地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
今年一年お世話になりました。2002年も直終わりです。来年もカカナルと爺様に走っていきますのでよろしくお願いいたします。
小此木の年末。実家の台所掃除・修羅場INカラオケ・実家の台所掃除・修羅場・家族の団欒・抜けて修羅場。まったりと今年も終わりを迎えています。 時にナルトアニメ、喜び勇んでDVD買おうとしたのですがあの一巻一話と言うのはどうなのでしょうか…それよりナルトフィギアで爺様を出したいです。どなたか交換してください(涙)ナルトは三種とも揃えたのですがね〜イルカとかサスケとかはいいから爺様を!!爺様が欲しいんです!!
そうそう、ノートパソ繋がらない件は実家の電話回線にあること判明しました。ので設定をそれにあわせねばならんのですがやり方探して(普段使ってないから…)それをする時間もないくらい切羽詰ってます(汗)でも新刊あきらめたくないのでがんばるのです!家族サービスもがんばるのです!!
年の暮れ↓
*** 行く年 ***
大掃除済ませて門松立てて お餅ついて御節料理作ったら後は新しい年を太陽がつれてくるのを待つだけ 「今年も無事に終わったねぇ」 「終わったってばよ」 コタツで入ってみかんなど食べながらカカシはのんびりとテレビ鑑賞 コタツの上にはポチ袋が三つ ナルトは丁寧にその表紙に名前を書く 「本当にあげるんだ」 書かれた名前にカカシが笑いをかみ殺す ナルトは自信満々に笑った 「オレてっば働くようになったから当然!」 三つのポチ袋、二つまでは問題なし 弟分のお孫様と世話になった港町の少年 それは良いとして (火影様どんな顔するだろう) きっと大事に神棚にでも飾っておくに違いない ナルトが火影に「お年玉」をあげるところはぜひとも観戦しなくては、とカカシは心に決めた 「あ、もしかしてセンセーも欲しい?」 カカシの問いかけをどう取ったのかナルトが問い返す 真剣な面持ちのナルトに、思わずカカシは吹き出した 「いいよ、別に。オレはこっちもらうし」 ねー、なんていいながら体を伸ばして軽く口付け したら真っ赤になって殴られた 「仕納めなのに〜」 あからさまな嘘泣き ナルトは脱力した 転がったままカカシが背を向ける ナルトは大きな溜め息一つ 「せんせー」 肩をつかんで転がすと覆い被さるようにして口付け一つ 丸くなった色違いの瞳から視線をそらす 「まだ二時間もあるんだから仕納めじゃないってば」 言いながら恥ずかしくなる それでもそれこそお年玉をもらった子供のような顔する大人が愛しくて 「そっか」 「そうだってば」 あっかんべー一つ ちゅ−一つ 手を伸ばして抱きしめあったら 「来年もよろしくお願いします」 最後の大仕事を片付けましょう
***
私が今年一年カカナルを続けられたのは来て下さる皆様がいてくださったからです。始めっから終わりまでこんな感じで終わった地徊と小此木ですが来年もよろしくおねがいします。 良いお年をお迎えください。
あ、一月インテでは年賀状を配る予定です。相方が羊ナルト描いてくれたのでV後超突発エロ本を予定…あほです、私ら二人…決めたのが昨日って…出てたら笑ってやってください。もともと身内に配る予定のものだったのでしゃれにならない少部数です。表には出さないので聞いてみてください(すみません・汗)
明日仕事の弟(しかも朝早い)が眠りに就いているというのに横でバコバコキー打ってる極道な姉は私です。だってせっかくノートパソコン設定して名古屋で接続確認して持って帰ってきたのに何故か繋がらなかったんですもの。ん〜どこを間違ったのかなぁ(涙)
本日はぶりと甘えびの刺身をたらふく食っておりました。うまかったです、ぶり。ありがとう、父!!もらってきてくれてありがとう!!しかし九州もっと暖かいかと思ったらてんで寒くてちと泣きそうです。
*** けんか ***
けんかの理由など些細なことで。 そんなことでけんかをするなと皆にはあきれられたが、やはりこれは大切なことなのだ、とナルトは思う。 「ナルト、オレが悪かった。謝る」 溜め息をつきつつカカシがいう。三日続いたけんかに先に根をあげたのはカカシだった。 「反省したってば?」 「……反省しました」 睨みつけられてカカシが降参の意を示す。内心なぜ自分が、とも思うがこの状況が三日も続くとさすがにつらい。 己の勝利にナルトがにんまりと笑う。 「じゃ、食べるってば」 鼻歌など歌いつつナルトは目の前に並んだ食事をカカシの前に押しやった。香ばしい物体にカカシが息を飲む。 「明日はセンセーの好きなもの作ってあげるから、今日まで我慢だってばよ」 完全に勝利を手中にしたナルトはいたって余裕である。半分やつれながらカカシは箸を手にした。 「……いただきます」 目の前にはずらりと並んだてんぷらの山。難しい料理にもかかわらず、ナルトの努力によってそれはなかなかの出来栄えだった。 カカシが好き嫌いから全然箸をつけなかったその料理は、手を変え品を変え三日間続いていた。 「もう贅沢言っちゃだめだってばよ」 「………はい」 泣きが入りつつカカシが己に割り当てられたてんぷらを食べる。その様子に勝ち誇ってナルトは笑った。 (好き嫌いもわかるけど、出されたものに手もつけないなんて失礼だってばよ。くせになる前に直さないと) だからこれは大事なこと。たとえどれだけくだらないことでも。
でも本当はさ。せっかく苦労して作ったご飯なんだから全部食べて欲しいでしょ?
***
しつけは大事です。これ以降カカシはナルトの作ったものは素直に全部食べるようになりましたとさ。まる。………うわぁ、本当にばかです、私……何考えてるんでしょう。
ではおやすみなさい〜
回線つながりました!!昼近くにしかこないだろうと思っていたら朝一に(笑)まっさきにここしばらくいけなかった日参サイト様に向かったことを許してください……
そして今からインテのチケット取りに行って空港です。相変わらず人生綱渡りで良い感じです。ではまた夜に!!例え弟のパソコンにセキュリティソフト買ってやる羽目になっても実家から繋ぐ気満々ですv
爪切りが見付かりませぬ…
電話は明後日繋がる予定〜そして明後日は里帰です(泣笑)
500字SS
ー花ー
地図を広げたまま筧は無言だった。その横顔を九娘は見つめる。戦は今だ終りを見なかった。 「どうした?」 背中にかかった重みに筧が問う。筧の背に持たれかかって九娘は天井を見上げた。 「一分でも一秒でもかまわん。少しでも長く生きろ」 人は九娘をおいてゆく。解っていても、それでも。 「当たり前だ。最期はそなたの膝で笑っていくと決めておる」 優しく残酷な約束をするこの男が 「爺はいらん」 「失礼な。ワシは爺になってもいい男だぞ」 愛しくて堪らない。
ああ、散る華を愛したのだ。
ー終ー
足りぬ…
宰輔の力にすがりつつ何とか新居着です!しかしやたら食べてた気が…新居はね、風呂が広いのがうれしいのですVv テレビもラジカセもないのでパソコンにて姫のベストをかけ(何故かこれだけ持ってきてた)ほけ〜と大三書いてました(笑)荷物来たら本読み耽ってそうです。
とりあえず寝ます。おやすみなさい〜
お布団をネコに預けてしまっているので宰輔んちでお泊りさせていただいてますvうわぁい、ふかふかお布団だ!王子だ!宰輔だ!手羽先だ!!はふ〜幸せv 手羽先はおいしゅござました。車えびの活き作りの尻尾をつついていたのは私です☆しかし赤なまこ……確かに素晴らしい歯ごたえでござった。でも紅葉卸は別にしてーーーっっ食べれない(泣)
今日はもう日記書かない〜とか言いつつ家主がいない間にひっそりと(笑) 題は意味無しです↓
*** ラブリー百貨 ***
視界を掠めた白いものに、自来也は顔を上げた。開け放しの縁側からは冷たい空気が流れ込んできている。 「雪か……」 呟き、自来也は筆を止めた。今日あたり降るだろうとは思っていたが。 「ま、これじゃ積もりはせんか」 空を見上げ白い息を吐く。どんよりと曇った空は落ちてくるものとは対照的にあまり美しいものではなかった。 凍えた空気の中に息を吐き出す。白く凍えた息はすぐさま溶け宙へと消えていった。凍えた吐息が溶ける瞬間、わずかに音がするような気がする。 静まり返った世界の中、庭の木々の脈打つ音まで聞こえてくるようだった。 ------こんな風に 空を見上げ雪の落ちてくるのをただ眺める。そんな日が来るとは正直思っていなかった。只静かに、己以外の鼓動にひたろうなど。 ふと自来也は笑みを浮べた。遠くに子供の足音が聞こえる。 「……ま、来るだろうとは思ったがのぅ」 もう一つ、子供の足音に混じって音のない足音が響いた。本気でなまってるなあのバカ、と不肖の孫弟子に苦笑が浮かぶ。 任務はほぼ完璧にこなすようになったようだが、それでも子供相手の時の気の緩みようはいかがなものだろう。振舞わされたい気がわからぬでもないが。 「ほんっとにダメダメじゃな」 くく、と小さく笑い部屋に戻る。縁側を閉め、寒い中来る客人のためストーブに火をいれた。最近新しく出来たかわいい弟子は手ぶらで来るようなマネはしなかったから、ついでに茶の準備もしておくことにする。もっともこれはうまい茶を入れるという特技を密かに持つ孫弟子をこき使う事にした。 暖かくなってきた室内と、近くなる足音に自来也は満足げな笑みを浮べる。
「仙人〜ケーキ持ってきたってばよぅ」 元気な子供の声が響いた。
*****
どこがらぶりー…?そういや自来也の話書いたこと無いな、と。うちの自来也はロマンチストであること判明。本日の引越しでトリが最弱であることも判明。そりゃ本だけで段ボール9箱も積んだ私も悪かったけどさぁ。
| 2002年12月20日(金) |
はーいてんしょん!! |
なんだか色々ショックなことがあってハイテンションです。笑わないとやっていけません。
トップに書いたとおりしばらくネットオチします。当然メールも見れないので何かありましたら掲示板にぞうぞv日記は動かすつもりですのでたま〜に覗いてやって下さい。
さ〜最後の踏ん張りです!!お---っっ
アパートのペンキを塗り替えているのですが果てしなく臭いです。
すっかり日記すらさぼり気味ですみません(汗)でも引っ越しのせいとは言えません。引っ越しも大ピンチです。……何をやっていたのかとても言えない……
ひとまずN○T!!早く工事の日取りを決めて下さい!!少なくとも27日まではつながらないこと決定なのでそれまでネットオチします〜(涙)最悪1月中旬まで……せめて土曜も工事して下さい。明日トップに連絡だけはしていきます。 日記は何とか携帯から打ちます。28日になれば実家なのでそこから打つのですが(笑)
久方ぶり↓
*** 内緒 ***
「疲れたってばよ〜」 ナルトは泥だらけの体を床に投げ出した。後から入ってきたカカシが眉をひそめる。 「床が汚れるだろうが。先に風呂入ってこい」 「や〜。疲れたもんね」 カカシの言葉に逆らうようにナルトがそっぽを向く。カカシは溜息をつくと風呂を洗うべく風呂場へと向かった。その後ろ姿をちらりとナルトが盗み見る。 -------例えばこういう我が儘とか 本当は嫌われたらどうしよう、と怖かったりするのだ。当たり前のふりして告げる我が儘を、当たり前の様にカカシは叶えてくれる。 それがひどくうれしい。うれしくて怖い。 ひょい、と風呂場からカカシが顔を出した。ズボンだけの姿にナルトが慌てて目を反らす。 「ナルト、洗濯するから服脱げ…って疲れたんだよな」 「……疲れた」 顔を伏せて告げれば、カカシが近寄ってきてナルトを抱き上げた。真っ赤になっているナルトの顔を見て小さく吹き出す。 「何照れてるわけ?」 今更でしょうが、という言葉にナルトも賛同しないわけにはいかない。カカシの上半身どころか全身を毎日のように見ているのだから。 「でも何かエロいってば」 それでも悔し紛れに呟けばうれしそうにカカシが破顔した。 「お褒めいただき光栄」 「褒めてなんかないってば!!」 ナルトが怒鳴るがなしのつぶてである。上機嫌のカカシに抱き上げられたままナルトは風呂に入った。
カカシの指がナルトの髪を洗う。頭皮を滑る指の感覚は嫌いではなかった。正直まだ他人の手は怖くて、とてもじゃないが他の人に頭を洗って貰おうとは思わないがカカシはどこまでも特別らしい。 頭皮に感じるカカシの指先にうっとりとしていた己に気付き、慌ててナルトは頭を振った。途端に背後で悲鳴が上がる。 「こら、じっとしてろ!」 飛んできた泡を手で拭いカカシが顔をひそめた。慌ててナルトが背後のカカシを振り向く。 「ごめんってば!」 「全く……」 一度軽く睨みつけると、再びカカシはナルトの髪を洗い出した。その楽しそうな様子にナルトは頬を赤らめる。 毎日毎日洗っているくせに、カカシは飽きるつもりはないらしい。毎日それは楽しそうにナルトを隅々まで磨いている。 一度何が楽しいのか聞いたら 「食べる前には良く洗わないとでしょ」 と食べられてしまったので二度とはごめんである。あの時は行為後完全にのぼせてしまって大変だったのだ。 その時のことを思い出し益々ナルトは赤くなった。 「はい、お湯かけるから目つぶって」 カカシの言葉にナルトはきゅうと目を閉じた。別に頭くらい一人で洗える。洗えるのだが。 「せんせー最近ここで食べないね」 「食べたいのはやまやまだけどね〜。ナルトがのぼせるから我慢してるんです」 くそう、とばかりに顔を顰めるカカシにナルトはうれしくなって笑った。 「でもオレ、今日は疲れたから後でも食べられてあげないってばよ」 まだ泡のついた頭をカカシの胸元にすりつける。益々顔を顰めるカカシがおかしくてしょうがない。 「この悪戯小僧は……」 「きしししし」 大きく唇をつり上げて笑えばカカシが大きく溜息をついた。すりつけていた顎を捕らえ上を向かされる。 「あんまり挑発してると無理矢理食べるぞ」 「や〜だってばよ」 べー、と出された舌にカカシは食らいついた。自然にナルトが瞳を閉じる。 -------のぼせるのはやだけどさ 目を閉じる前に見たのは優しいカカシの瞳。それの全てがナルトを好きだと言っていて。 キスはナルトの好きな甘いキス。
当たり前のふりして言う我が儘とか、悪戯の振りしたお願いとか。 そういうこと全部、当たり前のようにカカシは叶えてくれる。 それがひどくうれしくて、怖くなるくらい幸せで。
------本当は、のぼせてもいいからせんせーが好きなだけ食べてくれて良いのに、なんて。
あんまり気持ちよくて、ついついそんなことを思ってるなんてカカシには内緒なのだ。
*****
久しぶりに書いたら書き方がわかりませんでした…。最後のワンフレーズの決まらないこと(涙)ひとまず最後の一言はカカシには内緒です。言ったら最後です。お預けは大切なしつけの一つです。
一月のインテ、引っ越す前にチケット来てくれ!!と騒いでいたら本日無事届きました。新刊…がんばります(遠い目)
子宮の形を思い出す今日この頃。
今週はお引っ越し準備〜シャンルにはまってる場合じゃないぞ、私☆ そして引っ越したら最後、下手したら電話回線一月までつながらないかもしれません……うっはー原稿進むね!(涙)
今日は宰輔とご飯でした。食事後とある店にて野菜不足の小此木は野菜ジュースを飲みました。大笑いしました。本気で。やさいじゅうす!! そして今もべじ○じが……!!早く消化してくれ私の胃!!だって全部飲まないと宰輔に笑われるんだもん……ちくしょう……でもスイートポテトはうまかったです。惣菜のやたらうまそうな店でした。ぽーちどえっぐがまた…vv
この前の過去バージョン。台詞があってないのは見逃してください(汗)。 狐設定カカシ。四代目=アユ、カカシ姉=紗那です。愛されてますよ、旦那……↓
*** 風邪 ***
しゅんしゅんという音と、わずかな人の声にカカシはぼんやりと目を覚ました。途端に視界を射抜く光に思わず眉をひそめる。 「かーさま、かかし起きないの」 今にも泣きそうな声で紗那が囁くのが聞こえた。霞む視界の隅にこたつが入る。 (茶の間……?) 確か自分の部屋で寝ていたはずだ。何故ここにいるのだろう。 (でも……) 柔らかな光が、暖かな空気が心地よい。その声に導かれるようにカカシは再び瞼を閉じた。
「しー、まだ眠らせておやり。熱があるのだからね」 こたつで薬をすりつぶしながらツナデが囁いた。その向かいに座っているアユは何やら不機嫌だ。 「ちょっとリンゴ買ってくる。お粥は出来てるから起きたら食べさせてやって」 台所でお粥を作っていた大蛇丸が防寒着を着つつ言った。アユが目を丸くする。 「何でリンゴなのさ」 「熱で物を食べられないときにリンゴすり下ろしたの食べさせるの。知らない?」 大蛇丸の答えにアユの顔が輝いた。心底うれしそうな顔に残りの三人が言葉を失う。 「僕、タバコ買いに行きたいからついでに買ってきてあげるよっ」 言うが早いがアユの姿がかき消えた。しばらく沈黙していた大蛇丸は肩をすくめると防寒着を脱いだ。 「あの子がタバコを吸うなんて初耳ね」 「何していいかわからなかったのね、あの馬鹿」 あははは、とツナデが笑う。紗那はそっと微笑むとカカシの枕元に行った。大事な弟の呼吸は大分落ち着いてきていて、安堵の溜息をもらす。 「みーんな待ってるから早く良くなってね」 汗で張り付いてしまった前髪を掻き上げてやれば、わずかにカカシが微笑んだ。 「おやすみ、カカシ」 良い夢を。
その後紗那まで風邪を引いてしまい、自称未来の旦那が騒ぎ立てるのだがそれはまた別の話。
******
本気愛されてますよ、カカシ!!そして風邪を奥さんに移したとパパにぼこにされるのです(その後パパはツナデさんにぼこぼこにされるのですが)奥さんに拾われてからのカカシはかなり愛されて育ってます。だからこそ「ありがとう」を言えないままに失ってしまったことがうちのカカシの一番の後悔なのです(いいから早く書け)
今ツナデさんが生きていると言う事実を受け入れつつあるのですが(笑)、それでも大さん・ツナデ・ナルママ・カカシ(養子)のほのぼの親子を自然と考えてる自分がいっそ微笑ましいです。どうにも好きらしいですよ、この組み合わせ……嫁と娘と息子にお揃いの帽子編んであげる大さんとか想像して幸せに浸れるのは私くらいでしょうか。
部字部字……(涙)
昨日の日記のナルトの乙女具合に唖然。 男でも女でも努力は必要だと思うのですがね。
今日は室の忘年会で女装四連発を見てきました。うち一人がえらい美人でびびりました……
職場で風邪が大流行で危険です。 実家に帰るたびに高熱出して寝こんでいたのは学生時代の私です。今思えば安心しちゃってたんですよね。でもおかげで休み明けの身体検査(しかもX線使用者検診)で引っかかって再検査になったことは忘れられない思い出です……
振り回されるカカシ↓
*** くちびるきっす ***
「しばらくちゅーは禁止だってばよ」 悲壮な顔で告げたナルトに、カカシは目を丸くした。
ナルトは落ち込んでいた。大好きなサクラが待ち合わせ場所に来たことに気付かないほど落ち込んでいたのだ。 「おはようって言ってんでしょ!!」 派手な音を立ててサクラの平手がナルトの背中に入る。目を白黒させてナルトは振り返った。 「ご、ごめ……」 「何、どうしたの?またカカシ先生と喧嘩したわけ?」 サクラが呆れ果てて肩をすくめる。ナルトは眉根を寄せるとぎゅっと唇を噛みしめた。 「センセーとしばらくちゅーできなくなったんだってば」 真剣に悩むナルトを、サクラは白い目で見つめた。沈黙するサクラに一生懸命ナルトが説明する。 「だってオレってば口かさかさになっちゃったんだってば!こんな口でちゅーしたらセンセーちゅーしてくれなくなっちゃう!」 「………へー……」 遠い目でサクラが呟く。カカシとキスできないという事態に、ナルトは涙目になった。 「どーしようー…いつになったら口かさかさじゃなくなるんだろ…」 「さぁー…春には治るんじゃない」 「春なんて遅すぎるってば!!サクラちゃんどうしたらいいか教えて!!」 「………えー?めんどくさーい」 蜜時まっさかりの少年の言葉に、彼氏いない歴12年の少女はやさぐれた。 だがナルトも必死だ。何しろ大好きなカカシと大好きなちゅーができないのである。シカツモンダイというやつだ。 「サスケの秘密教えるから!!」 途端にサクラの耳が動いた。 こうしてサスケの秘密はサクラに売られたのである。
カカシは凹んでいた。それを面に出すことはしないが、それでも落ち込んでいたのである。 「なーにがあったのやら」 昨日愛しい恋人にチュー禁止令を食らったのだ。思わず溜息が漏れる。 (何かしたかなぁ) 考えるがいまいち思い当たる節がない。いや、思い当たる節はあるのだが全て今更、というようなことばかりである。 (………わからん) あの恋人の考えは単純すぎて読めない。考えている内に集合場所にたどり着いた。 (あーあ気が重いねぇ) それでも任務は任務である。大きく息を吐き、カカシは気分を切り替えた。 「やっ今日は水牛に襲われて…て?」 さわやかに手を挙げて躍り出たカカシは場の静けさに戸惑った。サスケが一人、いつも以上に不機嫌な顔で座り込んでいる。 「あれー?ナルトとサクラはどうしたの?」 「知るか」 むっつりとサスケが答える。どうやら置いてきぼりを食らったらしい。 「ん〜?二人ともどこ行ったんだ」 ナルトもサクラも任務に遅刻する性格ではない。カカシが首をひねっていると、遠くから駆けてくる足音が聞こえた。 「ごめん、遅くなったてば!」 見れば顔を真っ赤にしてナルトとサクラが駆けてくる。カカシは溜息をつくと走り寄ってきたナルトの頭を叩いた。 「こら、遅刻はだめだぞ。二人ともペナルティーな」 「センセーに言われたくないってば!」 「そうよ!」 「それでお前らどこに行っていたんだ?」 一人二時間待つ羽目になったサスケが問う。声に拗ねているらしい響きが混ざるが、ナルトもサクラも気が付かない。二人は顔を見合わせるとニィと笑った。 「ひみつ」 「だってばよ」 どこか共犯者めいた笑顔に、カカシとサスケは疑問符をとばすしかなかった。
結局どこに行っていたのかは教えて貰えぬまま、任務は進んだ。内心やきもきしながらカカシが任務解散を告げる。 「はい、今日は解散」 言うが早いや、サクラがサスケの腕を引っ張った。 「サスケ君、帰りましょ」 「ちょ、待てっ」 サスケが慌てるがサクラに逆らえない。そのままサスケを引きずっていくサクラと引きずられていくサスケに、力無くカカシは手を振った。 「…気をつけて帰ろよ〜」 あれは将来尻に引かれるだろう、とは二人を知る者の共通認識である。 他人事ではない状況に思わずカカシが溜息をついた。 ふと何か言いたげな視線に気付き視線を下げる。 「なに?ナルト」 「あ、あのさ、せんせー」 目を期待に輝かせてナルトがカカシを見つめる。カカシは首を傾げた。 「なに?」 再度問うがナルトはやはり答えない。きらきらと期待に輝く瞳にカカシは困り果てた。戸惑うカカシにナルトが痺れを切らす。 「もう!なんでわかんないんだってば!」 「は?なに?」 「ちゅーしてってば!」 ぷう、と頬を膨らませてナルトが腕を伸ばす。事態が飲み込めないながらもカカシは口布を降ろすとナルトに軽く口付けた。 うっとりとナルトが微笑む。 「センセー、ちゅー気持ちよかった?」 「気持ちいいよ」 良くはわからぬが素直にカカシが答える。益々ナルトは幸せそうに微笑んだ。 「へへ、オレも気持ちいいってば!」 きゅう、と満足げに目を細めるナルトに、釣られてカカシも微笑む。再びナルトがカカシにすり寄った。 「帰ったらもっといっぱいしようってば」 どうやら「チュー禁止令」は解除されたらしい。 「いいよ」 内心の戸惑いを隠しカカシも笑顔で答える。ここで下手なことを言って禁止令がぶり返そうものならたまったものではなかった。 だが (………結局何だったんだ) やはりこの恋人の考えは読めない。 恋人と触れ合う幸せを噛みしめながらも、カカシはしみじみとそう思った。
ナルトのポーチの中にリップが入っているのはナルトとサクラだけの秘密である。
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半日で乾燥唇が治るとは思いませんがまぁ気持ちの問題ですし!(逃げる) 何でしょう、ただいま私の中はカカシ週間なのでしょうか。自分的にはサクラちゃん週間なんですが。どちらにしても二人とも早く出てきてください……私は七班が大好きなんです……姫二人とヘタレ旦那二人が!!せめてサクラちゃん……せめて!!がんばれ女の子!!真面目に最近女の子達が出てこなくて寂しいです。
つくづく己は書類作成が遅いなぁと思いました。
介護は大事です↓
*** 風邪 ***
「風邪ね」 「面目ない」 一言きっぱりと言い切ったサクラに、カカシが項垂れた。肩を落として大きく溜息をつく。 「は〜、やっぱ年なのかねぇ。この程度で風邪引くとは」 気がつけば教え子達はそれぞれ一人前の忍びとなっていた。ぼやくカカシにたいして教え後は容赦がなかった。 「ただの不肖でしょう。気をつけないとあっという間に筋肉落ちますよ、おじさん」 「おじ……」 おじさん呼ばわりにカカシが沈黙する。あからさまに落ち込むカカシを放って置いてサクラはカルテを筆を走らせた。はぁ、とカカシが再びためいきをつく。 「なーんか仕事はやたら忙しいし、教え子は冷たいし、奥さんには会えないし、風邪は引くし、オレぐれちゃおうっかな」 カカシのばやきにちょっと驚いたようにサクラは目を見開いた。手元にあったマフラーを手に取るとそれを強引にカカシの首に巻き付ける。 「それ以上どうやってぐれるんです?はい、後はゆっくり寝てくださいね。特効薬用意しておきますから」 きれいな桜色のマフラーにカカシは驚いた。サスケからプレゼントされたのだと喜んでいたやつではなかったろうか。 「風邪は引き初めが大事なんですか、貸したげます。わかったら帰って寝る!それとも何か文句があるんですか?」 「いえ、ないです」 サクラに睨まれカカシは慌てて首を振った。まったく、と溜息をついてサクラが業務に戻る。その後ろ姿にカカシは微笑んだ。 「ありがとな、サクラ」 小さな呟きにサクラは後ろ向きのまま手を振った。
ふと物音にカカシは目を覚ました。熱が出てきたらしく、頭がぼんやりとする。目を開ければドアから暖かな光が漏れていた。 (なんだ……?) ナルトはカカシと入れ替わりで出ていったから、まだ任務のはずだ。しゅんしゅん、と湯の沸く音がする。 (……?) 不思議に思い顔を動かせば、額から濡れタオルが落ち、ますますカカシは首を傾げた。耳をすませば湯の沸く音に混じって小さな話し声がする。 「…うん……熱はだいぶ下がったてば……うん、うん、わざわざありがとな、サスケ。サクラちゃんにもありがとうって言っといて」 ナルトの声だった。はぁ、とカカシが息をつく。熱があるせいで自分でもわかるくらいに吐息は熱かった。 部屋の中には暖かな空気とほどよい湿気がある。開け放たれたドアの向こうには暖かな光と人の気配があって、少しでも声を出せば駈け寄ってきてくれるのだろう。 「…………」 ここは暖かい。 記憶の中のかすかな記憶が自然と浮かび、誘われるようにカカシは瞳を閉じた。 まどろみの中見た夢はひどく優しかった。
湯気のあがる部屋の中、茶の間で皆に見守られて眠っていたのは遠い昔の事。 ---かーさま、カカシ起きないね ---しー、ゆっくり眠らせておやり。熱があるのだからね ---ちょっとリンゴを買ってくる。お粥は用意してあるから、起きたら食べさせといて 記憶の中の声が優しく告げる。 ---おやすみ、カカシ
「センセー、起きたってば…?」 そっとドアから顔を出し、ナルト恐る恐る問う。だがカカシは未だ夢の中で、ナルトは苦笑した。 「なーんの夢見てるんだってば」 はだけた布団をかけてやり、落ちたタオルを額にのせる。 「おやすみ、センセー」 優しく囁き、ナルトは幸せそうに微笑んで眠るカカシの額に口付けた。
*****
これ書いてるときニュースでアシモが!!かわいい!! やばい時間になったので寝ます!!見直し〜(汗)
更新の最中ず〜と前に書いたカカナル交換日記物を手直し。直して直して半分も終わらぬ内にタイムアップです…… 明日は職場で飲みです(ぐは)週末も飲みです。………色々と頑張ります。
本日は昼間っから会社のクリスマスパーティでした☆昼から酒を飲んで騒ぐ社会人。その帰り携帯屋に寄った私は機種変更をしてのでしたvやっとでカラーですよ!!アプリですよ!!小此木さん浮かれ捲くってます!!ただいまの悩みは待ち受け。どらかコロ助〜と思っていたのですがムーミンも捨てがたく。絵本風のが良いのですよね…むむ。 お引っ越しも正式に許可でました!なので真っ先にPS封印しないとまずいです。昨日も今日もゲームしてました……はい……ドラゴン手に入れて空飛べるようになったのでうれしくてミニゲームを……
くえすともーどでアスマを召喚した場合、土方姿に工事用ヘルメットか妖精衣装に工事用ヘルメットか真剣に悩む小此木。サクラちゃんに対するセクハラだったりしますが。
微妙な話になっちゃいました…誘うナルト↓
*** 鳥の声 ***
「あのさー、太陽って本当に必ず昇るの?」 子供の問いかけに大人はちょっと困った。じぃ、と青い瞳が己を見上げている。恐ろしいほど邪気のないその瞳の中には何の感慨もない。 「……なんでそんなこと聞くの?」 どうやら子供は答えを期待しているわけではないらしい。カカシは溜息した。首を傾げる大人に併せて子供も首を傾げてみせる。 「せんせーそう思ってないから」 「わかってるなら聞かないの」 め、と小さく言ってカカシは子供を抱き上げた。首を傾げたままの子供の頬に軽く食らいつけば、激しい飢餓感に襲われる。 「オレの名前、ナルトだってば」 カカシの行動を止めもせず、子供は言った。小さな手が伸びカカシの髪に触れる。 「ちゃんと名前呼んで欲しがって?」 ほんの少し、甘い響きをのせて子供が囁く。カカシは口の端を持ち上げた。 「や〜だよ」 「欲しいなら欲しいってちゃんと言って」 「いらない」 「言ってくれたらあげるってば」 「いらないんだ」 「オレのこと、全部あげる」 「重いだけだから」 「だから、ちゃんとオレのこと見てオレのこと欲しがって」 「身代わりでいいんだよ」 「そうしたらこの髪もこの目も九尾の力もオレを造ってるモノ全部せんせーのものだってば」 「本物じゃないならいらないんだ」 「せんせー」 カカシの頬を掴み、ナルトはその唇に噛みついた。カカシの唇から赤い血が流れ落ちる。ナルトは微笑むとその血を舐めた。 「太陽は必ず昇るとは限らないけど、オレは必ず帰ってくるってば」 小さいくせにその舌は真っ赤で、その上に乗った己の血がひどく淫靡だった。 「馬鹿だよ、お前は」 苦々しげに呟き、カカシはナルトを抱きしめる腕に力を入れた。 駄目だ、と小さな自分が叫ぶ。 止めてくれ、と。 紛うことなくこれはあの人を裏切る行為。 あの人の願いと、過去の誓い。その両に対する。 だからなけなしの理性とプライドで見ないようにしていたのに。 「オレなんかに捕まることを許すなんて」 そのまま舌を伸ばし、ナルトの舌の上にある己が血に触れる。鉄の味がして、カカシは小さく笑った。 チャクラをのせ、深く口付ける。
息は、生 血は、質
どちらも根本にあるもの。 想いのたけを込め遠慮なく小さな口内を貪る。息苦しさに眉をひそめながら、ナルトも必死でカカシにしがみつく。 手加減も気遣いもいらない。 喰われた方の負けなのだから。 やがて糸を引きながら唇が離れた。 顔を真っ赤にしてナルトがぼんやりとカカシを見つめる。カカシはナルトと視線をあわせたまま、己の唇を舐めた。薄い唇を舐めるその仕草にナルトは体を震わせた。 「いいんだ、それでもオレはせんせーが欲しかったから」 負けたくなど、ない。 それが過去の残像であるのならばなおのこと。 不利は承知の上。それでもこの男が良かったのだ。 「せんせー」 再び近づいてくるカカシの瞳を見つめながら、ナルトは微笑んだ。 「----太陽は、必ず昇るの?」 カカシが笑う。本性のままのカカシの笑は暗い。 「昇るよ」 それが良い、とナルトは思う。 深い闇の中、自分と堕ちてゆく存在はカカシが良い。 カカシでしかあり得ない。
金色の髪、晴れた空の色の瞳。 まっすぐな、揺るぎない心。 内も外も-----その存在を例えるならば太陽。 空にあり明るく世を照らすモノ。
「必ず」 太陽、と言われて思い描くモノ。 それは小さな子供。 今はまだ小さくとも、やがて大きくなり世を照らすであろう光。 愛しい、カカシの光。 それが真実光でなくても構わない。
「愛してる」
あの日沈んだ太陽を想うことはもうない。
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ふふ〜ん?(ってなんだ)当初の予定ではナルトはいつも通り最期は乙女のはずだったのですが…不思議ですねぇ(これも乙女と言えば乙女か…)カカ→四でカカナルのつもり(弱気)カカシ弱いです。負け負け。
白衣の袖口はゴムが良いと思うのです。ゴム。見た目的に萌え要素が減りますが使う分には。セーターが袖口から出るとサンプルに毛がつくんすよね……冬は静電気すごいから……
ある日実験室にバンドをやっている某青年が飛び込んできました。 「いらないミラーない!?」 「は?あるけど何すんの?」 「何でもいい!貸して!!」 そして彼は自動車用ミラーを使って眉毛を描き気合いを入れて去ってゆきました。さすがビジュアル系22歳。ブラボー。彼と話しているといかに自分が化粧に手を抜いているかわかります。いい年の女のにね、小此木さん。どうでもいいけど測定装置の前に座り込んで眉描かないように。試料交換できないでしょうが。
あうー、眠いです。おやすみなさい。
ゲームのトラップの解き方はすぐにわかるのに解くのに手こずる私は反射神経がかなり鈍い人種です。……ちくしょぅ……大人しく原稿やるです……
頭の中がこればかりくえすともーど↓
*** 土の妖精編 ***
<今までのあらすじ> 魔王を倒すべく、日夜進むナルト達勇者一行。苦労の末魔王の居城を知った三人はそこに向かうも魔王に追い返されてしまう。魔王の城に辿り着くためには四大妖精の力を借りる必要があるとわかり、三人は妖精達の力を借りるため新たな旅に出た。火の大妖精、紅の力を得た三人は次なる妖精の力を借りるべく西の国へと赴いた。 目指すは土の大妖精、アスマ……!!
<ちゃんちゃららーん♪>
「おう、おめぇらか。オレの力を借りたいって言うのは」 てやんでぇ口調の髭オヤジに、勇者一行は固まった。土方姿にねじりはちまきも勇ましく、肩には大きなシャベルを四本、抱えている。その背中には、透明な四枚羽。 (よ、ようせい!?) (これが!?) (ただの工事のおっさんだろう!?) 妖精、またはフェアリー。人間の姿をした自然物の精。悪戯好きでその体は小さく、背中の羽で飛び回る。大抵の場合、美しい女性もしくはかわいらしい子供の姿で描かれる存在である。 「なに驚いてやがる。土の妖精は小人、て相場が決まってるだろうが」 驚く子供達に不満そうに髭オヤジは眉をひそめた。確かに土の妖精は男の小人で描かれることが多い。多いが。 (小人じゃないじゃん!!) 心の中で三人は叫んだ。髭オヤジはどう見ても優に180cmは越えている。がっしりとした肩と言い、どこからどう見ても「がたいの良いオヤジ」である。 疑いの眼差しで見つめる子供達の視線にそれ以上突っ込まず、髭オヤジは地面にシャベルを突き刺した。 「ま、いいか。用件は聞いてる。オレの力が借りたいんだろ?ちょうど人手が欲しかったんだ。手伝うなら、力を貸してやってもいい」 にやり、と髭オヤジもとい土の大妖精アスマは笑った。 「芋掘りだ」
なぜ、芋掘りにシャベルが必要かということはすぐにわかった。己よりも大きな芋を大量に掘りだし、ナルト達は声もない。ただでさえ疲れる作業の上、時折芋を狙う巨大モグラ(レベル42)と戦闘になったものだから体力も魔力ももはやほとんど残ってなかった。 「お〜終わった終わった」 満足そうにアスマがタバコを吹かす。「アスマ組」なる法被(防御力27)を無理矢理着せられたサクラが呪いを込めた眼差しでそんなアスマを睨みつけた。 だがその程度の呪いが効くはずもなく、アスマは豪快に笑った。 「いやぁ、うちの連中は大食らいが多くてな。ほれ、約束通り手を貸してやるぜ」 言うが早いが、ナルト達が口を開こうとする前にアスマの姿は消えていた。その代わりにキラキラと光の粒子がサクラの指にこぼれ落ちる。 目を見張る三人の目の前で、光は指輪となった。紅の時と同じく、妖精の指輪である。 「やったてば!これで二人目の協力ゲットだってばよ!」 「疲れた…早く宿に帰って休もうぜ」 ナルトが嬉々として、サスケが疲れも顕わに起きあがる。だがサクラは地面に蹲ったまま暗い顔をしていた。 「サクラちゃん?」 ナルトとサスケが首を傾げる。指輪を見つめサクラは震えていた。 「い………」 「い?」 「いやぁぁぁぁぁぁ!!オヤジくさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 サクラの悲鳴が森に木霊する。ぎょっとしてナルトとサスケがサクラを見た。 「サクラちゃん!?」 「落ち着け、サクラ!」 「いやぁぁぁ!!捨てる、捨ててやるわ、こんな指輪っっ」 半狂乱で指輪をはずそうとするサクラを二人が必死で押さえる。サクラの叫びは太陽が沈むその時まで続いた。
もっともその後 「やぁ、そこの若人達よ!青春してるかぁぁぁ!?」 (妖精ってこんなのばっかなのかぁぁぁぁぁ!!) 三人は水の妖精・ガイに妖精に対するイメージを粉末にされるのだが、それはまた別の話。
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ちなみに風の妖精は疾風さん(笑)サクラちゃんお手製のお薬(怪しい)の数々と引き替えに協力ゲットです♪ 妖精アスマは娘さんに捧げますvそんなに濃くならなかったし、ね?
今のアパートのすぐ脇は港から駅まで続く一本道なのですが、そこで真夜中ちょうど人が目を覚ました時を狙い澄ましたかのように元気な集団が走り回ってました。眠りが浅い方の私はその音を無視して寝ることも出来ず。微笑ましい私の祈りは届かず。 眠いです。べらぼーに。
どーにも満足いかぬまま駆け足で。本当はもっと長かった…くえすともーど仲間↓
*** 始まりの章 ***
その男は暗い丘の上に一人で立っていた。空には月が一つだけ、ぽつんと浮かんでいる。 (月みたいだってば) 今宵は満月。こんな夜は外に出てはいけないのだ。満月の夜は魔物の力が強くなるのだから。 (きれい) 涙でかすむ目でナルトはその男を見つめた。全身に黒いマントを纏っている上、ナルトには背を向けている所為で顔は見えない。ただ、月光に映える銀色の髪が風に靡いていてそれがひどくきれいだった。 「ねぇ、お前何してんの?」 その声が男のものであることに、ナルトはしばし気が付かなかった。気が付いたときは男が目の前に居た。視界が男のマントで黒一色に染まる。その先に、輝く銀色の光。 「夜は外に出ちゃいけない、って習わなかった?」 からかうような男の言葉に、ナルトは頬を膨らませた。見とれていたなど思いたくなく、視線を反らす。 「しゅぎょーだもん」 「修行?お前みたいなガキが?」 呆れたような男の言葉に今度こそナルトは腹を立てた。遥か頭上にある男の顔にむかって指を突きたてる。 「ガキじゃない!!うずまきナルトだってば!!」 ナルトの剣幕に男が笑ったのがわかった。ナルトの頭に血が上る。 「オレってばもう八歳だってば!ガキじゃない!!」 「ガキじゃない、ねぇ」 ナルトの言葉に男はおかしそうに言った。肩が小刻みに震えているところを見ると笑っているらしい。 「〜〜〜っっ」 ナルトは悔しくて涙が出てきた。さっきまで泣いていた涙腺は容易く緩んでしまう。泣き出してしまったナルトに、ばつが悪そうに男は頭を掻いた。 「……悪かった。からかいすぎたよ」 声がひどく近くでしたので、ナルトは不思議に思い顔を上げる。すると目の前には見たことのない顔があった。 「悪かった」 男は苦笑するとナルトの髪を撫でた。顔の半分は眼帯で覆われていたが、残る右半分、眠そうな蒼い瞳が優しくナルトを見つめている。その瞳と手の優しさに、ナルトは涙を止めた。
「それで、ナルトは何でこんな時間に修行してたんだ?」 男の問いにナルトは自慢げに胸を張った。 「勇者になるため!」 「ほう、それはそれは」 どこか呆れた調子で男が相づちを打つ。ナルトは唇を尖らせた。 「オレってば絶対!勇者になって魔王を倒すんだってば!!」 ぐっと拳を握りしめナルトが宣誓する。男は眼下に広がる町並みを見下ろした。 「魔王、ってのはね、これくらいの街なら簡単に滅ぼせちゃうんだよ。そんなヤツ相手に戦えるとでも?」 「だって魔王が悪いことするからみんな困ってるんだろ?だったら魔王さえ倒せばいいんだってば!」 無邪気に言うナルトに、男は暗い目で闇夜を見る。 月がたった一人で浮かんでいた。 そんな男には気付かずナルトは更に熱弁を振るう。 「そんでさ、オレは魔王を子分にするの!」 鼻息荒く叫ぶナルトに、男が皮肉げに笑った。 「子分にしてどうするんだ?世界征服でもするのか?」 「あっまーい!そんなんじゃなくてー、魔王と一緒に暮らすの!」 にぃ、とナルトが笑う。無邪気に。想いのままに。 男が目を丸くした。 「そうしたらオレも一人じゃなくなるし、魔王も悪いことしないし、いっせきにちょうだってばよ!」 目をきらきらと輝かせてナルトが言う。男は眩しそうに目を細めると、視線を反らした。 「……なるほど、ね」 「ねー、いい考えでしょ」 自慢げにナルトが胸を張る。金色の髪が月光を弾いてキラキラと輝いた。それを見て、男は微笑んだ。 「そうだな、お前にならいいかも」 男の呟きにナルトは首を傾げた。男がナルトを見る。優しいその笑みに、ナルトの胸が大きく鳴った。今更ながら、男の顔つきがひどく整っていることに気付く。 「あ、あのさ、あんた名前なんていうの?」 何故だか男をまっすぐ見ることができなくて、ナルトは俯いた。頬が熱い。 「カカシ」 「カカシ」 男の口にした名をナルトは反復する。変な名前、と呟いたらカカシはおかしそうに笑った。 「ナルト」 名を呼ばれ、ナルトの頬に朱が上った。心臓が激しく脈打つ。耳元でどくどくと音が響いて、ナルトは思わず目を閉じた。頬に何かが触れる。反射的に食いしばった唇に何かが触れた。 「オレ目座してまっすぐにかけておいで」 冷たいその感触に思わずナルトは目を開けた。吐息のかかりそうな距離にカカシの蒼い瞳がある。思わず手を伸ばしナルトはその頬に触れた。冷たい肌に指を滑らせれば左目を覆っていた眼帯があっさりとはずれる。 ナルトは目を見開いた。 「未来の勇者殿」 再び唇に何かが触れる。今度こそ、ナルトは目をまん丸にした。目の前で楽しそうに蒼と朱の瞳が笑っている。冷たいのはカカシの唇だ。 「ぎ……」 魔王の、噂。夜の蒼と血の朱の瞳。麗しい姿形で人を惑わすと言う。 ナルトは悲鳴を上げた。 「オレのふぁーすときすぅぅぅぅぅ!!」 「あ、初めてだったんだ。ごめんごめん」 ハッハッハとおかしそうにカカシが笑う。その頭をぽかぽかとナルトは叩いた。 「ひでぇってば!!返せ、かえせーーーーーーっっ」 涙ながらの叫びもカカシには効かない。ひときしり笑うと、カカシは殴りかかってきたナルトの腕を掴んで抱き寄せた。 「はい、返した」 ちゅ、と音を立てて再び口付けられる。ナルトの顔が瞬間的に真っ赤になった。 「ぜってぇたおしてやる!!」 「楽しみにしてるよ〜」
うずまきナルト八歳、この日彼は勇者になるべく一歩を踏み出した。
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だから本当は痛い話(本当かいな)のっけからこんなんかい!!みたいな。 書けば書くほど深みにはまる話……書き手に痛い話です……
あかん、寝まする……おやすみなさい。
相も変わらず何が気に食わんのだと言わんばかりの勢いでゲームしている小此木ですが。それを現実逃避と人は呼ぶのだとか引っ越しの準備しろとか原稿どうしたとか更新どうしたとかそういうことはおいといて(置くな)愛おしいのですよ、ギャロウズが!! 今やってるのはワイルドアームズ3なのですが(今頃っ)それに出てくる24歳独身身長192cm体重100kgのどう見ても脳味噌筋肉女好き野郎がですね、い、愛しい……っっ!! 実際は脳味噌筋肉どころか主人公の女の子よりも攻撃力ないという無駄な体のでかさを誇っていたり(笑)まぁそれは私がヤツに快復系魔法装備させてる所為なのですが(全体魔法使えるのが彼だけなので。WAは装備してる物でステータスが変わるのです)あーもう馬鹿すぎて!!本当に馬鹿なんですよ、この人。愛すべき馬鹿。 個人的に弟兄推奨。弟は見た目はかなげ〜で女の子みたいな子なのですが、彼のブラコンぶりは微笑ましい物があります。彼の全ては兄のため。世界の全ては兄のため。いったいあの兄のどこがいいのか一度じっくり膝をつき合わせ語り合いたい物です。おそらく互いにギャロ馬鹿ッぷりを競い合うことと思われます。 はぁ〜まじでギャロかわいいvv最近なんだか世間様と遠く離れた所ばかり歩いている気がします(笑)
くえすともーどを書いていたのですが何か洒落にならなくなってきたので強請終了〜。あかん……
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