cosmoclock
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 時計



大勢の人でにぎわった公園。

海沿いの道路。

横断歩道。

高いビル。

上から見下ろしたレストラン。

小さなテーブル。

動く道。

そして、駅の改札口。


たしかに、たしかに、
そこに、あったはずなのに…。



事実の欠片を乗せた時計の針は、
あれから何度も何度もまわり続け、
ただひたすらに時を刻む。



絶対に止まることはない。



時をすすめる、ただそれだけ。



ひたすらに。


ひたすらに。




2002年04月30日(火)



 秘密



あなたに対する感情。


そして


あのときの時間。


空間。





誰にも語られることなく。


遠い日の忘れ物みたいに。




2002年04月27日(土)



 37.3℃



いくら寂しいからって

うつすなよ。




2002年04月17日(水)



 分析



執拗なまでに、
答えを探さなくなったのは、

本当のところは、

すでに、
あなたを忘れてしまっているからでしょうか?


時間が経ったから、なのでは、きっとない。




2002年04月10日(水)



 矛盾



「触りたくなる…。

 そういう気、ないんだけどね。

 
 …、触りたくなる…。」




2002年04月09日(火)



 吐露



「みんな優しいけど、優しさより愛が欲しいな。」






うん…。





うん…。





ごめんね。





ごめんね…。





2002年04月07日(日)



 繋がり



二人が戻れないことくらい、

そんなの、百も承知だけれど。



繋がっていたいんだよ。

あなたとは。



それぞれ真っ直ぐ伸びてく竹のように、

けれど、地底で、しっかり繋がって。



この先、交わることがなくっても、

ずっと、繋がっていたいんだよ。





2002年04月05日(金)
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