sakuraの日記
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かつて、私が教会に通っていた頃、クリスマス礼拝の後に、
夜、教会に来ている教会近くに住む教会関係者の家に順番に廻って、
その家の前で讃美歌を歌い、ささやかなプレゼントを置いて帰るというのをしました。
讃美歌集を持って、ろうそくを片手にぞろぞろと歩いて行くのです。
初めて参加したのは、12,3歳の頃かな。
私の大好きなTさんがいて、姉の幼馴染もいたので、母親に頼み込んで、
お許しを貰ったのでした。
まだ、その頃は遅い時間に外をあるく人は少なかったし、
もちろん、24時間営業の店なんてまだなかった。
夜、外を歩くってとってもワクワクした。
真冬の寒い街をろうそくもって、練り歩くって、
今の世の中じゃ、どう考えても、放火魔に間違えられそうな
怪しい集団だよねぇ。。。
まだ、平和な世の中だったんだなぁ。
教会では、昼間に手作りろうそくを作っていて、
キャロリングでまわった家の前にそっとおいて来るのだけど、
これもまた、今時、そんなの置いて来たら、放火の危険があるわなぁ。。。
なんとも世知辛い世の中で・・・(>_<)
Naiveさんの日記を読んでいて、この名が出てきた。
私も中学生の時に読んだこの本は、あまり読書家でもない私のお気に入りの
本です。
星野富弘さんの詩画集も好きで、プレゼントされた時は嬉しかったっけ。
星野さんは、プロテスタントのキリスト教の信者さんですが、
この本を読んだ当時の私もプロテスタント教会に通う中学生でした。
この題名を見て、思い出したのは、ある讃美歌だった。
♪〜ああ主よ、我は深き淵より、主を呼べり、願わくは我が声に
耳を傾け給え〜アーメン、ア〜〜メン、アーメン、ア〜〜〜〜アーーメン♪
というものだった。
私の好きな讃美歌の一つ、きっとこの歌から想を得たのかなぁとそう思った。
家のすぐそばを歩いていた。
植え込みに猫がいる。その人懐っこい猫に相手になる女性がひとり。
この人懐っこい猫はほとんど、家の縁の下に住み着いている。
誰かもらってくれないかなぁ?っと思っていたから、
猫を可愛がる女性の方を、後ろから、見つめた。
ふいに、彼女は振り返る。
目が合った。
彼女は私をまじまじと見る。
その目に引き寄せられて、私も彼女の顔をまじまじと見る。
彼女が「あっ」と声を上げる。 「sakura?」
私「え〜っ、あっ、Iさん?」
懐かしい友だった。
小学校5,6年の私の一番好きだったクラスメイトだ。
彼女は成績も優秀で、絵がとても上手だった。
小柄で、運動神経もよくて、頑張り屋さんで、人柄もとてもいい。
今もそのままの面影を持ってる。
近くの病院の看護士として、働いている。
彼女らしいなぁ〜。
明るく大きな声で話すところも、ちっとも変わってない。
家の前で、大きな声を話していて、母が家の中から、出てきた。
「まぁ〜、お母さんっ、また、私、来ますわっ」
あまりの彼女の威勢の良さに、母も乗せられてるのが面白い(*^^*)
ほんとに、Iさん、来てくれるかなぁ?
イラクの事件で、暗い気持ちだったのが、少し、和んだ。かな。
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