pieces



2002年02月19日(火) 侵食

見た目は普通の皮膚の下

膿んだ傷が疼き出す

それは

もうひとつの心臓

鼓動を刻み

不安と言う名の澱

送り出す



2002年02月18日(月) 融和

散らばったワタシ

拾い集め

ひと時の休息



2002年02月17日(日) 誓い

もう懲りてたはずなのに

自分壊すほど

依存してはいけないと


大丈夫

大丈夫


アノヒトもアイツと一緒

同じ箱に入れたから


もう

探すことはない



2002年02月16日(土) エゴイスト

あちこちに出来た水溜り

嬉しくて飛び込む

小さなカラダ


泥水いっばい跳ね上げて

満面の笑顔


キラキラ光るお日様も

暖かな空気も

みんなみんな きみのモノ


真っ直ぐに真っ直ぐに

どんなお天気の日でも

きみには笑顔でいて欲しい



2002年02月15日(金) 籠の中

あの壁に

飾られてる翅は

わたしのモノ


かつて飛んだ南の空と

暖かな風

遠い記憶


涙は

背の痛みに流したのではなく

カラダから抜け出したココロ



雨になり

彼の地に降りそそぎ

もう一度翅を得て飛ぶことを



乾いた骸は夢に見る



2002年02月14日(木) カエリタイ

散らばる欠片

拾い集めて繋げたら

この願い

叶うのでしょうか



2002年02月13日(水) 託卵

なんの迷いもなく

胸の中

大切に抱えてる卵


孵れば 

すべて喰らい尽くされると知っていて


早く

食い尽くされたいのだと

その日

心待ちにしてるのだと


口の端に浮かぶその笑みは

神の子

そう呼ばれた

我が子の亡き骸

そっと(いだ)く母に似て



2002年02月12日(火) 乖離

無理やり押し込めて

とりあえずの

カタチを保つ

決して

交わらない

ココロ達


ひとつのカラダで鬩ぎ合う



2002年02月11日(月) 安息の場所

肩に

降り積もる雪のように

おりてくる言葉

つかまえることも

振り払うことも忘れ


吐き出さなくては

息が出来ない

それよりも

苦しいものがあって



なのに

なにひとつ定めるコト出来なくて

多分

いまこの時も

大切なモノ失いかけてるのかも

知れない


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夏南 [MAIL]