地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年11月30日(土) 寝る子は育つ

本日の小此木。アパートの外壁工事の音に度々たたき起こされながらもめげずに正午まで睡眠。全く寝た気になりませぬ。その後起きてからご飯食べた以外はず〜〜〜とゲームしてました。引っ越しの準備もせずに。
友達来れなくなっちゃって……看護婦さんだから仕事は休み明け、てわけにもいかないず。人手が足りなきゃ出ていくしかなく。……わかってるけど寂しい……(涙)

引っ越し、一週間延びました。新築のアパートに入るのですが工事が伸びてしまったそうです。年末お引っ越しです。はは(遠い目)飛行機チケットもうとっちゃってるんだけどな〜。これ以上伸びると困るなぁ。

おやすみなさ〜い。


2002年11月28日(木) ばばんがばんばんばん

ただいま小此木の住んでいるアパートは壁の塗り直し作業中です。部屋の中までペンキの匂いでいっぱいです。……勘弁してくれ……

鬼のように眠いのでもう寝ます。小学生か私……


*** まほろば ***

それは還れない場所。


ナルトは風呂が好きではない。暖かな湯の中で一人ゆらゆら浮いていると泣きたくなるからだ。
だけど、今日は。
「ナルト、風呂で寝るな」
ナルトの体を後ろから受け止めカカシが溜息をつく。たくましいカカシの胸に背中を預け、ナルトは大きく欠伸をした。温めのお湯がちゃぷんと揺れる。
「…ん……だって……きもちいーってば………」
「そういう問題じゃない。ほら、出るぞ」
「やぁぁ」
甘えたようにナルトが身をよじる。そのまま正面からカカシと向かい合うと、ナルトは手を伸ばしてカカシの首にしがみついた。カカシの肩に顔を埋めうっとりと呟く。
「きもちいーってばよぅ」
「………」
カカシは大きく溜息をついた。ナルトに併せてお湯を温めにしたのが失敗だったのだろうか。いつも烏の行水だから特に気にもしていなかったが、もしかしてナルトは風呂が好きなのだろうか。カカシに併せてあわない温度で入っているからすぐに出てしまうだけで。
そんなカカシの考えを読みとったのか、ナルトがしがみつく手に力を入れた。
「ちがうってばー」
うまく回らなくなってきた舌でナルトが答える。
「うーんとね、せんせーのおんどなの」
ちょうどこのくらいなのだ。
ナルトを抱くカカシの体温。いつも冷たいだけに熱でもあるのではないかと思うほど熱くなるその体。ナルトの中に入ってくるカカシの熱さだ。
カカシからナルトに与えられる、ナルトがカカシに与えた熱の、その重さ。
それと同じ。だから気持ちよい。
「せんせーぎゅーーーーってしてくれて、せんせーのおんどで、だからきもちいーってば」
ふにゃん、とナルトが微笑む。ナルトの言葉の意味が分からず、カカシは首をひねった。くしゃりと顔を歪めてナルトが笑う。
「『おとめのひみつ』だってばよぅ」
『おとめ』ね、とカカシは苦笑した。ナルトがカカシに頬ずりする。
「…もーちょっとだけ……」
「ほんとーに後ちょっとだけだからな」
ナルトのお強請りに負けてカカシはしぶしぶ頷いた。はふ、とナルトが吐息を漏らす。
風呂の中で寝たら溺れてしまう。皮膚呼吸が出来なくて窒息死するのだ。
それでもいい、と思う。
これは羊水ではない。あの優しい胎内には二度と還れはしないのだから。
「せんせーすき」
還れなくて良い。自分は溺れてゆく。ここに、この人の中に。
「だいすき」
溢れるくらいの愛に沈んで溺れて死んでしまいたい。それが錯覚でも構わない。
それは最期までこの人に愛されているということだから。
「愛してるよ」
カカシがうれしそうに微笑んだ。ナルトも笑みを返す。


この魂が腐り果てるまで抱きしめていて


********

微妙な話でござる……隣で姫のPV流している所為??でも正直腐乱死体はどのくらいで白骨化するんでしょう。魚とかいれば肉は食べられるんでしょうけどカカシの中にナルト以外の生き物って居なさそうだ……。
ナルトはカカシのことが溺れるくらい好き、っていうそれだけの話なんですけどね。


2002年11月27日(水) 気が付くと

縁側で茶すする爺様とか腹が減ったと愚図るツナデさんとかプリン作ってる大さんとか考えてる私はなんざんしょ。それに旦那を追いかけまわすパパと追いかけられるカカシとそれを微笑んで見ているママとママの腕の中で楽しそうに笑っているちまいのも付きます。非常に幸せな光景です。
……ふと現実に立ち返ったときの空しさがですね……はい………でも二月の本ではやるつもり。てへ。

ちなみに100質、まさしへの伝言は「さようなら。」ですが本当は「グッバイ、まさし!いい夢をありがとう!!」だったのです。まるでナルトをやめるようだと気付き訂正。ナルトはやめませんよ〜。私のまさし嫌いは今に始まったことではないので(笑)


12月の予定を考えてみました。血を吐くかと思いました。引っ越し予定日前日職場の忘年会です。その前の週は会社の忘年会です。その前の週は友人がお泊まりに来ます。12月は飲みの月ですわ…。つーか引っ越し準備……


らぶく。まだくっついておりませぬ。↓


*** 我慢比べ ***


無理矢理一緒に風呂に入れられたナルトはむくれてソファに座り込んでいた。大人用のパジャマの上だけを来ているせいでいつもより更に小さく見える。
「なーると。いつまで拗ねてんの」
かたくななその態度にカカシは溜息をついた。まだ濡れたままのナルトの頭に手を伸ばす。
「ちゃんとふかないと風邪を引くだろう?」
髪に触れるかどうかという所でカカシの手は小さな手に叩き落とされてしまった。
「うるさいってば!!」
頬を真っ赤に染めてナルトが怒鳴る。ぐるるると歯をむく小動物に、カカシは再び溜息をついた。
(……かわいいなぁ)
などと内心感嘆していることなど、もちろん内緒だ。ばれればナルトは更に怒って帰ると言い出すだろう。無論、今現在とてナルトは帰ると騒いでいるのだが。
(あーあ、鎖骨見えちゃってるよ。きれいな肌。なんでこんな甘い香りがするんだろうね。顔真っ赤にしちゃって……目うるうるしてるよ、お前。オレ誘われてんのかなぁ)
自分でも都合の良いこと考えてるな、と突っ込みつつカカシはナルトを観察した。せっかく降って湧いた機会、活用しないでなんとしよう。
風呂に入れたのは成り行きだ。幾分想定はしていたが、あくまで成り行きである。その結果は……まぁ時の運であろう。
でもそろそろ真面目にやばいかなぁ、なんてカカシが呑気に考えてると、ナルトが床を踏みしめて立ち上がった。
「なんで服勝手に洗うんだってば!オレ、帰れないじゃんか!!」
怒り心頭でナルトが風呂場を指差す。そこにはグルグル回る洗濯機がナルトとカカシの服を洗っていた。
「は?そんなの…」
乾燥機ですぐ乾くよ、と言おうとしたカカシはふと言葉を飲み込んだ。
「泊まってけばいいでしょ?」
にっこりと極上の笑みを一つ浮かべて答える。口をついて出た言葉に名案とばかりにカカシは頷いた。ナルトがあんぐりと口を開ける。
「今晩干しておけば明日の朝には乾くし。任務は同じ場所だしね〜。よし、そうと決まったら夕飯にしよう!」
我ながらいい案だ、とカカシはご満悦だ。対するナルトは開いた口が塞がらない、と言った所である。
「な…んでそうなるってば……」
「ん〜?オレがそうしたいから」
肩を落とすナルトにカカシが楽しそうに答える。だめ押しとばかりに膝をつくとカカシは視線を会わせて微笑だ。
「いや?ナルト」
う、とナルトが言葉に詰まる。ややあって、ナルトは諦めたように肩を落とした。
「………わかったってば」
「じゃ、出前でもとろっか。ナルトは何が食べたい?」
嬉々としてカカシはナルトの手を握った。一瞬小さな手が強ばったが無視する。

(気付いてなんかやらない)
この小さな子供を手に入れるためには多少強引な方法を取らなくては駄目だ。子供の中にある周囲への、己への不信感を拭う時間すら惜しい。それほどまでにカカシはナルトを求めている。不信感など飛び越えるほど「特別」になってやる。
「ご飯は誰かと一緒に食べた方がおいしいからね」
たくさんの、ウソと優しさを。
その小さな空っぽの心に無理矢理詰め込んで。
「ナルトが居てくれてうれしいよ」
自分だけで埋め尽くす。


(にしたって、いくらなんでも今晩は我慢しなくちゃだよな……)
己の腰にしがみついてくる柔らかい体に、カカシはそっと溜息をついた。


******

え〜と一応ウッキー君ネタ続き。鉢替えはどうなったよ、お二人とも……本当はナルトバージョンもあるのですが、時間がないので今日はカカシバージョンのみ。一話目に比べ我慢がきかなくなっているカカシさんに涙。


2002年11月25日(月) ぱおーん

さてマウンテ○登場記録ですが。一日たってみたところ頭の中に宰輔の歌う「うらみま〜す♪」だけが色濃くくっきりと残っております。
そもそものきっかけは絶対に塩を忘れられたと思われる薄味の大容量卵とじスパを食べつつしょうゆを寄越せと呟く私と、私の「ピーマンの匂いがする」といういちゃもんにアボガドスパ中のピーマンを最初に全て食してくれた宰輔が、ダウンしそうな予感に食後にと頼んだベリースカッシュと洋なしスカッシュを持ってきてくれと頼んだところから始まりました。洋なしスカッシュはそれはきれいなグラデーションを描いておりました。ええ、それはもう。飲んだ瞬間笑みがこぼれるほどに。
「一口あげる」
「え、いいの?(ほくほく)」
渡しながらやっぱりジュースは飲む前に混ぜなきゃかぁ、なんて思ったことは内緒です。
その直後、一口飲んだ宰輔の口から名曲「うらみます」が!!小此木さんガッツポーズでした。
その後スパゲッティに惨敗したくせにパフェ(普通でした)を食らっていた私の「はい、あーんvv」攻撃に宰輔は見向きもしてくれませんでしたとざ。まる。ちなみに彼女は魚型のクッキー見て「○薬」と言ってくれました(暴露)でも二人とも負けは負け。宰輔は半分、私は半分行かずにダウンです。く、くやしい!!
次は甘口バナナスパに挑戦!!甘い物なら負けませぬ!!(スパは残したくせにパフェは食した女)ええ、横で手慣れた調子で大容量ピラフと大容量アイスを二人で分け合っていた男子高校生になど負けません!!まるで会話が近所のおばちゃんだったね、ぴっちぴちの男子高校生!若さがないぜ、男子高校生!!密かに梅ピラフが気になるのですよね〜。和風はなーんとなく危険なのでパス(アンコ得意じゃないし)

募集。マウン○ンにあるイカスミジュースに挑戦して下さる方。奢るので一緒に行ってください。なんならイカスミかき氷もつけます。まだ足りぬと言うならお汁粉スパもつけます。酸味が欲しいと言う方は甘口キゥイスパでも可。求む、勇者!!ちなみに場所は名古屋です。


RPG風に↓


*** くえすともーど ***

「やっとついたってば……」
深い谷に囲まれた場所に、その城は建っていた。その背後にそびえるのは万年雪を抱いた険しい山である。
城の名はマウンテン城。魔物達を統括する魔王の君臨する城だ。魔王を倒すために城に入り込み、命を落とした者は少なくない。
「待ってろってばよ、魔王!」
城を指差しナルトが叫ぶ。その脇でサクラとサスケが溜息をついた。
「ちょっとー、あんたまだレベル足りないでしょ。一旦帰るわよ」
「同感だな」
「せっかくここまで来たのになんでそんなこと言うってばぁ!」
仲間からの突っ込みに少なからずナルトがショックを受ける。ナルトの意見をサスケは鼻で笑い飛ばした。
「勇猛と無謀は違うんだぜ、レベル12の駄目勇者さん?」
すでにレベル30の剣士の言葉に、ナルトが言葉に詰まる。
「本当よね。すーぐに誰かさんが突っ込んで倒れるおかげで一人だけレベルあがんなくて…たーいへん」
レベル29の魔法使いの言葉にナルトが涙目になる。後先考えずに突っ込むナルトは戦闘終了時に倒れていることが多く……故に経験値は全てサスケとサクラのものとなっていた。
「ま、その分オレ達はレベル上がってるけどな」
「あんたもうちょっと考えて戦いなさいよ」
「う、うう…!!」
事実であるだけに反論できない。しょんぼりとナルトが肩を落とす。
その時、呑気な声が響いた。
「こらこら、喧嘩しなーいの」
「カカシ!」
驚いて叫んだナルトは、次の瞬間たくましい腕に抱きしめられていた。煙とともに現れた男は全身黒衣だった。左目は眼帯に隠されている。
サスケがこめかみを引きつらせ、サクラが呆れ果てたように溜息をついた。
「ちょっと魔王。甘やかさないでくれる?うちだってチームリーダーがそれじゃ困るのよ」
「あれ、チームリーダーってナルトだったんだ。オレ、サスケかと思ってたよ」
「ひどいってばぁ!!」
「そうしたいのはやまやまだけど、チームリーダーは勇者、って決まってるのよね」
「サクラちゃん!」
曲がりなりにも仄かな想いを抱いている少女に一刀両断にされ、ナルトは激しく落ち込んだ。肩を落とすナルトのこめかみに魔王が口付けを落とす。
「でもオレだっていい加減待ちくたびれて大変なんだけど?いつになったら来てくれるのかなぁ、オレのかわいい勇者さんは」
「か、かわいいって言うなぁ!!」
顔を真っ赤にしてナルトが叫ぶ。腕を振り回して魔王から逃れようとするが敵うはずもない。嫌がるナルトに頬ずりしながら魔王が楽しそうに笑う。
「せーっかくお前のためにお汁粉スパだって用意してやってるのに…」
「やめろ」
想像したのか甘い物嫌いなサスケが青ざめた。サクラが口元を押さえる。
カカシは破顔するとなおも暴れるナルトを放した。
「ま、どっちにしても今のお前らじゃオレの敵じゃないけどね。東の海岸に怪魚が出て大騒ぎだよ。行ってみれば?」
頬を膨らませるナルトの頭を撫でてやり、魔王が優しく微笑む。
「ここで待ってるから」
ね、と少し首を傾げられナルトが頬を染めた。手を伸ばし魔王の首にしがみつく。
「いってきます、てば」
「いってらっしゃい」
そうしてしばしの別れに口付けを交わした。



「……ところで私たち何のために戦ってるわけ?」
「…………」
サクラの問いにサスケは無言で怒りを飛ばした。

*****

勇者と魔王。ベタですか?これだけ書いて結構な設定を頭の中でつくった私は馬鹿ですか?実は結構せつない話(ウソつけ)どなたか漫画で描いて下さい。ギャグには動きが欲しい……(涙)ゲームの中でも特にRPGが好きです。へたくそだけど。ナルトのゲーム、爺様が出るのかそれが気がかりです。なにげに主要キャラが多いけど入れて貰えるといいな……。別に若返ったっていいから。兄いらないから爺様!!(無茶言うな)
は〜ゲームしたい。


2002年11月24日(日) まうんてん

本日は宰輔と喫茶マウ○テンに行ってきました。うわさの甘口パスタを食べるためにです。でもまぁまずは安全そうな所からvと進んだ先は……以下次号!!山に登り慣れた男子高校生の正体とは!?

時間ないので詳細は明日!明日書きます!!小僧さん、変換はもっと機敏に!!さくさく変換してくれれば100質書く時間半分ですんだよ……。いや、君が悪いのではなくきちんとソフト整理してない私が悪いんだけどね……うん……

おやすみなさーい。


2002年11月23日(土) 白の割烹着

宰輔の息子君にもてあそばれている小此木です。
本日は宰輔宅にて合宿v焼肉食べて風呂上りビール片手にマッサージ機と極楽でございますvv玩ばれてるけどね!!
そして二月の合同誌、私は白い割烹着の新妻(某兄・攻)を書く事に決定。三つ指突いて旦那様をお出迎え。ファイト、ジャージの似合う旦那!!(興味のある方は新刊案内の合同サークルの告知を見てくださいませ)

人様のうちからこんばんは↓


*** お泊り ***

「じいちゃん、人んちに泊めてもらう時はどうすればいいってば?」
真剣な面持ちでナルトが問う。火影は仕事の手を休めた。少々驚いてナルトを見つめる。
正直、ナルトから誰かの家に泊まりに行くという言葉を聞けるとは思わなかったのだ。
「今日、先生に泊まりにおいでってさそわれたんだってば」
気まずそうに視線をそらしてナルトが応える。先生、と言う言葉に火影は一安心した。
ナルトが先生と呼び、かつナルトが泊まりに行くほど懐いている人間といえばイルカしかいない。
(あやつなら害はなかろう)
よしんば何かあればカカシが処分するに決まっている。火影は己を納得させると頷いた。
「特に何も必要ではないぞ。もっとも着替えと歯ブラシを忘れんようにな」
ついでに己からの手土産も持たせよう、と火影は考えた。かわいい孫が初めて他人の家に泊まりに行くというのである。やはり祖父として挨拶はしれおかねばなるまい。
「後は勝手に戸棚や引き出しを開けないこと。他人に勝手に持ち物を覗かれるのは気持ちの良いものではないからな」
火影の言葉にコクコクとナルトが頷く。緊張しているのか火影の言葉を聞く表情はいたって真剣だ。
「他には……」
その後火影の講義は30分に昇った。

(良い傾向じゃのぅ)
頬をほこばらせて火影は朝の庭を散歩していた。少し前まではナルトに声をかける人間すら居なかったというのに、今では泊まりに行く事すらできるのだ。うれしい変化である。
(この調子で少しずつでもよくなって行ければ)
それが儚い希望であることはわかっていたが、それでもそう思ってしまう。朝の空気を楽しみつつ役所まで向かっていると、遠くに金色の子供が見えた。
「あ、じっちゃん」
何故か頬を染めてナルトが火影を見た。いつもならまっすぐに駆け寄ってくるのに近づいてこない。
「おはようございます、火影様」
その横で何故か上機嫌のカカシが頭を下げる。訝しがる火影から隠れるようにナルトはカカシにしがみついた。
「何故おぬしらが一緒にいうのだ?」
昨夜ナルトはイルカの家に泊まりに行った筈である。カカシがそれは幸せそうに笑ってナルトの頭を撫でた。
「なんでって…そりゃ昨夜ナルトがオレの家に泊まったからですよ」
カカシの言葉にナルトが顔を真っ赤にする。火影は顎が抜けそうになった。
カカシは気味が悪いくらいに上機嫌だ。
「楽しかったよね、ナルト」
「う、うん……」
しどろどろになりながら、それでもうれしそうにナルトが頷く。指先まで真っ赤であった。
(まさか、まさか)
火影はナルトがカカシに恋心を抱いている事を知っていた。知ってはいたが相手が相手だけに素直に応援する事ができずにいたのである。
カカシの方もナルトを好きなのだと知ってはいたが、その恋がかわいいものですむはずがないともわかっていたので。
だが、この状態は、まさか。
「今日はあんまり無茶しちゃだめだぞ〜。まだ本調子じゃないんだからな」
「大丈夫だってばよ」
イチャイチャ。ハートマークが飛んでいるような気がして火影は己が目を疑った。
ナルトを愛する者が増えるのはいいことだ。いいことだが。
(こんなことは望んではおらーーーーーーーーーん)
目の前でカップルにしか見えない孫と部下を見ながら、火影は心の中で絶叫した。


**********

隣で宰輔が割烹着兄を描いて下さってます。いえ〜い!

アニメナルトも見ました。爺萌えしてました。口をつく言葉は爺。ステキ爺様。ラブ。あの手がエロイ(視力両眼0.1以下)
そしてせいや!に全ての気力を打ち砕かれました。私にあれを乗り越える事はできるのでしょうか。目をそらしてしまうのですが。


2002年11月20日(水) あははん

ただいまメイン業務で使用している装置がいきなし今週末で廃棄されること決定。いや、装置入れ替えのためだから仕方ないとしてもね、いきなりやってきたお仕事がですね、終わらぬわけですよ。仕方ないので今週残りはず〜〜と水滴とお友達です。そんなに集中力持ちませんぜ、上司!
そして切れた小此木は他にも捨てる装置をばきばき破壊していったのでした。明日も水滴見つめて切れたら破壊です☆でかすぎて壊さないと運べないと言うので遠慮なく(にやり)
でもこれが終わったらもっと良い装置に変身〜♪更新中は余所様の部署の装置(高い)で遊ぶのです。楽しみ〜vvv

電車の中で見たカカナル話が思い出せない今日この頃。
おやすみなさい。


2002年11月18日(月) 一安心

ここしばらく私の心を占めていた心配事の一つがやっとで落ち着きそうです♪知り合いが入院していたのですが思ったより早く退院できそうとのことで。は〜よかったよかった。
私は何もなかったのですが(体調は崩していたのですが)回りがえらいことになっていました。何ともなかったなら良いけどみなそれを一斉に私に報告しないでください(涙)こっちが心配で倒れます。

ひとまず早く引っ越しが決定しないかなぁと思ってます。そうしたら通勤がかなり楽に!!たかだか三ヶ月間だけのお引っ越しですがそれでも良いです。問題はその短い期間に会社が許可くれるかですが(うちは寮制なので許可がいるのです)ま、何とかなりそうですし。うまくいったら十二月お引っ越しです♪決まったらまた正式に告知します。

甘いラブラブイチャイチャカカナルが読みたいです……かっこよくてヘタレなカカシが……

自分で書いてもね……↓

*** 初めての ***

ぐ、とナルトは気合いを込めて拳を握りしめた。手に下げた袋の中にはナルトお手製の肥料が入っている。
「散らかってるけど気にしないで」
そういいながらカカシは玄関の鍵を開けた。ごくり、とナルトの喉がなる。ドアの向こうはカカシの部屋である。緊張しないはずがない。
「ウッキー君の鉢替え、忘れてたってば」
忙しくて鉢替えできていなかった「ウッキー君」をナルトはカカシにわざと上げたのだ。だしに使ってしまったウッキー君には申し訳ないが、これもカカシに近づくためである。
(待ってろってば!)
いったい何に挑むつもりなのか定かではないまま、ナルトは闘志を燃やした。

部屋の中は思ったより普通だった。普通、と言う物がどういうものなのかナルトにはよくわからないが、ナルトの部屋と大差ないように思える。ただ植物がないだけだ。代わりに大きな本棚が壁一面に並んでいる。テーブルの上にウッキー君が窮屈そうに座っていて、ナルトは満面の笑みで近づいた。きちんと世話をしてもらっているのか、葉の艶がよい。ナルトはうれしくなった。
「久しぶりだってばよ!」
「鉢は余ってるヤツがあるからそれを出して……ま、ひとまず適当にその辺に座ってて」
居間のソファを指差してカカシが言う。初めてはいる「他人の家」にドキドキしながらナルトはソファの端に腰掛けた。ソファに座るのは初めてなだけに落ち着かない。よくよく見れば己は任務後だけに泥だらけで、慌ててナルトは立ち上がった。
「そーいえばさ、お前シャワー浴びる?」
ひょい、と風呂場から顔を覗かせてカカシが言う。ソファについた泥を必死で落としていたナルトは慌てて振り返った。
「あ、おかまいなくって……」
ば、とは続かなかった。ナルトが目を皿のようにして凍り付く。
「何?」
カカシが首をかしげた。拍子に割合長い前髪が額に流れ落ちた。服の上からはわからなかった筋肉の盛り上がりも服を脱いでしまえば嫌でもわかる。
「おお〜い」
発せられる声はいつもよりよく通って。それも口布がないのだから当たり前だ、と冷静にナルトは自分にツッコミを入れた。
(…………ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)
初めて見るカカシの素顔(かつ上半身裸)という事態にナルトは恐慌状態に陥った。
「な、なんでもないってば!!」
真っ赤になってソファの影に隠れてしまったナルトに、カカシが呆気にとられる。
「何でもないって………」
「な、なんでもないってば!!それよりなんか着ろ!!変態!すけべ!!」
カカシの裸を見ないようにしながら、必死でナルトは叫んだ。
「別に男同士なんだし」
「!!」
ぐ、とナルトが息を呑む。確かにそうだ。そう、だが。
「だってセンセーってばなんかやらしいってば!」
「……………」
しばしの沈黙。
ナルトがおそるおそるソファの影から顔を出す。そこにカカシの姿はなかった。風呂に入ってのだろうか、とナルトは目を凝らす。
「??」
首をひねるナルトの後ろでカカシは腕を組んで笑った。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
「むかつく。絶対風呂に入れる。入れてやる」
ナルトを肩に抱き上げカカシが不敵に笑う。ナルトがカカシの腕から逃れようともがくが叶うはずもない。
「せ、せんせーオレってばウッキー君の世話しなきゃ!そしたら汚れるし、風呂その後でいい!!」
「だーめ。ふっふっふ、男同士裸で語り合うとしますか」
「やぁぁぁぁぁぁぁぁへんたいーーーーーーーーーーーっっ」
ナルトの叫びが部屋中に響き渡る。耳元で叫ばれる大声を物ともせずカカシはナルトをつれて風呂場に向かった。
ぴしゃり、と風呂場の戸が閉まる。一人取り残されたウッキー君の葉が呆れたように揺れた。


******

ナルト、狼の口に自ら入り込むの巻。以前書いたウッキー君話の続きです。まだ食べられてませんよ?これからです。
読み直しの時間ありません。間違いは見逃してやって下さい。ぎゃぁ、もうこんな時間!!(汗)

基本的に影響されやすいので痛い話しばかり読んでるといたい話ばかり浮かんできます。ただ最近のそれらは己の中で矛盾を来すものが多いので書けなくてたまってます(泣)まぁ色々と。主に爺様がらみで(苦笑)読む分には全然平気なのですがね〜(だから読むのですが)


2002年11月17日(日) だうん

昨日はだうんしてしまいました。今日もダウン気味です。カロリーのみならず栄養も取りましょう、ってことですね!野菜食え、自分!!

そしてちょっとショックなことがあったので寝ます……久方ぶりに気分がのってたのに……のってたのに!!clearキーのばかぁ!!!(涙)カスタマイズって意味ないじゃんか!!かくなる上はキーをはずししかないのでせうか………?


2002年11月14日(木) くすん

ブレスは結局買わず。


にゅ〜唐突に死にネタ(多分)↓


*** 永遠の日々 ***

「いってきます」
そういって別れたあの日。
そういって口付けたあの日。
「おかえりなさい」
その言葉は未だ口にされることなく。

「いつまでそうしている気だ?」
黒髪の青年が忌々しそうに呟く。
「いつまで、そうして」
ここを動くわけにはいかない。
帰ってきたときに自分がいなければ
あの人は絶対に悲しむから。
違う、すねる、だ。
思わず笑みがこぼれた。
「どうしてっ……」
泣きそうに青年が顔を歪める。
それでも青年は涙を流せず、ただ自嘲の笑みを浮かべる。
「オレは泣き方すら忘れたぞ?」
そういった青年の額に木の葉の印はなく、ただ、微笑む。
彼は己を食らおうとした蛇を逆に食ったのだ。
自分がこの里を食らったように。

「いってらっしゃい」
いつの頃からかそれは習慣となっていた。
でかける仲間を自分は見送り
そして迎え入れる。
「おかえりなさい」
ふざけるような親愛のキスは頬へ。
苦笑しながら差し出されるキスは額へ。
ふれくされたようにふるキスは唇へ。
それが習慣。
当たり前の日常。


----------守りたかったもの


ああ、あの頃この里は緑と喜びにあふれていた。
今はもう、焼き崩れた家と亡者が溢れるばかり。
「もういいだろう?」
とくん、と腹の中で何かがなる。
その鼓動に喜びが広がった。
「サクラ」



「いってきます」
そういって出ていった彼らは帰ってこなかった。
だから復讐をしただけ。
彼らを裏切ったこの里に。


嘘つきは舌を切り取って
臆病者は箱に押し込めて
偽善者は釜で茹でて
乱暴者は殴り殺して
思い上がった者は地に埋めて
裏切り者にはそれぞれふさわしい罰を



「ねぇ、聞こえる?」
腹に手をあてうっとりと微笑む。
「帰ってきたの」
小さな鼓動が二つ、そこにはある。
ずっと待ち望んでいた者が。
「だからね、もう行くわ」
差し出された手に掴まり立ち上がる。
「こんな所ではご飯も用意できないもの」
微笑めばサスケも微笑む。
多分、泣きたいのだろう。
変な笑顔だった。
「大丈夫。今度は失敗しないわ」
今まで何度も失敗した。
黄泉から彼らを連れ戻すこと。
だが、今度こそ。
「大丈夫よ」
天の理を乱し、世を乱す。
それ故の禁忌。
忌まわしい、呪われた術。
それでも。
「大丈夫」
決して取り戻せないと解っていても。
ほら、ただいまと叫ぶ声が聞こえる。
だから、迎えにいかなくては。
今度こそ。



滅んだ里には狂った魔女の亡霊が一人。
「………オレはまた守れなかったんだな」
そして寂しがり屋の罪人は一人取り残される。



******

母サクラと置いて行かれるサスケ。わけがわからなくて当然です。書いた当人すらよくわかってません(爆)。死んだのはカカシとナルト(と最終的にサクラ)なんですがわかります??(汗)
最期の最期で置いて行かれるのはサスケというイメージがあります。置いて行ってるようで置いて行かれる男。「遠い夜」という話を以前書いたのですがあれも最期サスケは取り残されます(そこまでは書いてないけど)
しかしうちのサクラちゃんはあんなでかいものまで面倒見なくちゃいけないので大変です。一回り年上なのにねぇ。この話ちゃんと書くといい感じにどろどろしそうなんですが、あんまり楽しくないのでハイライトのみ。


2002年11月13日(水) ひとまず

ブレスの新作、欲しいです。このシリーズやったことはないのでゲーム的にはわからないのですがCMに惚れました。OPとED見たい。は〜、でもWA当分終わりそうにないんですよね〜つーかやる時間内から進まないし(時間在るなら原稿やれ)


ちょびっとずつでも。目指せ、砂吐き!↓

*** 隠し事2 ***

インクの匂いを隠すべく、新聞紙でグルグルとそれを捲く。無骨な新聞紙に包まれてしまったそれに、ナルトは内心手を合わせた。
「……ごめんってば……」
正確にはそれについていた手紙の主、つまるところ送り主に向かって手をあわせる。手をあわせつつもごもごとナルトは言い訳を繰り返した。
「だって……三日ぶりだってばよ?そりゃ、それくらいどうした、って言われればそれまでだけどさ。オレってば今すんげぇドキドキしてんの」
だからごめん!
パン、と手を併せて謝る。手紙は送り主の使役によって直接届けられた物だ。それだけで送り主のせっぱ詰まり具合がわかろうというものである。
手紙と荷物を台所の棚の奥深くにしまい込む。場所はカカシが使わない一番下の棚のその奥。しまい込んだ荷物の上からかぶせるようにしてパスタや小麦粉の袋を詰め込む。罪悪感にナルトは眉をひそめた。
「…でも……今日は駄目なんだってば」
いつ帰ってきても良いように部屋は暖めてある。後はお風呂とやりかけの食事の準備を終わらせてしまわねばならない。
特Aランクの厳しい任務。それを終わらせて帰ってくる夫を迎えるのだから、うんと暖かくして置かなくては。
「………」
部屋を見渡せばいつもの定位置にカカシが居なくて、ナルトは寂しくなる。カカシがいなくては部屋を暖かくしてもおいしいご飯を作っても意味はない。これらの行為は全てカカシのためなのだから。
決して帰ってくるなりカカシに無視されるためではない。
「……まずはご飯なんだってば!!」
気まずさを隠すようにナルトは叫んだ。


******

短い上に続きます……正直に言います、2日間放って置いたらわけわからなくなってきました(早っ)ひとまず砂吐きラブラブ夫婦を目指してみようかと。話の幅を広げたいって言っていたのはどこの誰何だか。

ちょっと切れ気味です………ごめんなさい…………仕事なので文句言う方が間違いなのはわかってるんですけどね…………しっかりしてくれ自社!!(涙)


2002年11月12日(火) ほたほた

実験をね、やりたいのですよ……

シタフェイ話を読み返すとカカナルと大差なくてブル〜。ワンパターンだ、私……成長してない……あー、でもシタン先生書くの楽なんですよね〜無敵だし。決して楽しいわけではないですが。


2002年11月10日(日) てへ

アンバイ読んでました。アンバイ。時折無性に見たくなるものの一つ、鬼畜正義の味方。萌えます。メラメラと。鬼畜エロ萌え。大学時代にはまるきっかえになった某サークル様の所はとても良いシリアスだったんですがね…ちびっとずつ軌道がずれた模様です(笑)


明日は早く帰れたらシタフェイをあげようかと(笑)
カカナルで作品の幅を広げたいなぁ、と思う今日この頃。気が付くとラブってるのしかない……そして痛い系ネタばかりがたまってゆくのです……


2002年11月09日(土) 実感

ドイツ人の教授の腹はビール腹でした。
そして富士山は雲の向こうでした。一緒に行った社員さんに「日頃の行い悪いから〜」と笑われました。そして英語を勉強せねば今後仕事にならないとも思いました。せめて挨拶……(涙)


やっちゃった…↓

*** 隠しこと ***

それを目の前にしてナルトは腕を組んだ。情けなく眉を下げ口をへの字に結ぶ。
(まずいってば)
これは、まずい。絶対にまずい。カカシに見つかろうものならどうなるかわからない。
(絶対に隠さないと!!)
ぐっと拳を握りしめるとナルトは決意を新たにした。

凍てつくような寒さをものともせずカカシは家路を急いだ。何しろ家には暖かな部屋とおいしいご飯と何よりかわいい奥さんが待っている。
(あ〜なんか幸せかも)
想像するだけで顔に笑みが浮かんだ。かくなる上は一秒でも早く家に帰るのみである。おみやげの「丸印おはぎ五種セット」もつぶれぬようちゃんと保護済みだ。
(ナルト喜ぶかな〜)
三日間の里外勤務。たかだか三日間だろうと同僚からは揶揄されたが、三日間と言えど会えないものは会えないのである。寂しいものは寂しい。
「気持ち悪い」
「何とでも言え」
平行して走っていたアスマの呟きにカカシが眉をひそめる。そもそも何故このクマが一緒に走っているのだろうか。
「そりゃその店教えたのがオレだからだろう」
カカシの抱えるおみやげを指差してアスマが言った。木の葉屈指の酒飲みのこの男は木の葉で五本の指に入る甘味王でもあった。
「そりゃそうだが何でついてくるんだ」
確かに甘い物好きなナルトのためにいい店はないかと聞いたのはカカシである。だがすでに用は済み言ってしまえば邪魔であった。
「そりゃお前んとこで飯たかるつもりだからに決まってるだろうが」
さらり、とアスマが応える。しばし沈黙があった。
「待てっ!冗談だ!」
まだ周囲に敵が残っていることを思いだしアスマが叫ぶ。だが全速力で走り去ったカカシの背中には届かなかった。


*****

続く…………

今日は定例会在るの忘れて夜更かししたから眠いです……寝る直前に思い出してよかった。今頃あの超有名作を読んでいるのです。さすがにおもしろいです。エルフ夫妻はスワンボートに乗ってるし。私あのシーンにはビックリです。俄然映画を見る気になりました。DVD借りるかな〜。ちなみに灰色の魔法使いがお気に入りの模様(笑)


2002年11月07日(木) ぐるんぐるん

昨日の日記の回り具合に苦笑するも見せしめのため放置です。いえ、私はMではないです。決して違います。うん…………


明日は富士山の根本(根本ってなんだ)まで出張です。私まだまともに富士山みたことないので楽しみですvv仕事なんで遊べるわけはないんですが資料が英語60P…だから英語はさ……きちんと勉強し直さなきゃならないのはわかってるのですが(涙)
ってことを今日の仕事の愚痴と一緒に奥さんに送ったら奥さんもっと地獄でした。ただでさえ忙しいのにごめん……今頃帰れていることを願っています。

いい加減初心に戻ろうぜ☆でも初心ってなにさ(なさけな!)二月に向けて布石話。パパが生きていたら(長い)↓

*** パパ式子守法 ***

木の葉の里営木の葉保育園はその日奇妙な緊張に包まれていた。
「早く終わらないかなぁ」
はぁ、と金髪の男が溜息をもらす。その横で溜息をつく余力さえなくカカシは黙っていた。
「今日はシチューなんだよ。奥さんが腕によりをかけて作ってくれてるんだ。そこんとこ把握してちゃっちゃと終わらせてよね?」
にっこり。男でありながら華のような笑みを浮かべられ、保育士は引きつった笑みを浮かべた。里中の憧れと畏敬の対象である四代目火影は慣れぬ者にもわかるほど不機嫌だった。
「で、ではお風呂の入れ方から……」
カタカタと保育士の手の中で人形がなる。本日の「お父さんの育児講座」参加者は四代目とカカシ以外のみである。
(なんで休まなかったんだぁぁぁ)
保育士も心の中で叫ぶが時すでに遅し。しかし彼はまたプロでもあった。
「ではまずは実際にお風呂に入れてみましょう。首はこう持ってくださいね」
赤ん坊の模擬人形をそれぞれ渡しお湯を張った湯船で演習である。まだ首が座っていないという設定の赤ん坊人形はやたら柔らかい。
(微妙にリアルでいやだ…)
泣きそうになりながらもカカシは手際よく風呂に入れる。
「おや、カカシ君は上手ですね〜四代目はいか、が…」
カカシの手つきに安心した保育士は、振り返った途端凍り付いた。
「あっれぇ?」
ぽりぽりと四代目が頭を掻く。その手元では赤ん坊人形が無惨に曲がっていた。
「何がいけないんだろう。えいっ」
ぐぎっ。
無理矢理曲げられた人形の首が嫌な音を立てる。残る二人は声もなかった。
「そんなにちからをいれずに……」
「え〜?ちゃんと力抜いてるよ。えいっ」
ぐびび。ぶくぶくと泡を吹きながら人形が湯船に沈んでいく。嫌な光景であった。
「あー、もう!!本物じゃないからいけないんだよ!!」
ついには人形に責任転換である。この状況下で本物を渡せるわけがない。
四代目夫人は夫に子供で遊ぶことを許しても世話をさせることはなかった。
「カカシ、ちょっと君ナルトに変化して」
「いやです」
四代目の提案にカカシが即答する。四代目が頬を膨らませた。
「なんでだよっ」
「命が惜しいからです。自分の影分身でも使ってください」
「め・い・れ・い」
「嫌です」
「…………」
「…………」
沈黙。
保育所に暗雲が立ちこめた。


その頃家では奥さんと子供が帰らぬ夫と居候を待っていた。
「パパとカカシは何をしてるのかしらね〜ご飯さめちゃうわねぇ」
「か〜」
「そうね。ナルトのために頑張って居るんですものね。もうちょっと待ってましょうか」
にっこり。にっこり。時計が七時を示した。
「そうだ。そろそろ終わるはずだから迎えに行きましょうか」
「あ〜っっ」
手を叩いてナルトが同意する。


奥さんの雷が旦那様に落ちるまで後少し。

******

ひとまず「カカシがんばれ!!」的話を。あれ?なんのかんのとカカシはやはり最期いい目見てる?でもその分ひどい目にもあっているし…むむ。でもひそかにパパが痛い目に。懲りないけど(笑)


人権擁護法案、一番言うべきはそこじゃないんじゃないかい…?ニュース2○よ……


2002年11月06日(水) ぐはっ

通販処理をしていて過去の己のドジ発見。いくら仕事の変わり目+風邪と重なってたからって……重なってたからって……っっペーパー送り忘れるか!?二月後半にお手紙頂いた方の話です。関係者の方には大変失礼なことをしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。見捨てないでやって下さいませっ(平伏)気付いた方にはすでにご連絡させて頂きましたが、もしまだ半年以上たつのにペーパーや本が来ない、と言う方がおられましたらご連絡下さい。それ以外の方にも今週月曜にペーパーは投函いたしましたので、今週末になっても連絡もペーパーも来ないという場合にはご連絡下さい。
ご手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。
かなり自己嫌悪です。うう、本当にすみません!!
己を過信しすぎです。うぬぼれてるなぁ(反省)


ぐるぐるしながらおやすみなさい〜(涙)


2002年11月04日(月) 寒い

何か本当に寒いですね。皆様風邪など召されてませんか?小此木は本日唐突にアメリカから来た方を伴って三河○田駅までてけてけ歩いてました。一月前散々迷惑をかけたお嬢さん(かわいいv)から頼まれては断れません。つーか最初外国の方とは思ってませんでした……小此木は日本の英語教育の力なさを示す格好の英語駄目人間なのに……駅で電車を待った二十分間、寒かったです。

本日のおやつ。はーげんだっつのフレンチコーヒーにホットミルク。



爺様と婆様↓

*** こたつ ***


「さむい」
そう一言発するなり、九娘はびくともしなくなった。猫よろしく膝の上で丸くなってしまった恋人に、筧はしばし沈黙する。
「火鉢はどうした」
「まだ蔵の中じゃ。ええい、いまいましい!」
ぶるり、と九娘が体を震わせる。ならば館の気温毎上げればよいではないか、と思うが筧は黙っていた。この杜主は四季の移ろいを愛しているのだ。
だが、寒い物は寒いらしい。ぶつぶつと九娘が呟く。
「冬は何故こうも寒いか」
「寒冷前線が降下するからじゃないのか?」
「屁理屈をこねるな!ろまんのないやつじゃなぁ」
「ろまん」
筧は呆然と呟いた。微妙に平仮名であった気がするが、意味はわかっているのだろうか。今度も筧は黙っておいた。
「どーでもいいがワシは仕事なんだが」
ちらり、と窓の外に視線を走らせる。日はすでに高い。
「九娘」
呼びかけるが返事はない。やがて聞こえてきた寝息に、筧は溜息をついた。


帰ってきた筧を見て、九娘は目を丸くした。両脇に大きな荷物を抱えている。
「何じゃ、それは」
「土産」
上機嫌で筧は応えると、荷物を抱えて家に上がった。そのまま二人のくつろぐ部屋にもってゆくと荷をほどき始める。
「なんじゃなんじゃ」
ちょこん、と九娘が脇から覗き込む。大きな荷物の内、片方には布団が入っていた。もう片方からは小さめの座卓が出てきた。
「二人ならこのくらいの大きさでも良いだろう」
「なー、これはなんじゃ?」
「すぐに終わる。ほら、もう完成だ」
筧が手を放すと布団が畳の上に落ちた。座卓の四方から布団が出ている奇妙な光景に、九娘は眉をひそめた。
「こたつと言う。入ってみろ」
ニコニコ笑い、筧がこたつの中に足を突っ込む。しばし戸惑った後、恐る恐る九娘も中に足を入れてみた。そして目を丸くする。
「ぬくい」
「やはり電気引いておいて正解だったな。ちょっと早いがまぁいいさ」
満足げに筧が笑う。九娘が興奮隠せぬ面もちでさらに深く入り込んだ。
「気に入ったか?」
筧の問いに九娘が頷く。その様子に筧が忍び笑うが九娘は気付いていなかった。初めて経験する「こたつ」なるものに気を取られている。
「そうか」
うれしそうにこたつに潜り込む九娘を見ながら、幸せそうに筧は微笑んだ。


「……九娘」
「…………」
「ワシはそろそろ出かけようかと思うのだが……」
「……すー」
聞こえてきた寝息に、筧は溜息をついた。狭いこたつの一画に二人並んで入り込むのはなかなか辛い。
「せめて変化せぬか……?」
膝の上の金髪を撫でながら、筧は幸せな悩みに溜息をついた。

******

こたつが好きです。大好きです。なのにこたつの描写が難しかったです。

二月のオンリー、楽しげに世の中の流れに逆らってます。や、むろんメインはそのままですよ?なので例のヲトコはよろしくです、宰輔v
外衣互い。この発音にピンときたかたは近いうち公開の合同サークルの告知ページをどうぞ☆


2002年11月02日(土) 日々それなりに

どうにも仕事に気力を使うと日記書けないらしく(というか愚痴しか出ない)のでここしばらく日記書いてなかったのです。当人至って元気です。心配おかけしたら申し訳ありません(汗)いや、ただでさえ愚痴の多い日記なのでこれ以上見苦しいのが増えるのはどうかと…(汗)

ので本日は打ち合わせと称してアラビアンなお姉さんを見に。って書いたら誤解されそうですがアラビアンをモチーフにしたお店にいってきました。濃かったです。それはもう。会話の内容とショコラケーキが!!ガイ並に!!
二月のオンリー、本命よりもサイドに熱意が………ちなみに二月は某オジサマ命の方と合同サークルです。サークル名やたら長いです(笑)

今週号。
うちはさんちのあまりの一般家庭ぶりに唖然とする。そして兄の手加減の無さ具合に呆然とする。何故デコピンであそこまで大きく赤くなる!?


何やら見つけたので。「狐」バージョンイタチ兄。これだけでは何のことやら解らぬのですが、このまま本誌進むと出せなくなりそうなので(苦笑)↓


***誓約****

誓ったのだ。
この命果てるまで御身に尽くし守り抜くと。
「・・・ありがとう」
そう言って微笑んだ人に膝を折ることは苦痛ではなかった。むしろ誇りですらあった。
ーーー例え、この身が千々に引き裂かれようとも。
必ず守り抜くと。そう己に誓った。
「お前のためだ」
父親の声にイタチは拳を握りしめた。
「うちはの当主に写輪眼は必要なのだ」
悪びれもしないその声に腹の中で何かが吠える。右目が痛んで脂汗が出てきた。
「片方しか手に入らなかったのは予定外だがーーー仕方ない」
たかだかうちはの当主。その地位のためだけに失われた物はどれほど大きかったか。
そんなもののために、あの人は。
「・・・・・・ありがとう」
あの、小さな人は。
全ての憎しみを背負って生きていかなければならないのか。
背負うべきは全ての栄光であった物を。
ーーーーーー・・・・!!
「この子が生まれたら笑ってあげてね」
微笑はどこまでも優しく、幸せに満ちていて。忠誠を誓い信を結んだあの人を愛していた。例えその心が自分に向いていなくても構わないほどに。
深く、強く恋い焦がれていた。
「うちはに近づけるわけにはいかない」
そう告げた友人は、どれほど苦しんだのだろう。
目の前が真っ赤になった。
こめかみが痛む。
指先が熱くて破裂しそうだ。
「イタチ」
己を呼ぶあの声は、もはや二度とこの耳を打つことはない。

誓いは果たせなかったのだ。

*****

イタチ→ナルママ。このころまだイタチは片目写輪眼だと思っていました。まぁツナデさん寝てる時点でアウトなので、本誌気にしても仕方ないのですが(その前に爺様と婆様ができてる時点で以下略)


2002年11月01日(金) ふぎゃ!

お久しぶりです、小此木です。
生きてます。今日やっとで今週やってた仕事が落ち着きました!来週までは自由の身です!

今日はNARUTO14巻の発売日でしたね〜。表紙見ましたか!?小此木は考えるより先に手が出ておりましたvvもうあれだけでえらくご機嫌ですvvそして喜びを相方に伝えたところ乾いた笑いだけが帰ってきました………ちくしょー倦怠期か?(でも今に始まったことでもなし)


ペーパーの発送等大変送れております。申し訳ありません!!この休みには終了いたしますので、もうしばしお待ち下さい。


更新ももうちょい待ってやって下さい……(涙)


小此木 蘇芳 |HomePage