ギャラリー安藤
安藤みかげのマイブーム集(いわゆるおまけのコーナー)なり
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2001年12月26日(水) サイト「エンピツ」

私が最もお世話になってるのはこの「エンピツ」さんでしょう。

HPを作った事のない方はおわかりにならないでしょうが
HPの更新って意外にいろいろ面倒くさいものなんです。
だからこういう書き物をちょっとUPするなんてことは
私のようなズボラな性格の人間にはとても不向きなんですが
それを無理なくできるようにボタン1つで書きこめる
BBSみたいな形式をとったものがこの「エンピツ」さんなんです。

このギャラリーは時々しかUPしないのですが
日記のほうは(まさかここだけ来て日記読んでないなんてモグリは
いないでしょうが)本当に毎日の事なのですごく助かってます。
(モグリの人はこちらへ

ちなみにこの「エンピツ」は非公開の形式もとってますので
もし日記を書いてみたいけど人には読まれたくないって
思ってる人も是非チャレンジしてください。
右下の「エンピツ」ってところをクリックするとカンタンに
自分の日記ページが無料で借りられます。



2001年12月23日(日) 香り「Origins GINGER」

香りの力なんてあんまり信じなかったのですが、友達が
数年前アロマテラピストになりまして、いろいろと香りに関する
話を聞いて、実際にマッサージしてもらったり、オイルを家で
炊いてみたりしたらその力に驚きました。

もともとネガティブになりやすいので(だからポジティブに
みせかけるのが得意だったりする)いろいろと自分を高める方法を
探していたのですが、香りが一番手っ取り早いです。

でも香水の類は常に自分につきまとうので、よっぽど心地よいと
思える香りをみつけないと、逆効果。
今まであんまり長時間つけても平気な香りに出会えなかったんですが
やっとみつけたのがこのGINGERです。
ショウガだけじゃなくて、いろんなスパイスみたいな香りで
つけているとスパイスの効いたホットワインみたいな気分になります。
なるべく優しい気持ちになりたい時に丁度いい。
男の子がつけてもかなりいい感じだと思います。

最近ちょっとトゲトゲしてるのでご愛用です。



2001年12月21日(金) 本「ぼくの小鳥ちゃん 江國香織」

文庫が好きです。
小さなバッグにも入るし、電車でも軽く読めるし
寝ながら読んでも手が疲れないから。

この前、本屋でみつけた冬の新潮文庫の新刊。
江國さんの作品は好きなモノと嫌いなモノの差が激しい。
嫌いなモノは読み終わらないうちにギブアップしてしまう。
でもこの「ぼくの小鳥ちゃん」は私の中では江國作品NO.1に決定!

短くて軽いのに、ものすごく一言一言の言葉の温度が伝わってくる。
読んでいると、きっと男の子は「ぼく」に女の子は「小鳥ちゃん」に
なっていくんだろうな。

読み進むのが勿体無くて珍しくとても時間をかけて読みました。
しかもかなり真剣に。

「冬の物語をかきました。あたたかいお部屋のなかで読んで下さい」
って帯がついていました。
部屋をぬくぬくにして読みました。
江國さんの本は冬の話が多いです。
ストーブの上のやかんのゆげや、窓の結露のイメージがします。
でもなんだか幸せな感じがあまりしないのが人間らしくて、また好きです。



2001年12月19日(水) 映画「海の上のピアニスト」

「タイタニック」を観たのと同じくらいの頃に確か観たはずです。
「タイタニック」では全然泣かなかったのにものすごい心をグッサリ
やられた気持ちになった映画でした。
「タイタニック」でたったひとつだけ好きなシーン、沈みかけた
船の上で演奏を続けるミュージシャンたち。
少し彼等と重なって見えた映画でした。

どんなに華やかな人の中にもある孤独の深さを強く強く感じる映画でした。
時々無性に観たくなって今日ひっぱりだして観ました。
細かくは右下の安藤みかげの横の「homepage」から今日12月19日の
「diary」へ…。

「ニューシネマパラダイス」と同じ監督と音楽。
サントラなんてめったなことでは買わないんですが、これは即買いしました。
音楽良すぎです。
語るより、観てから自分の中から答えが湧き上がって来る映画なので
とりあえず観てください。
初めて観た時は「なんでそんな…」って思うけど数日してからどんどん
気になってもう一回観たくなります。



2001年12月13日(木) 人「小西康陽」

もうあえてここに書かなくても私が小西ファンだということは
ほとんどの方がご存知でしょうが…(笑)
とりあえずコーナーがあるからには書かないわけにもいかないわけで。

私が彼の音楽とであったのは、もうずっと昔です。
小泉今日子がハウス系のCDを出した時に彼がそこで曲提供してたのを
聞いたのがはじまりです。
まだピチカートも全然有名じゃなかった頃です。

私は彼の音楽センスも好きには好きですが、それよりも
同じネタを何度も何度も平気で使いまわしたりする神経が好きです(笑)
同じ曲を手をかえ品をかえ何度もアルバムに入れて曲稼ぎするあたりも
すごく好きです。
あえて「らしく」まねしたりするところも好きです。
そういう姑息な感じが日本の音楽シーンの本当の姿というかんじがして
素直に受け入れられます。

一見ただのオッサンなのに女の子の詞も平気で書けちゃうあたりも好きです。

この前1つ発見したこと。
ピチカートのデビューアルバムは「couples」というタイトルでした。
ジャケットには2本の歯ブラシがコップにささっている写真が
ぼんやりとあって左にタイトルロゴ。
おフランスなかんじのシンプルで洒落たデザインでした。

最近発売されたピチカートの一番最後のアルバム。
ここ数年出した、シングルばかり集めたベスト盤なんですが、
そのタイトルは「singles」。
表のロゴが「couples」の時とまったく同じフォントで、
中を開くとコップに歯ブラシが1本…。

ピチカートが大好きだったこの数年の出来事が一斉に私を襲ってきました。
小西さん、降参です…。



2001年12月07日(金) ドラマ「世紀末の詩」

連続ドラマをビデオに残すなんて面倒なことはあんまり
しないんですが、これだけは再放送の時に全部録画しました。
DVDとか出てるなら買おうかとまで思ってるくらいです。

野島伸司ってヘビーだから好きじゃなかったんですが
これだけは別格です。
セリフが全部詩みたいで優しくて素直で真面目で清らかで残酷なのです。

ドラマなんかで泣かない人だったんですが、これだけは
毎回終わりで泣いていました。
もちろんジョンレノンの「LOVE」がいつも最後に流れて
それがずいぶんお手伝いするんですが・・・。

清らかさってダメでしょうか?弱いものでしょうか?
このドラマの清らかさが直球で私のハートをわし掴みにします。
ずるい事とか裏表とかそういうことが本当はとても苦手で
できることならそんなことの無い世界に暮らしたいくらいなので
今日の様にヘコむと(12月7日日記)このドラマを引っ張り
出してきて見たりします。

ささくれてまで強くあろうとする心を「無理しなくていいよ」って
言ってくれてるみたいな気持ちになります。

今晩はお気に入りの3匹のギズモのぬいぐるみを枕元に
右に1匹、左に2匹並べて寝よう。
「川」の字じゃなくて「心」の字になって。



2001年12月06日(木) 映画監督「アンドレイ タルコフスキー」

私がこのアンドレイ タルコフスキーの映画を初めて見たのは
確か中学生くらいの頃です。
まだミニシアターがそんなに盛んじゃなかった時代で
やっとインディーズの映画が注目されだした頃。
テレビの深夜映画が急激に面白くなり始めて、よく夜更かしして
テレビの前に布団を敷いて寝ながらみていました。

そんなある日タルコフスキーの「ノスタルジア」に出会いました。
今思えばたぶんタルコフスキーが亡くなった追悼放送だったのだと思います。

ストーリー性の少ないほんとうに退屈な映画でした。
セリフも何を言ってるかよくわからなかったし、途中で何度も
眠ってしまってまた目覚めてもあんまり風景は変わっていなかった
そんな記憶です。

だけどそれから私の夢の中によく彼の映画のような風景が
登場するようになりました。
彼の映画の世界は独特です。
雨が多くて、土と水と草の匂いでむせかえりそうなほどの風景です。
人が少なくて、ただ広い広い地面がひろがっています。
あの世界は他のどの監督でも見た事のない彼特有の世界観です。
画面はいつも緑がかっていて、なんとなくモネの絵画のようです。
実際彼は画家をめざしていたそうです。

あれからいくつかの作品を見ましたがやっぱり全然面白いわけではなく
でも、ただただその風景に見とれてしまいます。
都会育ちの私には決して懐かしい風景ではないけれど、
画面から匂いの感じ取れるそんな映画です。

昨晩、夜中にNHKで彼の特集がありました。
私が「わからない」と思いながら見ていたものはやっぱりそういう
見方でよかったみたいです。
ただただ、その匂いを嗅ぎ取りながらみればよいようです。
そんな映画をひとつ知っていることがなんとなく心の余裕のような気がします。



2001年12月05日(水) 人「ともさかりえ」

ともさかりえが好きです。
『少女ロボット』を聴いています。
儚さがよいです。
作詞作曲が椎名林檎で、2人は友達で、絶妙の組み合わせです。
歌い方とか声とか表情とか拒食症になったりするとことか
全ての「儚さ」が芸能人らしくて好きです。

これはあくまで私なりの芸能人に対する考えですが
芸能人っていうのは「見世物」ですから、ファンであろうが
見てる人はあくまで「見てる」だけで痛みなんて感じないのです。
だから痛々しくてもそれに同感なんてしないのです。
あくまでとっても「他人事」なのです。

ドラマティックであればあるほどに「芸能人」なのです。
それが私の「芸能人」に求めるものです。

ある意味気の毒ですが、それは「エレベーターガール」が
「エレベーターガール」らしくあるように、
「スチュワーデス」が「スチュワーデス」らしくあるように
仕事上でも、プライベートでも振舞っているのと同じです。

だから、ともさかりえは、とても芸能人らしくて好きなのです。


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