暁降
あかときくだち:
夜が更けいって、明け方近くになること。

2003年01月28日(火) 一月も 終わりになって 明けましておめでとう

字余り。
(タイトルから続いてる)




●いい加減どうかと思うけれど、年末年始頑張って働いてたから。

●就職決まった。で、働いてる。
年末年始は今までのファミレスのアルバイトと新しい就職先で仕事に慣れるためにアルバイトしていた。
ずーっと働いてた。
でも、まぁいいかと思ったので良しとする。

●レストランサービスで。
フレンチで。
ギャルソン(ってかギャルソンは男性用なんだけれど)で。
お盆持たずに皿を三枚持つ。いや、本来は最低四枚持たなきゃ意味がないんだけれど。割に手が小さいのと慣れないために皿落っことすかもしれないんで用心のために三枚まで。
フレンチでの料理法や用語、フランス語を最低限でも覚えなければならない。
チーズやら料理法ならまだしも、ワインのことなんざ何にも知らないんで。
勧めることも、ましてや訊かれて応えることも、コルク栓を開けたりすることも初めてで。

……大変だ。

●特にワイン。
酒は好きだがワインはまるっきり興味がなかったお陰で一から覚えなければならない(半泣)
カクテルとか蒸留酒とかそこら辺なら嘘でも何でも兎も角言えるけれど。いや、嘘はダメだけれど。
ワイン……。
ほとんど飲んだこと無いんだよね……。

●それから。
気付いてビックリなんだけれど。
わたし実は本格フレンチって食べたこと無いのよね。
つまり、専門店でコース料理を。ホテルでだってないし、海外行っても食べてないし。

●イタリアンは割と高級ではないけれど行くし、中華なら高級と名が付くところはかなり行ってるし(飲茶や一品ものはもちろん、コースも)←いや、中華なら本当に道っぱたの小さいところから何でも入ってるし中華街は大好きだし、香港だって台湾だって(一緒くたはどうかと思うが)無茶苦茶ご飯食べてるけれど。和食だって、懐石やらなんだかよく解らないけれど兎も角、料亭とかしっかり行ってるしで解らなくないんだけれど。ましてや新宿で仕事していた時は神楽坂でメニューに料金が載ってないお店で頑張ったこともあるし(あんまり楽しめなかったよ。緊張しまくりで)で、行ってるのに。

フレンチレストランだけ、本当に行ったことがない(……)南仏系の田舎料理店なら行ったことはあるかな?でも、本当に高級レストランには行ったことないんだよね。
そんな私が、そんなところで仕事して良いのか?
って、感じです。近況ってか最近の心境。



●定休が火曜なので。
映画を水曜のレディースディには行けなくなったので本日火曜日に観に行ってきました。
ネットから割り引きチケットをプリントアウトして。
1700円が1500円になるのはやっぱり嬉しい。

●『ボーン・アイデンティティ』
マット・デイモンですよ!
あの、繊細な青年やら少し内向的な青年の役が多かった、若しくはちょっとオタクチックな青年役が多かったマット・デイモンがアクションしてるのですよ!
もちろんとっても派手なアクションではないんだけれど。
それなりに、なんだけれど。
新鮮でよかったです(笑)

●ヒロインは、“ラン・ローラ・ラン”の彼女だった。名前忘れちゃったけれど。ラン・ローラ・ランの時は走りっぱなしだったけれど今回の彼女逃げっぱなし(笑)しょうがないけれど、巻き込まれて大変だ。でもキュートで可愛かったよ?

●映画は
CIA工作員の話だけれど、ほぼ舞台はパリ。ほんの少しチューリッヒとマルセイユ。ちょっと変わったストーリー。
スピード感とかドキドキ感とかカメラワークとか音楽とかそんなものは普通。
変わったスパイもの、として『XXX』と比べると、ずっと向こうの方がスパイ映画、としては面白いし、上。
ただ、スパイ映画としてみなければ。私的には好きランクはかなり上です。
なんて云うのか、人間の当たり前の駆け引きと、裏工作と葛藤と。
誹謗とか残忍とか卑劣とか利益とか。
表面上では描かれないけれど。
実はそう言うものが随所に描かれている作品でした。

●人としての葛藤と。
そこに行き着くまでの仕事としての誹謗と冷酷さと利益の追求。
自分という存在の不安定さ。
手がかりがありすぎることと。
記憶という様々な過去の思い出(それは優しさと冷たさの対比)

手にできるものはとても小さいけれど。
活かせるかどうかは自分の腕次第。

選択を誤れば消されるのは己。

そんなことが普通な非日常的な日常。
それが『ボーン・アイデンティティ』だと思った。


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