みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2006年08月30日(水) 飛ぶバット禁止令

 ビヨンドマックスなどの複合バットが、来年の全中から禁止になることでほぼ決まりました。
(注:まだ正式決定ではありません)

http://ctr-tokyo-baseball.com/

 全軟主催の大会については、全軟にお任せ。中体連の都道府県大会については、各地区に任せるそうですが、3年後をメドに完全禁止を目指していくそうです。


 飛ぶバット禁止令は、今年の春頃から耳にしていましたが、こんなに早く決まるとは…。
 理由としては、.丱奪箸高価すぎて、チームによっては買えない。飛ぶバットのおかげでボールは飛ぶが、必ずしも技術向上に繋がっているわけではない。

 今年の全日本は初めて新公認球で行われました。「新球+飛ぶバット」の飛距離はかなりのものです。とくにフライの高さが、これまでの軟球ではなかなか見られなかったもの。滞空時間の長〜いフライが目立っていました。

 飛ぶバットが禁止になることで、どんな影響があるでしょうか。
 個人的には飛ぶバットは普通のバットよりもやや重いので、「重たいバットを振れるようになる」という意味で、高校に繋がると思っていました。高校のバットは最低でも900g以上。中学はほとんどの選手が700g後半。たしか、最初に発売されたビヨンドは800gちょっとで、「重くて振れない」という声が目立っていました。

 しかし、高校野球同様に振り慣れてくれば、何とかなるもの。体の小さな選手でも800g台のビヨンドを振り切る姿を何度も目にしてきました。
 これから、ビヨンド系の飛ぶバットが禁止になることで、重たいバットを振る経験が少なくなるかな…、とやや心配。

 軟式あがりの高校球児に取材すると、「ボールの違いよりも、バットの重さに戸惑った」という声が結構聞かれます。

 さてさて、飛ぶバットが禁止となり、これからの中学野球はどうなっていくのでしょうか。

 にしても、ミズノ(ほかのメーカーも)はこの通達を承諾するのでしょうか。中学生が買わなくなると、営業的に大打撃ですよね…。



2006年08月10日(木) 『中学野球小僧9月号』、8月10日発売!

 今月の表紙はソフトバンクの新垣渚投手です。
 特集1、2ともに、かなりマニアックな内容になっていますので、ぜひお買い求めください!

特集1 プロを目指すキミに贈る大特集
 熱球一直線!
「甲子園」夏期講習


【プロ選手編1】不屈のピッチャー
 新垣渚(福岡ソフトバンクホークス)
「どんなことがあっても、へこんだりせず『ナンクルナイサー』」

【プロ選手編2】笑顔のスラッガー
 今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ)
「PL学園のキャプテンを経験したから、プロとしてやれている」

【選手名鑑編】全国トップレベルの高校生が大集合!
 『中学野球小僧』式ドラフト有望選手名鑑
今すぐ参考にしたい18選手の“心技体”を完全分析!

【高校球児編】甲子園3連覇を目指すスーパー高校球児
 怪物投手 田中将大(北海道・駒大苫小牧高校)徹底分析
中学時代の指導者が明かす4つのポイント

【甲子園優勝経験者編】
頂点に立った男たちが明かす「甲子園優勝」
 経験してみなきゃわからない裏話を大公開!
1982年[第64回大会] 池田(徳島)   木下公司
1984年[第66回大会] 取手第二(茨城) 中島彰一
1994年[第76回大会] 佐賀商業(佐賀) 立花和幸
1996年[第78回大会] 松山商業(愛媛) 矢野勝嗣
2002年[第84回大会] 明徳義塾(高知) 今村正士
2003年[第85回大会] 常総学院(茨城) 松林康徳

【記録編】長い歴史の甲子園に輝く
夏の甲子園びっくり記録集
 有名プロ選手の高校時代から有名校の意外な事実まで


【職業編】真夏の祭典! "甲子園"を支える仕事人
甲子園ハローワーク2006
 グラウンドキーパー 中西淳(阪神園芸株式会社)
 うぐいす嬢 太田佳穂(阪神甲子園球場)
 売店・食堂担当 林政勝(阪神甲子園球場)
 アナウンサー 竹林宏(NHK大阪放送局)
 テレビカメラマン 大嶋佳史(NHK大阪放送局)

【甲子園解説者編】川中彰(NHK高校野球解説者)
中学球児に最適の観戦法を伝授!
 うまくなるための高校野球の見方
甲子園観戦ポイントチェックリスト付き


【データ編】夏休み野球研究スペシャル
「シートノック選手権」にトライしよう!
 上達の宝箱・シートノックから野球の実力が見える

【高校野球準備講座1】菅澤剛(東京・成立学園高校監督)
高校野球に挑戦! 心と体の準備Q&A
 「明確な目標があれば、環境の変化も乗り越えられます」

【高校野球準備講座2】厚田昌博(福岡・戸畑商業高校監督)
軟式出身者が集まる強豪校の練習法に迫る
 「軟式野球のクセなんて、高校入学後に修正できますよ」

【甲子園伝説!】
太田幸司(青森・三沢高校)物語
 1969年、延長18回0対0引き分け再試合


特集2 中学野球テクニカル【新チームスタート版】
残暑に打ち勝つ練習メニューでチーム力アップ!


【チーム作り編】清宮克幸(サントリー・サンゴリアス監督)
ラグビー界の新リーダーが実行してきた
 強いチームになるためのスーパー強化策
自分たちの強みと弱みを知ることからチームを作れ!

【打撃編1】中丸敬治&大石光磨(神奈川・青葉緑東リトルシニア監督&特別打撃コーチ)
地道なメニューに目的と工夫を加えてレベルアップ
 最強打線を作るバッティング練習法
中学硬式球界で快進撃を続けるチームに学べ!

【打撃編2】吉澤雅之(栃木・自然身体構造研究所所長)
「バッティングの常識」を徹底検証
 神経トレーニングでバッティングが変わる!
真の力を引き出すストレッチメニュー付き

【バント編】佐々木和志(宮城・栗原市立若柳中学校監督)
中学野球世界一チームが実践!
 勝つためのスペシャル・バント術
バッティングも向上する工夫満載の練習メニュー

【投手編1】杉浦正則(日本生命監督)
大舞台で力を発揮してきたスーパーエース
 「ミスター・アマチュア野球」の勝てる投手養成講座
「ピッチャーは常に優位なんだと忘れないことです」

【投手編2】梅田靖洋(神奈川・横浜市立上の宮中学校元監督)
アームスローも直せる練習メニュー付き
 骨盤伝道師のピッチング教室<完全版>
ピッチングの基礎は回転軸にあり

【捕手編】山口永介(三重・南伊勢町立南勢中学校監督)
ミットの選び方からショートバウンド処理まで
 スーパーキャッチャー完全プログラム
キャッチャーは毎日練習してうまくなる!

【守備編】島田芳生(京都・洛星中学校監督)
シロウト選手のスーパー変身術を大公開!
 キャッチボール&動ける体作りメニュー
毎日続けて体の隅まで神経を行き届かせよう


【ミーティング編】木野昌孝(愛知・刈谷市立刈谷東中学校元監督)
新チームスタートから即実践!
 全国制覇 ハイレベル・ミーティング術
練習メニューも自分たちで作れるようになろう

【練習メニュー編】猿橋善宏(宮城・利府町立しらかし台中学校監督)
強い人間、強いチームになるノウハウを完全伝授
 「10の柱」で考える練習メニューの作り方
全中準優勝を果たした"どシロウト監督"の挑戦


【コンディショニング編】立花龍司(東北楽天ゴールデンイーグルス・コンディショニングディレクター)
残暑に負けるな、中学野球小僧!
 体力・野球力・学力アップのコンディショニング
新学期に差をつける「一石三鳥」のスケジュール

【食事編】乙坂紀子(横浜ベイスターズ・チーム運営部/管理栄養士)
プロの栄養士がアドバイス!
 強い野球選手になる食事
「食」の基礎知識から効果的なおやつの食べ方まで

【道具編】新チームから完全切り替え
「新軟球」ってどうですか?
 全日本出場チームの監督にも直撃取材!


野球を測る男、『中学野球小僧』に登場!
 炎のストップウオッチャー<中学生版>
タイムから見える野球の面白さを知ろう!

野球上達のための川相塾[夏期特別講義]
 川相昌弘が「世界の川相」になるまで
犠打世界記録保持者のターニングポイント
 塾長・川相昌弘(中日ドラゴンズ)

取材材協力チーム紹介

【学野球大会&イベントレポート】
 第19回九州硬式少年野球連盟夏季九州選手権大会<フレッシュリーグ>
 第17回日本硬式少年野球連盟嬉野大会<ジャパンリーグ>
 第40回全日本リトルリーグ野球選手権大会
 第23回全日本少年軟式野球大会<展望> 



2006年08月02日(水) 第31回 関東中学校軟式野球大会組み合わせ

神奈川県大会準決勝・決勝が茅ヶ崎球場で行われました。

<準決勝>
慶應普通部 2−1 慶應湘南藤沢中
横浜市立舞岡中 4−2 大和市立光丘中

<決勝>
横浜市立舞岡中 7−0 慶應普通部

*決勝進出の2校は関東大会出場


 注目の慶應対決は普通部に軍配があがりました。5回まで0−1のビハインドも、6回と7回に1点ずつ入れ、逆転勝ち。ベンチ、スタンドともに大盛り上がりでした。
 若い監督さんの積極的な采配が目立ちました。「ここで仕掛けるの?!」という状況で、盗塁やエンドランを連発。スタンドの度肝を抜いていました。

 今日、目立っていたのは舞岡中のエース。1球1球、雄たけびをあげ、ガッツポーズをして、見ていて応援したくなる選手でした。光丘中のキャッチャーも、素材抜群ですね。
 
 さて、関東大会は8月6日から10日まで(6日は開会式のみ)茨城県で行われます。組み合わせは以下のとおりです。

<1回戦>
_失併堽東部中(茨城1)vs栃木市立桑中(栃木2)
甲府市立北東中(山梨1)vs慶應普通部(神奈川2)
7嫁和茖餌緝州s日大二中(東京2)
ちザ胸堽七林中(千葉1)vs草加市立花栗中(埼玉2)

ノ教新座中(埼玉1)vs大月市立猿橋中(山梨2)
修徳学園中(東京1)vs下妻市立千代川中(茨城2)
Э寝市立山前中(栃木1)vs群馬第2代表
┣I融堽舞岡中(神奈川1)vs銚子市立第五中(千葉2)

<2回戦>
,両ー圍s△両ー圈´の勝者vsい両ー
イ両ー圍sΔ両ー圈´Г両ー圍s┐両ー


 なお、群馬県大会は明日、準決勝・決勝が行われます。
 準決勝の組み合わせは、
‖静鳥堽西中vs前橋市立南橘中 
富士見村立富士見中vs伊勢崎市立第三中




2006年08月01日(火) タテジマに憧れて 〜東海大相模・石丸健大〜

■神奈川大会決勝

横浜 241304010|15
東海 000014200|7

 応援席への挨拶が終わると、そのままグラウンドに顔をうずめた。仲間が一塁側ベンチの中で泣き続ける中、グラウンドに一人残り、肩を揺らして泣いていた。

 背番号17を着けた石丸健大に、目がとまったのは準決勝の横浜商大戦だった。
 2回裏、2アウト一塁。ランナーは兵頭、バッターは小玉という場面。小玉がセンター前へフラフラと落ちる安打を打つと、兵頭は当然のごとく三塁へ。しかし、三塁で止まる姿勢はまったく見せず、一気にホームまで帰ってきた。ランナー一塁から、センター前ヒットで得点という衝撃的なシーンだった。

 このとき、目に飛び込んできたのが三塁コーチャーにいた石丸だった。迷うことなく、腕をグルグルと回し、兵頭をホームに突っ込ませていた。
 じつは、それまで、三塁コーチャーが石丸とは気づいていなかった。三塁コーチャーが背番号17とわかり、名簿で確認すると「石丸健大」の名。「あぁ、石丸か!」と、思わず声を挙げそうになった。

 石丸を初めて見たのは3年前に北海道で行われた全中。
石丸は明徳義塾中の1番サードとして活躍していた。体は小さかったが、足が速くて、いやらしい選手だった覚えがある。
 翌年、石丸の名は東海大相模の部員名簿に記載されていた。中学時代のチームメイト、田中大二郎とともに、東海大相模に進んだ。

 石丸はもともとは佐賀の出身だ。明徳義塾中に進んだのは、「強いところでやりたかったから」。お父さんが、野球を思う存分やれる環境を、探してきてくれたそうだ。
 東海大相模を選んだ理由は、「タテジマに憧れていたから」。憧れたきっかけが、じつは全中にあったという。
「全中に東海大翔洋中(静岡)が出ていたんです。そのときに翔洋のユニホームを見て、大二郎と『タテジマ、カッコイイなぁ』と話していました」
 「明徳もタテジマでしょ?」と突っ込むと、「明徳のはラインが細いんですよ。東海のタテジマがいいんです」と、タテジマにこだわりを見せていた。
 もちろん、ユニホームだけが東海大相模を選んだ理由ではない。「強いところでやりたい」「大学でも野球を続けたい」という思いも、そこにはあった。
 
 入学後の春、大二郎はスタメンに、石丸も1年生ながらベンチに入る試合が増えた。「このままなら、3年生になればレギュラーに…!」と期待して見ていたが、新チームになってすぐ、門馬監督から告げられた。
「お前は野球を一番よく知っている。三塁コーチャーになってくれないか」
 石丸は「チームのためになるなら」と、門馬監督の言葉を受けた。

 三塁コーチャーとして、もっとも気をつけていることは、「先の塁を狙わせるのは当たり前。先の先の塁を狙わせる」こと。横浜商大戦での得点は、まさに先の先の塁を狙わせた、素晴らしい判断だった。
 ただ、賭けだったわけではない。完璧な計算がそこにはあった。
「前の試合を見ていたとき、商大のセンターが中継にしっかりと投げられていなかった。今日のシートノックを見ていても、強いボールが放れない。これは狙える、と思いました」
 このシーンを見て思い出したのは、かつての巨人―西武の日本シリーズ。センターのクロマティに飛んだ打球で、一塁ランナーの辻がホームインしたシーンだ。三塁コーチャーは名コーチャーと呼ばれた伊原春樹コーチだった。
 そのことを、石丸に伝えると、「え? 何ですか? 知りません…」と困った顔に。あの伝説のプレーを知らないなんて…、年の差を感じるとともに、知らずに狙わせた石丸もスゴイと改めて感じた。


 三塁コーチャーズボックスに立つ石丸を見ていると、ボールデッドになっているときに素振りを始めることに気づいた。もちろん、バットは持っていないので、シャドウだ。
 普通、三塁コーチャーともなれば、試合に集中して、スイングの練習はしないもの。石丸ほどになれば、それも十分分かっているはずだが、そこには抑え切れない気持ちがあった。
「試合がある限り、最後の最後までセンターのレギュラーポジションを狙っています。長谷川隼也に負けない気持ちは常に持っている。甲子園では、背番号8を着けて、プレーする気でいます」

 決勝戦、石丸は7回裏の守りからセンターの守備についた。今大会、4試合目の出場だ。打席は9回裏、1アウトランナーなしで回ってきた。外角ストレートを見逃したあと、外に落ちるスライダーをセンター返し。この夏、2本目のヒットを放ち、後続に甲子園の夢をつないだ。
 しかし、最後は、6年間一緒に野球をしてきた田中大二郎のセカンドゴロでゲームセット。「ずっと一緒にやってきたから、大二郎には負けたくない」。そう思い続け、石丸は大二郎の背中を追い続けていた。

 レギュラーの座をつかめなかった高校3年間。甲子園を目前にして敗れた最後の夏。悔しさばかりが募り、グラウンドに顔をうずめた。
 これからの進路を聞くと、「大学で野球をやりたい」「大学でレギュラーをとりたい」と次なる目標を語ってくれた。次はプレーヤーとして、グラウンドで光り輝くときを今から楽しみにしたい。


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