃなかったらしいです。たまにならさせてくれるらしいです。
供麒はぬぼーとしていますが、案外あれで人をあしらうのがうまいのではないかと思っております。だって12歳の主上を支えたのですよ?いくら秦の力添えがあったとはいえ。ダメ父と出来の良い娘。こういう恭国主上もたまにはあってよいかなーと。でもやはり供麒はダメ大人ですが(笑)




2003年05月13日(火) ばんびばん

眠いです。ごめんなさい。


くえすともーど、どうしましょうねぇ(遠い目)
前作読んでない人には訳解らなくてすみません(汗)まぁ、読んでいてもわけわからないと思うのですが↓

*** 風の吹く丘 ***


世界が滅んでいく音を聞いていた。

「カカシ」
丘の上から遠くを眺める男を、子供が追う。遠く、遠く、男の目線は高く広くて子供には同じものが見えない。だから。
「カカシ」
せめてもと、その両手を捕らえる。男の視線が子供に向いた。
「しょーがないね」
隠されていない左目が笑みの形になる。漏れた溜め息は優しいもので、子供は安堵した。
足が宙に浮き、視界が一気に広がる。近くなった男の髪に、子供はバランスを取るふりをして指を絡ませた。冷たい銀糸がきらきらと指の間を滑っていく。
風が二人の髪を混ぜ合わせた。海面に反射する太陽の光が眩しすぎて子供は眼を逸らす。
「ここから全部生まれたんだよ」
眼前を埋める青の景色に、男が眼を細めた。いったいその瞳に何が映っているのか、子供にはわからない。ただ、今己が見ている景色とは違うのだということだけはわかって悲しくなった。こみ上げてきた涙を隠すように男の髪に頬を埋める。
ーーーーーああ、いってしまうのだ。
推定ではなく、ただの事実として思い知らされた。それを認めたくなくて子供は別の問いを口にする。
「じゃぁ、カカシも?」
「さぁ、どうだったろう」
子供の問いに大人は少し首を傾げた。子供の手が男の髪を強く握りしめる。顔を見せようとしない子供を、男は抱きしめた。
「待ってるよ」
「うん」
「お前が来るまで…それまで誰にも倒されたりしないから」
「うん」
「ちゃんと、待ってるよ」
「うん…待ってなきゃだめだってば」
男の頭に子供が顔をすりつける。暖かな水滴に男は抱きしめることしか出来ない。
「絶対に、勇者になるから…急いでなるから…もうちょっとだけ待ってて」
いってしまうのだと、それは事実。算数よりも簡単な答え。

ーーー出会ってからずっと、世界が滅んでいく音を聞いていた。

男と出会ってから子供の世界は変わってしまった。世界は昔よりもずっときれいで、幸せに満ちたものになってしまった。
どうしたら、それを守れるのだろうかと。
「守ってみせるから」
強く、なる。
そしていつか、この人に世界を返すのだ。


この世でただ一人の人を選んだ。



*****


わからぬ…!!(がっくり)ええと、ちょっとでもナルトの決意とかカカシの絶望と希望とか伝わればいいな、とか。8才で魔王カカシとナルトは出会っているのですが、この時ナルト11才、カカシと出会って3年目でございます。一応カカシとナルトは二年ほど一緒に暮らしていたって設定で。この後ナルトは勇者候補として城にあがるわけですね。
あー、どうしましょう。まぁよくあるパターンの話なのですが。
悩みます。むむ〜。


2003年05月12日(月) やられた

日記書いてる途中でブラウザ落ちました…
今日は一日お休み頂いてゆっくりと。ゆっくりしすぎました…予定事項連絡口繋ぐことしか終わってません。ひーーーーーーっっご挨拶にもいってないーーーーっっ
やはり思いつきでADSLの申し込みしてエラー出てカスタマーサービスにまたされその後更に二人してうんうん言ってたせい!?にしたってサービスの人増やしましょうよ……携帯であれはつらいですよ……


何か本気でお礼とかご挨拶とか色々出せねばならぬのですが本日はドロンっ(何てヤツ)すみません、すみません…っっ
明日は気合いでお仕事です。上司(御同類)にインテ行ったせいで休んでいることがばれているので隙は見せられません。まだ作っていることはばれていないはず…!

爺様人形とかかっこいいカカシは絶滅寸前だから保護しなきゃとか娘さん方はかわいいねぇとか語りたいこともいっぱいですがそれらも後日!せっかく久々に殴り書きできるとか思ったのにそれも後日ですか……(泣)そうですか…頑張ります……
ではでは。


2003年05月11日(日) 大阪

本日は大阪でございました。足を運んでくださった皆様、遊んで下さった皆様ありがとうございますvv楽しかったです!!
当人眠くてぐずりっぱなしでしたが(汗)、肝心な新刊がそこまでして出したかいがあったのか確実にないだろうなという出来で申し訳ありません(土下座)。ひとまず私に色気あるカカシは無理だと判明しました…わかっていたけど…けどぉ!!

本日の最高の収穫の一つは間違いなく爺様人形でございます。熱く語りたいのに字数が(汗)ただいま駅にて電車待ちです〜

では今日は帰ったら寝ます。おやすみなさい。


2003年05月08日(木) 言われて気付く

指摘されて気付きました。連絡口リンク繋ぐのわすれてるーーーーっっ
というわけで慌てて仮開通。なぜ仮開通かといえば私がリンクさせてもらおうーーvvって思っている所に挨拶に行きそびれているからです(爆)そこと繋げさせて頂いたら改めて本開通と。許可いただいたのがあまりにも前すぎて目も当てられません☆あはははは………
もうちょっと人付き合いしましょうよ、小此木さん……
とううことで連絡口本開通時には素敵サイト様をお迎えしてです。近日もう一軒よだれものサイト様がオープンなさるので、そこにもひっそり繋げさせてもらおうと虎視眈々とねらい中☆
しかし全体的にレイアウトをもうちょいどうにかしたい所です。


ただいま怒修羅場です。出来なすぎてそろそろ諦めたいです。が、諦めるのも何か癪。ってことでもうちょい踏ん張ってみようと思います。
信じちゃいけない新刊のテーマは「ナルナルカカシの色気にメロメロでまぁ大変」です。……無理です。私に出来るわけがございません……ごめんなさい……(口から出任せ人生)
「せんせーナルトの色気にメロメロ大変だおまわりさーーんっっ」ならまだ何とか。むしろ「大さんったら爺様さらって木の葉襲撃おまわりさーーーんはやくーーーーっっ」なら大好物です。どなたか下さい、そういうの。


2003年05月07日(水) ははは

色々とやばいです。


逃避〜何が何だか↓

*** 此岸 ***

5/8思い切りよく削除(笑)
↓のよーな言い訳をしたくなる話でしたv

**********

謎!謎謎!!や、なんでもいいからカカシ帰ってこいよ、みたいな。真面目にもう何でも良いからカカシ帰ってきてください……マジで枯れ果ててますよ、おばあちゃん……うちのパパが兄嫌いなのは兄の憧れの人が奥さんだからです。
中途半端なのが否めません。最後イヤになったの丸分かりですね。今どれくらい小説書けないか露呈しております(自虐プレイ)でもそれなりに時間がかかっているので消すのももったいない気が……むむ。←そして結局翌日消す


2003年05月05日(月) 頑張った?

今日はホームセンターで組み立て式の棚を買って家までえっちらおっちら運んでいました。で、床に氾濫していた本を片づけたのですが思った以上に時間がかかりました……読むのを我慢したのに!!

こどもの日なので。ありがちネタ〜↓

*** 共同作業 ***

「すごい〜〜」
「ふふーん、どうだい。ナルトのが一番大きいよ?」
ばたばたと大きな音をたてて青空に鯉が泳ぐ。ポールの先端につけられた風車が勢いよく回っていた。
「とーしゃ?かーしゃ?」
「父様、じゃなくてパーパ。パパ。言ってごらん?」
「う〜…ぱぱ」
「はいよく出来ました〜〜」
途端にきつく抱きしめられ、ナルトの息が詰まる。だが4代目火影は「パパ」と呼んでもらえた喜びでそんなことには気付いていない。
「あれはね〜。パパと、ママと、ナルトだよ〜。仲良し親子だねっ!」
特注品の巨大こいのぼりは、黒・赤・青の三匹だ。それが仲良く並んで泳いでいる。
ナルトが首を傾げた。
「にーちゃやじーじは?」
「………」
問われ、父親は答えに窮した。ナルト親子を核に火影さんちは大家族だ。
「え〜と…」
もっとも同様に全員分のこいのぼりを作ろう物なら、出来上がるのは来年だろう。
「う〜ん」
腕組みをして考え込む父親の真似をして、ナルトももっともらしく腕を組む。ややして父はポンと手を打った。
「よし!ナルト、パパと一緒にじーじたちの分も作ろう!」
「そっか!ぱぱあたまいいっ」
父親の提案にナルトが目を輝かせる。その笑顔に父親のボルテージが一気に上がった。
「か、かわいいいいいっっっ」
そして再び力の限り抱きしめる。この行為が「パパ」の呼び名を遠ざけていることに、4代目火影は気付いていなかった。


こいのぼりを作るのに必要なもの。
白くて大きい紙。
クレヨン。
そしてスチーム。
「そぉっと」
「そぉっと」
ゆっくりと力を合わせて紙を引っ張る。ピン、というわずかな音を立てて紙は骨組みからきれいにはがれた。
「それ!逃げろっっ」
「にげろ〜〜」
張り替えたばかりの障子紙を再びはがして親子が逃げていく。まだ汚れすらない白い紙がはためいた。家の中で一番大きい広間に紙を持ち込むと、同じようにはがした紙とのりで張り合わせて大きな紙を作り上げる。
「じーじはぁ、くろ」
「母さんは…金、かな」
息子は楽しそうに、父親は幾分真剣に、それぞれ張り合わせた紙に模様を描いていく。大きな目玉を描いて、波波の鱗。
「あーーーっっにーちゃのはなぁがつくるのっっ」
「え〜、カカシのも作るの〜?」
「つくるのっ!いじわるするひとはぺんぺんっ!」
「う〜、じゃぁいいよぅ」
最近すっかりカカシになついてしまった我が子に、しぶしぶ父親は頷いた。父親としては出る杭はきれいに抜いて地面もならして跡形もなくしておきたい所だが。
(奥さんと二人して庇わなくていいじゃないか)
妻子にはてんで弱い世界最強忍は、今日も害虫駆除に失敗した。


そして親子が仲良く共同作業にいそしんでいる頃、害虫は親子のはがした家中の障子と襖の張り替え作業を行っていた。
材料の足りなくなった親子が再び奇襲をかけるまで、残り五分。


*****


家中の障子と襖の紙って、どんなサイズのこいのぼりを作っているのでしょうか(聞くな)あまりの雑さに一回消しましたが、書きたいネタだったので再挑戦。雑な文章で申し訳ありませっ(吐血)いい加減丁寧に書くこと覚えましょう、小此木さん。
何はともあれ、ぱぱぶ解説おめでとうございます←私信。

どうにもボルテージが上がりませぬ…(汗)新刊エロ予定なのですがどうにもこうにも。


2003年05月04日(日) 帰宅〜

戻りました。
戻ってきて速攻お迎えのみならず、コーヒーぜんざいやロブスターをご一緒してウハウハです。おしむべきはお腹がいっぱいになりすぎてアップルコブラが食べられなかったことでしょうか。

お腹が満足したので眠くなりました。おやすみなさい。
サークル情報等の更新は明日に……すみません……(汗)今度こそ新刊持っていけるよう頑張ります(泣)
サイトに載せたくてたまらない写真があるのですが(食べ物)携帯で撮ってあるのです。さっきパソコンで取り込もうとしたら失敗したのでこちらも明日再挑戦!


2003年05月03日(土) おばあちゃん

フラフープがね、実家にあったのですよ。母がダイエット用に買ったらしく。で、当然のごとく小此木にもやれとのお言葉が(弟命令)
……ライブではねる度に腰に痛みが……
おばあちゃんと呼ばれることとなりました。ちゃんちゃん。
詳細はまた後日にでも。うう…こんなになまっていたか…(涙)


小此木 蘇芳 |HomePage