暁降
あかときくだち:
夜が更けいって、明け方近くになること。

2003年06月18日(水) 水曜日ではないけれど。

●昨日、久しぶりに映画を観に行ってきました。
『THE CORE』
マトリックスではなく(笑)もちろん、マトリックスも見たいですが、出来ればアニマトリックスを観れてから観に行きたいもので(笑)
で、コアはと云うと。


●面白かったですよ?
うーん。CGもとかく凄かったし、出だしのパニック的表現とかもね。
鳩が方向を掴み損ねて飛び回るシーンなどは、ヒッチコック監督の『バード』を思い出したものです。(ってか、観たこと無いんだけれど)←是非みたい作品ではある。
何というのか、むき出しの悪意、とかそんなもの無くて。
腹のさぐり合い的なものもあんまり存在しなくて。
でも実は誰が主役よ?とか悩んだりもして。
(いや、ジョシュや、ベックだろうとは思うのだけれど。ラットは個人的に好き/笑)←アホだ。
家族のために頑張っちゃえ!とかがあって。
なんかワケの解らない無いうちに、世界的ヒーローになるわけでもないのに命張ってる人たちの物語でした(情報が交差して、パニックを起こすといけないから極秘任務なのだった)しかも、その情報さえ、その中の一人が統制してたんだけれどね。
ただちょっと、一週間後、とかそんな表記が多かったからちょっと残念。いや、仕方のないことなんだけれど。


●あとはね。
もう少し、CGにお金をかけた分だけそれぞれのキャラクターたちの個性を引き出してもらいたかったな。
キャラクターたちそれぞれのドラマとか、もう少し絡みとか。
なんかねぇ、映画を観ただけじゃどうしてそこまで連帯感的なつながりが出来るようになったかが謎なの。
個々の中で小さいながらの連帯感というか、つながりは最初に見せているのだけれど、それがそうね。
縦の繋がりはいっぱい最初から用意していたくせに、横の繋がりというものを充分に描いていないから関係が希薄なんだよね。
ジョシュとベックは何となく恋愛関係に行くのかなぁ?と思わせといて、行ってないし。
ジョシュ、ベック、ラットの関係もねぇ。
仲間、と云ってしまうにはそれだけその部分が描かれて無くて。
特にジョシュとラットがどうしてそこまで仲良くなったのさ?と、謎な部分もあるのよ。
繋がりがなかった分だけにね。
いや、命をかけたもの同士、って解らなくもないのだけれど。
でも、不十分に感じます。


●CGは凄かった!(ってか想像力?)
何せ、宇宙空間というものは、誰しも目にしたことがあるわけで(もちろん紙上や画面から)でも、どんなものかとは知識としては知っている。
でもね。
地球の、真ん中って云うのは、本当に誰も想像上でしか知り得なくて、多分こうなっているだろう、と云う前提での映画だから。
それがまた面白かった。
だって、誰も行ったことがないし、カメラだって入り込めたことがない世界なんだもの。
よくぞここまで体現したなぁって。
マトリックスとは違った意味で凄いです!
同じCGでも一つはどこまでCGの技術を駆使しているかという体現型アクションだけれど。もう一つは、サイエンスチャレンジって感じですのよ。


●敵国とは?
そうそう、映画の中で、「敵国の〜」と云う台詞が出てくるんだけれど。
この映画はハリウッド製で、舞台はもちろんのことアメリカなので、アメリカに対する敵国、と云うことなんだけれど。
随分前までのアメリカの敵国って云うのは言わずもがなの“ソ連”だった。
で、ちょっと前までは“中東”で。
でも、実質上今は表だった敵国ってアメリカにはないからね。
例えば、北朝鮮とか、世界的に懸念される国はあるけれど、でもそれはアメリカにとって驚異的な敵国ではないから。
せいぜいこれから敵、と云えば国と云うよりも、地域やテロ組織になっていくのかなアメリカの場合は。


●地震発生装置。
これは、もう映画の中に根底に関係しちゃうので言えない。
でも。
私はこの表現が出てきた時、『創竜伝』?!とか思いました(笑)
えぇ、出てきますこの話の中にも!
しかもアメリカです!四姉妹(フォーシスターズ)です!!(違/大笑)
やりますねぇ。流石です!田中先生!!ありがとう(謎)
緊迫した場面でつい顔がほころんだのは私だけじゃないはずだ(失礼)


●総合的に。
観ても面白い話しだと思います。イヤじゃないよ。うん。まぁでもレディースディ活用したり、割引とか、レイトショーとかでも良いかな、とも思うよ。
あとは。そうだなビデオとか。DVDでチェックするとか、その方がマニアック的で面白いかも(笑)
個人的には小説があるならそっちを読んでみたい(マニアな…)かな(ふふ)


●他作品。
と云えば、『マトリックスリローデッド』、『ヤァヤァシスターズの聖なる呪文』(だったはず)、『めぐりあう時間たち』、まだ始まっていないけれど『チャーリーズエンジェルフルスロットル』、『踊る大捜査線2』ですね。
これらはいずれ観てやるぞ!



2003年06月12日(木) 仕事を辞めた理由?

何をやりたいのか。


と、言うか何をやりたいかは決まっているんだけれど。
それをやるにあたっては理想というか夢だけでは生きていけないので、
働かなければいけない。
はっきり言ってそれが難しい。

私は。
実のところ本当に文章の仕事をして生きていきたい。
ちなみに、写真も好きで続けていきたい。
(現像とかそう言うことは何一つ知らないのだけれど)
いや、白黒でなら、高校の部活で一通りやったけれどもね。


●私が仕事として始めたサービス業(レストランでの接客)は本当に好きな仕事だった。はっきり言って12時間労働なんて当たり前。
交代も無し、休憩もほとんど無し、立ちっぱなしで、休日はたったの一日。
それでも好きだった。
お客様と接するのは楽しかったから。
でもね。
ふと考えちゃったんだ。
なんで私ここにいるんだろう?って。
だって、私がなんで面接受かったのかも解らなくて。
と云うか、まぁ試しで受けてみたら、受かっちゃったよ、しかも即決で。
って感じだった。
その時私はどうしても就職したくて、お金がほしかったから。
あんまり深く考えずに同意したのだ。
……失礼っちゃあ失礼な話しだが。どちらにとってもね。

●慌ただしかったよこの半年は。
フランス料理なんて、はっきり言って何にも知らないから(笑)
ワインもねぇ、飲まないモンだから何がなんだか解らない(笑)
だって。私料理の中で、最悪なことにフランス料理が大っ嫌いだったんだよ?
……だって、フランス料理、アラカルトもフルで食べたこと無かったんだもん。←味付けとかがどうにもダメで。あとは材料?(食材としてならアジアの方がよっぽど変わってるとは、確かに思うのだが。アジア系の方なら割と何でも好きなのだ)
いや、今は一応食べれるけれど。
ホント、試しにでも面接行った時の私ってどうかしてたのかもしれない。←いやしてたんだろう、うん。
いろんなこと、頑張った。
私にしては、ね。
でも。
大変だった。
慣れないことあったし。疲れがとれないのもまだしも、どうにも話が出来ないと云うことが辛かった。
……えぇ、仕事場には男性しかいなかったんだよ……(涙)
私は大問題として、男性と普通にしゃべれないのだ。本当に。

●男嫌いというのではなく。
何というのか、構えてしまうとでも云うのか。
トラウマ、なのかなぁ?
男性=恐い存在
と云う図式が私の中に確立してる、のが問題。
小学生の頃、さんざんいじめられたのがきいてるんだよ。←これは絶対そう!確信してる。もう、この話になると長くなるから止める。あたし莫迦みたいだけれど、未だに苛めの中心にいた男のこと嫌いだもん。そいつが転校してったとき、マジで本当に嬉しかった。万歳三唱したさっ!
苛めるのはね、同学年の男(コイツが中心だった!)と、年上の男の子たち。
年下連中(男の子)はそんなこと無かったから今でも大丈夫!(笑)
ある程度、年が離れちゃえば大丈夫なんだけれど、その丁度そのあたりの年代の人となるとダメなんだよね。
いや、仕事で今までダメだったことは無いのだけれど。
サービス業というのか、小さい中でだと、どうしたって直接の関わり合いが大きくなって……上手く伝えることが難しいのだけれど。

●もちろん?
体力が続かなくなってしまったことも一因。
この半年。
私、ベットでと云うか布団で寝たのって多分片手でも余るくらい。
辿りつけずにソファやイス(ここら辺はまだマシ)で寝ちゃったり、床で寝てたり、お風呂はいろうと思って着替えてる途中で(本当に!)寝こけてたりした。
流石に親には心配された。
でも、もっと決心を促した理由の一つには。
静岡在住の友人と近況を喋ってる時に、泣かれてしまったことなんだ。
正直、ビックリした。
自分が同じ状況で泣いたことはあっても、泣かれたことなんて無かったから。
私って、恵まれてるなぁって、思ったりしてじつは嬉しかった(苦笑)
いや、状況的には問題なんだけれど。
でも。心配で泣かれてしまったことはその辞めるにあたっての一つの要因にはなった。

●「一番やりたいことをやってるんだろう!」
失敗して、怒られて。
いや、失敗したこと自体や、怒られたこと自体は何の問題もないんだ。
だってそれは本当に私に原因があるから。
ただ、そのたびに「やりたいことを〜」と言われるたびに自問しちゃったんだよね。
私の「一番やりたいこと」って?
それは、(レストラン)サービス業(接客)、ではなかった。
そんなのたった一つしかない。
ずっと考えてたのは。
誤魔化したりしてたけれど。
諦めたふりしてたけれど。
私は。
自分の中から物語を作り上げたい。
創作していきたい。
広がるイメージを、浮かぶ言葉を表現していきたい。
それしかないんだもの。
大成するとかそんなこと出来るかどうかも解らないし。
この世界には本当に沢山のライバルがいて。
本当の一握りしか仕事として生きていけないのは解ってる。
それでも。
迷っているのなら。
「やりたいことをやる」
それしか出来ない私がいた。

●非道い辞め方をしたことは解っている。
それでも。(そう、とっても不義理な辞め方をしたのだ私は)
それだからこそ。
やり遂げたいと思う。

ただ。
だからこそ、そのやりたいことをする為に、生活していく為にも働かなければならない。
で、冒頭に戻って。
何の仕事をするか、である。
……仕事なら沢山あるのは解ってるのよ。
選ばなければね。

●ただ私は。
ただほんの少し、余裕はあげたい。自分にね。
写真を撮りたいのだ。
東南アジアへ。中国、台湾、香港、シンガポールにタイ。
沖縄、小笠原諸島。
……ただ。行きたい箇所のほとんどが今は行けないのよねぇ。
それに、これから夏休みに入るモンだからどんどん値上がりしていくのよ……。
う〜ん(苦笑)これが悩みってんだったら良いよね。
もっとよく解らない複雑なもの抱えてるんだけれどもねぇ(苦笑)



2003年06月11日(水) いつか訪れる現実と事実。

●『世界に一つだけの花』と云うか、『僕の生きる道』
このドラマは凄いと思った。
割と映画ならある内容のテーマではあったけれど。
ドラマで1クール見せてしまうんだから。

●奇跡なんて起こらない。
死んでいく道を、描くだけ。
死は誰にでも存在するもの。
突然訪れるもの。そしてあらかじめ宣告されているもの。

もし選べるというのなら、私は宣告されたい。
いや、病気になりたいというわけではなく(笑)
あと、どれだけ生きられますよ、と。
一ヶ月でも三ヶ月でも半年でも一年でも。
その時までにやりたかったこと全てをやり遂げたい。
一ヶ月じゃ、出来ないことも沢山あるけれど。
でも、突然の死はやっぱりイヤだな。って、誰でもイヤだっちゅうねん(自分突っ込みで)

残される人も何もかも。

●ドラマを見て。
じゃぁ、私は何が出来るのだろう、と改めて思った。
上に書いたのは、私が自分のためにやりたいことであって、誰かのためにやれること、ではないから。

私は教師ではない。
ボランティア精神なんてものもない。

大それたことなんて必要ない。
することだって出来ない。当たり前の一人なんだから。
だったら。
家族、友人、大切だと想う人を、最後まで大切にする。
それだけしかできない。
それだけで充分だと思う。
それだけで良いと思う。

それが現実で真実だと思うようになった。


●自分じゃなく大切な人が。
自分じゃない方がよっぽど辛いかもしれない。
両親や妹。祖母や叔父。
友人、大切な人。

何がどうあったって、助けたい延命させたい、と思う。
きっと滑稽で愚かなことかもしれないけれど。
本人が、もしかしたらそれを受け入れてしまっていたとしても。
自分が悲しまないために。
きっと。

ただ自分のために。
ただ自分が悲劇に酔うために。
悲しみに浸るために。
それでも、本当にその人に生きていてほしいと願う心はやっぱり真実だから。

●今はまだ、そんな身近な死には立ち会ってないけれど。
いや、もう立ち会ってはいるけれど。
それはもうすでに気付いたら死を迎えていたのだけれど。
気付いたらそう、もうすべてが終わっていた。
何をどう考えると言うことよりも。

父方の祖父母は入院して、あっという間だった。
母の下の弟は、山での事故で連絡を受けた時にはもうすでに亡くなっていた。
だからこそ。
これから絶対に避けられない事実として、誰かに死が訪れる。
それはとても怖い事実で。
本当は私が最初にいなくなってしまいたいことでもあるけれど。
それは誰にもわからないことだから。

いつか訪れる現実を、強く受け入れることが出来たらいいと思う。



●『世界に一つだけの花』
マッキーは凄いな。
元々槙原さんの歌はメッセージ性が強いと思ってたけれど。
なんか、当たり前だけれど、その当たり前を歌に出来ちゃうなんて凄いなぁって。
その歌を歌うことが出来たSMAPも良いなぁって。
マッキーが歌っても凄いけれど、これはやっぱりSMAPが歌ってこそじゃぁないかなって。

●歌詞も好き。
と云うか、歌詞が好き(笑)
そういや、みんな花束抱えてると幸せそうな顔してるなぁって。
改めて思ったり。
道っぱたの、雑踏の中でちっちゃな花とか咲いてるの見たりすると、強いよなぁって感心したり、つい目を細めて気付かないうちに笑顔だったり。

花屋行って、同じバケツの中に生けてある花見ても、一生懸命フィーリングの合う花見つけたりするもんなぁって。
いっぱい花芽の付いてるヤツや、花芽は一つだけど凄く綺麗な形だったり。
同じピンクでも薄かったり濃かったり。
どれもでも綺麗で。

この歌聴いて。
「よっしゃ〜」って。じつは握り拳つくった。
頑張ろうって。
ねぇ、誰にでも誇れる何かがあるんだよって、気付かされた。
活かすのは自分次第って。


●中居くん。
この、『世界で一つだけの花』の最初のソロは中居くんである。
マジでビックリした(失礼な話しだが)
中居くんは音痴、として有名である。果たして音痴が直ったかどうかは知らないが、この最初のソロを聴いた時、優しい声だなぁと思った。
普通に喋ってたりする声よりもずっと低くて聴いていて心地の良い声だった。
私的には気に入る声。
世間の、SMAPファンの方や中居くんファンの方はもうずっと知ってたのかもしれないけれど。
私は取り敢えず、この歌で中居くんの歌声を実感出来た、と記憶しておきたい。
(他の曲でもソロパートあったけれど、短かったり歌の最後の方だったりしたからね/苦笑)



2003年06月10日(火) 半年も……。今日から振り返っての日記です。

日記に、ご無沙汰してます、なんて言葉は似合わないけれど。
日記もこんなにも書いてなかったんだなぁと、思い至った。
書きたい時もいっぱいあったし、書きたいこともたくさんあった。
過ぎてしまったけれど、思いは沢山心にある。


●2月15日
妹の結婚式でした。
当日とか、前日とか、次の日とかに書いとけよってな、事柄なのですが(笑)
当時、仕事が忙しく、しかも体調まで崩していてなかなかPCの前に座る余裕もなかったのです。
今はその仕事も辞め(これはまた別の話)時間が出来ました。ので、
少しずつ振り返って日記を書いていこうかと思ってます。

そう、結婚式。

教会式で披露宴があって。

よく、結婚式や披露宴で家族が涙するシーンってドラマやドキュメンタリーにあったりするけれど、まさか自分がそうなるとは思わなかった。
泣いちゃったんですよ。
だって、嬉しいのにうれし涙ではなく。
なんて言うのか、感極まって、とでも言うのか。
教会で妹が父と腕を組んで入場してきて婿殿に交代する時や、もうありがちだけれど妹が披露宴の時に家族に宛てる手紙を読んでいる時に泣きました(照)

私は知る人は知るシスコンなんですが(笑)
妹がこの手の中から巣立ってしまった寂しさを改めて感じたのと、本当に幸せになってもらいたいというグチャグチャの感情が涙となって表れたようでした。

父も母も泣いておりましたが(やはり花嫁の父は泣くのです。私は自分は以外だと思ったのですが、父は泣くと思っておりました。うん。まぁ、号泣、ってわけではありませんでしたが)
ちなみに、婿殿の場合ご両親よりもご兄姉の方がかなり泣いておりました。
お兄様が、号泣って感じで(婿殿は年の離れた4人兄姉の末っ子)


実を言うと、そのころ本当に戦争前で、新婚旅行に行けないんじゃないのかとか、結婚式あげられるのかとか、かなり心配もしましたが無事式も挙げ旅行にも行けたので本当によかったです。


●過去を振り返っての日記だから。
その時の勢いとか感情とかが整理されてしまっているけれど。
それでも思い出すと泣けてしまうのは嬉しさと寂しさを未だに味わっているからかもしれないです。


●少しずつ。
行ったり来たりを繰り返しながら。
現在(いま)を交えながら。
また日記を書いていこうかと思ってます。

心配をかけてしまった皆様方(……もうどこに足を向けて良いのかが解らないほどに)大丈夫です。有難うございます。
時間はかかるけれど、今の自分をまたきちんとお知らせすることが出来るようになると思います。
待っていてください。


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