つれづれ日記
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2007年10月31日(水) 6匹に給餌。キジー欠席。

明日午後6時半ごろにマロを捕獲しようと計画している。そこでいつもは8時ごろになる給餌を今日は予行演習的に6時半に行うことにした。プレイロットへ行き、餌場の植え込みを覗き込むとマロがいた。たっぷりの餌が入ったトレイを置いておく。

山手への給餌には8時過ぎに出発。プレイロットへ行きトレイを引き上げる。完食したマロはもういなかった。

4号棟を回ると、端っこの自転車置き場から茶色の猫が慌てて逃げて行く。ゴールデンではないようだ。2号棟のS木さんちの薄茶色の猫ではないか?前にも4号棟駐車場の車の上に乗っかっているのを見たことがある。S木さんちの猫なら手術済みのはず。

1号棟ミニプレイロットに花子はいない。1号棟前駐車場のトラックのタイヤカバーを覗くといた!1号棟ミニプレイロットでは他の猫が来たとか何か不都合があったのだろう。車の下にトレイを置いて食べさせる。

山手に行くとすぐに4匹が集まる。コロンはニャーニャー鳴いていた。
庭園餌場に行くと今夜もキジーがいない。4匹にいつも通りに給餌する。食べ終わるとポオはさっさとハウス2号へ。ワカメはトイレのために中座したがすぐに戻って来た。

一旦離れたコロンやゲンキはまた戻ってきて食べる。甘えていたワカメはハウス1号に入った。

トレイを洗い、帰ろうと坂道を降りると正門前の道路の真ん中にコロンが座っている。

3日前、キジーがようやく飛び石餌場の缶詰を食べ始めたのを見届けて、坂道を降り、正門へ向っていると道路側庭園の縁石へ出て来たキジーとパッタリ。「明日も来るんだよ。」とか「頑張ろうね。可愛いね。」などとキジーに話しかけておいて立ち去ったのだが、正門前で振り向くとキジーはそのまま縁石に座っていた。まだまだ元気そうだったのだから出てきてほしい。


2007年10月30日(火) 6匹に給餌。キジー欠席。

8時過ぎに家を出る。プレイロットでマロに給餌。

1号棟ミニプレイロットへ向っていると花子が植え込みから飛び出して来て道路を渡ろうとする。そこへ車がやってきた。車の前を何とか横断。花子は何度もこういうことをするのでその都度ハラハラする。白っぽい猫なら夜目にも目立つがあんな柄では車からも見えにくい。

1号棟ミニプレイロットで花子に給餌。

山手へ行くと山の中からゲンキが駆け下りてきた。ワカメも下りて来た。コロンが正門の方から駆け寄ってくる。よかった!

が、ゲンキとコロンが小競り合いを始め、なかなかこちらに来ない。コロンが最初にゲンキを攻撃するのだが、ゲンキが本気で反撃すると非力なコロンは到底敵わない。小競り合いしつつも一緒に坂道を上がる。

庭園餌場に着いてもポオは来ない。ハウス2号でグースカ寝ているに違いない。何度か呼ぶとやっとノソノソと出て来た。

猫たちにいつも通り給餌する。水容器のひとつがものすごく汚れている。しばらく待ってもキジーは今夜も来ない。

ワカメを膝に乗せている間に、コロンが戻ってきてまた食べ始める。ゲンキは最後まで食べているが、ポオは食べ終わるとさっさと姿を消している。またハウス2号に戻ったに違いない。このところポオはずい分素っ気無い。

日曜日に庭園内の雑草はすべて刈り取られて見通しがよくなっている。給水場への道もスイスイだ。トレイを洗っていると久々にコロンがやって来てザーザー流れる水を飲む。

餌場に戻り片付ける。ワカメはもう一度抱いてもらおうと思っているようだが、今夜はもうおしまい。

坂道を下っていくと、給水場から降りて来たのだろう、コロンが道端に座っていた。そこへゲンキもやってきた。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。今夜も少々残っているのでマロがプレイロットにまだいればあげよう。

道路を渡ると花子が駆け寄ってきた。小学校沿いのフェンスの陰にカリカリ少々を置くと食べ始めた。

5号棟プレイロットにはマロはもういなかった。


2007年10月29日(月) 5匹に給餌。コロン、キジー欠席。

7時50分に家を出る。プレイロットの植え込み内にマロがいるのを確認して給餌する。

1号棟ミニプレイロット近くの植え込みに花子が潜んでいた。1号棟ミニプレイロットで給餌する。

山手に行くと山からワカメが鳴きながら降りてきて、それを聞きつけたゲンキが走ってくる。ここで駆けつけてくるはずのコロンがいない。ポオは階段にいた。寂しく3匹だけを従えて正門を入り坂道を上がる。

餌場に到着しても、キジーもいない。3匹に十分に給餌し、ワカメを膝に乗せて可愛がる。その間にコロンやキジーが来るかと思ったが来なかった。

昨日、J先生から聞いたのだが、コロンが校舎前で誰彼構わずにニャーニャーやかましく鳴いて訴えているのだという。教室にも入ろうとしてJ先生をハラハラさせているとか。J先生が心配するのは、7月末にいなくなったハイシローと全く同じ挙動をコロンがとっているので、コロンもまた悪漢の毒牙にかかっていなくなってしまうのではないかということだ。

昨日それを聞いてコロンの処遇をあれこれと思案中なのに、今夜コロンが出て来ないととても心配になる。

心配だが帰らざるを得ない。ポオはさっさとハウス2号に入り、ワカメはためらいながら1号に入った。ゲンキはまだ残り餌を食べている。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。結構残っているが花子はもういなかった。

花子の食べ残しをマロに与えようとプレイロットに行ってみるがマロの姿はない。と、思ったら白いトレイにはおいしい餌が入っていることを学習したマロが走り出て来た。


2007年10月28日(日) 7匹全員に給餌。

午後、Pハイツ猫のオセロのことでちょっとしたお手伝いをした。オセロは毎朝夕、H川家のベランダで給餌されている。伸介と大の仲良しだ。2匹用にハウスまで設えてもらっているのだが、マルオか伸吉がハウス内の毛布にスプレーしたりしてイヤガラセをするので、そうなるともう2匹は入らない。猫の世界も縄張り争いがきつくてなかなか大変だ。

そういえは、27日未明、午前3時ごろだったか雨が結構降っているのに猫の争う声が響き渡っていた。多分、オセロとマルオがやり合っていたのだろうとH川さんは言う。オセロは大分前に噛まれた傷がなかなか完治しない。が、H川さんにも距離を取っていて決して触らせない。キジーのようなものだ。そこで傷の手当てやら何やらお手伝いに乗り出したというわけだ。

*****

午後8時ごろ給餌に出る。台風一過、穏やかで暖かい。プレイロットでマロに給餌。

1号棟ミニプレイロットで花子に給餌。

山手では5匹全員が揃い、盛大にお食事。


2007年10月27日(土) 5匹に給餌。花子、マロ欠席。

台風が関東に大接近。夕刻には雨風ともにピークに達した。我が家の傘は3本がダメになった。

台風の足が速いというのでできるだけ長く待って午後9時に家を出る。まだパラパラと降ってはいるが大丈夫だ。

と思ったがプレイロットにマロはいなかった。1号棟ミニプレイロットにも1号棟前駐車場にも花子はいなかった。

山手に行くと庭園側の植え込みからワカメ、コロン、ゲンキが出て来た。正門を入って坂道を上がる。庭園餌場にさしかかるところで「ポオ!」と叫ぶとポオがノロノロとハウス2号から出て来た。

雨天餌場ではキジーが待っていた。他の猫たちもあんまり濡れていない。小雨になってから出て来たのだろう。

まあ、キジーの食べること、食べること。缶詰だけでなくカリカリももりもり食べるものだから2回お替りさせた。満足して外へ出たキジーのお腹はものすごく膨らんでいた。土手を登って「猫庭園」に消えた。トイレかな?

他の猫たちもよく食べた。ポオは食べ終わるとすぐに出て行ったきり戻ってこない。

寒いし時間も遅いのでワカメを抱っこするのは止めて立ち上がる。ワカメはしゃがんでいる私の後ろでベンチに座っていたが、私が帰り支度を始めたのをいち早く察して外へ出て行った。ベランダ下にいた。

雨はすっかり上がっている。明日は台風一過、晴天だそうだ。

帰りにも花子はいなかった。雨の時の給餌スペースを探してみた。やはり1階住居のベランダ下が一番いいようだ。

5号棟プレイロットにマロはいなかった。もう10時近いから諦めて来ないのかも。


2007年10月26日(金) 6匹に給餌。キジー欠席。

今日は予報通り一日中雨だ。午後7時半に家を出る。雨は小降りにはなっている。マロはいないと思ったが念のためプレイロット内に入り植え込みを透かして見る。アレッ!黒白猫がいる!ライトを取り出して見るとマロだ。

雨は降ってはいるがここは濡れない場所はない。仕方なくいつもの場所に缶詰を空ける。マロが植え込みから出てきて食べ始める。大人の猫だし大丈夫だろう。ということは、これまでも雨の日には植え込みの奥深くに潜んで待っていたのに、いないと思いこんだ私にすっぽかされていたのかもしれない。ごめんよ、マロ。

1号棟ミニプレイロットに行くが花子はいない。キョロキョロしていると花子がやって来た。1号棟ミニプレイロット隣の1階住居のベランダ下にトレイを置くと花子が食べ始めた。ここはちょっと傾斜があるが濡れずに食べられるからいいと思ったのだが、離れてみると外から丸見えだ。散歩中の犬や猫嫌いの通行人が見るとマズイ。

山手の山の石垣のてっぺんにはさすがに今日は猫の姿はなかったが、道路を渡るとニャーゴニャーゴとワカメの声がして山の中からワカメが降りて来た。その声を聞いてコロンが正門の方から駆けてきた。

2匹を連れて正門を入り坂道を上る。庭園餌場へ行き、ペットボトルをひとつ掴んで雨天餌場へ。「ゲン!ポオ!」と叫ぶとハウスから飛び出してきた。4匹揃って雨天餌場へ。雨だからキジーは来ない。

雨天餌場を掃くことにする。大分前からボロボロのホウキが隅に立てかけてあるのでそれを使用。落ち葉や砂が隅っこに溜まっている。掃いていると隅の埃の中にゴキブリがいた。涼しいのでさすがに弱っているが踏み潰しておく。

新聞紙トレイを広げてカリカリを与える。水容器を洗い水を入れる。4匹だが缶詰は3個開ける。コロンは結構濡れているが他の3匹はさほど濡れていない。ティッシュで猫たちの身体を拭く。

食べ終わり、ポオが外へ出て行った。本館側の方へ行ったがトイレかな?しばらく経ってポオが歩道沿いに戻ってきたが雨天餌場には来ずに歩道に沿って坂道を降りて行き見えなくなった。ハウスにも入らずどこへ行ったのだろう?

ワカメを膝に乗せるとコロンがやってきて物珍しそうにする。膝の上からワカメがコロンの頭を舐める。

前方を見ていると本館前庭園から「猫庭園」へと小さなモノがノロノロと横切っていく。ヒキガエルに違いない。専門家は「アカガエル」だと言っているらしいが。カエルツボカビ症の蔓延でカエルが激減しているというが、山手の池にはまだまだいるようだ。

みんなが食べ終わったのでワカメを膝から下ろし、片付けようとするとゲンキもコロンもまた食べ始める。

そこでまたワカメを膝に乗せて待つことにする。コロンがまたやって来てミニベンチに前脚をかけて私の膝の上の母ワカメを覗き込む。ワカメはコロンの頭を舐めてやっている。とても微笑ましい光景だ。

今度こそみんなが食べ終わったので再びワカメを膝から下ろす。残り餌をひとまとめにしておく。ペットボトルを持って外へ出るとコロンがついてきた。まだ少し雨は降っているのにワカメは外にいた。ペットボトルを餌場に戻し、坂道を降りて帰る。

1号棟前駐車場を通っているとトラックのタイヤの上に乗っかった花子がニャーとと鳴いて出て来た。そこにいればいいのに。1号棟ミニプレイロット隣に置いたトレイを引き上げる。ほんの少し残しているフードを1号棟ミニプレイロットの縁石の上に置いたが花子はもう食べない。

背中を撫でてみると相当濡れている。ティッシュを出して拭く。拭くといっても花子にアタックされるので後ろから隙を見て一拭き、一拭きするのだ。花子は私のエプロンに爪を立てて引っ張る。拭いては手を引っ込め、を繰り返す。そんな撫で方でも花子は気に行ったのか、今日はすぐに諦めずに4号棟への角まで付いてきた。


2007年10月25日(木) 5匹に給餌。ワカメ、コロン欠席。

S井が所用のため、山手猫たちにはJ先生に給餌をお願いした。マロと花子にはS井の家人が給餌した。

J先生からのメール:
≪夜、猫たちに会いに行ったのですが、ゲンとポオが待っていて、キジーが後から来ただけで、待っても他は来ませんでした。キジーはかなりたくさん食べましたが、すごいよだれですね!

ワカメやコロンはどこなんでしょうね。明日(昼)ちょっと探してみます。≫
ということだが、多分ワカメとコロンは山の石垣のてっぺんでS井が来るのを見張っていたのだと思う。車で餌場に行ってしまうとワカメたちには分からない。そのことをJ先生に言うのを忘れていた。S井の落ち度だ。ごめんよ、ワカメ、コロン。


2007年10月24日(水) 7匹全員に給餌。

また昨日書き忘れたが、昨夜7時半ごろ車で駐車場へ入ろうとしていたところ、途中の小さな空き地にゴールデンらしき長毛の猫がいるのを発見。駐車場の方向から来て空き地の隣の家の庭に入って行った。何だか前より尻尾が短くなったような気がしたが、やつれた様子もなくきれいだった。

もしかしたら、学園祭で里親さんが決まったサビ猫2匹たちは、ゴールデンの子供なのでは?という考えが頭をよぎる。

パル・マーブルの次の仔猫たちを9月8日に遠くから一度だけ見たが、黒っぽい仔猫(サビ猫?)3匹と茶虎が1匹だった。7月上旬生まれくらい。2ヶ月弱くらいの月齢に見えた。
入りかかった捕獲器から死に物狂いで大暴れして逃げたのは、その時、ゴールデンはまた次の妊娠をしていて必死だったからかもしれない。

9月中旬に出産して、その仔猫たちを心無い輩に取り上げられてしまったのかもしれない。無造作に紙袋に入れられて炎天下サンドラッグの店先にゴミのように捨てられていた仔猫たちはゴールデンの子供であってもおかしくない。9月9日未明、ゴールデンの捕獲に失敗して不幸の連鎖を止められなかった口惜しさが募る。

*****

今夜はちょっとした事情で給餌に出るのが8時40分になってしまった。いつもより1時間くらい遅い。

プレイロットでマロに給餌し1号棟ミニプレイロットへ急ぐ。花子はずい分手前から跳び出してきた。トレイを与え山手へ。山手でも、遠くから私を見つけて山の石垣のてっぺんでワカメが鳴いている。

道路を渡ってきそうだったので慌ててこちらから渡る。ワカメの声を聞きつけてポオ、ゲンキ、コロンが揃って足並みを揃えて駆けて来る。姿がとても可愛い。その後ろにはキジーも来ているではないか!すっかり山手猫だ。

階段の下から踊り場の門扉を見上げると、ん?昨日と様子が違っている。門扉の脇、いつも私がバーをまたいで庭園へ入るところに急ごしらえのような柵ができている。つまり、あそこからは入れなくなっているようだ。

仕方がないので正門を入り坂道を上がって迂回する。ワカメとゲンキはすぐに従いてきたが後の猫たちがなかなか来ない。が、しばらくすると5匹全員が揃った。

4匹にはいつものトレイにカリカリを入れる。同じトレイは4個しかないので(6個持ってきたのに)、ケロッピー柄の緑の皿にカリカリを入れてキジーの分にする。が、キジーは脇で見ているだけで食べない。

缶詰を開け、キジーの分には抗菌剤を混ぜて飛び石餌場に置くが食べに行こうとしない。

山手猫たちが食べ終わったトレイを下の段に置くとキジーは出てきて食べ始める。飛び石餌場ではイヤなのか。それにポオも嫌いだった抗菌剤の匂いがイヤなのかも。山手猫のトレイから食べたいようだ。

他の猫たちも食べ終わったので残り餌を集めてトレイに入れ、キジーが隠れた植え込みに置いてみたがそっぽを向いている。そこでは食べたくないらしい。また餌場に置いておく。

踊り場の門扉の様子を中から見に行くことにする。
アララ、前の門扉を外してもっと前方に出し、竹で作った柵をスカイラインの金網の柵(フェンス)にくっつけている。私はフェンスをまたぎたくないが、若者なら難なく跳び越えられる低さだ。不審者の侵入を防ぐにはさほど役立たない。ま、こんなものが出来たのなら仕方がない。猫たちはいくらでもくぐり抜けられるが、私に従いて大回りして餌場に来るだろう。

餌場に戻ろうとするとキジーが一生懸命に食べているのが見えた。食べ終わるまで途中の通路で待つ。ゲンキ、ポオ、ワカメがやって来た。ワカメはハウス1号に入った。ポオは「猫庭園」の中のハウス2号に入った。

やっとキジーが食べ終わったので、餌場に行きトレイを片付ける。残り餌が殆どないので黄色の大トレイにカリカリを盛っておく。それを餌場の隅に置くとキジーはまた食べ始めた。こんなによく食べるのに飛び石餌場の缶詰には口を付けない。変なの。

トレイを洗って戻ってきてもまだ食べている。やっと食べ終わってちょっと口が痛そうにしたがずい分食べた。

さて、帰ろう。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。殆ど空っぽだ。道路を渡ると鳴き声がして小学校のフェンスの内側に花子がいる。カリカリを与えてみたが食べずに従いてくる。が、途中で諦めたようだ。


2007年10月23日(火) 7匹全員に給餌。

書き忘れたが、昨日の午前9時半ごろ、山手の正門坂下を通った。Y光台マンション1階、Y野氏宅隣はY野氏の甥御さん夫婦が住んでいる。窓辺はサンルームのようになっており、その内側にはベージュ色の丸々した猫が外をじっと見ている。赤い首輪をしていて見るからに幸せそうだ。

甥御さん夫婦には何年か前、お会いしたことがあるが、とても猫好きのようだった。あのベージュ色の猫ももしかしたら山手に捨てられた仔猫だったのかもしれない。もう去年からパンダの姿を見かけることはなくなったからきっと天寿をまっとうしたのだろう。

そうして正午ごろ、また帰りにそこを通るとスミオ似の黒白猫が外にいてこちらにお尻を向けている。尻尾は短いようだった。「山手猫の歴史」に出て来たような猫だ。近寄ると慌ててマンションの玄関(建物の内側)の方へ逃げて行った。数年前、マンションの周辺にいた黒白猫の写真を撮ったことがあるがこの猫だろう。後からY野さんに訊くと住民の飼い猫だとか。パンダの子供に違いない。

*****

7時50分に家を出る。プレイロットに近付くとマロが走ってきてプレイロットに滑り込む。きれいな猫なのだが警戒心が強くなかなか懐かない。缶詰を与えて1号棟ミニプレイロットへ。

花子が走り出て来た。キジーは来ていないようだ。トレイを与えて今夜は建物の後ろ側を通ってみる。意外と近い感じ。1号棟の東端に出て山手の山の石垣沿いに歩く。階段に到達する前に4匹に取り囲まれる。

庭園内に入ると「猫庭園池」の傍にキジーがいて可愛い声で鳴いている。ニャーと返事をするとキジーもニャー。しばらく掛け合いで鳴きっこする。

水を替える前に慌ててカリカリと缶詰を与え、キジー用のミニ缶に抗菌剤を振りかけて飛び石餌場に置くがキジーは知らん顔。飛び石餌場が気に入らないのかとみんなと同じ庭園餌場にトレイを置いてみたがやっぱり動かない。
ゲンキがみつけて横取りしようとするので慌ててまた飛び石餌場に戻す。

水を替えている間もすぐ傍の岩場の後ろでじっとしているだけだ。みんなが食べ終わってもキジーは動かない。と、立ち上がって通路を降りていく。タヌキの餌場に置いたドッグフードを食べている様子だ。呆れた。

トレイを洗って戻ってきてもまだドッグフードを食べているようだ。刺激しないように見に行ったりはしなかった。そのうち立ち上がって行ってしまった。

ワカメを抱き上げて可愛がるが、気合が入っていないのがワカメにバレて珍しく自分から降りてしまった。

さあ、帰ろう。タヌキの餌場を見るとアララ、結構食べてしまっている。口が痛くなかったのだろうか?キャットフードを足しておく。

1号棟ミニプレイロットへ行くとキジーがいた!トレイを見ると缶詰が結構残っている。中身を縁石の上に置いてトレイを引き上げようとしていると外から花子がやってきた。

花子には隣のベランダ下にカリカリを置いたが、キジーがいることに気付き、食べない。そこでカリカリは引き上げて道路を渡り小学校側へ。フェンスの下にカリカリを置くと花子は食べ始めた。


2007年10月22日(月) 7匹全員に給餌。

7時半に家を出る。プレイロットにマロの姿はない。グルッと回ってみたがいないようだ。行こうとしてふと見ると餌場の前の植え込みからマロが顔を出している。どこからか慌ててやって来たようだ。缶詰を開けて与える。

1号棟ミニプレイロットへ行くとベンチの上にキジーが座っていた。私の顔を見てニャーと鳴く。キジーがいるから勿論花子は来ない。

花子のトレイから缶詰を取って手持ちの容器に入れる。抗生物質の粉末を振りかけてキジー用のフードを整える。花子のトレイには別の缶詰を開けて入れる。キジーは「早くくれ〜〜!」と鳴いている。

容器を置いて1号棟ミニプレイロットから出る。花子は多分1号棟前駐車場にいるだろう。やっぱり!車の下から鳴きながら出て来た。かわいそうに。さすらいの花子だな、まったく。車の下にトレイを入れると花子はすぐに食べ始めた。

山手に近づくと山の石垣のてっぺんからワカメのだみ声が降ってきた。道路を渡るとゲンキも合流。コロンとポオも走ってきた。ワカメ、コロン、ポオの3匹が押し合いながら並んで進む。その姿がとっても可愛い。

庭園餌場でいつものように給餌する。タヌキ用のドッグフードも早めに置いておく。今夜もポンが出てくればいいのに。キジーはこちらにはやって来ない。

食べ終わるとポオは早々にハウス4号に入ってしまう。コロンは珍しくすぐに行ってしまわずに「猫庭園」に入って身づくろいした後、じっとしている。

トレイを洗ってからワカメを捕まえて膝に乗せる。捕まえるといつもだみ声でギャーギャーと悲鳴を上げるのでコロンが驚いてすっ飛んでくる。コロンも抱っこしようとすると嫌がって逃げてしまう。

しばらく抱っこした後、ワカメは降ろす時にもギャーギャー騒ぐ。抱っこしている間は心地良さそうにしているのだが。

1号棟前駐車場へ行くと花子が出て来た。トレイにはカリカリがまだたくさん残っているので続きを食べさせる。一緒に1号棟ミニプレイロットへ行く。もうキジーはいないが、容器には少し缶詰が残っている。
縁石にカリカリを乗せて花子に食べさせる。トレイの缶詰だけがきれいになくなっていたが花子はちゃんと食べられているのだろうか?

花子が追ってこないようにそそくさと立ち去る。


2007年10月21日(日) 6匹に給餌。コロン欠席。ポン?現る!

7時20分に家を出る。一緒に出ようと家猫のサミーが玄関ドアの前で待ち構えるので、出すまいとする私との間で毎夜のように攻防が始まる。何とかサミーを押し留めてやっと外へ出る。出たところで缶詰入りの(はずの)手提げバッグがやけに軽いのに気付いた。しまった。缶詰を入れるのを忘れた。

取りに戻り、玄関ドアをそっと開けるとそこには入れ違いに外へ出ようとするサミーが!缶詰を4個用意してまた外へ出る。プレイロットへ行ってみるとマロはいない。

1号棟ミニプレイロットに行くと花子はいないが水を替えようとしていると昨日と同じく花子がどこからかやって来た。トレイを置く。

山手に行くと、山の中から鳴き声がしてワカメが駆け下りてきた。他には誰もいない。庭園内に入るとハウス4号からポオが眠そうな顔をして出て来た。ゲンキがいない?!俄かに不安になり、「ゲン!ゲン!」と叫ぶがやって来ない。

困ったなあと思いつつトレイの用意をしているとゲンキが本館前庭園の方からやってきた。良かった!ゲンキまでいなくなったらどうしようかとオロオロしていたところだった。ゲンキが欠席だったことは記憶にない。コロンとキジーは欠席だ。まだ時間が早いので後で現れるかもしれないが。

3匹が食べ終わったのでトレイを洗いに行き、戻ってきたらキジーが来ていた。岩場のお気に入りの場所にじっと座っている。残りの缶詰がたっぷり入った黄色の大トレイを飛び石餌場に置き、キジーに食べるように勧めると、少し食べた。が、すぐにキーッ!と悲鳴を上げて飛び退き痛そうに頭を振る。ひところのアニーと全く同じだ。

アニーは捕まえて犬山動物病院に連れて行ったが、これといって治療方法もなく、せいぜい消炎剤を与えるくらいしか方法がなかった。キジーは捕まえることもできないので消炎剤を与えてきたがそれもあんまり効かなくなってきたようだ。何もしてやれないのが歯がゆい。捕獲器を仕掛けようにも、ゲンキが真っ先に入ってしまうし無理だ。

キジーは行ってしまうことなく、道路側庭園の中で、じっとしたり移動したりしている。

ワカメを膝に乗せてキジーの動向を見守っていると、突然、膝の上のワカメが鋭く唸り始めた。見るとタヌキの餌場にクマかと見紛うフカフカの動物がいる!ライトを当てようとすると顔を上げた。よくよく見ると被毛フカフカの立派なタヌキだ。ボロボロだったポンたちのうちの1匹かなあ。そうだと嬉しいのだが。タヌキの餌場に置いたドッグフードはタヌキの口に入っているのやいないのやら、さっぱりタヌキに遭遇しないと思っていたがこれでちゃんと食べに来ていることが分かった。

数年来、ここで見かけるタヌキは例外なく疥癬にやられてボロボロの被毛をしている個体ばかりだった。初めてまともなタヌキを見た。10回以上も疥癬薬入りのパンや果物を置いたのが奏効したのだとしたら嬉しい限りなのだが。

タヌキは慌てて逃げてしまったので、驚かないように坂道を通って正門側から帰ることにする。ポオはさっさとハウスに入ってしまっているようだ。ゲンキは立派なタヌキを見て固まってしまい、ワカメはまだ唸っている。

1号棟前駐車場を通っていると花子が車の下から出て来た。1号棟ミニプレイロットまで従いてきた。トレイはほぼ空っぽ。カリカリを縁石の上に置き花子に与える。

5号棟プレイロットのいつもの場所にはまだマロの姿がない。ウロウロしていると餌場の植え込みの中にマロがいた。目の前で缶を開けていると低く唸り続けている。マロは飛び切り臆病なのだ。が、中身を置いて、立ち上がるともう食べ始めている。


2007年10月20日(土) 7匹全員に給餌。

7時40分に家を出る。プレイロットへ行くといつもの場所にマロがいた。餌場でしゃがんで缶詰を取り出しているといつもの「ダルマさんがころんだ」式ではなく駆け寄ってきた。

そしていつもは私が立ち去るまでフードに口を付けないのだが、今夜は立ち上がってバッグを持ち上げている間にもう食べ始めた。大分警戒心が薄らいできたようだ。

1号棟ミニプレイロットへ行ったが花子がいない。水を取り替えていると花子がやって来た。トレイを置く。

山手に行くと、いつもより時間が早いせいか猫の姿がない。階段を上がっているとコロンがやって来た。ゲンキも庭園から出て来た。ポオとワカメはハウスに入っていたらしい。キジーも「猫庭園」にいる。キジー!と呼びかけると小さな声でニャーと返事をする。ノビをしながら通路へ出て来た。

山手猫たちがカリカリを食べている間、キジーも傍で待っている。水容器を洗い水を替える。缶詰を与え始めるとキジーはソワソワする。今日は食べそうだ。カエル模様のトレイに缶詰を入れ、ちょっと離れたところに置くとキジーが自分の分だということをよく理解して、それを食べ始めた。

缶詰半缶ほどを食べてしまったので、もっと入れてあげようと近寄ると、キジーは道路側庭園内に入ってしまった。見に行くと、やはり口が痛いらしく苦しんでいる。が、しばらくして痛みは治まったようで、キジー!と呼びかけると優しげな顔をしてこちらを見る。

キジーは水場の後ろに移動して座っていたが、コロンが行ってしまうとその後を追うように行ってしまった。

トレイを洗いに行き、戻ってからワカメを抱いて可愛がる。ポオはさっさとハウス4号に入ってしまっている。ゲンキは道路側庭園内にいる。

さて、帰ろう。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。多めに入れた缶詰肉はきれいになくなっている。キジーが来て食べたかもしれない。


2007年10月19日(金) 5匹に給餌。キジー、マロ欠席。

夜になって大雨が降り始めた。8時過ぎ家を出る。まだまだかなり降っているので勿論プレイロットにマロの姿はない。それでも植え込みの中にいないかと探し回る。

1号棟ミニプレイロットへ行くと脇の植え込みから花子が出て来た。ベンチの上にゴミ袋を敷いてその下にトレイを置く。

山手へ行くと、階段脇の植え込みの中からコロンがずぶ濡れになって現れた。庭園内に入るとポオがハウスから飛び出してきた。同じハウス2号にゲンキが入っていて私がその前まで行くとやっと出て来た。ワカメは2号に入っていたのだろう。「猫庭園」から出て来た。

雨天餌場へ行く。よく見るとポオの身体がずぶ濡れになっている。ハハーン、長い間、階段で濡れて待っていたが余りにも雨がひどくなったのでハウス4号に入ったのだろう。初めからそこで待っていればいいのに。

雨の日には雨天餌場だということを猫たちはすぐに忘れてしまうらしい。雨が続けば、ここで待つようになるのだが。

コロンとポオの身体をティッシュでよく拭く。新聞紙トレイの上にカリカリと缶詰を空け食べさせる。コロンは相変わらずゲンキやポオを襲っている。ポカポカと殴り合いになる。

水の用意をしたが、夏と違って猫たちは飲まない。ワカメが外に出て行ったがしばらくして戻って来た。ポオも外へ出てトラックの下にいたが戻って来た。

みんなが食べ終わったころ、ワカメを抱き上げて膝に乗せる。しばらく平和な時を過ごす。

小雨になったので帰ることにする。ワカメを下ろすと、しばらくコロンの頭を舐めたりしていたが、外へ出て行き、立ち止り、立ち止り、庭園餌場の方へ向い、雨の中、じっとしている。多分ハウスに帰るだろう。

1号棟ミニプレイロットへ行きゴミ袋とトレイを引き上げ、帰ろうとしていると花子が脇の植え込みから出て来た。そこは住居のベランダ下だが、雨がかからない。縁石にカリカリを乗せて食べさせる。ここは濡れないようだから雨の日にはトレイをここへ差し込めばうまく食べられるかもしれない。今度よくチェックしておこう。


2007年10月18日(木) 7匹全員出席。

7時40分に家を出る。プレイロットにはマロがいない。???帰りにはいると思うが。

1号棟ミニプレイロットへ行くと花子が走り出て来た。すぐにガツガツと食べ始める。水を替える。

山手に行くと階段で4匹が揃う。庭園餌場に行くがキジーはいない。みんながカリカリを食べ、缶詰も食べ終わったころ、道路側庭園にキジーが悠然とやって来た。水場の後ろの方にいたようだが、暗くてはっきり見えない。ライトで照らすといた!ライトを消すと全く分からない。見に行くと穏やかな顔をして只じっと座っているだけだ。

しばらくするとより庭園餌場に近い岩陰にキジーは移動したが、ライトを当てなければ、そこにいるのが全く分からないのは同じ。近くに行って何枚か写真を撮る。痩せてもいないしやつれててもいないが、全く食べようとする素振りがない。

キジーのために缶詰を開け、一昨日は庭園餌場のトレイからは食べたのでトレイに缶詰肉を盛り、キジーが来るのを待ったが動こうとする気配は全くない。

そのうちに、何を思ったかワカメがいきなりゲンキを襲う。ゲンキは逃げてキジーのすぐ傍まで行った。キジーはそのままじっとしているが、驚いてゲンキの顔を見上げている。以前はキジーが現れると盛んに唸っていたゲンキだがちかごろは全くそういうことはなくキジーのことは無視している。

トレイを片付けて給水場に行こうとして岩場の後ろを見るとキジーがいなくなっている。一昨日も今日も、ゲンキはキジーが座っていたところを盛んに嗅いでいる。体調が悪いに違いないキジーは何か特別な匂いがするのだろうか?一切近寄らせないので全く分からない。少し離れたところから観察する限りでは口内炎らしきことを除けばどこも悪そうではないのだが・・・

結局、キジーは私たちに顔を見せに来ただけだった。明日は来てくれるだろうか?ノワールや新黒、チャトなどと同じような状況で何もできないのがもどかしく悲しい。

トレイを洗って餌場に戻るとワカメが待っていた。抱き上げて膝に乗せると身を震わせて喜んでいる。ワカメを撫でながらいなくなった山手猫たちのことを考える。返す返すも残念なのがハイシローのことだ。口がおかしくなり舌が切れていることまで分かったのに、メキメキ快復していたので虐待に遭ったとは思わずにいた。

然し、あの時、虐待を疑ってもハイシローを家猫にすることはできなかった。甘えん坊ではあったが、いわゆるゴロニャン猫ではなかったので、里親を探すのも難しい。分かっていてもむざむざとハイシローを失うことになっただろう。口惜しく悲しい。

さて帰ろう。ワカメを下ろすと怒っている。

1号棟ミニプレイロットへ行くとトレイは殆ど空っぽになっていた。今日は缶詰を多めに入れた。もしかしたらキジーが来て花子の食べ残しを食べたかな?少しでも口に入れてくれていたら嬉しいのだが。

5号棟のプレイロットにはマロが待っていた。缶詰1缶を与える。


2007年10月17日(水) 7匹全員に給餌。

午後8時前、給餌に出る。プレイロットでマロに給餌してから7号棟へ回り所用を済ませる。そこから1号棟への一本道を行くと、突き当たりが1号棟ミニプレイロットだ。花子が飛び出してきて路肩でひっくり返ってゴロゴロしている。トレイを与え水を替える。

山手に行くと階段で4匹が揃う。コロンの後ろ足がびっこを引いているように見える。捕まえてチェックするにしても怪我をしていたら、キャリーもないし、保護できない。そこで咄嗟にJ先生の携帯に電話してしまった。通話できない状態である旨のメッセージが流れ、繋がらなかった。

繋がらなくて正解だった。じっと観察しているとコロンは何事もなかったようにスタスタと階段を上がってくる。もー、心配させて!

庭園餌場に行きいつものように給餌する。ゲンキが盛んに振り向くのでキジーがいるのかと思ったが出て来ない。缶詰も与え、みんなの食事が終りかけた頃、ふと見るとキジーがみんなから少し離れて座っている。一昨日もそこにじっとしていた。その時も写真を撮ったが今日も撮っておく。

飛び石餌場にキジー用の缶詰を置いたが、キジーは近付こうともしない。

しばらくしてまた庭園餌場に出てきて、みんなのトレイから食べたそうにする。トレイのひとつをキジーの前に押しやると残っているのはカリカリばかりなのに懸命に食べ始めた。おかしいなあ。もう一皿からも食べ始めたので、飛び石餌場のキジー用の缶詰を取ってこようと立ち上がると、キジーは逃げてしまった。

そうして、キジーの残した缶詰はゲンキとコロンのお腹に収まった。キジーはしばらくじっとしていたがそのまま去って行った。1号棟ミニプレイロットへ行ったかな?

トレイを洗って餌場に戻ってくるとワカメが待っていた。抱き上げて膝の上に乗せて可愛がる。しばらくしてから降ろすと不平不満の声を上げる。ピーチと同じだ。ワカメは14歳超にして初めて家猫気分を味わっているのだろう。

ポオは昨日も今日もさっさとハウス4号に入ってしまう。1号には入らなくなったが、明るい時に一度掃除しなくちゃなあ。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。花子はいなかった。

5号棟プレイロットの前を通りかかるとマロがまだいるのが見えた。花子のトレイにほんのちょっぴり残ったカリカリを与えることにした。

マロは???といった表情でノビをしながらもやって来た。


2007年10月16日(火) 6匹に給餌。キジー欠席。

8時10分ごろ家を出る。夕方急に降り出した雨はもう止んでいるような・・・プレイロットでマロに給餌。マロの「ダルマさんが転んだ」式の近寄り方には毎夜のことながら笑ってしまう。顔を上げるとマロはいつも片脚を踏み出した格好で固まるのだ。

1号棟ミニプレイロットへ近付くと花子が跳び出して来る。背中を一撫でしてトレイを与える。

山手ではワカメ、ゲンキ、ポオの3匹が階段でお出迎え。コロンは?庭園餌場は濡れていなかったのでここで給餌。キジーはいない。

3匹にカリカリを与え、水容器を洗い、缶詰を与えていると本館側の坂道からコロンがやって来た。トレイに缶詰とカリカリを盛って与える。4匹で2缶なのだが、なんだか足りなさそうなのでもう1缶開け、キジーのために半分は残しておく。

雨だし、キジーはやってこなかった。そこで残しておいた缶詰も放出する。

トレイを洗い、餌場に戻ってきてからワカメを膝の上に乗せて可愛がる。コロンもやって来て甘えるが、まだ膝乗り猫にはならないと思う。

半袖で出て来たのでじっと座っていると寒くなってきた。心地良さそうにしているワカメを下ろすと怒って、近くにいたゲンキを襲っている。14歳超なのに何という威勢の良さ!

1号棟ミニプレイロットへ行くと花子が食べていた。トレイにはカリカリが少し残っている。縁石の上にカリカリを置き花子に食べさせる。花子が食べるのを止めて従いてこないようにそそくさとその場を離れる。


2007年10月15日(月) 7匹全員出席。

出るのが遅くなった。8時40分だ。慌てて出て花子のトレイを用意するのを忘れていたことにプレイロットで気付いた。マロがスタンバイしているので、まずマロに給餌しておいて家に帰る。増々遅くなる。

1号棟ミニプレイロット付近に人通りがあったので花子は跳び出しては来なかったが、プレイロットに上がるといつの間にか傍にいる。トレイを与えておいて水を取り替える。

山手に近付くと石垣のてっぺんにワカメとコロンがいるのが見えた。向こうも私に気付いて山から降りてくる。道路ップチで4匹が揃う。今夜は私が来るのが遅いので待ちわびていたようだ。

庭園餌場に行きカリカリを与えていると、キジーが「猫庭園」からやって来た。缶詰を与えても食べない。仕方がないので別のミニ缶を与えてみるがそれも食べない。身体は決して痩せていない。晩年の新黒を思い出してちょっと心配になる。写真をいっぱい撮った。

キジーは全く食べずにこちらの餌場に来て座っている。ポオが「君、どうしたの?」という風にキジーの顔を覗きこんでいる。可愛いのでまた写真を撮る。目の前で何度もストロボが光るのにもキジーは平気。

飛び石餌場にたっぷりの缶詰にゲンキが気付いた。ガツガツ食べている。トレイを洗いに給水場に行っている間にキジーはいなくなっていた。

今日は遅いのでワカメを抱っこせずに帰る。

1号棟ミニプレイロットへ行くとキジーがいた。変な猫!山手ではちっとも食べないで。大して逃げないのでまた写真を撮る。少し残ったカリカリを縁石の上に置いておく。キジーが来ているので勿論花子はいない。


2007年10月14日(日) 6匹に給餌。キジー欠席。

午後8時少し前に家を出る。また夕方雨が降り道路はじっとりと濡れている。止んでいるが念のため傘を持って出る。プレイロットでマロに給餌。

1号棟ミニプレイロットへ行くと、脇の通路の奥に少年が立って携帯で電話している。構わず1号棟ミニプレイロットに上がると花子がどこからか駆け込んで来た。少年がいるので隠れていたのだろう。

少年がこちらに来ると悪気はなくても花子が驚いて逃げてしまい、食べられないと可哀相なので、花子が食べ終わるまで付き合う。水も取り替える。

少年は何度か電話しながらこちらの方に来かけたが、私がいるので結局どこかへ行ったらしい。1号棟ミニプレイロットから出るともういなかった。

山手に行くとすぐに4匹が揃う。今夜はキジーがいない。庭園餌場は濡れているので雨天餌場へ行く。本館前に大型観光バスが停まっている。合宿でもあったらしい。轟音を響かせてバスが坂道を降りて行った。猫たちはちょっとビビったが、逃げてしまうようなことはない。

ハクビシンが目の前の道路を横切って本館前庭園に入った。この前見た時には2匹いたのに今日は1匹だ。

しばらく経って本館の方から気勢を上げる声が聞こえてきた。運動部の合宿だな。保護者の迎えなのか白い車が坂道を上がってきた。ライトをまともに浴びせられて眩しい顔をしたらスモールにし、遂にはライトを消してしまった。猫たちのことが分かったらしい。野球部らしい生徒を乗せて去って行った。

それから三々五々、数人の生徒達が坂道を降りていく。殆どが我々に気付かないが、最後に通りかかった2人連れが猫に気付いて「ネコロジー!」と声を上げ、私を見て頭を下げる。なかなか躾がよろしい。「こんばんは!」と返礼しておく。

猫たちはよく食べてみんなお腹が丸々している。餌場を片付け、庭園餌場に行く。トレイを洗い、水容器も洗って水を替える。給水場でペットボトルに水を替え、タヌキの餌場にドッグフードを置く。いつもきれいになくなっている。ポオが来て食べようとしている。銀の皿は猫たち、食べなかった。

1号棟ミニプレイロットへ行こうとすると花子が一緒に道路を渡る。アララ、さっきの少年がまたやって来て、私を見て踵を返す。さっきトレイに足しておいたカリカリは食べていない。トレイを持ち去ろうとすると花子が不満顔をする。カリカリを縁石の上に置くとパリポリと食べ始めた。少年が来るといけないのでまた花子が食べ終わるまで待つ。

一緒に小学校沿いを歩くが、正門前あたりで花子の足が止まる。そこで鳴いていたが小学校の中に入った。夜明けまで小学校の中で過ごしているのかもしれない。4,5,6、7号棟にはオス猫たちがいるからもう来たくないのだろう。かわいそうに。


2007年10月13日(土) 6匹に給餌。コロン欠席。

午後8時に家を出る。プレイロットでマロに給餌。

1号棟ミニプレイロットへ近付くと昨日と同じように花子が跳び出してきてミニプレイロットで給餌。

山手に行くとワカメ、ゲンキ、ポオの3匹しかいない。コロンはよく土曜日に現れないことが多い。どこかで週末のみ給餌されているのかも。

庭園餌場ではキジーが待っていた。が、待たせて山手猫たちに先にカリカリを与える。その間、盛んにキジーに声掛けをしておく。

柔らかめの缶詰をたっぷり与える。キジーは食べ終わるとこちらにやって来てガツガツとトレイから食べてゆっくりと去って行った。

ポオとゲンキがいつまでも食べているので、ワカメを膝の上に乗せて可愛がる。抱き上げるとフギャギャギャ!と大袈裟に騒ぐが膝の上に着地すると同時にゴロゴロと咽喉を鳴らす。

みんなが食べ終わったのでトレイを洗い、帰ることにする。

ポオは「猫庭園池」の橋まで従いてきて、そこで転がって見送ってくれる。ゲンキもそこまで。

1号棟ミニプレイロットにキジーが食べに行ったかと思ったが、トレイには缶詰がたくさん残っている。今日は来なかったようだ。鳴き声が聞こえたような気がしたが花子もいない。


2007年10月12日(金) 7匹全員に給餌。

午後8時に家を出て驚いた。結構雨が降ったようだ。昨日と同じくビニール傘持参で給餌に。

プレイロットでマロに給餌。

1号棟ミニプレイロットでは花子が迎えに走り出てくる。トレイを置き、水を入れ替える。

山手に行くと雨が降ったせいで1匹も見当たらない、と思ったらゲンキとコロンが脇の植え込みから転がるようにして出て来た。ポオも。ワカメは一歩遅れて庭園から走ってきた。

庭園餌場の敷石は乾いていたのでそこで給餌することに。いつも通りカリカリを与えておいて水容器の用意をする。

餌場の段に座り、缶詰を出そうとしているとキジーがやって来た。丁度よかった。k/dの缶詰はもうなくなったので、とろみのついたタレがいっぱいの缶詰を与える。魚肉は軽くほぐしただけで大きいが大丈夫だと思ったのだが・・・汁だけすすって大きな魚肉はそのまま残している。やっぱり食べにくかったか。
同じ缶詰を山手猫たちに与えたが、歯の無いポオもしっかり食べている。

キジーは傍の植え込みに座ってじっとしている。カリカリを足してみたが食べない。そこで大きな魚肉を手で細かくほぐしているとゲンキがやってきて横取りだ。

ゲンキが食べ飽きて行ってしまった後、キジーが少し食べていたがパサパサモソモソするのか、植え込みに戻ってしばらく座っていたがそのうちに行ってしまった。

ワカメが待っているので膝の上に乗せるとたちまちゴロゴロと咽喉を鳴らす。そのくせ抱き上げる時には毎回いちいちギャオーッ!と大袈裟な悲鳴を上げる。

しばらく抱いてから降ろすとまたギャオーッ!!!また明日だからね。

ポオはさっさとハウス1号に入ってウトウトしている。

タヌキ用のドッグフードは毎日置いているがさっぱりタヌキにもアライグマにも遭遇しなくなった。

1号棟ミニプレイロットへ行くとキジトラ猫の後姿が見える。キジーだな。花子が少し缶詰を残していたのかもしれないが、それにしてもほんの少ししかなかったからキジーのお腹は満たせない。

明日からはミニ缶を余分に持参しよう。かくして荷物はどんどん増える。

小学校沿いに歩いているとまたしても花子の大声が聞こえてきた。立ち止ると花子がやって来た。カリカリを少し置いてみたが見向きもしない。花子は撫でられるのを好まないので可愛がることもできない。それでも隙をみてチョコチョコと身体を撫でたりはしているのだが。


2007年10月11日(木) 6匹に給餌。キジー欠席。

8時に家を出る。アララ、ほんの少しパラパラと来た。ビニール傘を持って行く。

プレイロットの外灯がすっかり明るくなったせいで、マロはいつもの場所が明るすぎていづらくなったのか、今夜も餌場の植え込みの中にいる。

1号棟ミニプレイロットへ近付くと花子が跳び出してきた。今日は水を持ってきたのでトレイの横に置く。飲むかどうかは分からないがカリカリが好きなので水を飲んだ方がいい。

山手に近づくとワカメとコロンが石垣のてっぺんで鳴いている。斜めに渡って行くと猫たちに囲まれる。道路の反対側で喋っていた女性2人がビックリして見ている。囲まれるといっても今やたった4匹なのだが、ニャーニャー鳴きながら私の後を追って行く猫たちの姿は目立つ。

庭園餌場に行き、いつも通りカリカリから与える。キジーは今夜もいない。後から来るかなあ?水容器3個を洗い、新しい水を入れる。それから缶詰だ。猫たちはよく食べる。

みんなが食べ終わったころ雨がパラパラときた。すぐに止むはずだ。ポオはいち早くハウス1号に入った。荷物に傘を差しかけておいて給水場へ行き、トレイを洗い、ペットボトルに水を詰める。

餌場に戻るとワカメが待っていた。今夜は抱っこはなし。霧雨模様だし。ワカメは不満そうに、立ち去る私を見送っている。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。花子はいないと思ったが、小学校沿いに歩いていると現れた。トレイのカリカリが残っていたのでフェンス脇に置くと食べ始めたのでそのまま帰る。


2007年10月10日(水) 6匹に給餌。キジー欠席。

秋の日はつるべ落としというが本当に日の暮れるのが早くなった。5時半にはもう真っ暗だった。午後6時過ぎにプレイロットを通った。見るとマロがもういつもの場所で待っている。マロを見ながら行きかけるとオヤ?という顔をして少し追ってきた。

結局、給餌に出たのは7時50分。プレイロットの外灯を替えたのかやけに明るい。マロが見えないと思ったが餌場の植え込みにいた。いつもの場所だと私が来るのが見えないが、ここだと私がやって来るのが分かる。

1号棟ミニプレイロットでは花子がすぐに出迎えてくれる。

山手では山の石垣のてっぺんにコロンとワカメがいて鳴いている。下にはゲンキ。ポオは階段で待っていた。

庭園餌場にキジーはいなかった。給餌し終わっても来ない。どうしたのかなあ?昨日は缶詰とカリカリを食べておとなしく姿を消した。

コロンもワカメも食べ終わるとどこかへ行ってしまった。トイレだろう。

戻って来たワカメを膝に乗せてしばらく可愛がる。膝に乗せたまま動くと嫌がって降りてしまう。帰ろうとするとコロンも戻って来た。

猫たちが私の回りに集まってゆっくり寛ぐ姿を見るとホッとする。いきなり行方不明になどならないでほしい。

ポオはいち早くハウス1号に入っている。2号にはワカメが入っているようだから一度昼間に来て掃除しなくちゃ。ビニールカーテンも半分外れてるし。

1号棟ミニプレイロットへ行こうとしていると1号棟前駐車場から花子が追ってきた。一緒に1号棟ミニプレイロットへ行くとトレイの缶詰は大分残っている。花子はカリカリの方が好きなようだ。足すと食べ始めたので終るまで待つ。水を持ってきてあげた方がいいかな。

食べ終わったのでトレイを引き上げて帰る。付いて来るのかと思ったが来ない。と思っていたら、道路を斜めに渡って追ってきた。小学校沿いにしばらく一緒に歩いて来たが、途中でもう追ってこなくなった。結局あのあたりを根城にしたようだ。


2007年10月09日(火) 7匹全員に給餌。

いつもと同じように全員に給餌する。


2007年10月08日(月) 7匹全員に給餌。

午後7時40分ごろ家を出る。雨は完全に上がっている。プレイロットに行くとマロがいた。餌場にしゃがんで缶を開けているといつものように近くまでにじり寄ってきた。微笑みかけ名前を呼んでいるといつもより近くまで来た。マロはとってもきれいだからきっと飼い猫だったに違いない。

1号棟ミニプレイロットへ行くと近くの植え込みで待機していた花子が鳴きながら出て来た。背中を撫でてトレイを与える。

山手に行くとこの時間に、昨日も今日も既に正門は閉じられている。4匹はすぐに集まる。庭園餌場に行くとしばらくしてキジーもやって来た。

昨日と同じくキジーを待たせて缶詰を与える。缶詰には消炎剤を振り掛けるので口の痛みが減り、その後だとカリカリも無理なく食べられる。

今日は、あまり抱いて欲しそうにしなかったのでワカメを抱き上げずに帰る。ポオが階段下まで従いてきた。

1号棟ミニプレイロットへ行こうとしていると、向い側の駐車場から鳴き声がして花子が出て来た。車が来ているのに道路を斜め横断しようとするので一緒に渡る。

カリカリが残っていたので、縁石の上に乗せ、もっと足すと食べ始めた。
気付くと植え込みの向こうに猫の頭のシルエットが!きっとキジーだ。花子はキジーが来たのに気付いて1号棟ミニプレイロットから出て隣の植え込み内でコロコロしている。

一応ライトで照らしてみるとやっぱりキジーだった。ちょくちょくここへ来て花子の残り餌を食べているらしい。たくましいなあ。

花子は一緒に道路を渡り小学校のフェンスまで従いてきた。


2007年10月07日(日) 7匹全員に給餌。

午後8時に家を出る。狭いプレイロットを探し回ったがマロの姿はない。

後回しにして1号棟ミニプレイロットへ。花子はすぐに飛び出してきた。

山手でも昨日と全く同じ。道路っぷちにすぐに4匹が集まる。庭園餌場で用意をしているとキジーもやって来た。

餌場の石の上が何だか濡れている。ライトで照らしてみるとどうやら誰かが銀杏の実を踏み潰したらしい。通路の端っこに潰れた実が数個置いてある。臭い匂いが漂っている。

4匹にカリカリを与え、キジーは待たせておく。水容器を洗って水を替える。それから缶詰を与え、キジーにはk/d缶に消炎剤を混ぜたものを与える。缶詰を食べ終えたキジーにはカリカリも与えるが口内炎は進行しているようだ。かわいそうに。

トレイを洗ってからワカメを膝の上に乗せて可愛がる。ワカメはこのまま何時間も寝てしまいそうだが10分くらいで降ろす。ワカメはとても不満そうだが、諦めて「猫庭園」に入り、身づくろいをした後、ハウス2号に入った。入り口のビニールが半分はがれているので中のワカメが見える。

明日から雨だというが中に降り込まないといいのだが。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げる。カリカリ数粒を残してきれいに食べてあるが、もしかしたらキジーが来たのかも。

5号棟のプレイロットを覗くとマロがいる。遅いじゃない。缶詰を与える。


2007年10月06日(土) 7匹全員に給餌。

今日はグズグズしていて出るのが8時20分ごろになってしまった。肌寒いかと長袖を羽織って出たが、風もなくなり上着はいらなかった。

プレイロットのいつもの場所にマロが見えない。歩き回って探していると出て来た。私が遅いので餌場の植え込みの中で待っていたらしい。そこは暗いのでマロがいても全く分からない。

1号棟ミニプレイロットへ行くと花子も待ちわびていた。トレイを置き、花子が食べ始めるのを見届けてから山手へ急ぐ。

久々にワカメが山の石垣のてっぺんから鳴いて私を呼ぶ。道路を渡ると、ワカメ、コロン、ポオの3匹が縁石の上でひしめき合っている。そこへカップルが通りかかり目を丸くしている。後ろにゲンキもやって来て増々驚いている。

猫たちが私を追ってきているということが分かったと思うが、先を急ぐ。庭園餌場ではキジーが待っていた。雨が降ると来ないのか?

キジーにはまず缶詰を与えてからカリカリを与える。そこそこ食べて静かにいなくなった。

ワカメはすごく甘えてスリスリゴロゴロ。給餌の〆に膝に乗せて可愛がる。

このところハウス1号にはポオが入っているので、もしかしたらワカメは2号に入っているのでは?と思ったらやっぱり。今日、「猫庭園」の中にひとつだけ取り残された大きな2号にワカメが飛び込んだ。

昨冬まではポオが入っていたが、手入れもしていないせいかいつの間にか透明ビニールの入り口カバーが半分めくれて中が丸見えになっている。昨日、それに気付いてそのうちチェックしようと思っていた矢先だ。

見に行こうと懐中電灯を手に庭園内に入ると早速、蜘蛛の巣に顔を突っ込んでしまった。慌ててライトで照らすと丈夫そうな大きな蜘蛛の巣だ。私の顔や頭に張り付くこともなく破れもしない。その下をくぐってハウス2号に近寄る。

昨冬からそのままになっている猫ベッドの上にワカメが乗っかっている。ワカメがこうして入るということは、泥や埃汚れだけで、犬糞などのいかがわしい汚れはないようだ。

1号棟ミニプレイロットへ行くと花子の姿はもうなかった。


2007年10月05日(金) 6匹に給餌。キジー欠席。

7時45分ごろ家を出ると外には雨が降った形跡が!殆ど止んではいるが地面はじっとりと濡れている。

プレイロットへ行ってみるとマロはいつもの場所で待っていた。給餌する。
1号棟ミニプレイロットに行くと花子が跳び出してきた。

山手の階段にはゲンキとポオが待っていた。ワカメとコロンもすぐに脇の植え込みから出て来た。

庭園内を通って雨天餌場へ。キジーはいない。

静かに給餌する。ボイラー室前というか、階段が終るあたりに黒いものが見える。ゴキブリかも?と近寄ってみるとやっぱりそうだった。長靴を履いているので追いかけて踏み潰す。新聞紙を丸めたもので叩くより確実だ。外の水溜りで長靴の裏を洗う。

ボイラー室が暖かいのか、雨天餌場にはよくゴキブリが出てくる。庭園餌場では見たことがないのが幸いだ。

コロンは食べ終わるとさっさと出て行って戻ってこない。ポオも出て行った。残り餌をひとまとめにしておき、庭園餌場へ行く。水容器が汚れていたので洗って水を替える。ワカメ、ゲンキ、ポオがやって来た。

ワカメを抱き上げようかと迷っているうちにワカメは「猫庭園」内に入って見えなくなってしまった。ポオは従いてきて、「猫庭園池」のところでひっくり返っている。一緒に階段を降りてきたが、従いてくるのはそこまで。

1号棟ミニプレイロットへトレイを引き上げに行くと花子が走ってきた。縁石の上にカリカリを置いてあげるとパリポリと食べた。行こうとすると従いてくるので車が切れるのを待って道路を渡る。

小学校の体育館では、金曜日なので子供たちが大きな声を出して剣道の練習に励んでいる。ドスドスと大きな音も立てているので花子はもう従いてこなかった。


2007年10月04日(木) 7匹全員に給餌。

書きそびれてしまったが、昨日と全く同じ。

5号棟プレイロットでマロに給餌。1号棟ミニプレイロットで花子に給餌。庭園餌場でワカメ、コロン、ゲンキ、ポオ、キジーの5匹に給餌。


2007年10月03日(水) 7匹全員に給餌。元山手猫のスミオ逝く。

午後J先生からメールが入り、かねてより闘病中だった愛猫スミオくんが昨夕静かに息を引き取ったと知る。スミオくんはもとよりJ先生を始めご家族の方々もそれはそれは愛情深くよく頑張られた。スミオの兄、ポパイも長い闘病の末、今年1月に逝ったが、今頃は天国で兄弟、再会を喜び合っていることだろう。


今夜は7時25分に家を出る。プレイロットでマロに給餌する。いつもより警戒心が少しばかり薄らいでいるようにみえる。

1号棟ミニプレイロットで花子に給餌。一旦ベンチの上にトレイを置いたが、外から見えるので、やっぱり下に置く。

山手に行くとワカメが山の中から降りてきて、コロンとゲンキも出て来た。庭園内に入ると、ポオはハウス1号に入っていた。キジーも後から出て来た。

最初にカリカリを与えるとキジーはしばらく食べてからやっぱり苦しんでいる。キジーには最初にカリカリを与えない方がいいように思うが他の猫たちがカリカリを食べているのにキジーだけを待たせるのはかわいそうな気がして平等にカリカリも与えてしまう。

消炎剤を振りかけた缶詰肉をたっぷり飛び石餌場に置くが、口が痛いのかすっ飛んでこない。でもすぐに食べに行ったのでホッとした。全部食べてからじっとしていたが、しばらくして去って行った。

ワカメはスリスリして抱いてもらいたそうにしている。抱き上げるとギャーッと叫ぶのだが、膝に置くとそのままじっとして心地良さそうにする。

山手を去り際、スミオがここにいた時のことをリアルに思い出しながら寂寥感に捉われる。スミオは立ち居振る舞いがとても上品だった。

1号棟ミニプレイロットでトレイを引き上げていると花子がやって来た。カリカリを与えると食べ始めたので、道路を渡り帰ろうとしていると花子が私を追って1号棟ミニプレイロットから出て来た。すると車がやって来た。花子は一旦歩を止めたのだが、走ってくる車の前を斜め横断してくる。

丁度横断歩道になっており、私が立っていたので車は徐行したので助かったが、本当にハラハラさせられる。

そんな危険なことをして追ってきた花子だが、小学校の崖っぷちでゴロゴロして遊んでいるので待たずに帰ってきた。

一旦帰宅してから、J先生宅を弔問に訪れる。しばしスミオの思い出話をする。スミオの母も兄弟たちもみんないなくなってしまった。山手猫の歴史の大きな1ページが閉じられた感がある。


2007年10月02日(火) 7匹全員に給餌。

午後8時になり、給餌に出ようとしていると外へ出ていた家人が私を呼ぶ。黒い猫が来ているという。エーッ!またあ・・・外へ出てみると前の4号棟芝生側の石垣の上に確かに黒い猫が見える。そこへ車が入ってきて、黒猫の下に駐車。ドヤドヤと何人もが降りて来たが、黒猫は特に逃げる風でもない。一応フェンスをよじ登って内側に入った。近寄っても黒猫なのでよく見えない。

懐中電灯を持ってきて照らしてみる。大人の猫だがそれほど大きくない。首輪はしていないが、毛艶はよくきれいな猫だ。飼い猫が散歩しているのか?それならいいが、捨て猫だとしたら厄介だなあ。長逗留をするようならいずれM上さんの目に留ってしっかり給餌されるだろうがメスでないことを祈る。

一旦家の中に入り、用意をして給餌に出る。黒猫はもういなかった。プレイロットへ行ってもマロの姿がない。探しているとマロが追ってきた。いつもの場所ではないところで待っていたようだ。

缶詰を開け始めると、目の前の植え込みにいる。久々に写真を撮ることにする。ストロボの光が嫌だったのか、いつものようににじり寄ってきて催促する。それでも写真を撮り続ける。薮蚊に食われた。痒〜〜い!マロちゃん、さんざん待たせてゴメン。

1号棟ミニプレイロットへ行くと花子が走り出て来た。ベンチの上にトレイを置く。

山手に行くとコロンとポオが正門前にいた。ワカメとゲンキは庭園から走ってきた。庭園餌場に行くと、何と!キジーが来ている!特に弱った風もなくいつも通りだ。この5日間、どこでどうしていたのだろう?ともかく良かった!

いつも通り、まずカリカリを与えておいて水容器を洗い、水を入れる。キジーはおとなしく食べていたと思ったが、こちらへ出てきて口をカキカキして苦しんでいる。

山手猫たちに缶詰を与えておいてキジーにはk/d缶を開ける。消炎剤をたっぷり入れて与える。すると忽ち痛みが取れたのか、完食し、こちらにやって来た。缶詰がたっぷり残っているトレイを押してやるとムシャムシャ。

食べ終わると脇に座って寛ぐ。たった5匹だが全員私の回りに集まる。写真をたくさん撮った。キジーはしばらくそうしていたがそのうちにゆっくりと去って行った。

トレイを洗って戻ってくるとワカメだけが待っていた。給餌の〆にワカメを膝に乗せて可愛がることにしている。ゲンキとポオが戻って来た。ポオは「猫庭園」の木の根元で爪とぎをし、ハウス1号に入った。

さて、ワカメを膝から下ろして帰ろう。ワカメはかなり不満そうだ。

1号棟ミニプレイロットへ行くとベンチの上のトレイが道路から見える。さっと動いた猫はてっきり花子だと思っていたのに、トレイが舐めたようにきれいになっている。花子はこんな風にきれいに食べない。植え込みの中に入った猫をよくよく見るとキジーだった!5日ぶりだとずい分食欲旺盛だこと!


2007年10月01日(月) 5匹に給餌。キジー、マロ欠席。

今日も雨だ。ウンザリする。只でさえ秋口には夏の疲れで体調を崩しがちなのに、急に15度近くも気温が下がり、おまけにシトシトと何日も雨が降り続いては人も猫も調子が悪い。

8時過ぎに家を出る。プレイロットには勿論マロの姿はない。朝、なんとかM上さんからもらっているだろう。

1号棟ミニプレイロットへ行くと植え込みから花子が飛び出してきた。今日はポリゴミ袋持参なので、ベンチの上に広げる。雨で濡れているのでピッタリ張り付いて少々の風では飛んでいかない。その下にトレイを置く。

山手に行くと階段の山側にポオだけが待っていた。小雨なので山側は大木の下が濡れない。ポオと一緒に庭園内に入る。ゲンキがどこからか出てきて従いてくる。ワカメは雨天餌場で待っているのが見える。コロンは車の下にでもいたのだろう。そこで待っていればいいものをワカメとコロンが私に向って突進してくる。

新聞紙を広げカリカリを盛ると、コロンが今日もイライラしていてゲンキを盛んに攻撃する。ゲンキが食べられないのでコロンを押さえワカメの隣に持って行く。今度は母親のワカメを攻撃している。まるでひところのかりんのようだ。頭を並べて一緒に食事をさせず、離れたところで1匹づつ与えるといいようなものだが、そうすると他の猫がよりいいものをもらっているのでは?と覗きにきて喧嘩になったりするだろう。たった4匹になってしまったというのにいつまで経っても食事時は平和にならない。困ったものだ。

コロンは満腹になるとさっさと出て行った。ポオも一旦外へ出て大分経ってから戻って来たが、雨天餌場に上がらず前のトラックの下でじっとしている。

毎夜のことだが、ケーンとかワーンというような声が近くなったり遠くなったりして聞こえてくる。タヌキファミリーが鳴き交わしているのだろうと思っているのだがハクビシンやアライグマのファミリーかもしれない。

キジーは今日も現れない。大分前から口内炎を患っていることは分かっていたが消炎剤のお陰で十分に食べることができていた。山手で食べた後、1号棟ミニプレイロットへ行って花子の食べ残しを食べていたのはつい最近のことだ。5日前までちゃんと食べることができていたのに、突然現れなくなるとは。

ノワールや新黒、チャトなどは食べられなくなってからもしばらくは餌場にやって来ていた。

ゴロニャンでない根っからの外猫を弱ったからといって無理やり捕まえて「恐怖の延命処置」を施すのは返って可哀相だ。その猫が助けを求めてきているかどうかは分かる。

ワカメを膝に乗せてしばし平和な時を過ごす。ワカメは一向に下りたがらずウトウトし始めた。いつまでもダラダラ食べていたゲンキがやっと餌から離れたのでワカメを下ろす。

雨は殆ど止んでいる。1号棟ミニプレイロットでポリ袋とトレイを引き上げる。トレイの中にはなめくじが入っていた。花子はいなかった。


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