pieces



2003年04月30日(水) 汚れた手

野に咲く白い花

手折れば直ぐに枯れてしまう

わかっているから

遠くから咲く様を愛で

触れはしない


そのまま

散るまでそこに在るのが

その花の幸いと

誰が決めた?


黙して語らぬ花の願いは

何にも染まらず

そこに在る



2003年04月29日(火) リアル

空白の時間

体温を頼りに遡り

同じ形の欠片を探す


完成することのないパズルは

ほんの少しの衝撃に崩れ

他の欠片と混ざり合い

澱のように降り積もる


ただ

唇の記憶だけがリアル



2003年04月28日(月) 休暇中

言葉、向けられる程に冷めてく気持ち

だから

いまはきみの言葉は要らない

もう一度熱くなるまで

放っておいて



2003年04月27日(日) 微熱

持て余した感情と

やり場のない思いと

本能。

微熱のカラダに

きみの言葉、その温度は冷たくて

わたしのココロを麻痺させる


まだ

少しでも意識のあるうちに

本能に飲み込まれる前に


伸ばした指先から

凍えていくのは何故

温めてくれるのがきみじゃないのは何故


長い爪の獣

壊れそうな檻に閉じ込めて

壊れる前に

眠りが訪れることを祈る


赤い涙



2003年04月25日(金) 閉じることのない環

本当は

完結した小さな環

大切にしていたい。


叶わぬ願い達の連鎖


誰が誰を必要として

誰が誰を愛して

誰が誰を傷つけて

誰が誰を抱き締める


たくさんの

腕と思いと

涙と叫び


誰の耳元で、

誰の吐息が、

何を囁く...



2003年04月24日(木) 白日夢

卑怯

そう知りながら

体温(ぬくもり)だけが欲しい時がある

その優しさが

薄っぺらな嘘であればいい

覗き込もうとした瞳

開けていられず閉じた瞼



2003年04月21日(月) みにくいあひるの子

大人になったって

小さい頃の記憶が消えるわけじゃない


何も聞かないで

ただ側にいて。

溢れ出した感情を

詰め込む気力が戻るまで



2003年04月20日(日) 仮面

口角を上げて笑顔貼り付けて

自信ある振りしてみても

振りは振りでしかなく。

覗く不安と不器用さ

透けないようにと重ねても


すとん、と額に刺さる針

ひび割れ砕け散る欠片

末端まで伝わらない情報


沈黙と眠ることだけが

いま必要なモノ



2003年04月13日(日) 間違えかかってる。

とても

良く似ていると思う近頃

言うときみは不快だろうから黙ってる

でも

本当に良く似ていて。


違う人も

世の中にはいるのだと知った最近

何故そこまで自分を殺せるの?

不満を

爆発させることもなく折り合いをつけて。


どんな人間になれば

そこまでの"愛"を与えて貰える?

何処まで頑張れば

それを当然と思うことが出来る?


たくさんの疑問符

おいでと広げられても飛び込めない腕

飛び込めば

暗い感情から開放されるとわかっていても


"アナタの恋愛は間違えかかってる"

本当に。



2003年04月10日(木) 真午時

太陽に

急かされるように慌てて装い

あてもなく車を走らせる

景色を映すボンネット

満タンのガソリン


足りない何かに苛つきながら

持て余す体温

いまだけの情熱

踏み込むアクセル

太陽が傾けば終わりの

白日夢



2003年04月09日(水) 言葉の棘

わたしが

彼等の言葉に傷つくように

わたしも

誰かを傷つけているのだろうか


痛い、ね。




2003年04月07日(月) fallin

きみと在るときは

きみとだけ繋がっていたい

いつもは

必要に応じて繋ぐ線

全部引き抜いて。


空に輝く銀色が

桜色に染まる夜



2003年04月01日(火) 不可解

だんだんと増える

気にならないモノやコト

前はあんなにイヤだったのに


それでも

理解出来ないモノはあって

最近やっと

"鬼門"に気付く


アナタの中のワタシはわたしじゃないの

ひとりで会話するのは勝手だけど

それを

わたしにふらないで


わたしにすれば

アナタの言ってるソレは誰?

都合のいいワタシは

アナタのアタマの中

ここにいるわたしじゃない


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夏南 [MAIL]