嗚呼!米国駐在員。
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2004年04月30日(金) 転勤による仕事引継ぎの問題

今日は明日帰国する同僚の最終出勤日。
もう土壇場だというのに、仕事の引継ぎであれやこれやと降って沸いたように話を繰り出してくる。おいおい、辞令が出てから今まで2ヶ月何やってたんだよ、もっと早く言えよ、と文句も言うけど、帰国を前にした奴は心ここにあらずである。「何とかなりますから」
どっさり渡された資料の中で1件、訳の分からない請求書を見つけた。この野郎、黙って帰国しようとしたな。早速問いただすも、はっきりしない。やれやれ、残される方はたまらないな。

入社以来過去2回、引継ぎを受ける立場になったのだけど、2人とも何かの問題を残していってくれた。問題があるのは悪い事ではない。仕事をする以上は何かしらの問題を抱える事になるから、逆に問題がない事はおかしいともいえる。要は、そういった問題点を自分でしっかり把握した上で、慣れない後任に如何に要点を絞って説明し受け継ぐかが大事なのである。

中には、自分でもどうにでもならず1人で抱え込んだ問題を、転勤をいい機会にして丸投げ、自分はキレイな身体で新天地に向かう輩もいる。得てして抱え込むような問題こそ、金がからんだそれこそヤバイ問題が多い。過去にうちの会社でもそんな問題が起こって、後任が逆切れし大問題が大問題を呼んだ事があった。そうならないように、管理部隊が転勤者に引き継ぎ書の作成を義務付けているのだが、あまり効果があるようには思えない。

もっとも、引き継いで去る方は長年の経験上“たいした事はない”と思ってしまう問題でも、それを引き継いだ者は初めての扱い分野と担当先である場合が多く、単に内容がうまく把握できずに大騒ぎする場合だってある訳だから、一概になんともいえないのである。

まあ、今回の場合は大した事はないので、何とか残った自分で処理しるしかないな。よく振り返ると、1年前に自分がこちらに来た時も、それこそ初の海外転勤前と毎日の飲み会の連続で心ここにあらずだったのかもしれない。引継ぎを受けた同僚はえらい迷惑だったろうな。あはは。


2004年04月29日(木) 出張先で酩酊の1日

朝5時に起きてコネチカットの客先へ出張。
相変わらずオヘア空港は朝6時だというのに人が多い。何だか最近は疲れ気味で、6時30分の搭乗と共に爆睡してしまった。これだけ寝れると2時間のフライトもあっという間である。

レンタカーですっかり慣れた道を走って客先へ。購買の女性とその上司のオヤジと1時間半ばかり商談。
もともと田舎の会社でみんな人がいいのに加えて、今の商売でそんなに大きな問題も起こっていないので、こちらからあれこれと話をして特に質問も受けずに終了。
客先との面談で、あれこれ聞かれれば聞かれたで返答に困ってしまう(内容的にも語学的にも)のだが、今回のように自分の発言に対して何も質問を受けなければ受けないで、俺の言ってる事は伝わっているんだろうか、と不安にもなるんだよなあ。

購買担当の女性はえらい早口で、難しい顔してこっちに喋りかけてきた後に、それがジョークのつもりなのか必ず自分のコメントに笑う。何言っているか分からない場合もあるのだけど、とりあえず笑っとけ、と思って笑うとそれがジョークでなかったりして不思議な顔をされるから、難しいもんだ。
まあ依然として語学の問題はあるのだけど、それが以前のようにコンプレックスに感じなくなってきた。特に取引先からは、こうしてろくに会話も出来ない奴がわざわざ飛行機乗って来てくれた、と思われればそれでいいや、程度に考えるようにしている。

商談後、取締役のオヤジを誘って近所の小さなイタリアンでランチ。
天気もいいから俺はビールをオーダーするけどお前はどうする?といわれ、断るはずもなく、結局BBCという地ビールを大ジョッキ(ほんとにデカイ)3杯ずつ。すっかり酩酊。
こうなるともう英語が全く出てこずに、気づいたら日本語が出てきてしまう。オッサンも、気分よく家族の話、愛車の話、日本の話をしてくれる。いやいや、気難しい人と思っていたけど、すっかり打ち解けて良かった良かった。

次に来たときにはドイツレストランでドイツビールを飲む事を約束して、別れる。
その後の空港までの1時間のドライブは、昼の1時というのにもう酔っ払って大変だった。途中でどうにもトイレが我慢出来ずにマクドナルドへ駆け込んだが、何事もなくて一安心。

空港に着いて帰りのチケットを発券したが、まだボーディングまで2時間半もあり、もう酒も飲みたくないしなあ、どうしようかなあと思っていたら、20分前に出発していたはずのシカゴ便がまだ離陸してないという。駄目もとでカウンターに行って話しをすると、急いで乗って、とあっさりOKして飛び乗る。
機体は50人乗り位の小型機だったが、実にラッキー。席に着いた途端、爆睡。でも1時間くらいしたら、機体は揺れるは酒は回るはで気持ち悪くなって起きてしまう。こうなると眠れなくて、かといっても活字を見る気にもならずに、ただ早く着くことを祈る(だったら飲むなって)。

着陸が近くなり、スチュワーデス(と呼んでいいのだろうか?)のおばちゃんが、乗り換え案内をする。「シアトル行きはチャーリー13、デトロイトは、ブラボー8・・」何や?チャーリーとかブラボーって。よくよく聞いてみると、どうやら 頭文字をとって GATE NO. C13をチャーリー13、B8をブラボー8と呼んでいるようだ。間違えない為にはいいんだろうけど、知らないとなんのこっちゃさっぱり分からないな。

結局当初予定より3時間も早くシカゴに戻る。
といっても、昼に飲んだビールが効いて頭が痛くなってきたので、会社を横目に通り過ぎて帰宅する。いやいや、本当に酒が弱くなったものだなあ。


2004年04月28日(水) 火災警報 / ゴールデンウィーク / 支払い処理 / 送別会

晴天だがまだまだ肌寒い。10℃前後をいったりきたり。一体いつ夏がくるのだろうか。

午前中に事務所で仕事をしていると、ビル全体にけたたましい火災警報が鳴り響く。
やりやれ、今年で何回目の事だろうか。しばらく無視するのだけど、米人スタッフが「今度は本物かも。早く避難しよう」と言うのでしぶしぶ非常用階段から1階に下りる。ビル全体で何百人という人間が非常用階段を下りてくるのだけど、みんなぺちゃくちゃ喋って誰も緊張感のかけらもない。
やがてこれまたいつものように、映画で出てくるような消防車がサイレンを響かせて来るのだけど、やはり今日も結局何もなかった。誤報か何か分からないけど、毎月のようにこんな事が起きると誰も信じなくなってしまう。本当に何か問題が起こった時が怖い。

そういえば、日本はゴールデンウィークに突入するという事を今日知った。ある用件を、来週前半に回答すると伝えた所、連休に入るのでそれまでに報告くれ、という回答が来たので、ああ、日本もお休みムードなんだなあと分かった。中国も同時期に休みになるらしい。という事で、こちらも多少暇になりそうなので、来週のどこかで早く仕事切り上げてゴルフでも行こうか、などという話をボスとして盛り上がる。

夕方に、帰国する同僚と帰国後の支払い関係の引継ぎをする。
ガス、水道、電気料金、カードの支払いは当然1ヵ月後にくるのだが、当然本人は日本に行ってしまっておいる。でも、誰かがこれを支払わなくてはならないのである。忘れた頃に医療費などの請求もくるから、ある程度多めに預からねばならないのだが、いきなり6000ドルも預かってもそのうち使っちゃって訳が分からなくなりそうなんだよなあ。やっぱり海外転勤は色々と大変である。

夜は日本人駐在員だけで歓送迎会。
当然みんな家族ずれであり人数も膨れるから、中華へ行く。アメリカにしてはまあまあの中華料理で堪能。久しぶりに紹興酒を飲む。中華といっても色々あるが、広東、上海、四川、そして台湾も含まれているようで、よく分からない。ただ、そもそも中華料理は中華料理であって、そんな区別をしたこともないので、気にもならないのである。
なんでも、英語のメニューはアメリカ人用で日本人には全く合わない、というか、正直うまくない。店員に聞くと、中国人用のメニューは別に用意してあるというので、そこから中心にメニューを選ぶ。家族連れの食事も、赴任当初は何だか違和感があったのだが、1年もするとやっぱり多少は慣れるものだ。今回帰任する同僚は6年の駐在を終えて日本に戻るのだけど、その心境はどんなものなのだろうか。


2004年04月27日(火) アメリカでは考えられない中国の交通事情

来月に中国出張を控えており、最近は中国関連の記事が気になる。
先日はSARSがまたもや発生したと記事に出ていたが、すっかり消えてなくなったと思っていただけに、何だか嫌な感じだ。でも前回の騒動の時は出張禁止になったのだが、今回は何もないようだ。それにしても、いつも思うのだが、こういった会社の危機管理というのも、よく基準が分からない。所詮、横並び及び責任逃れの発想で、他社がやってるから、という程度なんだろうが。

取引先の話を聞いても、中国への興味関心は強い。中国は、もはや日本を抜いてアジアではアメリカの最大の貿易取引国となっている事も理由なのだが、アメリカ人から見ると中国はどうしたってUNBELIEVABLEなようである。

今朝(4月26日)のUSA TODAYには北京の交通事情に関する記事が出ていた。
北京では昨年自動車販売が45%増加して40万台の車が売れたという。しかし、車を運転するドライバーは、当然自動車教習を受けているのだけど、技術があまりにも未熟で多くの事故を引き起こしている。また、ほとんどの人が30〜40代で初めて運転免許を取得する事も事故の大きな原因となっているようだ。

そもそも自転車が走るという前提の道路であって、自家用車が走るという目的で道路が作られていないから、街はいつでも混乱状態。未だに信号を何かの装飾品と認識している人も多いという。目の前を横切った公営バスに腹をたててフロントガラスを叩き割る、そんな事件が日常茶飯事。
80年代は車はほぼ全て国家が所有していたものだったので、事故をしても傷つけても誰もがお構いなしだったのが、個人の持ち物になった事で、少しの破損でも大騒ぎとなり、街にはぴりぴりしたムードが漂っているという。それでいて交通ルールはあってなきが如し。混乱ぶりは容易に想像できる。

こうした中国の事情は、全てが車社会、ほぼ全員が16で免許を取るアメリカ社会にはとうてい信じがたいであろう。同じ大国であまりにも違う。甲乙という問題ではなく、歴史の違いだからなんともしがたい。

「こうして自家用車を持つ人が増えれば増えるほど、生活ペースも早くなる。みんなが事を急ぐようになる。そして運転する時には、誰もがカッカしてしまうのだ。」と中国の警官のコメントを乗せているが、もう後戻りは出来ない。


2004年04月26日(月) 地元のゴルフチームコンペに参加

今日は今にも雨が降りそうな天気であったが、予定通り地元のゴルフコンペに参加。
かなり厳格なコンペでありオフィシャルハンデの認定も得られるもので、参加前は非常に緊張。今回はゲストとしての参加で気楽ではあるのだが、腕に覚えのあるゴルフ好きが集まると聞いていたので、自分のような経験不足の下手くその参加はためらわれたんだけど。
ところが、同じ組の1人がケリーという名前のジーパンにトレーナーを着た太っちょのおっさんが緊張を解いてくれてほっとした。このおっさん、ゴルフが好きでしょうがないといった感じで最高である。日本ではもうお目にかからない10年くらい前のパーシモンをぶんぶんと振り回す。ティーショットは右に必ず曲がるので、左45度を向いて打つのだが、実にうまい具合にフェアウェイど真ん中に乗せてくるんだなあ。それでもたまにはキレイにまっすぐ飛んでしまって、ボールはとんでもない方向へ。そんなとき、俺やっちゃったよ、と困った顔で笑わせる。彼を見てたら難しい顔してゴルフしている自分がアホ臭くなってしまった。

いやあ、しかしアメリカのゴルフはいい。
こんなしっかりしたコンペがあるゴルフ場も家から20分で35ドル、昼はホットドッグを2ドル出してほおばる。カートにも乗らずにのんびり歩いて18ホール。今日も寒い上に風も強く天気は今ひとつだったけども、メンバーにも恵まれて楽しかった。他の2人は80台のスコアで、これも色々勉強になった。

今日はドライバーを使わず回って自分のスコアは102というこれまたお粗末なものだったが、ニアピンで賞金ももらったし、まあよしとしよう。終わってからのクラブハウスでも、高スコアで機嫌をよくした米人からビールの差し入れが続いた。すきっ腹に飲んで酔っ払ってしまった。

夜は会社の人と、今日ゴルフを一緒に回った米国に住んで30年の日本人と焼肉屋へ。
茶髪の韓国人の姉ちゃんが無愛想極まりなくて参った。確かに店は込んでいたんだけど。その店は、他の店員はしっかり接客するのを知っているので、この姉ちゃんだけひどいんだ、と分かるけども、初めて入ってこれならばもう次から2度と来ないだろう。アメリカは接客してくれた人にチップをわたさなきゃいけないんで、ひどい扱いをされると本当に腹がたつ。チップだからゼロでもいいと言う人もいるけど、そんな訳にはいかないので、毎回きちっと払うようにしている。
ゴルフ場で飲んだビールと焼肉やのジンロ2本ですっかり酔っ払ってへろへろ。明日から仕事か。


2004年04月25日(日) 寒風ゴルフ

土曜日の今日も取引先交えてゴルフ。
今日も気温5度を切って寒風で寒い寒い。長い長い冬が終わってさあ動くぞ、と思ったら、こんな天気が続く。もうやってられない。
真冬の格好にウィンドブレーカーまで着込んだのだが、身体の心まで冷えてしまい、ゴルフどころではない。下手くそなアマチュアなんだから、これ以上、言い訳する材料を増やさないでくれよ、ともいいたくなる。でもうまい人は天気がどうでもうまいんだよなあ。
はりきって明日もゴルフの予定を入れているのだが、またもや気温は上がりそうもないし、おまけに雨も降るようだ。正直言ってキャンセルしたくもなるのだけど、段取りしてくれた人に悪いからなあ。
本当にポロシャツでゴルフが出来る日がやってくるのだろうか、という気持ちにもなる。毎日晴天の西海岸の駐在員はうらやましい。本当に。


2004年04月24日(土) ヤンキース松井を見た / 高津投手 

昨晩は White Soxと Yankeesの試合を見にいった。

席はレフトを守る松井が斜め後ろから見える位置。レフトのポール際の1階席である。
普段は人気のないWhite Soxなんだけど、にっくきYankeesの登場とあって球場も8割の入り。時間に余裕を持って向かったはずだけど、球場周辺の駐車場は大混雑で、席に着いた時には既に3回を終わっていた。
でも、4月も下旬になろうとしているのに、寒い寒い。車に暖房は必要だったし、座席でも毛布も用意して完全防備をしておいてよかった。

いやあ、それにしてもメジャー観戦している観客の雰囲気は最高である。
少数派のヤンキースファンが声を上げて応援しようものなら、周り(といっても50人くらい)が「帰れ!」「黙れ!」の大ブーイングを浴びせる。といっても険悪な雰囲気は全くなく、ヤジを受けたおっさんも「お前たちあんまりいじめるなよ」と応酬して、一同は大爆笑。
試合の方は淡々と、かつスピーディーに進むのだけど、1本でもヒットが欲しい不調のロドリゲスのヘッドスライディングなどいろいろと見所はあって楽しかった。

肝心の松井は2安打1打点で、ひと安心。日本でプレーしていたときよりも、明らかに身体が一回り大きくなっている気がした。打席に立つたびに、「マッツ イー! コニチワァ!」というヤジなんだか何だか分からん掛け声をかける黒人のおっさんにも笑ったな。でも、すっかりメジャーの貫禄十分で、スイングスピードの速さは実に迫力があった。もうすっかり慣れた雰囲気とかもし出すオーラ。今年も間違いなくやってくれるに違いない。

対照的なのが、ホワイトソックスに来た高津投手。
レフトスタンド前のブルペンで投球練習もせずに、ポツンと1人でレフトを守る松井の背中を見て、一体何を考えていたのだろうか。日本記録の看板を背負っての夢のメジャー入りも、ここまででたったの2試合登板。出れば打たれて防御率9点で、完全に首脳陣の信頼を失っている。日本にいたときにはあんなに明るかった高津が、実に寂しそうだ。
ロスやニューヨークなら日本人もなじみやすいけど、寒風吹きすさむシカゴでの生活は慣れたのだろうか。
「こなけりゃよかった」「日本にいたなら今頃‥」そんな思いが彼の心の中にあるとは思えないけども、もしかしたら必死にそんな思いを否定しているかもしれない。日本とアメリカ、そして、フェンスを挟んでわずか数メートル先にいる松井と高津、この差はあまりにも大きい。
試合はシカゴ1点リードで最終回へ。ヤクルト時代ならば大歓声を浴びての高津登場なのだけど、既に高津はブルペンを後にしていた。試合展開が1点を争う展開となっていたが、最後まで投球練習もしていなかった。敗戦処理になってしまったのだろうか。

シーズンはまだまだ始まったばかりだ。
高津のシンカーならば、メジャーで通用する。絶対に通用する。多額の年俸を捨てて選んだ夢舞台、一花咲かせる日を心待ちにしたい。


2004年04月23日(金) 拘束されて楽しかった / 黙れパウエル

今日はちょっと時間が出来たので、ネットでイラク人質事件の最近の進展を見る。

すると、拘束されて楽しかった・成田に着いたらギャラ要求などと発言したダメダメジャーナリストがいたようだ。
こりゃまた、こんな御時世でいかにもバッシングされそうな発言をよくしたもんだな。何考えてるんだか。この兄ちゃんは、結局自分の力で帰ってくる事も出来ずに国のお世話になったんだから、そんな偉そうなこと言ってどうするんだって。記事だけを見るとえらい図々しい世間知らずという印象を受けるよな。まあ、こんな兄ちゃんに「ギャラ」払ってテレビ出演をお願いした民放があった事も驚きなんだけど、そんなことするからみんな勘違いするんだって。冷ややかな対応で相手にしないのが一番。
仮に自分だったら、国に助けられるなんて悔しくて涙が出てくるよ。こんなこと言ってるこの兄ちゃん、男として格好悪いよ。

それにしても、記事を見ると未だに多くのフリージャーナリストがイラクに残っているんだな。
確かに報道などで彼らの現地からのレポートを見聞きしたりすることがあるんだけど、テレビでやってるから目にするだけの事。どうみたって彼らはつまらぬ名誉欲や多額の金、そして勘違いの理念を抱いてイラクに赴いているだけとしか思えない。報道だって「見なければ我慢できない」ほどのものでもない、という事はどちらでもいい存在じゃないのかね。
報道されなきゃされないでほとんどの人は我慢できるだろうに。ましてや、人質になったら多額の税金を払ってでも救出にあたらねばならないほどの存在であるとは思わない。彼らは、そんなリスクも含んだ報酬を受け取れてるんだから。
行くのも勝手・活動するのも勝手なのだけど、その際は国を一切頼らないほどの覚悟(要するに死んで本望という気持ち)があるのならば、情も沸いてくる。でも、拘束されて国の力で返されたのに「楽しかった」なんて言ってる奴は、甘ったれた口先だけの気分屋ジャーナリスト程度とみなされて当然なのである。


更にネットを調べると、「危険を知りながらイラクに入る国民がいる事を日本人は誇りに思うべきだ。」というパウエル米国務長官の発言があったようだ。

黙れ、パウエル。
日本はお前の国じゃない。


2004年04月22日(木) 米人スタッフの仕事分担

今日は他の日本人駐在員が全員出張で不在。
こんな日に少々気の抜けた米人が色々問題を起こす事があるのだが、今日は無難に終了。米人といえば、やっぱり我々日本人のことをどう思っているんだろうかが気になる。あるスタッフは、オフィス内で日本語で話されると、いつも自分の悪口を言われているようであまり気分が良くない、と言ってたが、それは間違っていないのかもしれないな。
幸いうちの支店の米人同士は、仕事は仕事で割り切る所があるから、日本人がいない時にお喋りに講じてしまう事は少ない。

午後は、取引先が日本から出張してきており、事務所で打ち合わせ。
雑談中に日本の携帯の話を聞いたのだが、今では動画付きは当たり前、テレビも見れるし、ナビゲーションまで付いていると言っていた。ほんまかいな!? わずか1年で色々変わったものだなあ。
自分も日本にいたときはこんな新製品に飛びついていたのだが、環境とは不思議なもので、今じゃ携帯なんか喋れればいいや程度にしか思わないけどな。


自分もアメリカに来て1年経って、ある程度米人との付き合い方は慣れてきたのだが、それはそれで新たな局面にぶつかる事が出てきた。米人は決められた仕事の範囲外はやらない事が多いのだが、裏を返せば自分の仕事、自分の担当と位置づけられた事を他人には一切触れさせない所がある。
スタッフRにはある担当先を任せているのだが、その担当先に対して従来商売とは全く別のモノを売り込もうとする場合、それをRに伝えてやらそうとするとなかなかうまくいかない。従来のモノを決められた担当先に納入する事が自分の仕事であると認識しているから、新しいモノはどうでもいいのである。
かといってRに頼まずに自分で動いてみると、「俺の担当先に手を出すな」という事になる。

何度かこんな局面に遭遇した結果、うまくいくのは、給料の決定権を持つ人間(ボスですな)に「この仕事はこいつがやるから」と言ってもらう事だった。言われた方は「YES,SIR!」で終わり。
日本人だったら、言われた方は不平不満の一つも抱くんだろうが、うちの米人スタッフは本当にあっさりしたもので、全く何の問題もないようだ。

彼らは、いい意味でのプライドも高いし、仕事の分担主義が徹底しているが、それもこれも給料がからんでいるからなのである。 これは、うちのスタッフだけかもしれないが。


2004年04月21日(水) 松井、イチローを見て悔しさを感じる男

なんという事のない無難な1日。
しばらく出張を入れないようにしていたので、最近は比較的落ち着いて仕事が出来るのはいいのだけど、逆に集中しなくなってきたな。

中国出張のためのチケットが、ぼやぼやしている間に倍額の2200ドルになってしまった。予約をしていたから安心していたのだが、価格は日替わり、発券しないと分からない、なんて業者に言われてしまう。UNITEDもいい商売をしてるな、どこが航空不況なんだろう、と思ってしまうのだが。
2200ドルでも800ドルでも同じエコノミー席で同じ食事というのは解せないだろ、などついつい不満も言いたくなる。

最高のギタリスト、布袋寅泰の記事を読んだ。
今年はギターで世界進出を目指すという。映画「キル・ビル」のテーマ曲は、アメリカのテレビCMでも頻繁に流れた。彼は、「松井、イチロー選手の活躍を見て、日本人として誇りに思うと同時に、悔しさもあった」とコメントしている。
松井、イチローを誇りに思う人、うらやましく思ってあこがれを抱く人はたくさんいるけども、彼らに対して悔しさを感じ、それを口にして、そして同じく世界で勝負できる日本人は一体どのくらいいるのだろうか。「悔しい」と素直に口に出す布袋、そして40過ぎて世界で勝負していく布袋はカッコイイと思った。

日本で見た布袋のコンサートは、男ばかりだった。
布袋は、誰もが思っていてもいえないような、ある意味で恥ずかしいような事を、気取ることなく堂々と言ってのける。いつでも夢を持っているそんな男に、魅力を感じる。

けんか別れした(?)氷室京介とは、似ているようで全く違うキャラクターだ。
一見、歌だって外見だって氷室の方が絶対に活かしてるんだけど、布袋の魅力で根強い人気は衰えない。

ちょっと不器用で強面の日本のギタリスト。世界進出を応援したい。


2004年04月20日(火) 太宰治

会社に置いてあった太宰 治の全集を読んだ。が、短編集主体なので、しばらく読んであまりにつまらないのは飛ばしたのだが、とにかくどれも恐ろしく暗い。時代背景によるものだが、明るい内容でも重々しい。

太宰といえば「人間失格」があまりにも有名。高校時代に、友人に勧められて読み(それにしても、15歳でよくそんな会話があったものだと今でも不思議なのだが)、大学時代にも読んだ記憶があるのだが、今読み直すと全く内容を覚えていない事にきがつく。主人公は自分の本当の性格を隠すように常に演技をする。しかし他の人もみんな演技しているのであり、その人はもっと偽善的である。他の人々の演技は社会の無言のしきたりに合っていてあまりにも当たり前なので、誰もが意識をしないのだが、主人公は自分が演技していることを常に意識しており、それについての後ろめたさを感じているので、今に自分の正体がばれるのではないか、とびくびくしている。そして結局抵抗し続けることが出来ずに自殺を思い立つこともある。

これはだすがに読んでて疲れた。どことなくドストエフスキイの痛ましさを思い起こさせる。

個人的に気に入ったのは、「ビィヨンの妻」と最後の小説「グッド・バイ」。ただ、もう太宰の小説はしばらく読まないだろうな。小説の素晴らしさは認めるが、今の自分にはあまりにも内容がツマラナイ。

そういえば昔、どこかの大学入試に、こんな試験が出たのが忘れらない。

問)次の文章ではじまる小説の作者と題名を選びなさい。

朝、食堂をスウプを一さじ、すっと吸ってお母様が、
「あ。」
と幽かな叫び声をお挙げになった。

答えは、太宰治の「斜陽」なのだが、当時回答が全く分からずによく覚えている。
それにしてもこの問題、恐ろしく愚問だなあ。今の大学入試もこんな問題やっているんだろうか。


2004年04月19日(月) 人質ナイフ映像は演出 / 充実の週末

16日(金)から今日18日までは、ばたばたの3日間で大忙し。
つい4〜5日前までは、雪もちらつき気温も零下だったのが、突然25度まで気温が上昇。一気に夏になってしまった。春がないとは聞いていたが、あまりにも極端な変化で身体がついていかない。まわりの人も先週末はコートで完全防備していたのに、いきなりみんな短パンにタンクトップだもんな。

ざっとネットのニュースを見ると、例の3人は無事に解放されて日本についたようだな。色んな意味で、これは本当に良かった事だと思う。これからゆっくりと事情聴取が始まる事になるんだろうけど、すでに、人質にナイフの脅迫映像は演出だった事を早々と認めたようだ。

それから、高遠さんが「ごめんなさい」って泣きながら頭を下げたりした事、一体どういう意味なんだろうか。ボランティアはわざわざイラクいかなくても日本でやってください、といいたい。

人質の家族は、相変わらず言いっぱなしで謝罪してへんのだろうか。そうだったら、国民の怒りは収まらないだろうな。彼らは自分たちの理不尽な政治活動について、きちんと総括する責任があると思うのだが。

でも、本当に自作自演でした、と3人及び彼らの黒幕が認めた場合、日本は世界中から非難の嵐を受けバカにされる、こりゃとんでもない事になるな、とふっと思った。ただ、公安当局からは、既に自作自演が大方ばれちゃっている気がするから、時間の問題なんだろうけど。

一貫していいたい事は、国の命令だったら国が責任持つ、会社の命令は会社が責任持つ、個人でやった事なら個人で責任持つというのは、大人の世界では常識だということ。 真相解明に注目したい。


16日(金)は、ローカルスタッフ含めて日本人駐在員の歓送迎会でステーキハウスへ。
ちょうど1年前に自分も緊張してこの場に出た事を覚えている。米人に、1年前はお前たちの喋っている事がさっぱり分からず、日本から意気込んで来た矢先にショックだったよ、と言うと、今こんなに緊張感なく座って偉そうな奴が嘘言うんじゃないよ、と言われてしまった。ははは。
2次会は、米人スタッフにほんのちょっとエキサイティングな所に連れて行ってもらった。ただ、イリノイ州は法律が厳しいので、日本の風俗店やキャバクラ、ストリップとはまるで縁の遠いものである。ちなみに、女性客もかなり多かった。

17日(土)は、朝から車のタイヤ交換。さすがにもう雪は降らないだろう、との判断でスタッドレスから普通のタイヤへ。それから、新任駐在員の先輩を連れて、銀行口座の開設。SOCIAL SECURITY番号がまだないのだが、CITY BANKは口座を作ってくれる。1年前につれてこられた時は、CHECKもSAVINGもCHECKING ACCOUNTもさっぱり分からなかったが、気がつくとすっかり慣れたな。

その後は、ぶらりとあちこち車で店を回って説明。先輩はゴルフ屋の店舗の大きさと安さに驚いて、バッグやら色々買い込んでいたが、1年前は自分も全く同じ。これだけは今も変わらないが・・。

夕方からは、帰国する後輩宅へ送別会。会社は全く関係ない集まりで、駐在員組ではなくいわゆる現地永住組がほとんど。色んな人の話が聞けて面白かった。それにしても、現地校に通う子供たちの発音のうまさには恐れ入った。自分の英語の発音も聞いてもらったのだが、話すたびに話にならん、と大笑いされてしまう。結構真剣に発音したのにな。やっぱ子供は耳がいいんだろうな。
何だかんだで夜まで。久しぶりにワインも飲んで疲れた。

今日は、会社の日本人で歓送迎ゴルフ(そんなのばかりだな)。
支店で持っているPRIVATE COURSEに朝8時TEE TIME。これまた強風にあおられゴルフにならず(そんなのばっかだな)。夕方戻って、先輩駐在員の車の運転指導。口を酸っぱく右側通行というのに、やっぱり何度か左車線に入ってしまう。これも自分の場合もそうだったのだが、慣れてもらうしかないな。


2004年04月17日(土) 中国企業と日本 / TV面接

せっかく天気のいい金曜日だが、今日は米国社長とのテレビ面接なので憂鬱。

5月に中国の出張が決まり、飛行機の空席状況を調べるのだが、5月中旬あたりの直行便は全て満席。マイレージを使ってビジネスにアップグレードを頼んだが、これも空きは全くなし。どちらもキャンセル待ちも受け付けられない状況だという。やむをえず、一旦日本に行ってそこから北京へ行く便を予約したのだが、何せ成田まで13時間のフライト。成田で4時間待って、さらに北京まで4時間のフライトは、考えただけで憂鬱である。果たして体が持つだろうか。
米国と中国を往復する人が多いのは分かっていたが、ちょっと見通しが甘かったな。でも、それでも料金は1100ドルだから、安いものだが。

それにしても、中国企業の貪欲さとレスポンスの速さは、素晴らしい。
日本の製造業もうかうかしてられないと思う。日本の場合、新規案件を提案し、それが如何に興味を引く内容であっても、あれこれあれこれ細かく背景を調査させられて、全て整ったところで初めてテーブルの上に乗せて検討する。上司に報告する為の資料、いわば社内に向けての体制作りがえらい時間がかかる。こちらは、やるのかやらないのか、やりたくないのかやりたいのか、そんな方針もさっぱり分からずにただただ山のような質問をまずはクリアせねばならず大変だ。散々質問しまくって、やりたくありません、という回答がくると本当にがっかりである。
一方の中国。まずは、あれこれ聞かずともサクッと条件提示が出る。そこから交渉は必要なのだが、買うほうからすれば圧倒的にこちらの方が話が進めやすい。

もちろん、日本側は慎重に判断して確実な回答を心がけているのは分かるし、中国側は、とりあえず回答したはいいが、ごめんやっぱり出来ません、というケースもある。 扱うモノによっても違うので一概になんとも言えない。ただ、あれこれ御託を並べずにされるスピーディな回答からは、目に見ない熱意とか意欲を感じることができ、こちらもいっちょ頑張るかという気になるのである。


先日赴任した先輩は、少々お疲れ気味のようだ。
40才にしての初めての海外駐在という事で、これから益々大変だろうが、少しでも早く慣れるよう協力は惜しまないつもりだ。でも、食事に行くと話す内容が社内ネタばかりなのは閉口だな、やはり彼の年齢がそうさせるのか。 こちとら、日本の社内情報など全く入ってこなければ、全く興味もなくなってしまったから、酒が入つ度にそんな話しをするのを聞くと、「ああ、日本のサラリーマン。自分もこんな話をよくしていたなあ」と感じてしまう。
まあ、半年もたてば、すっかり異国の人になって気にならなくなると思うのだけど、気にする人は気にするからなあ。

米国社長とのテレビ面接は、意外にあっさりと終了する。
えてして目標設定の時はこんなものだが、問題は評価面接の時だから1年後か。今年も後先考えず無謀な計画を立ててしまったので、1年後に苦労するんだろうな。目標設定に異常に時間をかける慎重タイプもいるのだが、商社という職業柄、日々の状況変化についていかねばならず、同じテーマを1年間追い続けろという管理そのものがナンセンスと感じているので、そんなに現時点での目標に縛られる必要はない、というのが自分の考えである。(←懲りないね。だから1年後に困るんだって) 


2004年04月16日(金) <人質解放> さあ署名。

今朝は快晴。気温も20度越えの最高の天気。つい数日前には雪が降っていたのにこの変わりよう。
ラジオでも Great! Unbelievable! を連発しており、会う人会う人がGood day!と挨拶。長く厳しい冬のシカゴだからか、天気一つで皆がここまで陽気になるのが、なんともいい。
普段は事務所に着いたら必ずネットを見るのだが、今日は待っていた返事が気になったのでメールをチェックする。と、見慣れぬ表題のメールが入っており、それを開いて初めて人質の3人が解放された事を知った。ちなみにメールはこんな内容。

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  <<< 在ニューヨーク総領事館からのお知らせ >>>

在留邦人の皆様へ 2004年4月15日

1.先にイラクで誘拐されていた日本人3名は4月15日解放され無事であることが確認されました。なお、14日イラク・バグダッド郊外で新たに日本人2名が拉致された旨の情報もあり、外務省で確認を急いでいますが、テロ関連情報として参考までお知らせ致します。

2.イラクでは、6日から14日にかけて米国人、英国人、カナダ人、フランス人、スペイン人、イタリア人、ドイツ人、ロシア人、イスラエル人、韓国人、中国人等多数の外国人が誘拐される事件が、未確認情報も含め、発生しています。

3.(1)外務省では、累次にわたりイラクに対し「退避勧告」を発出し注意を促していますが、上記の通り誘拐の脅威が高まっていることを受け、14日、イラクへの渡航はどのような目的であれ絶対に見合わせることを、また、現在イラクに滞在されている方は、直ちに退避することを改めて強く勧告しています。

(2)イラク以外の各地においても同様な脅威の高まりは排除されず、当地においても5段階中高いほうから2番目のテロ脅威レベルにあることにも鑑み、引き続き警戒を維持されるようお願いします。
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前から言っているが、彼らが殺される訳はないから、釈放そのものには驚かない。それよりも、3(2)が気になった。なんだよ、アメリカが5段階の2番目の脅威レベルって。そんな事言われても、日常生活の何をどう変えればいいのか。警戒って言われてもなあ。ぶつぶつ。 思わずぼやきたくなるな。

釈放のニュース、日本は朝から特番やってるのかなあ。でも、実際の放送内容はどうなんだろうか。どうせきれいごとばかりの放送だと思うが、それだったらもううんざり、異国で見れないのは幸いだな。 局もアナウンサーも言いたいことあるだろう、こんだけ世の中騒がせたんだからハッキリ言ってやればいいのにな。日本のメディアは変なところで発言・表現の自由なんて言ってるわりには情けないよ。ホントに。

自分はアメリカに居るが、米人をはじめとした外国人は3馬鹿トリオの事件背景を全く知らないし、日本の経済損失も知らない。この3人がいかに迷惑を掛けたのかも知らない。それ以前にアジアには興味が無いんだよな。

yahoo!ニュースを見たけど、この3人は「イラクに残って写真を撮りたい」とか「イラク人は嫌いになれない」とか、解放直後に言ったようだ。やっぱり事の重大さをかけらも認識していない、むしろ考えもしてなかった事が明らかだな。拘束中に、自分たちが引き起こした結果について、かけらも考えられないような奴が、どんな思想を持ってるか知らんが、世の中を変えることなど出来るはずがないよ。日本がこの3人のために支払った莫大な金と労力、周辺諸国からの借りを考えると、何ともやりきれない。

まあ、いいや。バカたれに文句を言っても始まらない。

いつでも署名しますよ。 
「救出活動にかかった全ての費用は一切税金を使わない。全額個人で払うこと。」


2004年04月15日(木) Britney Spears のコンサート

昨晩はブリトニー スピアーズのコンサートに行ってきた。(おつきあいですな)
初めてのアメリカでのコンサートはどんなもんかいな、という方面も興味があった。

会場の周りは、ブリトニーもどきの格好と化粧をした若い女性で一杯。男が行くという事で実に恥ずかしかったのだが、意外に男性客も多くて肩身の狭い思いはしなかった。結構多かったのは、娘とその友達を連れたオヤジなのだが、会社を終えて年頃の娘とコンサートに行く親父は、日本にどのくらいいるんだろうか。

午後7時30分開演というので、7時には会場前に行ったのだが、なかなか中に入れてくれない。気温1度の寒風の中、長蛇の列に並び、結局入れたのは7時40分くらいか。中に入ると既に音楽が響いていてあせったのだが、前座バンドであった。その後、もう一組バンドの演奏が始まる。
もちろん客はノルこともなくただぼんやりと見ているのだが、反応のない大観衆の中で演奏するのもどんな気持ちなのか。もちろん、本人達は、少しのチャンスでもモノにしたい、自分たちをPRしたいと必死なんだろうけど、その割には曲間で「次はブリトニー登場!」とか叫んで観衆の拍手をもらっていたのが、よく分からなかった。

待ちに待ってついに9時にコンサート開始。更にじらしてじらしてブリトニー登場。割れんばかりの歓声というが、まさに会場は若い女性の叫びという叫びで一杯。
女性客がみんな揃って歌っているのだが、やっぱり英語がうまい(当たり前だ)。こちらのCDは、歌詞カードなんてないのに、やっぱり聞いただけで何言っているか分かるんだなあ、なんて思った(←全然コンサートに集中していない)。

それにしてもブリトニーは思っていたより太ってたが、ダンスはとてもうまく魅きつけられた。なんだかんだ言われても、プロのアーティストだなあ、と感じた。世界のアーティストとしての、プライドとオーラがにじみ出ており、そんな瞬間を見ることに金を払うのは悪くないものだ。ただ、あれだけのハードなダンスでも歌は乱れておらず、うわさ通りの口パクだった気がするな。

おりしも彼女は昨日、雑誌「FHM」の世界投票で2004年世界で一番セクシーな女性に選ばれたのだが、男性とのからみのシーンや入浴シーンなどもあって、ステージそのものもセクシーすぎるシーンを演出していたなあ。会場には小さな子供も一杯いたのだけど、ジャネットの乳ポロリよりも、よっぽどこっちのが影響与えるような気がするんだけど。
そういえば彼女は日本では「ブリちゃん」と呼ばれているらしいが、何かの記事で「ブリは魚の名前みたいだからあまりうれしくない」と言ってたのは笑ったな。

ステージも終わり、日本なら「アンコ〜ル!」と客が決まったように叫ぶ場面。こちらはどうなるかと思っていたが、特に決まったコールはなく、一部で「WE WANT BRITNEY!」とやってたくらいか。 結局終わったのは夜の10時30分。正味1時間くらいのステージか。

それにしても、前座というのは何とかならんのかな。最初から、9時開演と言ってくれりゃいいのに。でも、そうなると、誰も9時前に行かないから前座の意味もないか。


2004年04月14日(水) 人質事件の影響か / イラク戦争激化 / ライス氏公聴会

今週は上司が出張でいないので、実に気楽である。
支社長になればなったでしかるべき義務と責任が生じるから、それはそれで大変だろう。サラリーマンで一番お気楽と感じる時は、上司のいない時の部下かもしれないな。

昼休みにぼんやりとネットを見ると、13日の東京株式市場は日経平均株価が続伸し、1万2127円82銭で取引を終え、8日以来3営業日ぶりに年初来高値を更新したようだ。拘束された3人のためだけに、日本という国そのものが動揺しない事が、市場で評価された結果だと思う。
テロにからんだ事件があった時には、市場で不自然かつ大規模な空売りがあるといわれる。それが先週末の事だったと思うのだが、経済に大打撃を与えた上にテロ組織に資金をくれてやった、今回の1件の影響ははかり知れない。

また地元紙の新聞報道によれば、4月に入ってからイラクで死亡した米兵は12日現在で73人に上り、1カ月の死者数としてはイラク戦争始まって以来最悪となったようだ。反米抵抗勢力との衝突が激化しているため、4月末までにはさらに数字が悪化する恐れもある。
米軍によると、昨年3月のイラク戦争開始以来、イラクにおける米軍死者数は計674人に上った。このうち、敵の攻撃による死亡は479人という。
イラク戦争そのものの意味を語ると終わりがないのでここでは触れないが、こんな報道を聞くと何ともやりきれない。それと同時に、日本では3人が誘拐だの何だので茶番を繰り返している間に、世界はもっと大変なことになっていることを実感する。それにしても3人は、何だってこんな危険な地域にのこのこ出かけたのか、理解の範疇を超えている。


アメリカでは、当然なのだがテロとイラク戦争のニュースばかりである。

先日、ブッシュ政権の今後に大きく影響する公聴会が行われたのだが、簡単に振り返ってみる。

2001年の同時テロ事件の検証を行う委員会で 初めて証言を行ったライス大統領補佐官は、テロを防ぐのは不可能だったと 政府の対応を擁護した。 「テロリスト側は戦争状態だったが、我々はまだだった」(ライス補佐官)
ライス補佐官は政府の態勢の不備は認めたものの、9・11以前の政府の認識は甘かったと告発したクラーク元補佐官の主張に反論し、ブッシュ大統領はテロの脅威を認識して準備を進めていたと 擁護した。
「ブッシュ大統領はテロの脅威や重要性をわかっていた」(ライス補佐官)
 
これに対し民主党の委員からは、テロの1ヶ月前の機密文書の中で、FBI=連邦捜査局がハイジャックに注意するよう警告していたと暴露したが、ライス氏は具体性が乏しかったと自己弁護し、ブッシュ大統領がテロ直後、イラクの仕業と疑ったことも驚くべきことではないと開き直っている。「イラクとの敵対関係を考えれば、疑っても不思議じゃない」(ライス補佐官)
 
テキサス州の牧場でこのテレビ中継を見たブッシュ大統領は、「Great Job!! (ようやった!)」 と絶賛したそうで、大統領が再選した場合、ライス補佐官は国防長官などの閣僚に大抜擢されるとの評判も高まっている。 「白い巨塔」は、どの世界でも避けられないのが現実か。
しかし、犠牲者の家族の中からは、謝罪の言葉が一切無かったことに「政府は誰も責任を認めない」と怒りの声も上がっている。

このライス補佐官、見ての通り草々たる経歴。聡明かつ怖そうな顔。公聴会での発言はすごい迫力だったようだ。
自分の発言中にさえぎられると,「私はここに質問に答えるために来たのですから、答えさせてもらう」と、言いたいことはぴっしりと最後まで言った。

ブッシュの側近中の側近なのだが、年内でホワイトハウスを離れてしまうという。次は、日本の外務大臣として活躍してくれないものか、と本気で思うのだが。


2004年04月13日(火) 人質事件はやっぱり納得いかない / 歯医者

日本人人質事件、インターネットで見る限り目だった進展がないようである。
この事件、こちらのメディアにもすっかり報道されなくなってしまったようだ。

繰り返すが、この3人は政府の勧告を無視。にも関わらず、危なくなったら助けてもらうのが当然という主張のみならず、助けない政府を堂々と批判する家族。全く筋が通っていないし、世の中そんなに甘くない。どんな情報でも欲しい、と家族はテレビに出まくっているようだが、一般人がそんな地域の情報を知るわけがないのにな。小泉に会いたいというのも自分勝手。小泉から見れば、この3人は迷惑極まりないに違いない。どうやら、世の中は自分たち中心で回っていると、本気で考えているようだ。

1) 被害者救出、自衛隊撤退に、15万人もの署名が集まったようだが、署名じゃなくて、金を集めて救出すればいいじゃないか。身銭切っても同意したいと、この中の何人が本当に感じているのだろうか。
2) とにかく税金の無駄使いはやめて欲しい。 団体なら団体、個人なら個人で責任持って解決してくれ。それが出来ないなら最初からやるな。尻拭いだけ汗と涙の税金ではやりきれない。
3) 3人には誰もイラクに行ってくれと頼んでいないのだ。イラクもお前たちは必要じゃない事が何故わからないのか。

誰にも迷惑をかけずに、精神的にも経済的にも大人として世界の平和を祈っている人はたくさんいる。今回の一件で、こんな人たちに迷惑がかからない事を願うばかりである。

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今日は、昼休みに会社を抜け出して歯医者に行く。
週末に詰め物(被せモノ?銀歯?クラウン?)が取れてしまったのだが、アメリカにきてこの1年で詰め物が取れるのはなんと4回目。環境の変化がそうさせているのか、日本で通っていた歯医者の腕がお粗末だったのか、単なる自分の問題なのだろうが。 どちらにしても、食事の最中に、ガリッと音がして歯が取れてしまうのは、あまり気持ちのいいものではない。

こちらの歯医者、といっても日系なのだが、実に仕事が丁寧で満足。
時間通りにきっちり治療をしてくれるし、仕上がりもいい(気がする)。治療前、治療後の説明も納得がいく。法律もあって、歯医者といえども日本とは治療そのものが違うと聞いていたが、患者側もなんとなくそれを感じるのである。

但し、料金は安くない。日本と違って医療機関ごとに料金を決めてよいらしいのだが、ちなみに今日の治療代は約1300ドルである。料金には、治療内容(Inlay-Metal. Cown-Pocelain with Noble Mtal)がきっちりと記載してある。それにしても13万円! 4月5日付けの日記でも書いたが、医療費上昇は頭が痛い。ややこしいのは、ここから保険申請をして、1300ドルの中からどれだけが保険でカバーされるかの判断を待たねばならない。この基準もよく分からないのが難点。今日治療した歯は、前回はいつ治療したものか、と、そんな質問にも答えねばならない。これは昔であればあるほどいいらしいので、1997年と回答しておくのだが、そんな質問や根拠のない回答が何の意味を持つかは不思議である。
そして、すっかり忘れたころに保険会社からの回答がきて、負担されない分を支払うのだが、このシステムはどうにかならんものか、と思う。


2004年04月12日(月) 人質解放進まず / 寒風ゴルフ

イラクの人質解放は進んでいないようだ。
一体日本ではこのニュース、どんな伝えられ方をしているのだろうか。人質家族も未だにメディアを使っての政府批判、自衛隊撤退を主張しているのだろうか。そして、先週末に下がった株価も、やはり今頃は急上昇しているのだろうか。
自作自演であろうとなかろうと、たまたまサイトで見つけたこんな画像を見ていると、気が滅入ってきた。
今日はこのネタ書く気にならない。


今日は朝からオヘア空港へ。3月1日付けで駐在が決まった新しい駐在員(先輩)が、いよいよ今朝赴任するので、帰任する後輩とお出迎えにいく。成田-シカゴのJALビジネスクラスは、フルフラットシートで良く眠れたらしい。といっても片道60万は高い。 大荷物を手にゲートを出てきたのを見て、自分の1年前の赴任時を思い出した。夢と不安で一杯の赴任だったのだが、もう1年たったんだなあ。
お土産に頼んでおいた和菓子と中国についての本をもらい満足。

出迎えもそこそこに、今日はお客とゴルフなので、客の宿泊先まで向かう。といっても、自分と客の2人でゴルフも何なので、今朝ついたばかりの先輩と月末に日本に帰る後輩を呼んで4人で回る。
場所はPGAツアーが開催された名門、KEMPER LAKES。今でもシニアプロツアーを毎年やっているようで、クラブハウスには青木功の写真もある。ここはプライベートの会員制に移行中なので、普段は予約も困難なのだが、今日はイースターでガラガラ。こんな日に家族をほったらかしてゴルフする親父はありえない。ちらほらの客も、イースターなど知ったこっちゃない日本人だけだった。ははは。

せっかく前も後ろも誰もいない、名門クラブで貸しきり状態。これ以上ない贅沢なゴルフなのだが、寒い寒い。途中で雪がちらつき、身体も凍える。おまけにスコアの方も寒い寒い。という事で記憶から抹消したいくらいお粗末なゴルフ。収穫は、おととい衝動買いしたナイキの中古ドライバー(スチールシャフト)が安定していたことくらいか。

夜はそのまま後輩宅で食事。
久しぶりに朝から動いて、そして気も使って疲れた1日であった。
明日から仕事か・・。


2004年04月11日(日) この3人、やっぱり自作自演か。

えっ、解放!?
自衛隊撤退しなけりゃ焼き殺すって言ってたテロリストだろ。いやいや、本格的にきな臭い展開になってきたな、こりゃ。

本物のテロリストなら、誘拐、人質なんてせずに、見せしめとして躊躇なく殺してるはずだ。その方が自分たちの情報もばれないし、影響力も大きい。なんでわざわざ、米国特殊部隊が攻めてくるかもしれないリスクを取る道を選択したのか?

今回の事件、もともと最初から、テロリストと人質とその家族の主張(自衛隊撤退)が一致しており、自作自演説が出ていた。まあ、いくらバカタレでもそりゃないだろう、と思っていたのだが、こんな終わり方じゃ、それも現実味が出てきたな。

そもそも、テロリストにとって、米軍と違って自衛隊撤退がどんなメリットがあるのか。そして、わざわざこんな危険な時期にイラクに渡った3人のバカタレ。別々の行動のはずが、何故か一緒になって捕まっている・・。拘束されたらわずか1日で犯行声明のビデオ放送という手際のよさ。イラクに日本人なら他にいるのに、わざわざこんな弱小市民活動家とフリージャーナリストをターゲットにする不思議さ。そしていよいよ特殊部隊に攻め込まれる直前に解放宣言か。

ともかく、3人が釈放されたら、徹底的に調査して公表してほしい。
もしもこれが自作自演のやらせで茶番だったなら、国中を大混乱させた罪はあまりに重い。便乗して政府批判したマスコミも洒落になりませんぞ。
あと、日本も世界に対して、わが国のバカモノがえらい事いたしました、と謝罪しないといけないだろう。そして何より、本物のテロリストの怒りを買って、奴らを刺激してしまう事。これが一番怖い。
この影響、考えればきりがないよ。とんでもないことしてくれたよな、この3人は。

それにしても、今回の日本政府の毅然たる対応は立派だったのではないだろうか。
小泉は別に好きでもないけど、弱腰見せずに、要求をきっぱりはねのけて、自衛隊撤退しない方針を早くから打ち出した態度は、実に勇気ある行動で敬意。菅直人だったら、すぐに要求呑んで、日本をダメダメ国家にしていただろう。
小泉が被害者家族と会わなかった事についての批判もあったようだけど、実は政府も最初から今回の茶番は分かっていたんじゃないかな、とも思ってしまう。
もし、茶番じゃなくても、それはそれで小泉が見直される。世界が注目している中、遠い日本から一切情報漏らさずに秘密裏で交渉完了、テロリスト犯人グループの要求を一切呑まずに人質釈放。世界から一目置かれるだろう。(ただし、自作自演の茶番じゃなかったらだけど。)

どちらにしても、この3人は自分たちの無謀な行動により、国益を損ない、国を混乱に巻き込んだ事を、深く深く反省して謝罪してもらいたい。


2004年04月10日(土) 迷惑かけすぎ、拘束された3人 (その2)

今日はアメリカに赴任してちょうど1年、しかも天気のいいせっかくの祝日というのに、朝刊を見た瞬間に気分が悪くなる。新聞は2紙取っているのだが、どちらも拘束された日本人の写真をカラーで載せている。そして、どちらも、日本政府が発表した方針「自衛隊 撤退する理由なし」をはっきりと報道している。

ネットで日本のニュースを見ると、人質3人の家族が会見を開いて涙の訴えをしていたという。冗談じゃないよ。彼らは、外務省の退避勧告、渡航は延期しろ、という忠告を全く無視して自己責任でイラクへ行った。高校出たてのガキでもこれくらいの文章は読めるだろ。普段は政府を無視してバカにしていたくせに、困った時にはお願いします、はないやろ。

家族を思う身内の気持ちを否定しているのではない。子供を思う親の気持ちも分かる。ただ、世界中に迷惑かけているのに、テレビの会見で政府批判、自衛隊撤退を涙ながらに訴えるのは、どうみても筋が通らない。危険を覚悟で行ったんじゃないんかいな。無差別テロが頻繁に起きている地域に踏み込んでしまったなら、自衛隊がいてもいなくても関係ないだろうが。この馬鹿げた会見が見れない海外に住んでおり、ほっとするばかりである。

はっきりさせとかないといけないのは、自衛隊撤退と救出は切り離すべきだという事。自衛隊派遣は国家としての意志である。賛成でも反対でも日本国の結論である。派遣に反対であれば国内で派遣反対運動を展開して自己主張すればよい。

でも拘束問題は「事件」である。その原因を派遣に求めるのはおかしい。これをきっかけに、何の関係もない小泉の批判が起こるんだろうけど、今回は日本も勇気を出してこの3人の自己責任を批判する事が必要。でなきゃ、いつまでたっても甘ちゃんのまま、世界で勝負なんてできないよ。

拘束された3人はそれぞれの事情があった。でも、それが子供を救うとかいうボランティアという名のもとでも、イラクの現状を少しでも理解して冷静な判断の元に行動したとは到底思えない。34にもなって、ちょっと認識甘いのではないか。 起こりうるこれらの問題(拘束や巻き込まれ死亡)は再三云われてきていることだし、国に多大の費用と労力の負担をかけるリスクが非常に大きいことくらい、誰でも分かることだ。
ボランティアといえば救われるのか、いや、これはボランティアと言っちゃいけないと思う。

所詮、世間しらずの英雄気取り、単なる自己満足の行動、と言われてもしょうがないのである。

でも、こんなバカモノでもやっぱり見殺しには出来ない。
邦人が被害にあったときには、最善の解決をする努力をするのは外務省とすれば、考えられうる最善の道は、莫大な身代金支払いによる釈放という形にしかならざるをえないのではないか。
もちろん、身代金は、一円たりとも税金を使ってもらっては困る。全額、本人で払ってもらうのだが。


2004年04月09日(金) 迷惑かけすぎ、拘束された3人。

今朝もいつものように通勤の車でラジオを聴いていたら、日本人3人がイラクで拘束されたニュースを報じていた。AM放送で聞こえが悪く、雑音の中でNAP(昼寝)という単語が聞こえたので、「自衛隊員が昼寝?なんじゃそりゃ」と思ったのだが、NAPでなくてKIDNAP(誘拐)と分かって唖然とした。

会社に着いて、早速ネットでニュースをチェックする。
てっきり拘束されたのは自衛隊員だと思ったのだが、3人の経歴は、週刊誌のフリー記者、市民団体、ボランティア。 武装勢力は、日本の自衛隊が3日以内に撤退せねば3人を焼き殺す、と脅迫している。

はっきり言って、この3人、どれだけ迷惑かけてるのか分かってるのか。
退避勧告の出ていたイラクへ自己責任でのこのこ出かけて起こした不始末。一体何考えてるんだか。もう自業自得のバカモノである。

こんな自己満足だけで世界に迷惑かけたバカモノ3人の為に「人の命は地球より重い」とか言って、頼りない日本政府が自衛隊を撤退するか、とひやひやしたが、幸い、撤退しない方針を明らかにしたようでホッとした。これでビビッて撤退するならば、世界の笑いものもいいとこである。何より、自衛隊員に申し訳ないだろうが。
まあ日本ではどうせ、反政府団体、反米団体がデモをしかけたりするんだろうが、そんな奴らはほっとくしかないだろう。

でも、アメリカ人が拘束された場合はすぐに殺されると思うのだが、捕まえてビデオまで送って脅迫されるあたりが、いかに日本がなめられているか、なんだよな。 
自衛隊派遣の是非は別にして、このボケ3人の為に、これだけ世論が動かされてしまうのが納得できない。下手すりゃ、小泉政権崩壊してしまうだろう。 仮に、自衛隊撤退させて助かっても、どんなツラしてこの3人は日本に戻ってくるんだろうか。 
武装勢力の要求は絶対に飲めない。3人は自分で責任取れない事した罰としてあきらめるしかない。

今後どんな展開になるか、が非常に注目される。でも、こんなことでこれ以上貴重な税金の無駄遣いはやめてほしいのである。


2004年04月08日(木) 商社の営業

現在午後9時。
朝を迎えたアジアに電話をかけまくった。アジアは忙しい。今、景気が良くてしょうがないようだ。
アメリカなどと新規取引したい状況じゃない、国内だけで手一杯、大忙し、どこもそんな事を言う。
アジア各国にはうちの会社の現地法人もあるのだが、こちらも忙しいようで満足に回答が来ない。よって、めぼしい取引先の電話を調べて必死にこちらからコンタクトをしているのである。

今朝もタイに駐在している後輩から、「いや〜、モノが売れて売れてしょうがないですよ。契約高もうなぎのぼり。こんなこといっちゃいけませんが、ノウハウもテクニックも要らない。ダボハゼ状態。今ならそこらへんの兄ちゃんでも、モノさえあれば営業できますよ。」なんて言ってた。

実にうらやましい。
正直うらやましい。
商社の営業は数字が命。それがどんなに自分の努力でなくても、単なる景気の波に乗っただけでも、売上げ数字が上がればそれで結構。ボタモチな契約でも、あればあるだけいい、それが現実、実態である。

数字は、どこに配属されてなんのアイテムを扱いどこの国に行くか。これだけで半分以上は決まる所がある。よって、芳しくない業界の部署に配属された人からの不満は多い。

でも、どこが恵まれているかどうかは分からない。
先のタイにしたって、数年前のバーツ暴落の通貨危機の時の駐在員は、えらい目にあった。多額の負債に不良在庫の山。会社からの厳しい叱責。これがあったから、今がある、と言える。

例えば、業績がいい場合、単なる景気の後押しだけなのか、それとも本人の努力が優れていたのか。多数の従業員がいる中で、1人1人に対してそんな冷静な判断をしてほしいのだが、現実問題は出来るはずがない。客観的な指標は、売上げ数字の伸び、どれだけ会社に利益を与えたか、それしかないのである。

数字が落ちたときに理由を報告するのだが、それはいい訳だろ、と言われりゃ、その通り。(まあそんな事しか言えないオッサンも大したことないんだろうが)でも、どんなにサボっていても、数字がついてこれば、何一つお咎めがない世界である。

商社の営業は、運が8割。 悲しいかな、それが実態なんだな。
運をどう引き寄せるか。これが勝負だけど、やっぱり努力しかない。(ああ、楽したい)


2004年04月07日(水) 漢字のタトゥーはまぬけである

今日は70度近くまで一気に気温が上がった。
これならTシャツでも問題ない。一気に春かと思いきや、また週末には冷え込むようだ。いい加減にして欲しい。

誰しもがどうしても腹が立ってどうしようもない時があると思うのだが、昨夜の自分がそうであった。一旦寝付いたが、1時間もせずに目が覚めてしまい、その後は思い出しただけでムカムカするその事件(?)を考えて完全に目がさえてしまった。もう、腹が立ってどうしようもないというやつである。
人が聞いたら大した事はないのだろうが、本人にとっては一大事。 後で振り返ればおそらくちっぽけな事になるのであろうが、そのときは一大事。くやしくてしょうがない、でも、考えるだけアホくさいので気にしないようにするのだが、そうはいかないのである。(なんのこっちゃ)
おかげで寝不足であった。

会社に行って、そういえば床屋(美容院?)を予約しなくては、と電話をすると、「今日の4時ならキャンセルがでて空いてますが」という。土日はこの先1ヶ月予約一杯。という事で、今日は3時30分に外出を装い(別に装う必要もないのだが)とっとと退社して、伸びていた髪をさっぱり。

帰りに旭日屋書店にいって、久しぶりに新書をチェックする。
中国関係の本、マリナーズ長谷川の本を探したのだが、やっぱりなかった・・。
珍しく米人が店に入ってきたな、と思ったら、奥のアニメコーナーへ一直線である。日本のアニメは本当に根強い人気があるようだ。この本屋には売れ残った雑誌が一箇所にまとまって叩き売られている。いいんかいな、こんなことして、と思いながらも、ゴルフ雑誌とSAPIOをちょっと安く購入。

その後はフードコートで、3ドルのカレーを食べてから、ゴルフショップをはしごする。冬の間にあれだけ安かった道具がいきなり定価近くに戻っている。これから黙ってても客が来るから当然か。


朝刊を読んでたら(といっても夕刊なんてないのだが)、漢字の刺青の特集があった。
いかついアメリカ人が、丸太のような太い腕についたまぬけな漢字のタトゥーを自慢げに見せている姿は、誰もが目にした事があると思う。
特集は「刺青で彫ってある漢字の本来の意味が、それをつけている本人の理解とは異なる場合がある」として、その両者を明らかにしていたのが面白い。
例えば、

「宅移迷」〜 本人の理解は、自分の名前(Timothy)の日本語訳。 解説:発音は Tak-ee-mayでTimothyとは言わない。意味は、unreliable delivery service, lost moving delivery。

「円七」〜 本人の理解は、circle seven。 解説:7円、つまり5セント

「沌(←これのさんずい無し)」〜本人の理解は chaos 解説:さんずいなければ意味をなさないが、村、とか、集まりの意味

おおかた見た目で格好よさそうだ、とか判断してしまったのだろうが、一生ものなんだから、ちょっとは日本語分かる人にアドバイス求めるとかしろよ、と思ってしまう。タトゥーショップもしっかり説明しろよ、と思ってしまう。
いくらなんでも、「円七」って何なんだよ。これ女の子がつけてるみたいだけど、芸人の名前じゃないんだから。解説の5セントってのも笑えるが。 他にも「痛」とか紹介されてたけども、ほんとにお笑いである。もっとも本人が気に入ってれば、他人がとやかく言う問題ではないのだが・・。


2004年04月06日(火) 白い巨塔 / 教授の総回診

最近の土日はもっぱら「白い巨塔」のテレビ録画を、日本食スーパーで借りて見るのが楽しみである。
原作を読んでおり既にストーリーが分かっていても、ハラハラとしてしまう。多少お涙頂戴のシーンがあることが気になるのだが、よく出来たドラマと思う。

ちょっとおかしいのが、毎回ドラマの冒頭で唐沢演じる財前教授を先頭にした大名行列のシーン。「財前教授の総回診が始まります」。これを見て、ほんまかいな、と思う人が多いと思う。

実は5年ほど前にお茶の水の某大学病院に2週間ほど入院したことがあるのだが、まさにこれと同じような教授の回診があったのをよく覚えている。回診当日の朝は、看護婦がやたらにせわしなく部屋やベッドの周りの掃除を始めて、読みかけの雑誌や飲み物も全部見えないところにしまってくれ、とにかくキレイにしてくれ、と言われたものだ。

そこで仰々しく教授が登場。1つずつベッドを回る。担当医が一生懸命状況を説明しているが、そんなものはお構いなしに、教授が一言患者に声をかける。「具合は如何ですか?」「お大事に」
聞かれたこっちだって、たまに現れるおっさんに何を言えばいいのやら。おまけに、教授にくっついて金魚の糞のように研修生見たいなのが何十人も入ってくる。狭い部屋は一杯である。みんなが、教授の一言一句を漏らすまい、と必死にメモを取る。みんながベッドに横にされた患者を一斉に見つめる。
見世物にされた中で、何をしゃべれと言うのか。

教授そのものは、一見にこにこして対応しているが、何せ患者数をこなさねばならない。
自然と対応は丁寧ではなくなり、あっさりしたものになってしまう。同室のおじいちゃんとかは、それでも一生懸命自分の状況を説明したりするんだけども、いちいち聞いてたら終わらないからか、教授もうまく話を終わらせてそそくさと次の患者に向かうのである。
でも教授が悪いのではない。こんな馬鹿馬鹿しい大名行列ををやらせてるのが悪いのである。

印象に残っているのが、教授そのものよりも担当医が必死に教授に病状を説明する姿。
自分の担当医はそれこそあっさりしていてそんなに熱心とは思わなかったけど、総回診の時はもうそれは一生懸命に説明。「へえ〜、大した会話もしていないのに自分のことをそんなに分かってるんだ。」と関心した覚えがある。

大学病院で生き残っていくのも、大変なことだと実感した。
でも、なんだか患者にとっては全く意味のない「儀式」であったな.


2004年04月05日(月) アメリカでの医療費上昇

いよいよサマータイムが始まった。
朝9時に起きたが、昨日までは朝8時。また半年後に元に戻るから、損も得もない。
起きた瞬間、全身が筋肉痛で動かない。昨日の寒い中でのゴルフでやはり筋肉が固まったか、いや、やはり上半身にガチガチに力が入っていたということだろう。下手な証拠だな、こりゃ。


午前中はヨガに行って身体をほぐす。
日本でもヨガがはやっていると聞いたが、アメリカでも同様のようだ。ジュリア・ロバーツをはじめとする女優達がハマッている事が原因か、若い女性の参加者が多い。見た目と違って意外としんどいのだが、内臓の働きも活発化されるとか言われており、たった週に1度だけど始めてから不思議と体調も良くなった気がする。


アメリカで猛烈な勢いで医療コストがあがっている記事を読んだ。それに伴い、医療保険料の高騰が各企業にとって大きな問題となっているという。
日本では、治療医療ごとに診療報酬が決められているが、アメリカでは医療費の決定が医療機関に委ねられており、こうした医療制度がコスト高騰に繋がっている。その原因は、おおきく以下の3点。

1)医療技術の高度化、医療施設の充実
病院が新種の医療機器を導入すれば、当然診療代に反映される

2)医療過誤賠償責任保険料の上昇
訴訟社会アメリカで医療裁判も過熱化しており、賠償責任保険料の高騰が価格に転嫁されている

3)医療スタッフの賃上げ
日本と同じく看護士の激務、人材不足が問題となっている。

いかにもアメリカならではといえるのは、2)の賠償責任保険料である。ただ、それを患者の医療費負担にされてはたまったものではないのだが。
幸い、うちの会社はかかった医療費を全額補填してくれるので、個人的には負担はないのがラッキーか。

去年は何回か歯医者に通ったが、確かに治療費は高かった。でも、日本で毎年のように歯医者に通った経験からすれば、技術の高さ、治療内容の透明度、そして治療後の満足度は比較にならないほど素晴らしいといえる。アメリカ人は歯が命、というが、単に悪い所を治療をするだけではなく、全体のバランス、見た目の美しさにもかなりの気を配ってくれる所が有難い。これは金を出す意味があると思った。

つまりは、人によって医療に対する価値観、求めるものは当然違うのである。
歯医者の例を取れば、自分とは違って、見た目の美しさなんかいらん、とにかく軽く痛みを抑えるだけでいいのでお金はあまり払いたくない人もいるだろう。

どうせ病院毎に同じ治療でも料金が異なる事が認められているなら、レストランのように料金表を提示して、患者にもっと分かりやすく病院と治療内容の選択権を与えるべきなのである。


2004年04月04日(日) 初ゴルフ

今日は待ちに待ったゴルフ初日であった。
去年の9月にやったきり、以降はあまりに寒くてやりたくてもとても出来なかった。約半年振りにゴルフクラブを握る。もちろん半年間、練習なども一切出来なかった。

メンバーは会社の日本人3人。予約は昼12時。なんと家から車で5分で、料金は地域住民なのでたったの22ドル。といっても、全27ホール、州のトーナメントも行われる立派なコースである。う〜ん、贅沢。

ところが・・ 気温は50度くらい(摂氏10度)あったのだが、恐ろしい強風寒風で寒い寒い。
出だしのロングはパーでまとめ、今年は幸先いいぞと思ったのもつかの間、その後はボールが面白いようにちらばるちらばる。とにかく強風である。風向きを調べるために、芝生を飛ばしても、四方八方に飛び散ってしまい何の参考にもならない。グリーンのボールは止まらないし、カートがばたばたと倒れるほど。

といった感じで、強風の上にもう身体も寒くて筋肉も硬直。最後はみんな無言で、本当に辛いゴルフだった。やっぱり時期がちょっと早かったか。でも久しぶりに野外で身体を動かした。今日1日で、間違いなくここ1ヶ月分以上は歩いただろう。
帰りはジムのミストサウナで身体を暖めてから帰宅。やっぱり気温が暖かくて体が動かないとゴルフは面白くないな。暖かくなるにはもう後一ヶ月我慢。このときばかりは、このシカゴが嫌いになる。

今週は出張中だったので、たまった新聞を読むと、ヤンキースの日本開幕戦の記事が目立つ。中でも松井の取り上げられ方は、アメリカでも定着してきた。 ホームランシーンの松井はもちろん、鏡割りをする松井、カブトをかぶる松井の写真。 カブトは、SAMURAI HELMETと説明してあったのが笑えた。

明日(4月4日)からサマータイムで、時計を1時間早めなくてはならない。
全ての時計を変えなくてはならないのも、これが結構やっかいなものである。


2004年04月03日(土) ガソリン代 10の節約術とは

久しぶりに出社。
やることは多いのだが、実にやる気が起きない。切羽詰った急ぎの案件だけ処理し、後は適当に。

う〜ん、それにしてもやる気が出ない。
この前2003年の評価面接が終わったと思ったら、すぐに2004年の目標設定を出せ、という。ここで立てた目標が1年後に評価される訳だが、そもそも1年間同じ課題に固執すること事態が、この激動の世の中にマッチしているとは到底思えないのである。そして、おかしなことに誰もがそれに気がついているので、「細かく設定すると自分の首を絞めるので、逃げられるようになるべく広い範囲の目標をセットせよ」などという指示が出ているのだ。
そんなものなら最初からやるなよ、と言いたい。というか実際に言っているのだが、一兵隊の意見が通る訳もない。

駐在してそろそろ1年。回りも見れるようになってきたのだが、当然ながらそれなりの不満も出てきた。これが、現在モチベーションがダウンしている原因か。
まあしょうがない。サラリーマンはこんなサイクルの繰り返しなのである。


前にも書いたが、ガソリン価格の高騰が止まらない。
といってもリッター50円程度。「日本に比べりゃまだまだ安いじゃないか」と、米人のスタッフに話したら、「ここはアメリカだし、お前もアメリカで車運転してる。日本の値段なんて関係ないじゃないか」と、全くもって当然の指摘を受ける。恥ずかしいことを言ってしまったと反省。

今日の新聞には、「ガソリン代 10の節約術」として特集が組まれていた。

1.安いスタンドに行け − 但しわざわざ遠くまでいくのは逆に無駄。
2.オクタン価の低いガソリンを入れよ−ハイオクは金の無駄。多少パワーが落ちるが、分かりゃしない。
3.忙しそうなスタンドに行け−新しいガソリンの方が汚れが少ない。 ただ、トラックの後はやめる事。。タンクの底のガソリンはあまりよくない。
4.エタノール入りのガソリンは駄目 −エタノールはガソリンの3分の2しかエネルギーがない。燃費悪し。
5.タイヤに気を配れ − 古いタイヤは燃費に影響する。適正な空気圧も大事。
6.エンジンに気を配れ − プラグとフィルターは新品に換えよ。燃費向上間違いなし。
7.近場への運転は避けろ − エンジンが温まる前に車を動かすと、燃費が落ちる。 
8.ゆっくり運転を − アクセルは卵を割らずに踏むように。
9.違う乗り物に乗れ − スクーター、ディーゼル車、電気自動車、ハイブリッドカー。すべてお得です。
10.運転をやめよ − 何も乗らずに歩いていけ!

参考になるようなならないような。

今日はせっかく給料日直後の金曜日だというが、当然ながら特に予定もない...。パーっとやりたい所だが..。


2004年04月02日(金) くたくたの2日間

昨日(3月31日)は早朝出発。現地スタッフのRと車で5時間、デトロイトへ。
空港で日本からの客をピックアップして、昼から取引先を訪問。

実にややこしい話が多く、長い長い商談。
ただでさえ一筋縄でいかないミーティングなのに、先方から過去の事情も知らぬお偉いさんが突然登場してきて、更に話はあっちにいったりこっちにいったり。
約3時間にわたる話し合い、最後はなんとか話がまとまり、めでたしめでたし、というよりほっと一安心。

夕方に更に車で3時間ほど移動、SOUTHBENDという田舎のモーテルで一泊。
連日の出張で疲れており、早く休みたかったのだが、日本からの出張者が夕食後に打ち合わせをしたい、というので断る訳にもいかない。なんやかんやで、夜中の1時に終了。
その後、部屋でパソコンの電源まで入れたのだが、アクセス先の番号を探すのさえ面倒になり、そのままベッドでバタリ。2ヶ月ほど毎日何故かまめに連続更新していた日記もお休み。
そういえば、2ヶ月前に更新しなかった日も今回と同じ日本からの出張者アテンドの日だったな。

今朝も朝から別の取引先と気の重い面談。
朝ホテルで準備していると携帯がなる。こんな朝早く誰や、と出ると、いやいや懐かしい、高校時代の同級生から。会社帰りに飲んで、東京駅で終電車待ち、という。酔った勢いでかけた、と言ってたが、その気持ちはよく分かるんだなあ。いくら仲良くても、男同士で特に用事もなく電話しないもんな。特に海外なんて。
簡単な近況報告、友達が転職した話、どうでもいいゴルフなどの話を10分位。
でもよりによってこんな時にかけてこんでも、と思うが、そんな事は相手は知ったこっちゃないな。

先方取引先は韓国人の社長。非常に話がうまいし一生懸命なのでなんとか協力したいのだが、時代がそうはいかないのが辛い。一旦日本で検討する、という、一見期待させるが、実はほとんど断り文句を伝える。
その後ランチの後に、4時間のドライブでシカゴに戻る。

戻ってからも小一時間の最終ミーティング。全部日本語だったので、同行のスタッフはつまらなそうにしていたが、こればかりはしょうがない。後で説明するから、と伝えるが、得てして通訳すると、全体の2割位しか伝えないんだな。

夕刻に、この日本からの客とは別れて、夜は別の取引先接待で日本食屋へ。
疲れも極度、しかも全部で6人いたので、まあいいか、とほとんど会話に参加せず。いやあ、アメリカ来てからますます無愛想になってきた自分を感じる。

出張中にたまった仕事があるのに、やらなきゃならん出張レポートなど考えると、頭痛いな。これも駐在員。


Kyosuke