sakuraの日記
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2003年11月30日(日) イラクで日本人外交官2人殺害

この事件を聞いて衝撃が走った。

イラクの隣国の大使館に勤める友人Fがいる。

F君はこの夏に父親になったばかりで、最近、妻も赤ちゃんとともに

彼の元に戻ったばかり。

亡くなった外交官達とも、交流があったという。

二人にも、妻子がいた。

とりわけ、若い方の外交官には、第二子の出産を間近に控えた妻がいる。

友人のF君と重なる。

もし、亡くなったのがF君だったら・・・と思うと、胸が潰れる思いだ。

実際、F君にもCPAへの誘いがあった。

この夏、妻の出産に合わせて、日本への長期の休暇で帰っていた時、

わざわざ、携帯電話にまで、打診の連絡があった。

夏の段階でもまさか、イラクへなんて・・・と悲壮な気持ちになった。

第一子が生まれたばかりなのに、そんな命掛けのところへなんて・・・


折りしも、イラクの国連事務所へのテロ事件が起こり、

F君のイラク赴任も保留になり、ホッと胸を撫で下ろした。


そうして、8月の終わり、

イラクの隣国の大使館へ戻っていったF君だった。


それから、しばらくご無沙汰してたけど、可愛くなった赤ちゃんの写真付きの

メールが来て、私も安堵していた。 そして、その次の日に、事件は起こった。


きっと、二人の遺体と対面し、悲嘆に暮れる家族を前に、

辛い時間を過ごしたのだろうな。

もしかしたら、あの時CPAに行く事になっていたのなら、

事件の被害者はF君だったかもしれない。


どんな気持ちで、遺体と対面したんだろうか。。。

親しく話した同僚の死を、どんな気持ちで見つめたんだろう。

私にも、重苦しい気分が付きまとう。

決して、遠い話しなんかじゃないんだ。

イラク・・・ 遠い、よく知らない、決して行く事も無い国。

でも、すぐ近い国なんだと、思い知らされた。



2003年11月19日(水) ふとん屋さん

昔、私が生まれる前、家で商売をしていた名残で、何人かの出入り職人さんがいた。

ふとん屋さん、お茶屋さん、酒屋さん、植木屋さん、瓦屋さん。

私は知っている限りでは、こんなものかな。

ふとんは生地を選んで、作ってもらう。

学校の座席用の座布団まで、ふとん屋さんのおじさんに作ってもらっていた。

私の兄や姉の新婚用のふとんも、生まれてきた子ども達のふとんも

みな、おじさんの手作りのふとん。

私が使っているのももちろんそう。

私にも「sakuraちゃんのお嫁入りようのふとんもおっちゃんが作ったるからな。」

と言ってくれていたっけ。

そうなるものとばかり思っていたけど、私が結婚しないうちに、おじさんは

逝ってしまった。

後継者はいない。

息子さんはいるけど、いつも綿にまみれて仕事をするおじさんを見ていて、

ふとん屋さんの仕事を嫌がって、就職をしてしまったから。

うちにあるおふとんはみんなおじさんが作ったものばかりだ。

でも、もう、だんだん、ふとんが痛んできたけど、

これをいったいどうしようか?

もう、だれに直してもらったって、おじさんの作ってくれた

あのふかふかのおふとんの感触は戻ってこないんだなぁ。

私は、子どもの頃、早く大人になりたかったけど、

大人になるって、別れをたくさん経験する事なんだと・・・わかった。

つづく


2003年11月16日(日) 出会い

出会いって思いがけないところから、発生するもんだなぁ〜と

楽しくなった。

JWになってからは、ちょっと、消極的になってしまっていたところも

あったけど、最近、また、思い直して、自分らしさを損なわない生き方って

なんだろう? と

JWだとか、JWでないとか、そういう事抜きにして、

私って、どんな事に関心があって、どんな人に関心を持つのか。

JWになる前の私は、もっと正直に生きていたかもしれない。

JWになって不正直になったわけではないけど、

確かにJWでない人との出会いとその後の付き合いというのには、

いささか消極的だったかもしれない。私らしくない事なんだけど・・・

でも、今日は、とっても素直に出会いを楽しむ事が出来た。

私の大好きな森の今期最後のハイキングツアーがに1人で参加したのです。

こんな事は、初めて。

いつもなら、友人知人と一緒にするハイキングだけど、

今日は日曜日。

JWの人を誘うわけにはいかないし、でも、今期最後のチャンス。

思い切って、1人で参加する事にした。

私と同じように1人で参加している女性は以外に多い。

すごく田舎なので、行きも帰りも同じバス。

意気投合して、また、来年春の再会を約束した。

ひとりもいいもんだなぁ〜(*^^*)

結構、やみつきになるかも(~o~)

勇気出して、行って良かった。

今の私には、集会より、自然が、神からの贈り物だ。

そして、ハイキングツアーを取材しに来た、映画社の人とも

初対面なのに、帰りのバスの一時間、とても楽しく話しが出来て、

いいお友達になれた。

様々な年齢の様々な立場な人と、自然を介して、親しくなれた、

有意義な一日だった。。。


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