+++ Rip Stick +++

2002年10月29日(火) 境界線の無い恋。



携帯から、貴方の声。
一寸掠れた、だるそうな
何処となく聞きなれた声。

「風邪?」

そう聞いたら

「うん。死んでる」

そう言った。


彼氏と彼女


そういう言葉で括られなくなったあたし達。
それでも、この感覚は何だろう。

電話の第一声の一言で
電話の向こうの様子を理解出来る事に
少し寂しさを感じた。


もっと、あたし自身に触れて欲しかった。

恋とか愛とか情とか

境界線を引けないあたし達。

境界線の無い恋をしている。



2002年10月25日(金) 意地。



今度こそ

今度こそ

彼から連絡が来るまで

あたしは動かない。

それではっきりさせるんだ。




2002年10月17日(木) 嬉しかった言葉。



その後、彼とは特に何も無く、変わり映えの無い生活をしてる。



ただ、仕事のキャパがオーバーして来ていて

自分自身でもやりくり出来ない状況に陥った。

やってもやっても終らない仕事。

後から後から積み重ねられる仕事。

職場に30時間詰め込み、泊り込み

クレームを対処しながら、先のプランを練っていく。


皆、自分の仕事で一杯一杯だから

誰に頼る訳でもなくて

自分一人でクリアしていかなければならない。



最近のニュースで良く見る「過労死」。

大事の様に騒いでいるけれど

現状はどこもかしこもそんな状況なんじゃないかと。

何十時間の残業は当たり前。

家に帰れないのも当たり前。

やっと辿り着いた休日も、家で仕事。

会社側に訴えても

「他の方がもっと大変だから」の一言。

他も大変。じゃなくてさ、それを変えていくのが

上の人間のやるべき事じゃないのかしら。



毎日、そんな事ばかりだった。

職場に近付くと、眩暈がした。

一寸ノイローゼになったりした。



意味も無く彼に泣き言を綴ったメエルを送った。

それはもう、突発的に。

本来は、殆どメエルを返さない彼から

翌朝にはレスが届いていた。

その文面には、「頑張れ」だとか

そんなありきたりな言葉は無かったけれど

あたしを一番理解してくれてる様が伺える

一番嬉しい言葉が綴ってあった。



理解者が居てくれると

それだけで、何だか救われた気がした。




2002年10月05日(土) あたしは



さて、あたしは何をしてるかと言うと

朝起きて、仕事に行って、定時を
4〜5時間オーバーする程サービス残業をして
帰りに上司と酒呑んで
いつもと同じ道のりを帰宅する。

たまには仕事でトラブルを抱えたり
後輩の相談に乗ったり
上司の相談に乗ったり

毎日が、瞬きする間に過ぎていく様。






結局

あたしは

あなたが居なくても

全く変わり無く毎日を過ごしてる。



2002年10月02日(水) あたし達の関係。



イマイチ微妙で判り難い。






お互いに、弱い部分も曝け出して
見透かされてるのに強がって
時々身体を重ねて
時には気持ちをぶつけ合って


そんなあたし達の関係って
一体何なのだろう。



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