Movin'on without you
mako



 心の中のドロドロ。

あたしは
自分が思ってるよりも
ずっと嫉妬深い女の子らしい。



いかせんを好きになると
いつもそのことに気付く。



他の人に対しては
そこまで感じないのにね。




いかせんが
同僚の人としゃべってるだけでもう嫌だ。

しかもその人が
いかせんに気があるチックなのが
これまた嫌だ。


ふたりがしゃべってるとこなんて見たくなくて
時々部屋から逃げ出したりしちゃうあたし。

なんか意識しちゃって
いかせんとうまく話せなくなっちゃうあたし。






なんとなく自己嫌悪。




うまくは言えないんだけど。



なんだろう。

なんて言うのかな。

とにかく嫌なの、いかせんが他の人との会話で笑顔なのが。




すっごく勝手な気持ちだけど
嫌なものは嫌なんだから仕方ない・・・。

こんな気持ち
口に出して言うわけはないけどね。



毎日あの人に会えて幸せだったはずなのに
なんかそれ以上をどんどん望んでしまって
わがまま通り越して嫌な子になってるなあ・・。

嫌な子っていうか、
ただ単に普通に彼としゃべれない。

たったそれだけのことができない。





中学生じゃないんだからね。




悪循環・・・。





2002年03月30日(土)



 理想像。

疲れてるなあ・・と思う出来事がいくつもあって。


こんなときでも、笑っていられる人で在りたいと思う。






どんなに疲れてても
どんなにしんどくても
どんなに辛いことが多くても


それでも笑顔で
周りの人を安心させられるような

そんな女に、なりたいと思う。







強くなりたい。




2002年03月28日(木)



 ただそれだけのことなのに。

今日・・。


バイト中に、
階段で、思わずつまづいたあたしの手を

とって助けてくれたのは
たまたま前にいた「あの人」だった。




そして、そのまま
あたしはひっぱられるようにして階段を上った。
一緒に。

あの人は
その手を離さないでいてくれた。















死ぬほど、うれしかった。











こんなことを誰にでもしちゃうあの人が嫌だけど

「誰にでも」の中に自分が入ってることが嬉しくて仕方ない、


そんな自分も嫌だ。






結末が見えすぎてて

行く末を思って
自分自身が可哀想になったりする。




こんなことで
死ぬくらい幸せになれる自分を

もうひとりの自分が、
冷静に見つめてる。

ものすごく、可哀想に見つめてる。
時に哀れだとすら思ってる。







だけど

たったそれだけのことで、



涙が出そうになったあたしはバカですか?








2002年03月27日(水)



 しんどくても幸せな午後。

怒涛のバイト10連勤中・・・。

もーしんどい。けどまだまだ続きます。




ほんとはね、まこのお仕事は午前中で終わりだったりする。
だけど、毎日朝から夜までなぜか仕事してる。
完璧なサービス残業・・。でも理由がある。

いかせんと、一緒にいたいから。
ただそれだけなんだけど・・。


まこのお仕事は事務のお手伝い。
自分の仕事が終わると、いかせんから声がかかる。
「手伝って」って半ば強制的なお願い(笑)
嫌がりながらも、結局手伝っちゃう。
ほんとは嫌じゃないくせにね。


だって手伝って、って言われなくても
いつか仕事がもらえるかも、ってうろうろしちゃうもん。

もー、単純明快すぎます。
たぶんかなりあほだと思う。





いかせんの仕事を手伝うと、
いかせんとずっと一緒にいられるから。

いかせんの仕事は他の人には手伝ってほしくない。
こんなところで、都合のいい女でいいんだ。








名前で普通に呼ばれるようになったし。
実は呼ばれるたびめちゃめちゃ嬉しい。





連日の労働で体はぼろぼろに近いけれど、
あたしの心は、まるでこの時期にふさわしく

めちゃめちゃうきうきしてるのです。




あたしって、子供だなあ、って思うけど。

たまにはこういう気持ちも、きっとあっていいんだと思う。




こんなひそかでかわいらしい幸せを
今は、大切にしたい。






2002年03月26日(火)



 離れたくない。

気持ちに気付いたのは2ヶ月前のことで

またかよーって自分でツッコミ入れたいくらい
あたしには何度も訪れた気持ち。



いかせんが好き って気持ち。







「異動決まった?」って聞きたくて

聞きたくて聞きたくて、
でも2人の時間もなければ
2人になったところで怖くて聞けなかった。






好きって気持ちが募っていくのは
この時期だからかもしれないね。

会えなくなる不安。
ずっと一緒にいたいという気持ち。


好きって気持ちと、
微妙に共鳴しあってるのかもしれない。












2002年03月15日(金)



 奥さんの買ったものなら。

そんなの要らない。







ホワイトデーってことを
あたし自身も忘れそうになってた。

だけどみんなからお返しをもらって
喜ぶあたしに気付いてたらしく

2人になったときぼそっと彼が言った。

「お返し、忘れてたな」



まさか気に留めてくれてるとも思わなかったので
びっくりした・・。

「さっきお返しもらってたの見て、
 初めて気がついたよ。
 そっか・・ホワイトデーだったな。」って。


びっくりですよ。



「お返しほしい?」って言われて。






ほしいけど。



でもね。






素直にはほしいって言えない。



奥さんの買ってきたお返しなんて
もらったらもらうだけ辛くなるだけだから、






それならチロルチョコ1個でいい。

あなたが選んでくれたものなら、なんだっていい。




そんな風に素直に言えるようになったらいいのに。




2002年03月14日(木)



 あの人の通り道。

名前で呼ばれた。
一ヶ月ぶりの3月13日水曜日。



嬉しくて嬉しくて
それだけのことで涙が出ると思うくらい
嬉しくって。


嘘かと思って自分の耳を疑ったくらい。
その響きをずっと待ち焦がれてた。
望んでた。




ほんと、スキだなあ・・・あたし。







あさってが異動の発表で

会えなくなってもあたしは大丈夫、って書いたけど
でも会えなくなるのはいやだ。

ささいなことが幸せだと
思えるようになった今だからこそ

やっぱり離れたくない。

せめてそばにいたい。



あの人の目の届く所に
あの人の生き方を見ていられる所に


もう少しの間、いたいです。









エレベーターに乗って
いかせんが乗った後だとすぐわかる。
あ、あの人の匂いだーって。

ちょっと、しあわせになる。

わかるのも
幸せになれるのも
彼の乗った後だけ。





そんな些細な幸せを


あたしから奪わないでください。神様。






2002年03月13日(水)



 気付いた小さな幸せ。


自分の考え方がひとつ変わると
毎日の生活もほんのすこしずつ変わってく。


きょう、ひさしぶりにいかせんに会って
交わす言葉は前と何も変わってないのに

しあわせで笑えた。



あなたと一緒にいられること。
あなたの優しさに触れられること。

あなたの笑顔が見れること。




それが何より幸せだと気付いて
幸せすぎて思わず笑ってしまった。







もうどれだけ一緒にいられるかわかんないから
だから一緒にいる間は笑ってようね。

ずっと笑顔を見せててね。


あたしも、笑顔でいるから。






あなたが好きです。







2002年03月12日(火)



 憧れの人。


あたしが憧れるのは
自分自身をしっかり持ってて
前へ前へと歩いていくことのできる人。

「人生の師」と自信を持って言える人が
あたしの生きてきた路にはどれだけいただろう。




旅に出て
あたしは、師と出会った気がする。



彼のような人になりたい。
そう思える人に。





そしたらね
いかせんと離れることが怖くなくなったんです。

もう不思議なくらい、すーっと。


いかせんに嫌われることをあんなに怯えてた心も
幾分か楽になって




「あたしが、目指さなければいけない点が見えた」

・・・といった感じでしょうかねえ。










人生について
ひさびさに真面目に考えたり

自分の目標がはっきりしたり

恋愛は自己責任だってことを再確認したり

おんぶにだっこじゃだめなんだってことがわかったり



いかせんと離れたくなかったのは
あたしの弱い心からくる気持ち。

いかせんがいなきゃ歩いていけない女になんか
絶対絶対なりたくない。
どうすればいいんだろうじゃなくて
どうしたいのかを考えて生きていきたい。






あたしの中で、
人生がクリアになった気がします。









2002年03月11日(月)



 自分の人生の責任。

旅に出てました。



ひとりで旅に出て
今まで取れなかった念願の
「何もしない時間」がたくさん取れて

いわゆるあの
青春18きっぷってやつで旅に出てたので。


いろんなことを
考えたようで考えてないけど

いくら時間はあっても結局ぼーっと過ぎちゃったんだけど




それでもちょっとは
いろんなことを考えられたようで。




将来のこととか。



まこも来年は大学3年生で
就職も勿論考えなきゃいけないんだけど
どうも最近のあたしは現実から逃げまくってた。



でも覚悟は決まったみたいで。







わかったことは
あたしの人生の責任をとるのはあたしだとゆーこと。

何したって
どんな人生を送ったって
それは全部あたしの人生。


わかってたけど忘れてたこと。





あたしは、
「いかせんがいなくなる」ことが
ものすごくものすごーーーーく不安だった。

寂しいんじゃなくて「不安」だった。



だけど今
あの人がいなくても
あたしは大丈夫なんだろうって思えるよ。




さみしいけどね。



でもどこにいたって
誰といたって
たとえあなたがいなくたって


やっぱりあたしはあたしだよ。






頑張る。











2002年03月10日(日)



 卒業証書。

弥生。3月といえば、
―――卒業シーズン。


街で
卒業したての高校生を見て
手に卒業証書を持ってる高校生を見て

思い出してみたのは
自分の高校生の時の記憶。



卒業式の後
友達とごはん食べに行って
カラオケ行って

そこまでなら、普通の卒業式の後の光景。


帰りに
卒業証書を手に
あたしはいかせんに会いに行った。



いちばんに、
誰よりいちばんに。

卒業証書を見せたかった。





2人きりの卒業式。

あたしの最後の制服姿。

名前を読み上げられた瞬間、



涙が出たの。



自分でもびっくりした。
別に悲しいわけじゃなかったのに。
ただ、しあわせで涙が出た。
いかせんがしてくれた卒業式。




そんな、卒業式の思い出。




2002年03月02日(土)



 弥生の月。

3月になって。
なんとなくあわただしくなって。
新年度の準備とか。

あたしは今日
3月後半のシフト表をもらいました。


もう毎日。
毎日いかせんに会えるんだと思うと嬉しかったけど
しんどいだろうな。
体力的にも精神的にもね。



あたしね。
こないだ髪を赤くした。
ピーチブラウンって色にしてみた。
前からずっとしたかったの。赤い髪。
で、バレンタインの後、がーって衝動的に。

辛いことが有って、
でもピアス開けるほどの勇気はなくて
あたしは髪の色を変えた。


そしたら今日いかせんに呼び出しくらって
「さすがに赤いのはマズイ」
って怒られちゃった。

そっかなあ?って思うくらいの色だったから
(実際周りもそんなに気にしてなかったし
 もっと上司の人にも怒られなかったから)
笑ってたらね。

ぼそっといかせんが言ったの。
「いいかげんにしろよ」って。



怖くて。
なんか怖くて怖くて仕方なくて。

髪の毛、黒に戻そうかな、って
真剣に思っちゃったよ。







それから、今日。
ひさびさに泣いてしまった。



今までの分が全部
悔しさになって溜まってたらしく
悔し涙がぼろぼろって。


もちろんひとりきりで泣いたけどね。



2002年03月01日(金)
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