pieces



2002年03月31日(日) good night

半分眠りに落ちてるアタマ

ちょこんと乗った睡魔


尖った尻尾を振りながら

鈍った思考で

好き? と訊いてみる



きみから奪った言葉を連れて

とぷんと落ちた眠りの底

まるめた尻尾を抱え

夢見るのは

来なくても

不思議じゃない明日

過ぎた日々



2002年03月30日(土) 夢はいつかは覚めるモノ

眠くて 眠くて 眠くて

マトモに思考が出来ません

(それは元からか・・・)

いまは

自分が

自分のままで居ていい場所の在ること

そのシアワセ抱き締めて


羊サンと夢の中



2002年03月29日(金) 春疾風

たくさんの嵐

その度、壊れてもいいと思った

壊したくないと泣きながら

壊れないでと叫びながら


遠くに

風の音を聞きながら

今はただ

きみの待つ

眠りに落ちる



2002年03月28日(木) 溜め息と呟き

花の季節が近いせいか

眠っていた感情が

起き出した


それは

静かな獣

破壊衝動に動かされることはなく

ただじっと

欲しいモノだけを待つ


抱えてるわたしとしては

吐き出すことが出来るだけ

破壊衝動の方がマシと思える今日此の頃



2002年03月27日(水) 内緒だよ

残した足跡

辿って来てくれるかな


「王様の耳はロパの耳」

そう叫んだ大きな穴


わたしにとっては

此処がその穴


こちらから

あちらに通じる道はあっても

あちらからこちらに通じる道はあってはいけない

そんな場所



2002年03月26日(火) ある朝

目覚めて

一番に目に入ったのは壁

どうりで

安心感があったわけだと

口の端で笑い


ああ、そう言えば

きみにも笑われたんだと思い出し


あたたかな思い消えないうちにと

慌ててベッドを抜け出した



2002年03月25日(月) 「春」かな

いいカンジで冷めてる

アイツとの関係

程好い距離


なので

桜色の狂気

舞う花びら思い

ココロ

攫われることもなく


ちゃんとわたしは此処に在る

だから

きみは其処にいて

わたしから

目を逸らさずに

わたしだけを見て



2002年03月24日(日) Paradise Lost

誘惑に

負けたのではなく

自ら

望んで口にした果実


言い訳も

後悔もしちゃいけない


自分の

弱さ抱き締めて

出会った思いも抱きしめて

探し続ける

安息の地



2002年03月23日(土) someday

不器用でも

涙や笑顔やそんなもので

刹那を繋げ続ければ

いつか

永遠になるのかな...



2002年03月22日(金) 黄砂

まだ

白さを残してた雪

一瞬で覆った大陸の砂



渇きを教え

蝕んで行く



2002年03月21日(木) 涙の器

泣き腫らした瞼

鏡に映し

自然と零れる笑み


空になった器

今度は何で満たされるのか

それは

誰にもわからない



2002年03月20日(水) 今日は快晴

パステル調の空の青

柔らかい陽射し


いつもの場所から

顔を出して

見上げてみる


綺麗だね。


そう思えることに安堵し

背に寄り添うモノ

忘れてしまったフリをする



2002年03月19日(火) original sin

枷を外し

自分のココロに忠実に

綺麗ごとならべ

虚栄で出来た道徳は無意味


触れようと伸ばした指先

細胞の

ひとつひとつが


犯した罪、

その名を呼んで

灼かれてゆく



2002年03月18日(月) それでも...

きみが眠いと言うので

これからの時間

楽しみにしてたのだけど

もっと。の変わりに

ゆっくりして。と微笑んだ

なのに

次の日も眠いときみ

そしてその次の日も


ココロ

小さな音を立てて軋んだ


わたしの コンプレックス並べ立て

愛してる。そう きみが言うので

ありがとう。と 笑ってみた


ギシッ

大きな音がした

けど まだ大丈夫

壊れてはいない


努力ではどうにもならないコンプレックス

楽しげに笑って並べるきみ

涙が出た

そのわけを伝える言葉

探すのも痛くて

無言のわたしに

「どうしたの?」と問うきみ


痛くて痛くて

けどきみに悪気はないのはわかっていて

「愛してる」は免罪符じゃないんだよ

言っても無駄なのもわかっていて


思うまま言葉を吐けば

みんな終わることもわかっていて

蹲り沈黙を守ることしか出来ないわたしに


「相手を思いやる心」って...


最後に「愛してる」と言えば

何を言ってもいいの?

楽しみに待ってた時間

我侭言わずに 微笑んだのは

思いやりとは言わないの?

わたしが度を超して 自分勝手なだけで

それくらいは当たり前のことなの?


もっと もっと もっと

祈らなくてはいけないの?

大丈夫 大丈夫 大丈夫

まだ

言い聞かせなくてはいけないの?



2002年03月17日(日) sugar

だから言ったでしょう

此処から出ちゃダメだって

最後まで甘いのは

此処にあるモノだけ

もういいでしょ?

戻っておいで


踵、返すことも出来ず

立ちすくむわたし


声の主は

自分の領域から出ることはなく

ただ

わたしの帰りを待っている



2002年03月16日(土) sasakure

煙草で掠れた

妙に甲高い声

どんな甘い言葉

並べられてもnoise


けれど

こんな夜は

少々厚めのシュガーコート

分かっていても

たくさん並べば

表面だけ食べても充たされるから



エンドレスで聞きたいと

過ぎた時間に

駄々をこねてみる



2002年03月15日(金) 寂滅

煩悩の境地を離れること

転じて死ぬこと。


んぢゃ 煩悩まみれのうちは死ねないってこと?

出来れば

煩悩を満たして死にたいのだけど


でも

それは叶うことなく

だから

今日もわたしは生きている



2002年03月14日(木) 疼き

やっと

伸びて来た爪なのに

指先が苛々

だけど

切る気はさらさらなくて

折れた爪も

早く揃わないかなと思いながら

淡い色で爪を染めた



2002年03月12日(火) 水仙

ただ ただ自分だけ

ずっと見つめて花になる

誰にも裏切られず

ココロ煩わされることもなく


水面に映る双眸

その中に映るわたし

その双眸の中

覗き込むのもわたし


幾重に重なる嘘の中

真実は

案外と単純

その

目の曇り晴らせば

ほら目の前に



2002年03月10日(日) 飛梅

小春日和

あたたかな風

顔を上げる

その一瞬は眩しくて


翳した右手が思い出す

お日様と

良く似た温もり

わたしだけの



2002年03月06日(水)

自分のココロで手一杯

ワタシが一番傷ついてるの

だから

可哀相なワタシ慰めて


ダカラナニ?


世の中

アナタだけが可哀相なわけじゃないし

アナタだけが頑張ってるわけでもない

自分が傷ついてると言うのなら

何故ヒトの痛みがわからない?


わたしが

わたしの言葉を制していられるうちに

気付いて欲しいと願うのに

言葉が通じない


ゼンブ ムダナコト

背を映す鏡の中

嗤うのは誰



2002年03月05日(火) 真午時

視界を染める白

その向こう

まだ

あたたかな眠りを貪る春がいる


水になり

空に還りたいと泣く雪を

掌で受け止めて

紫の

花びらに埋もれる

夢を見る



2002年03月02日(土) 安定期

伸ばすこと

躊躇った腕

何でもないことのように


自然に

つかまれた驚き


安堵に

変わるまでの時間



2002年03月01日(金) 迷宮

柔らかな肌に顔を埋め

カラダ中

その匂いで充たされて


このまま朽ちるまで

彷徨う

そんな夢も

悪くはない


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夏南 [MAIL]