V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2002年02月28日(木) 国民の危機感と経済対策

最近、意外な法人からの講演・セミナーの依頼が相次いでくる。独占企業や、元公社、現公社。更には監査法人、特殊法人。○○省から拙著の申し込みも多い。これらの団体には勝ち組・負け組は関係ないと思っていたが、小泉改革に対する危機感は相当なものだ。現場は真摯に改革を捉えている。政府は宣言ばかりでなく具体策をしっかりしてもらいたい。


2002年02月27日(水) 鬼上司の管理の条件

雑誌社の編集長と話す。同誌には「管理者は『鬼』であれ!」との連載があるが、いつも経営者クラスの反響が大きいと言う。世代や業態によっては未だに軍隊式の統括手法が好まれているのだ。この管理手法は管理者が部下との間に圧倒的な実力差があるときに成り立つ。若い人の情報収集力が豊かな時代にその差を保ち続ける。これは容易なことではない。


2002年02月26日(火) 実るほど頭を垂れる人々

「頭は下げるものではなく、下がるものです」。ビルダーの専務が、友人から貰った手紙で感銘を受けたとメールをくれた。曰く「人生の中で、身体全体で感じた相手の方への感謝の心があっての、無意識での「頭が下がる」動作でしょう。そんな状況を、本当に数重ねたいものです」。頭が自然と下がった回数が多い人ほど幸せ者。そんな人生を送りたい。


2002年02月25日(月) 高齢者マーケティングのお手本

3歳の息子と十何年かぶりに健康ランドに行く。スーパー銭湯の台頭でスッカリ寂れているかと思ったら、60歳以上の老人ばかりを集めて大盛況。設備は旧態依然だが、老人向けの衣料や健康食品等の売り場が充実。店内はまるで巣鴨商店街なのだ。タクシーの運転手は肩を貸して老人を車まで運び、乗せていた。対高齢者マーケティングのお手本を見た。


2002年02月24日(日) 原田選手の失敗

ジャンプの原田選手が団体戦でまた失敗。団体戦で彼は最初と最後に飛んだ時に失敗し、3番目の時に最大の成果を残した。飛ぶ順番はスキルから決めるのだろうが、スキルよりも選手の性格から順番を決めるべきである。劣勢から逆襲できる人は大将に、何もない状態に挑むことが好きな人は先鋒に。スキルを発揮する身体を支配しているのは心なのだ。


2002年02月23日(土) 正義知らずの正義の国

韓国のSTでの金を剥奪された選手。勝ったのは2位でゴールしたオーノという米国人。レース中にジャスチャーでアピールし、ゴール後に観客に対しブーイングを煽り、韓国の選手が失格した後は満面の笑顔で場内を回った。そこまで狡猾なことをして金メダル貰って嬉しいのか。開会式の国旗の入場も含め米国は「正義」の定義を考え直した方が良い。


2002年02月22日(金) 経営者と人事権

外務省を企業に例えると、真紀子大臣は困った社長であろう。トップが、部下のミスを庇うどころかオープンにして「私は知らない」と言っているのである。こんな社長の下では誰も働けない。が、企業の社長が部下のミスを自分の責任とするのは、自分の方針を浸透させるために人事権を持つからだ。人事権なしでの改革・統治なら上手くいくはずがない。


2002年02月21日(木) 『沈黙の艦隊』の言葉

宗男×真紀子のニュースを見て思い出す言葉が2つある。第1は映画『小説吉田学校』で吉田茂が叫ぶ「嘘もつき通せば真実になる」。もうひとつは漫画『沈黙の艦隊』で記者ボブ・マッケイが語る「真実の報道が第三者の不利益になる例を私は知らない」。今は吉田茂の時代とは違う。市民は、正しい情報さえ掴めば自分で○か×か判断できる賢い人々なのだ。


2002年02月20日(水) 何が評価されているのかを答えられる人

朝、田中真紀子の国会参考人質疑を見た。ある議員の代表質問で田中真紀子に「あなたはなぜそんなに人気があると思うか」と聞いていた。これに対し彼女は「自分の政治信条である『主権在民』が支持されているのではないか」と答えた。政治家であれ経営者であれ自分の信条が第三者から評価されていると思える。これはビジネスマンの理想の姿である。


2002年02月19日(火) 同じことを話しても飽きない人

今回のセミナーツアーは、全国の場所を変えて12回も同じことを講演するというものだ。以前上司だった水谷研治に「社長、よく毎回同じことを話して飽きないですね」と聞くと、彼は「飽きるはずがない。信念を話しているのだから」と答えた。翻って自分は信念を語っているのか…と自問する。もし飽きが来るようならまだ自分は信念を語っていないのだ。


2002年02月18日(月) 全国ツアー開始!

明日から札幌を皮切に蠧本商工振興会と組んだ全国セミナーツアー(12回11都市)が始まる。道内での講演は初めて。「執筆と講演の日々」を目指しコンサルタントになって十余年、岐阜からようやく虹と雪の街まで来たか…との思いがある。駅前の書店には娘の誕生日に発売された単行本が平積みで売られていた。とにかく今を一生懸命やろうと思う。


2002年02月17日(日) 第2子誕生!

朝早くカミサンの陣痛が始まったので病院へ。お産で苦しむ妻を見ると夫は浮気はできないというが、本当にそう思った。午前8時過ぎ、無事女の子を出産。廊下で元気な産声を聞いて、心の底から有難うの言葉が出た。生まれたばかりの赤ん坊のなんと弱弱しいことか。これから何十年とこの子を守っていく。そう思うと心の底からファイトが沸いてきた。


2002年02月16日(土) 旧態依然のサービス

東京の大久保駅の真前にあるシティホテルKに泊る。そこでFAXを送ってもらうように頼んだら、宿泊客であるにもかかわらず通信費+手数料が1枚200円だと言われその高さに驚いた。最近のシティホテルでは宿泊客以外でも1枚50円程度。FAXが当たり前になって20年。電子メールの時代にそれだけの料金を取る旧態依然とした神経に驚いた。


2002年02月15日(金) 単行本のブックカバー

近日発売予定の自身初の単行本『勝ち組になる会社なれない会社』の見本誌が届く。ブックカバーについては見本誌が来るまで全く知らされていなかった。また本のタイトルや帯の内容も直近になって知らされただけ。余り知られていない事実だがタイトルとカバーは著者の踏み込めない出版社の聖域。売り手が売り易いように仕組むのは当然なのだ。


2002年02月14日(木) メガバンクの未来

某銀行の若手行員研修の終了後、実に多くの質問を頂いた。中には「お客様にCRMを提案したい。是非その調査をしたい」といった積極的なものもあった。銀行が担保価値だけを見て融資する時代は終った。積極的にソリューションを提案し、お客様を成長させ、資金需要を創って行く戦略転換。そんな若者達の意気込みに明るい未来を見て嬉しくなった


2002年02月13日(水) 外注先の値引要求

サービス業に対し、モノを買う感覚で値引要求する人がいる。値引要求は当たり前だとは思うが、私は自分が外注するとき、一切値引要求しない。値引して手を抜かれるのが嫌だからだ。逆に請求を満額飲む変わりに、可能な限りワガママを聞いてもらうようにしている。相手は人間。儲けさせてくれない相手に一生懸命になれるビジネスマンは居ないからだ。


2002年02月12日(火) 子供の名前ソフト

第2子の誕生が近いので、名前を考える。長男の時は画数に徹底的にこだわって、姓名鑑定士に誉められる名前を編み出した。今度は女の子。男性と違い名前3文字もあり得る。計算が複雑だな…と思っていたら、同僚が「天」「地」「人」「外」「総」とも良い画数となるよう組み合わせたソフトを開発してくれた。こんなソフトがすぐ創れる。凄い時代だ。


2002年02月11日(月) メディアの限界

冬季オリンピックが始まった。楽しみに朝TVを付けるといきなり「里谷・銅、上村6位」の文字。リアルタイムで見ることができず、結果だけを文字で知らされる。これではI-modeの配信や夕方に駅のキオスクで見かける広告と何ら変わりがない。テレビが動画情報伝達メディアとして機能しないつまらなさ。感動はナマでないと味わうことはできないのだ。


2002年02月10日(日) 鍼灸の威力

風邪気味なので鍼灸にかかる。体温を測ると38度ある。すると先生が体温を下げましょうといって、両手の親指と小指に鍼を刺して血を抜いた。瀉血という手法。そしてもう1度体温を測ると、37.5度まで下がっていた。何と言う神秘。その治療の甲斐あって、いつもより早く完治した。花粉症も治ると言われる鍼治療。保険は効かないが病みつきになる。


2002年02月09日(土) アッセンブリメーカーの付加価値

大量の調査員を使った調査を行い、調査データを分析し、企業の戦略設計の材料に使う。こんな仕事をするたびに、アッセンブリメーカーが高い利益を得る理由を思い知る。データを分析するには各データを後々統合しやすいようにインデックスを振る必要があるが、これが実に面倒臭い。それを担うアッセンブリメーカーが高い利益を得るのは当然なのだ。


2002年02月08日(金) T字型人間に向けて

よくT字型人間になれという。幅広い見識を持ち、かつ何か一点は高い専門性を持つ人材のことだ。何かの専門家になるのは簡単だが、応用力のあるT字型になることは難しい。幅広い見識は、現場でお客様に振りまわされているときに身につく。専門性は本社のスタッフであるときに身につく。異動の多い職場ではそのように目標を分けることが肝心だ。


2002年02月07日(木) 癒しの空間「リッツ

研修の一環で大阪のホテルを6件見比べて廻る。1件見るだけでフラフラなのに、6件ぶっとうしで見て歩くからフラフラ。もういいや…と思っていたときに入ったのがリッツ・カールトン。異次元へ吸い込まれるようなエスカレータの演出に子供のように胸が踊る。ホテルを出たとき疲れはスッカリ吹き飛んでいた。聞きしに勝る「癒しの空間」である。


2002年02月06日(水) 未来を考える場所

中部経産局の「将来展望に関する検討委員会企画部会」の委員になった。中部の未来を十年ぶりに描こうとする試みである。行政がビジョンの重要性を感じた背景には、「産業の空洞化」「産地の崩壊」に対する猛烈な危機感がある。委員は他に地区を代表する企業の戦士や大学教授など。危機感をバネにしたこの試みに自分も委員の一人として期待したい。


2002年02月05日(火) 研修中の不良生徒

研修中によく寝る受講生がいる。疲れて寝るというより「こんな話、聞いても意味無し。俺には他に専門分野がある」最初から決め込んでいるようだ。中村天風によれば、この姿勢は知らないことを知っている人へのコンプレックスからの逃避の証という。自分にも身に覚えがあるから、天風の指摘はよくわかる。本当にできる人はそんな姿勢はとらない。


2002年02月04日(月) 画一化された若者達

今日からのべ8日間、某銀行の若手行員向け「経営分析研修」の講師を務める。登壇して眺めると見事に受講者全員が三つボタンスーツ。色は濃紺ばかりでライトグレーや縦縞もどこにもいない。茶色の靴・ベルトをしているのは1人居るかどうか。普段着は多様化しているのに仕事服がここまで画一化されてしまったのはいったい何故なのだろう?


2002年02月03日(日) 前工程の責任

13日発行の書籍をついに脱稿した。1度提出した原稿を校正段階で何でも直した。直しの量が多かったのか、その後の予定は数日遅れ、発行は15日にずれ込むことに。製造業の仕事で、前工程の遅れや設計変更が後工程の計画を狂わす現象を何度も見て指摘してきた。しかしいざ自分が設計者になったときは後工程に迷惑を掛けっぱなし。恥ずかしい限りだ。


2002年02月02日(土) 営業妨害な人々

経営コンサルタントと称する人々が次々逮捕されている。脱税した元税務署長も入札価格を漏らしていた元代議士の秘書も、プロ野球選手に脱税を指南していた奴も皆「経営コンサルタント」とニュースで紹介されている。経営コンサルタント=犯罪者。自分がそんな奴らと名称が同じの職業人かと思うと悲しい。この職業を表す別の名称はないものか?


2002年02月01日(金) 中国取引の極意

中国から食品を輸入している問屋。円安でさぞかし打撃を受けているのでは?と思って尋ねると、今期は円建の取引にし、前金で1億円支払ったので何の影響もない、という。中国との取引で何度も辛酸を舐めてきた同社だが、その一方で強い信頼も特定の人物とは強い信頼関係を築いてきた。怖がって中国に出て行けない企業との差は開くばかりだ。


酒井英之 |MAILHomePage

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