V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2002年06月30日(日) 最近感心した言葉2つ

巧いことを言うなあ…と感心した言葉。 愎新に考えれば知恵が出る。中途半端なら愚痴が出る。いい加減だとミスが出る』。最近、愚痴が多かった自分は中途半端だった。栄達欲にかかられて、仕事へのひたむきさを忘れないように注意しよう。◆慇簑个縫Ε修鬚弔ない厳しさが奇跡を生む』。嘘をつきたくなったらこの仕事は終わりと戒めよう。


2002年06月29日(土) 部門方針書の理想の姿

ある会社の経理部門方針を見て感心した。「会計帳簿の早期作成」の課題に対し、「帳簿の入力を項目別に二分し、二台のパソコンで入力、後に合算させることで従来比5日の短縮を目指す」とあった。これだけ具体的であれば社員は仕事をイメージできる。「課題・会計帳簿の早期作成」とだけ書くお題目ばかりの方針書は多いが、同社が勝つのは当然である。


2002年06月28日(金) あっ!!と驚く給料袋

ある食品会社の給料明細袋を見て度肝を抜かれた。発行者欄に大きな字で「得意先一同」と書いてあったのだ。この給料は得意先一同が支払いました、ということだ。同社にはお客様を祭った神社もあるが、お客様を本当に神様にしてしまったのだ。顧客第一主義もここまで徹底すれば本物、増収増益を続けている。株主総会で陳謝ばかりの会社は見習うべし。


2002年06月27日(木) W杯の魅力と被害者

W杯は外食産業には最悪らしい。冷食卸は売上が前年の半分だと嘆き、酒卸商はW杯と道交法改正は大打撃だと愚痴をこぼす。サッカーは日本人が好む野球や相撲、ゴルフ、マラソンなどの”ながらスポーツ”(何かしながらたまにTVを観れば済む)と違う”かじりつきスポーツ”。TVのある家でも広場に繰り出し、隣人と緊張と開放をの一瞬を共有して観るものなのだ。


2002年06月26日(水) 人事関連コンサルの難しさ

将来、役員として会社を背負う人材の育成プランを丸一日考える。マネジメントは計画・組織化・動機付け・統制と本人の意欲・組織の目標から成り立つ。それを支える高度なスキルは戦略立案力・部下支援力・変化対応力・自己主張力等だが、何回プランニングしても不安要素が残る。人事は正解・不正解ではない。納得できるかどうかの分野だからだ。


2002年06月25日(火) モノより想い出・W杯

静岡に住むコンサル先の社長が、ブラジル×イングランド戦を小学生の息子と見に行った。最初、社長の付き合いで切符が1枚手に入ったが、それを聞いたサッカー好き息子が「なんでパパだけ行くの!」と泣いた。そこで手を尽くしてもう一枚ゲットし、当日は親子でブラジル応援スタイル。生涯の語り草となる想い出を親子で作るとは、心底羨ましい。


2002年06月24日(月) 嫉妬と屈辱を超えて

韓国が準決勝まで残った。私にも当然嫉妬心と屈辱感はあるが、同じ東洋人の戦いぶりに日本のマスコミももっとエールを送るべきだ。欧州諸国に東洋の勝つことへの強い執着心を見せた点では、日露戦争に匹敵する快挙とも思う。4強は皆、親日国ばかり。週刊誌の表紙はベッカムばかりだが、開催国として4強の最後の戦いを暖かくサポートして欲しい。


2002年06月23日(日) 迫力満点の行動指針

食品卸の社員と行動指針を創る。議論の中で「自分が食べるつもりで作る」との意見が出て目から鱗が落ちた。余りにも単純で、それ故に迫力満点。昨今、無認可添加物の使用が明るみに出たり、産地を偽証したり。いずれも「自分は食べない。食べるのは他の人」との考えから出た犯罪。謝罪するなら「ごめんなさい、私は食べられませんでした…」と言え!


2002年06月22日(土) 社員には企業の歴史を学ばせよう

社員教育では、企業の歴史を振り返ってみることが肝心だ。M社では 〇業は川上から川下に拡大してきた∪瀏の増強と共に成長した事業の3本柱は今後もまず衰えない。この3点を踏まえれば.優奪板免里愎塀个垢襦´管理職は設備技術と資金計画に強くなること 次世代は先輩のノウハウを確実に継承する の大切さが自ずと分かるからだ。


2002年06月21日(金) 勝つための環境づくり・日韓の差

なぜ宮城だったのか。H組1位通過の決勝Tが宮城で行われる必然性はなかったはず。あのトラック付きの競技場のなんと貧相なことか。あれではサポーターの声は届くまい。そんなに陸上が好きな国民でもあるまいし。Tシャツも3,000円ではまず買わない。韓国のRed’sは800円だ。W杯で日本は「勝つための環境づくり」が恐ろしく下手な国民だと暴露してしまった。


2002年06月20日(木) 社長の意思は人事に現れる

「社長の意思は人事にあり」という言葉を聞いた。誰をどのポジションに置くかで事業への本気度が図れるからだ。逆に田中前外相のように人事権を持たず、部下と差し違えるトップには何の価値もない。なぜ、あなたが部長なのか。そこに社長のどんな意思を感じているのか。管理職とは部下を管理するのではなく、社長の方針の遂行を管理する人である。


2002年06月19日(水) 観る人を勇気づけた死闘

韓国×イタリア戦。本当に美しいものを観たと感動した。両軍の最後まで戦い抜く姿勢が素晴らしい死闘だった。日本選手もこの試合を見ながら「もう一度戦ってあんな試合がしたい!」と思ったのでは。自分も「明日の仕事を頑張ろう!」と勇気が湧いてきた。特定選手や贔屓チームの活躍ではなく、試合そのものの品質が人々を勇気づける。スポーツも仕事もかくありたい。


2002年06月18日(火) 日本代表・W杯敗戦の挽歌

日本がトルコに敗れた。なぜ負けたかわからない、運が悪かった、としか言いようのない悔しさ一杯の試合だった。惜敗後のスタジアムでサポーター達が「上を向いて歩こう」を合唱していた。早大や慶大には敵に勝ったときだけ歌う歌はあっても負けたときに歌う歌はなかった。これが明治時代の日本人の気骨なら、この国の柔和さに寂しさが滲む挽歌だった。


2002年06月17日(月) 仕事場でのW杯観戦

仕事場でTVをつけW杯を観るのは当然である。これだけの関心事に無関心なことの方がおかしいのだ。ニュースで報道された某県庁の職員は音声を消してTVをつけ仕事をしていた。何と中途半端な態度だろうか。そんな中途半端なことをやっているからこの国は変われないのだ。他人がどう思うかではなく、自分自身の良心に基準を置いて行動して欲しい。


2002年06月16日(日) 自分らしいスタンダードを持とう

「大会前は一戦一戦自信を失っていったのに、今は一戦一戦財産が殖えていく」と語る某評論家。大会前の試合でも得るものはあったはず。大会前後で最も違うのは視ている側の「目」と「意識」だ。なのに、起きている「現象」が違っているかのような表現をする。コンサルタントは「視る軸がぶれている」と見抜かれると信用を失うから、注意しなくては。


2002年06月15日(土) 熱狂社員の創り方

熱狂する日韓の国民を見ながら、熱い集団を作る条件について考えた。第1は、関心の高い「何か」があること。そしてその「何か」は誰にでも分かるシンプルなもので、勝ち敗けが明確であること。さらに勝ち負けの状況が正確に情報発信され、スターが生まれること。負け組が熱くなれないのは「シンプルさ」「勝敗の明確さ」「情報発信」に欠けているからだ。


2002年06月14日(金) 歴史的な日々に参加する

日本が決勝T進出を決めた。サッカー後進国が開催国の責務を果たすとは、長く日本人の記憶に残る日だろう。そんな日に全国紙の連載コラムに何らかのメッセージを書く仕事をしているのは何とも幸せなことだ。先週は日本サッカー協会のことを、今週は稲本のことを題材にした。来週はトルシエ監督ネタだが、記事を通して大勢の人と喜びを分かち合えるようで嬉しい。


2002年06月13日(木) 快進撃を支えたツール

「当社の快進撃はコレを持ったときから始まりました。使いこなして下さい」。全国を10人前後でカバーするH社の営業部長は、中途採用者にザウルスを見せながら言い切った。同社の営業マンは、半月は出張している。そこで全員にザウルスを持たせ、出張先から顧客の意見を本部長に送るようにした。H社は情報の迅速さで勝負しているのだ。


2002年06月12日(水) 進化する経営方針書

2つの会社の経営方針書を拝察した。A社は6年前初めて経営方針書を作った。このときわずか9頁。それが今では60頁である。社員数が増えたのではなく、目標とやるべきことがより具体的になったのだ。一方B社はこの20年間毎年作成するが、多くは前年と同じ「お題目」だ。計画内容の実現を「本気で追求したかどうか」の差が内容格差=力の差の源泉である。


2002年06月11日(火) 業務日報と社長

上場を果たした今でも、全員が書いた日報を課長−本部長経由で社長まで届けているY社。膨大な量の日報に「読むだけでも大変ではありませんか?」と社長に尋ねると「結局、日報が一番分かるのです」との回答。社長のコメントはいつもピンクの蛍光だ。決めたペンを使うのは同じ姿勢で見ていることを社員に示すため。現場を知る社長ならではの気遣いだ。


2002年06月10日(月) 権限委譲して良い業種・ダメな業種

「変化対応力を高めるためには権限委譲が肝心だ」−との論調をよく目にする。が、私は権限委譲が善であるのは巨額な投資回収に時間がかり、その間方針がぶれにくい製造業に限られた話だと思っている。特にIT産業や流通チェーン店では栄枯盛衰が激しいから、今こそ行く!引く!の決断が迅速に大胆に行われる、権限一極集中の経営が理想的なのだ。


2002年06月09日(日) 個人技と組織力のバランス

AERAでトルシエ監督が「サッカーは個人30、組織60、運10のスポーツだ」と言っていた。「?」と思ったがW杯のいろんな解説を聞きながら組織プレイの重要性を納得。企業では事業のタイプから組織重視と個人技重視に分かれる。工場やチェーン店やは前者で、ソリューション提案型は後者。仕事の性質に合わせた組織−個人のバランスが重要なのだ。


2002年06月08日(土) 2つのチェーン店の勝因

ガソリンスタンドのチェーン店、不動産仲介のチェーン店で連日管理者研修を行う。どちらも事前に勝ち組店をチョイスして、勝ち組店に共通してみられる要因を探した。これを社員に徹底するのが狙いだが、どちらの業態でも立地要因や競合要因よりもオペレーション要因とスタッフ要因が勝敗を分けていた。受講生は改めて顧客満足の重要性を認識した。


2002年06月07日(金) 自分と組織を思って鬼になる

会社の仕組みが合併で変わった。給与面では年功色が強かったが、現在は減給もあり得る成果給主体である。私の上司も2年続けて部門の目標利益を達成できないと降格する。そうなると大変困るので何が何でも皆で部門目標を達成せねばならない。よって歳は私よりも上だが稼ぎの少ない先輩のケツを叩く毎日。やりたかないが組織のためだ。仕方がない。


2002年06月06日(木) こんなにも情けない官吏

行政の資材調達は基本的に入札だ。ところが「良いものを選択する目がなく値段でしか判断できない」ほど堕落している。先日も、ある自治体が最も安いとの理由で不良の資材をたくさん買った。ある人が「それはひどいものです」というと「悪ければ変えさせるだけ」「後一年すれば転勤するし、俺の責任じゃない」。こんな人が税金で食っているとは情けない。


2002年06月05日(水) 対中ビジネスの教訓A反

中国人は販売の担当者に、商品の仕入先や仕入れ価格を教えないそうだ。「仕入先を教えれば独立されてしまう」がその理由。同国内には「任せても良いが安心するな」との諺があるらしい。新興著しい中国の工場で若いエリート経営者が現場で激しく指揮を執る姿がよくTVで放映されるが、オーナーによる現場直接指導でないと成立しない社会なのだ。


2002年06月04日(火) 対中ビジネスの教訓値決め

M社長が中国に綿糸を買い付けたときのこと。中国だから日本の半値くらい…と見込んで出掛けたが、中国人は原価+必要利益という値付けをしない。彼らは日本国内の綿糸の相場が200円ならば「日本より安く買いたいのでしょう。160円ならどうですか」と持ちかける。問題解決の度合から価格を決める。中国にはソリューション発想が太古から存在するのだ。


2002年06月03日(月) 対中ビジネスの教訓ー莪珪ι

中国市場に進出した商社のM社長の話。売っても回収が難しい=中国では支払いを引き伸ばす経理が優秀とされている。日中合弁企業でも管理部門担当は中国人なので「どこでも買える商品だから、急いで支払わなくても良いでしょう」と言われてしまうのだ。社長曰く「対中ビジネスは、他にないモノを売る・最終製品を買う」。辛苦の滲んだ名言である。


2002年06月02日(日) 目標が違えば研修が違う

W杯で連続優勝を狙うフランスには国立のサッカー専門学校があり、ジダン他はそこの卒業生だ。一方わが国にはそこまでの機関はない。目標がそこまで高くないからだ。「目標の差→求める人材像の差→必要な訓練機関の差」の目標が違えば研修が違う単純な構図。最近、オリジナル研修プランを開発する要請が多いのは、目標が高度化しているからだ。


2002年06月01日(土) ビジョンが実現する感動

W杯が開幕した。最初に「日本でW杯を開催しよう!」と言った人はどこの誰で、それはいつだったのだろう。当時、その人は周囲の人から笑われたに違いない。しかし一方で共鳴する人もいて、プロリーグや育成機関、競技場を創って環境を整えてきた。20年以上前に夢を描いたその人の胸は万感の思いで一杯だろう。感動は愛と同じく与えるものなのだ。


酒井英之 |MAILHomePage

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